苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: L:講義・研修・セミナー編

L-177202203月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35030561.html

 09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 10;自由なマインドで「物事を高所から俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

 

 

 

 ここまで「『ゴール(w2)』と『現状の自我(BS=p=w1)』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる」ということについて確認しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 最後の2回は実践編。ゴールの世界を統合していくためのワークを紹介します。

 

前回(L-176/09)は「過去の評価関数を変える方法」としてのラベリングでした。このラベリングは、時間の流れを「未来から現在、過去へ」と変える効果もあります。

コーチング実践者にとっては、未来が「因」で、過去が「果」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

ラベリングによって、過去の記憶に紐付く「B」や「D」を取り除くことができれば、苦手意識とか不得意だとか決めつけて逃げることはなくなります。

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

つまり、ラベリングによって評価関数を変えていくことで、ますます自由度の高い人間になれるということ。そう、ラベリングにより到達する境地(意識状態)とは自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

自由とは、無意識がゴールに関係するかどうかを勝手に判断してくれる状態のこと

自由とは、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれるようになること

 

 そんな自由を、私たちはモニタリング&ラベリングで手に入れることができます。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 

 最後に御紹介するのは、手に入れた自由なマインドで「物事を高所から俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク。具体的には「様々なジャンルの音楽の中からランダムに20曲くらい選んで聴く」というものです。

 

 著書「夢が勝手にかなう脳」(講談社)の中で、苫米地博士は「私はだいたい月に2000曲くらい、『iTune』のミュージックストアで買い物をしています」「とにかくありったけ買う、というスタイルです」と書かれています(p135)。

 

 

夢が勝手にかなう脳

Kindle版はこちら↓

夢が勝手にかなう脳 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 月2000曲購入はハードルが高いと思いますが、皆さんのデジタルデバイスにはけっこうな数の曲がすでにストックされているはず。

 その楽曲の中から直感で20曲くらいを選んでプレイリストを作り、実際に聴いてください。それがワークです。

 

 ワークを行っているときの理想的な感覚を言語化すると

 

 音楽を大きなフレームで見てゲシュタルトをバーンと広げ、より高い視点から音楽全体を見下ろし、自動的に自分が聴くべき曲を選び出す

 

 抽象度が高いゴールにリアリティを持てる人は、「ランダムに散らばっているカオスの世界を瞬時にしてパターン認識し、最短・最速で思い通りに結果を出す能力」が備わっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それがゲシュタルト能力!

 その本質は「〇〇」を感じ取る力です。

 (「〇〇」とは何でしょう? 詳しく知りたい方はこちら↓)

 Q-268:薬をやめることができますか? <前編:induction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29185121.html

 

 「〇〇」が“正しく”感じ取れるようになると、仕事や人間関係など、すべてがうまくいくようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

より高い視点で多くの情報を一瞥し、そこから不要な情報(Nil)を捨てて、必要な情報(T)だけをピックアップできるようになるから。それは能動的なRAS&スコトーマのコントロールといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような能力を磨くためのワークが、「20曲くらいを選んでプレイリストを作り、実際に聴く」。その感覚を身につけたら、今度は苫米地式にふさわしいワークに取り組みましょう。

 

 そのワークとは、「あるテーマを決めて、苫米地博士の著書から数冊を選び、そのテーマを博士の言葉(著書からの引用文)を使って説明する」。

 

 以下、「夢が勝手にかなう脳」(p137)より引用します。

 

 

 先ほど「ゲシュタルト」という言葉を使いましたが、これはカオスからパターンをつくることを意味します。何も特別な能力ではありません。皆さんも日常的に経験しているはずです。

 たとえば新入社員のころは、目の前の仕事しか見えません。その仕事にどういう意味があるのか、どんな役に立つのか、どうすれば早く処理できるのか、よくわからなかったでしょう。自分の周りに知識や情報はあるけれど、断片的に散在しているカオスの状態だからです。

 でも、経験を重ね、知識を習得するにつれて、カオスだった知識や情報に意味や関係性があるとわかるようになります。思考の抽象度が上がって、新しいゲシュタルトができたからです。

 一般的には「経験知」などと表現されますが、それは新しいゲシュタルトを積み上げていくことでもあります。

 ただし、抽象度の高いゴールにリアリティを持てる人は、会社とか業界とか、一つの系のなかでゲシュタルトを積み上げた結果、高い抽象思考ができるようになったわけではありません。そんなのは単純に「経験を積んだ」だけです。系の外はスコトーマのカオスのままです。

 そうではなくて、抽象度が高いゴールにリアリティを持てる人は、あらゆる系が渾然としているカオスの世界を、瞬時にパターン認識できるのです。

 ここまでゲシュタルト能力が高まっているからこそ、何事も高所から俯瞰して行動し、最短・最速で結果を出すことができるわけです。判断に困ることも、誤ることもなくなるのです。

 引用終わり

 

 

抽象度が高いゴールにリアリティを持てる人は、あらゆる系が渾然としているカオスの世界を、瞬時にパターン認識できる

 

 コーチングとは、「『ゴール(w2)』と『現状の自我(BS=p=w1)』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる」こと。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価がvol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 それは「抽象度を上げながら“自我”を巨大化し、自由自在になっていく」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 一言でいうと「観自在」。その実践法がコーチングです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 さらに今講義のメインテーマ「」と重ねていうと、自身の自由意思で見いだしたゴール側から「囚」を再構築すること。つまり、「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」がコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

因4(緑:情報空間・超言語)

 

 

 私たちはそれぞれの「空」なる世界に、それぞれが役割を持たせて「仮」なる世界をつくりあげています。

 

その時に「この人も役割を果たしている」「私も役割を果たしている」という視点ができると、ひとつ外側の視点になり、それぞれの役割の持たせ方が違うことが許容できようになります。「空」と「仮」という論理よりも1つ上の視点が生まれるから。

 

 それは「空=ゴール(w2)」と「仮=現状の自我(BS=p=w1)」の間に臨場感という橋を架け、新たなゲシュタルトができること。そのゲシュタルトが「中」。

その「中」、すなわち中観がコーチングの基盤です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS可能世界w)』」を明らかにすること。そして

→ スコトーマを外しながら、

→ 新たなゴールを設定し、

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS別の w1)』」を再構築する

=グレインサイズが大きくなる

=ゲシュタルトを統合

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる

  =世界(宇宙)がますます豊かになる

 

 

最後にもう一度伺います。

 

「囚」を見て、どのようなイメージが浮かびますか?

 

2021年11月シークレットレクチャー2

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

→ 人生がますます豊かになる

  =世界(宇宙)がますます豊かになる

 

 その理由は、「自分」と「世界(宇宙)」は表裏一体だから。

 S-04-24~6:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

 自分=世界(宇宙)は慈悲が満ちあふれているはずですが、苫米地博士はそんな慈悲さえも乗り越えろと仰います。「慈悲をコンフォートゾーンにしてはいけない」と。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 以下、「近未来のブッダ」(サンガ、p171)より引用します。コーチングを実践する自分=世界(宇宙)が向かう先を感じてください。Feel

 

 

慈悲を乗り越える

 もし、私が『百年後の日本人』に書いたように、いずれみんながつながって個がなくなる時代に来たら、他人の痛みは自分のものになります。じゃあ、そうなったら慈悲は不要になるかといったら、とんでもありません。というか、より飛躍のチャンスです。

 人類が一つになったら、違う星の生命体に対する人類の慈悲が発揮できるようになります。あるいは人類が一つの意識をほぼ共有しても、それぞれの個はあるから完全共有ではありません。そのとき、ますます慈悲が重要になります。たくさんの個が集まれば力を持ちますから、それが間違った方向に行けば、人類じゃなくてもイルカやクジラを殺しまくってしまうかもしれません。あるいは、隣の星に行くことができるようになっていれば、隣の星を滅ぼすかもしれません。その危険性は今の世の中と同じです。それをしない慈悲はつねに必要なのです。つながっていたら、なおさら必要になります。

 端的に言えば、他者がある限り慈悲が必要です。他者がない概念をいつか覚えないといけません。それはつまり、慈悲を乗り越えるということです。

 そう、実は、慈悲はいつか乗り越えるべきものなのです。抽象度が極限まで上がれば、すべてが自であり他になり、同情や憐れみなどを持ち得なくなるのですから。私たちは慈悲を乗り越えるものとして設定して、いつか乗り越えることができるということを確信し、そこに向かって実際に役立つ行動を起さなくてはなりません。

 行為はものすごくたくさんあります。相手の状況によって行為がぜんぶ違ってきますから、何が慈悲の行為かを先に定義することはできませんが、他者は自分の延長ですから、やりたいこと、やるべきことだと思えることはすぐに決まるでしょう。

 引用終わり

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-209:マトリックス/Matrix -04Resurrections;慈悲的人類の進化>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27122988.html

F-297~8:苫米地式次世代リーダーシップ <vol.4~5;苫米地式次世代リーダーが作る次の世界>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31764601.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31815930.html

L-142202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

Q-283:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

Q-374~:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429253.html

 

 

近未来のブッダ



L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35030561.html

 09;ラベリングにより到達する境地

 

 

 ここまで「『ゴール(w2)』と『現状の自我(BS=p=w1)』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる」ということを確認しました。

 

 最後の2回は実践編。ゴールの世界を統合していくためのワークを紹介します。今回は「ラベリング」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ワーク中に限らず、常に「逆腹式呼吸」を心がけてください。それが大原則です↓

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得たら、モニタリングを行います↓

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 モニタリングを行う時のポイントは、「すでにゴールを達成している」「今まさにゴールの世界(w2)にいる」という感覚。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 その感覚(より正確には意識状態)を維持しながら、さらにリラックスを深め、ラベリングを行います。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 「ラベリング」とは、認識したものすべてに「T(ティー)」「Nil(ニル)」「D(ディー)」のどれかを張りつけること

  T:ゴールに関係すること(ゴール達成の妨げになることも含む)

  Nil:ゴールと関係ないこと

  D:「T」でも「Nil」でもない感情(怒り、後悔、悲しみ、不安など)

 

 ラベル張りは時間をかけず、情報を認識した瞬間に行います。

 

まずは「D」を減らすように意識します。「D」は完全に自分のマインド次第です。

次に「Nil」が減るように自身の行動を見直します。基本的に「Nil」にはhave toが入り込んでいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

