苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: L:講義・研修・セミナー編

L-04720207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -07;「印象に残ったもの」QA

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27162802.html

 05;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修4;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27201242.html

 06;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修5

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27221449.html

 07;「印象に残ったもの」QA

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

アンケートでは理解度と満足度をそれぞれ10段階の目盛りで評価していただきました。これは医療現場でも疼痛の評価等に使われる方法で「VAS(バス、Visual Analog Scale)」と呼ばれています。

今回の研修は、理解度:6.161.910)、満足度:6.792.110)という結果でした。

 それでは御意見・御質問に回答いたします。まずは「印象に残ったもの」から。

 

 

・目標を持つ

・意識を高める

 

A:「目標を持とう」「意識を高めよう」と言うのは簡単。しかし、多くの場合、実践は困難です。なぜなら、目標や意識の定義があいまいで、かつ「目標を持つ」「意識を高める」が未だに昭和の根性論のままだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「目標」とはゴールのこと。ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定するものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「意識」にはいろいろな定義がありますが、私は抽象度を用いて説明しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「より高い抽象度次元を志向する状態を維持する(ことを意識に上げる)」という感じw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

その反対、すなわち低い抽象度次元に陥った状態が「ファイト・オア・フライト」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 

・ゴールをイメージ・共有することが大切だという話が印象に残りました

・ゴールを共有することが大前提でものを考えていかないといけないなぁと感じました

・相手のゴールと自分のゴールの共有事項を探す

 

A各人がそれぞれゴールを持っています。しかも、たくさんのカテゴリにわたって(バランスホイール)。同じように働いているように見えても、ゴールは人それぞれ。職業の人もいればファイナンスの人もいるでしょうし、恋愛や家族の場合もあるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

まずはお互いのゴールを尊重し、その上で共有することが大切です。その時に「絶対正しい」「絶対に間違っている」という考えは捨ててください。とくに管理職の皆さん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 あくまでも抽象度を上げていきながら、共有できる部分を探していくのです。最小公倍数を見つけるような感覚で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445754.html

 

 

・ゴールとは最終的な目的のこと

 

A:ゴールを「最終的な目的」ととらえることはお勧めしません。

自分中心を捨てた抽象度の高いゴールは、確かに「最終的な目的」みたいに感じられるでしょう。しかし、そんなゴールであるほど危険。ゴールを失った人の平均余命は、なんと、18カ月です(「達成した」も含みます)。

つねに「さらに先のゴール」をイメージしてください。ゴールは再設定し続けるものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8434659.html

 

 

・やりがいがあるかどうか

 

A:ゴールがやりがいや生きがいを生みだします。それらは生命力そのもの。

 とても重要なので繰り返しますが、ゴールを失った(「達成した」も含む)人の平均余命は18カ月です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

want to culturehave to cultureの生産性の違い

・楽しく働くこと、ゴールを決める大切さ、want to

 

Awant tohave toによる圧倒的な生産性の違いは、人間の能力の使い方に起因します。私たちは誰もがとてつもない潜在能力を持っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 

want tohave toの話、「実現方法を発見する」「やらないでいい理由・言い訳・先延ばし」 子育てに絡めて考えると興味深いなと思った

want toを維持できるか? 日々このwant toを維持できれば、公私ともに楽しく生活・仕事ができるのだろうと感じました

 

Aその潜在能力を人生のあらゆる領域に発揮することができます。そのために仕事もwant to、趣味もwant to、子育てもwant to、ファイナンスや健康のための取り組みもwant toで!

ぜひ「want toだけをする」という生き方に挑戦してください。

 

 ↑という話をすると、必ずと言っていいほど「誰もがwant toだけをしたなら社会が成り立たない」といった反論をいただきます。もしもそう感じる場合はこちら↓

 F-153~:チャリティーマラソンで走った人が走った分だけ募金するシステムはおかしい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404043.html

 

 

・スコトーマ …3枚目の〇〇と△△で△△しかわからず、△△にしか見えないと思い込んでいた。新しい情報が入ってこないなと感じた

・知識があることによってスコトーマが外れにくくなることがある

・スコトーマについて、確かに思い込みで判断してしまうことが多いと反省しました

 

A先程の「誰もがwant toだけをしたなら社会が成り立たない」にも、もちろんスコトーマがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

社会の常識や真理と呼ばれるものほど、とんでもないスコトーマを抱えているのかもしれません。だから疑うことが大切。思考し続けるのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 問題(case)には解決(plan)があり、さらなる課題が必ず潜んでいます。気づいていないだけです(スコトーマに隠れている)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

それはどこまでも進化・向上できるということ。すべてマインド次第、すべてゴール次第です。

 

 

・ゴールとスコトーマ楽しい職場になったらいいなと思いました

 

A「知識がないとそもそも認識できないし、知識が増えるとかえって認識できない」という課題の解決自体を楽しんでください。

 その力となるのがゴールを共有している仲間の存在。縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

・ブレインストーミングとブリーフィングの違い → うまく使い分けてミーティングに活かしたい

・職場のみんなと勉強会で情報を共有できたことがよかった

 

A視点の違い、価値観の相違、意見の衝突などを大切にして、自分(自我)や自身が認識している世界がゆらぐことを楽しみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

・ゴールを共有することで、仕事の中での皆で同じ方向で取り組んでいける

・折れない心=ゴールの共有

 

Aそれが“折れない心”の最大の秘訣。心はもちろん、すべてが空(くう)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

L-048につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 ゴールがやりがいや生きがいを生みだします。それらは生命力そのもの

 

 その理由はこちら↓

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

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F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

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F-048Before ACT-FAST

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F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

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F-075Preventable Trauma Death

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F-195:新たな概念「PPPD」の考察

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L-04620207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -06;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修5

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27162802.html

 05;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修4;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27201242.html

 06;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修5

 

 ゴールの共有の次はスコトーマ外し。

 PM-02-04:スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その際は3つのポイントを意識に上げてください。「共有するゴールを忘れない(何のために?)」「『ゴール』と『気づき』で考える」「ブレインストーミング&ブリーフィングの使い分け」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 2回に分けて、それぞれ説明します。

 

ポイント3:ブレインストーミング&ブリーフィングの使い分け

 目的はスコトーマを外すこと。そのスコトーマは 1)知識、2)重要性、3)役割 により生じたり外れたりします。

まずは知識。そもそも知識がなければ、目の前の事象を認識することさえできません。

ここで注意していただきたいのは、反対に知識があることで新たなスコトーマが生まれてしまうという事実。俗にいう「専門バカ」とは、専門知識に固執することで生じる視野狭窄のことです(=スコトーマ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367579.html

 

 御承知のとおり、現代社会はどんどん情報量が増えています。よって、増大した情報(知識)量により、かえってスコトーマが生じやすくなっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 

その対策として、私が最も重要視するのは「抽象度を上げる」こと。それが基本です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その高次元への志向が、ソクラテスが「無知の知」という言葉にこめた思いであり、人類が身につけるべきブリーフ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 さらに進化・向上を重ね平和を実現するか? それとも滅亡してしまうか?

