苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:S:シリーズ編 > 04 さあ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-12:本当の幸せを感じられない理由 -2

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

私は「うつ病のはじまりはゴール設定のミス」だと思っています。ゴール設定に失敗した結果、「幸せでない状態」に陥っているのがうつ病の正体のはずです。

医師でもある私がそんな発言をすると、多くの反論・異論をいただきます。しかし、「うつ病の人はハッピーではない」ということには同意していただけます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

では、どうすればうつ病の人はハッピーになれるのでしょうか?

 

 

私はかつて精神科が主体の病院の院長を務めていました。そのため、私自身は内科医ですが、地元保健所が主催する精神科病院・クリニック院長が集まる会議に毎回参加させていただきました。

ある年の会議中、とても印象深い出来事がありました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

会議のテーマは「自殺者を減らすためにはどうすればいいか?」というもの。

うつ病は自殺の重要な危険因子と考えられています。よって、精神科医の集まりでは、当然のように、「自殺を減らす」=「うつ病を減らす」というロジックで話しあわれます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

重たい雰囲気の中、ある精神科病院の院長が「外来に来るうつ病患者さん達と話していると、『この人達には薬を渡すより、お金を渡した方が効果があるのではないか?』と思うことがよくある」と発言されました。

県職員の方々は爆笑していましたが、他の院長達は全く同感だと言わんばかりにうなずいていました。苦笑しながら。

 

では、お金を渡せば本当にうつ病の人達はハッピーになれるのでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

誰もが幸せに関する自分なりのイメージを持っているはずです。例えば、「お金があることが幸せ」「子供がいることが幸せ」「仕事が楽しいことが幸せ」「恋人がいることが幸せ」等々。

そうしたイメージがあるために、現実世界でお金がない自分、子供がいない自分、仕事が楽しくない自分、モテない自分に対してイライラが生じてしまいます。認知的不協和です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

そんな状況(認知的不協和)が続けば、やがては疲弊しながら自身を不幸だと感じるようになるでしょう。不幸が(無意識下で)コンフォートゾーンになってしまう感じです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

コンフォートゾーンの外はスコトーマに隠れて認識できません。本当はいいことも明るい兆しもたくさんあるはずですが、「私は不幸だ」というセルフイメージを肯定する情報しかRASを通り抜けなくなります。それは文字どおり“悲観”の状態。そして、うつと呼ばれる状態に陥っていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

この場合、解決方法は2つあります。

 

ひとつは「物理的現実世界を直接変える方法」です。

先の例えでいえば、たくさんのお金を手に入れたり、養子縁組をして子供を迎え入れたり、やりがいのある仕事を見つけたり、理想的な人物と恋に落ちればよいのです。

 

ちょっと待った。それができないからうつになるのだろ!」と思った方はいませんか?

 

もちろん、そのとおりです。

物理的現実世界を直接変えるのには大変な知恵と労力が必要になります。物理空間に働く厳しい因果律をしっかりマネジメントする必要があるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526054.html

 

ある精神科病院長の「うつ病患者さんにはお金を渡した方が効果があるのではないか?」は、この物理次元での対処法です。お金(予算)をどうやって準備(確保)するか? 必要性(妥当性)をどうやって判断するか? 他とどのように整合性を採るか? フェアネスをどのようにして担保するか?等々、問題山積みです。

 

仮に渡すことができたとしても、どれくらい渡せば満たされるのかがはっきりしません。その患者さんが「一億円ないとハッピーじゃない」と思い込んでいれば、100万円や1000万円をあげたところで決して幸せにはなれないでしょう。

 

 さらに言うと、お金だけでは必ずしもハッピーにはなれないことはすでに明らかにされています。過去のブログ記事(F-026)で御紹介したとおり、お金(年収)と「人生の満足度(life evaluation)」「感情面での幸福度(emotional well-being)」との関係を調査した米パデュー大学心理学部の研究によって、「収入が一定額以上に達した場合、それ以上増えたとしてもその人の幸福度が高まるわけではなく、むしろ低下する」ことが判明しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html

 

 (S-04-13につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 お金だけでは必ずしもハッピーにはなれない

 

 かつての辛い体験は、その事実を私に厳しく教えてくれました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7555985.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7556082.html

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-13:本当の幸せを感じられない理由 -3

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

私は「うつ病のはじまりはゴール設定のミス」だと思っています。ゴール設定に失敗した結果、「幸せでない状態」に陥っているのがうつ病の正体のはずです。

医師でもある私がそんな発言をすると、多くの反論・異論をいただきます。しかし、「うつ病の人はハッピーではない」ということには必ず同意していただけます。

 

では、どうすればうつ病の人はハッピーになれるのでしょうか?

 

前回(S-04-12)触れたとおり、誰もが幸せに関する自分なりのイメージを持っているはずです。例えば、「お金があることが幸せ」「子供がいることが幸せ」「仕事が楽しいことが幸せ」「恋人がいることが幸せ」等々。

そうしたイメージがあるために、現実世界でお金がない自分、子供がいない自分、仕事が楽しくない自分、モテない自分に対してイライラが生じてしまいます。認知的不協和です。

そんな状況(認知的不協和)が続けば、やがては疲弊しながら自身を不幸だと感じるようになるでしょう。不幸が(無意識下で)コンフォートゾーンになってしまう感じです。

コンフォートゾーンの外はスコトーマに隠れ認識できません。本当はいいことも明るい兆しもたくさんあるはずですが、「私は不幸だ」というセルフイメージを肯定する情報しかRASを通り抜けなくなります。それは文字どおり“悲観”の状態。そして、うつと呼ばれる状態に陥っていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23170992.html

 

この場合、解決方法は2つあります。

ひとつ目は「物理的現実世界を直接変える」というもの。しかしながら、それは簡単ではありません。物理空間に働く厳しい因果律をしっかりマネジメントする必要があるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526054.html

 

ふたつ目の方法は「幸せに関する自分なりのイメージを変えてしまう」というもの。これは情報空間での対処です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

先程の例えでいうと、「恋人がいることが幸せ」というイメージを、「恋人がいないと誰にも束縛されずに複数の人と付き合えて幸せ」「これから新しい魅力的な恋人と出会うチャンスがあるから幸せ」「自分の好きなように時間を使えるから幸せ」などと書き換えていきます。

すると、「恋人がいない」という現状は、「不幸な境遇」ではなく、むしろ「幸せな境遇」に変わっていきます。臨場感(V)の高いイメージ(I)が、その人にとっての現実(R)だから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

さらに、「恋人がいるかいないかはまったく関係ない。自分の決めた夢に向かって自由に生きることが本当の幸せだ」などともっと抽象度の高いイメージを持つことができれば、その人はそれまでは感じられなかったより大きな幸せを見いだしていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 ブリーフシステムが書き換わり、RASが変化し、スコトーマが外れるから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

その時、幸福感に包まれるとともに、脳内ではドーパミンやセロトニンが再び増加していきます。そして、結果としてうつと呼ばれるような状態から脱却していきます。

 (うつ病には医学的介入は要らないという意味ではありません。身体症状や日常生活上の問題を抱えている方は必ず精神科を受診してください。その上での話です)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15700308.html

 

幸せをどのように定義するかで、そのイメージは変わります。そして、そのイメージが新たな現実をつくりだします。「一人宇宙」の「」が書き換わっていくのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

幸せのイメージに合わせて物理的現実世界を変えるのではなく、幸せを定義しなおすことでそのイメージ自体を変えてしまい、新たな“幸せ”を創造していく(もちろん“現状の外”に)

 

私が「うつはゴール設定のミス」と断言する理由がわかっていただけたでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

それでは、幸せの定義が重要であることを理解していただいたところで、“本当の幸せ”についてあらためて考察していきましょう。

 

 (S-04-14につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 ポリアンナ症候群を御存知でしょうか?