Nil」が続くときには、「なぜhave toなのか?」「want toは何か?」「そもそもゴールは何だったか?」と自問を重ねます。止観です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 じつは、人の前頭前野には複数の「フレーム」が同時に存在しています。階層性はあってもグチャグチャなカオス状態として。だから、矛盾や葛藤、混乱が生じるのです。

 L-09420217月シークレット… -06;ブリーフシステムと人格や未来との関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html

 

 よって、ラベリングは「フレーム=BS)」をゴール側から整えることだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 BS(ブリーフシステム)を整えながら、同時に抽象度を意識に上げていくことがポイント!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 通常はフレームやブリーフシステムの階層性は抽象度とは無関係です。それどころか、むしろ抽象度の低い煩悩レベルが上位にあって、優位になっている(=支配している)ことが多いもの。

 F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

そんな「フレーム=BS)」の階層性を、抽象度とマッチングさせていくことが「人間形成」だといえます↓

PM-05-13~5そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

 今回は、ラベリングのアドバンス版として、「過去の評価関数を変える方法」を紹介します。それは則ち「自我を解放する技術」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 具体的には通常のラベリングに「B」を加え、過去の出来事に対して「B」「D」「T」「Nil」の4種類のラベルを貼り付けていきます。

B:「煩悩」のB、「社会に洗脳されている(Brain Wash)」のB

D:「雑念(Delusion)」のD。「雑念」とは現在の情動で過去を評価すること

T:「True」。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係あればT

Nil:「値がない」という意味。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係なければNil

 

例えば「レストランで静かにしていたらほめられた」ことを思い出した場合、

-「今あるべき現在」=ゴールを達成している自分に関係あればT

-「親の煩悩だ」←B(過去の自分からみての評価)

-「親に埋め込まれていたなぁ」←D(今の自分の感想)

-「人前でしゃべることが苦手になった」←T(ゴール達成の阻害要因)

 

ラベリングを行うことは、「それまでの過去の評価関数を変える」という行為です。それは自我が変わるということ。これまでの「フレーム=BS)」を解体し、ゴール側から新たに再構築するということです。

L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 

 以下、苫米地博士の著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZOp141)より引用します。ラベリングにより到達する境地(意識状態)をイメージしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

ラベリングすることの意義とは

 このラベリングによって自我を変えると、自分を縛っているものから自由になることができます。営業の仕事をする上で、自分が苦手だとか、これは不得意だと思うことがあったら、それは過去にドリームキラーによって刷り込まれた可能性が高いわけです。それを取り除いてやれば、苦手意識とか不得意だと決め付けて逃げるといったこともなくなっていきます。

 こうして評価関数を変えていくことで、自由度の高い営業マンになれます。

 繰り返しますが、正しいラベルを貼ったかどうかは重要ではありません。あなたの無意識が、あなたがなろうとしている状態になるために関係があるかないかを勝手に判断してくれます。そして、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれます。

 実はこれも「Rのゆらぎ」です。過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです。

 よく「自分探しの旅に出ます」などと言って、インドとかチベットとか、あるいはどこでもいいのですが、とにかく一人旅に出掛けてしまう人がいますが、自分探しは旅に出なくてもこのように過去の記憶にラベルを貼るだけでできます。

 旅に出るにはお金もかかりますし、危険な目に遭うリスクもありますし、おかしなものに洗脳されて間違った自分を発見してしまうリスクもありますが、ラベリングならノーリスクで確実に自分発見に至ります。

 営業という仕事で悩んだり、迷ったりしている人はぜひ一度試してみてください。

 引用終わり

 

 

実はこれも「Rのゆらぎ」です。過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです

 

 皆さんにもきっと「苦手」や「不得意」があるはず。それらの多くは、過去に、ドリームキラーによって刷り込まれたものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

ラベリングによって、過去の記憶に紐付く「B」や「D」を取り除くことができれば、苦手意識とか不得意だとか決めつけて逃げることはなくなります。

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

つまり、ラベリングによって評価関数を変えていくことで、ますます自由度の高い人間になれるということ。そう、ラベリングにより到達する境地(意識状態)とは自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

自由とは、無意識がゴールに関係するかどうかを勝手に判断してくれる状態のこと

自由とは、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれるようになること

 

 そんな自由を、私たちはモニタリング&ラベリングで手に入れることができます。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

L-177につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

今回は、ラベリングのアドバンス版として、「過去の評価関数を変える方法」を紹介します。それは則ち「自我を解放する技術」!

 

今回御紹介したワークは、苫米地博士が著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZO)に書かれているもの。「苫米地ワークス式ドリームキラー撃退法」です。

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-356:自由訳「OODA」 <vol.2Orient

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34805412.html

L-147202111月医療系研修会 -02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

L-148202111月医療系研修会 -03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

Q-229:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 後編;しつけと教育の違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 

営業は「洗脳」

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 営業は「洗脳」 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術 eBook : 苫米地 英人:

 

 


L-175202203月シークレットレクチャー -08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

 

 前回(L-174/07)は「知識」について確認しました。今回は「学習」について確認しましょう。

 

ヒトの脳を作るのに使われる遺伝子情報は約1億ビットと推定されています。それに対し、実際の成人の脳形成に必要な情報量は10兆ビットなのだそう。

つまり、「ヒトの脳は環境からの情報入力により、遺伝子情報よりも10万倍も複雑な構造を形成していく」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それを可能にしているのが学習です。「天才」は後天的に作られるのです。

 F-291:今日1日だけは… vol.4;「超人脳」獲得への2つのステップ 2)論理を超える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31405631.html

 

抽象度の低い脳科学的な視点で考察すると、学習とは「環境からの情報によって神経回路網が変化することです。このような変化は神経細胞どうしを結ぶシナプスの可塑(かそ)性によって可能となります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

可塑性とは、粘土に力を加えると、形が変わったままになるような性質のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

環境からの情報入力によってシナプスの結びつき方や情報の伝導効率が変化し、特定の情報を処理する神経細胞網が形成されます。すると、学習が達成されたことになります。

では、ここで問題。

 

「学習」は成功から生まれるでしょうか? それとも失敗から生まれるでしょうか?

 

 

何かを思い出すとき(例えば高校時代のことや旅行のことなど)、ハプニングや辛かったこと、苦い思い出がでてきませんか?

(私の思い出は↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28053878.html

 

このことからもわかるように、人間の学習は失敗から生まれます。今でこそ成功に学ぶという方法論もありますが、実際に何かを試みる場合は失敗から学ぶことが圧倒的に多いはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

人は失敗の積み重ねの中から成功をつかみ取っていく存在です。

 F-345:知らないと言う罪と知りすぎる罠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34206232.html

 

抽象度の高い認知科学的視点で考えると、学習とは「失敗とそれを修正しようとする調整の繰り返しのこと。私たちが認識しているものは、じつは、失敗の総合。目の前の世界は、失敗の歴史です。

 L-066202011月シークレット… -01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 

そういうわけで、失敗のイメージから抜け出すことは、とても大変。

しかし、今は素晴らしい方法論が確立しています。それがコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

過去の自分の判断や行動について悩んでしまう方も、まったく心配はいりません。

その認識・判断・行動が何をもとに生まれたのかチェックすることはスコトーマを外すために重要ですが、心から望むゴールがあり、それに向かっているという確信があれば、結果がどうであろうがまったく悔いる必要はないのだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

なぜなら、その認識・判断・行動は、その時点でのゴールへ向かうベストだから。振り返って「失敗だった」と思えば、今それを修正すればよいだけのこと。

それが学習。そして、その積み重ねがゴールに向かう進化・向上となります。

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

過去の出来事の事実は変わりませんが、その意味または解釈については、今の行動とそれを生みだすゴールにより書き換えることが可能です。時間は未来から過去へと流れているからであり、その未来は“現状の外”へのゴール設定によりつくりだせるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

さらに苫米地理論によって考察を深めると、学習とは「環境と情報をやり取りしながらゴールの世界を現実化しようとするホメオスタシス活動」だといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

心から実現したいゴールがあるから、それを実現するために必要な情報が手に入ります。「ゴールが先、認識は後」です。

Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

心から望んでいるから、自然に手に入る

 

それが学習。誰かに言われたからやるといった“勉めて強いる”的な「勉強」とは決定的に異なるのが、本来の意味での「学習」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

人間はやりたいことをしている時にIQが上がります。楽しんでいる間にますます創造的になります。それを“あたりまえの状態”とした時に、人生から失敗はなくなります。

 

すべてがゴール実現のための学びの機会になるからです。それがゲシュタルト(化)の感覚。ゴール側のコンフォートゾーン(化)の感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再版、p205)より再引用します。「ゴール」と「ゲシュタルト」の関係性を理解し、「新たな世界(w2)」をソウゾウする感覚をつかんでください。Feel

 

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

L-176につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

つまり、「ヒトの脳は環境からの情報入力により、遺伝子情報よりも10万倍も複雑な構造を形成していく」ということ。それを可能にしているのが学習です。「天才」は後天的に作られるのです

 

苫米地博士は、「天才」を「高いレベルで抽象思考をし、ときどき内部表現宇宙から『空』へ頭を出せる人」と表現されています↓

F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し」というゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

 *「空」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-036:縁起と宇宙と教育や学習の関係 ~「何もないところからレンブラントを発見」の補足説明~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963314.html

F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

Q-141:前頭前野優位な状態で認知的不協和を解決していくことは無理なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599454.html

Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

Kindle版はこちら↓

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



L-174202203月シークレットレクチャー -07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

 

前回(L-173/06)は、“闇”への対処法について書きました。その本質は「抽象度を上げながら“自我”を巨大化し、自由自在になっていく」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それを一言でいうと「観自在」。その実践法がコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

コーチングを違った表現であらわすと、「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けること。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 そのために絶対に欠かせないものがあります。何でしょうか?