その分かれ目でもあります。

 PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 

 では、どうやったら知識を増やしながら、同時にスコトーマを外すことができるでしょうか? どうやったらさらに抽象度を上げることができるのでしょうか?

 

 そのための強力な力となるのが、「ゴールを共有した仲間(同志)」の存在です。

 

 いくらゴール(未来)を共有しているとはいえ、ブリーフを構築する記憶は一人ひとり違います。よって、各人はそれぞれ違う世界を認識していることになります。共同幻想を生きながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 その違いをお互いに活用しあうのです。そのための具体的な方法として「ブレインストーミング(brainstorming」をお勧めします。

 

 Wikipediaによると、ブレインストーミングとは「集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法」。いわば“縁起の力(縁起力)”を生みだす方法のひとつといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ブレインストーミングには、4つの原則があります。

1. 判断・結論をださない (結論厳禁)

2. 突飛な考えを歓迎する (自由奔放)

3. アイデア量を重視 (質より量)

4. アイデアを結合し発展させる (結合改善)

 

 …4つ目の「結合改善」とは「ゲシュタルトの統合」のこと。ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 アップル社の共同創設者の一人 スティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs1955~2011年)は、「ゲシュタルトの統合」のことを「connect the dots」と表現しました。それは「抽象度を上げる」と同意です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その時、閃きが生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 4原則にゴールの概念を重ねて考えると、「結論厳禁」「自由奔放」が「現状の外」を可能にし、「結合改善」することで「自分中心を捨てる=抽象度が上がる」が実現する といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 次に「ブリーフィング(briefing)」を紹介します。

「簡潔な状況説明」「事前確認」「打ち合わせ」のことであるブリーフィングは、先ほどのブレインストーミングとは異なります。「違い」を見いだすブレインストーミングに対して、「違い(相違、行き違い)」を解消するために行うものがブリーフィング。目的が真逆です。

 組織マネジメントにおいては、ゴール達成のためのエンドステートやそれぞれの役割(COA)の齟齬をなくすためにブリーフィングを行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

 実際の研修では、最後にレジリエンスについて説明を行い、「レジリエンス×ブレインストーミング×ブリーフィング」の感覚を掴んでいただきました。

 レジリエンスについては下記記事を参考にしてください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25697811.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25743784.html

 

 以上の研修内容をまとめると

組織マネジメントの最大の秘訣はマインドにあり!

そのエッセンスはゴール共有&コレクティブエフィカシーとスコトーマ外し !!

 

 

 次回から、いただいた御質問や御意見に回答します。

 

L-047につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

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F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

L-04520207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -05;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修4;ワーク付き>

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27162802.html

 05;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修4;ワーク付き>

 

 前回は「働く仲間とゴールを共有するワーク」に取り組んでいただきました。

 

<ワーク:働く仲間とゴールを共有する>

 1)仲間と共有しているゴール(またはエンドステート)をイメージする

 2)自分のゴール(前々回ワーク済み)と相手のゴールの共通事項を探す

 PM-02-01:ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの共有の次はスコトーマ外し。

 PM-02-04:スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その際は3つのポイントを意識に上げてください。「共有するゴールを忘れない(何のために?)」「『ゴール』と『気づき』で考える」「ブレインストーミング&ブリーフィングの使い分け」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 2回に分けて、それぞれ説明します。

 

ポイント1:共有するゴールを忘れない(何のために?)

「ジョハリの窓」をご存じでしょうか?

 

 縦軸を「他人がわかっている/わかっていない」、横軸を「自分がわかっている/わかっていない」とすると、4つの領域に分類できます。「開放の窓(open self)」「盲点の窓(blind self)」「秘密の窓(hidden self)」「未知の窓(unknown self)」です。

 

Johari_window(Wikipedia)

Wikipediaより引用

 

 

 マネジメント研修でよく言われることは、「開放の窓(open self)をひろげなさい」。

 

 確かにそれは大切なことです。しかし、生じる認知的不協和によって「なんでわからないの」「まだわからないの」というような言動になってしまったらNG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

エフィカシーを下げてしまうからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そのような過ちを犯さないために、つねに共有するゴールを思い描き、「なぜ開放の窓(open self)をひろげようとしているのか?」と問い続けてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

ポイント2:「ゴール」と「気づき」で考える

 ポイント1も包摂した、さらに有効な思考法を紹介します。それは「ゴール」と「気づき」の2つの基準で考えるというもの。「苫米地式くせ・マトリックス」です。

 *「包摂(subsume)」とは「抽象度を上げる」ことです↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 縦軸を「ゴール(目標)にプラス/マイナス」、横軸を「気づきあり/なし」とすると、下記のような4つの領域に分類できます。

 

 ゴール(目標)にとってプラスになる、気づいているくせ

 ゴール(目標)にとってプラスになる、本人は気づいていないくせ

 ゴール(目標)にとってマイナスで、気づいているくせ

 ゴール(目標)にとってマイナスで、本人が気づいていないくせ

 

 *ここでいう「くせ」とは、ブリーフシステム、およびその無意識下の表出(HabitAttitude)のこと↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18223480.html

 


くせ・マトリックス(薔薇色脳)

認知科学者 苫米地英人博士の著書「薔薇色脳」(主婦と生活社)より引用

 

 

 それではワークを行いましょう!

 

<ワーク:苫米地式くせ・マトリックスの実践>

 ①共有しているゴール(目標)をいつも思い描いておく

 ②その上で、目の前の事象を「ゴール(目標)にプラス/マイナス」「気づきあり/なし」により分類する

  ゴール(目標)にとってプラスになる、気づいているくせ

  ゴール(目標)にとってプラスになる、本人は気づいていないくせ

  ゴール(目標)にとってマイナスで、気づいているくせ

  ゴール(目標)にとってマイナスで、本人が気づいていないくせ

 ③エフィカシーを高めることを意識に上げながら働きかけを行う

  ゴール(目標)にとってプラスになる、気づいているくせ

   →本人に指摘して伸ばす

  ゴール(目標)にとってプラスになる、本人は気づいていないくせ

   →指摘せずに伸ばす

  ゴール(目標)にとってマイナスで、気づいているくせ

   →ゴール(目標)をイメージして直す

  ゴール(目標)にとってマイナスで、本人が気づいていないくせ

   →絶対に直す

 

成功のコツは“気楽に楽しむこと”。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 ワークを楽しみ、ゴールにどんどん近づいているプロセスそのものを味わってください(Life!)。

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

L-046につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

以下、苫米地博士が「くせ・マトリックス」について書かれている部分を、「薔薇色脳 ~悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド」(主婦と生活社)から引用します。

 

 あなたはコーヒー派ですか、紅茶派ですか? こう聞かれたときに、「コーヒー」などと無意識に答えるのは、その90%が、子どもの頃の親のモノマネをしていることがとても多いのです。つまり、あなたの好き嫌いの嗜好は、実は親の影響をかなり受けているのです。

 それは習慣についても同じ。喫煙などは、子どものときに親が吸っていたから自分も吸うようになったという人は多いでしょうし、親に殴られて育った人は同じような親になるとよく聞きます。

