苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: L:講義・研修・セミナー編

L-248202210月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html

 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html

 06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html

 07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38104715.html

 08;「過去には一切こだわらない」

 

 

 前回(L-247)、「コーチたる者の大前提」を紹介しました。それは「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」。

 

時間は未来から現在、現在から過去へと流れています。たとえそれがよい思い出であっても、あるいは辛い記憶だとしても、時間の経過とともにどんどん遠ざかっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから、「あの時〇〇していれば/しなければ…」といった後悔はムダ!

 F-418:私、うっちゃいました <前編;後悔は進化の結果>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37549544.html

 

 私たちが行うべきは、遠ざかる過去をわざわざ“今”にして自らを縛ることではなく、ゴールが生みだす未来に向かう縁とすることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのためのセルフトークが、「私らしくなかった。次は〇〇している」。このようなセルフトークを重ね、共有するゴール側の世界(未来)の臨場感を上げていくことが重要です。

 Q-226ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html

 

 

 ところで、私は研修の冒頭にこのような問いかけをさせていただきました。

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 

 

皆さんの職場では「~しなければならない」や「~してはならない」があふれていませんか?

 

 

 これも正確にいうと「過去」。現状の可能世界w1や共有しているブリーフを把握するためにあえて質問しましたが、コーチングの実践においては「これまではどうだったか?」はまったく関係ありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチとして私が問いかけるのは未来のみ。例えば

 

 

皆さんの職場で、これからどのような会話をしますか?

 

 

 ただし、問いかけるだけ。強制や方向付けは一切行いません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

本当の「しあわせ」は、過去ではなく、未来にあります。だから、これから近づくゴール(未来)にフォーカスすることが大切。それが「過去には一切こだわらない」ということです。

L-207202207月シークレットレクチャー -05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p14)より引用します。

 

 

ルール1 過去にはこだわらない

 私たちは未来に向かって生きています。過去は関係ありません。私たちは、なりたい未来、ありたい未来を自由に生きることができるのです。

 過去にこだわってしまうと、過去に縛られた未来を生きることになります。過去に縛られてしまったら、自由な未来を生きることができません。

 すばらしい未来を実現するということは、未来になればなるほどすばらしさが増していくはずです。そのすばらしい未来に一番近い時間は現在です。過去はどんどん遠ざかっていくだけで、現在や未来に関わりを持つことはありません。あるとすれば、あなたが過去に囚われてしまうことだけです。

 ただし「過去にこだわらない」というのは簡単なことではありません。頭では十分に分かっている人でも、いざとなると過去にこだわってしまう人が多いものです。

 私はアメリカのコーチングの第一人者 ルー・タイス氏と一緒に、TPIEPX2TICEといった自己啓発、コーチングのプログラムを開発し、その普及のお手伝いをしています。TICEはパーソナルコーチングのプログラムですが、TPIEPX2というのは、ルー氏のメソッドを学んだファシリテーターというコーチを養成して、そのファシリテーターがさらに新しい人たちを指導するという形で普及しています。

 ファシリテーターは規定の講習を受け、私やルー氏の考え方をしっかりと身につけた人たちです。本書に書かれているようなことは、当然のこととして身に染みて理解しているはずです。

 ところが、あるとき、新たなファシリテーターを養成する講習において、受講者にこんなアンケートをしていました。

 「あなたはこれまでどのようなコーチングをしてきましたか」

 私はびっくりしました。あれほど日頃から「過去にはこだわるな。過去に縛られるな」と指導しているファシリテーターたちが「過去にどのようなコーチングをしてきたか」というアンケートを取っていたのです。こんなふうに、過去にこだわらないというのは非常に難しいのです。

 これからTPIEのファシリテーターになろうという人たちが受講しに来ているのですから、過去にどんなコーチングをしてきたかなどということは、まったく関係ありませんし、むしろ本来なら「すべての過去を今すぐ忘れてください」とでも言うべきところだったのです。

 「これからどのようなコーチングをしていくつもりですか」と尋ねるのならまだわかります。未来のゴールを設定する作業になりますから、必要なことでもあります。しかし、これまでどのようなコーチングをしてきたかという情報は何の役にも立ちません。訓練を受けたファシリテーターがこうなのですから、普通の人に「過去にこだわるな」といっても難しいのも仕方ありません。

 本来なら、企業の採用試験で履歴書を出すというのも意味がありません。これからこの会社でどういうことをやっていきたいかを書かせるならまだしも、過去を問うても何の役にも立たないはずです。私の会社でエンジニアを採用するときにやってもらうことは、「今すぐに私が言ったプログラムを紙に書いてください」というものです。「大手コンピューター・システム会社に何年いました」などという履歴を言う人がいても、その履歴が現在、および未来に使いものになるのかどうかは、プログラムを書いてもらえばすぐにわかります。

 過去にこだわっても何もいいことはありません。未来はあなたが思い描いたとおりになります。職業でも好きな職業に就くことができます。今すぐにではなくても、本気になって3年、5年、10年と毎日やり続ければ、どんなことでも超一流の仲間入りができます。もちろん世界一になる必要はなく、その仕事で生活できればいいのですから、実際はそれほどたいへんなことではありません。

 未来はあなたが自由に決めることができるものです。ただ、漠然と待っていたのでは現状は変わりませんから、現在の延長線上の未来にしかなりませんが、現状ではない未来をあなたが選び、行動を起こすことで、理想の未来が必ず手に入るのです

 引用終わり

 

 

 私たちは未来に向かって生きています。過去は関係ありません。私たちは、なりたい未来、ありたい未来を自由に生きることができるのです

 

 と言われて、心からそうだと納得できますか? 100%そうだと断言できますか?

 

 

 少しでも迷いがあるのなら、次の「やりたいことだけをやる」の実践は難しいでしょう。心が過去に縛られたままで、自由ではないから。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 まずは「未来から過去へと流れる“時間の流れ”」を体感し、「過去は一切関係ない」を体得してください。

*関連する重要なワークがこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36900186.html

 

L-249につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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L-068202011月シークレットレクチャー -03;じかんかじ(時間舵)

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Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

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Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

 

人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44

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L-247202210月介護施設研修 -07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

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 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

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 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

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 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

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 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

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 06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html

 07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提

 

 

ゴールが先、認識が後

 

 職場の雰囲気を改善することも、気持ちのコントロールを体得することも、すべてゴール次第。働く仲間が共有しているゴール次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 最新のゴールの定義は「∀y∃x qGoal(x,y) } x,y ∈w_{future}}」。

 

 自然言語でいうと、「未来に存在し得るすべての可能世界を自分にとっての重要度で並び変える関数(ただし、必ず順番を決められるとは限らない)」です。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -08

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 そんなゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る(利他性)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 「3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)」は、苫米地博士によって大きなアップデートが行われました。具体的にいうと、ゴールのカテゴリーに「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」が追加されています。

 Q-464:「この世をよくしたいvol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

 

バランスホイール(「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」)

 

 

 本気でコーチングについて話す場合、私はまず「抽象度」について説明します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その理解と体得がないと、(抽象度を軸とした場合の)情報空間の底面である物理空間から意識が離れないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「物理空間から意識が離れない」というのは、「自由を失っている状態」です。そのような心のままでは、現状の外に新たなゴールを設定することも、可能世界w2を想像→創造することもできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 医療や介護の現場こそ、「抽象度」の理解や、その先で得る「空(くう)」の体感が必要なはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 なぜなら、生命現象は全抽象度次元にひろがっているから↓

 F-423:微笑み返し <後編;コーチが微笑みとともに伝えること>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37732850.html

 

 しかしながら、忙しい医療・介護現場では、じっくりと研修を行うことがなかなかできません。その場合、私は医療・介護の世界で用いられる「トータルペイン」という概念(ゲシュタルト)を応用してシンプルに説明します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「身体的ゴールは?」→「心理・精神的ゴールは?」→「社会的ゴールは?」というように次元を上がっていきながら。

 L-181202206月医療・介護研修会 -04;イライラや不幸から自由になるために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35531009.html

 

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会 (mhlw.go.jp)

 

 

いずれにしても、大切なのは「したい(want to)」という思い「できる」という確信です。「したい」を生みだすのがゴールで、「できる」はエフィカシーのこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その「ゴール×エフィカシー」がコーチングの核心だといえます。

 F-314~5:デジタル自傷行為 <plan-side -2~3;ゴール×エフィカシーの“秘密”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32626694.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32678098.html

 

 その核心を施設の“文化”として育てていくために、私は3つの大前提の徹底をお勧めしています。それは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p223)より引用します。

 

 

◎コーチングとは何かを再確認

 さて、私がコーチングを日本に紹介して約25年、多くの人が「コーチング」という言葉を知るようになってきました。しかし、その一方でコーチングに対する誤解も広がっています。オリジナル版『オーセンティック・コーチング』の最初でも書いていますが、コーチングをコンサルティングやカウンセリング、メンタルケア・メソッドと混同している人々があとを絶ちません。なにしろ、“コーチ”を名乗る人々の中にですら、「コーチングとは何か」を理解していない行動や言動がたびたび見受けられるのです。その最たるものが「メンタル・コーチ」という呼称でしょう。

 コーチングは確かに「心の使い方」を教えるものですから、「メンタル・コーチ」という言い方も間違いとは言い切れません。クライアントのほうから見れば、「コーチは私のメンタルをケアしてくれる人なんだから、メンタル・コーチでいいでしょう?」と思うのは当然でしょう。しかし、コーチ自身が「コーチング=メンタルケア」と思ってしまうのは大問題です。

 はっきり言います。コーチングはメンタル・ケアではありません。

 そもそもメンタルケアは「心に寄り添う」ことが主眼です。ケアなのですから、当然です。一方、コーチングは「心に寄り添う」ものではありません。一切寄り添わないとまでは言いませんが、そこは主眼ではありません。時には冷たく突き放すこともあるのです。

 ですから、コーチングでは、コーチたる者の大前提が決まっています。

 

 1つ目は「過去には一切こだわらない」。

 2つ目は「やりたいことだけをやる」。

 3つ目は「クライアントの利益100%」。

 

 1つ目の「過去には一切こだわらない」は、これまでも何度か言ってきた「過去は過去」という話です。すでに終わってしまったものにこだわっても仕方ありません。また、クライアントが過去にこだわるようであれば、「過去は未来を変えることで簡単に変えられる」ことを伝えるのがコーチの役割です。

 2つ目の「やりたいことだけをやる」ですが、これを理解しているコーチは意外に少ないのではないでしょうか? 苫米地式コーチングを学んだコーチであっても、ともすれば、「やりたくないことをやらないといけない時もある」とつい思ってしまいがちです。私は何度も「そんなことはない。やりたくないことをやろうとするのが問題なのだ」と言っているのですが、なかなかわかってもらえません。

 やりたいことだけをやることは可能です。それほど難しいことではないということを、『オリジナル版』に続いて『増補版』でも語っていく予定ですので、今度こそ理解しましょう。何度も言いますよ。難しくないですから。

 3つ目の「クライアントの利益100%」についても同様です。まったく難しいことを言ってるわけではないのに、自分で難しく考え過ぎてしまうのか、「そんなことできるのだろうか?」と思ってしまう人が多いようです。

 しかし、私は「お客様本位100%ですよ」と言っているだけで、ごくごく普通の職業倫理の話です。例えば、あなたがお客さんに商品を売る場合、「AB、どちらがお客さんにとって利益になるかを考えて仕事をしてくださいね」という話をしているだけです。これがそんなに難しいことでしょうか? 自分でハードルを上げないでください。

 もう一つ、コーチが貰うフィーを気にする人がいますが、フィーは時間に対する対価です。要は物々交換ですから、それを「クライアントの利益100%ではない」とは考えないでください。その時間のすべてをクライアントの利益のためだけに考え、行動するのは職業人として当たり前の行為なのです。

 これらのことは初心者のコーチだけでなく、少し慣れてきたコーチもよく勘違いしてしまうポイントなので、『増補版』でも、改めてチェックしていきましょう。

 苫米地式コーチングとはどういうもので、苫米地式コーチはどういう人であるのか?

