苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > 医療・介護関連

F-011:もっと忖度できる医師を派遣してください

 

大学医局から医師を派遣してもらっている各病院の代表が一年に一回集まる会合での話です。

 

教授・医局長は純粋に意見交換の場と捉えていらっしゃると思いますが、医師を派遣していただいている病院にとっては次年度の病院機能を左右する大切なお願いの場となります。

会議では各病院長がスピーチを行うのですが、当然、どの院長も丁寧な言い回しで、とてもきれいな話をされます。

 

鹿児島の中でもさらに過疎地にある(私が当時勤めていた)病院にとっては、地域医療を守る意味でもとてもとても大切なアピールの場となります。地域代表として、今までの派遣への感謝(過去)と医師派遣継続の希望(未来)を伝えようと、毎回必死の思いで話をさせていただきました。

 

当然謙虚に徹するべきなのですが、元来の「権力嫌い」というブリーフシステムhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.htmlに加え、苫米地式コーチングを学ぶことで身についた「常に“現状”というRを揺らがす」というアティチュードにより、常識的に考えると言葉にしてはいけないようなことを発言したり、事前アンケートに書いてしまうこともありました。

それなのに医師派遣が途切れることがなかったのは、私利私欲のような低い抽象度ではなく、純粋に鹿児島県の医療全体を見た中で、教授と医局長が御判断くださったからだと感謝しております。

 

ところで、そんな私の「Rゆらぎ」をはるかに超えるレベルで、「いつも“場”を動かし、必ず“空気”をかえる」すごい院長がいらっしゃいます。私は、毎回その先生の発言を楽しみにしていました。

 

その院長の今年の(教授に向けた)発言は、「もっと忖度できる医師を派遣してください」でした。

 

忖度(そんたく)とは「他人の心をおしはかること」です。

本来は「心をおしはかる」という意味だけで、「その上で配慮をする」という意味はなかったそうなのですが、モリカケ問題などで「権力者に媚を売る」といったイメージがつき、2017年を象徴するブラックな流行語となってしまいました。

 

少し踏み込んで書くと、忖度とは、「何らかの基準による縦の関係性においての上から下への無言のプレッシャーをおしはかり、下から上に向けての配慮を行うこと」といえます。

「無言のプレッシャー」は生権力(せいけんりょく、Bio-power)に置き換えることができ、「上に向けての配慮」は媚び諂いと言い換えることができます。いずれにせよ、根底にあるのは差別思想です。

 

文脈上、その院長もいい意味では使っていないようでした。よって、「忖度できる医師」とは「権力者の言いなりになる奴隷のような医師」というニュアンスになってしまいます。

 

教育者でもある大学教授や医局長がそのような発言を認めるはずがありません。もちろん、コーチング的にも完全にアウトです。

 

ところが、重苦しかった場はその発言により一瞬で軽やかな雰囲気に変わりました。

教授も医局長も感情的に言い返されることはなく、その後に行われた忘年会冒頭の教授あいさつでは上品な笑いに昇華されていました。

 

幸運にも忘年会では「忖度できる医師」発言をされた院長の隣に座ることになりました。その真意をそれとなく伺いましたが、予想どおり発言は抽象度http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.htmlの高い意図から発せられていました。それを教授との大人の信頼関係の中できわどい笑いに変えていたのです。

 

言葉だけで判断するときっと嫌な思い(大脳辺縁系処理)がしたことでしょう。しかし、その言葉に発言者の世界観が加わることで、そしてその世界観をほとんどの人が共有していたことで、嫌な思いがするはずの発言は、現状(R)を揺らがし、発言者の意図したもっと高い抽象度空間(前頭前野処理)へいざなうトリガーとなりました。

 

20数名の病院長が集まった場にて、一番教授に忖度しなかったのは「忖度できる医師」発言をされた院長です。

あらためて私は、自分自身は権力に媚びないその医師の姿に敬意を感じました。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

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F-015:先生に出会えてよかった

 

 先日、外来診療中に「先生に出会えてよかった」と言われました。

 

 私はその言葉を聞きながら、感謝が“私”から無限のつながりに広がっていくような感覚を味わいました。

 

患者さんに「出会えてよかった」と言われる私自身が、「出会えてよかった」という様々な縁により支えられているからだと思います。そして、そのたくさんの繋がり全部を含めて肯定してもらっている気がしました。

 

私は本当に多くのあたたかい縁に支えられています。

友人、師、同志・仲間、先輩・後輩、クライアントや患者さん、そして家族

 

中には、辛さや怒り、悲しみや憎しみを感じた縁もありました。それまでの感謝が突然憤りに変わったものもあります。

 

 でも、そのすべてを含めて「ありがたい」と感じています。

 

 時間は未来から過去へ流れており、今が幸せなら振り返った過去もすべて幸せに感じられるからです。そして、今の幸せは、どうやって達成していいかわからないけれどもきっと成し遂げる心から望むゴール、つまり未来が生みだしています。

 

 私がそのように感じられるようになったのは、最福寺の池口恵観先生から学んだ空海や釈迦の教えがあり、そしてなんといっても師である苫米地英人博士との出会いがあったからです。

 さらに「戦争や差別、飢餓や貧困といった概念さえない世界をつくる」というゴールを共有した同志の存在のおかげで、ますますハイエフィカシーとなっているからです。

 

