苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-117~ Field of Dreams

F-117Field of Dreams <前編>

 

 ある日聞こえてきた“声”にしたがいトウモロコシ畑に野球場をつくった人の話を御存知でしょうか?

それは映画「Field of Dreams」で描かれたストーリー。

 

 1989年に公開(日本では翌年3月)された「Field of Dreams」は、ウイリアム・パトリック・キンセラの小説「シューレス・ジョー」を原作に、ケビン・コスナー主演で製作されました(監督・脚色:フィル・アルデン・ロビンソン、音楽:ジェームズ・ホーナー)。第62回米国アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされています。

 以下、Wikipediaからの引用です。

 

 あらすじ

 アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらなかった事を心の隅で悔やんでいる。

 ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声(“If you build it, he will come=「それを造れば、彼が来る」)を耳にする。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。

 その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場に見つける。そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放にされ、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった

 

 公開当時、私は映画館で3回観ました。毎回号泣です。予告を観た段階から心惹かれていましたが、繰り返し観るたびになぜか感動が大きくなっていきました。DVD化されるとまた観て泣き、BDで観てさらに感動する もう何回この映画を観たことでしょう。間違いなくStar Warsに次いで観ている映画です。

 

 先日、久しぶりに「Field of Dreams」を観直してみました。認知科学者 苫米地英人博士に学んでいるからでしょうか、スコトーマが外れ、クリアなイメージがどんどん湧き上がってくるような感じがしました。そのイメージを前・後編の2回に分けてまとめます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 

 主人公のレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は、自分の家と畑を持ち、妻や娘と幸せに暮らしているように描かれています。現状が、文字どおり、コンフォートゾーンになっている感じです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 そんな生活の最中、突然、“声”が聞こえてきました。その日からレイの心は揺らぎはじめます。このまま続く未来(=現状、SQ: Status Quo)とそれとは違う“声”に導かれた未来との間に不協和が生じたのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 “声”に導かれた未来とは「トウモロコシ畑の場所に野球場がある」という突飛なもの。そんなビジョンをはっきりと見てしまったレイは、妻に「野球場をつくりたい」と打ち明けます。妻の答えはYes。その瞬間、レイの思いは夫婦共有のゴールに変わりました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 「何の得があるのか?」「どんな利益が得られるのか?」など一切問うことなく、レイは大切に育てていた生活の糧であるトウモロコシ畑をひたすら野球場につくりかえていきます。そんな様子を遠巻きに観察しながら、まわりの人たちは蔑みます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 でも、レイはまったく気にしません。それは妻の強力なサポートによりエフィカシーを高く保てたからに違いありません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 そして、野球場をつくった費用とその分の畑の収穫減少で経済的な苦境に立たされた頃、伝説の野球選手“シューレス”ジョー・ジャクソンが現れます。かつて見たビジョン(イメージ)のままに。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 最後までコーチの視点で解説したいのですが、ネタバレになるのでここまでにします。続きは後編で、少し抽象度を上げて考察します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 20代の頃、私は、「父親との絶望的な関係」「野球への思いと医師という職業選択」「取り返せない過去に対する後悔」など、自分の境遇といくつか重なっていることが感動の理由だと思っていました。臨場感が高く、感情移入しやすかったのです。

実際、その後の人生で辛く苦しい時に、救いを求めるように観ていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124523.html

 

 今思えば、“変えられない”過去の記憶でつくられた“自分”を肯定したかったのだと思います。それは現状のコンフォートゾーンの肯定。その肯定が壁を生みだし、思考停止につながっていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 「Field of Dreams」を思う時、私の意識は「Dreams」の方にありました。「叶うはずはないけれど、そうなったら最高なイメージ」という意味での「Dreams」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

F-118につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1-

 臨場感が高く、感情移入しやすかった

 「臨場感」に関連して、映画「Field of Dreams」にまつわる興味深いエピソードを御紹介します。

 

