苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > コーチング関連

Q-226ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Qゴールに向かって楽しめている自分を実感する事が出来て、まさにI×V=Rを体感した気がします。過去の記憶に支配されたDominant PictureReplace出来そうな気がしました、イヤ、します。

ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

 

A:結論から言えば「No」。

 以下、一般~コーチング入門者向けに解説します。

 

 コーチングにおける作業をシンプルに表現すると「ゴールを設定し、エフィカシーを上げる」。これが基本です。

 

 ゴールとは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのようなゴールを達成するための自分の能力の自己評価がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「エフィカシーが高い」とは「ゴール達成を確信している状態」のこと。だからエフィカシー=確信度。さらに私はエフィカシー=確信度=覚悟だと思っています。

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

ここで重要なことは「その確信/覚悟に根拠(ワラント)はいらない」ということ。

むしろ根拠を思いつくときは「現状の中ではないか?」「理想的な現状なのではないか?」と疑うべきです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 「現状の外」にあるゴールは「今までの私」のままでは絶対に実現できません。実現どころか、想像することさえできません。スコトーマに隠れ、そもそも認識できないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「今までの私」のことを、コーチングではブリーフシステムと言い表します。

ブリーフ(belief)とは、信念のこと。具体的には「感情的に受け入れた主張、声明、教義、主義」「その人にとって物事に対してこうあるべきだと信じている姿」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 人は、そのブリーフを基礎とする3つの要素(軸)によって思考しています。「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」です。その映像が「Dominant Picture」。そして、ゴールにより新たに生みだされる映像が「Replacement Picture」です。

 

 以下、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社)より引用します。

 

 支配的な映像(Dominant Picture

 自分が向かっていく先の映像

 無意識に保存されている情報の中で、最も臨場感の高い自己イメージやリアリティは、支配的な映像となって、私たちの行動の基準となります。

 人間には目標に向かって進んでいくというテレオロジカルな性質があります。そのため、常に向かっていく目標物を探しており、その際に目標物となるのが、無意識に保存されている支配的な映像です。

 人間は、その支配的な映像の通りに、又はその支配的な映像に向かって行動します。そのため、支配的な映像が変わらない限り、同じパフォーマンスが繰り返されます。

 未来を変えたければ、支配的な映像を変えるための「置き換えの映像(Replacement Picture)」が必要となります。

 

 置き換えの映像(Replacement Picture

 ハビット、アティテュード及び信念を変えるためのマインドの中に保存される新しい映像

 無意識に保存されている自己イメージやリアリティは、支配的な映像(Dominant Picture)となってハビットやアティテュードに強い影響を与えています。私たちは、その支配的な映像の通りに、またはその支配的な映像に向かって行動しています。そのため、支配的な映像が変わらない限り、同じパフォーマンスが繰り返されます。

 いままでとは違うパフォーマンスや成果を手に入れたければ、支配的な映像を置き換える必要があります。この支配的な映像を置き換えるための新たな映像を、置き換えの映像(Replacement Picture)といいます。

 引用終わり

 

 

 I×V=Rを体感した」というのは、ゴールが生みだす「Replacement Picture」が「Dominant Picture」に置き換わったことをあらわすはずです。その新たな「Picture」に向かって無意識がフルに働く結果、ゴールのイメージ(I)の臨場感が上がり(V)、現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 もしもかつてのゴール(I)を達成したなら/達成しそうになったなら(R)、すぐに新たなゴールを設定してください。さらなる「現状の外」に。

 そうでなければ、やがてエネルギーを失ってしまいます。その先に待つのは「絶望しかありません」というセルフトークかもしれませんよ。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

  

Dominant Picture」を更新し続けるからこそ(Replacement)、エネルギーと創造性が無尽蔵に生みだされ続ける。その結果、EvolutionsRevolutionsが実現していく
 

それが私の確信であり、覚悟です。

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「エフィカシーが高い」とは「ゴール達成を確信している状態」のこと。だからエフィカシー=確信度。さらに私はエフィカシー=確信度=覚悟だと思っています。

ここで重要なことは「その確信/覚悟に根拠(ワラント)はいらない」ということ。

むしろ根拠を思いつくときは「現状の中ではないか?」「理想的な現状なのではないか?」と疑うべきです

 