そして、コーチングとは何かというのを再確認してほしいと思います。また、それができるような新バランスホイールについても紹介していきます。

引用終わり

 

 

一方、コーチングは「心に寄り添う」ものではありません。一切寄り添わないとまでは言いませんが、そこは主眼ではありません。時には冷たく突き放すこともあるのです。

 ですから、コーチングでは、コーチたる者の大前提が決まっています。

 1つ目は「過去には一切こだわらない」。

 2つ目は「やりたいことだけをやる」。

 3つ目は「クライアントの利益100%」。

 

 この「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」が、私がお勧めする大前提。

これらを徹底していくとコーチングが施設の“文化”に浸透していき、自然と「態度や言葉」が書き換わっていくはずです。

 F-431:自由訳「心技体」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38010584.html

 

L-248につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

「抽象度」の理解と体得がないと、(抽象度を軸とした場合の)情報空間の底面である物理空間から意識が離れません。それは「自由を失っている状態」。さらに言い換えると

 

  魂を重力に引かれて飛ぶことができない状態

 

 アニメの話で恐縮ですが、これは「Zガンダム」(1985年)の中で、クワトロ・バジーナ(じつはシャア・アズナブル。その正体はキャスバル・レム・ダイクン)が用いていた表現です。

 F-398:赤いGと白いG ~よくわかんないけど、なんかわかった!~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36810305.html

 

 物理次元が世界(宇宙)のすべてだと信じていた子どもの頃は地球の重力のことだと思っていましたが、コーチになった今は

 

魂を重力に引かれる =煩悩を利用され洗脳されている =低抽象度の意識状態

飛ぶことができる =利他的なゴールを自由意思で設定しw2を創造できる =高抽象度の意識状態

 

 だと理解できます。「人類の革新」を目指すシャアがもしも現代に生きていたら、きっとコーチになっているのでしょう。

 L-232202209月シークレットレクチャー -07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 

 「シャアの反乱」から12年(←物語中の時間経過。物理次元では28年)

 

 現在公開中の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の中で、シャアのブリーフをも受け継ぐハサウェイ・ノアはどんな決断を下しているのでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-393:ナイセイカンショウ <vol.2;内政不干渉の原則>

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L-227202209月シークレットレクチャー -02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

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Q-461:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」>

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Q-462:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38018633.html

Q-463:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.7;カテゴリー・ゴール「エソテリシティ」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38024944.html

 

 

オーセンティック・コーチング2026

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 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html

 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html

 06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ

 

 

 前回(L-245)取り上げた「『幸せで楽しい』『最高にうれしい』が“あたりまえ”に書き換わる秘訣」とは、「『ノット・ノーマル』度を上げる」こと。

 Q-405:コーチングを受けると、結局のところ、どうなるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35882023.html

 

 それは、じつは、「ゴールを実現する自分の能力の自己評価を上げる」ことでもあります。そう、「エフィカシーを上げる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ルー・タイスさんは「ゴールが先、認識が後」と話されていますが、そのプリンシプルはコーチングがどんどんアップデートされている今も変わりありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 ゴールは現状の外に設定するものですが、現状の外はスコトーマに隠れているので、なかなか認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 うまくスコトーマを外してゴール設定ができたとしても、そのゴール自体はあいまいな感じではっきりとは感じられません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「どうやって達成したらよいのか想像できない」「どんな世界なのか想像できない」という臨場感のまったくない世界が、本来のゴール側の可能世界w2です。

 F-428:見えない壁

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37908516.html

 

 だから、現状の可能世界w1の外側の世界であるw2に対してエフィカシーを上げることは大変です。正直な気持ちをいうと、私自身は「コーチがいないとムリ」だと思っています。

 L-215202208月シークレット… -02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 

 本物のコーチングにおける「エフィカシーを上げる」をイメージしやすいように、苫米地博士はエフィカシー関数「Efficacyw1)→ w2」を導入されました。

 F-433~:イメージするための表現の関数

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432465.html

 

最新のコーチングにおけるエフィカシーとは、「現状宇宙w1からゴール宇宙w2に移行する自己能力の自己評価関数」です。

 F-430:オーセンティック・コーチングの形式定義 <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37977729.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 このエフィカシー関数を作っていくことがコーチの役割。そのためにまず行うことが「セルフトークのコントロール」。エフィカシー関数を作っていくためにセルフトークを変えていくことが、「セルフトークのコントロール」です。

 Q-395:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 ただし、あたりまえではありますが、実際に「コントロール」を行うのはクライアント自身です。コーチの役割は「クライアントの意識を『主観』から『客観』へと導く」こと。苫米地博士は「クライアント本人が無意識の中で、過去の記憶を使わずに、セルフトークでゴールに対してストーリーテリングしていれば、その中間過程でゴールに対して臨場感が出てくる」と仰っています↓

 L-231202209月シークレット… -06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 

 

  セルフトークでゴールに対してストーリーテリングしていれば、その中間過程でゴールに対して臨場感が出てくる

 

 

 そうなったら、次は、その「臨場感」の強化を行います。「I×V=R」でいうと、「VVividness)」の強化。そのときに用いるのが「体感の外部化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『110分』で脳が生まれ変わる」(イースト・プレス、p125)より引用します。

 

 

記憶をリアルに感じるトレーニング4

声に出して体感を強化する

 また、自分の体感を一度声にして外に出すと強化されます

 たとえば、「俺はすごい」「俺はうれしい」「俺は気持ちいい」「俺は誇らしい」「俺はカッコいい」と大きな声で言ってみます。

 外に出せば出すほど効果があります。小さい声でもいいですから、一度声に出してみてください。声を出すことで、自分を外の物理空間に入れて、もう一度自分の耳で聞くことで体感が強化されるからです。これを「外部化」と言います。

 『50倍速英語脳プログラム 超実践トレーニング編』(フォレスト出版刊)では、自分の声が耳から入るようなマイク付きのヘッドフォンが付録についています。

 小さい声でもいいので、ボリュームを最大にして、「俺はカッコいい」と言えばいいのです。

 声に出して「外部化」し、外から自分の声を聞く。本当は他人に言ってもらうほうが効率よく体感が強化されます

 「毎朝、ほめ合うグループ」をつくるのもいいでしょう。ただ、そのときは、他人から言われるだけでなく、自分が成功イメージを思い浮かべながらでないと意味がありません。

 たんに「すごい」と言われるだけでは無意味で、「外部化」をして過去の記憶の情動(体感)を強化しなくてはいけません。

 「気持ちいい教」とか「カッコいい教」とかという宗教をつくればいいのです。毎朝、お互いに気持ちいいイメージで「気持ちいいと言い合う会」を町内でつくればいいのです。

 そうやって体感を強化して、「エフィカシー」(自己評価)を上げるのです。

 「俺はカッコいい」と思っていると、カッコいいことしか見えなくなります。カッコ悪いことはスコトーマ(盲点)になって、無意識的に避けてしまいます。

 今日はいい日になるなあと思っていると、いい日にしかなりません。悪いことがスコトーマになって見えなくなるのです。

 自分のパートナーには「かわいい」「カッコいい」と言ってあげないと、かわいくも、カッコよくもならないのです。

 引用終わり

 

 

「気持ちいい教」とか「カッコいい教」とかという宗教をつくればいいのです。毎朝、お互いに気持ちいいイメージで「気持ちいいと言い合う会」を町内でつくればいいのです。そうやって体感を強化して、「エフィカシー」(自己評価)を上げるのです

 

 かつて病院長を務めていたとき、このトレーニングを実際に導入してみました。その結果は惨敗。かえって場の雰囲気が悪くなってしまいました。コンフォートゾーンが乱れ、殺伐としていくような感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その理由をいろいろ考えてみましたが、“失敗”の最大の原因は「1)セルフトークでゴールに対してストーリーテリング →2)その中間過程でゴールに対して臨場感が出てくる →3)体感の外部化で臨場感を強化」の1)2)が不十分なまま、いきなり3)に取り組んだからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 多くの職員にとっては「気持ちいい教」「カッコいい教」といった“カルト”に感じられたのだと思います。実際、不覚にも「苫米地教信者」と陰口を叩かれました。

 Q-462:「この世をよくしたいならvol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38018633.html

 

 そんな苦い経験を経て、「ゴールが先、認識が後」というプリンシプルの重みを痛感しました。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 職場の雰囲気を改善することも、気持ちのコントロールを体得することも、すべてゴール次第。働く仲間が共有しているゴール次第です。

 L-124202111月医療・介護研修レポート -05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32710871.html

 

L-247につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 今日はいい日になるなあと思っていると、いい日にしかなりません

 

 もちろんそのとおりなのですが、セルフイメージが低い状態では、この言葉を素直に受け入れることはできないはずです。

 L-129202111月医療・介護研修レポート -10;自己充足的予言×エフィカシー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32846862.html

 

 先ほどの「ゴールが先、認識が後」を理解していても、セルフイメージが低いままでは肝心のゴール設定ができません。スコトーマが外れないから。

 Q-208:質問という行為はセルフイメージを下げると思っています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26826907.html

 

 では、どうすればいいのか?