 

 

 答えは「知識」。

 今回は、あらためて知識について考えていきましょう。まずは歴史的な話から。

 

 かつては「正しいもの以外は知識とは呼ばない」が大前提でした。それを「単調論理」と呼びます。

 そんな単調性に対して「例外のない法則はない」と主張したのが、イギリスの分析哲学者 スティーヴン・トゥールミン(Stephen Edelston Toulmin19222009年)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

トゥールミンはいわゆる三段論法で代表される形式論理の方法論が実社会における論理構築の手段として適さないと考え、「トゥールミンロジック」を築き上げました。

S-01-12三段論法がダメな理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658325.html

 

 その基本構造は「データ(事実)」「ワラント(根拠)」「クレーム(主張)」の3つ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

さらに「バッキング(論拠)」「クオリファイアー(確率)」「リザベーション(例外)」の3つを足した六要素で論理構築が行われます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 

トゥールミンロジックの6要素

*詳しくはこちらをどうぞ↓

S-01~:よりよい“議論”のために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 

 先ほどの「例外のない法則はない」とは、「リザベーション(例外)」のこと。その根底にあるものを、西洋哲学で表現すると「不完全性」「不確定性」、東洋哲学では「縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 いずれにせよ、「正しいもの以外は知識とは呼ばない」という大前提を外し、「間違っていても知識と呼ぶ」「真偽値が定まっていない知識を知識として認める」としたことで、この世界をより正確に記述できるようになりました。それが「非単調論理」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 と、ここまでが歴史の話。

 

 

 現代分析哲学では、知識とは「可能世界から可能世界への到達可能性関数」です。よって、現実世界で実現可能な関係であれば知識、実現不可能であれば妄想といえます。ここでいう現実世界とは、「情報空間のうち誰もが共有している世界」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度という軸で宇宙を並べ替えた場合の底面、すなわち一番情報量が多い次元が物理空間です。その物理空間が「情報空間のうち誰もが共有している世界」だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 つまり、「現状の自我(BS=p)」が生みだす現実世界という可能世界(←多くにとっては物理空間、w1)から、現状の外への「ゴール設定」で自ら生みだす新たな可能世界(w2)へ移動する関数が「知識」

 

 最新の苫米地博士の表現(「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」)に沿って言い直すと、「現状の自我(BS=p)」という情報場(w1)から新たな情報場(w2)へ移動するための乗り物が「知識」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 以下、苫米地博士の著書「年収1億円プレーヤーの仕事哲学」(宝島社)のCHAPTER-3「情報収集において決して検索エンジンを使わない」(p100)より、2回に分けて引用し(青字)解説します。ゴールの世界(=ゴール側のコンフォートゾーン)に移行する秘訣をマスターしてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 

年収1億円プレーヤーの仕事哲学

 

 

▶検索エンジンで知識は増えない

 前ページでも述べましたが、1億円プレーヤーは、ネット空間の情報を盲信しません。ですからグーグルなどの検索エンジンで情報を集めることもありません。あなたがもし、「検索エンジンは便利」と思い込んでいるのであれば、まさにそれがスコトーマです。検索エンジンは「意図的な情報操作を受けるリスクのある情報」を信じさせられる可能性がある上に、「決して知識が増えることのない」ものだということを知ってください。

 ネット空間の匿名性の高い情報が、操作を受ける可能性のある信用に足らないものであることは、おわかりいただけたと思いますが、検索エンジンを使っても知識が増えないのはなぜなのでしょうか。

 我々の目の前にある情報は、脳が過去の記憶をもとに「これは重要である」と判断し、認識されています。過去の記憶にない情報は、脳のフィルターをすり抜けて認識されることはありません。

 ですから、もしあなたが検索エンジンで知らない情報を見つけたと感じたとしても、それは必ず過去に知っているものであり、本当に知らないものは認識できません。情報を検索すればするほど、知らないことを知り、蓄積していくような感覚はすべて錯覚なのです。

 引用終わり

 

 

 以前(L-171/04)引用した苫米地博士の著書「苫米地英人、宇宙を語る」(角川春樹事務所、p63)には、このような記述があります。

 

 

 認識があって宇宙がある。つまりは、脳があるから認識が成り立つのです

 

 

 この言葉をシンプルにすると「I×V=R」。

 「I」とはImaginationImageのことで、「脳が過去の記憶をもとに『これは重要である』と判断し、認識」したものの投影です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「過去の記憶にない情報は、脳のフィルターをすり抜けて認識されることはありません」とは、RASReticular Activating System)&スコトーマ(Scotoma)の話。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 前回(L-173/06)取り上げた「認知レベルで世界(宇宙)が書き換えられてしまうという現実」への対処法としても、RAS&スコトーマをしっかり理解し、正しくコントロールすることが重要です。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 その第一歩が「知らないものは認識できない」「情報を検索すればするほど、知らないことを知り、蓄積していくような感覚はすべて錯覚」という事実を意識に上げる(上げ続ける)こと。そして、そのための基本中の基本が呼吸のコントロールです。

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 以下、引用のつづきです。

 

 

▶大切なのは「例」ではなく、「概念」を増やすこと

 あなたの目の前を「車」が通り過ぎたとします。もし、仮にあなたが車という「四輪で動く機械」という「概念」を過去の記憶としてもっていなければ、車を見たとしても、何か得体の知れない動くもの程度にしか認識できないはずです。車という概念が過去の記憶として備わっているからこそ、目の前の車が「新車」や「レアモデル」であるという「例」が、あなたの脳にプラスされていくのです。

 検索エンジンで情報を調べるということは、この「例」を増やしている行為にあたります。あなたの脳が認識できるのは、すでに過去において知っている概念の例に過ぎず、膨大にある例のなかから、ときどき気になる例を引き出しているに過ぎません。ひとつの概念にどれだけの例を増やしたとしても、決して知識を増やしたことにはなりません。

 1億円プレーヤーに必要なのは真の知識を増やし、世界のあり方を正しく認識すること。つまり「例の数」を増やすのではなく「概念の数」を増やすことです。新しい概念を知るためには「まず対象に直接接する」。そして「五感を使って対象を認識」したうえで「抽象度を高めて概念化する」ことが必要です。

 ですから、この章で述べたように1億円プレーヤーは、情報の発信源に自ら実際に行き、五感でその情報を感じ取ることを常としているというわけなのです。

 引用終わり

 

 

 繰り返しますが、「認知レベルで世界(宇宙)が書き換えられてしまうという現実」への対処法の第一歩が、「知らないものは認識できない」「情報を検索すればするほど、知らないことを知り、蓄積していくような感覚はすべて錯覚」という事実を意識に上げる(上げ続ける)こと。

 

 そして、対処法のコアが「真の知識を増やし、世界のあり方を正しく認識する」こと。そのために「『例の数』を増やすのではなく『概念の数』を増や」していきます。ここで言う「概念」とは、ゲシュタルトのことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 新しいゲシュタルトを得るための秘訣が

 

 対象に直接接する五感を使って対象を認識抽象度を高めて概念化

 

 そのプロセスの強化のために、私は「共感覚」をお勧めしています↓

 L-167202201… -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34445624.html

 

L-175につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 苫米地英人博士は著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版)の中で、「(ノートにおける)知識とは、潜在的に他者と共有しうる物事の関係性のこと」と定義され、例として「村上春樹を知っている」という場合の「知っている」の意味を分析されています。

1)知り合いだ                  → 共有できない関係 =妄想

2)名前は知っている       → 知識ではなくラベル

3)どんな作品を書いている人か知っている  → 共有できる関係 =知識

 

 詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 

 

苫米地 思考ノート術

Kindle版はこちら↓

苫米地式 思考ノート術 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬に開催します。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-263~4:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7~8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29906587.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29951903.html

L-070202011月シークレットレクチャー -05;「過去は一切関係なし」のリザベーション(reservation

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html

Q-362:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A1<ノートとメモの違い>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33589654.html

 

 


L-173202203月シークレットレクチャー -06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 

 

 脳がなくては宇宙はない

 脳というのは一つの場と見るべき。生命場と同じ

 

 この教えが体感を伴って理解できたとき、「本当の意味での付加価値とは、ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”が感じられるはずです。さらには“闇”までも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 前回(L-172/05)は“光”と“影”について考察しました。私が考える“光”とはエフィカシー(Efficacy)で、“影”とは(これまでの定義の)セルフ・エスティーム(Self Esteem)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *「エスティームの新しい解釈」はこちら↓

 Q-256:私、立ち直れるかな? <前編;個人の視点で>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28693339.html

 

 今回は“闇”について考察します。

 

 ところで、前々回(L-171/04)引用した苫米地博士の著書「苫米地英人、宇宙を語る」(角川春樹事務所、p63)には、このような記述があります。

 

 

 認識があって宇宙がある。つまりは、脳があるから認識が成り立つのです

 

 

 この言葉をシンプルにすると「I×V=R」。そう、コーチングにおける重要なプリンシプル「夢をかなえる方程式 I×V=R」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 医療で例えると、「治る(すでに治っている)」というイメージ(I)に対する臨場感が高まるほど(V)、実際に病は治っていきます(R)。そのことを「プラセボ(placebo)」と表現したりします。

 F-157:指一本でも役に立ちたい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 その逆も然り。「治らない(もうダメだ)」というイメージ(I)に対する臨場感が高まってしまうと(V)、状況はどんどん悪化していきます(R)。「ノセボ(nocebo)」です。

 PM-04-04収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 つまり、「I×V=R」は、夢をかなえる方程式である一方で、夢を破壊する方程式でもあるということ。

 Q-373:やりたいことがあれば現実感は出てくるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34458945.html

 

 私がとくに医療・介護現場にコーチングやレジリエンスをひろめたいと願っているのは、そこが「老病死」に対しての臨場感が高い過酷な場だから。不安・恐怖により大脳辺縁系優位になってしまうと、ますます“悪いイメージ”に流されやすくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そのことが顕著にあらわれたのが“コロナ禍”という茶番。「論理的思考を奪われ、思考停止がコンフォートゾーン化したカオス」を目の当たりにしながら、苫米地博士がずっと警告されていた「洗脳社会」「認知戦時代」の到来を痛感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そう、私が感じる“闇”とは、「認知レベルで世界(宇宙)が書き換えられてしまうという現実」のこと。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 だから、ゴールのポイントでいえば「4)自分中心を捨て去る」ことが重要になっていきます。さらにいうと、ゴールを持ち続ける(更新し続ける)こと自体がますます問われるようになるでしょう。シンプルに表現すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 心の平和(平穏)をいかに維持できるか? どれだけ拡大していけるか?