 一般的には「直面した問題の中に含まれる(微細な)良い部分だけ見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと」「常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上をみようとしないこと」などとされています。

それは、もちろん、今回御紹介した「幸せに関する自分なりのイメージを変えてしまう方法」とは異なります。

では、両者の決定的な違いとは?

(答えは下記記事でどうぞ↓)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22754478.html

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-14:本当の幸せを感じられない理由 -4(ワーク付き)

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

幸せをどのように定義するかで、そのイメージは変わります。そして、そのイメージが新たな現実をつくりだします。「一人宇宙」の「」が書き換わっていくのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

幸せのイメージに合わせて物理的現実世界を変えるのではなく、幸せを定義しなおすことでそのイメージ自体を変えてしまい、新たな“幸せ”を創造していく(もちろん“現状の外”に)

 

それでは、幸せの定義が重要であることを理解していただいたところで、“本当の幸せ”についてあらためて考察していきましょう。

 

 

幸せのイメージは人それぞれ。

ですが、そのイメージ自体がはっきりしていないケースは少なくありません。あらためて問われることで、「自分にとっての幸せがわからない」ということに気づく方もいらっしゃいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

皆さんはいかがですか? 何をしているときに「幸せだな~」と感じますか?

それではワークです。下の文章の( )に入るものをしっかりイメージしてください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 <ワーク:自分にとっての“幸せ”を考察する>

 

私は(     )をしているときに幸せを感じる

 

 

( )に入るイメージは人それぞれのはず。そこで、例として下記の3つを考えてみましょう。

 

「食べ歩きが趣味で、おいしいものを食べながらお酒を飲んでいるときに幸せを感じる」

「マラソンが趣味で、公園を走っているときに幸せを感じる」

「魚釣りをしているときに幸せを感じる」

 

ここで質問です。この3つの「幸せ」を、本当に「幸せ」と呼んでいいのでしょうか?

 

答えはNoです。理由は大きく2つあります。

 

「おいしいものを食べて満足する」や「体を動かして気持ちがいい」「大きな魚が釣れてうれしい」というのは、脳でいうと扁桃体を含む大脳辺縁系での情報処理です。大脳辺縁系は古い脳であり、その処理時に感じる情動は抽象度の低い原始的な感情です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

人間は進化の過程で前頭葉が著しく発達しました。特に前頭前野と呼ばれる部位は、「人を人たらしめる思考や創造性の中枢」です。ちなみに、大脳皮質に占める前頭前野の割合は、猫が3.5%、猿で11.5%、そして人では30%といわれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

よって、本能的な古い脳(扁桃体)が論理をつかさどる新しい脳(前頭前野)より優位になっている人は、より原始的であり、進化の度合いでいうとサルやゴリラに近いということになります。そんな幸せを“本物の幸せ”とは言いません。それがひとつめの理由です。

 

もうひとつの理由は、さきほどの3つの幸せには「自分」しかいないから。

 

食べ歩きが趣味でおいしいものを食べているときに幸せを感じるという人が、「他の人にもいいお店を知ってもらって、この幸せを感じてほしい」と考え、SNSでお勧めの店の情報提供を始めたとします。その情報を見てお店に行った人から「ほんとにおいしかった!」というコメントがきて、うれしいと感じる。これは「ゴリラの幸せから、人間の幸せに近づいた」といえます。

なぜならこの人は、見知らぬ他人にも幸せを感じてもらいたいと思って、手間をかけて情報を発信しています。そして、他人がおいしいものを食べて喜んだことが、自分の喜びになっているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11383670.html

 

この幸せは、もう自分だけのことではありません。他人が入っています。そして、他人が入ったことによって、この人はこれまでに味わったことのない大きな幸せを感じたはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

「マラソンが趣味で、公園を走っているときに幸せを感じる」や「魚釣りをしているときに幸せを感じる」という人ならば、「年々きつくなってはいるが今後もマラソン大会に出続けて、同年代の人達に元気を与えるランナーになる」や「釣った魚をさばいて振る舞い、皆に喜んでもらう」ということに幸せを感じるのであれば、人間の幸せに近づいているといえます。

それはもう自分だけの幸せではなく、抽象度が上がっています。言い方を変えると、自分(自我)の定義とともに幸せが拡大しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8748177.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8900334.html

 

自分以外の人も一緒に幸せになってこそ幸せ すべてが“自分”で“宇宙”まるごと幸せ

 

それが進化した人にとっての“本当の幸せ”であるはず。私の好きな表現でいうと“無敵”です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 (S-04-15につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 私の師匠である苫米地博士は、「自分以外の人も一緒に幸せになってこそ幸せ」「すべてが“自分”で“宇宙”まるごと幸せ」を実践されています。それもとんでもないスケールで。詳細は下記記事で御確認ください↓

 F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_393431.html

 

 

-追記2

 「Federation of Cyber States(サイバー国連邦)」については、「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」(サイゾー)の【付録①】に詳しく記載されています。タイトルは「ドクター苫米地がサイバー国家の大使に就任。サイバー国家連邦の実現が、結果的に『戦争のない』世界をつくるかも。2020年も、ドクター苫米地の世界平和実現プロジェクトから目が離せない! 日本や世界の情勢を正確に読み解き、2020年度を生き抜くテクニックをアドバイスする!」です(長いw)。

 その【付録①】から一部引用します。

 

2020年、他人のためにお金を使おう

 2020年、いや今後はずっと、自分の利益のためではなく、他人の利益のために生きる人が、よい人生を送れるようになるでしょう。まずは、自分以外の人のために自分は何ができるかについて、徹底的に考える1年にするといいでしょう。

 これは、お金についてもいえることです。究極的には「他人のためにお金を使いましょう」ということです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版

苫米地英人博士のブログより引用

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-15:本当の幸せを感じられない理由 -5

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

自分以外の人も一緒に幸せになってこそ幸せ すべてが“自分”で“宇宙”まるごと幸せ

 

自分以外の人も一緒に幸せになってこそ、人間の幸せです。

 