 

 私なりの“答え”をまとめてみました↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-421~:微笑み返し

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432025.html

L-220202208月シークレットレクチャー -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

L-236202209月シークレットレクチャー -11;複雑な関係を立体的に思考する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

Q-455~:ゴールにふさわしいブリーフシステムを構築するためには

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432187.html

 

 

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L-245202210月介護施設研修 -05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html

 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 

 

 前回(L-244)、「呼吸を意識に上げてコントロールするワーク」を行いました。

 

重要なのは、呼吸を「意識する」のであって、「意図する」のではないということ。あくまでも「お腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸を続けます。

L-211202207… -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 

「自然な」とは「無意識で」ということ。その無意識を意識に上げることがポイントです。苫米地博士が書籍(「オーセンティック・コーチング 2026p109)に書かれている表現でいうと、「無意識と意識の境界で一部だけは意識して、一部だけは無意識にする」という感じ↓

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

普段は意識しないような呼吸をしている自分の感覚に鋭敏になると、自然と変性意識が生成されます。そのとき「周囲の状態から意識が切り離されている感覚」が生じるはず。

L-189202206月医療… -12QA);「ゲシュタルト」「I×V=R」と逆腹式呼吸

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35722171.html

 

 その理由は「呼吸は重要なホメオスタシス活動」であり、呼吸を意識に上げながらコントロールすることは「ホメオスタシスに介入する窓口になる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 生体としての内部表現は、無意識下で物理的世界とフィードバック関係を保ちながら維持されています。それは臨場感が物理空間にあるということ。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 その物理空間とは、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面。物理も情報であり、物理空間は情報空間の一部です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな物理空間を内省的に意識に上げることで、目の前は意識が介入した空間に変わっていきます。もう少し詳しくいうと、純粋な物理空間とはいえない「意識という情報的行為が介入した、やや情報空間にゆらいだ物理空間」へと変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

そのような“ゆらいだ空間”への臨場感が強まるほど、人は深い変性意識状態となります。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 深い変性意識状態は「これまでの洗脳を解きやすい意識状態」といえますが、一方で「さらに強力に洗脳されてしまいやすい意識状態」だともいえます。

 F-426:さくら <vol.3;“洗脳”が解ける(解けかけている)感触>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37839377.html

 

 初回(L-241)に述べた「スコトーマ(Scotoma)」を用いると、「これまでのスコトーマが外れやすい状態」であり、一方で「さらに巨大で強大なスコトーマが生じやすい状態」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外れる/生じるポイントは3つあります。それは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)。その3つのポイントを、過去からではなく、未来側から新たに生みだす縁起が「ゴール(Goal)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 最新の知識でいうと、カテゴリー・ゴール「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」が、「脱洗脳になるか?」それとも「さらなる洗脳になるか?」を決めるといえます。

 Q-464:この世をよくvol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

 チームでいうならリーダーのゴール(とくに「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」というカテゴリーのゴール)、介護施設なら施設長のゴール、社会福祉法人なら理事長のゴールが、「脱洗脳になるか?」それとも「さらなる洗脳になるか?」に強く影響します。

 F-295~6:苫米地式次世代リーダーシップ <vol.2~3;次世代リーダーの要件>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31657555.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31709558.html

 

 すごく簡単にいうと、鍵になるのは、リーダーの「ノット・ノーマル」度。高い倫理観や圧倒的な利他性を獲得した上での「ノット・ノーマル」です。

 F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 

 以下、苫米地博士の著書「40歳から『差がつく』生き方」(PHP研究所、p85)より引用します。

 

 

ノット・ノーマルになってこそ本当のゴールが見える

 ルー・タイスは、「ゴールが先にあり、その他すべては後から生まれる」と言っている。だが、ゴールそのものを見つけられない人が多い。

 ゴールというのは、現状の外側にある。現状の外側は、そんなに簡単には見えない。日本型組織のサラリーマン社会の中で、「同期よりも早く出世すること」が自分のゴールだと思い込んでいる人ばかりを見て生きていると、自分のゴールを探そうと思っても、もう見えない状態になってしまっている。

 まず、ゴールを見える状態にすることから始めよう。意図的にゴールを見つけようとしなければ、ゴールは見つからない。

 ゴールは、現状の外側にある。「同期より早く出世したい」とか「もっとボーナスをたくさんもらいたい」と考えているノーマルな人間には、自分の本当のゴールは見えない。ゴールを見えるようにするには、ノット・ノーマルにならないといけない。

 ノット・ノーマルと言っても、犯罪的なことをするわけではない。法律を守った上で、誰も疑わないで続いている慣習やしきたりを「本当にそれって、正しいの?」と疑ってみるだけだ。

 一例を挙げると、私が疑問に感じているのは、国会になぜ服飾規定があるのかということ。女性議員がショールで入場しようとしたら、入れてもらえなかったことが報道されている。そんな規制が本当に必要なのか疑わしい。

 今はあまり行かなくなったが、以前は、議員会館によく行く機会があった。私はいつも革パンをはいて、鎖をジャラジャラさせていくので、必ず入り口の金属探知器に引っかかる。毎日のように議員会館に行っていたので、ブザーがピーピー鳴っていても、守衛さんは「もういいですよ」という顔をする。

 でも、きちんと鎖をはずし、ブザーが鳴らなくなるまでゲートを何回も通ってから、会館の中に入っていた。面倒くさいと言えば、面倒くさいが、それでも革パンをはいていったし、鎖もはずしていかなかった。議員の人たちから「苫米地さんはいいですね。いつも好きな格好ができて。我々は好きな格好ができないんですよ」とよく言われた。そのときに初めて服飾規定というものがあることを知った。

 アントニオ猪木議員は、国会に入るときにはトレードマークのマフラーをはずしているそうだ。猪木議員のマフラーがなぜダメなのか。まったく意味のない服飾規定だ。

 本来、こんな規定は憲法違反ではないかと思う。寒ければマフラーをしようが何をしようが、まったくかまわないはずだ。議員が風邪を引いたらどうするのか。世界中で人権のない場所は、日本の国会ではないかとすら思う。

 マフラーが武器になるというのであれば、それを持ち込ませないのは合理性があるが、マフラーを規制するのは単に「ノット・ノーマル」だからだ。服飾が「ノーマル」でないとダメだという、憲法の規定にはない、誰が決めたかわからないものに縛られているのだ。

 もちろん、天皇陛下が臨席される折に礼服を着ましょう、というのはよくわかる。天皇陛下に対する礼儀である。私だって、そういうときには革パンははいていかない。

 だが、普段は関係ないはずだ。お互い選挙で選ばれた人同士が国民の権利をどうするかを話し合う最大の場なのに、自分たちが着るものさえ自由に決められないのはおかしな話だ。自分たちが事実上の制服に縛られているのに、「学校の制服をやめましょう」と言っている政治家がいるのは理解に苦しむ。

 日本国民の代表である国会議員が、誰が決めたかわからない「ノーマル」と呼ばれるものに縛りつけられている。彼らは自分たちの意思によって何でも決められる人たちだ。それなのに、自分の意思ではないところの「ノーマル」という実体のないものに動かされてしまっている。結局、日本の総理大臣も、閣僚も、議員も「ノーマル」な世界にどっぷりと浸かっている人たちなのである。

 引用終わり

 

 

ノーマルな人間には、自分の本当のゴールは見えない。ゴールを見えるようにするには、ノット・ノーマルにならないといけない

 ノット・ノーマルと言っても、犯罪的なことをするわけではない。法律を守った上で、誰も疑わないで続いている慣習やしきたりを「本当にそれって、正しいの?」と疑ってみるだけだ

 

 

 リーダーは、「ゼロトラスト」を大前提に、「常に疑う人」です。

 F-228~:ゼロトラスト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

 

そして、「ゼロトラスト」を教えながら、フォロワーを「思考し続けるように導く人」でもあります。

 PM-06-12:仮説07)思考停止

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 そんなリーダーが導く組織は、ゴールに向かいながら、「幸せで楽しい」「最高にうれしい」があたりまえの組織に書き換わっていくはずです。

(傍から見ると「ノット・ノーマル」に見えるでしょうけど)

 

L-246につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

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Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?

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L-244202210月介護施設研修 -04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

 

 皆さんの職場では「~しなければならない」や「~してはならない」があふれていませんか?

 

 

 これは研修冒頭での私からの問いかけ。

 

 「苫米地式認定コーチ」という謎の講師にいきなりこのように問われ、多くの人が戸惑ったはず。もしも責められているように感じたなら、ますます不安や緊張が強まったことでしょう。

 F-129The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -1;不安に襲われる若者、希望を失う老人

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21892496.html

 

 私は今も医療や介護の現場で働いています。そのとき心がけているのは“風通し”。

 F-276L下でのBSB vol.1;“風通し”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30603333.html

 

 それは「過去は一切関係なし」で、未来(=ゴール)だけを見つめて、自由闊達に情報場の共有ができるイメージです。

 L-070202011… -05「過去は一切関係なし」のリザベーション(reservation

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

 

 じつは、現在も医療現場にはいろんな“カースト”が存在しています。例えば、学閥によるカースト、職種によるカースト、そして「創業家かどうか?」という血筋によるカースト

 

 そもそも「カースト(Caste)」という言葉は、ポルトガル語で「血統」をあらわす「カスタ(Casta)」に由来するのだそう。

 カースト - Wikipedia

 

「カースト」の言い換えとして「ヒエラルキー(hierarchy)」が用いられますが、階層という構造をあらわす「ヒエラルキー」に“差別”が紐付いているように感じられるのは、人間の根深い“煩悩”が関係しているのかもしれません。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 話が逸れてしまいましたが、私がイメージする“風通し”は、差別とは正反対の“自由”や“フェアネス”に由来するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 “自由”や“フェアネス”といった抽象度の高いイメージをしっかり共有できるように、私自身はいつも「リラックス」と「ゆらぎ」を得ることを心がけています。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

  「リラックス」と「ゆらぎ」を得る

 

 そのために常に意識に上げながら(=モニタリング)コントロールしているのが呼吸です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます。それ故「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「意識をホメオスタシスに介入させる」ことができると、現在の可能世界w1からゴール側の可能世界w2への移行がしやすくなります。反対にいうと、「意識をホメオスタシスに介入させる」ことができない間は、ゴール側への移行は難しいはずです。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

 では、ここでワークをしてみましょう。

 

呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

① 息を吸うときにお腹を引っ込め、吐くときに緩める

- 背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

- お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

- 意識は眉間(目と目の間)に集中

- 完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

- 同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

- 首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージする

 

③ 「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時に行い続ける

 

 

基本は逆腹式呼吸です。そして、その呼吸を意識に上げることが重要。

呼吸を意識できるようになると、次第に自分の呼吸のパターンのようなものが見えてきます。どこで息が浅く速くなるのか、どこで息が止まるのかがわかるようになると、呼吸だけでなく自分の心もうまくコントロールできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

そうやって無意識を意識に上げることが「Rゆらぎ」です。

R」は現実世界(Reality)のこと。その「R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから。

Q-280:今まで<後編;意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステム>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29681889.html

 

コーチング・プリンシプル「I×V=R」でいうと、意識/無意識が「R」から「I×V」に移行するという感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

目の前の世界が「すべてイメージ」であるとわかると(空観)、現実(←じつはイメージ)の書き換えがしやすくなります(仮観)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「すべてイメージ」とは、「すべて情報」だということ。その理を苫米地博士が理論化されたものが「超情報場理論」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 苫米地理論の第2世代「超情報場理論」の中で、博士は「情報場」という概念(ゲシュタルト)を用いられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その基本は