 しかし、くせに関していえば、自分が気づいた時点で、直すことができます。本当にやめたいと思えば、人間はやめます。身体に悪いと知っていてもタバコを吸っていた人も、本当に身体が悪くなったらタバコはやめるわけですから。本気でやめるモチベーションさえあれば、たいていのくせはやめることができるのです。

 ところで、くせというのはすべて悪いわけではありませんよね。直す必要のないくせもあるのです。そのへんは自分で、これはいいくせ、これは悪いくせだと判断ができると思います。

 さて、今ここでうなずいた方はちょっと危険です。

 

実はいいくせ、悪いくせの判断は自分ではなかなかつきにくいからです。逆によいと判断したくせのほうにこそ、直さなければいけないものが潜んでいることが多いのです。周囲に迷惑をかけているのに、本人は気がついていない。これが最悪のくせでしょう。人に指摘されるまでわからないので、かなりやっかいなのです。

 パートナーがいれば、パートナーに指摘してもらうのがいちばんなのですが、パートナーがいない場合は、過去を振り返って、「他人から指摘されて不快に思ったこと」をもう一度、吟味してください。必ず、そこに悪いくせは潜んでいます。ただし、過去を吟味するときは他人事のようにやってください。過去の怒りまで思い出したり、自分やパートナーを責めるのは禁物です。素晴らしいアドバイスだと思って生かす方向性で行ってください。

 まず、くせを指摘しあう前に、2人の共通目標を持ちましょう。何年後にマイホームを持つでもいいし、子どもを有名校に合格させるでも、なんでもかまいません。お互いにとって利益になる目標を掲げて、その実現のために、やめるべきくせ、やめなくていいくせを洗い出していくのです。

 私がおすすめするのは「くせ・マトリックス」を作ることです。縦軸は目標にとってプラスか、マイナスか。横軸はそのくせに本人が気づいているか、いないか、です。目標に対してマイナスで、気づいていないくせは、必ず直さなければいけません。ただし、この表に書かれた時点で、あなたの意識には悪いくせだと認識されます。さらに、あなたにとってプラスになる目標も提示されているのですから、直すことができるのです。

 これを機会に、家族や恋人同士でくせ・マトリックスを試してみてはいかがですか? ただし、必要以上の指摘をして、ケンカにつながらないよう、重々ご注意を(笑い)。

 

 

-関連記事-

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナー&説明会を予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第6回目は20211024日(日)開催。テーマは「レジリエンス&トリアージ」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27039457.html

 

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L-04420207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 

 前回は「心の中のゴール」を棚卸しするワークに取り組んでいただきました。

 

 <ワーク:ゴールの確認&再設定>

私は何のために働いているのだろう?

どうしたいのだろう? 何がしたいのだろうか?

どんな職場になったらもっと楽しいだろうか?

どんな未来が実現したら一番うれしいだろうか?

 

〇簡単に「余裕」を生みだし、さらに強力な「折れない心」をつくりだす方法

 

 それでは「『余裕』を生みだす魔法のスキル」を紹介しましょう。

 

最大のポイントは「ゴールの共有」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

1)心から望むもので、2)自分中心を捨て、3)現状の外 にあるゴールは、エネルギーと創造力を生みだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

そのエネルギー&創造力でスコトーマを外しながら「invent on the way」を実現し、同時にゴールと無関係なものはスコトーマに隠していきます。例えば過去へのこだわりや心ない言葉など。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

すると、目の前の世界はゴール(未来)の一部。すべてが「T」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

ところが、その「T」を維持することは決して簡単ではありません。未来の記憶でつくられたゴールの世界よりも、過去の記憶が生みだす“現実”の方がずっと臨場感が高いから。

臨場感の高い世界の方がRealityです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 ゴールを達成する能力の自己評価のことをエフィカシー(efficacy)といいますが、そのエフィカシーを維持することは簡単ではありません。一般的には。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エフィカシーを維持する(&さらに高める)鍵も「ゴールの共有」。つまり、同じゴールを目指す仲間の存在です。仏説的に表現すると「ゴール共有が生みだす縁起力」がハイエフィカシーを実現します(コレクティブエフィカシー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ゴール達成を確信している仲間の臨場感は、自然とお互いを引き上げていきます。ゴール側に。その秘密は心に働くホメオスタシスです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

ゴール(ヴィジョン、イメージ)×エフィカシー(臨場感)×共有している人の数

 

 

では、業務中に常に取り組むべきワークを紹介します。

 

<ワーク:働く仲間とゴールを共有する>

 1)仲間と共有しているゴールをイメージする

  多くの組織にはすでにゴール(あるいはゴールが生みだすエンドステート)があるはず。例えば「理念」や「モットー」として

そのイメージをお互いにいつも意識しあいましょう

  https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 2)自分のゴール(前回ワーク済み)と相手のゴールの共通事項を探す

  最小公倍数を探すイメージです(正確には最小上界<LUBLeast Upper Bound>

  より具体的なエンドステートでもOK

  例:部門長:ケアレスミスを防ぎ事故0を継続する、私:楽しく働いている

  →共有するエンドステート:100%want toだらけのhigh efficacyで生産性up

 

 

L-045につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 補足します。

 ワーク1)は高次の抽象度から低次に下りるイメージ。ワーク2)は低次の抽象度から高次に上がるイメージです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その双方向性を同時に意識に上げることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 抽象度を軸とした情報宇宙を全員で共有していることはとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その上で、今どの抽象度次元で情報を共有しているのかしっかり把握し、「抽象度を下げて(情報量を多くして)実装していくのか?」、それとも「抽象度を上げて(情報量を少なくして)本質を追究していくのか?」を決めていくことが大切だと思います。

 

 詳しくはこちらで↓

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 リーダー、マネジメント、コーチの関係はこちらで↓

 PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 

-関連記事-

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナー&説明会を予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

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 第6回目は20211024日(日)開催。テーマは「レジリエンス&トリアージ」です。詳細はこちらから↓

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L-04320207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 

 前回の内容(L-042)をまとめると、

1)身体の不調は残業時間が長くなるほど増えていく

2)心の不調は残業時間と無関係

仕事にやりがいあり → 長時間労働でも低ストレス

仕事にやりがいなし → 残業時間が少なくても高ストレス

・やりがいがある = 自らのゴールに合致(「うれしい」「楽しい」など)

・各自のゴールと目の前の仕事が合致すると…

モチベーションが上がり、生産性が756

ゴールに合致したもののみ認識

合致しないものは認識できなくなる(気にならない)

 

〇楽しく健やかに生きる(働く)ために、2つの“労働環境”改善が重要

 

 ストレスチェック制度により判明した事実(data)を分析すると(warrant)←case side2つの解決のポイントが浮かび上がります(claim)←plan side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

1つは「身体のストレス軽減のための『物理的労働環境』の改善」。例えば勤務時間や休暇、職場の温度・湿度、衛生面(感染症への備え)の改善等です。

 

「物理的」とは「物理空間における」という意味。その物理空間とは、情報量の大小で宇宙をならびかえた時の底面のこと。

 