S-04-11で、「『自分だけの幸せ』というのは矛盾した言葉の組み合わせなのですが、どこが矛盾しているのかわかりますか?」と質問しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23107579.html

 

人間の幸せとは、必ず自分以外の人が含まれているもの。だから「自分だけの幸せ」というものはありえません。人間の幸せとは「みんなが幸せだから、自分も幸せ」と感じるものです。なぜなら、我々は縁起上に存在しているから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

それがしっかり体得できると、名も知らぬ誰かの笑顔がますます“自分”のことのように感じられます。ミラーニューロンがフル活動する感じで。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11383670.html

 

反対に、「自分さえよければいい」という発想は、その大切な縁起(のつながり)をスコトーマに隠してしまいます。だから、自分中心の人は“本当の幸せ”を感じることができないのです。仏教では、その様を無明(むみょう)と言い表します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879896.html

 

人間関係に軋轢を生じ、自分自身の心の傷を深くしてしまい、そして、いつまでも変化(進化、向上)することができず、チームの足も引っ張ってしまう。さらには、“本当の幸せ”を感じることもできない悲しい生き方

それが、「自分中心」という生き方です。

 

 

Q:本当の幸せを感じられない理由は?

A:縁起を理解しておらず、「自分中心」だから 

 

 

自分の快感だけを求める「ゴリラの幸せ」か、他人が幸せであることで自分も幸せを感じる「人間の幸せ」か

 

その違いは抽象度が低いか高いかの違いです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

抽象度が高いほど 自分→家族→友人→チーム→地域社会→国家→人類というように認識する人の数が増えていき、“幸せ”の及ぶ範囲(潜在的情報量、可能世界)が拡大していきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 

そして、その人の幸せのモノサシは、「たくさんの人を幸せにできるほど、自分の幸せも大きくなっていく」というものになっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

 

幕末の日本に、「藩」ではなく、「日本」という抽象度で思考した男がいました。そしてその男は、「今」ではなく、「3000年後の日本」のために行動しました。

とんでもなく抽象度が高かった男 

それが吉田松陰です。

 

次回、松陰が「自責」の重要性について語った言葉を紹介します。その後、「自分中心」を克服するための“とても身近な方法”について取り上げます。お楽しみに。

 

 (S-04-16につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 (前回も御紹介いたしましたが)私の師匠である苫米地博士は、「自分以外の人も一緒に幸せになってこそ幸せ」「すべてが“自分”で“宇宙”まるごと幸せ」を実践されています。それもとんでもないスケールで。詳細は下記記事で御確認ください↓

 F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_393431.html

 

 

-追記2

 「Federation of Cyber States(サイバー国連邦)」については、「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」(サイゾー)の【付録①】に詳しく記載されています。タイトルは「ドクター苫米地がサイバー国家の大使に就任。サイバー国家連邦の実現が、結果的に『戦争のない』世界をつくるかも。2020年も、ドクター苫米地の世界平和実現プロジェクトから目が離せない! 日本や世界の情勢を正確に読み解き、2020年度を生き抜くテクニックをアドバイスする!」です。その【付録①】から一部引用します(前回引用の続きです)。

 

2020年、他人のためにお金を使おう

 2020年、いや今後はずっと、自分の利益のためではなく、他人の利益のために生きる人が、よい人生を送れるようになるでしょう。まずは、自分以外の人のために自分は何ができるかについて、徹底的に考える1年にするといいでしょう。

 これは、お金についてもいえることです。究極的には「他人のためにお金を使いましょう」ということです。

 「そんな余裕はない」と言う人も少なくないでしょう。「自分の生活が苦しいのに、他人のためになんて使えない」と思うかもしれません。

 しかし、ご自身の家の家計簿を見てください。本当にそんなに苦しい生活をされているでしょうか。贅沢品をまったく買わない生活をしている人は、ほとんどいないはずです。

 たとえば、お酒をまったく飲まない生活をしている人が、はたしてどれだけいるでしょうか。「仕事上のお付き合いだから」とか「週末ぐらい、飲まないとやっていられない」などと言って、お酒を飲むことを正当化していないでしょうか。あるいは、ちょっとおしゃれな、高価な服を買うなんてことは絶対にしないと言い切れる人がはたしてどれだけいるでしょうか。

 私は「お酒を飲むな」と言いたいわけでも、「服を買うな」と言いたいわけでもありません。あなた自身、本当に今日の食べ物に困るほど、苦しい生活をしているわけではないことに気づいてほしいのです。それは、世界的に見たら、とても恵まれていることです。

 世界には、今日の食べ物にも困るほど、苦しい生活をしている人たちが大勢います。あるいは、政治のせいで、苦しい生活、虐げられた生活を余儀なくされている人たちがたくさんいるのです。そうした人たちの存在にも目を向けて、そういう人たちのために自分は何ができるだろうかと考えてみてほしいのです。

 まずは、あなた自身にとっての必要最低限の支出とはどのくらいなのかを把握して、その分はきちんと自分自身のために使いましょう。その上で、残ったお金を他人のためにどう使うか、と考えてほしいのです。

 もしあなたがお金に余裕のある人なら、逆説的ではありますが、どんどんお金を使っていただいていいと思います。ただし、ご自分のためではなく、他人のために使ってほしいのです。ほしいものを買うという行為も、自分のためというよりは、売ってくれる人の利益のためにと思って使ってほしいのです。

 アベノミクスの失敗で、日本はデフレ脱却どころか、デフレがどんどん悪化しています。そこで、お金を持っている人がさらに消費を控えれば、デフレはよりいっそう深刻化するでしょう。そういう意味でも、お金を持っている人は、世の中のためにどんどんお金を使ってください。

 もちろん、困っている人に直接的にお金が届く使い方が一番効果的です。しかし普通の買い物であっても、それはちゃんと売っている人の利益になっているんだということに気づいてほしいと思います。

 そう考えて生きていく人こそが、広い視野を持てるのであり、本当の意味で幸福な人生を送れるのです。

 引用終わり

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版ver.2

 苫米地英人博士のブログより引用

 http://tomabechi.jp/archives/51598895.html

 

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-16:反求と在身-1;吉田松陰の教え

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

吉田松陰(よしだしょういん)は、1830年(天保元年)に萩藩士の家に生まれ(現在の山口県)、1859年(安政6年)に幕府の手で処刑されました。

わずか2年足らずの短い期間ではありましたが、松下村塾で学んだ弟子たちは松陰の志をしっかりと受け継ぎ(ゴールの共有)、明治維新を成功させました(I×V=R)。高杉晋作、伊藤博文、品川弥二郎、桂小五郎、山県有朋、久坂玄蕃、野村和作、吉田稔麿などです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

松陰自身の著として「講孟箚記(こうもうさっき)」があります。萩の野山獄と杉家幽室で幽囚の身であった時に、囚人や親戚とともに孟子を講読した読後感や批評、意見をまとめたものです。

その講孟箚記から引用します。1855年(安政2年、わずか165年前)829日に記されたものです。

 