 

 そのための鍵となるのが「精神の基礎体力」。

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、p51)より引用します。

 

 

精神の基礎体力を鍛える

 洗脳の闘技場について理解したら、次は、精神世界で闘っていくために、格闘技でいう「パワー・スピード・テクニック」の素養に当たる、「精神の基礎体力」を解説していこう。

 精神の基礎体力は、高度に抽象的な空間を身体性を持って体感し、操作できるような能力を意味している。これは人間ならば誰もが持っているが、長い間封印された力である。具体的なイメージはわきにくいだろが、簡単にいうと想像力で生み出したものを操ったりすることだ。例えば、子どもの想像力が豊かなのは誰もが認めるところだろう。宇宙人、怪物、地下帝国、スーパーマン。彼らは大人だと失笑されてしまうようなことを真剣に信じ、その姿、世界をさも本当に見ているかのように臨場感をもって思い浮かべられるし、それを自らの世界として操作することもできる。

 本来は大人も、こういった目の前の現実以外の世界を自由に構築して、体感する能力を持っている。夢などもそうだ。夢を見ているときは、想像上の世界がリアリティをもって感じられるだろう。これらの想像した世界に構築した事象を自在に動かせる能力が「精神の基礎体力」である。夢を見ながら、そのストーリーを自分で変えた経験を持つ人もいるのではないだろうか。自分の身体で実感するレベルまで、想像の世界に臨場感を持ち、そのうえで世界の構築物、例えば橋であれば橋を持ち上げてみせる。そのパワーこそが精神世界での基礎体力に当たるのだ。

 「精神の基礎体力」は身体能力と同じように、生得的に優れている人と、後天的に身に付けた人の二種類に分かれる。また、精神世界内での体力は、物理空間での体力と比例することはない。物理空間でどれだけ強靱な肉体を誇っていても、精神世界の中では脆弱かもしれないし、逆に物理空間では年老いて身体が小さくとも、精神世界では巨大な力があるかもしれない。生得的に精神の基礎体力がある者は、精神世界に臨場感を持ちやすく、空間把握能力に優れている。これはIQが高く、数学者や哲学者、芸術家などに多い。人類の脳の進化がもたらした力といえるだろう。

 精神の基礎体力は、物理的体力と同様、鍛えて強くすることが可能だ。手っ取り早い鍛錬法は、武道を習うことだろう。先程私は、精神世界と物理的世界では、体力は比例しないと説いた。しかし、心と身体というのは密接に繋がっており、肉体を鍛え上げることで精神も鍛えられるケースがある。その典型的な例が武道である。剣道、柔道、合気道、空手。己に打ち克つために身体を鍛え、技を磨く。これが精神の基礎体力にも繋がっているのだ。天下無双の剣豪として知られる宮本武蔵も、剣の腕が上がれば上がるほど、その精神も鋭敏に研ぎ澄まされるようになったに違いない。きっと彼の精神の基礎体力は、驚くほど強かっただろう。ただ、物理的空間では役に立つものの、精神空間では全く力が付かない武道もあるので、その点は注意してほしい。

 他の鍛錬法では気功が有効だ。例えば動功。いわゆる太極拳や五禽戯などだが、これは身体を動かして気の流れに影響を与える方法論だ。気を動かすということ自体が精神世界での運動であり、精神の基礎体力の訓練である。しかし、より有効なのは静功、つまり瞑想である。身体を動かさずに気を動かす鍛錬である。もちろん瞑想は、気功に限られる方法論ではない。瞑想において動かすものは気に限らず、あらゆる情報的な存在である。

 引用終わり

 

 

 この後、瞑想の実践法として「止観」と「遮那(しゃな)」が紹介されています。

 (「止観瞑想」に関する博士の解説はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 「遮那」とは、世界全体の中心に存在する仏とされる大毘盧遮那如来(だいびるしゃなにょらい)のこと。有名な奈良の大仏は、正式名を「毘盧遮那仏」といい、壮大な華厳の世界を表す仏とされています。

 

 ちなみに、“壮大な華厳の世界”に対する臨場感は、苫米地博士が座右の銘とされている「一念三千」とも通じます。

 F-315:デジタル自傷行為 <plan-side -3;ゴール×エフィカシーの“秘密” -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32678098.html

 

 「一念三千」とは、中国天台宗の開祖である天台大師 智顗(ちぎ)の言葉。それは「私たちの一瞬の心の中に、物理的な現象、情報的な機能すべてが入っている」という智顗の基本的な考え方を表すものです。

 「三千」とは10003つの3000のことではありません。仏教用語では1000×1000×1000、すなわち10億もの須弥山(しゅみせん)を表現しています。須弥山はサンスクリット語Sumeru(シュメール、スメル)の音写で、世界の中心にあるという想像上の山のことです。

 直径が太陽系ほどの大きな3枚の円盤が重なった上に、高さ132kmの山(須弥山)が乗っています。これが一つの世界で「小世界」といいます。その「小世界」が1000個集まり「小千世界」。「小千世界」が1000個集まり「中千世界」。「中千世界」が1000個で「大千世界」です。それが「1000×1000×100010億の須弥山」のイメージ。

 

 そのような広大な世界の中心に存在するのが「遮那」。その巨大なスケール感を体感するだけでも、「精神の基礎体力」は高まります。なぜ?

 

毘盧遮那仏(東大寺、Wikipedia)

東大寺の毘盧遮那仏

Wikipediaより引用

毘盧遮那仏 - Wikipedia

 

 

 答えは「抽象度が上がる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *イメージしづらい方はこちらの例もどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 

 つまり、「抽象度を上げながら“自我”を巨大化し、自由自在になっていく」ことが、「洗脳社会」「認知戦時代」という“闇”への対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それを一言でいうと「観自在」。その実践法がコーチングです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 さらに今講義のメインテーマ「」と重ねていうと、自身の自由意思で見いだしたゴール側から「囚」を再構築すること。つまり、「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」が“闇”への対処法だといえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

因4(緑:情報空間・超言語)

 

 

L-174につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

  

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。


  

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

Q-16356:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング実践者向け回答 vol.4~6 ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24124167.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24187449.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24275156.html

 

 

洗脳護身術

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 洗脳護身術 eBook : 苫米地英人:

 



L-172202203月シークレットレクチャー -05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 

 

 脳がなくては宇宙はない

 脳というのは一つの場と見るべき。生命場と同じ

 

 このことが体感を伴って理解できたとき、「本当の意味での付加価値とは、ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”が感じられるはずです。さらには“闇”までも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 今回は私が感じている“光”と“影”についてまとめます。コーチングにおいて、とても重要な知識です。まずは“光”から確認しましょう。

 

 「ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)」に感じる“光”とは、「エフィカシー(Efficacy)」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

エフィカシーとは、ご存じのとおり、「ゴール達成能力の自己評価」のことです。「自己評価」なので、本来はマインドの力で自由に高めることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

たまに「なかなか成果が上がらず、エフィカシーが下がってばかりです」といったコメントをいただきますが、それは因果関係が逆。「成果が上がったからエフィカシーが高まる」「成果が上がらないからエフィカシーが高まらない」のではなく、「エフィカシーが高いから成果が上がる」のです。

Q-247:続・気楽に生きたいのですが… -05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28437135.html

 

エフィカシーに過去の実績や根拠は一切関係ありません。ただ「私はできる(<すでにできている)」と確信するだけです。私自身は“覚悟”だと思っています。

F-100:芸術は爆発だ!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 エフィカシーに過去の実績や根拠は一切いらない!

 

 その理由は「ゴール」の「達成能力」の「自己評価」だから。ゴールは未来の話です。コーチング実践者にとって、時間は未来から現在、そして過去へと流れていきます。過去はどんどん離れていくだけ。過去は一切関係ありません!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 「ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)」に感じる“光”とは、エフィカシー(Efficacy)のこと。では、“影”とは?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp122)より引用します。エフィカシーと混同されがちな“影”について思い巡らしながら、ゆっくり読み進めてください。Feel

 

 

◎なぜ、エフィカシーを上げられないのか?

 第4章のテーマはエフィカシーとなっていますが、これまで通りの話をするつもりはありません。本書はいままで書いたコーチング書籍のアドバンスに当たるものです。エフィカシーに関してもアドバンスな内容を伝えていくことになります。

 エフィカシーはコーチングにとって重要なファクターであり、「エフィカシーを上げましょう」といった表現でよく使われます。このような表現をするということは、裏を返せば、多くの人がエフィカシーが上げられない、もしくは下がってしまう、ということで悩んでいることを意味します。

 しかし、なぜ、そんなことが起きてしまうのでしょうか?

 そもそもエフィカシーの定義は「ゴールを達成する自己能力の自己評価」です。これを噛み砕いていうと、ゴールとは自分が心から望んだものであり、達成するには自分のブリーフシステムを変える必要があります。また、ブリーフシステムを変えるのは自分であり、その自分を変える能力を自分で評価することをエフィカシーと言うわけです。よって、すべて自分の話です。自分の話であれば、自分で変えればいいだけなのですが、なぜか、多くの人がエフィカシーを上げるのは難しいと言います。

 なぜ難しいのかを考えるのには鬱を例にしてみるとわかりやすいと思います。

 鬱もエフィカシーと同じように、基本的には自分でやっています。ということは鬱を快方に向かわせるには鬱であることを自分でやめればいいだけなのです。

 こう言うと「そんな乱暴な話があるか。苫米地は精神医学を知らない」と必ず批判されますが、私は「鬱の大半が自分で鬱になっている」と言っているだけで、自業自得だと言っているわけではありません。いくら自分でやっているからといって、自分でどこまでコントロールできるかはまた別の話なのです。

 風邪の発熱と同じで、熱は自らの免疫システムによって発生しています。それをコントロールするのは難しいでしょうし、仮にできたとしても熱をむやみに下げるのは得策ではありません。熱が上がったのは免疫システムがウイルスと戦うためだからです。

 ですから、全部が全部コントロールすればいい、コントロールできるはずだ、とまでは私だって言いません。実際、生得的な機能障害で鬱になることもあるでしょう。しかし、多くの鬱はわりと明確な原因があります。であるならば、ほとんどは自分でなんとかできるのではないですか? と言っているのです。

 では、その明確な理由は何かというと、お金です。大抵の場合、お金がないことが鬱の原因になっていると言っても過言ではないでしょう。「お金がなくて携帯代も払えない」「友達とも会話できない」「携帯も持てない自分が惨めだ」などといったことが積み重なって鬱に入っていくわけです。

 いまの日本はお金を持っている人間が偉いというアメリカ型の資本主義を選択しているので、お金のないことが鬱の原因になりやすいのです。おそらく日本に経済的不安がなくなった時、かなりの鬱は治ると思います。

 ですから、「鬱は自分でやめましょう」という意味は「社会的な要因に影響されない心を作りましょう」ということです。携帯代が払えないのであれば、携帯なんて持たなければいいのです。そういう当たり前の判断ができるようになれば、脳内にセロトニンが出てきて、前頭前野も含めた脳内全体のドーパミン量が正常に戻ってきます。そうなれば、前頭前野で思考ができるようになり、鬱になった根本原因についても解決できないまでも解決の方向性は考えることができるようになるでしょう。そうすることで鬱の症状は改善していくわけです。