 

まず先に情報空間の因果関係があり、その因果関係によって生まれた特定の情報場が、その写像として、低い抽象度である物理空間にあらわれる

 

 ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 情報(場)の臨場感が上がるほど、その情報(場)はリアルになる それが「I×V=R」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 「臨場感を伴う情報(場)」のことを「臨場感空間」とも表現します。その基本は「幸せ+気持ちよさ」です↓

 F-346:ヘンシン! <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34261064.html

 

 以下、苫米地博士の著書「一瞬で相手をオトす洗脳術」(マキノ出版、p37)より引用します。

 

 

呼吸のリズムで臨場感空間を共有

 好感度をアップさせるには、相手に会った瞬間が大事です。初対面の印象が悪いと、そのあとに何をやっても取り返しようがありません。

 男女関係ならば、最初の瞬間に「いい人!」と相手が思ったならば、次の展開が期待できます。

 これが逆で、最初の瞬間に「気持ち悪い!」と思われたならば、絶対に次はありません。会った瞬間が一番大事なのです。

 好感度をアップするためには、臨場感空間を共有することです。臨場感を共有する全員が、その空間でリラックスし、「幸せで楽しい」「最高にうれしい」と感じることを目指します。

 11ならば、まずは相手と呼吸を合わせましょう。相手の呼吸のリズムをそれとなく察知し、同じリズムで呼吸します。

 具体的にいえば、「相手が息を吸うときに自分も息を吸い、相手が吐くときに自分も吐く」ように呼吸することです。

 このテクニックは、「パッシブ・ハーモナイゼーション」と呼ばれています。先に紹介した逆腹式呼吸で、自分を変性意識化させておくと、この時点で相手を変性意識状態に陥らせることができます。

 呼吸を合わせることで、双方の同調がしやすくなり、相手も自然と変性意識状態になるのです。

 呼吸を合わせる回数は、テクニックの習熟の度合いで変わってきます。経験を積んでいれば、23回でじゅうぶんですが、初心者の場合には最低でも10~20回は必要です。基本的に回数が多いほど、成功しやすくなります。

 呼吸を数回合わせたら、相手に気づかれないように少しずつ自分の呼吸をゆったりとしたテンポに変えていきます。同調の度合いが深ければ、相手の呼吸がこちらのテンポに追従してくるはずです。

 なお、相手が複数の場合には、あなたがその中で最もリラックスして、深い呼吸を心がけることです。その際には、35ページにある(*Kindle版では「『徹底的にリラックスする』の章にある」)逆腹式呼吸をするといいでしょう。そうすれば、場を共有する全員の呼吸のリズムが自然とそろってきます。

 呼吸を合わせることに成功したならば、あなたはリラックスしながら、「幸せで楽しい」「最高にうれしい」という情動を維持することです。たとえ相手がつまらない話をしているときでも、自分の情動は維持することに努めましょう。

 その空間を5分、10分、場合によっては1時間も共有すると、その情動は勝手に相手に伝わります。一緒にいる空間が、相手にとっても居心地のいい空間になっていくのです

 そんな幸せで楽しい空間ならば、どんな人だろうと何度でも参加したくなるはずです。

 引用終わり

 

 

 呼吸を合わせることに成功したならば、あなたはリラックスしながら、「幸せで楽しい」「最高にうれしい」という情動を維持することです。たとえ相手がつまらない話をしているときでも、自分の情動は維持することに努めましょう

 

 当日の研修はオンラインで行いましたので、施設スタッフの方々がつまらなさそうにしていたかどうかはわかりませんでした。仮に全員がつまらなさそうに聞いていたとしても、私は「幸せで楽しい」「最高にうれしい」を維持しながら話を続けます。

 Q-371:共感覚がなかなかうまく実践できません <vol.3;実践編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34120540.html

 

 それがコーチのブリーフであり、ハビット&アティテュードです。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

L-245につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-391:童謡か? 軍歌か?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36506396.html

Q-438:ぐっすり眠ることができず、最近はめまいが続いています 体調不良が続いており、申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37312772.html

Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html

 

 

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L-243202210月介護施設研修 -03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 

 

 前回(L-243)は、「『職場で飛び交う言葉、会話内容』がゴールにふさわしく書き換わる」ためのポイントを確認しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「飛び交う言葉、会話内容」が変わるのは、あくまでも結果。職場がゴールにふさわしい場(=ゴール側の可能世界w2 =ゴール側のコンフォートゾーン)に変わった結果です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 モチベーションでいうと、「~しなければならない」というhave toから「~したい」というwant toに変わった結果。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そのような変化の結果として、「飛び交う言葉、会話内容」は、自然に、強力に、そしてダイナミックに変化していきます。ホメオスタシスの働きによって。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ただし、具体的な「飛び交う言葉、会話内容」自体は、完全に自然に任せるのではなく、意図的にデザインする必要があります。そのために必要なのが知識。

 苫米地式における知識とは、「ある可能世界から別の可能世界への到達可能性関数」「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」のことです↓

 L-236202209月シークレットレクチャー -11;複雑な関係を立体的に思考する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 

 実際の研修では時間の関係で割愛しましたが、「『職場で飛び交う言葉、会話内容』がゴールにふさわしく書き換わる」ときの大切な知識について補足します。

ぜひ前回構築したゲシュタルトと統合してください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 「職場で飛び交う言葉、会話内容」において重要なのは、「何のための言葉か?」「何のための会話か?」という意識です。その「何のため?」はゴールが決め、「何のため?」によりRAS&スコトーマの働きがダイナミックに変化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 すごく簡単にいうと、ただなんとなく話しているだけでは、“なんとなく”というレベルを超えません。ゴールには 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る という基本条件があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 そんな条件をクリアしたゴールというのは、「職業」であれ、「趣味」であれ、言語の抽象度を超えた次元にあります。ゴールとは、本来は、言葉では言い表せないものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんなゴールを職場で共有するときは、もっと正確にいうとゴールが生みだす可能世界w2(=ゴール側のコンフォートゾーン)を職場で共有するときは、わかりやすく言語化することで高い臨場感を維持することができます。言語は想起性が高いからです。

 Q-272現状の外に飛び出す勇気やエネルギーがvol.2;苫米地式「言」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29294634.html

 

 *言語化にはデメリットもあります。具体的にはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 「思考の3つの軸」を用いると、抽象度の高いゴールの「イメージ(pictures)」を臨場感豊かに共有するために「言語(words)」と「情動(emotions)」をフル活用する という感じ。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 その時に、

 

「言語(words)」の中の論理に重きを置いた話し方と「情動(emotions)」に重きを置いた話し方をしっかり使い分ける

 

それが「意図的にデザインする」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「論理に重きを置いた話し方」についてはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 以下、苫米地博士の著書「人を動かす『超』話し方トレーニング」(ソフトバンククリエイティブ、開拓社より再版、p15)より引用します。

 

 

「他人」への話し方と、「家族」への話し方の、二つがある

 話し方の訓練をする前に、まず確認しておかなければならないことがあります。それは、あなたがこの本で話し方を学ぶ目的です。もう少し具体的に言いますと、「誰にどのような目的で話をしたいのか」ということです。

 実は世間一般で「話し方」としてくくられているものには、まったく異なる二種類のものが含まれているのです。ここでは、その二つを「論理的話し方」と「情動的話し方」と呼ぶことにします。

 

 「論理的話し方」とは、文字通り、論理的に話す話し方です。詳しくは「第一章 論理的話し方編」で述べますが、主に、相手もしくは第三者に説明したり、納得させたり、何らかの選択肢があるときにどの選択肢がよりよいかを話し合うときなどに使うものです。

 論理的に、より正しいものと思われる答えを出すのに適していますから、ビジネスでの会議とか、プレゼンテーションとか、政治的な政策討論とか、子どもならホームルームでの議論とか、一般的に、意思決定が伴う「話し合い」と呼ばれる場面で効果を発揮する話し方と言えるでしょう。

 つまり、論理的話し方が上手な人は、話し合いでよりよい答えを見つけ出したり、よりよい選択ができたりするわけです。また、自分一人で何らかの選択をしなければならないときでも、論理的話し方を知っていれば、一人で「擬似・話し合い」をすることによって、よりよい選択をすることができるようになります。

 

 これに対して、「情動的話し方」とは、自分の心や相手の心に働きかけるような話し方のことです。共感、感動、好意、あるいは逆に反感、怒り、敵意といった、感情の部分を引っ張り出して、それを利用するような話し方です

 話の内容以上に、話をするという行為、話をすることによるコミュニケーションのほうを重視する場合に使われる話し方と言えるでしょう。

 友人や恋人との話とか、茶の間での家族との会話とか、結婚式でのスピーチなどがこちらに入ります。

 他人、あるいは敵対する相手と話す話し方が「論理的話し方」で、家族、友人、仲間など、友好関係にある相手と話す話し方が「情動的話し方」と言い換えることもできるでしょう。

 自分が話をするときに、このどちらに入るべきものなのかをしっかりと確認したうえで話をしなければいけません。なぜなら、これら二つはけっして相容れない話し方だからです。この二つをあいまいにしたり、ごちゃごちゃに混ぜたりしてはいけないのです。

 ビジネスの場面で情をからめるのはずるい(やってはいけない)ことですし、家庭での会話に論理的な議論を持ち込むと雰囲気を壊すなどして嫌がられてしまうでしょう。

 だから、「誰にどのような目的で話すのか」を、しっかりと確認しなければいけません。

 「誰にどのような目的で話すのか」がわかれば、「論理的な話し方」をすればよいのか「情動的話し方」をすればよいのかもわかるはずです。わからないのは、ごちゃ混ぜにすることに慣れてしまっているからなのです。これからでもいいので、両者を明確に分ける癖をつけるようにしましょう。

 かく言う私はよく親に、「おまえは家族と話すときも議論するように話す」と言って嫌がられました。「論理的話し方」が染み付いていたからでしょう。本音から言えば、後に述べるようにすべての話し方が「論理的話し方」であるべきだと思っていますが、われわれが人間という感情を持つ動物である以上、また話を聞く相手が不快だと思うことがあるとするなら、「情動的話し方」も全否定することはできません。

 ただし、これらを混ぜることだけはNGです。しっかりと区別し、使い分けなくてはいけません

 もっとも、日本人の場合、「情動的話し方」は比較的やりやすいようで、上手かどうかは人それぞれですが、みな普通にやっています。それに対して、「論理的話し方」がきちんとできる人は、残念ながら、ほぼ皆無と言ってもいいほどです。

 引用終わり

 

 

 本音から言えば、後に述べるようにすべての話し方が「論理的話し方」であるべきだと思っていますが、われわれが人間という感情を持つ動物である以上、また話を聞く相手が不快だと思うことがあるとするなら、「情動的話し方」も全否定することはできません

 

 私は、医師として、医療や介護の現場では「論理的話し方」やその基盤となる「論理的思考」が絶対に必要だと思っています。なぜなら生命現象である「脳と心」「体と心」を扱う医学は純粋な科学だから。

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 とくに「新型コロナ感染症」や「コロナワクチン」という“人類史上最大・最悪の医学的過ち”を現場で目の当たりにして以降、「医学は、政治の道具ではなく、金儲けでもなく、科学である」という思いが強くなりました。

 F-365:経営判断ってなんだ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35263585.html

 

 その一方で、コーチとして、医療や介護の現場こそ「情動的話し方」が必要だとも思っています。医療・介護従事者にとって、その機能・役割を発揮する対象は「老病死(+生で四苦)」に苦しむ人(&その家族)だからです。

 L-11920219月シークレット… -07;人間だから持つことができる強大な生命力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32215001.html

 

 

 ゴールにふさわしい「論理的話し方」と「情動的話し方」をあたりまえに使い分けている

 

 

 そんな医療機関や介護施設がどんどん増えている未来を、いつもイメージしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

L-244につづく)

 

 

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F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

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L-237202209月シークレットレクチャー -12;ゴール側からの新たな縁起づくり

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Q-452~:コーチングの対象が自分であっても他者であっても、することは同じという認識で良いでしょうか?