Field of Dreams」が公開された頃のケビン・コスナーは、「アンタッチャブル(The Untouchables)」(1987年)、「追いつめられて(No Way Out)」(1987年)、「ロビン・フッド(Robin HoodPrince of Thieves)」(1991年)、「JFK」(1991年)、「ボディガード(The Bodyguard)」(1992年)と立て続けに主演映画がヒット。さらには初監督兼主演を務めた「ダンス・ウィズ・ウルブズ(Dances with Wolves)」(1990年)にて米国アカデミー賞の最優秀作品賞と最優秀監督賞を獲得するなど、俳優として、クリエイターとして、まさにキャリアの絶頂期にいました。

 

そんな時流に乗って「Field of Dreams」もヒットしましたが、それはアメリカ本国や日本など野球が盛んな地域に限定されたそうです。野球や野球場といったものに縁のない地域でヒットしなかったのは、関連する記憶(情報)が乏しく臨場感が低かったからと思われます。RAS/スコトーマの原理により、認識しづらくなったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

-追記2-
 「Field of Dreams」の前年に出演した唯一の映画も野球関連の「さよならゲーム(Bull Durham)」でした。アメリカや日本での人気爆発の一方で、ヨーロッパなど野球が盛んではない地域ではすっかり忘れ去られていたそうです。
 この事実
は「縁により起こる」という縁起の理を示しているといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

Field of Dreams(wiki)

映画「Field of Dreams」オープニングタイトル

Wikipediaより引用

 

 

F-118:Field of Dreams <後編>

 

 ある日聞こえてきた“声”にしたがいトウモロコシ畑に野球場をつくった人の話を御存知でしょうか?

…それは映画「Field of Dreams」で描かれたストーリー。

 

 先日、久しぶりに「Field of Dreams」を観直してみました。認知科学者 苫米地英人博士に学んでいるからでしょうか、スコトーマが外れ、クリアなイメージがどんどん湧き上がってくるような感じがしました。そのイメージを前・後編の2回に分けてまとめます。

 前編(F-117):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20779662.html

 

 

 …今思えば、“変えられない”過去の記憶でつくられた“自分”を肯定したかったのだと思います。それは現状のコンフォートゾーンの肯定。その肯定が壁を生みだし、思考停止につながっていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 「Field of Dreams」を思う時、私の意識は「Dreams」の方にありました。「叶うはずはないけれど、そうなったら最高なイメージ」という意味での「Dreams」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ現在の私の意識は「Field」の方にあります。博士の提唱する「超情報場仮説(理論)」における情報場としての「Field」です。その「Field」へのアクセスが“声”を生みだすと確信しているからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

 ところで、皆さんは“声”を聞いたことがありますか? “声”に導かれるような体験をしたことがありますか?

 

 …苫米地博士の著書「人を動かす『超』話し方トレーニング」(開拓社、復刊版)の中に「calling」という言葉が登場します。以下、同書より引用します。

 

 あなたの話に「calling」はあるか?

 この「世界観」、日本人にはイメージが湧きにくいのかもしれませんが、キリスト教圏の人にとってはとてもわかりやすい概念です。

 「calling(コーリング)」という言葉があります。

 英和辞典を引いてみますと、「1.呼ぶこと」「2.召集」「3.訪問」のあとに、「4.天職、(……したいという)強い衝動〔欲求〕」「5.神のお召し、召命」とあります。

 「召命」というのは、「神に呼び出されて新しい使命を与えられること」を言います。その人が神様に期待されていること、それが「calling」というわけです。

 この自分なりの「calling」を一言で言い表したものが「世界観」になります。西洋的に言えば、あなたにとって、神に与えられた使命とは何かを考えることが、世界観を見つける手掛かりになるというわけです。現在の日本でなら、「自分の生きる目的」ぐらいに解釈したらいいでしょう。

 引用終わり

 

 “声”とは「神に与えられた使命」であり「世界観」

“声”とは「自分の生きる目的」

 