 だからといって、論理的思考は不要というわけではありません。とくに抽象度を下げながら実装する際には、必ず論理が必要になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 だから私は、ディベートを学ぶことをお勧めしています。現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」と呼ばれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

  

 誰もが論理を極めた上で論理を超越している

 

 そんな未来のイメージ(超論理)を私は思い描いています。「Replacement Picture」として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

-関連記事-

F-215:これりすくん

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

 

マインドの教科書




Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください

 

 アカデミックな世界で御活躍中の方から御要望をいただきました。ありがとうございます。

 (プライバシー保護のため変更を加えています)

 

Q:苫米地博士の本や教材でコーチングを学んでいます。コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で、多角的に、もっと深く学びたいと思っています。苫米地博士以外のお勧めの著者や本を教えてください

 

A:お話を伺っている間、私は情熱を感じていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 そのエネルギーの源はゴール&エフィカシー。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エネルギーは場を共有していた全員にしっかり伝わったはずです。これからみんなで高い抽象度次元のポテンシャルエネルギーを物理空間に実装していく挑戦がとても楽しみです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=抽象度を軸にした場合の情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

 ところで、「混ぜるな危険」という言葉を御存知でしょうか?

 

 そう、洗剤などで見かける警告です。

 

 苫米地式コーチング認定コーチを育成されている田島大輔グランドマスターコーチは、よく「混ぜるな危険」ということを話されます。もちろん、洗剤ではなく、コーチングや苫米地理論に関連して。

 PM-01~:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12893266.html

 

 物理空間では混ぜると必ずエントロピーが増大します。

例えばブラックコーヒーにコーヒーミルクを入れた場合、直後は明確に分かれていますが(=エントロピーが小さい)、時間が経つにつれ一体化し分離ができなくなっていきます(=エントロピーが大きい)。

 

エントロピー増大則や熱力学第二法則と呼ばれる「何かの現象が起きると、必ずエントロピーは増大する(自然に減少することはない)」という現象は、「乱雑さ」をあらわすものとされています。

それは秩序から混沌(カオス)への一方向性。抽象度でいえば上位から下位の階層への一方向性です。御承知のとおり、下位から上位にもどることはできません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22979265.html

  

 ところが、人は時間の経過とともに抽象度の階層を上がっていく存在です。

「混沌(カオス)から秩序に向かう」という体感をあえて言葉にするなら、「未来から過去に向かう時間の流れにのって進化・向上し、竟(つい)に宇宙のトップに到達する」という感じでしょう。もちろん、そのトップとは「空(くう)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

コーチングに関する知識やその根底にある苫米地理論は、実体を伴わない概念(ゲシュタルト)であり、情報空間上の存在です。よって、厳密には「混ぜるとエントロピーが増大する」は当てはまりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 では、なぜ「混ぜるな危険」なのでしょうか?

 

 

 私は「情報場を観よ」「情報場として観よ」というメッセージをしっかり伝えるためのメタファーだと理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 

 私たちの意識は、つい物理空間に囚われてしまいがちです。

 すると高次の抽象度次元はスコトーマに隠れてしまい、理解どころか認識すらできなくなってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「情報場を観よ」は、「縁起のネットワークをしっかり観察せよ」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そのために「情報場として観よ」。それは「目の前の世界を全抽象度で捉えよ」「抽象度を意識に上げ続けろ」という意味であるはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

表現を変えると「A次元をつねに感じよ(Feel!)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 「混ぜる」というのは物理空間、つまり4次元時空での行動です。

情報空間(A次元空間)には4次元とは異なる軸が存在します。例えば抽象度という軸を加えると、「混ぜる」は「包摂する」に次元的にひろがります。

Appleの創業者 スティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs1955~2011年)の言葉を引用すると「connect the dots」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 コーチングの基礎にある苫米地理論は、少なくとも西洋哲学と東洋哲学をともに包摂する“より高次の抽象度次元”に存在しています。

私には知る由もありませんが、認知科学者 苫米地英人博士は、誰よりも高い抽象度次元に到達されているはずです(claim)。なぜなら、最も抽象度が高い「空(くう)」を(data)、人類史上初めて形式的に定義されているから(warrant)。