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L-242202210月介護施設研修 -02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 

 

 ゴール(=未来)を設定した時点で、無意識が勝手に情報の取捨選択をしてくれて、ゴールに必要な情報は認識して必要のない情報は削除してくれる

 

 これは前回引用した苫米地博士の言葉(「とてつもない未来を引き寄せる予見力」p73)。

 

 「無意識が勝手に情報の取捨選択をしてくれる」というのは、RAS&スコトーマの働きによります。私たちは、気がついていないだけで、無意識下で膨大な「情報の取捨選択」を行っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ただし、それは過去の記憶に基づいた「取捨選択」。そのままでは「昨日のような今日を生き、今日のような明日を迎える」だけです。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 そんな情報処理を「ゴールに必要な情報は認識して必要のない情報は削除」に変えていくことがコーチング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、コーチングを実践すると、なぜRAS&スコトーマがゴール(未来)側に書き換わるのでしょう?

 

 答えは「結果として、ブリーフシステム(Belief SystemBS)が変わる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 最近の苫米地博士は、BSの代わりに、もっと本質的な意味合いで「自我」という表現を用いられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 最新の自我の定義は「すべてのコンフォートゾーンをすべてのゴールに従い並び変える関数」です↓

 F-430:オーセンティック・コーチングの形式定義 <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37977729.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -11

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 ゴール側の世界(可能世界w2)にふさわしい自我に書き換わると、自然と認識が変わり、判断(attitude)が変わり、行動(habit)が変わっていきます。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 当然、施設内で飛び交う言葉、会話内容といったものも、ゴールにふさわしく書き換わっていきます。とくに意識しなくても(その秘密は↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

  飛び交う言葉、会話内容が、ゴールにふさわしく書き換わる

 

 

 打ち合わせ中に「気持ちのコントロールが、日々の忙しい業務の中で難しくなり、態度や言葉に出てしまう」という施設長の悩みを伺いました。私も病院長時代に同じような課題を感じていたので、その気持ちはよくわかります↓

 PM-06-15:仮説10)コーポレートイメージ&コーポレートトーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401202.html

 

多くの人が経験されていると思いますが、ネガティブな会話をしている組織では、人々はお互いの噂話に花を咲かせ、不平や不満を言うことにあらゆる機会を利用します。

いつもピリピリと緊張している職場では、ますます気持ちのコントロールが難しくなり、不安やイライラ、怒りがつい言葉や態度にでてしまいます。

それは「不平」「不満」「不安」「イライラ」「怒り」がコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)化している状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZはホメオスタシスで強力に維持されています。なので、誤りを指摘したり、厳しく指導したとしても、決して変わることはありません。仮に変わったとしても、すぐに元に戻ってしまいます。

 F-239:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28608833.html

 

態度や言葉に出てしまう」のは、あくまでも結果。

抽象度を用いて立体的に考えると、より高次の階層での何らかの“因”(博士は「バグ」と表現されます)が下の階層で「不平」「不満」「不安」「イライラ」「怒り」を生み、それらの情報がより低次の空間で写像として「態度や言葉」にあらわれたに過ぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

よって、具体的な「態度や言葉」にいくらフォーカスしてもムダ。「〇〇といった言葉遣いはやめよう」「もっと△△を行おう」などと強く指導するほど、現場はますます反発するはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

それでも説得や指導を続けたなら、どんどん現場の雰囲気は悪くなり、すべてがhave toになりながらますます疲弊していくでしょう。負のスパイラルを転がり落ちるような感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そのような状況に陥っているのではないかと感じたので、研修の冒頭にこのような問いかけをさせていただきました。

 

 

 皆さんの職場では「~しなければならない」や「~してはならない」があふれていませんか?

 

 

 以下、苫米地博士の著書「『言葉』があなたの人生を決める」(フォレスト出版、p72)より引用します。

 

 

「言葉」があなたの人生を決める

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つい陥りがちな「創造的回避」とは?

 はっきりとした価値観は、あなたが「目的地」に向かうための鮮明な動機です。

 ビジョンを描き、かつ価値観をはっきりさせれば、あなたはもう、目的地を目指すのに「〇〇しなければならない」とは考えずに、つねに「〇〇したい」と思うようになります。

 じつは、何かを「したい=want toという思考ほど重要なものはありません。なぜなら、「したい」という意識は、強烈な創造力を生み出すからです。いっぽう、「しなければならない=have toという意識は、人間にそれをするように仕向けるのではなく、逆に逃避や回避の行動をとらせます。

 ここで、人間が現状を維持しようとして起こす創造的回避のことを説明しておきましょう。

 人間は、「しなければならない」と考えると、それをしなくていい理由を潜在意識がいくらでも創り出してしまいます

 たとえば、ルー・タイスは、中学生のころにこんな経験をしました。

 

 その当時に学校で行われたダンス大会は、男子生徒が、体育館の向かい側にいる女子生徒のところに進み出て、踊ってほしいと申し込むのが恒例でした。ルー・タイスは、一緒に踊ってほしいお目当ての女子生徒がいながら、向こうまで行って誘っても断られると考え、仲間にこういいました。

 「あんなぜんぜん可愛くない子と、誰がダンスなんか踊りたいと思うんだ? やめだ、やめ。もっと面白いことしに行こうぜ」

 そして、断られたときの屈辱に遭わないように、ルーと仲間たちは体育館から逃げ出していきました。本当は女子生徒とダンスをしたかったのに、拒絶されたときの恥ずかしさだけを考え、成功したときの喜びはまったく思いもしなかったわけです。

 

 こうした行動の中に介在していたのが、「(ダンスを)申し込まなければならない」とか、「断られてはならない」という考えです。そして、この「しなければならない」という思いが、「可愛くない子と踊りたくない」や「ダンスなんか面白くない」という、その場から逃げ出す都合のいい口実を創造することになりました。

 潜在意識が行う、こうした創造的回避は、大人の世界でも日常茶飯事です。

 たとえば、「しなくてはならない」仕事を何かと理由をつけて先送りにする人は、そこここにいます。なかには、仕事をやりたくなくてしかたがなくて、終いにはうつ病になってしまう人もいるようです。診断書をもらって会社を休むとケロッと治るのに、職場に戻るとたちまち具合の悪さがぶり返します。

 「しなければならない」という考えは、潜在意識の力によって、その人を現状にとどまらせるように働くのです

 しかしながら、あなたが現状を抜け出して自らが目指す「目的地」に向かうことは、もはや「しなければならない」ことではありません。それは、あなたが「したい」ことにほかなりません。

 そのためにあなたがとる必要な選択と行動は、そのすべてが「したい」「選ぶ」「好む」という気持ちから起こすことができます。ポジティブな動機を持てば、問題の解決、対立の解消、満足できる最終結果というポジティブなイメージが潜在意識に刷り込まれます

 このことが、最終的な結果のイメージを満足感、達成感、喜びの感情と結びつけ、目標達成を楽しいものにしてくれるのです。

 引用終わり

 

 

 じつは、何かを「したい=want to」という思考ほど重要なものはありません。なぜなら、「したい」という意識は、強烈な創造力を生み出すからです

 

介護現場における「したい=want to」を生みだすものはゴール!

もちろんここでいうゴールとは、「ファイナンス」とは切り離した、純粋な「職業」としてのゴールです。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 その「職業」としてのゴールは

 

利用者さんやその家族、そして地域社会に、どのような機能を提供するか?

 

 という自問に対する自らの答え。

 Q-452:コーチングの対象がvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

そんな自問自答を経て生みだした職場のイメージ(w2)が、より抽象度の高いものになるほど、そして、そのイメージを職員間でより強く共有するほど

 

お互いがお互いを励まし、助けあう職場

 

へと変化していきます。エフィカシーが高まるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 私個人のことをお話しすると、家庭でも、職場でも、地域社会でも、国でも、ネット空間においても、コレクティブ・エフィカシーを強くイメージしながら働きかけを行っています。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー >

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 縁起空間があたたかく光り輝いているイメージで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-243につづく)

 

 

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-追記-

私個人のことをお話しすると、家庭でも、職場でも、地域社会でも、国でも、ネット空間においても、コレクティブ・エフィカシーを強くイメージしながら働きかけを行っています

 

 そのイメージを強化するために行っているのが「セルフトークのコントロール」。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 本文で引用した文章で、苫米地博士は「ポジティブなイメージ」という言葉を使われています。じつは、それは入門者向けの表現。本物のコーチング(Authentic Coaching)は、「ポジティブ」「ネガティブ」という“主観”ではなく、“客観”です。

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 その“客観”が「セルフトークのコントロール」の鍵となります。違う表現でいうと「外側視点(外的視点)」です。

 L-220202208… -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録③)の「苫米地式次世代コーチングを身につけ、理想の世界を実現するセルフトーク・カード」より引用します。

「外側視点(外的視点)」を意識に上げながら、常に無意識の自身のセルフトークをコントロールしてください。

 L-221202208月シークレット… -08;“しっかり生きる”ためのシンプルなワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37223679.html

 

 

Self-Talk 04

エフィカシーを高める言葉

 

 私は、常にエフィカシーを高める言葉だけを自分と他人に対して使っている。だから、私のまわりには信頼できるエフィカシーの高い仲間が次々と集まってきていることが頼もしい。

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-333:分断緩和のための処方箋 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

F-334:分断緩和のための処方箋 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

Q-387~:同じ職場でお客さんに対しての話し方がおかしい人がいます。どう接すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429772.html

Q-354~:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427647.html

Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版



L-241202210月介護施設研修 -01;未来(ゴール)が見えない原因

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 

 

 ブログを読んでくださっているという施設の代表者と事前にメールで打ち合わせをしたのですが、その文面からは“過酷な介護現場の苦悩”が滲み出ていました。過去記事と重ねていうと