 「情報量の大小」という軸は「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「物理空間を底面とする宇宙」とは「情報空間」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 よって、「『物理的労働環境』の改善」は低次の抽象度に向かうマネジメントの話であるといえます。それは「経営陣」の役目です。

 *リーダー、マネジメント、コーチの関係はこちらで↓

 PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

すこし抽象度を上げた「働きやすい雰囲気づくり」といった観点での業務量見直し(の提案)は現場レベルでこそ取り組むことができます。その貴重な改革の火を消さないことも「経営陣」の大切な役割といえます。

*私自身の“失敗”から学んだ課題(case)と対策(plan)はこちら↓

PM-00-06:第六章(職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題)目次

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 

 解決のポイントの2つ目は「心のストレス軽減のための『心理・精神的労働環境』の改善」。経営に携わる方々の中には「私たちは大丈夫」「うちの対策は万全」と安心されている方も多いと思います。しかし、そんな経営者の職場ほど危険です。その過信がスコトーマを生みだすから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

すこし抽象度を上げて観察すると、すでに社会全体がストレスフルな労働環境になってしまっていることがわかります。「感情労働」という言葉の存在がその一例です。

繰り返しますが、過信は禁物です。解決どころか、問題(課題)さえもわからなくなってしまいます。

 F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 ただし、確かに「経営陣」の配慮は欠かせませんが、「心のストレス軽減のための『心理・精神的労働環境』の改善」自体は、働く一人ひとりのマインド(脳と心)によります。

ゴール次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、ゴールを棚卸しするワークに取り組んでみましょう。

今から4分間(1分間×4)で各質問の答えをイメージしてください。

 

 <ワーク:ゴールの確認&再設定>

 

私は何のために働いているのだろう?

 

どうしたいのだろう? 何がしたいのだろうか?

 

どんな職場になったらもっと楽しいだろうか?

 

どんな未来が実現したら一番うれしいだろうか?

 

 

L-044につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

―追記-

 1つは「身体のストレス軽減のための『物理的労働環境』の改善」。例えば勤務時間や休暇、職場の温度・湿度、衛生面(感染症への備え)の改善等です

 …2つ目は「心のストレス軽減のための『心理・精神的労働環境』の改善

 

 …COVID-19によって世界は一変しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

 

 感染症対策として最も大切なのは免疫力です。その免疫力にも「物理的環境への配慮」と「心理・精神的環境への配慮」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

 

 そのポイントについて、こちらをどうぞ↓

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-関連記事-

Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの役割・機能を持つと考えてよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第6回目は20211024日(日)開催。テーマは「レジリエンス&トリアージ」です。詳細はこちらから↓

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 超情報場でお会いしましょう!

 

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L-04220207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 

〇楽しく健やかに生きる(働く)ために ~ストレスチェック制度開始後わかってきたこと~

 

201512月、従業員50名以上の全事業所にストレスチェック実施が義務づけられました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 

厚生労働省のHPによると、ストレスチェック制度とは、「自らのストレス状況について気づきを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取り組み」です。

厚生労働省HP>雇用・労働>>安全・衛生>

ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

 その結果を分析することにより、新たな事実が判明しました。

 

1)身体の不調は残業時間が長くなるほど増えていく

2)心の不調は残業時間と無関係

仕事にやりがいあり → 長時間労働でも低ストレス

仕事にやりがいなし → 残業時間が少なくても高ストレス

 

 鍵となるのは「やりがい」!

 よって、まずは「やりがい」を見いだすこと(「やりがい」を見いだすことをサポートすること)に注力し、次いで(並行して)残業時間を少なくする取り組みを行っていく という流れで改善していくべきです。論理的には。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 では、その「やりがい」は何をきっかけに生みだされるのでしょうか?

 

 そう、答えは「ゴール設定」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自由意思で設定したゴールと仕事が重なるから、そこに「やりがい」が生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

必ず「ゴールが先、認識が後」です。

Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 モチベーションとの関係でいうと、「モチベーションが高いからゴールを達成する」のではなく、「ゴールがあるからモチベーションが生まれ(るようにまわりには感じられ)、エネルギーと創造性を存分に発揮しながら成し遂げていく」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 

〇ハーバード大学のモチベーションに関する驚くべき研究

 

ハーバード大学ビジネススクールの名誉教授 ジョン・P・コッターらの研究を紹介します。「Corporate Culture and Performance」というタイトルで1992年に書籍化されています(残念ながら日本語訳は未発売)。

 

その研究では、米国フォーチュン500社のうち207社を、「自発的・やりたいことを行う文化(“want toculture)」を持つ企業と「抑圧的・強制的な文化(“have toculture)」を持つ企業とにグループ分けし、10年間の追跡とともに分析しています。

 

その結果、“want tocultureの企業は、“have tocultureの企業より、様々な指標で優れていることが判明しました。

中でも最も顕著な差が表れたのは生産性。

「~したい」の“want to”企業は、「~ねばならない」の“have to”企業に対して、なんと、756倍も生産性が優れていました。

 

 

756倍の生産性の違いを生みだす理由は…

 

ハーバードのコッター教授の研究が示していることは、「人間はいつも創造的である」という事実。「want to」だとそれを実現するために創造力が働き、「have to」だとそれを回避することに創造力が発揮されます(=創造的回避)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

want to」だと実現に向かう過程でスコトーマが外れ、実現方法を発見(発明)します。それをコーチングの祖 ルー・タイスさんは「invent on the way」と表現しました。

反対に、「have to」だとやらないでいい理由や言い訳を思いつき、つい先延ばしにしてしまいます。実現方法や可能性がスコトーマに隠れてしまう …その差が756倍です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

モチベーションが「want toか? have toか?」を決める最大のポイントは、本物のゴールを自分の自由意志と責任で決めているか?

 F-089~:無人運転と自動運転の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

これからの社会に必要なのは制限や監視ではありません。むしろ制限や監視は容易にwant tohave toに変えてしまい、エネルギーと創造性を奪ってしまいます。

制限や監視 それらはバイオパワー(生権力)のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

私はさらに「不安・恐怖(F)」「義務感(O)」「罪悪感(G)」に気をつけています。Want tohave toに変わってしまわないために。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

最も大切なのは「潜在能力のすごさを確信した(させた)上で、ゴール設定の方法を学び(教え)、実践する(させる)こと」。そして「ゴール達成能力の自己評価を高める(高めてあげる)こと」。ゴール&エフィカシーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 つまり、コーチングの実践!

 

L-043につづく)

 

 苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 ストレスチェックの結果を分析することにより、以下のことが判明しました。

1)身体の不調は残業時間が長くなるほど増えていく

2)心の不調は残業時間と無関係

 

 この結果を正しく解釈するためには、1)抽象度という概念を知り、2)宇宙の構造を理解し、3)身体と心の関係を体感する 必要があります。

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *宇宙の構造(情報空間)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *身体と心の関係はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

-追記2

 want to」だと実現に向かう過程でスコトーマが外れ、実現方法を発見(発明)します

 

 スコトーマが外れる(/スコトーマに隠れる)感覚を体感してみましょう!