そんなことは「空」を超越した次元からでしかできないはずです。

PM-02-16:空観、仮観、中観

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *ディベートの基本構造として3要素(datawarrantclaim)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 苫米地博士が紡ぎ出される理論を用いて、一般の知識や著者の思考を考察することはできます。しかし、その逆は困難。抽象度が違うからです。高次から低次は理解できますが、低次から高次は理解どころか認識することさえままなりません。

 

 コーチングや苫米地理論を学んでいて、「意味がわからない」や「カルト信者」といった陰口を叩かれたことはありませんか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 …必ずそんな体験をするはずです。その時は「抽象度が上がった」「現状の外に飛び出した」と理解してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 念のためですが、私は世間一般の抽象度が低いと非難したいわけではありません。苫米地博士が高すぎるのです。それもとんでもなく。

こんなことを書いたらますますカルトと批判されるかもしれませんが、博士とお会いするたびに、私はextreme2な「Not Normal」を感じます。すべてのモーダルチャンネルに激烈な(でも優しくあたたかい)衝撃波が伝わってくる感じで。

 

 

 というわけで、私の率直な提案は「まずは苫米地理論を探究していきませんか?

 

 高次元を志向し探究を続けながら、物理空間でしっかり役に立つ(機能を提供する)

 

 その感覚はすでにお持ちのはず。

 F-201~:「医学と医療」「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 探究しつつ(I×V)実装していく(R化)過程において、「いろいろな視点で多角的」に臨場感を高めるために、他を参考にされたらいいのではないでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 *臨場感はこちら↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 私はそのように考えております。

御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 というわけで、私の率直な提案は「まずは苫米地理論を探究していきませんか?

 

 そのための「苫米地博士以外のお勧めの著者や本」として、田島大輔コーチの「マインドの教科書」やルー・タイスさんの著書をお勧めいたします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26933840.html

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第2回目のテーマは「コンフォートゾーン」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28496983.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

マインドの教科書



Q-292:来年度はこのようなセミナーを開催する予定はありますでしょうか?

 

 コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)やオンラインセミナーについてお問い合わせいただいた方より御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

 *コンパッションクラブはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

Q来年度はこのようなセミナーを開催される予定はありますでしょうか?

 

Aコンパッションクラブは今後も月1回ペースで継続する予定ですが、来春(20234月)以降のオンラインセミナー開催は未定です。

じつはサバティカル期間に入ることを考えています。

 

 今年度(2022年度)分のセミナーは全うするつもりです。残り4回の予定は下記ブログ記事で御確認ください↓

 I-0662022年度オンラインセミナー(&説明会)の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 *次回セミナーはこちら↓

 I-099:【告知】オンラインセミナー(&説明会)<221225「超瞑想法」> 開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30204067.html

 

 

【告知】オンラインセミナー<221225:超瞑想>

 

 セミナー開催だけでなく、研修や講演・講話、パーソナルコーチング等の活動も来春以降はしばらく休止するつもりでいます。私 CoacH Tへのアクセスをお考えの方は、早めに御連絡ください。

 

 連絡先(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

 

 以上が現時点での回答です。御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 若い頃より私はずっと、働きながら学び、学びながら働いてきました。ここでいう「働く」とは、「ファイナンス活動」のこと。認知科学者 苫米地英人博士と出会う前の正直な感覚です。

 

*今の感覚はこちら↓

 F-027~:プロとアマの違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268331.html

 

「医師になる」ことと「学費を稼ぐ」ことを同時に成し遂げなければならなかった私は、限界まで“頑張って”生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 やっとの思いで医師になると、2つの(奨学金という名の)学資ローンに加え、両親の生活費(という酒・ギャンブル代+借金)の負担が重くのしかかってきました。

今では洗脳されていたとわかるのですが、当時は必死。情動記憶や社会の価値観が生みだす世界でもがき苦しんでいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 本当の意味で縁起を理解することができておらず、“実観”だったからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

最近、米国ツイッターを買収したイーロン・マスクCEOが「長時間猛烈に働くか?」「それがイヤなら退職か?」と選択を迫ったことが話題になっています。

 週120時間以上働くというマスク氏にとっては、そのくらいの“ハードコアな長時間労働”がコンフォートゾーン(CZ)なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「週120時間以上」とは、「117時間以上」です。