 

3K(感謝・感動・希望)がまったく感じられない

 

という感じ。

 PM-07-02:釈迦が教えてくれること ~3Kを新たな3K

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 それは「現状を凌ぐのに精一杯で、未来を思う余裕がない」という感じでもありました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 これは特定の施設の特別な話ではなく、介護業界全体にいえることです。

 

先日、2027年に予定していた介護報酬改定が1年前倒しで行われることが発表されました。その異例の対処は「もう介護業界は1年も持たない」という危機感の表れ。

実際のところ、介護関連事業者はどんどん倒産しており、例えば訪問介護事業所の倒産は2023年から3年連続で最多を更新しています。

政府は25年度補正予算案で1920億円かけて支援することを閣議決定しましたが、もう手遅れなのかもしれません。それぐらい介護業界は危機に瀕しています。

2025年「介護事業者」倒産 過去最多176件「訪問介護」の倒産が突出、認知症GHも増加(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース

 

 あれだけ在宅医療や在宅介護を(さらには在宅看取りまでも)すすめておきながら、その支え手を介護報酬を減額して潰しているという政府のゴールがまったくわかりませんが、問題は“お金”だけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 私が現場にいて一番気になっているのは「セルフイメージの低下」。それは個人や事業所のレベルに留まらず、業界全体を暗く覆っているように思います。それが現場の“閉塞感”の正体でしょう。

 L-120202111月医療・介護研修レポート -01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32612689.html

 

 本物のコーチング(Authentic Coaching)は、そんな介護業界を救う福音となりえるものです。ただし、現状のままでただ導入しても、うまくはいかないはずです。「感謝・感動・希望が感じられない」「未来を思う余裕がない」という状況(=意識状態)のままではスコトーマが外れないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 “本当の未来”は、このまま続く現状の延長線上にはありません。“本当の未来”は、必ずスコトーマの中に隠れています。

 Q-219:ゴールに対するスケジュールは<前編;ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

 現状の外にゴールを設定しゴール側のコンフォートゾーンを作ることができると、時間が未来から流れるようになります。すると、未来(ゴール)の情報を現在の目の前の世界の中に見つけることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 さらに「未来(ゴール)はすでに起こっている」という臨場感を強めるほど、未来の兆しを予見することができるようになっていきます。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 とはいえ、実際は、ほとんどの人が現在を“正しく見る”ことができません。未来を思い描こうとしても、現在の延長線上の未来しかイメージすることができません。

 L-213202207月シークレットレクチャー -11;<ワーク3>スコトーマを消す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36911560.html

 

このままつづく時間軸上の未来は、本当の未来ではなく、ただの現状(Status Quo)です。“本当の未来(ゴール)”とは、そんな現状の外側に自ら設定するもの。

Q-446:未来において「被害者」という評価を<前編;case-side

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37464625.html

 

 では、なぜ「現在を“正しく見る”」ことができないのでしょうか(case-side)? どうすれば「本当の未来(ゴール)を見る」ことができるのでしょう(plan-side)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 著書「「とてつもない未来を引き寄せる予見力」(徳間書店)の中で、苫米地博士はポイントを3つ挙げられています。その3つとは「スコトーマ」「フレーム」「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *「フレーム」についてはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 

 以下、「とてつもない未来を引き寄せる予見力」(p71)より引用します。

 

 

未来が見えない原因その1

スコトーマの問題

 人間の認識には、「見ているようでいて、実は見ていない」という現象が起こります。

 このことを「スコトーマ」と呼びます。

 もともとは医学用語の「盲点」を言い表す言葉として知られていましたが、私の友人であり、世界的な心理学者で自己啓発界の権威であるルー・タイスがそれを心理学用語として使い始めました。ですから、スコトーマというのは、心理学的盲点のことだと理解してください。

 本書の冒頭で行った身近な人の顔を正確にスケッチするテストでもお分かりのとおり、人間の視線はスコトーマだらけです。脳の情報制御機能(RAS)によって、そのときに重要であると思った部分だけが見えて、その他の部分を省略してしまうのです。しかし、情報の重要度は刻々と変化していきます。スコトーマによって見えていなかった部分が、未来においては重要な情報に変わることはよくあることです。

 しかし、ほとんどの人の脳は、昨日までの認識(つまりは記憶)をもとに判断を下しています。私たちは過去に認識したことしか現在においても認識できず、未知の経験に遭遇したときはその意味を理解することができず、記憶することもできません。

 未知の経験に遭遇したとき、人間はますます過去の記憶を見つめ、そこに似たような経験がないかを必死で探そうとします。しかし、遭遇したのが本当に未知の体験だとしたら、いくら過去を見つめても答えは出てきません。

 正しい判断をするための材料は、過去にあるとは限らないのです。過去において自分が経験したこと、親や学校の先生、会社の上司や友人がいったことは、現在を正確に見つめ、未来の兆しを見つけるためには当てにはなりません。過去に目を向けた視点は、スコトーマだらけなのです。

 未来において重要な情報を現在の膨大な情報の中から見極めるためには、これまで再三お話ししてきたように、未来の視点から現在を見つめることが重要です。未来をゴールとして現在を見つめなおせば、過去の視点によって発生していたスコトーマが外れて、今まで見えてこなかったものが見えてきます。努力して現在の中に未来の情報を探そうとする必要はありません。ゴール(=未来)を設定した時点で、無意識が勝手に情報の取捨選択をしてくれて、ゴールに必要な情報は認識して必要のない情報は削除してくれるのです。

 身近な人の顔のスケッチテストの例でいえば、あらかじめ「あとから洋服の色について聞きますよ」と未来の出来事がいわれていれば、顔を見るときにしっかりと着ている洋服を確認するはずです。同じように「あとから身近な人の顔のスケッチをしてもらいますよ」といわれていれば、顔の輪郭やヘアスタイル、ほくろの有無など顔のパーツをしっかりと見ようとするはずです。

 過去からの視点によるスコトーマを外すことで、目の前の世界がまったく違った姿で立ち上がってくるのです。

 引用終わり

 

 

 ゴール(=未来)を設定した時点で、無意識が勝手に情報の取捨選択をしてくれて、ゴールに必要な情報は認識して必要のない情報は削除してくれる

 

 その結果、職員全員が感謝・感動・希望を感じられるようになることを強く願いながら、ありったけの気を込めて研修を行いました。

 L-215202208月シークレット… -02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 

 そんな研修のタイトルは、「すべてはマインドが生みだしている ~しあわせは いつも 自分の心が決める~」。その内容を、最新の知識で再解釈しながら、リライトします。

 Q-439:明るく活発な姉が家に閉じこもるようになりました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37338822.html

 

L-242につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

F-418~:私、うっちゃいました

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F-408:自動翻訳

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Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

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Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html

 

とてつもない未来を引き寄せる予見力

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L-240202209月シークレットレクチャー -15(最終話);洗脳から身を守るための究極奥義

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;「複雑な関係を、立体的に思考する」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37758098.html

 14;「ゴール」の核心

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37783635.html

 15;洗脳から身を守るための究極奥義

 

 

 これまで全3回にわたり」について考察しました。目指したのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得。いかがだったでしょうか?

 

 そのポイントは「無意識を意識に上げる」こと。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 もう少し丁寧にいうと、「無意識下の情報を意識化し、新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈する」こと↓

 Q-287:ドーパミンの分泌をvol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

「無意識下の情報を意識化」がモニタリング、そして「新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈する」がラベリングです。

L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

余談ですが、モニタリング&ラベリングのためには、リラックスとゆらぎが必須。そのために“意識に上げながら行う”のが逆腹式呼吸です。

Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 

 ラベリングの際の「新しい認識のフレーム」とは、ゴールが生みだす新しいゲシュタルトのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

次世代コーチングのフレームまで拡大すると、「新しい認識のフレーム」=「ゴールが生みだす新しいゲシュタルト」=「ゴール側の可能世界w2」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 それらは「新たな縁起空間」のことでもあります。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

  無意識下の情報を意識化し、新しい認識のフレーム =ゴールが生みだす新しいゲシュタルト =ゴール側の可能世界w2 =新たな縁起空間 をそれに適用して再解釈する

 

 

 そのときに私は「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態を“意識”しています。「無意識下の情報の意識化」は過信せずに、「適用して再解釈」したら確信するというように。それは「I×V=R」を実践する際のポイントでもあるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 本来、人は自由!

誰もが自由な心で現状の外にゴールを設定し、新しい世界へ飛びだしていくことができます。次世代コーチング的に言い直すなら、新しい可能世界whを生みだし続けることができます!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

しかしながら、これまでの既得権益がつくった社会システム(権力構造)が、それを許しません。なぜなら、既得権益(支配者)にとって、人間は奴隷だから。奴隷が夢を持ち、成長し、羽ばたくことを許容できるはずがなく、ましてや新しい可能世界を生みだすことなんて絶対に許せません。

L-233202209月シークレットレクチャー -08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 

 以前(L-232)確認したとおり、日本のような儒教国では、今でも“人を隷属化するシステム”が蔓延っています↓

 L-232202209月シークレットレクチャー -07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 

 その“人を隷属化するシステム”は、一人ひとりの心の中にがっちりと埋め込まれています。それがブリーフシステム(Belief SystemBS)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのBSを、ゴール側から、結果として破壊→再構築していくのがコーチング。だから、コーチングは脱洗脳。だから、コーチングは脱構築。だから、コーチングの実践は実戦。

 L-219202208月シークレットレクチャー -06;コーチングのプロセス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37199631.html

 

 おそらく多くの方々が実感しているとおり、「コーチングを実践し続け、“Not Normal”を貫く」ことは簡単ではありません。

 F-367:義を見て為さざるは、勇無きなり <vol.1;問題も解決も〇〇〇にあり>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35363063.html

 

 それでも“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩が、「無意識下の情報の意識化」↓

 L-238202209… -13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つ最初の一歩

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37758098.html

 

 その「無意識下の情報」の「情報」への向き合い方が、「洗脳から身を守るための究極奥義」となります。

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(開拓社再版分の特別付録、p294)より引用します。

 

 

◎正しい情報は正しい情報を与えることによって得られる

 では、私たち国民は権力者による強力な洗脳に対して、どのように対処していけばいいのか。具体的かつ詳細な対応法については、本書で述べてきたとおりである。ここでは、もう少し根本的、かつ抽象度の高い見方を提示しておこう。

 権力者による洗脳から逃れるためにもっとも重要なのは、情報の選別である。ただし、これは簡単なことではない。情報には「ファーストクラスの情報(一次情報)」「セカンドクラスの情報(二次情報)」「サードクラスの情報(三次情報)」「それ以下の情報」がある。「ファーストクラスの情報」とは、関係者との意見交換など、当事者が直接発信している情報のこと、「セカンドクラスの情報」とは、ニュースソースは明らかだが、当事者から直接得たのではなく、当事者から得たという別の人から得た情報のこと(当事者は表に出てこない)、「サードクラスの情報」とは、セカンドクラスの情報を引用した情報のこと、「それ以下の情報」とは、サードクラス以下の情報をさらに引用した情報のことだ。当然ながら、「ファーストクラスの情報」が最も信憑性の高い情報であり、「セカンドクラス」「サードクラス」……と下がっていくにつれて、情報の信憑性は下がっていく。