 …つまりそれは、コーチングにおける「ゴール」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

映画「Field of Dreams」の主人公レイが聞いた“声”とは、ゴールを示す“I(Image、Imagination)”だったといえます。その突飛な“I”は、当初は完全に“現状の外”にありましたが、家族のサポートや新たな出会いという縁によってvivid(“V”)になり、ついに現実化しました(“R”)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

「現実化だって?! それはあくまで映画の中の出来事(フィクション)であって、実際には人生をやり直せることも、死者が現れることもないはずだ」と疑念を感じる方もいることでしょう。

そのとおりです。

 

 情報空間の底面である物理空間には、物理法則という強力な秩序が働いています。よって、すべてのイメージをリアルにすること(物理空間へ実装すること)はできません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

もし秩序を超えてリアルだと感じ、かつその自覚がないのなら、残念ながらそれは病気であり、精神医療の対象といえます。

 しかし、その一方で、この世のすべては情報であり幻想です。その幻想をそのまま現実化(物理空間への実装)することはできなくても、そこからエネルギーやひらめきを得て、新しい何か(ゲシュタルト)を生みだすことはできます。物理法則に適う形で。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 「Field of Dreams」でいえば、舞台となったトウモロコシ畑の中の球場に、映画本編と同じように往年の名選手やかつての野球ファンを復活させることはできないとしても、代わりの“新しい何か”を創造することはできます。“声”に導かれるままに。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8583393.html

 

 

 …実際の話として、映画公開から32年が経過した今年(2020年)の8月13日(米国時間)、“新しい何か”が現実化します。メジャーリーグ(MLB)の公式戦が、映画のロケ地であるアイオワ州ダイアーズビルで開催されるのです。その試合のために、なんと、8000人を収容できる球場が建設されているそうです。映画で使用された野球場の隣に。

球場外に広がるトウモロコシ畑と撮影で使用された野球場が見えるように、右翼席の壁には窓が設けられるということです。きっと映画の世界に浸りながらMLBの試合を観戦することができるのでしょう。

 まさにField of Dreams!

 

 情報空間には様々な情報場が存在しています。「Field of Hopes」「Field of Peace」「Field of fairness」、そして「Field of Liberties/Freedoms」等々

 …そんな情報場にアクセスしている時に聞こえてくる“声”の主とは、未来の自分に違いありません。ゴールを達成した自分自身です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 よって、「コーチングは(情報場にアクセスすることで)時空を超越して本当の自分に出会うためにある」ともいえるかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20576958.html

 

 本当の自分に出会う

 

 …いよいよ2020年が幕を開けました。

 今年を「本当の自分に出会う」すばらしい一年にしてみませんか?

 

 夢や希望があるかぎり、そしてコーチングの知識とスキルを磨きあげるたびに、それらはきっと現実化していきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15395021.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「Field of Dreams」の球場で開催されるMLBの試合は、シカゴ・ホワイトソックス対ニューヨーク・ヤンキースです。映画に登場する“シューレス”ジョー・ジャクソンが八百長事件に関与したとしてMLBを永久追放された時に在籍していたのがホワイトソックス(ブラックソックス事件)。そのホワイトソックスが、“シューレス”ジョー復活の地で試合をします。

きっと、いろいろな人たちが、様々な思いとともに、その試合を見守るはず。かつての「Dreams」とともに。

8か月後、情報空間の「Field of Dreams」は、物理空間の「Field of Dreams」として、本当に現実化します。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19678041.html

 

 

MLB at FIELD of DREAMS(Bloomberg)

MLB at FIELD of DREAMS

Chicago White Soxのtwitterから引用

 

 

F-173:コーチとして観る「Field of Dreams」;トウモロコシ畑の中の野球場

 

 前回まで(~F-172)、「生老病死(=四苦)」というテーマを「anti-aging」という切り口で考察し、最後に下記のワークに取り組んでいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。今後の「フリーテーマ」での投稿(F-176~)で掘り下げていきます。それまでの間、ぜひ上記ワークに取り組んでください。

 それは「自己の存在と意味」を明らかにする大事な取り組みにもなります。「スピリチュアルペインの克服」です。

 