 じつは、私もそのくらいの感覚(CZ)で働いていました。ちょうど20年前の夏には、週140時間以上の勤務がひと月以上続きました。「出口」が見えない絶望的な状況下で。

 F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

 

 

 24時間戦えますか? ビジネスマ~ン、ビジネスマ~ン、ジャパニ~ズ・ビジネスマ~ン♪

 

 若い方々には信じられないと思いますが、私が社会に飛びだした頃はこのような歌詞が誇らしげに歌われていました。もちろん、私も歌っていた一人。集団洗脳下にいたのです。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 ところが、そのような高ぶった気持ちが続くことはなく、私は徐々に力(“気”)を失っていきました。多くの日本人と同じように。

 F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415360.html

 

 そんな“どん底(正確には少し上向くもののブーストできないタイミング)”で情報的に出会ったのが苫米地博士です。まるで雷に打たれたような衝撃を感じたことを、今でもはっきりと覚えています。

 大げさな表現ではなく、本当に博士と出会ってから認識する世界が変わりました。

そして、うれしいことに、今もダイナミックに変化し続けています。なんとしても実現したい、でも今のままでは絶対に達成できない「ゴール」があるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 もちろん、ゴールは1つではありません。

 人生のあらゆる領域にゴールがあり(バランスホイール)、最近は抽象度軸上に拡張しています。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

苫米地博士との御縁以降、私はずっと、働きながら学び、学びながら働いています。ここでいう「働く」とは、「役割を果たす」「社会に機能を提供する」こと。医師としての役割を果たしながら、コーチ/ヒーラーとしての機能を拡大しています。学び続けている知識を未来に還元するイメージとともに。

もちろん、それは“仮”としての役割・機能であり、“仮”としてのイメージです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 かつての理想といえる現在のコンフォートゾーンに留まることなく、「現状維持の壁」を打ち破り続けたいと願っています。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 サバティカル期間は、そのために必要な止観の時間と御理解ください。

 (まだ本当に実現できるかわかりませんがw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 

-関連記事-

PM-03~:苫米地理論との出会いと実践(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12936675.html

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

 

 


Q-297:弟子にしてください

 

 コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)やオンラインセミナーについてお問い合わせいただいた方より御相談をいただきました。ありがとうございます。

 そのやりとりの一部をまとめます。

 (変更を加えています)

 

 *コンパッションクラブはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 *2022年度オンラインセミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 

Q1それらを抽象度一つ上げて包摂するとCoach Tさんの弟子にして頂きたいと考えています。(もちろん苫米地博士の弟子ではあります)

Coach Tさんの大量のブログ記事は、苫米地理論をベースにトゥールミンロジックが取り入れられています。そして苫米地理論の解釈を広げられ、全体として巨大なゲシュタルトを形成されています。

また内容は、基本的に読者の質問に対して、釈迦が弟子に行っていたとされる対機説法的で1つの視点に縛られず多面的に応えられています。

趣味の音楽に対する造詣も深くとても共感しています。

コンパッション・クラブ活動自体が、コンパッション無くして出来ない事だと思います。

そしていつも笑顔でいらっしゃいます。苫米地博士もいつも笑顔で楽しそうに話されていらっしゃいますが、Coach Tさんと重なります。

鏡の中の自分にも、他の人にも笑顔で接したいと思います。

 

A1:まず最初に重要な話を。私は「CoacH T」です。

CoachingHealingを同時に行っている」というイメージで活動しています。最近の苫米地博士のセミナータイトル風にいうと、「脱洗脳×コーチング」という感じ(イメージです)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

そんな私はクライアントさんとの関係は契約期間中に限定し、その間もなるべくラポールを形成しないように心がけています。

 F-206:マトリックス/Matrix -01<ストックホルム症候群>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

それは、コーチングに関してもですが、とくにヒーリングにおいて重要なポイントだと感じています。

Q-068~69:認知的不協和の状態にあり頭痛が

Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 そのような理由により、「弟子にして頂きたい」という申し出にはお応えしておりません。どうぞ御理解ください。

 

 

Q2:返信ありがとうございました。

メールを送信して、正直違和感を感じていたのでハッキリと伝えて頂き助かりました。

コーチはクライアントの利益100%であるのならば、クライアントが未来のゴールに向けてMindを本人の責任と自由の元で発揮させることが、利益100%であるはず。

そう考えれば、『弟子である』事が本来のMindの機能を果たすのか?