 これを私は一言で「鬱の人は鬱をやめたら治る」と言っているだけなのです。

 引用終わり

 

 

「鬱は自分でやめましょう」という意味は「社会的な要因に影響されない心を作りましょう」ということ

 

 繰り返しますが、エフィカシーは「ゴール達成能力の自己評価」。それが“光”。エフィカシーには「社会的な要因の影響」は微塵も存在しません。

 

 そんな“光”に対して、「社会的な要因の影響」が入り込んだ「自己評価」が“影”。その“影”とは、「セルフ・エスティーム(self esteem)」のことです。

 

 エスティーム(esteem)は「尊重する」「高く評価する」という意味。だから、セルフ・エスティームは「自分を尊重する」「自分を高く評価する」。たまにエフィカシーと混同している方がいらっしゃいますが、二つはまったく別物です。

実際のところ、苫米地博士は明確にエフィカシーとセルフ・エスティームを分けられています。

 

 *この場合の「分ける」とは「区別」のこと。「区別」と「差別」との違いがクリアでない場合はこちらをどうぞ↓

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 同じように感じられるかもしれませんが、エフィカシーとセルフ・エスティームはまったく異なります。

セルフ・エスティームとは、「社会的な地位に対する自己評価」のこと。

例えば、課長よりも部長の方が高いエスティームであり、部長よりも社長のほうが高いエスティームを持っている という感じです。

 

そこには「社会的な要因の影響」がたっぷり刷り込まれています。つまり、他人のモノサシや社会の価値観にまみれているということ。

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

 社会的地位は「現状の中に居続ける」ことで意味を成します。それは「過去の記憶でつくられた現状のコンフォートゾーンに閉じ込められる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 まさに「フレーム=BS)」、あるいは「フレーム=BS)」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんな不自由な心の状態のままでは、現状の外にゴールを設定することなどできません。

 Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

だから、コーチングにおいてセルフ・エスティームは“影”。

“光”=エフィカシーに対する、未来に対する、そして自由に対する“影”です。

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

L-173につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

そんな不自由な心の状態のままでは、現状の外にゴールを設定することなどできません。だから、コーチングにおいてセルフ・エスティームは“影”。“光”=エフィカシーに対する、未来に対する、そして自由に対する“影”です

 

 エスティームが高い人は、エフィカシーも高いことが往々にしてあります。そこで苫米地博士は、エスティームに新たな意味を追加し再定義されました。

 詳しくは下記記事でどうぞ。「オーセンティック・コーチング」より「エスティームの新しい解釈」を引用しています↓

 Q-256:私、立ち直れるかな? <前編;個人の視点で>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28693339.html

 

 

-追記2

 最新の講義の中で、苫米地博士は「エフィカシー関数」という表現を用いられています↓

 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-140~:不要不急

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400247.html

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

オーセンティック・コーチング



L-171202203月シークレットレクチャー -04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 

 

 現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができる

 

 苫米地博士が語られている「無限の可能性を開花させる」は、おそらく、とてもとても大きな話です。そのスケール感が実感できると、エフィカシーが桁違いに高まっていくはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その理由は、前回書いた「本当の意味での付加価値とは、ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)のこと」という表現中にあります。

 Q-178:家族ががんで治療中です。どうすれば -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 

 前回(L-170/03)は、ゴールのポイントを説明しました。それは1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る の4つ。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 3)人生のあらゆる領域にゴールを設定することは、複数のカテゴリを同時に意識に上げ続ける訓練になります。その結果、自然に抽象度は上がっていきます。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

4)自分中心を捨て去るというのは、儒教的な「滅私」「無私」という意味ではなく、「部分関数としての“自分”をどこまでも拡大・拡張していく」ということ。それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことそのものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「抽象度」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そもそも2)心から望むもの の多くは抽象度の低い次元にあります。仏教でいう「煩悩」とは、抽象度を引き下げる力のこと。ほとんどの人は、煩悩により、抽象度が最も低い物理空間に縛られています。だから「フレーム=BS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 1)現状の外へのゴール設定によって物理空間(次元)から離れられても、私たちは情報次元で強力に縛られます。その代表が「言語」。情報次元をであらわすなら、「フレーム=BS)」です。

 Q-057自分を取り戻せました!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12803279.html

 

コーチングの観点で考えると、「言語化」には下記のような課題があります。

 ①want tohave toに変わる

 ②ドリームキラーが生まれる

 ③エフィカシーが下がる

 ④抽象度の上限ができる

 ⑤言語により構築された世界を超えて非言語情報処理を行うことが困難になる

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 

私がよく引用する「考えるな、感じろ (Don’t think. Feel.)」というフレーズは、映画「燃えよドラゴン(原題:Enter the Dragon)」での主人公(ブルース・リー)の言葉。

ここでいう「考えるな(Don’t think)」は、「思考=情報処理活動をするな」という意味ではなく、「言語情報処理をするな」という意味です。詳しくは「言語により構築された世界(抽象世界)を超えて、非言語情報処理を行え」。

その「非言語情報処理」が「感じる(Feel)」です。

L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

脳の機能でいえば、「前頭前野外側部を抑えて、前頭前野内側部を活性化する」ということ。さらには「左脳言語野の活性を抑え、右脳言語野を活性化する」。それをフレームであらわすと「フレーム=BS)」。

L-08320213月シークレットレクチャー -06;心の本質を捉える基本中の基本

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30130987.html

 

 「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」という変化を、苫米地博士は「可能世界wから別のw1への移行」と表現されています。

 (*現在の博士の表現は「可能世界w1から別のw2への移行」です)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

コーチングは可能世界 w から別の w1 への移行を促す

「バラいろダンディ」(TOKYO MX

20211213日放送回より引用

コーチングの基本概念を習熟して新年に向けてエフィカシーをブーストしよう Dr.苫米地 2021年12月13日 (youtube.com)

 

 

 その「可能世界w1から別のw2への移行」と前回(L-170/03)の引用文を合わせると、

 

 「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 さて、苫米地博士が語られている「現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができる」ことがとても大きな話であろうことが感じられるでしょうか?

そのスケール感が実感できると、エフィカシーが桁違いに高まっていくわけは?

 

 以下、苫米地博士の著書「苫米地英人、宇宙を語る」(角川春樹事務所、p63)より引用します。コーチングによる「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」→「フレーム=BS)」という変化をイメージしながら読み進めてください。Feel

 

 

脳があるから宇宙がある

 脳機能の研究においては、これまでに話したような高い次元、抽象度の高いところでの機能を解明していかなくてはなりません。

 そうなると、脳の研究とは、つまり物理の研究から機能の研究になったとき、どうしても哲学、数学、心理学が必要になり、ファンクショナリズムを信じる認知科学の研究になるわけです。

 そうした脳機能の研究で、なぜ宇宙を語れるようになるかといえば、宇宙そのものを生み出しているのが脳だからなのです。

 それがファンクショナリズムの基本的なパラダイムであり、唯識のパラダイムです。

 私はディスカバリーチャンネルのナビゲーターをしていましたが、そこでの宣伝文句で「人体がわかれば宇宙がわかる」といっています。

 人体がわかれば宇宙がわかる。イコール「脳がわかれば宇宙がわかる」であり、つまりは「脳がなくては宇宙はない」ということと同じです。

 多くの物理学者は、そんなものがなくても宇宙はあるというのですが、波動方程式を書く者がいなかったら宇宙は存在するのか。

 記述を行う者がいるから、それは存在するのです。

 宇宙を記述する波動方程式ではなく、それを見るという我々、星を見る我々でもいいのですが、認識する我々の存在がなければ、宇宙は存在しないのです。

 認識があって宇宙がある。つまりは、脳があるから認識が成り立つのです。

 まさに不確定性原理がいう「観測している者はだれですか」という質問なのです。それは我々の脳が宇宙を観測しているからであって、脳がなかったらビッグバンはないのです。

 それが、認知科学と脳科学が現在までに得るに至った定義でもあると思います。

 

 また、脳というものと宇宙というものには共通のテーマがあります。同じ問題を抱えているといってもいいでしょう。

 それが、“場”という概念です。場を考えることで、いろいろな仮説を立てることができます。

 例えば、脳の中にはなぜ脳波があるのか。その仮説の一つとして、脳波は、CPUの処理速度を決めるクロック周波数のようなものである、という考えがあります。

 CPUのクロックサイクルと同じように、何らかの情報処理をするためのクロックサイクルを発信する能力を脳が持っていて、その発信の結果として脳波がある。ただし、発信周波数がなぜかダイナミックに変わるという不思議なクロックなのですが。

 私は、脳は周波数変調しているのではないかと以前から考えています。

 周波数変調というのはFMラジオと同じで、例えば、八一・三メガヘルツという規定周波数帯があって、その周波数上に変調をかけることによって情報を伝達する方式です。基板周波数があって、搬送波の周波数を送信データの信号に応じて変化させることによって情報が送れるのです。

 同様に、脳も基板周波数の脳波があって、その上で変調をかけているのではないでしょうか。要するに、脳空間というのは巨大な電波の場であり、また、周波数変調の場ではないか。

 そして、脳の各部位が、その規定周波調で情報を乗せ合うというものなのではないかと考えているのです。五線譜の上にオタマジャクシを書き込んでいるというようなイメージでしょうか。

 実はこれに基づいた論文をアメリカの人工知能学会で発表したことがあります。すると、国防総省のお偉いさんがやってきて、予算を出すといってきたのです。

 脳では場所の問題があるため、宇宙空間に何百個かの人工衛星を打ち上げて、その衛星同士で周波数変調をやれば、巨大な脳のシミュレーションができると考え、予算を提示しました。

 ただ、あまりにも桁違いの予算になりすぎたのか実現には至りませんでした。

 この仮説を裏付けることはまだできていませんが、それでもいえることは、脳というのは一つの場と見るべきなのです。生命場と同じです。

 身体という生命場においては、細胞がつま先になるか鼻の頭になるかは場で決まるわけですから、同じように脳という場のどこで神経細胞として育つかによって、どういう機能を持つかということが定まっていくわけです。

 中で動いている情報が、その場によって特殊な情報として処理され、加工される。

 単に神経回路網というレベルでの、極小化された電流のシミュレーションでできるようなものとは違う、もっとグローバルな場が脳内にあるというように考えているのです。

 引用終わり

 

 

 脳がなくては宇宙はない

 脳というのは一つの場と見るべき。生命場と同じ

 

 この教えが体感を伴って理解できたとき、「本当の意味での付加価値とは、ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”が感じられるはずです。さらには“闇”までも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-172につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-157:指一本でも役に立ちたい

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 

苫米地英人、宇宙を語る



L-170202203月シークレットレクチャー -03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 

 

 まずゴールがあって、それから認識が生まれる

 

 コーチングにおけるコア中のコアはゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る の4つ。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 「1)現状の外」とは、フレームの外側のこと。これまで確認してきたとおり、フレームの外側はそもそも認識することができません。スコトーマに隠れているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「2)心から望む」の主語は「私」ですが、その「私」は他人のモノサシや社会の価値観で作られています。時間でいえば、すべて過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 よって、心から望めば望むほど、“本当の自分”から遠ざかり、かつ過去に縛られることになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 そのような状態(状況)で「3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)」にゴールを設定することは不可能です。そもそも“自分”の人生ではないのだから

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

 今、違和感を感じていますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 ここまでの分析にはスコトーマがあります。では、足りない視点(知識)とは何でしょう?