 

「反求(はんきゅう)」の二字、聖経賢伝(せいきょうけんでん)、百千万言の帰着する所なり。「在身」の二字も、また同じ工夫なり。

天下の事、大事小事、此の道を離れて成ることなし。

 

現代語訳;

「反求(反りて求む)」の二字、つまり「問題が起きれば自分にその原因がないかと反って考える」というこの語こそ、聖賢たちの書物に無数に書かれている言葉の結論である。「在身(身に在り)」、つまり「すべての問題の根本は自分にある」という語も、同じような考え方である。

天下の事は大小の別になく、この「反求」と「在身」の二語を離れて成し遂げることはできないのである。

 

 

 これまで、

1)     人間関係の悩みが尽きない理由は「この世のすべては縁起上に存在している」からである

2)     縁起を理解できていないことが「自分中心」という生き方としてあらわれる

3)     「自分中心」が「他責」という態度としてあらわれる

4)     「自分中心」(=「他責」)が、人間関係に軋轢を生じ、自分自身の心の傷を深くし、変化(進化・向上)することができないばかりかチームの足も引っ張り、“本当の幸せ”を感じることができない理由である

ことを明らかにしてきました。  

 

 

私たちは、日常の生活の中で何か問題が生じると、つい人のせいにしてしまいがちです。

その時に「自分の方に原因があるのではないか?」と省みて(反求)、「自分中心」をやめることが大切なのです。言い換えると、「すべて縁起の視点でとらえ、自分事とする」(在身)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 それは「抽象度を上げて、“自分(自我)”の定義を拡大していく」ことともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 そして、それは教育が目的としている「人間形成」の秘訣でもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

松下村塾で教えていた松陰には、情報的に大きくなった門下生たちの未来の姿がはっきり見えていたはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 

そして松陰は、時空を超えて、現代に生きる私たちにも大切なことを教えてくれています。それが「反求」と「在身」です。

では、具体的に「反求」「在身」にどのように取り組めばいいのでしょうか?

 

松陰が教科書とした「孟子」の中に、そのヒントを見つけました。次回、御紹介します。

 

 (S-04-17につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 コーチとして、医師(&ヒーラー)として、たくさんの出会いがあります。

 お話を伺っていて感じるのは「何が幸せかは、人それぞれである」ということ。そして、「『幸せ』や『喜び』といったものがどこかに『ある』と思っている方々がとても多い」ということです。そういう私も「幸せ」が「ある」と思っていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html

 

 どこかにあるはずの幸せがなかなか見つけられない

喜びをなくしてしまった

何のために生きているのかがわからない

なかなかゴールが見つからない

 

そんな言葉を耳にするたびに、コーチとしての私は、高杉晋作のこの言葉を思い出します。

 

 

おもしろき こともなき世を おもしろく

 

 

 つづきは下記ブログ記事でどうぞ↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12931592.html

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

吉田松陰(Wiki)

吉田松陰像(山口県文書館蔵)

Wikipediaより引用

 


ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-17:反求と在身-2;「自分中心」克服のためのワーク

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

 前回(S-04-16)は、吉田松陰の著書「講孟箚記(こうもうさっき)」中の「反求」「在身」という言葉を考察しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23437901.html

 

 

「反求(反りて求む)」の二字、つまり「問題が起きれば自分にその原因がないかと反って考える」というこの語こそ、聖賢たちの書物に無数に書かれている言葉の結論である。「在身(身に在り)」、つまり「すべての問題の根本は自分にある」という語も、同じような考え方である。

天下の事は大小の別になく、この「反求」と「在身」の二語を離れて成し遂げることはできないのである。

 

 

私たちは、日常の生活の中で何か問題が生じると、つい人のせいにしてしまいがちです(他責)。その時に「自分の方に原因があるのではないか?」と省みて(反求)、「自分中心」をやめることが大切である(在身)と松陰は教えてくれています。

では、具体的にはどのように取り組めばいいのでしょうか?

 

松陰が教科書とした「孟子」の中に、そのヒントを見つけました。現代語訳で御紹介します。

 

 

孟子は言った。

人を愛してもその相手がこちらに親しまなかったならば、自分の愛と思いやりがまだどこか足りないのではないかと反省しよう。

人の上に立って指導してもうまくいかないときは、こちらの知恵と考えがどこか足りないのではないかと反省しよう。

人に礼を尽くしても相手からは礼が返されてこないときは、こちらの相手を敬う心がどこか足りないのではないかと反省しよう。

このようにすべて自分の行うことがうまくいかないときは、自分にその原因があるのではないかと考えてみるようにするのだ。

それができれば、自分自身がますます正しくなっていくし、天下のすべてのことも必ず自分の方につき従ってくるようになるだろう。

 

 

孟子は、まず「愛」について語りました。「愛」の中に「自分中心」を抜けだすための大きなエネルギー(可能性)を見たのだと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

じつは私も「愛は、『自分中心』を捨て、抽象度を高めるための大切な縁起である」と考えています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

そこで今回は、「愛」に関連した“「自分中心」克服のためのワーク”を御紹介します。

 

 

ところで、皆さんは結婚や離婚について相談されたらどのように答えますか?

皆さんの家族や親友が悩んでいたら、どのように声をかけますか?

 

私の答えはいたってシンプルです。

結婚しようか迷っている人には「結婚しないほうがいいよ」と、離婚しようか悩んでいる人には「離婚したほうがいいよ」とアドバイスします。

なぜなら、その迷いや悩みの中に「自分中心」が入り込んでいるから。

 

そもそも私は、「結婚」という制度そのものに疑問を感じています。結婚は封建的な価値観や政策的な意図の押しつけであり、そこには生権力(バイオパワー)が生じやすいからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

では結婚したことを悔いているのかというと、決してそんなことはありません。私の結婚は「相手の幸せを願った結果、自由意志で行った自然な選択」だから。もちろん、妻もそう思って結婚してくれたはずです(たぶんw)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

結婚は100%相手のためにするものです。ヴィーゼル風にいえば、常に相手の幸せに関心を持ち続けること。それが「愛」の当然の帰結のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

よく「結婚生活は修行のようだ」などと揶揄されますが、そのとおり。ただし、それは“大乗”の修行です。仏教では、自分の悟りのためにする修行を“小乗”といい、衆生の救済を目的とすることを“大乗”といいます。その2つの違いは抽象度にあります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

結婚は「相手の役に立つことを考え続け、(相手の)ニーズを満たす」こと。それは“大乗”のはじまりです。「自分中心」を捨て、100%「相手中心」で生きることが結婚生活といえます。

その“大乗”に取り組む日々の中で、私たちは少しずつ「自分中心」を克服していきます。まるで「I」と「YOU」が一体化し「WE」へと育っていく感じ。それは「自分」が拡張していくことであり、「人間形成」といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

その「自分」が拡大する感覚が身につくと、他の社会的な生活もうまくいきはじめます。

結婚生活だけでなくすべての人間関係において、相手のニーズを満たすことを自然に考えるようになるから。ほとんどの人間関係において、良い関係を築くことができるはずです。