 

 

 <ワーク:スコトーマを体感する>

 

 ① 左目を閉じて(手で隠して)、右目で「+」を見つめる

 ② 「●」を視野の端に捉えつつ、ゆっくり画面に近づいていく

 ③ 「●」が消えた瞬間が「スコトーマに隠れる」。もっと近づいて(or離して)「●」が出現した瞬間が「スコトーマが外れる」

 

 

<ワーク;スコトーマを体感する>

 

 これは網膜上に視細胞がない部分(視神経乳頭)が存在するために起こる物理的な現象です。さらに、人間の場合、情報空間にもスコトーマが生じます。高い抽象度の次元に臨場感を感じることができ、ホメオスタシスが働くから。その結果、偏見や思い込みが生じます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私たちは「同じ宇宙」「同じ世界」に存在していると思いがちですが、本当は「一人一宇宙」に生きています。同じように感じられる世界は、じつは、共同幻想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 その事実をしっかり理解してることがとても重要です。

 

 

-関連記事-

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第6回目は20211024日(日)開催。テーマは「レジリエンス&トリアージ」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27039457.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

  


L-04120207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -01;イントロダクション

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、長い間お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 

 研修の御依頼をいただいたのは2020年春。ちょうど新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して、最初の緊急事態宣言が発出された頃でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

 

 打ち合わせ中、「笑顔や笑い声が消えている」「ゆとりがなくなりギスギスしている」といった意見を伺いました。それは現場からの切実なSOS。きっと「Fight or Flight」が常態化してしまっていたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 実際、医療・介護現場は「老病死(+生で四苦)」が顕在化しやすい場所です。臨場感が高くスコトーマが外れやすい命の現場だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 よく「患者さんに寄り添う」「患者さんの気持ちになる」といった表現を見聞きしますが、本当に寄り添い同情(同調)してしまったら大変です。

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

ホメオスタシス同調により、不安や恐怖が増大するから。結果、患者さんやその御家族はますます苦しむことになるでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 真面目であるほど、純粋なwant tohave to化してしまいがちです。

不安や恐怖(Fear)だけでなく、義務感(Obligation)、罪悪感(Guilty)といった情動をいかにうまくコントロールするかが求められているのだと思います。とくに命の現場では。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 だから、コーチングの知識とスキルが重要!

 

 鍵はモチベーションのコントロールです。

常にwant toでいられたなら、756倍の生産性を発揮できるのはもちろんのこと、「もう続けられない」「早く辞めたい」と苦しむこともなくなるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 モチベーションを生みだすものはゴールです。

ゴール設定の結果としてモチベーションが生まれ、ゴール達成を確信するたびに(=エフィカシーが上がる)モチベーションは自然と高くなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その姿は「歯を食いしばって頑張っている」といったものではありません。ゴール&エフィカシーが満ちるほど、傍から見ると“気楽”に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 命の現場だけに、不安や恐怖は必ずあります。悲しいことや辛いことがおこります。ときに理不尽な思いをすることもあるでしょう。しかし、それらを遥かに超える喜びや感謝・感動・希望が、医療・介護現場には満ちあふれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 コーチングを学び実践することで楽しく働いて欲しい

“無我夢中”で生き、潜在能力を最大限発揮してほしい

 

 そんなことを願いながら、研修を行いました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

 次回以降、まずは具体的な内容を紹介し、その後いただいた御質問や感想に回答いたします。

 

L-042につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 コロナ医療従事者に関する気になる調査結果が、山陽新聞digital2021823日付)に掲載されていました。

倉敷中央病院救命救急センター 栗山明医長らの調査により、症状が最も重い新型コロナウイルス感染症を診る「3次救急」に指定されている全国15の医療機関で治療に当たる医療従事者の4人に1人が「自分をバーンアウト(燃え尽き症候群)の状態だと感じている」ことがわかりました。実際に退職を考えている人は4割を超えているそうです。

 

 コロナ以前から、とっくに日本の医療は崩壊しています。システムとしては。

 

 そのシステムエラーを医療従事者の頑張りが支えてきました。しかし、COVID-19をきっかけに、現場の負担は限界を超えています。身体的に、心理的に、社会的に、そしてスピリチュアル的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 

 その影響は医療を必要とする人やその家族を直撃していきます。

 Q-100~:リハビリが必要な状態なのですが、病院からは「早めに出てほしい」と言われています。どうしたらいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_378316.html

 

 社会的なシステムエラーの改善(revolution)は、個人のマインドの変化からはじまるはずです(evolution)。地道ではありますが、私は今後も医療・介護現場にコーチングを届ける活動を続けていきます。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.  

 

すべての意味のある、永続的な変化は心の中のイマジネーションから始まり、やがて外側の現実を変えていく

ルー・タイス(Lou Tice 

 

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

F-140~:不要不急

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400247.html

F-146~:トリアージ(triage)をコーチの視点で考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_401494.html

F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

 

 

-告知-

 コーチングを応用した研修に御興味のある方々は、下記連絡先(メール)に御連絡ください。みんなでエフィカシーを高めあう、明るくあたたかい未来をぜひ手に入れてください。

 (現在は主にオンラインで研修を行っています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 連絡先(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

 

L-041用タイトル


L-04020204月シークレットレクチャー -09<最終回>;「スピリチュアルペイン」を超越する<後編>

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 05;「四苦」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26705888.html

 06;「ヴィーゼルの言葉」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26744273.html

 07;「スピリチュアルペイン」を超越する<前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26764416.html

 08;「スピリチュアルペイン」を超越する<中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26799142.html

 09<最終回>;「スピリチュアルペイン」を超越する<後編>

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 上記問いの答えを見いだすために、「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」を超越していきましょう。

 

 最後は「スピリチュアルペイン」の超越。

 

前々回(L-038)は「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」について説明し、内包する矛盾を指摘しました。

 

 「個の生存」を目的とするはずのホメオスタシスが、人生単位では「個の死滅」のために働いている

 前回(L-039)、この「矛盾」自体に解決のヒントが隠されていることを説明しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その解決のヒントとは「抽象度を上げる」=無分別。すると、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 の生存」のためのホメオスタシスとして、「個の死滅」が機能(貢献)している

 と理解することができます。

 

 この場合、“一人の人間”という「個」が部分であり、“人間の集まり(人類)”という「種」が全体です。つまり、「個という部分と種という全体の双方向性の関係性」とみることができます。ゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そのゲシュタルト(個という部分と種という全体の関係性)の抽象度をすこし下げると、部分である“一人の人間”自体がひとつのゲシュタルトであることがわかります。今度は“一人の人間”が全体です。

 

 人間の体は、250種類、60兆個の細胞の集合です。

それぞれの細胞がしっかりと機能(貢献)し、時が来たら次の世代に置き換わることで、全体の生命(“一人の人間”)が保たれています。つまり、“11つの細胞”が部分。

 