 

 

 そう、「ゲシュタルト(能力)」。

 人は「バラバラに存在するものを統合して、新たな価値を生みだす能力」を持っています。それがゲシュタルト能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「バラバラに存在するものを統合」とは、「バラバラ」の次元から一つ抽象度を上げ、「バラバラ」を包摂すること。それが「統合」という言葉の意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 低い抽象度ではバラバラ(ランダム、カオス)でも、抽象度が上がると一つの整合的な構造になります。その全体(統合)と部分(バラバラ)の関係がゲシュタルト。

 新たなゲシュタルトが生まれると、理解が深まり、それまではできなかったことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 それが「新たな価値」。本当の意味での付加価値とは、ゴール設定を縁に生じるエネルギーとクリエイティビティが結実する新たな世界(w2)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *「新たな世界(w2)」はこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再版、p205)より引用します。「ゴール」と「ゲシュタルト」の関係性を理解し、「新たな世界(w2)」をソウゾウする感覚をつかんでください。Feel

 

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

 

 現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができる

 

 苫米地博士が語られている「無限の可能性を開花させる」は、おそらく、とてもとても大きな話です。そのスケール感が実感できると、エフィカシーが桁違いに高まっていきます(ハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

L-171につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

 「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」の冒頭で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

 本当の集中とは、リラックスした集中です。静かなる集中です。頑張らなくても、緊張しなくても、エイッと気合を入れなくても、すーーっと集中状態に入っていける。そして仕事や勉強がサクサク進む。それが本当の集中です。

 

 

 そんな「本当の集中」を実現するために必要な“頭のゴミ掃除”が、「『頭のゴミ』を捨てれば」には書かれています。“覚醒”の夏の仕上げにぴったりの名著です。

 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(Kindle版)

Kindle版はこちら↓

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

-追記2

 「本当の集中」について考察しました。こちらもどうぞ↓

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

F-348~:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428154.html

L-11420219月シークレットレクチャー -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

Q-291:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.11;縁起的コミュニケーションのために>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29969615.html

Q-329:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.4;自己イメージと臨場感世界は双方向性を持った縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31941786.html

 



L-169202203月シークレットレクチャー -02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 

 

 ブリーフシステムのブリーフ(信念)とは、前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その“パターン”が「自分を含む世界の地図」を生みだします。古い表現でいうと、「内部表現(Internal RepresentationIR)」です。

 つまり、博士が問われている「誰によって入力されたのか?」とは

 

「自分を含む世界の地図」や「内部表現」を生みだしたのは誰か?

 

 それを明らかにすることが、「ブリーフシステムをしっかり理解する」ことの1st. stepだといえます。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 

 私たちは、RASの働きにより、自身のブリーフ(信念)に従った情報しか取り入れていません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

常にブリーフ(信念)に従うものにロックオンし続け、それ以外をロックアウトしています。そのロックアウトのことを「スコトーマ(に隠れる)」と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 あるブリーフ(信念)に基づくロックオン/ロックアウトは、有益な情報を逃してしまう恐れがある上に、間違った情報を信じてしまう危険性まではらんでいます。それを一言でいうと「洗脳」。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 誰もが情報の取り入れ口であるモーダルチャンネルを持っています。「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」、そして「言語」の6つ。中でも「言語」は臨場感を上げやすいチャンネルです。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の…~ vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

「『言語』は臨場感を上げやすい」を言い換えると、「『言語』によりたやすく現実を変えられてしまう」。その理由はクリアでしょうか?

 

そう、目の前の現実世界(Reality)は「一番臨場感の高いイメージ」だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 私たちはいともたやすく他人の言葉に影響されてしまいます。RAS&スコトーマの働きを決める重要度は、自分以外から出てきた情報、それも「言語」によりダイナミックに変わっていきます。それは“現実”がどんどん変わっていくということ。

 L-07320211月シークレットレクチャー -02;情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29431450.html

 

 だから、重要度を意識に上げ続けることが大切!

そのために常に無意識のコントロールを行います。その一つが、苫米地博士が話されている「誰によって入力されたのか?」という自問です。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 ここまでを課題(case)と対策(plan)として整理すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 <課題(case)>

人はブリーフ(信念)に従った情報しか取り入れない(RAS

→ 有益な情報を逃してしまう恐れ(スコトーマ)

→ 間違った情報を信じてしまう危険性(洗脳)

 

 <対策(plan)>

 無意識をコントロールし、重要度を意識に上げ続ける

 

 

 「無意識をコントロールする」は難しい感じ(気)がするかもしれませんが、要は「RASが働いている」「必ずスコトーマがある」「ブリーフ(信念)に基づいてロックオン/ロックアウトしている」などの事実を意識に上げ続けるだけです。

その上で、まわりの情報をできるだけひろく取り入れるように心がけます。それが「観自在」。

F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 ただし、「観自在」は決して簡単ではありません。

 例えば、他人の意見をひろく受け入れようとすると、自分の意見が曖昧になったり、わからなくなったりします。他人の意見に振り回され、自分の意見がなくなってしまっては本末転倒です。

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 私の答えは、「他人の意見にひろく耳を傾けた上で、ブレない判断基準を用いて一つひとつ吟味する」こと。

 

その「ブレない判断基準」を生みだすものとは?

 

 以下、苫米地博士の著書「コンフォートゾーンの作り方」(フォレスト出版)の「Unit 14:最初にゴールがある」(p129)より引用します。コーチングの基本中の基本を体感してください。Feel

 

 

まずはゴールありき

 ユニット14もまた、有名なルー・タイス・プリンシプルです。

 それは、まずゴールがあって、それから認識が生まれる、ということです。このことは、ふつう逆に考えられています。

 実は、これが明らかに大きな間違いであることは、スコトーマ/RASのプリンシプルによってはっきりと理解することができます。

 まず、ゴールを設定し、ゴールの世界のセルフ・イメージに対する臨場感を強めていけば(つまり、I×Vということです)、ゴールの世界に対するスコトーマが外れ、現状の世界に対するスコトーマが生まれます。

 その結果、「こうやってみよう」「こういう人に会ってみよう」という具合に、あなたの中に新しい認識が生まれることになります。

 RASの働きにしても同じです。ルー・タイスがよく用いる形容で、RASとは有能な秘書のようなもの、というのがあります。

 たとえば、迷惑メールや必要のない郵便物など、業務の支障になるものを細大漏らさず排除し、指示された必要なものだけをボスのデスクに届けます。重要なものだけを通すのがRASの機能だからです。

 しかし、何が重要であるかは、私たちが自分で決定しています。現状で、あなたのRASを通り抜けているのは、あなたの現状のリアリティーにあるものだけです。

 しかし、ひとたびゴールを設定し、そのリアリティーを強めていけば、ゴール達成に重要なものを新たに感知するようになります

 引用終わり

 

 

 まずゴールがあって、それから認識が生まれる

 

 ゴールが「ブレない判断基準」を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の中からはまずもって出てこない情報、それも言語情報が、自身の重要度(評価関数)をダイナミック変えていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 だからこそ、ゴールが生みだす「判断基準」が重要です。それは「自らに由る」というシンの自由の結果であり、さらなる自由の基盤となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

L-170につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

F-181:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-6;「常識」という洗脳からの解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25428736.html

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

Q-158:ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態ではゴール設定はできないのではないでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794378.html

 

 

コンフォートゾーンの作り方

Kindle版はこちら↓

コンフォートゾーンの作り方 | 苫米地英人 | メンタリング・コーチング | Kindleストア | Amazon

 



L-168202203月シークレットレクチャー -01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

 

2021年11月シークレットレクチャー

 

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 

 

 メインテーマ「」とは、「フレーム」のこと。

 フレームは、「人工知能の父」と呼ばれるマービン・ミンスキー(Marvin Lee Minsky1927~2016年)が提唱した概念で、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のことです。

そのフレームを、苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 フレームとは、「認識の枠組み」のこと。フレームを持たないと、人はうまく情報を認識することができません。それを「スコトーマに隠れる」「スコトーマが外れない」などと表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ちなみに、スコトーマを外すことができるのは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)がそろったときです。つまり

 

 人は知らないことは認識すらできない

 

例えば、普通に文章を読むだけでは、「情報」は得られても、「知識」はなかなか得られません。それなのに私たちは0から学習することができます。なぜ?

 PM-05-06~8そもそも教育とは?-3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 答えは「ゲシュタルト能力がある」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ゲシュタルトができると、知識がないものも認識することができるようになります。苫米地博士は「知識とゲシュタルトを組み合わせた『文脈』の中で認識が生まれる」と表現されています。

L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

人は、物事を解決するにあたって、「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視(=スコトーマに隠す)して思考する」という能力を持っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

つまり、ある枠組みを作って、その中だけで思考することができるということ。その「枠組み」がフレームです。

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

「フレーム」という言葉は様々な理論において多様な意味で用いられていますが、「ゲシュタルト」とほぼ同義と考えて差し支えありません。詳しくはこちらをどうぞ↓

 F-260:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 

 コーチングの“枠組み”でいうと、ゲシュタルト≒フレームとは、ブリーフシステム(Belief SystemBS)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフシステムを理解することが、コーチングではとても重要です。

 L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp88)より引用します。

 

 

◎ブリーフシステムとスコトーマ

 第3章はブリーフシステムです。第1章でも少し触れていますが、ブリーフシステムとは「未来にまで続くあなたの現在を作っているシステム」であり、これが変わらなければ、未来は変わりません。ですから、ブリーフシステムをしっかり理解することがコーチングでは重要になってきます。

 ではブリーフシステムを理解するにはどうすればいいでしょうか?