 

人生のすべてのゴールにおいて、必ず人間が介在します。相手が存在します。縁起だから。

その相手のニーズを満たしハッピーにすることができるからこそ、ゴールを次々と達成することができるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

自分自身がますます正しくなっていくし、天下のすべてのことも必ず自分の方につき従ってくるようになる」という孟子の言葉は、その様子を言い表しています。

 

すべての人間関係の基本は「相手のニーズをどのようにして満たすか?」です。そして、それが人生のゴールを達成する鍵といえます。

 

本気で人を愛し、「自分」を拡大していく

それが孟子が説く“「自分中心」克服のためのワーク”です

 

あらためて取り組んでください。まずは最も身近な人に対してから。

 

 

 以前、このような話を行ったときに、とてもシリアスな質問をいただきました。次回御紹介します。

 

 (S-04-18につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 20109月に福岡で開催されたセミナーで、私はルー・タイス氏に初めてお会いしました(そして、それが最後になりました)。

 先程「本気で人を愛し、『自分』を拡大していく」と書いたとき、ルーさんの姿が思い浮かびました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

「本気で“人”を愛する」ことは、元祖コーチが自ら実践し示していた“「自分中心」克服のためのワーク”でもあります

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16799778.html

 

 

-関連記事-

F-049~:同じ人間なのだから診れるだろう

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268336.html

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

孟子(Wiki.)

孟子

Wikipediaより引用



ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-18:自分が相手100%であっても、相手が自分を100%思ってくれなければうまくいかないのではないでしょうか?

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

前回、「結婚は100%相手のためにするものです。ヴィーゼル風にいえば、常に相手の幸せに関心を持ち続けること。それが『愛』の当然の帰結のはずです」と書きました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

そのことに関連して、夫婦関係に悩む相談者からシリアスな御質問をいただきました。

かなり厳しい意見(主張、claim)になりますが、私の思いをまとめます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

御質問は「自分が100%相手のことを考えたとしても、相手が自分のことを100%思ってくれなければ、結局、結婚生活はうまくいかないのではないでしょうか?」というもの。

 

私の回答は「そのとおり」の一言です。

 

自分が100%相手のニーズを満たし続け抽象度を上げることに成功しても、相手が相変わらず「自分中心」のままであれば、それは「搾取の構図」となってしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

スティーブン・R・コヴィーの「七つの習慣」風に表現すると「LOSE-WIN」の関係です。そんないびつな関係が永続するはずがありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

前回(S-04-17)の孟子の言葉でいえば、まずは「自分の愛と思いやりがまだどこか足りないのではないか」と反省してみましょう。

それでも問題は相手にあると感じるのであれば、そして相手がその態度を改めようとしないのであれば、きっぱりと関係を解消することを前提にもう一度話し合ってください。

お互いにコンフォートゾーンがずれることで、スコトーマに隠れていた大切な“何か”を再発見するかもしれません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 もしもその“何か”をゴールとして共有することができるのなら、二人の新しい“旅”をはじめられるでしょう(その場合「過去は一切関係なし」です)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

決して少なくない人たちが、相手の幸せを願っているようでいて、じつは自分の幸せのために関係を結んでいます。結婚であれ、雇用であれ、最初から自身のニーズが最優先なのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

その結果、夫であれば妻のニーズ(経営者であれば職員のニーズ)について、結婚(雇用)後は徐々に考えようとしなくなります。最初のうちは“ハネムーン”ですが、徐々に関係が冷え込んでいきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249780.html

 

夫婦(労使)関係がおかしくなっても、自分のニーズが最優先という固定的な考えができあがっていますから、自分が間違っている可能性に思い至りません。そのため課題や解決はいつまで経ってもスコトーマに隠れたまま。その様を無明(むみょう)と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

片方が本気で働きかけることで相手のスコトーマを外し、「100%相手のニーズに応えることが結婚(社会)生活である」ということを理解させることができれば状況は変わります。

しかし、いくら正しいと信じることであっても、無理やり強制することは「have to」を仕掛けることになってしまいます。よって、力づくで -例えば、世間の常識や他のケースを引き合いにだして- わからせるべきではありません。

(そもそも“絶対に正しい”ことなど存在しません)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

縁起は双方向であり、かつ、流転するもの。最初はふさわしいパートナー同士だったのかもしれませんが、変わってしまったのです。きっぱりと縁起を解消するべきです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

すべての関係が同様です。

家庭にせよ職場にせよ、最も危険なのは、相手を力で脅したり蔑んだりして支配し利用しようとする人です。そういう人は相手のニーズについてはお構いなしで、自分のニーズばかりを相手に押しつけます。

人間関係は相手の人格を尊重することから始まるはずなのに、それでは相手を奴隷化するのと変わりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

その結果、一時的に物事を有利に運ぶことができたとしても、決して大きな仕事を成し遂げることはできません。利用ばかりの人間関係はいずれ必然的に崩壊するため、人生における“レガシー”を残すことはできません。気がつくと一人ぼっちです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

 

過去のブログ記事でも言及していますが、私は「WIN-WIN」以外の関係を認めません。

何らかの役割があり今は縁が続いている人も、「WIN-WIN」以外の関係であれば、いずれ縁起を解消する日がきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20577177.html

 

 ただし、そんな思いを抱くと同時に、私は人の可能性も信じています。老病死(+生で四苦)という変化が遺伝子レベルで最初から組み込まれているという事実は、「自分中心な人はいない」ことを示しているからです。

“自分”よりもっと大きな存在(あるいは未来)の一部として、全力で生き、当たり前に老い(病み)、そして堂々と死んでいくのが人間本来の姿のはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

そんな生き方を全うできるのは、「抽象度を上げることができる」からであり、「“無敵”になれる」から。そして、そんな生き方を貫いていると、やがて「WIN-WIN」は「WIN」に収束していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

その「抽象度を上げる=“無敵”」をサポートするのが教育です。教育が「人間形成」を実現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

「抽象度を上げる=“無敵”=人間形成」の途中には“平成”があり、その先にはシンのWIN、すなわち平和が待っている

 私はそのように信じています。苫米地博士に学ぶコーチとして。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 

次回は、人間関係を改善する方法をコーチの視点でまとめます。テーマは「『人間関係の悩み』を『解決すべき課題』に変える方法」です。

 

 (S-04-19につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-19:「人間関係の悩み」を「解決すべき課題」に変える方法

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

 このシリーズ(第4弾)は「人間関係」をテーマに、その“正しい”見方と“正しい”構築についてまとめています。ディベート風に表現すると「人間関係上の課題を見つけ(ケースサイド)、解決する(プランサイド)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

今回は苫米地式コーチングのアプローチを御紹介します。

ポイントは縁起の理解。すなわち、「存在(自我)があり関係(臨場感空間)が生まれているのではなく、関係(臨場感空間)の結果として存在(自我)が生まれている」という見方です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