並行して投稿している下記リンク記事「ブログL20201月シークレットレクチャー」ともテーマが重なり、このところ重たい記事が続いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 

 そこで3回ほど視点を変えてみたいと思います(フリーテーマ)。今回はライトなネタで。気楽にお読みくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 私の趣味の一つに映画鑑賞があります。

 幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関していえばラッキーでした。
 鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。きっと情動を伴った体験の記憶が、今も残る私のブリーフをつくりあげたのですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはず。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」という当時の予想は、残念なことに、見事に当たっています。単に「I×V=R」なのかもしれませんがw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その頃観た映画のひとつが「Field of Dreams」です。

 1989年(日本では翌年3月)に公開された「Field of Dreams」は、ウイリアム・パトリック・キンセラの小説「シューレス・ジョー」を原作に、ケビン・コスナー主演で製作されました(監督・脚色:フィル・アルデン・ロビンソン、音楽:ジェームズ・ホーナー)。第62回米国アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされています。

 

過去のブログ記事(F-117118)で、コーチの視点で「Field of Dreams」を考察しています。その中で、2020813日(米国時間)にメジャーリーグ(MLB)の公式戦が映画のロケ地で開催されることを紹介しました↓

F-117~Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

御承知のとおり、昨年(2020年)、COVID-19のために世界は激変しました。MLBも影響を受け、2020年シーズンは162試合から60試合に縮小されました。そのあおりを受け、アイオワ州で初開催されるはずだった公式戦「MLB at FIELD of DREAMS」は中止となってしまいました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

 

 これから時々「Field of Dreams」に関するサイドストーリーを御紹介します(フリーテーマ)。今回はトウモロコシ畑の中につくられた野球場にまつわる話です。

 苫米地博士が提唱される超情報場仮説とリンクさせながら、ぜひ皆さん自身の「Field of Dreams」を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 アイオワ州(State of Iowa)はアメリカ合衆国中西部に位置し、「アメリカのハートランド」と呼ばれているそうです。全米50州中、陸地面積26位、人口30位(約300万人)。開拓者時代から農業に基づく経済基盤が構築され、「コーンベルト」「世界の食料の首都」と呼ばれることもあるそう。

 ちなみに、「アイオワ」という名は、この地に住んでいたアメリカ先住民の部族名に由来します(昔はインディアンと呼ばれていました)。意味は「眠たがり」w

 

 

アイオワ州(Wikipedia)

Wikipediaより引用



映画のロケが行われたダイアーズビルは、州都デモインから北東240kmの場所にあります。小さな町の東端にはトウモロコシ畑と落花生畑が広がっており、その間の砂利道を進むと畑から突き出したナイトゲーム用屋外照明が見えてくるそうです。

幻想的なラストシーンに描かれていた一本道を進むと、芝生に立つ白い家とトウモロコシ畑に囲まれた野球場にたどり着くのだそう。そこが主人公 レイ・キンセラ(ケビン・コスナー)がつくりあげた「Field of Dreams」です。

 

広大なトウモロコシ畑の中には、現在もロケが行われた野球場がそのまま残されています。隣接するギフトショップには記念品が展示され、壁に貼られたアメリカ地図の上に来訪者の名前が書かれた小さな紙が何百枚もピン止めされているそうです。2006年にはケビン・コスナーが再訪し話題となりました。

 

 映画公開後ロケ地は解放されていましたが、いずれは取り壊される予定だったそうです。

世界中からのファンの来訪が途切れないことから保存を望む声が高まりましたが、野球場が作られた土地の権利問題が発生しました。複数の土地所有者間でもめたのでしょう。

 映画公開から27年後の2016年、ついに問題は解決しました。シカゴ在住で投資グループを率いる夫妻が全ての土地を買収したのです。買収の理由は「初めてのデートで観た映画だったから」

まさに「Field of Dreams」! そして、それは縁起のつながりともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

夫妻はレイのつくった「Field of Dreams」を残しながら、さらに夫妻自身の「Field of Dreams」を重ねていきました。劇中の “シューレス”ジョー・ジャクソンや往年の野球選手と同じように外野に広がるトウモロコシ畑に入っていくと

なんと大型の野球施設にたどり着くのだそう!