ただMindが機能し始めた今、フワフワした感じは否めなく、何処かに頼りたいと感じたのは確かでした。たぶんその為に思い付いたのだと思います。

やはりこういう時は、バランスホイールを意識しながらのゴール設定がいいのでしょうか?

情報空間ではグルグル頭をフル回転させているつもりですが、何をどうして良いのか?

まだ良く分かりません。

 

A2:「必ず解決できる」という根拠なき確信を、結果として得られることがHealing

そのように私は考えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28053878.html

 

 そのようなHealingの秘訣は「生命力のすごさを素直に感じる」ことであるはず。コーチングのフレーム(ゲシュタルト)でいうと、ゴールが生みだすエネルギーと創造性を確信することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 エフィカシーの定義は「自分のゴール達成能力の自己評価」ですが、私は「ゴールが生みだすエネルギーと創造性の確信」「生命力の確信」まで含めてエフィカシーだと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 もう一つ。コーチはクライアントのコンテンツには関わらず、スコトーマにも直接的には言及しません。マインドの使い方を教える過程で自然とスコトーマが外れ、ゴールを見つけ向かっていけるように導くだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 直接的には言及せずにスコトーマを外す

 

そのために私は苫米地博士の言葉を紹介します。

 

 以下、「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(サイゾー)から引用します。

 苫米地博士から直接コーチングを受けているイメージで読み進め、スコトーマを外してください。

 

 

 12Monthly Dr.Tomabechi’s Column

 自分に対するこだわりを捨てる

 「私はこういう人」というイメージは誰にでもあるかもしれません。でもこのイメージがゴール達成を邪魔します。「私はこういう人」と認識している姿は、親や友人、学校の友達や会社の同僚が作り上げたものであり、彼らから見た自分でしかありません。それもとても相対的です。それに彼らから見たあなたの像は、あなたの過去の印象から作られたあいまいなものです。そのイメージをもとにしてしまうと、それに縛られてしまいます。

 そもそも「自我はない」ですし、自分と思っている存在もないのです。例えば「私は〇〇です」という文章を100個くらい書いてみると、私という情報は私以外の情報で記述されることがわかると思います。「私は〇〇の子供です」「私は〇〇で働いています」「私は〇〇が好きです」などと自分の特徴を書き連ねてみると、自分を記述しようとしているのに、自分以外のことしか記述できないことに気づくでしょう。そもそもすべての存在は、他の存在との関係性の中で決まってきます。これをお釈迦様は縁起と言いました。まさに縁によって起こるのがすべての存在です。ですから、あるといえばあるし、ないといえばないのです。すべては「空」なる存在なのです。縁起によって、認識され、存在するのです。

 同様に「私」や「自我」もそうです。自我は点のようなもので、網の目のような縁起のネットワークの結節点です。その点はあるといえばあるし、ないといえばないのです。それに関係によって、どんどん変わっていきます。ですから、自分に対するこだわりはない方がよいのです。自分のイメージにこだわると、自由にゴールを描くときに邪魔になります。
 引用終わり

 

 

 以上、私の回答です。

 御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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-関連記事-

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版




Q-301:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部にシンプルに回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

 

A:私は「コーチングのためには、まずはヒーリングが必要」だと思っています。

 F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

 コーチングのコアはゴール&エフィカシー

「“現状の外にゴールを設定する」ことと「ゴール達成(能力)を確信する」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 時間で考えると、ゴールとは「未来」。その未来(ゴール)に、過去は一切関係ありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

過去の呪縛をしっかり断ち切り、未来を自由に想像(I:Image,Imagination)することがゴール設定。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そして、現状のままでは絶対に無理なゴール達成を確信できるエフィカシーとは、未来(ゴール)の世界の高い臨場感(V:Vividness)だと考えることができます。臨場感が最も高いイメージ(I×V)が現実化(R)するのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