関係(臨場感空間)には必ずゴールがあります。そのゴールを積極的に書き換えていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

まずは、自我が「空(くう)」であることを再認識してください(空観)。

その上で、臨場感空間を共有するがゆえに互いの自我が浮かび上がっている様子をイメージします。この場合、自我を「機能」「役割」と考えるといいかもしれません(仮観)。

ゴールを書き換えると、臨場感空間が変化し、人間関係が変化していきます。すると、人間関係の悩みはいつの間にか消滅していくはずです。空なる宇宙はゴールによってダイナミックにうみだされています。その再創造の過程で、I」と「YOU」が一体化し、「WE」へと育っていくからです(中観)。

この空仮中が基本です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

では、基本を踏まえたうえで、(抽象度を下げて)より具体的に考えていきましょう。

「人間関係に悩んでいる」「人間関係がうまくいかない」とは、どのような状況といえるでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それは「期待していることが満たされていない状態」と表現することができます。心理学用語でいう認定的不協和です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

「期待していることが満たされていない状態」は、さらに「期待している」と「満たされていない」に分けることができます。

よって、その解決策は、

1)「期待している」を「期待しない」に変える

2)「満たされていない」を「満たされている」に変える 

のどちらか(あるいは両方)を実現することといえます。 

 

 

1)の「『期待しない』に変える」というのは、あまりに消極的な方法と感じるかもしれません。しかしながら、それは「あきらめる」ということではなく、「まずは受け入れるが、決してあきらめない」という意味です。違う表現では「すべては空(くう)であることを忘れずに思考し続ける」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23264809.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

多くの人は、「あのとき○○していれば(していなければ)、今頃は△△だったのに(ではなかったのに)」という仮想の自分や、「○○さんにきっと△△と思われている」といった他人の視点での自分の姿、あるいは、「○○は△△でないといけない」といった社会の価値観に縛られて生きています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そういう誰か(何か)により作られた偽りの自分の姿に近づくことを強いられて(あるいは期待されて)生きている状態は「無人運転」「自動運転」と同じ。そんな生き方をやめてしまうというのも「期待しない」には含まれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 「無人運転」「自動運転」からの脱却は、“現状の外”へのゴール設定を繰り返し、ブリーフシステムを作り変えていくことで実現します。それは「自分」を定義しなおし、新しい“期待”をつくり続けることで、今までの自分を乗り越えていくということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 

2)の「『満たされている』に変える」とは、「問題を解決すべき課題に変えてしまう」ということ。それはフォーカスを問題(ケース)ではなく解決(プラン)にあてるということです。

事実、「問題だ!問題だ!」ばかりでは、その問題に対してRASがオープンになるばかりで、解決がスコトーマに隠れてしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ここでのポイントは、「未来から過去に向かう時間の流れをしっかり体感している」こと。

解決の足掛かりを「過去」に求めると失敗しやすくなります。失敗の記憶に引きずられ、エフィカシーが下がるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

過去はどんどん遠ざかっていくだけであり、二度と繰り返しません。スコトーマを外し解決するために“失敗”から学ぶのはありですが、囚われすぎるのはいただけません。

と“せごどん”西郷隆盛も言っていますw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

私たちが変えられるのは未来だけです。したがって、未来だけにアプローチを行います。

そのはじまりがゴール設定!

ゴールを達成している世界(イメージ)をリアルに感じながら目の前の世界に対峙していると、「期待していることが満たされていない状態」は解決し、人間関係の悩みはいつの間にか消滅していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 (S-04-20につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 縁起や空観・仮観・中観に関しては、苫米地博士の著書「もうこれ以上人間関係で悩まない極意」(TAC出版)をお読みください。タイトルにあるとおり「人間関係の悩みを克服する極意」が書かれています。

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

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ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-20:「問題を解決すべき課題に変えてしまう」3つのポイント

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

 このシリーズ(第4弾)は「人間関係」をテーマに、その“正しい”見方と“正しい”構築についてまとめています。ディベート風に表現すると「人間関係上の課題を見つけ(ケースサイド)、解決する(プランサイド)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

前回(S-04-20)は、苫米地式コーチングのアプローチを御紹介しました。

ポイントは縁起の理解。すなわち、「存在(自我)があり関係(臨場感空間)が生まれているのではなく、関係(臨場感空間)の結果として存在(自我)が生まれている」という見方です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そのポイントを踏まえたうえで、具体的に「期待していることが満たされていない状態」の解決策を考えました。

1)「期待している」を「期待しない」に変える

2)「満たされていない」を「満たされている」に変える 

です。 

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645627.html

 

 

 今回はさらに、2)「満たされていない」を「満たされている」に変えるための「問題を解決すべき課題に変えてしまう方法」を掘り下げます。そのポイントは下記の3つです。

 

1.    ゴール側から現状を見る

「ゴールが先、認識が後」はコーチングの祖 ルー・タイスさん言葉。ゴールとは、「人生の目的」であり、「未来を創りだすもの」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールによりブリーフシステムが書き換わると、RASが変化することでスコトーマが外れ、今まで認識していなかったゴール実現の“鍵”が見つかります。

(と同時に、ゴールに無関係なものはスコトーマに隠れる)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな「すでにゴールを達成した意識状態(=ゴール側のコンフォートゾーン)」で現状を見続けると、(“鍵”を見つけるだけでなく)エネルギーと創造性をも得ることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴールを実現するために強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)が働くからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

2.    ゴール達成のためのセルフトークを自分に仕掛ける

 通常、ホメオスタシスは「現状維持」のために働いています。

そんなホメオスタシスをまだ見ぬ未来(ゴールの世界)に働かせるためのポイントが「セルフトーク」です。

日本にも「言霊(ことだま)」という表現がありますが、「はじめに言葉ありき」に代表される言語カルチャーの国 アメリカで生まれたコーチングプログラムは、とくに言語を重要視し「アファメーション(affirmations)」として用いています。直訳すると誓約や宣誓という意味のアファメーションは、ゴールの世界の臨場感を高めるためのセルフトークです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7701939.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859111.html

 

 セルフトークをコントロールすることでゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)の臨場感が高まると、そのゴールの世界はどんどん現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

3.    もともとあったゴールを通過点に変え、さらに先のゴールを作る

 ゴールの世界がどんどん現実化していく

それはかつての夢がかなうということ。その新たな現実(かつてのゴールの世界)には、今まで以上に強力なホメオスタシスが働きます。つまり、(かつての夢である新たな)現状から抜け出すのはますます難しくなるということ。

そこで重要になるのが「さらに先のゴール」です。

新たなゴールが設定できると、ホメオスタシスが“もっとすごい世界”に導いてくれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_342433.html

 

 

これらはTPIE(ルー・タイスさんと苫米地英人博士が構築したセルフコーチングプログラム)そのものです。つまり、コーチングの実践が「問題を解決すべき課題に変えてしまう方法」ですw

 

