F-101:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.1;映画館での出来事
ちょっと前のことですが、ある映画を観に行きました。
その映画はシリーズもので、前作の衝撃の結末から1年間心待ちにしていた待望の最新作(いろんなヒーローがassembleするあの映画ですw)。ですが、ちょうどその頃はいろいろと予定が立て込んでいて、なかなか観ることができませんでした。
これからお話しするのは、公開から2週間経ってやっと観にいくことができた日の出来事です。
…アラン・シルヴェストリ(1950年~)作曲のテーマ曲を陽気に口ずさみながら運転していた私は、軽い興奮状態でした。プライミングです。
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ちょうど映画館に着いたとき、スマホが激しく鳴り響きました。緊急地震速報でした。
地震はすぐにおさまり、見渡す限り特に被害はないようでした。熊本地震は本震が後に来たことを思いだしながらどうするか迷いましたが、結局、予定どおり映画を観ることにしました。
すでにあふれていたドーパミンの影響なのでしょう、始まった行動を途中で止めることができなかったのです。
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「映画を観ている」という理想的なイメージの臨場感が高く、「映画を観るべきではない」理由を覆いつくしていました。
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幸い映画館はいつもどおり。座席指定後、ロビーの椅子でリラックスしながら開場を待ちました。
入場時間になって入口に向かうと、「地震の影響で映写機が故障しており、現在調整中のためしばらくお待ちください」と言われました。しばらくして店員さんから個別に「予告編なしで映画本編からはじまることになります」と説明を受けました。
この時点で、私は予定どおり(あるいは少しの遅延で)鑑賞できるものと認識しました。
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ところが、本編開始の頃合いになっても入場のアナウンスはありません。他のスクリーンは問題がないようで、後から映画館を訪れた人たちが予定どおりに入場していきます。他の映画を観る集団がいなくなるたびにロビーに取り残される悲し気な人たちが全部で10人ほど。みんな徐々にうなだれていきました。
50分遅れで上映される(私が観る映画の)日本語吹き替え版は、予定どおりに入場がはじまりました。「別に日本語版でもよかったのに…」と心の中でぼやきながら、それでもひたすら待ちました。必ず観れると信じて。
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さらに1時間以上が経過。
状況を店員さんに確認しにいくと、「上映できるかまだわかりません」という返事でした。そのやりとりの中で、申し訳なさそうにしているスタッフさんは正社員ではなく非正規労働者であることがわかりました。
不安な様子でちらちらと様子を伺うスタッフさんが他に2名。その方々もおそらく非正規なのでしょう。目があうたびに不安と罪悪感が伝わってきました。
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結局、私は、その日映画を観ることを断念しました。
このブログシリーズでは、目的の映画を観ることができると信じて待ちながら感じたこと、そして、日本語吹き替え版さえ観ることができないまま帰途につき思ったことをまとめます。
Vol.1;映画館での出来事
Vol.2;期待が失望に変わるときの注意点
Vol.3;不安や怒りへの対処法
Vol.4;リーダーの視点で
Vol.5;フォロワーの立場で
(F-102につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記1-
湧きあがった悔しい気持ちは「D」。そんな時は「ラベリング→エモーションコントロール→…」。下記ブログ記事でどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html
-追記2-
共同通信(2019年9月3日配信)によると、厚生労働省雇用環境・均等局が、国会答弁などの際に非正規雇用で働く人の呼称として「非正規労働者」や、単に「非正規」という表現を使わないように求める通知を省内にだしていたそうです。その意図とは何でしょう?
いずれにせよ、このブログ記事は「ルール違反」といえます。厚労省的には。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_368012.html
-追記3-
同じ映画館での違う体験について、下記ブログ記事に書いています。「SWな一日」が再び訪れるワクワクは日に日に大きくなっています♪ May the force be with you!
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615496.html