 それはスコトーマを理解することから始まります。

 スコトーマとはもともと眼科用語で盲点のことです。転じて、コーチングでは心理的な盲点を意味する言葉として使っています。

 心理的盲点とは、人は、その時に重要だと思っていることしか見えず、目の前にあっても見逃していることがとても多いということです。「心理的盲点など本当にあるのだろうか?」と、にわかには信じられない人がいるかもしれませんが、ちょっとした心理物理実験によって簡単に体感できます。

 (中略)

 こういった心理物理実験を体感すると、私たちの脳は「自分が重要だと思っているものしか見ることができない」ことがよくわかってきます。

 

 さて、これがスコトーマの原理でこれまでの本ではここで終わることが多かったのですが、本書では、もう一歩踏み込んで解説します。そもそも、これまでスコトーマの原理は「自分が重要だと思っているものしか見ることができない」とお伝えしてきました。

 もちろん、これは正しいのですが、その一方で、「本当に自分が重要だと思わないものは見えていないのか」という疑問が湧いてくるでしょう。

 もちろん、見えていないわけがありません。本来、私たちにはすべてのモノが見えています。それが一時的に見えなくなってしまうのは、自分でそういう基準を作っているからです。

 さきほどのように「時計のデザインはなんでしたか?」と聞かれれば、「時計のデザインを見る」が評価の基準となり、それ以外のファクターは評価が低下します。「時間は何時でしたか?」と聞かれれば、また評価基準が変わって、見える世界にはまた別のフィルターがかかります。

 自分にとって何が重要なのか、はそうやって決まります。

 別の言葉で言えば、評価関数です。どんな値を入力したか、で目の前の世界はいかようにも変わるということです。

 ただし、こう書いてしまうと、皆さんの意識は「何が入力されたのか」に向かってしまいます。入力する値を変えれば、自分が見えている世界は変わるだろう、と思ってしまいます。確かにそれはそうなのですが、少し短絡的です。

 本当に重要なことは「何が入力されたのか」ではありません。「誰によって入力されたのか?」のほうなのです。

 引用終わり

 

 

本当に重要なことは「何が入力されたのか」ではなく、「誰によって入力されたのか?」のほう

 

 ブリーフシステム(BS)とは、「自分はこういう人間だ」「世界はこうなっている」という、個々人が強く信じて疑うことのない固定的な思考=信念のこと。その信念がさまざまな判断基準の核となります。

 L-135202111月シークレットレクチャー -04;「囚」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33051194.html

 

 ブリーフシステムのブリーフ(信念)とは、前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンのこと。その“パターン”が「自分を含む世界の地図」を生みだします。古い表現でいうと、「内部表現(Internal RepresentationIR)」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 

 つまり、博士が問われている「誰によって入力されたのか?」とは

 

「自分を含む世界の地図」や「内部表現」を生みだしたのは誰か?

 

 

 それを明らかにすることが、「ブリーフシステムをしっかり理解する」ことの1st. stepだといえます。

 

L-169につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

Q-366~:医師からのパワハラがひどすぎて心が折れました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428654.html

L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 

 

オーセンティック・コーチング



L-167202201月シークレットレクチャー -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34355540.html

 09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 11;モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

 

 

ラスト2回は実践編です。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークを紹介します。ぜひ“初心”に立ち返って取り組んでください。

F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 前回(L-166/10)は「呼吸」を取り上げました。

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのため「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することが有効です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 意識をホメオスタシスに介入させた後に行うのは「共感覚」!

 Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html

 

 以下、苫米地博士の著書「モーツァルトの奇跡! “重ね聴き”脳力開発法」(宝島社、p8)より引用します。

 

モーツァルトの奇跡! “重ね聴き”脳力開発法

 

 

天才モーツァルトを知る7つのキーワード#2 共感覚

音を見、色を聴く ― 光の音楽を生んだ感性

 

ある知覚から別の知覚を生じる

 なぜ、モーツァルトは音を使って光の世界を表現することができたのでしょうか。それは、モーツァルトが共感覚者だったからです。

 人間には、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚という5つの知覚があります。いわゆる五感です。この五感で、ある知覚が別の知覚を生じさせる現象のことを共感覚といいます。

 たとえば、聴覚が視覚を生じさせる共感覚では、ある音を聴いたとき「この音は銀色で丸い」というように音が形で見えることになります。聴覚が味覚を生じさせると「この音は甘い」というふうになりますし、触覚につながると「この音はザラザラしている」というように感じられます。「この音はザラザラしている」というとザラついた音質を比喩的に表現していると思われるかもしれませんが、そうではなく、共感覚では肉体的な感覚として「ザラザラしている」と感じられるのです。

 子供の頃は知覚がまとまっており、誰もが共感覚を持っています。成長するにつれて知覚が分化していき、共感覚が失われるのです。大人になっても味覚と嗅覚は比較的近いところにあるので、みなさんもその感覚はなんとなくわかるのではないでしょうか。

 共感覚にもさまざまなものがありますが、音を聴くと光が見えるのが光共感覚です。モーツァルトは、この光共感覚をもっていました。ですので、自分が見ていた光の世界を音に置き換えることができました。光共感覚がなければ、決して光の世界を音で表すことはできなかったでしょう。

 

光共感覚を保ったまま育つ天才

 ただ、こうした光共感覚自体はめずらしいものではありません。長時間、音楽に接しながら成長すると、大人になっても光共感覚を保つことがあります。

 クラシックの世界では、幼少の頃から楽器を長時間練習するのが当たり前です。これは、昔も今も変わりません。モーツァルトがクラヴィア(鍵盤楽器)のレッスンを始めたのが4歳のとき。ベートーヴェンもショパンも、4歳でピアノのレッスンを始めています。

 現在でも、ショパンコンクールの予選をめざすような人は、小さいときから18時間ほどピアノを練習しています。本選ではなく予選に出るだけでこの練習量ですから、すさまじい世界ですよね。

 このように子供の頃から長く音楽に接していると、光共感覚になるケースが多くあります(私自身は生得的な光共感覚者で、あらゆる音が立体的な光として見えます)。

 ですので、モーツァルト以外のクラシックの作曲家にも光共感覚の人が少なからずいたはずです。そのような作曲家には、音が光として見えていました。自分が作曲した曲が演奏されると、光の世界が立ち上がったことでしょう。

 しかし、そうした作曲家には表現すべき光の世界があらかじめ見えていたわけではありません。作った曲が結果的に光の世界となっただけです。ですから、光の世界を音楽で表すこともなかったのです。

 モーツァルトには、表現すべき光の世界が見えていました。そして光共感覚を使い、その世界を音に置き換えていったのです。

 引用終わり

 

 

 モーツァルトには、表現すべき光の世界が見えていました。そして光共感覚を使い、その世界を音に置き換えていったのです

 

 そんなモーツァルトの音楽を“体感”することが今回のワーク。

 

 苫米地博士は「モーツァルトを聴くだけでIQが上がる」と語られていますが、その理由はクリアでしょうか?

 

 鍵となるのは「ドーパミン」です。ドーパミンは「心地いい」「楽しい」といった感情をもたらす神経伝達物質のこと。

 モーツァルトの音楽を聴くと、中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや、VTAVentral Tegmental Area)というドーパミン神経系の拠点が刺激されます。腹側被蓋野が刺激されるとドーパミン分泌(放出)がおこり、腹側被蓋野の先にある腹側線条体の側坐核(そくざかく、NAccNucleus accumbens)が刺激されます。

側坐核は快楽や幸福感を司る部位なので、そこが刺激されることで「心地いい」「楽しい」といった気分になっていきます。

(「ドーパミン」について、詳しくはこちらでどうぞ↓)

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 今、「なぜモーツァルトなのか?」と疑問に思っているのでは?

 

 その理由として、苫米地博士は「モーツァルトの音楽が持っている情報量の多さ」を挙げられています。その「情報量の多さ」の根拠が「倍音」です。

 博士によると、モーツァルトの曲は倍音が精密に設計され、倍音同士の干渉にいたるまで細かく計算されているそう。そのため描かれている世界の精度が非常に高く、他の作曲家の作品より情報量が多いのだそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 ここで注意するべきなのが、「情報と知識は違う」こと。

 L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

 いくら情報量が多くても、脳は意味のない情報は処理しようとしません。スコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 モーツァルトの音楽は完璧に統合された“意味のある情報”であるため、聴くだけでたくさんのドーパミンが分泌されるそうです。その“意味のある情報”とは「ゲシュタルト」のこと。反対に「ゲシュタルトが意味を決める」ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そんなモーツァルトの音楽を聴きながら、さらにドーパミン分泌を加速する方法があります。それが「ゴール(の世界)」のイメージングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの世界を思い描き、さらには共感覚を用いて体感しながら、モーツァルトを聴く!

 

 それが「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 モーツァルトを“体感”したら、あらためて「新たな『フレーム=BS別の w1)』を再構築」に取り組んでください。きっと今まで以上に“豊かさ”を感じられるはずです

 (その理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS可能世界w)』」を解体

→ スコトーマが外れる

→ 新たなゴール設定

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS別の w1)』」を再構築

=グレインサイズが大きくなる

=ゲシュタルトを統合

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる

 

 

あらためて伺います

「囚」を見て、どのようなイメージが浮かびますか?