 

今回のシリーズは“人間関係”の「正しい見方」と「正しい構築」がテーマでした。

 

これまで解説してきたとおり、「正しい見方」とは「人間関係を縁起として、双方向の関係として見ること」であり、「正しい構築」とは「『自分中心』をやめ、抽象度を高めて、未来にあるゴール側から縁起を再構築すること」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

誰もが“人間関係構築のエキスパート”になっていることが、このシリーズでの私の願いでありイメージ(I)です。誰もが未来から流れる時間の流れに乗り、日々を自然にかつ楽しんで生きていることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

マインド(脳と心)について学び、良好な人間関係が構築できるようになると

 

お互いに助け合い、励まし合う職場で、さらに楽しく働いています

生老病死に苦しむ人々を、もっと救い、もっと癒しています

大切な家族の心の支えになっています

未来を夢見る子ども達の強力な“夢実現サポーター”になっています

そして、自身を過去の呪縛から解放し、思い通りの生き方を貫いています

 

私たちは“縁起”上に存在しています。そして、その縁起の中心が私たち自身の心。

私たちは、「自分中心」をやめることで、「自分」を中心とする縁起の世界を正しく再構築することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

人間関係に悩んでしまったときは、ぜひこのシリーズ(S-04)に再アクセスを。未来を思い描きながら「人間関係の悩みを克服する旅」をまた始めてください。もちろん100%wan t toで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 

次回からは「鏡の中の自分に微笑んでもらうための方法」がテーマ。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 (S-04-21につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 本文で御紹介したセルフコーチングプログラム「TPIE」については、TPIジャパン公式ホームページで御確認ください↓

 TPIジャパン公式ホームページ

 http://tpijapan.co.jp/

 

 全21ユニットからなるプログラムは、苫米地博士の著書「コンフォートゾーンの作り方」(フォレスト出版)で詳しく解説されています。

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

コンフォートゾーンの作り方


ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-21:鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

きっと、「鏡に向かうあなた自身が微笑めばいいんだよ」と教えてあげるのではないでしょうか。

 

しかし、そんな簡単なことなのに、現実にはなかなか実行できません。

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

本当に心から微笑みかけることができますか?

 

 

苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12936675.html

 

これから、

1) 鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

2) 鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

3) 「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

3点についてまとめていきます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

1)    鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

 

 

あらゆる人々が、自分の幸せを求めて生きています

しかし、あらゆる苦しみは、自分自身の幸せを追い求めることで生まれ、他人の幸せを思うことで大切なことに目覚めるのです

 

 

これは悟った直後の釈迦が語ったとされる言葉です。

これまでまとめてきたように、「自分中心」という生き方が“苦しみ”の元凶です。そして、それは縁起を理解していないことに起因します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

「自分中心」であるために苦しみ続けている自分に対して、心から微笑むことはできませんよね。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23368649.html

 

    鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由-1:「自分中心」だから

 

 

たとえば結婚などをきっかけに「自分中心」を克服していったとしても、心から微笑むことはまだ難しいかもしれません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

なぜなら、ほとんどの人は過去にとらわれているから。

「自分中心」だったというかつての記憶(ブリーフ、セルフイメージ)から逃れられないのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

「信頼してくれている人を裏切った」「嫌がらせをしてしまった」「ごめんなさいと言えなかった」というような苦い記憶が、いつまでもその人を苦しめます。今現在がどんなにすばらしい生き方であったとしても、過去の自分が許してくれないのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

    鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由-2:過去にとらわれたままだから

 

 

縁起を学びながら「自分中心」を克服し、時間の流れを理解することで過去の苦い記憶を乗り越えたとしても、多くの人はまだ心から自分に微笑みかけることができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

なぜなら、未来の自分の姿に対して確信が持てないから。

確信とはエフィカシーのこと。そのエフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」のことです。よって、エフィカシーはゴール設定をしないことには生まれません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールとは「人生の目的」であり「未来を創りだすもの」。それは“現状の外”に設定されるものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 しかしながら、“現状の外”にゴール設定することは、決して簡単ではありません。「コーチの存在がなければムリ」というのが、私の正直な実感です。「スコトーマが外せないから」がその理由ですが、もっというと「スコトーマの存在に気づくことすらできないから」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

「私は何のために生まれてきたのか?」「私はなぜ生きているのか?」という心の叫びに答えられない間は、決して “生きる喜び”を見いだすことができません。(心の叫びがスコトーマに隠れ)そんなことを意識していなかったとしても、それは潜在的にスピリチュアルペインを抱えている状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

そんな自分に心から微笑みかけることなど不可能なはず。無意識はちゃんとわかっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21142618.html

 

    鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由-3:生きる意味を見いだせず、ゴールが未設定だから(&そのことがスコトーマに隠れたままでスピリチュアルペインを抱えているから)

 

 

 次回(S-04-22)は「鏡の中の自分に微笑みかける秘訣」がテーマ。具体例として私自身の体験を御紹介します。

 

 (S-04-22につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-22:鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<前編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

2-1)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<前編>

 

 前回(S-04-21)、鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由として、1)「自分中心」だから、2)過去にとらわれているから、3)“生きる喜び”を見いだせないから 3つを取り上げました(ケース)。

よって、自分自身に微笑みかけるためには、1)「自分中心」を克服し、2)過去を乗り越え、3)“生きる喜び”を見いだせればいい ということになります(プラン)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その秘訣は「抽象度を上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そして、その「抽象度を上げる」ためのスタートが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「ゴールを設定し、抽象度を上げる」プロセスを感じていただくために、私自身の経験を御紹介します。この経験そのものが、私にとっての「鏡の中の自分に微笑みかけるためのワーク」になりました。

 

 

時は2005年。

まだ副院長だった頃、私は当時の病院長にこのように質問されました。

先生は何がしたいのですか?

確か忘年会中だったと思います。それがきっかけとなり、私は自身の生きる意味や働く理由をあらためて考えるようになりました。20066月に実施された職員アンケートに、院長への回答として、こんな文章を書き込みました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

「人の役に立ちたい」という純粋な思いで働いている職員の方々が、疲弊し、去っていくのを防ぐために、各人の成長と同様に、職場の環境改善が必要だと思います。1.病院の理念、(明るい)将来像の周知に努める、2.意見の出しやすい明るい雰囲気作り、3.労働量の見直し-効率化による残業時間の短縮-、4.職員のストレスマネジメントまず、この4点について、「自分に何ができるのか?」自問し、少しでも役に立ちたいと思います

 

きっとやる気に満ち溢れた姿を連想されると思いますが、実際の私はどんどんパワーを失っていきました。目の前の宇宙が、モノクロの、薄っぺらい、虚構の世界のようにしか感じられず、生きている手ごたえがなくなったのです。今思うと、かなり危ない状態でした。

翌年(20076月)の職員アンケートには、このように回答しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