そのためには(I×V=R)、進化した脳である前頭葉(とくに前頭前野)をフル稼働させる必要があります。

 反対にいうと、前頭葉(前頭前野)をフル稼働させる準備ができていてはじめて、コーチングの実践ができるということ。「I×V=R」を「夢をかなえる方程式」として使いこなすためには、しっかりとした準備が必要です。そのためのワーク(の一例)がこちら↓

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

 御指摘の「身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えている」状態ではコーチングは難しいでしょう。とくに真面目な方ほど「have to」に陥りやすく、容易に「fight or flight」化してしまうはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 *「fight or flight」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 なぜ「真面目な方ほど『have to』に陥りやすい」のでしょう?

 

 私の仮説は「義務感(Obligation)や罪悪感(Guilty)が強い」から。その「義務感」「罪悪感」には、「不安や恐怖(Fear)」を伴った何らかの記憶がべったりと張り付いているはずです。

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 そして、ここが今回の一番のポイントなのですが、多くの場合、その状態に自分自身は気がついていません。御承知のとおり、“自分”のことはなかなかわからないものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ケースバイケースではありますが、「本人が気づいていない」場合、私はスコトーマが外れるように取り組みます。スコトーマを外すのはあくまでも本人ですが、そのサポートをそれとなく行う感じです。

 

 「能動的に解決することを望んでいない場合」は、積極的には関わりません。もしも関わるなら、コンフォートゾーンの話をするでしょう。それとなくw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *参考にこちらをどうぞ↓

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 PM-06-07:仮説02)「want to」「have to」とコンフォートゾーンの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

「ゴールを設定する」「ゴール達成を目指す」ということでさえ、相手の無意識がhave to(になりそう)なら関わらない。コーチとしては

 

 それが手痛い“失敗”から私が学んだことです。詳しくは↓

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

御相談のクライアントさんに、今、必要なのはヒーリングなのでは?

 

 

 私は「コーチングのためには、まずはヒーリングが必要」だと思っています。そして、「ヒーリングにはコーチングが有効」だともw

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 私がいつもロックオンしているのはクライアントさんの“希望(hope)”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

その上で、“希望(hope)”が↓ならヒーリング、↑ならコーチングといった感じで対応しています。あくまでもイメージですが。

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

 最後にもうひとつ。

 

本質的にはヒーリングとコーチングは同じ。ともに「内部表現の書き換え」であり、「情報場の移動」。そして、行う側も受ける側も、ともに「生命現象」である

 

 そのようなことをイメージしながら、苫米地式コーチング認定コーチ 角井さんと対談しました。苫米地博士の「生命現象」の定義にも言及しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29901505.html

 

 きっと「何らかのかかわりを持つべきか?」に対する答えを見つけられるはず!

 リラックスしながら視聴してください↓

 Tsunoi チャンネル 0037〜苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ)さんとの対談 〜ヒーリング&コーチングで心のリミッターを解除しよう!〜 - YouTube

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 ある医学誌にて「コーチング」がこのように評価されていました。

 

健康度や問題意識が高く、自ら向上したいというエネルギーが充実している当事者の場合には適応になるかもしれないが、弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまない手法である

 

 皆さんはどのように考えますか?

 

 *私の考えはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html

 

 

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 第11回目(R5.3/5開催)のテーマは「リーダーシップ」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30729325.html

 

 

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-関連記事-

Q-238~:気楽に生きたいのですが

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

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Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

Q-256~:私、立ち直れるかな?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420158.html

 

 

221014 角井コーチとの対談ライブ告知画像4

Tsunoiチャンネルより引用

(130) Tsunoi チャンネル - YouTube

 

 


Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q現状はさて置き、一つ質問させて下さい。

一念三千と言う言葉があります。現在に過去と未来が含まれている、と言う時間に関連付けて説明されたり、全てのモノは様々なモノと関係して存在する、と言う縁起で説明されたりします。そして現状はどうであれ、ゴール達成に向かっている現在が楽しいと思える事が大切だと学びました。

だからゴールの情報場に働き掛け、様々なワークを通して臨場感高くエンドステートを想い描き、現在のmindを安定させ続けて来ました。

もちろん多少の浮き沈みはあって当然ですが、何年も続く不安を払拭する様な臨場感を感じる事が難しいです。

エンドステートに対する臨場感の問題なのか?