 理想はサードクラス以下の情報を用いず、自ら調べることなのだが、これが難しい。当事者から得られるファーストクラスの情報なら確実だが、そうした情報を得られる機会は、特に一般人の場合、あまり多くはない。いや、マスコミであっても、今の日本のマスコミであれば、よくてもセカンドクラス、その多くはサードクラス以下である。

 さらに、自身が得た情報がどのクラスの情報なのかわかりにくいという問題もある。出所が書かれているので、セカンドクラスの情報と思いきや、その出所自体がどこからか引用した情報の可能性もある。さらに、その引用元がどこかから引用しているなど、孫引き、ひ孫引きがあちこちで行われている。ネットの情報などは、ほとんどがサードクラス以下だ。伝言ゲームを思い出してもらえばわかるが、間に人を介せば介すほど、情報が歪められる確率は高まる。

 セカンドクラスの情報だと思っても安心はできない。情報の媒介者がすでに歪めて発信しているかもしれない。

 先ほど、マスコミの話をしたが、本来、新聞記者のようなマスコミはファーストクラスの情報のみを発信すべき存在である。自身が得た情報がセカンドクラス以下だと思ったら、必ず「裏取り」と呼ばれる取材を自らの足で行う。関係者に当たって、直接、証言を得る。それが得られれば、ファーストクラスの情報として発信できるわけだが、現在のマスコミ、新聞記者らはほとんどこれをやらない。その理由は二つある。一つは彼らが「サラリーマン」であることだ。サラリーマンは上司の言うことには服従しなければならない。そうしないと出世できない(給料が上がらない)し、下手をすれば職を失うことにもなりかねない。もう一つは、記者たちに取材力がないこと。ファーストクラスの情報を手に入れる力がないのである。そんな人たちがマスコミを名乗るのもおかしな話だが、記者クラブなどのコミュニティで得られた情報をそのまま発信すれば、取材なしで記事が書ける上に、上司のおぼえもめでたくなる。マスコミは、政府が加工済みの「北朝鮮を潰せ」「原発は必要」「国の借金で円は紙くずになる」といった洗脳情報にしかアクセスできない。

 そんな状態の新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりする意味があるだろうか。いや、意味があるどころか、これらを読んだり、見たりすることは有害ですらある。間違った情報で洗脳されるくらいなら、ない方がましである。もしどうしても新聞を読んだり、テレビを見たりしたいなら、彼らが何を言っているのかを知るためだけにすべきである。けっして、彼らの主張を無批判に信じたりしてはいけない。「A新聞は、この案件についてこう述べている」という事実を確認するだけに留め、内容自体は常に疑ってかかるべき、少なくとも「どんな意図で書かれたのかな」と考えながら読むべきである。

 では、マスコミが信じられないのであれば、私たちは信頼できる情報をどのようにして得ればいいのだろうか。

 まずは、一つの案件について、常に複数の情報源から情報を得るように心掛けることだ。同じ事柄でも、人によって(あるいは、メディアによって)真逆の評価をしていることも少なくない。複数の視点を得ることで、信頼できる情報に辿り着ける確率は上がる。しかし、「北朝鮮を潰せ」「原発は必要」「国の借金で円は紙くずになる」といった情報は、日本のほぼすべてのメディアが述べている嘘だ。こういった場合は、なかなか手ごわい。

 理想は、前にも述べたとおり、自らファーストクラスの情報を得る努力をすることだ。難しいが、不可能ではない。少なくとも、その努力を怠らないことは非常に大事なことだ。

 では、どうすればファーストクラスの情報を得ることができるのか。

 多くの人は「情報はタダ」だと思っているかもしれないが、そうではない。これは「情報はお金で買え」という意味ではない。重要な情報はバーター取引でやり取りされるということだ。つまり、いい情報を得たいなら、あなたがいい情報をもって、その情報を相手に与えなければならないということだ。いい情報をもっていると、その情報を得たい人はあなたに別のいい情報をくれる。情報とは、そうやって交換されるものなのだ。

 いい情報がほしければ、いい情報を発信せよ。正しい情報がほしければ、正しい情報を発信せよ。これが情報を得るための極意であり、洗脳から身を守るための究極奥義でもあるのだ。

 引用終わり

 

 

いい情報がほしければ、いい情報を発信せよ!

正しい情報がほしければ、正しい情報を発信せよ!

 

 この苫米地博士の教えを強くイメージしながら、全3回の講義を行いました。「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態を感じていただけたならうれしく思います。

 F-228~:ゼロトラスト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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L-239202209月シークレットレクチャー -14;「ゴール」の核心

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;「複雑な関係を、立体的に思考する」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37758098.html

 14;「ゴール」の核心

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 それが“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩。

 前回(L-238)確認したとおり、バイオパワー(生権力)とは「相互監視的な社会システム」のこと。私たちは「お互いに監視し牽制し合う」ことで、「囚人のように行動を管理・統制」されています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 例えば、私は「立派な犬を飼われているのですね」「しょっちゅう映画を観に行かれるのですね」といったコメントをいただくことがあります。それだけなら事実(data)の確認に過ぎませんが、発言者のマインドに「犬を飼うお金がない」「映画を楽しむ余裕がない」といった思いを感じると、途端に“警告”が鳴り響きます。心の中で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 その“警告”が、私の場合の「無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる」です。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 もうひとつ、いい例を思い出しました。

かつて勤務していた病院の事務方のトップから「あんまり東京に行くな」「いちいち東京に行くと職員に言うな」と釘を刺されたことがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 ちょうどコーチングを受けていた頃のことで、月2回は上京していたときの話。

私が上京を告知するのは、病院から患者さんのことで連絡がくる可能性があるからです。飛行機移動中やセッション中など、絶対に連絡がつかない時間帯があることをあらかじめ伝えておくことで、なるべく「Fight or Flight化」を防ごうと思っていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それは私なりの職員への配慮マナーのつもりでした。

 S-02-05:マナーとルールの定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18222665.html

 

 ところが、相手は「行くな」「言うな」の一点張り。その根拠を辛抱強く聞きだすと、やっと出てきた反論は「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」といったものでした。

つまり、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が乱されている(崩されている)ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現状の外にゴールを設定し、そのゴールに向かって活動を続けていると、必ずといっていいほど“ドリームキリング的な力”に邪魔されます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 それは共有している(と相手の無意識が感じている)CZに引き戻そうとするホメオスタシス・フィードバック。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 

 もっとコーチングに寄せていうと、それは「ドリームキラー的低エフィカシーを意識に上げる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 さらに今講義全体のテーマに沿って言い直すと

 

 

現状のエフィカシーを決して過信はせず(させず)、さらなるハイ・エフィカシーをしっかり確信する(させる)

 

 

そんなブリーフがコレクティブ・エフィカシーの基盤になると思いました。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

  コレクティブ・エフィカシー!

 

 

その実現のために重要なのは、やはり

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版、p124)より引用します。

 

 

ゴール設定がなぜ大事なのか?

 「現状の外側にゴールを設定する」という言葉は、初めての読者の方には、すぐには理解しにくいかもしれません。

 ですので、ゴールについて、もう少し詳しく説明していきましょう。専門的な言葉もありますがご容赦ください。

 人間とは、人生におけるゴールを欲する生き物ですゴールに向かい進んでいくこと以上に、人生を楽しむ方法はありません

 なぜかというと、ゴールを設定した後、その達成に向けてハッピーな気持ちで行動するうちに、自らの抽象度とエフィカシーが上がるからです。

 抽象度が上がれば、視野が広がり見える世界が変わります。エフィカシーが高まれば、自己評価が上昇するため、前向きに未知のことに挑戦していけます。

 そうなると、連鎖的にレベルが上がった次のゴールが見えてきます。

 さらにいうと、エフィカシーが高いと、生きるうえで、すべてがうまくまわります。

 

 縁起は、人間の生体ではホメオスタシスといいます。ホメオスタシスとは、生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能です。体温がずっと維持されているのをイメージするとわかりやすいでしょう。

 この機能は、人の場合、物理空間の生体維持だけでなく、情報空間でも働いています。情報空間とは物理空間と対をなすものです。

 ホメオスタシスは非常に強力なため、すぐに現状を維持しようとします。

 人がなかなか変われないのは、これが原因です。ひとまず変化したように思っても、また元の状態に戻ってしまうというわけです。

 

 そして、この情報空間、物理空間をすべて合わせたものが「縁起」ということになります。

 エフィカシーが高いということは、そのエネルギーが強いということなのです。ゴムひもを引っ張れば、引っ張るほど力が強いということと一緒で、エフィカシーが高い人は、ゴール設定も高くできます。

 つまり、その人のゴール設定が高いほどエネルギーが強い人物だということになります。

 エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです。

 

 ゴールの設定はとても難しいものです。自分と深く向き合わなければ見えてこないからです。自分で、このゴール設定を行うことを「セルフ・コーチング」といいます。

 一方で、コーチから受ける「パーソナル・コーチング」も存在します。その場合、コーチはあなたのゴール設定の相談に乗り、潜在能力を引き出し、ゴール達成に向けて導いてくれます。コーチはあなたとしっかり会話することにより、あなたが自分では気づけない盲点(スコトーマ)を見つけ出します。そして、それを気づかせることで、あなたを「理想の自分」へと手引きするのです。

 

 では、あなたが人にコーチングができるようになるには、どのような手順を踏めばいいのでしょう?

 まず少なくとも、二〇年以上の活動実績を持った団体からコーチ認定を受けて、信頼のおけるスキルを身につけたコーチから、コーチングを受けましょう。たとえ、あなたが博士号を取得している学者であっても、信用できる機関でコーチングの訓練を受けなければ、きちんとしたコーチングはできないのです。プロのコーチに直接ついてもらい、指導してもらわなければ、上達は難しいでしょう。そのうえで、自分自身にコーチングをしたうえで、人に教えていくのが理想です。

 そしてまた、コーチの資格を取得したからといって、すぐにコーチングを実践できるようになるかといえばそうではありません。

 よいコーチになるにも絶対的な物差しはなく、クライアントの幸せのため、論理と実践を重ね、日々研鑽をし続ける必要があるからです。

 引用終わり

 

 

エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです

 

 その新たに大きな縁起とつながる」ことの確信こそが、「絶対他力」の感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その確信(=絶対他力)がコーチングのコアである「ゴール」の核心である というのが、苫米地博士に学ぶ私の「信」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

L-240につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました

 

 記憶とともに思い出す怒りにラベリングを行いながら、もう少し「不毛なやり取り」を掘り下げます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 「東京に行くな」「東京に行くと言うな」という主張(claim)と「月2回上京」「上京前にしっかり告知」という事実(data)の間にあったのが、「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」という根拠(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 そんな根拠をひっくり返すために、私は、トゥールミンロジックを用いて諭すように話を続けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

すると、露わになったのは「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「職員から私に苦情の電話がかかってくる」→「この前なんか娘と一緒に洗車していたところを邪魔された」→「お前のせいだ」というただの情動でした

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

I-017:ブログ更新予定変更のお知らせ ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

Q-271~現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429964.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

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L-238202209月シークレットレクチャー -13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;複雑な関係を立体的に思考する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 

 

  私は何を望んでいるのか?