ちょっと医師っぽく解説しますw

私たちの体は、毎日、1兆個もの細胞が置き換わるといわれています。じつに60分の1は前日と違うパーツなのです。まさに無常 物事は常に変わりゆき、永遠に変わらないものなどない」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 古い細胞が新しい細胞に置き換わるスピードは、臓器や年代により異なります。具体的にはこんな感じ

 

 脳:細胞亢進速度が早い細胞で1ヶ月で40%、遅い細胞は1年ですべて入れ替わる

 胃の粘膜:約3日ですべて入れ替わる

 肝:(早)1ヶ月で96%、(遅)1年ですべて

 腎:(早)1ヶ月で90%、(遅)1年ですべて

 筋:(早)1ヶ月で60%、(遅)200日ですべて

 血液:~120日ですべて入れ替わる

 骨:幼児期は1.5年、成長期は2年、成人は2.5年、70歳以上は3年ですべて

 皮膚(肌):10:20日、20:28日、30:40日、50:75日、60:100日ですべて

 

 このようにすべての細胞は、必ず新たな細胞に置き換わっていきます。ふさわしいタイミングで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 では、「ふさわしいタイミング」がきたのにいつまでも置き換わらない細胞がいたらどうなるでしょうか?

 

 そうです。その「いつまでも置き換わらない細胞」とは「がん細胞」のこと。

死ななくなった“がん細胞”という部分の存在により、やがては細胞の集合である“一人の人間”という全体の“命”が尽きる(死が早まる)ことになります。

だから、“一人の人間”という全体のために、“11つの細胞”という部分は置き換わらなければなりません。ふさわしいタイミングで。必ず!

 

 では、すこし下げていた抽象度を元に戻し、これまでの話を包摂して考えてみましょう。

 

 “一人の人間”という部分と“人間の集まり(人類)”という全体の関係も同じ。

ホメオスタシス(恒常性維持機能)は、細胞レベルでは「人(個)の生存」のためにあり、人間レベルでは「人類(種)の生存(受け継がれる命の維持)」のためにあります。

それが私たちのゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

講義のメインテーマである「スピリチュアルペイン」とは、「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

その「自分の存在や意味」は、じつは、はじめから遺伝子に書き込まれています。それは

 

人類という種の生存(受け継がれる命の維持)

 

 さらには、ただ書き込まれているだけではなく、その「存在や意味」に対して強力なホメオスタシスがしっかりと働いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ということは、私たちが心がけるべきこととは

 

根源的な「存在や意味」を個のゴール(バランスホイール)に落とし込み、ファイナルゴールである死に向かって“無我夢中”で生ききること

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

その理解と体感が「スピリチュアルペイン」の超越です。

 

 

 最後に、またこの質問を。

 

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 

ぜひ皆さん自身のオリジナルの答えを見つけてください。その探究自体が「エネルギーと創造性の源」となり、今はまだスコトーマの中に隠れているシンのゴールへと導いてくれるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

スピリチュアルペインとは、「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」のことです。

その「自分の存在や意味」は、はじめから遺伝子に書き込まれています。

 

ということは、スピリチュアルペインとは「抽象度を上げられない苦しみ」ともいえます。

 

 私は「スピリチュアルペインは自我の問いとともにはじまっている」と考えているため、思春期真っ只中の中高生に最優先にコーチングを導入するべきだと考えています。

 PM-05-33:子どもたちへの最大のプレゼント<後編:スピリチュアルペインはすでに始まっているのだから>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 スピリチュアルペインが「抽象度を上げられない苦しみ」であるならば、もっと根本的な理由により教育現場にコーチングを導入するべき!

 PM-05-13~15:そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 詳しくは下記ブログ記事で。教育について思うことを書きました↓

 PM-00-05:第五章(苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ)目次

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第5回目は2021919日(日)開催。テーマは「クライシスサイコロジー&レジリエンス」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26768389.html

 

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L-03920204月シークレットレクチャー -08;「スピリチュアルペイン」を超越する<中編>

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 05;「四苦」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26705888.html

 06;「ヴィーゼルの言葉」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26744273.html

 07;「スピリチュアルペイン」を超越する<前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26764416.html

 08;「スピリチュアルペイン」を超越する<中編>

 

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 上記問いの答えを見いだすために、「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」を超越していきましょう。

 

 最後は「スピリチュアルペイン」の超越。

 

 前回は「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」について説明し、内包する矛盾を指摘しました。

 

 「個の生存」を目的とするはずのホメオスタシスが、人生単位では「個の死滅」のために働いている

 

 この「矛盾」自体に、じつは、解決のヒントが隠されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 まずは、その「矛盾」という概念(ゲシュタルト)を確認しましょう。

 

 私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、人類史上初めて、「空(くう)」を形式的に定義されました。「形式的」とは「数学を用いた」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

以下、博士の論文「『空』を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ~」から一部引用します。ぜひ下記リンクで全文を確認してください↓

「空」を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ~

http://tomabechi.jp/EmptinessJapanese.pdf

 

 

空は、包摂半順序latticeの宇宙のtopである

 次に、包摂半順序latticeの宇宙における、任意の二つの概念もしくは存在のlubと、glbについて考えます。Latticeにおける任意の二つの概念もしくは存在のglbを、bottomといいます。また、latticeにおける任意の二つの概念もしくは存在のlubを、topといいます。

 宇宙から任意の二つを選び出す、例えば宇宙からペットボトルと犬を選び出して、その共通の下位概念の内もっとも下位にあるもの、包摂半順序latticeの宇宙のbottomとは、何でしょうか。現代分析哲学では、それは「矛盾」であると定義できます。それは、「ペットボトルなのにワンと鳴く」ようなもので、情報が少し多すぎるからという理解をすることができます。

 一方、宇宙の任意の二つのlub、包摂半順序latticeの宇宙のtopは、現代分析哲学では「いくらでもある」と定義されています。いくらでもあるということは、特定の概念が存在しないということです。つまり、現代分析哲学では、「すべての存在の上位概念は存在しない」とされているのです。したがって、西洋の現代分析哲学における宇宙は、bottomは「矛盾」で閉じて、topは「存在しない」で開いている、ということになります。

 ここで、釈迦の分析哲学を用います。仏教哲学では、すべての存在の上位概念は「存在する」と考えます。それが「空」です。釈迦の仏教哲学における「空」は、すべての存在の上位概念です。したがって、西洋の分析哲学に、東洋の仏教哲学を用いると、任意の二つの概念もしくは存在のlub、包摂半順序latticeの宇宙のtopは、「空」となります。空は、宇宙の何よりも上位であり、何よりも情報量がわずかに少ない概念です。したがって、空は宇宙すべてを潜在的に内包している、ということもできます。

 このように、西洋哲学と東洋哲学を融合すると、「宇宙は、bottomは『矛盾』で閉じ、topは『空』で閉じている包摂半順序latticeである」と定義できます。そして、「空は、包摂半順序latticeの宇宙のtopである」と定義することができるのです。このように、冒頭で述べたとおり、「空」は、「縁起」とは異なる別の概念です。

 宇宙と空に関するこのような見方は、数学でいうと不完全性定理が成功した後、物理学でいうと量子力学が成功した後の、現代の数学や物理学、哲学においては、まったく違和感のない見方となっています。