それ以外に解決すべきケースがあるのか?

今は現状に囚われて見えません。

 

Aまずは「時間」について。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

ホメオスタシスによって物理空間における臨場感を維持する感覚が「時間」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「物理空間」とは、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面のこと。一番抽象度が低い次元が物理空間(=物理的現実世界)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 情報処理をする主体(例えば人間)が、臨場感を共有するために情報処理空間をつくりだしています。その空間を安定的にする働きがホメオスタシスです。よって、ホメオスタシスは「情報処理を行う空間である『物理空間(物理的現実世界)』を維持するための法則」と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス、p60)より引用します。

 

 

宇宙は人間によって生み出された?

 人が仮想空間にも臨場感を持てるのは、ホメオスタシスによるものです。

 ホメオスタシスがフィードバック関係を持った世界がリアルになります。リーダーに従う人々は、それが仮想空間であってもリアルだと感じています。

 オバマが一番だと心から信じられる世界、イチローに心酔する世界、もっと言えば、漫画のキャラクターを支持してしまうのも、彼らが生み出した臨場感空間にホメオスタシスのフィードバック関係を持って共有したから、起こる現象なのです。

 そうなると、今度はもう一つ疑問が浮かんできます。なぜ、ホメオスタシスは、仮想世界ともフィードバック関係を維持できるのでしょうか?

 その疑問に答えるためには、まず物理的現実世界の話から始めなければなりません。

 皆さんは、今ある物理的現実世界をどのように思っていますか?

 「何をいっているんだ? 目の前にある世界、人間が生きている世界だろう」といった声が聞こえてきそうです。

 そうです。では、その世界はいったいどのようにつくられたのでしょうか?

 現実世界は宇宙にまで広がります。では、その宇宙はいったいどのようにつくられたのでしょうか?

 私の解釈では、宇宙はもともと別々にありました。別々というと語弊がありますが、一つではなかったということです。

 皆さんは、宇宙はビッグバンによって起こり、宇宙が形成され、地球がつくられ、生物が生まれ、人類へと進化したとお思いでしょう。しかし、その認識はすべて人類によってつくられたものです。人類が規定した物理的世界の中の宇宙でしかありません。

 世界は人口の数だけ存在すると前述しました。その人が認識した世界があるわけですから、他人とまったく同じ世界など存在しないと。

 しかし、隣の人と世界が違うからといって、そのまま一切の共有を持たないというのは、あまりに寂しいことです。そこで、皆の共有空間をつくろうということで、ビッグバンをつくったのです。

 いったい何をいっているのか、と思っている人もいるかもしれません。頭の中が「?」となっている人もいるでしょう。

 でも、よく考えてみてください。

 他人と何かを共有するには、感覚で共有します。人間でいえば、五感です。そして、五感で感じられる空間が物理的世界です。人間は五感で共有できる空間をつくるために、宇宙空間をつくったのです。そのためにビッグバンを起こしたのです。

 もちろん、ビッグバンは物理学的に検証されています。相対論や量子力学などの物理法則を通して観測されています。物理的現実世界では、ビッグバンが起きたのは事実です。

 しかし、その物理法則をつくったのも、観測をおこなったのも、我々人間です。そして物理的現実世界という共有空間そのものをつくったのも我々人間です。人間は寂しいから、他人と共有するためにビッグバンを起こしたといういい方もできます。

 物理的現実世界はビッグバンでつくられたものですが、同時にビッグバンは我々が共有空間をつくるために生み出されたともいえるのです。

 実際、物理的現実世界でビッグバンに遭遇した人間はいません。触った人もいなければ、見た人もいません。しかし、人間が波動方程式を用いて、遠い星や光の見えない星を見つけ出し、またビッグバンの存在を発見したわけです。数学者や物理学者たちが、数学や物理学という五感をさらに進化させた感覚をもって発見し、そして共有空間にしたのです。