そこには宿泊施設やトレーニングルームが完備され、リトルリーグの試合も行われています。映画公開時には存在さえしていなかった子どもたちが、今は亡き名選手たちと同じようにトウモロコシ畑を通ってグラウンドへ入っていく設計です。

 まさに“heaven”!

 

 以下、映画のクライマックスシーンでのある人物の言葉です。

(ネタバレになるので誰かは明かしません。ぜひ映画で確認してくださいw

 

 

 Thank you. It’s so beautiful here.

 For me ...well, for me it’s like a dream come true.

 Can I ask you something

 (主人公 レイが静かにうなずく)

 Is... Is this heaven

 

 

 感動とともにそのシーンを思い出していたら、急に「MLB at FIELD of DREAMS」のことを確認してみたくなりました。

早速、MLBHPを覗いてみると、なんと、今年(2021年)の812日(米国時間)にMLB公式戦として開催されることが告知されていました。FOX Sportsで生中継されるそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 コロナ禍で中止となった試合は、たとえ今年開催できなくても、いつか必ず実現するのでしょう。みんなの心は(に)すでに「Field of Dreams」に(が)あり、試合はその実装(インプリメンテーション)だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

企画に携わる誰もが、きっと“声”を聞いています。

皆さんは“声”を聞いたことがありますか?

まるで“声”に導かれるかのように、夢中に生きていますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

 情報空間には様々な情報場が存在しています。「Field of Hopes」「Field of Peace」「Field of fairness」、そして「Field of Liberties/Freedoms」等々

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そんな情報場にアクセスしている時に聞こえてくる“声”の主とは、「未来の自分」に違いありません。ゴールを達成した自分自身です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 よって、「コーチングは、情報場にアクセスすることで時空を超越し、本当の自分に出会うためにある」ともいえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20576958.html

 

 本当の自分に出会う

 

 今年(2021年)を「本当の自分に出会う」ためのすばらしい一年にしてみませんか?

 

 コーチングを学びスキルを磨きあげるたびに、かつての夢はどんどん現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 そして、その過程で平和に至るマインドの変化「antiwithwell」を体得し、まるで“幸福(well-being)”に包まれているように感じるのです。
 その時、きっとこう思うはず...

Is this heaven

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

MLB at FIELD of DREAMS

MLB HPより引用

 


F-193:コーチとして観る「Field of Dreams」;原作者の「生と死の間(between life and death)」から何を学ぶことができるだろう?

 

 私の趣味の一つに映画鑑賞があります。

 幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関していえばラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。きっと情動を伴った体験の記憶が、今も残る私のブリーフをつくりあげたのですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはず。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」という当時の予想は、残念なことに、見事に当たっています。単に「I×V=R」なのかもしれませんがw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その頃観た映画のひとつが「Field of Dreams」です。

 1989年(日本では翌年3月)に公開された「Field of Dreams」は、ウイリアム・パトリック・キンセラ(William Patrick Kinsella19352016年)の小説「シューレス・ジョー / Shoeless Joe」を原作に、ケビン・コスナー主演で製作されました(監督・脚色:フィル・アルデン・ロビンソン、音楽:ジェームズ・ホーナー)。第62回米国アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされています。

過去のブログ記事(F-117118)で、コーチの視点で「Field of Dreams」を考察しています↓

F-117118Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20779662.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874187.html

 

 さらに、劇中の「if you build it, he will come」を実装した野球場にまつわる話を紹介しました↓

 F-173:コーチとして観る「Field of Dreams」;トウモロコシ畑の中の野球場

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

今回も「Field of Dreams」に関するサイドストーリーを紹介します。

 苫米地博士が提唱される超情報場仮説(理論)とリンクさせながら、ぜひ皆さん自身の「Field of Dreams」を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 映画「Field of Dreams」に感動した私は、サントラ、スクリーンプレイ、そして原作小説「シューレス・ジョー」を手に入れました。