「単純なミスが増えている」「集中できない」「人と会いたくない。話したくない(スタッフとも)」「動悸・めまい発作がおこる」「眠れない」「食べれない」「つい自分と比較してしまう」疲れているんだな~と感じるとともに、自身に対して憤りも感じています。

 この数年限界まで頑張ったんだと誇りに思うとともに、こんなもんかと失望したりもしています。体力や価値観、生活環境の変化も影響しているのでしょうか。

 休むべきなのか、自分の弱さに克つためにもっと歯をくいしばらないといけないのか、前へ進まないといけないのか、退くべきなのか、わかりません

 

実際この月(20076月)は、体調不良を理由に3日程休んだはずです。休んだ日は、家族と話すこともなく、ただフトンの中で一日中過ごしていました。情報空間(心)のバグが物理空間(身体)にあらわれていたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

翌月(7月)のある日曜日、当直のために医局にいた私のところに病院長が来られました。心配してくださったのだと思います。1時間くらい世間話をして帰っていかれました。

翌日、仕事の合間に院長にお礼を言いに行きました。会話を交わしたのは、それが最後となりました。

その次の日の朝、職員から緊急連絡を受けた私は院長室に駆け込みました。そこには白衣を着たままうつぶせに倒れている医師の姿がありました。心肺停止の状態でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

その後、亡くなった院長の実父である理事長から病院長就任をお願いされました。じつをいうと、当時のことはあまり思いだせません。ファイト・オア・フライトの状態だったからだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

しばらくしてから(3ヶ月くらいでしょうか)、自分の心身に変化が起こっていることに気が付きました。あんなに気力を失っていたのに、あんなに生きることが苦しかったのに、あんなに世界が色あせて見えていたのに 立ち直りかけていたのです。

もちろん体はきつかったですし、「院長」という言葉に押し潰されそうな感覚もありました。しかし、心の底から湧き上がってくるようなエネルギーを取り戻していました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

しばらくはなぜそのような変化が起こったのかわかりませんでした。何がきっかけだったのかははっきりしませんが、突然、その理由がわかりました。

「自分中心」でなくなっていたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それまでの私は「他責」であり、「自分中心」でした。縁起が理解できていなかったからです。それがすべての苦しみの根源でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ところが、前院長の急逝により予期せず院長となってしまったことで、視点が「I」から「WE」へと強制的に切り替わりました。抽象度が上がったのです。

その結果、私は縁起を体感し、「自分中心」を抜け出すことになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 (S-04-23につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-23:鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<後編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

2-2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<後編>

 

 前々回(S-04-21)、鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由として、1)「自分中心」だから、2)過去にとらわれているから、3)“生きる喜び”を見いだせないから 3つを取り上げました(ケース)。

よって、自分自身に微笑みかけるためには、1)「自分中心」を克服し、2)過去を乗り越え、3)“生きる喜び”を見いだせればいい ということになります(プラン)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その秘訣は「抽象度を上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そして、その「抽象度を上げる」ためのスタートが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「ゴールを設定し、抽象度を上げる」プロセスを感じていただくために、私自身の経験を御紹介します。この経験そのものが、私にとっての「鏡の中の自分に微笑みかけるためのワーク」になりました。

 前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 

 

ところが、前院長の急逝により予期せず院長となってしまったことで、視点が「I」から「WE」へと強制的に切り替わりました。抽象度が上がったのです。

その結果、私は縁起を体感し、「自分中心」を抜け出すことになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

しかし、2009年頃に再び苦しむようになりました。

以前のような絶望的な感じではないのですが、何かがずっと重くのしかかっているように感じていました。また、霧の中にいるような感覚に襲われることがあり、将来に漠然とした不安を感じていました。

きっと「過去へのとらわれ」と「“生きる喜び”を見いだせないこと」が、私を再び無明に閉じ込めようとしていたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

そのような時に認知科学者 苫米地英人博士やコーチングの祖 ルー・タイスさんと出会いました。

 

実際に会いに行き、直接教えを受けマインドについて学び直すうちに、しばらく離れていた釈迦哲学に関心を持つようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854577.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031387.html

 

そして、「すべてが空であること」「空なる世界に機能を持たせることで仮の世界が生まれること」「空を体得しながら仮を楽しむことが中観であり、大乗の生き方であること」をまるごと理解できた気がしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ゲシュタルトです。

 これまでの学びと体験で得てきた記憶がつながり(connect)、さらに大きなゲシュタルトができあがったのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その過程で時間の流れ方が変わり、“生きる喜び”を見いだせるようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

“生きる喜び”とはゴールのこと。それも人生のあらゆる領域に自らの自由意志で設定するゴールです(バランスホイール)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html


ゴールは隠れていたスピリチュアルペインを明らかにしました。そして、“痛み”を、正面から向き合い克服していく“喜び”に変えていきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

それは「生と死の間(にあるもの)」に関心を向け、生き返ること。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

逃げ場所のない覚悟が夢に変わった

 

鹿児島の先輩 長渕剛さんの言葉で表現すると、まさにこんな感じ!

 そしてそれは「がんじがらめの不自由さの中」に“自分”を見いだすことでもあります。自らの意思に由って(自由!)。

 (「しゃぼん玉」と「STAY DREAM」ですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

いつの間にか私は鏡の中の自分に優しく微笑みかけることができるようになっていました。その後、かつては想像すらできなかった出来事が次々と“現実化”していきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 (S-04-24につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

そのような時に認知科学者 苫米地英人博士やコーチングの祖 ルー・タイスさんと出会いました

 

 私が苫米地博士と情報的に出会ったのが200910月。そして、物理空間で初めてお会いしたのが翌年7月です。機能音源ライブでした。書籍やDVDで学びながら思い描いていたのとまったく同じイメージ(&遥かに超えている大きな“気”)に心から感動したことを覚えています。

それは私の本気の“現状の外”がはじまった瞬間でした。まったく新しい“自分”とはるかに豊かな“宇宙”を創造していく挑戦がはじまった瞬間です。

 その時得たインスピレーションを、初めてサインをいただいた本にぶつけるように書き込みました。すこし気恥ずかしいのですが(←認知的不協和w)、そのまま記載します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

前回の本文中のアンケート文章(20076月)との“熱の違い”は、「情報場のポテンシャルエネルギーの差」です。感じていただけたらうれしく思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 2009年秋に大きな大きな智慧と出会った。

 学べば学ぶほど、知れば知るほど、世界が広がり、そして抽象度が上がっていくのがわかった。

 “私”という自我を少し離れて見ることができるようになり、そして、今までの人生での経験がすべてすべてつながっていることを理解した。

 時間の流れが変わった。未来からガンガン流れてきていることを体感した。

 空を感じた。そして仮観というモノの見方を知り、中観で生きることを切望した。

 自由になれることを知った。いや、すでに、本質的に自由であることを知った。

 その大きな大きな智慧そのものである苫米地英人博士その人と、この日出会った。

 心から感謝!すべての縁起に!

 

with DrT 100730

2010730日 東京

機能音源ライブ後


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