 

 

2021年11月シークレットレクチャー2

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 モーツァルトの楽曲を用いた応用的ワークを紹介します。

 

 前々回(L-165/09)、「可能世界 w から別の w1 への移行を促す」ためには、コーチ自身が1)無意識のうちに全体像を身体的に感じて、2)複数のことを同時進行で考えながら、3)瞬時にオリジナルの考えを導きだせる ことが必須であると書きました。

 L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

 その感覚をマスターするためのワークです。「モーツァルトの奇跡!」(宝島社)内で紹介されているワークをまとめます。

 

 STEP1:音と動きをイメージする>

 -個々の楽器の音をイメージできる」ことが目標

-まずは弦楽器、金管楽器、木管楽器、メロディ系打楽器(ピアノなど)、リズム系打楽器(ティンパニーなど)の各カテゴリの楽器の音の出方、響きの特徴をつかむ

-そして、音色や音の響き、揺らぎを脳と身体で体感する

 -さらには演奏者の動きも。「すべての芸術は身体表現。身体をリアルに感じられると、その芸術に対する理解が深まる」by苫米地博士

 

STEP2:メロディラインを聴き分ける>

 -交響曲や室内楽では複数のメロディが同時に進行している

例:主旋律:ヴァイオリン、副旋律:フルート

 -モーツァルトの曲を聴きながら、複数のメロディラインを聴き分ける

 -同時に、演奏者の動きや、その動きによって音が楽器や演奏者の身体に響いて振動しているところをイメージする

 -モーツァルトの曲という抽象度の高いものを、まず個々のメロディという低い抽象度でとらえることを意図している

 -「複数のものを並列して捉える能力」や「物事を分解する能力」が刺激される

 

STEP3:メロディを別の感覚に置き換える>

 -共感覚者になるトレーニング

 -モーツァルトの曲を聴きながら、(例えば)色をイメージする。例えば

  「ヴァイオリンが弾いたメロディは水色」

  「フルートのこのパートは赤から青へのグラデーション」

  「ピアノが弾いているこの和音は濃い緑色」

 -モーツァルトの楽曲がもつ抽象的な世界の臨場感が高まる

  →モーツァルトが描こうとした世界がくっきりと像を結び、自分の身体で触っているようにリアルに感じられるようになる

 

STEP4:ゲシュタルトをつくる>

 -聴き分けたメロディラインを再統合してゲシュタルトをつくる

  =楽曲をひとつの総体として味わう

 -抽象度を上げて楽曲をアートとして体感することが目的

 -抽象度の高いモーツァルトの楽曲がアートとして体感できれば、IQは飛躍的に上がる

 

 

-追記2

 さらなる応用的ワークは「モーツァルトの重ね聴き」。苫米地博士の著書「聴くだけ! クラシック音楽で脳が目覚める」(ペダルファーブックス)に詳しくまとめられています。重ね聴き音源(CD)付きです。

 

聴くだけ! クラシック音楽で脳が目覚める

 

 

-追記3

 究極のワークはDVDCD教材「『悟り』への道」(Club Tomabechi)で。

CDdisc2)に収録された「シンフォニア/悟り、その先へ」は、モーツァルトに加え、苫米地博士の「ダヴィンチ脳音源Ⅱ・Ⅳ」を含む11曲が重ねられています。

圧倒的悟り体験により、さらなる“現状の外”が感じられるはずです。

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 

-告知1

2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-064:「第九」に込められたベートーヴェンの思い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248557.html

F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

F-309:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.6;抽象度+α>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32379335.html

Q-350~:「情報的身体」というのがよくわかりません?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427310.html

Q-365:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A4<円融;一人ひとりの「仮の役割」を認め、慈しむ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33657069.html

 

 

 

L-166202201月シークレットレクチャー -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34355540.html

 09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

 

 ここまで“コーチがコーチング中に行っていること”を言語化しました。シンプルにまとめると、

 

 これまでの「フレーム=BS)」を解体し、新たな「フレーム=BS)」を生みだす

 

 理論と実践でいえば、これまでは理論編。コーチングにおける「マインドの使い方を伝授」のパートに相当します。

 L-03420204月シークレットレクチャー -03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 

ラスト2回は実践編です。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークを紹介します。ぜひ“初心”に立ち返って取り組んでください。

F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 

 まずは「呼吸」!

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのため「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することが有効です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 可能世界 w から別の w1 へ移行するためには、現状()を維持するホメオスタシスに介入して、ゴールが生みだす新たな世界()を維持するように書き換える必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その介入のための大切なワークです。

 

 

 <呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

① 息を吸うときにお腹を引っ込め、吐くときに緩める

- 背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

- お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

- 意識は眉間(目と目の間)に集中

- 完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

- 同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

- 首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージする

 

③ 「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時に行い続ける

 

 

基本は逆腹式呼吸。そして、その呼吸を意識に上げることです。

呼吸を意識できるようになると、次第に自分の呼吸のパターンのようなものが見えてきます。どこで息が浅く速くなるのか、どこで息が止まるのかがわかるようになると、呼吸だけでなく自分の心もうまくコントロールできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

そうやって無意識を意識に上げることが「Rゆらぎ」です。

R」は現実世界(Reality)のこと。その「R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

それが「フレーム=BS)」を解体するときの感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「フレーム=BS)」がうまく解体できると、きっとフワフワした感じがするはず。そのタイミングを逃さずに、しっかりゴール設定を行います。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴールを設定したら、ゴール側の「フレーム=BS)」を再構築していきます。鍵は“臨場感”。臨場感を高める基本は「アファメーション」「ビジュアライゼーション」「セルフトークのコントロール」です。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 

 今回は“臨場感を高める重要な技術”をもう一つ紹介します。それは「スタニスラフスキー・システム」。

 L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書 禁断の自己改造プログラム」(講談社、開拓社より再版、p155)より引用します。博士が書かれている「未来をリアルに感じる工夫」のコアは実践です。「実践とは何か?」と問いながらお読みください。Feel

 

 

「なりたい自分」の未来をリアルに感じる工夫をする

 未来の自分のイメージをリアルに感じるためには、それに関する知識と経験を増やす努力・工夫が必要です。

 ただ「成功したい」と言うだけで、社長の椅子に座ったこともなければ、社長と呼ばれる人に会ったこともない、成功者がどんな仕事をしているのかもまったく知らない、というのでは、臨場感を持ちようがないでしょう?

 だから、できるだけ未来の夢に関連性のある人や場所、出来事などに触れて、それらをリアルに感じるようにする努力が必要なのです。それが、未来に対して縁起をつくってあげることにもつながります。

 たとえば、大臣になって日本を平和で幸せな国にしたい人は、総理大臣や外務大臣、財務大臣たちの動向にいつも関心を持ち、国会の傍聴に行くくらいでないといけません。

 貧富の差のない真に平等な社会を築くために、ノーベル賞モノのスキームを発明する経済学者になりたい人は、ノーベル賞の授賞式を見学したり、すでにノーベル賞を受賞した人に会いに行ったりする必要があります。

 私自身が経験した学者の世界では、何か新しい学問分野を研究しようと思ったら、論文を読むよりもまず、その分野の最高峰の学会に顔を出すのが通例です。重要な研究成果をあげた研究者たちの顔を見て、実際に会話することで、その分野のリアリティが生まれるのです。それが、自分自身の研究成果をあげることにもつながります。

 学問の世界だけではなく、どんな仕事でも、その現場をリアルに体験することは大切です。その臨場感をしっかり感じたうえで、抽象化の作業をしていくのです。

 いまの自分と未来の自分の間の距離が遠ければ遠いほど、体験的に臨場感を得るのは難しくなりますが、もっと近いところで「こういうことを経験し、こういう知識を身につければ、臨場感を維持できる」というポイントはどこかにあるはずです。

 それに、未来の自分そのものズバリのシミュレーションができなくとも、「夢を実現した気分になれる」体験なら、工夫しだいでどうにでもなるでしょう。

 その意味で使えるのは、「メソッド演技」方式です。これは一言で言うと、リアルな複数の記憶を組み合わせて、体験を合成する演技術です。

 ちょっと簡単に触れておくと、ルーツはスタニスラフスキーという人がつくった演技理論です。その理論を20世紀になって、リー・ストラスバーグが体系化し、有名になりました。

 そのスタニスラフスキーに関して、おもしろいエピソードがあります。あるとき、モスクワ芸術劇場で主役を張っていたチェーホフ(『桜の園』や『かもめ』で有名な劇作家であり、短編小説家である、あのチェーホフの甥に当たります)が、記憶を基本とするスタニスラフスキーの理論に挑戦したのです。

 それは、「父が死に、墓場に埋葬される。そのときの息子の演技」です。チェーホフは完璧に演じ切り、スタニスラフスキーからも絶賛されました。それで、チェーホフは誇らしげに言ったのです。「私の父は健在だ。だから、父の死に関わる記憶はない。でも、完璧な演技ができた。演技には記憶の再現が重要だというあなたの理論は間違っている。私の勝ちだ」と。

 しかし、それはチェーホフの間違い。スタニスラフスキーの勝ちです。なぜなら、実際に体験していないことでも、体験したことのある複数の記憶を合成すれば、あたかも体験したように演じられるからです。

 スタニスラフスキーの理論の骨子はまさにそこにあったわけで、チェーホフは彼の理論を証明したに過ぎなかったのです。

 話を元に戻しましょう。記憶を合成することにより、役者が実にリアルな、迫真の演技をするように、私たちも記憶を利用すれば、未来体験の臨場感を維持することが可能です。

 もし、あなたが「起業して上場を果たし、マザーズの壇上に上がりたい」のなら、実際に壇上に行かなくとも大丈夫。何かの祝賀パーティの出席したときの記憶-会場の雰囲気や拍手の音、乾杯のシーンなどを思い出したり、何かを申請するときに書類をつくった記憶を上場審査になぞらえたりすれば、あたかも上場体験をしたようなリアルな臨場感が出せるでしょう。

 そうして、未来に対して縁起をつくることができるわけです。もちろん、合成に使う記憶の素材は、どれもリアルであることが最低条件ですが。

 とにかく、未来の自分をリアルに感じるためには、「なりたい自分」が将来どこで何をしているかを想像して、その場所に行ってみる、関連する何かをやってみる、試してみる、関係者に会ってみることが重要です。

 引用終わり

 

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 「自分中心を捨て去る」たびに、抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ふつうは抽象度が上がるほど、臨場感が下がっていきます。具体的情報量が減っていくから。ところが、Rをゆるがせると、抽象度を上げながら同時に臨場感を上げていくことができるようになります。それがゴール達成の秘訣!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

だから、①逆腹式呼吸でリラックスを深め、②その呼吸を意識に上げて、③ゆらぐこと(Rゆらぎ)が基本呼吸を用いてリラックスとゆらぎを得るのです。

 

 大事なのは実践し続けること。

 実践とは、高次元のゴール側のビジョンを、情報空間の底面である物理空間に落とし込むホメオスタシス活動のこと。その直接的実行が“実践”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そして、そのための基本中の基本が「呼吸」!

ぜひとも今回のワークを無意識下で実践し続けてください。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

L-167につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-告知1

2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33133160.html

Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

新・福音書

Kindle版はこちら↓

ドクター苫米地の新・福音書 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



このページのトップヘ