 映画の監督であるフィル・アルデン・ロビンソン(Phil Alden Robinson1950年~)が自ら書いたスクリーンプレイと原作者 W.P.キンセラの小説を続けて読むと、そのトーンがだいぶ違うように感じられました。最近また読み返してみたのですが、原作は“真面目な感じ”がするのです。

 

 私たちが現実世界だと感じている物理空間は、じつは、情報空間の底面です。

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 その底面での事象はすべて結果。高次の情報空間における何らかの“因”の“果”です。そして、その“果”は別の“因”を生みだします。それが因縁生起 縁起です。

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映画でいうと、まずは監督の意図があります。それがビジョンとして共有されながら、ストーリー(原作・原案)、セリフ(脚本)、構成(編集)、映像(撮影)、音(音響)、音楽(作曲)などとの双方向の関係性の中でひとつの作品となっていきます。

もちろん演技(俳優)も大切な一部ですし、実装(インプリメンテーション)のための制作、配給、興行、広報等も欠くことができません。1本の映画(全体)は数多くの機能・役割(部分)が集合したゲシュタルトです。

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 なので、できあがってみると(connect the dots)、原作者の世界観とまったく異なるものになっていることが少なくありません。いい意味でも悪い意味でも。その強烈な一例として、私が真っ先に思い出すのはハリウッド版ドラゴンボールw

(「DRAGONBALL EVOLUTION」、2009年)

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 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます。映画の場合、実質的なリーダーのゴールです。

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 そんなことを考えていたら、Field of Dreams原作者のブリーフ(&ゴール)が気になりました。そこでW.P.キンセラのことを調べてみました。

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 1935年にカナダで生まれたキンセラは、アイオワ大学(アイオワ州は原作・映画の舞台です)やヴィクトリア大学で文学を学び、カルガリー大学で教授を務めました。1982年に小説「シューレス・ジョー」を発表し、1989年の映画化で注目されました。

その頃インタビューで、よく「人生は難しく、そして死に逝くものだ」と語っていたそうです。

 

おそらく本心だったのでしょう。そのブリーフが物理空間に写像として投影されて、原作小説の“真面目な感じ”にあらわれたのだと思われます。

(もちろん、私の側の情報処理も大きく影響しています。双方向です)

 

 「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」というブリーフがあると、楽しさや喜びといった明るい面や生そのもののすばらしさが認識しづらくなります。スコトーマに隠れてしまうからです。

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 希望がスコトーマに隠れたままだと、やがては絶望に支配されていきます。そうなると生命力そのものが失われていきます。

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 本人のブリーフやブリーフが生みだす心象風景(情報場)は、縁ある者の情報処理にも影響を与えます。「ホメオスタシス同調」によって。「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」と考えている人の人生が、本当に「困難な死への道のり」に感じられてしまうのです。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

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 実際、ある記事では「原作者であるW.P.キンセラの人生も不遇なものだった」と書かれていました。きっかけは車にはねられたこと。頭部負傷後、味覚や嗅覚を失った上に集中力を保てなくなったキンセラは、執筆活動を断念することになったといいます。「もう書くことができない」と嘆いてばかりだったそうです。

 「頭部を負傷」「味覚と嗅覚を失う」は身体的苦痛、「集中力が保てない」は心理・精神的苦痛、「執筆活動を断念」は社会的苦痛、「『もう書くことができない』と嘆いてばかり」はスピリチュアルペインと理解することができます。まさに四重苦です↓

 L-001;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 L-005;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 L-006;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 L-007;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 その後数本の短編やノンフィクションなどを手がけたものの、長編小説は脱稿できなかったといいます。セルフトークにより強化された(V)「もう書くことができない」というイメージ(I)が現実化した(R)のです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

そして20169月、代理人によって「死因は公表できないが、81歳で亡くなった」と発表されました。同年6月にカナダで成立したばかりの法律に基づいた安楽死だったと報道されています。

 

「人生は難しく、そして死に逝くものだ」が口癖だったキンセラの最期は、自らの意思による安楽死

 

 Field of Dreams」原作者の「生と死の間(between life and death)」から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか?