 共有空間は、一度そこに臨場感を持つと、その空間を維持しなければなりません。その維持するための力がホメオスタシスとなります。

 そういう意味では、ホメオスタシスは生体レベルではなく、宇宙レベルでも同じ状態を維持していることになります。宇宙を恒常的に安定させるために、ホメオスタシスの力が働いているのです。そして、その維持される感覚を、人間は時間と呼んでいます。

 維持されるものは、万が一動かされそうになると、もとに戻そうとします。重力などがそうです。宇宙空間は一定の状態を安定的に維持しようとします。そうしないと、皆で共有してつくった約束事が失われてしまうからです。

 最初に皆で共有空間をつくり、それを皆で守って維持する。そのために、物理が生まれた……。物理法則というのは、すべて宇宙におけるホメオスタシスの一つの説明なのです。

 引用終わり

 

 

すごいリーダーは「脳」がちがうver.2

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 ホメオスタシスは生体レベルではなく、宇宙レベルでも同じ状態を維持していることになる。宇宙を恒常的に安定させるために、ホメオスタシスの力が働いている。そして、その維持される感覚を、人間は時間と呼んでいる

 

 

 ただし、その“宇宙”とは物理次元の話。

 ボトムである物理次元から1つ抽象度が上がると、「時間」はありません。それが空観。過去も、現在も、未来も実在しないので「過去は関係ない」です。もちろん、「現在も未来も関係ない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

DrT神奈川大講演-05

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

一方で、中観では「未来は思いっきり関係ある」と考えます。

苫米地理論は中観思想です。私たちの一瞬の心の動きが、現在、過去、未来を生起すると考えます。縁起です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

それが御指摘の「一念三千」。

F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

未来の縁起に働きかけることがゴール設定です。ゴールを設定するから、未来が因となり、現在が変わります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

その時、「現状はどうであれ」の“現状”には、「他人の物差し」「社会の価値観」「仮想の自分」はなくなります。そこにあるのは「T」のみ。

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

もしも「Nil」「D」「B」が入り込んでいるのなら、ゴールの再確認を!

 F-095:私はイヤなことを心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

ゴールがやはりwant toなら、課題(case)はエフィカシーのはず。エフィカシーは「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。それは「ゴール側の臨場感のレベル」と考えることもできます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

よって、「エンドステートに対する臨場感の問題なのか?」は的確な分析だと思います。

(「エンドステート」こちら↓)

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

解決(plan)として、“エンドステート/end state”の手前のイメージの臨場感を上げてみてはいかがでしょう。「化城」(法華経)です。

詳しくは博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p127)を参考にされてください。以下、同書からの引用です。

 

 

化城の教え

 法華経で「化城の教え」というのがあります。わかりやすくいうと、砂漠をキャラバン隊が渡っていくときに、目的地のお城が砂漠のはるか遠くにあるとき、遠くにあって大変だよということを見せないことです。

 その辺に見えた蜃気楼で「あそこだよ」というと、皆あわてて走っていく。近づいてみると蜃気楼だった。そしてまた「あれだ」といって走っていくことを繰り返すうちに、城に着いていたというものです。

 つまり悟りの世界に行くのに悟りというのははるかに遠いから、悟りへの導き方のひとつの比喩として「化城の教え」というのがあります。

 「俺は世界一の大金持ちで、ビル・ゲイツを超えてしまった」

 という画を描いても遠すぎます。悟りの世界です。

 それではリアリティを体が感じません。でも、マザーズの壇上くらいだったら、26歳で上場に成功した人だっていますから、いけそうに感じるのではないでしょうか。

 そうするとマザーズ市場に店頭公開してしまったら、二部を飛ばして一部くらい夢じゃないように感じられるでしょう。そういう具体的なランドマークのイメージを作っていきます。そのイメージと内省的現実とを結びつけるわけです。

 「じゃあ俺は店頭公開するときは今着ているこの服を着よう」

 とかそういうことです。そのころ、今日こんなことを感じていたということを忘れないようにこの服を着ていこう。それが重要になります。

 引用終わり

 

 

 博士が重要だと書かれているのは、「トリガー&アンカー」のこと。“エンドステート/end state”の手前のイメージの臨場感を上げるために、トリガー&アンカーづくりをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

 以上、私の回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

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Q-204~:「縁起」と「因果」

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