 

 コーチとしての私は、このような“内省言語の無限ループ”をつくりあげることをイメージしています。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 その次のステップは、「左脳的な働きを超えて、右脳的な働きをブーストする」。

 L-194202207月医療・介護研修会 -04;「言語束縛」を外すための二つの方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36256269.html

 

 「思考の3つの軸」でいうなら、「words」「emotions」を超越して、「pictures」で思考空間を満たしていく感じ(*個人的な解釈です)。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 そうすると無意識の深いところで「私は何を望んでいるのか?」を感じられるようになります。その時に思考(「何を望んでいるのか?」)を止めて、再度“観る”ことが重要。

 L-224202208月シークレットレクチャー -11;「止」と「観」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37272802.html

 

 なぜなら、「私は何を望んでいるのか?」の「私」とは、過去の記憶によりつくられた幻だから。「私」は、実在しない「点」に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「点」とは、自我のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

「実在しない」という「点=自我」を生みだすのは、情報空間中にひろがる縁起です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 縁起が「点=自我」を生みだし、「点=自我」がブリーフシステム(Belief SystemBS)を生みだします。関係 →「点=自我」→BSという順です(ハズ)。

 Q-220:ゴールに<後編(コーチング実践者~コーチ向け);人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 情報空間中にひろがる縁起が生みだす「点=自我」は、(本来は)完全に自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その自由の体感とともに見いだす「何を望んでいるのか?」が「意図性(intentionality)」です。

 Q-390:僕はコミュ障で親しい関係の人が誰もいません。休みの日も部屋に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35197372.html

 

 

 これまで何度も言及してきたとおり、私たちには必ずスコトーマ(Scotoma)があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ゴールの条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る ですが、1)現状の外に設定するゴールというのは、必ずスコトーマの中にあります。つまり、まったく認識できないということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところが、人の場合、これまでのフレームの枠を飛び出して考えることができます。それが「ゲシュタルト能力」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その本質は、思いがけない関係性を見つけ出す抽象化能力であり、全体と部分の双方向性を捉える洞察力です。つまり、「縁起を感じ取る力」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんなゲシュタルト能力=縁起を感じ取る力と深く関わるものが意図性(intentionality)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

「現状の外にゴールを設定し、そのゴールを達成する」ためには、ゴール側から認識・理解・評価・判断をしなければなりません。

それはこれまでのBSを停止して、ゴール側から思考するということ。決して誰からも、何からも、強制されることなく考え決めるということ。

 そのためには高い抽象度で情報を見定めることが絶対条件です。と同時に、ゴール達成のための判断を自由意思で決定しなければなりません。

 その自由意思の裏にあるのが「意図性(intentionality)」自由意思とは、自分がどういう意図を持っているかということです。

 「意図性(intentionality)」がオリジナルを決めます。もっといえば、「意図性(intentionality)」が存在の意義を決めます

 F-375:俺にかかってこい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35750566.html

 

 例えば資本主義という洗脳下ではお金を稼ぐことがもてはやされるように、現代社会という牢獄(パノプティコン)では“認められた夢”しか許されません。

 F-379:学びと破門で脅しをかける <vol.3;自由→フェアネス→平和>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 

それ以外の夢、つまり“Not Normalな夢”を持とうとすると、パノプティコンによって発見され、バイオパワーによって排除されます。そうですよね?

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 では、“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つために、私たちは何を心がければいいのでしょうか?

 

以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(CYZO9月のmonthly Dr.Tomabechi’s Column)より引用します。

 

 

バイオパワーの撃退法

 あなたが本当のゴールに気づくことを阻むのはドリームキラーだけではありません。バイオパワー(生権力)という相互監視的な社会の枠組みがあります。バイオパワーとはイギリスの哲学者のジェレミ・ベンサムが刑務所の設計に用いた「パノプティコン(一望監視施設)」に由来するものです。建物の真ん中に監視所があり、囚人たちを一望できます。囚人としてはいつ見られているかわからないので、「いつも見られている」という意識を持たされます。

 ジェレミ・ベンサムはこのシステムをよいこととして考えたのですが、ミシェル・フーコーはこれを転用して、現代の社会の枠組みがパノプティコンになっていると考えました。すなわち、社会のシステムは相互監視によって、パノプティコンになっているというのです。互いが互いを監視し牽制し合うことで、囚人のように行動を管理・統制されています。私たちは大きな牢獄の中に閉じ込められているような状態です。

 現代社会という牢獄では、認められた夢しか持ってはいけません。資本主義という洗脳に合致するような奴隷の夢を持つことが奨励されます。それ以外の夢を持とうとすると、パノプティコンによって発見され、バイオパワーによって排除されそうになるのです。例えば、「よい学校・よい会社に入る」というレールから外れようとするだけで、親兄弟や友人、教師までが反発します。「そんなことでは社会では生きていけないよ」と善意から脅してきたりします。

 では、私たちはどうすればよいのでしょうか。答えは単純です。このバイオパワーに気づけばよいのです。無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げることで、バイオパワーの影響を下げることができます。気づきさえすれば、奴隷状態から解放され、自分自身の真のゴールを認識することができるのです。

 バイオパワーに無意識に影響を受けるのではなく、バイオパワーの存在を意識に上げることができれば、それが「Rゆらぎ」(相手が無意識に感じていることを意識に上げさせることで、相手のリアリティ「R」をゆらがすこと)として機能します。そうやってバイオパワーを無効化することができるのです。

 引用終わり

 

 

 無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げることで、バイオパワーの影響を下げることができます。気づきさえすれば、奴隷状態から解放され、自分自身の真のゴールを認識することができるのです

 

 無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる」こと。それが“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩。それは縁起空間のモニタリングだともいえます。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

L-239につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-388:“心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~ <vol.4;新しいエスティームのfirst step

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36367342.html

F-413:てげてげ <ver.3

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F-414~:「楽しい日本」を目指す総理が「あんまり楽しいことはない」とぼやく姿に学ぶ

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Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

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Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編(コーチング実践者~コーチ向け);人類には“今”しかない>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版



L-237202209月シークレットレクチャー -12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の後に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;複雑な関係を立体的に思考する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 

 

頭の中なら3Dで考えられます。複雑な関係が立体的に思考できます

 

 その「『複雑な関係』を、言語や論理を超えた次元で、ゴール側から『立体的に思考』する」ことがコーチングの実践。それが「ゴール側からの新たな縁起づくり」です。

 F-364:シコウサクゴ <後編:コーチング中は「from思考錯誤×3 to試行錯誤」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35211211.html

 

 

 少し補足します。

 

 「立体的に思考」というのは、「常に抽象度という軸を加えて目の前の世界を観る」ということです。その具体的実践法が「コンセプチュアル・フロー」↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 「常に抽象度という軸を加えて目の前の世界を観る」という意識状態を維持したまま、ゴールの再設定(更新)を繰り返したり、あるいはゴールのバランスホイール全体を俯瞰していると抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのときに「左脳的な働きを超えて、右脳的な働きをブーストする」ことを実践すると、つまり超言語・超論理で「立体的に思考」を続けていると、“自分のゴールのすごさ”を体感し納得することができるようになります。

 それが苫米地博士が新たに定義された「セルフ・エスティーム」です↓

 Q-256:私、立ち直れるかな? <前編;個人の視点で>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28693339.html

 

 エスティームが高まると、エフィカシーも高まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 するとゴールを達成しやすくなり、さらにはまったく新しいゴールを現状の外に見つけることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そんな好循環をクライアント自ら生みだせるようにするために、次世代コーチングではバランスホイールに「抽象度」というカテゴリを設定します。

 F-419:私、うっちゃいました <中編;抽象度を上げるための縁起>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37587853.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

バランスホイールに「抽象度」を追加した理由

 コーチはクライアントのコンテンツには関わりませんし、ゴールに関する価値判断もしません。しかし、クライアントを抽象度の高い方向へいざなうことは必要です。

 そこで、はじめからバランスホイールの項目に「抽象度」という項目を入れておくことで、クライアントが自ら抽象度の高い方向へゴールを設定することができるようになるのです。

 ゴールには大きければ大きいほどよい項目もあれば、バランスが重要な項目もあります。バランスホイールの中のほとんどの項目のゴールは大きければ大きいほどよいものばかりですが、健康とファイナンスは大きさではなくバランスが重要な項目となります。一方、「抽象度」の項目は、高ければ高いほどよいのですが、バランスにも関わっています。

 健康とファイナンスの2つは、他のゴールの達成に必要な項目となりますので、その他の項目を下支えするバランスの項目となりますが、一方、「抽象度」の項目は他のすべての項目の上に位置することで全体のバランスに働きかけています。

 「抽象度」という項目をバランスホイールに入れることで、クライアント自身の考え方も自然と抽象度が高くなっていきますし、すべてのバランスホイールの項目が抽象度の面でも高く維持できるようになるのです。

 引用終わり

 

 

 「抽象度」という項目をバランスホイールに入れることで、クライアント自身の考え方も自然と抽象度が高くなっていきますし、すべてのバランスホイールの項目が抽象度の面でも高く維持できるようになるのです

 

 余談ですが、ときどき「自分のゴールが本当に心から望んでいるものなのかわからない」「止められてもやりたいゴールが見つからない」という相談を受けます。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

 その感覚はとても重要です。「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態を保つためにも。

 F-228~:ゼロトラスト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

 

ゴールらしきものを生みだすブリーフシステム(Belief SystemBS)は、基本的に他人の意見や社会の価値観でつくられています。よって、「自分のゴールが本当に心から望んでいるものなのかわからない」や「止められてもやりたいゴールが見つからない」という感覚は至極真っ当。本物のゴールは、これまでのBSの外側にあるものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 反対に考えると、これまでのBSのままでは、いつまで経っても「これだ!」というゴールは設定できません。スコトーマが外せないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 なので、その解決として「抽象度を上げる」という能動的な働きかけが重要になります。バランスホイール全体を俯瞰するだけでも抽象度は上がるものですが、「抽象度」というカテゴリ自体を設けることで、自ら無意識に考えさせ続けるのです。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 

  私は何を望んでいるのか?

 

 

 と。

 

 その試みは、結果的に、自我を再定義する重要な機会となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その一連のプロセスが「ゴール側からの新たな縁起づくり」の礎となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-238につづく)

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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