 L-009;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます

 

映画の場合、実質的なリーダーのゴールができあがりを左右します。もっと突き詰めると「ゴールの抽象度」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 2例紹介します。

 

 シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」の5作目(「RamboLast Blood」)が20199月に公開されました(日本は20206月)。

 原作「一人だけの軍隊(First Blood)」(1972年発表)の作者 ディヴィッド・マレルは、その最新作を「この映画はグチャグチャな駄作だ。関りがあるのが恥ずかしい The film is a mess. Embarrassed to have my name associated with it.」と酷評しました。

 私もまったく同感です。主人公 ジョン・ランボーは1作目(「First Blood」、1982年)から年を重ねるごとに「公憤」に向かっていたはずなのに、5作目は超低次元の「私憤」でしかなかったから。「史上最強の頭脳戦が今、はじまる-」という宣伝コピーが空しく感じられました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 もう1例は「ジャスティス・リーグ / JUSTICE LEAGUE」(201711月)。

 スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンといったDCコミックスのヒーローが集う実写映画の監督は、紆余曲折を経てザック・スナイダー(Zack Snyder1966年~)に決まりました。しかし、本撮影終了後、突如スナイダーは降板。

(プロデューサーを務める妻 デボラ・スナイダーも一緒に降板。後に娘が急逝していたことが公表されました)

 追加撮影とポストプロダクションを担当したのはジョス・ウェドン。「アベンジャーズ / Marvel’s The Avengers」(2012年)や続く「AvengersAge of Ultron」(2015年)の監督です。マーベルコミック内の様々な主人公達のクロスオーバーを見事に描いた手腕に期待が高まりましたが、蓋を開けてみると大ヒットとは程遠い結果に終わりました。同年に公開された「ワンダーウーマン / Wonder Woman」の興行成績をも大きく下回っています。

RottenTomatoesの評価は40%。「曖昧な美学、薄いキャラクター性、混沌としたアクションにより最初のスタートには不十分である」と評されています。

 

 公開当時、私は「急遽監督を引き継ぎ、期限内に完成させなければならなかった」という状況に同情していました。ところが、後日、一人の俳優の発言をきっかけにイメージ(現実)が大きく変わりました。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 サイボーグ役のレイ・フィッシャーが、撮影現場でのウェドンについて「キャストとスタッフへの対応は下劣で虐待的でプロ意識に欠ける、受け入れ難いものだった」とツイッターで告発。その後ガル・ガドット(ワンダーウーマン役)が続くと、ウェドンが90年代に手がけた出世作でもあるTVシリーズ「バフィー 恋する十字架」の俳優たちが次々とパワハラ・モラハラ・マタハラを訴えはじめたのです。ついには元妻まで。

 

 ハラスメントの根底には差別意識が存在します。その差別を生みだすのはゴールの抽象度の低さ。その抽象度の低さが駄作となった原因かもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

 じつは、一連の騒動は新たな“因”を生みだしました。スナイダーのビジョンに忠実な「ジャスティス・リーグ」公開を求める声が沸き起こったのです。ファン・キャスト・スタッフが一体となった嘆願は大きなうねりとなり(オンライン嘆願書への署名は18万人以上)、ついに制作・配給のワーナー・ブラザースを動かしました。

 「Snyder Cut」と呼ばれる新たな「ジャスティス・リーグ」は、20213月から配信がはじまっています(日本は同526日~)。

 

 2つの作品の本質的な違いは、監督の「抽象度の差」にあるはず。私はもうすぐ届くBDで確認します。文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

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-追記2

 文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

 

 コーチングにおいても大切なことですが、空観なき“JUSTICE”はとても危険です↓

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

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-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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