 引用終わり

 

 

 宇宙のすべてが情報です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 そんな宇宙を並べなおす「情報量の大小という軸」が抽象度。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 通常は「抽象度が最も低い情報宇宙の底面が物理空間である」と説明しますが、じつは、さらに下位のbottomがあります。それが「矛盾」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 シンプルにいうと、「矛盾」を感じる時は抽象度が低すぎるのです。その場合、意識して抽象度を上げるべき。その行為を仏教では「無分別」と言い表します。私の表現では“無敵”です。

 PM-01-20:“無敵”の意味-3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

「個の生存」を目的とするはずのホメオスタシスが、人生単位では「個の死滅」のために働いている

その「矛盾」を個→種というように抽象度を上げて無分別すると、

 

 の生存」のためのホメオスタシスとして、「個の死滅」が機能(貢献)している

 と理解することができます。

 

 この場合、“一人の人間”という「個」が部分であり、“人間の集まり(人類)”という「種」が全体です。つまり、「個という部分と種という全体の双方向性の関係性」とみることができます。ゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「個」のレベルでみると矛盾するが、「種」のレベルで働くホメオスタシスとみるとスッキリと理解できる それがより大きなゲシュタルトを築きあげたときの体感です(connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

L-040につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第5回目は2021919日(日)開催。テーマは「クライシスサイコロジー&レジリエンス」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26768389.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

「空」を定義する-1(苫米地英人博士、2011.11.06)

空の定義

苫米地英人博士のブログ(リンク記事)より引用

http://tomabechi.jp/

 



L-03820204月シークレットレクチャー -07;「スピリチュアルペイン」を超越する<前編>

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 05;「四苦」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26705888.html

 06;「ヴィーゼルの言葉」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26744273.html

 07;「スピリチュアルペイン」を超越する<前編>

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 上記問いの答えを見いだすために、「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」を超越していきましょう。

 

 最後は「スピリチュアルペイン」の超越。

 

スピリチュアルペインとは、「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

その「自分の存在や意味」をゴールとして見いだし、自由に生きよう!

というのが初回(1月)の講義の主旨です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

老病死などで能動的に機能・役割が果たせなくなったとしても、この世が縁起である以上、必ず誰かの役に立つことができる!

=関わる人の情報処理が双方向的に貢献を生みだす

というのが2回目の講義(3月)の主旨。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 3回の講義(134月)を通したメインテーマは「スピリチュアルペイン」で、最後の講義(4月)のサブテーマは「超越」です。その鍵となるのは「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ここからさらに抽象度をあげていきます。

 しばし逆腹式呼吸を行ってください。息を吐くたびにどんどん緩み、自由になっていくイメージで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

物理次元で体がしっかりリラックスし、情報次元で心が十分にゆらいだなら(Rゆらぎ)、ゆっくりと読み進めてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

 リラックスしていますか? では、質問です。

 

 関係が生みだす存在でありながら自由意思で「存在や意味」自体を見いだすことが可能な私たち人間の遺伝子には、必ず死がプログラムされています。なぜでしょうか?

 

 

 ここでは「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」を糸口に考えてみましょう。

 

その発見は意外に古く、1859年頃、生理学者 クロード・ベルナールが「生体の内部環境は組織液の循環等の要因によって外部から独立している(内部環境の固定性)」と提唱していたことが記録に残っています。

-ちなみに、1859年は、日本では安政6年。江戸幕府の大老 井伊直弼による弾圧が行われた年です(安政の大獄)。萩藩士 吉田松陰はこの年に殺害されました。

S-04-16:反求と在身-1;吉田松陰の教え

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23437901.html

S-04-17:反求と在身-2;「自分中心」克服のためのワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

その機能に「Homeostasis」と名付けたのが生理学者 ウォルター・B・キャノン。1920年代後半の出来事です。

 -1920年代はアメリカを先頭に「大量生産・大量消費」が確立した狂騒の年代。ファシズムの台頭がはじまり、「ブラックマンデー」と呼ばれるウォール街大暴落(Wall Street Crash)が発生しました。

(デジャブを感じませんか?)

 F-035~:クライシス(危機)の本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは、「生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質」のこと。具体的には、体温や血糖、血圧・心拍など、体の活動状態をある一定の幅に保つ機能のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 

 コロナ禍での社会の関心事でいえば、「病原微生物・ウイルスといった異物(非自己)の排除」もホメオスタシスといえます。

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 ホメオスタシスには、呼吸・心拍など秒単位のもの、睡眠など日単位のもの、月経(生理)など月単位のもの、そして季節に合わせた年単位のものなどがあります。「生まれ、成長し、徐々に老いて病み、やがては死を迎える」という生老病死(四苦)も、人生という大きな単位でのホメオスタシスといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 

 ホメオスタシスの目的は「個の生存(生命の維持)」です。

それなのに、はじめから遺伝子には死が書き込まれており、人生単位でみると「必ず老い、必ず死を迎える」ようにホメオスタシスが働いています。それが元々のプログラム。

 

 「個の生存」を目的とするはずのホメオスタシスが、人生単位では「個の死滅」のために働いている

 

 この矛盾に、じつは、解決のヒントが隠されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

L-039につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

関係が生みだす存在でありながら自由意思で「存在や意味」自体を見いだすことが可能な私たち人間の遺伝子には、必ず死がプログラムされています。なぜでしょうか?

 

 私の答えと解決策はこちら↓

 F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

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F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第5回目は2021919日(日)開催。テーマは「クライシスサイコロジー&レジリエンス」です。詳細はこちらから↓

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 超情報場でお会いしましょう!

 

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L-03720204月シークレットレクチャー -06;「ヴィーゼルの言葉」を超越する

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 05;「四苦」を超越する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26705888.html

 06;「ヴィーゼルの言葉」を超越する

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 上記問いの答えを見いだすために、「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」を超越していきましょう。

 

 

 次に「ヴィーゼルの言葉」の超越です。

 

 前回は「四苦」の超越でした。四苦とは「生老病死」のこと。その現象は物理空間に限定されています。物理空間とは情報空間の底面のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 したがって、「四苦」の超越は、より抽象度の高い次元に臨場感を感じることで実現できます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「四苦」を超越すると「情報的には死ぬことはない(消滅しない)」ことがわかります。もっと正確に表現すると「滅するとはいえず、滅しないともいえない」という感じ。「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 今回の「ヴィーゼルの言葉」も同じ。

たとえ「生と死の間(between life and death)」に関心を持ち続けたとしても、その関心が物理空間に限定されているのであれば、それは「四苦」に囚われることと同義です。

 

 

 愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ

 

The opposite of love is not hate, it’s indifference.

The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.

The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

 

 重要なので繰り返しますが、「生と死の間」に関心を持ち続けることでヴィーゼルのいう「生」を全うしたとしても、低抽象度に留まり続ける間は苦から逃れられません。徳川家康の遺訓とされる「人の一生は重荷を負ふて遠き道を行くが如し」ではないですが、生きることも死ぬこともhave toであり続けるでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 やはり、鍵は「抽象度」。

 

ヴィーゼル自身は抽象度の高い視点でもっと大きなことを伝えたかったはずです。なぜなら、「生」とともに取り上げられた「愛」「美」「信仰」はすべて高次の情報空間上の概念だから。

それらに続き「生」に言及したことには、「『生死』を物理空間だけではなく、より高次元(願わくば全抽象度)で捉えて欲しい」という思いが込められているはずです。

 

 では、全抽象度次元で捉えた場合の「生と死の間」とはどのようなものでしょうか?

 

 私の答えは「縁起による無限の可能性」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 それはゴールのポイントの1つ「自分中心を捨て去ること」を実践し続けることで宇宙中にひろがっていく「自我」のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 鍵は「抽象度」。

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量は減っていきます。

しかし、その一方で、抽象度が上がるほど潜在的な情報量はむしろ増えていきます。「潜在的な情報量」を「可能性」に置き換えると、抽象度が上がるほど可能性は大きくなるといえます。

例えば、「動物」は「犬」より具体的な情報量は少ないのですが、「猫」も「牛」も「豚」も潜在的に含んでいます(=包摂)。「犬」の抽象度では「猫」「牛」「豚」である可能性は閉ざされますが、「動物」の抽象度に上がると、「猫」や「牛」や「豚」である可能性が開かれます。もちろん、「鳥」や「魚」の可能性も。

さらに「動物」と「植物」を包摂する「生物」の抽象度まで上がると、「犬」はもちろん、「木」や「花」の可能性も生まれます。

 

抽象度が上がるほど増える潜在的情報量(=可能性)で考えると、宇宙は逆円錐のような構造とイメージしなおすことができます。

(情報空間の階層が円だという意味ではありませんw

 

潜在的情報(可能世界)

 

 繰り返しますが、緑色の逆円錐で示されているものは潜在的情報量(=可能性)です。潜在的情報量が最も少ない(=具体的情報量が最も多い)抽象度0の次元が物理空間ですので、逆円錐の頂点は物理空間上に存在すると考えることができます。

 情報空間の底面である物理空間のイメージ(赤枠の平面)を重ねるとこんな感じになります。

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 ヴィーゼルのいう「生と死の間」とは、物理空間(上図の赤い平面部分)に限定されるものではありません。その高次の情報宇宙に広がる可能性すべて(緑色の逆円錐)です。

 

 つまり、「生」とはあらゆる可能性が結実している刹那瞬のこと(一期一会)。

底面(物理空間)に結実した刹那瞬から高次の抽象度次元に気を向けると、情報空間いっぱいにひろがる無限の可能性こそが「生」であることがわかります(一念三千)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 その理解と体感が「ヴィーゼルの言葉」の超越です。

 

L-038につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

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F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

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Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

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-告知-

 2021829日(日)にコーチングフェスタ2021が開催されます!

苫米地式コーチング認定マスターコーチ 青山龍さんが主催される「クライアントとコーチが出会う場となるオンラインイベント」です。すでに申し込みはスタートしています。

じつは、私 CoacH Tも参加させていただきます。

超情報場でお会いしましょう!

 

 ▼コーチングフェスタ2021詳細▼

 http://aoyamacoach.com/coaching-festa-2021/

 

   

L-03620204月シークレットレクチャー -05;「四苦」を超越する

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 05;「四苦」を超越する

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

 上記問いの答えを見いだすために、「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」を超越していきましょう。

 

 まずは「四苦」から。

 

 繰り返しになりますが、「四苦」とは「生老病死」のこと。「老いることは苦しみである。病になることも苦しみである。死ぬことも苦しみである。そして、それらの苦のはじまりとして、そもそもこの世に生まれることが苦しみである」という釈迦の気づきに由来します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 その「四苦=生老病死」とは、すべて抽象度0の物理空間上の現象です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 前頭葉が発達した人間にとっての宇宙とは、決して物理空間に限定されるものではありません。底面である物理空間のはるか高次に階層を持ってひろがっている情報空間すべてが宇宙であるといえます。潜在的には。

 (Q:潜在的な宇宙を顕在化するポイントは? 答えは追記で)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

  

 前回の講義(3月)と絡めていえば、物理空間では寝たきりの状態で機能を発揮できないとしても、その姿から誰かが何かを得たなら、それは立派な貢献。その時の貢献は情報的なもので、“認識者”の情報宇宙にひろがっていきます。

 L-03020203… -0875歳以上では延命治療は不要?<プランサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26197802.html

  

よって、どんな状況でも、貢献し続けることは可能!

そもそもすべてが情報です。その情報を私たち人間は臨場感豊かに感じることができます。だからこそ、死後も貢献し続けることができるのです。縁起の結実として“認識者”が存在し続けるかぎり。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

例えば「死後に献体する」という場合、「献体」という物理空間での行為だけではなく、「『献体』の意思表示が縁ある者に与えた影響」そのものがすでに立派な貢献です。
 そこから学んだ何かを誰かが活かし続ける限り、献体を希望した者の貢献は続くことになります。たとえ死後に献体が行われなかったとしても。

F-157:指一本でも役に立ちたい

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 なぜだかわかりますか?

 

 そう、すべては縁起であり、私たち人間はその縁起宇宙(超情報場)にホメオスタシスが働いているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

物理的には必ず死を迎えますが、情報的には死ぬ=消滅することはありません。縁によりスコトーマが外れ、縁によりスコトーマに隠れるだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その理(=不生不滅)を理解し体得することが「四苦」を超越することだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

L-037につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 前頭葉が発達した人間にとっての宇宙とは、決して物理空間に限定されるものではありません。底面である物理空間のはるか高次に階層を持ってひろがっている情報空間すべてが宇宙であるといえます。潜在的には。

 (Q:潜在的な宇宙を顕在化するポイントは? 答えは追記で)

 

 答えは「知識」「重要性」「役割」。

 そう、スコトーマを生みだす/外すための3つのポイントです。それはRASのフィルタリングを決定するものでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 目の前の世界は私たちの認識が生みだしています。すでに存在する宇宙をただ認識しているのではなく、私たちの認識という行為によりリアルタイムに宇宙が生みだされているのです。だから「一人一宇宙」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 よって、知識を得る学習はとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 学習を経て認識主体の情報処理能力が上がるほど、目の前の世界は豊かになっていきます。詳しくはこちら↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 では、その学習のために最も大切なことは何でしょうか?

 

 答えはゴール。自ら設定したゴールにより「知識」「重要性」「役割」が決まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから、コーチングは「新たな宇宙創造」のための重要な縁起といえます。

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

-告知-

 2021829日(日)にコーチングフェスタ2021が開催されます!

苫米地式コーチング認定マスターコーチ 青山龍さんが主催される「クライアントとコーチが出会う場となるオンラインイベント」です。すでに申し込みはスタートしています。

じつは、私 CoacH Tも参加させていただきます。

超情報場でお会いしましょう!

 

 ▼コーチングフェスタ2021詳細▼

 http://aoyamacoach.com/coaching-festa-2021/

 


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