 昨日は、“WorldPeaceCoaching”という言葉で私たちコーチの目指すゴールの世界の臨場感を高めてくださっている大先輩 青山龍苫米地式マスターコーチが、鹿児島市でセミナーを開催してくださいました。

その場でまた新たな出会いがあり、「九州で苫米地式コーチングを広げている」「医療・介護や教育といった“いのちの現場”にコーチングを届けている」というセルフイメージの臨場感がさらに高まりました。

 うれしいことに「タケハラさんのブログで青山コーチのセミナーを知り、はじめて参加しました」という方もいらっしゃいました。

 

 過去の様々な縁が新たな縁と繋がり、そして、未来に、より高い抽象度空間に、ますます広がっていくそんな体感を楽しみながらセミナーを受講しました。

大切な家族と一緒に。同志と一緒に。夢に向かって鹿児島を離れた友の思いと一緒に。

 

 これまでの縁に、そしてこれから出会うすべての縁に、心をこめてお伝えします。

 

 あなたに会えてよかった

 

 

-追記-

 青山コーチのセミナー参加者から「1/24開催の霧島市での無料講演会(竹原/CoacH T)に参加希望のメールを送ったが返信がない」と教えていただきました。同じように参加希望のメールをしたが返信が来ていないという方は、このブログ記事のコメント欄にご自分のメールアドレスを記載しコメントしてください。よろしくお願いします。

 

 

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F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

 

 201866日にとても痛ましい事件が報道されました。以下、NHKのニュースサイトより引用します。

 

 引用開始

東京 目黒区で5歳の女の子が死亡し、父親が暴行を加えたとして逮捕・起訴された事件。自宅の捜索で見つかったノートには、女の子が鉛筆で書いた書き込みが見つかりました。

 

警視庁によりますと、死亡した船戸結愛ちゃん(当時5才)は、しつけと称して、毎日午前4時ごろに自分で起きて体重を測ったり、ひらがなを書く練習をしたりすることを命じられていました。

 自宅の捜索で見つかったノートには、結愛ちゃんが鉛筆で書いた書き込みが見つかりました。

 この中では

「もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりはもっともっと あしたはできるようにするから 

もうおねがいゆるしてください おねがいします 

ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして

きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちしてきたこと なおします
あそぶってあほみたいだから ぜったいぜったいやらないから やくそくします」

などと書かれていました。 

 

結愛ちゃんは父親に「太っている」と指摘されたことから、食事は1食につきスープ1杯か、おわんに半分のご飯とみそ汁などしか与えられず、ノートには自分で測った体重を毎日、書き記していたということです。

 引用終了

 

 警視庁捜査1課によると、両親は今年の1月下旬頃から結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、2月下旬頃には結愛ちゃんが衰弱して嘔吐するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置したということです。

3月2日に、低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で、まだ5才の結愛ちゃんは死亡してしまいました。

 

 1960年代のアメリカで「虐待」という概念を医学的な観点から広めたのが、米国コロラド大学小児科教授 ヘンリー・ケンプ氏です。「被虐待児症候群(The Battered Child Syndrome)」という論文がきっかけで身体的な虐待への関心が一気に高まりました。

 

 その後、フェミニズム運動の高まりとともに性的虐待にも注目が集まるようになり、昨今のセクハラ被害を告発する「#MeToo」運動や被害の撲滅を訴える「Time’s Up」運動へとつながっています。

 

 1980年代になると児童虐待をより生態学的な観点からとらえるようになり、「チャイルド・マルトリートメント(Child Maltreatment)」という表現が使われるようになりました。

 Maltreatmentは「悪い」という意味のmal +「扱い」を表すtreatmentで、日本語では「不適切な養育」と訳されます。

 

 マルトリートメントは虐待とほぼ同義ですが、子どもの心と体の健全な成長や発達を阻む養育をすべて含んだ呼称です。子どもに対する大人の不適切な関わり全般を意味する広い概念といえます。

 大人の側に加害の意図や自覚がなくても、あるいは子どもに被害の痕跡がなくても、行為そのものが不適切であれば、それはマルトリートメントとされます。「しつけ」と称される大人の行為の多くがマルトリートメントに入るはずです。

 

 日本小児科学会のHPに公表されている「子ども虐待診療手引き」中の「27.マルトリートメント症候群の長期予後」には、マルトリートメントが認知面・情緒面の発達に及ぼす影響は、心理的なもののみならず、発達している最中の脳自体の機能や精神構造に永続的なダメージを与えてしまうことが明らかになったと記載されています。

それは脳内で生じた分子レベルの神経生物学的な反応の結果、神経の発達に不可逆な影響を与えてしまうことから起こります。

 日本小児科学会HP「子どもの虐待診療手引き」:http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=25

 

 つまり、マルトリートメントが心の傷をつくり、その心の傷がやがて脳の傷となってしまうのです。

 

 福井大学子どものこころの発達研究センター 友田明美教授の著書「子どもの脳を傷つける親たち」(NHK出版新書)によると、

 

 ・子ども時代にDVを目撃して育った人は、脳の後頭葉にある視覚野の一部で、単語の認知や夢を見ることに関係する「舌状回(ぜつじょうかい)」の容積が平均6%小さくなる

 ・厳格な体罰を経験した子どもは、前頭前野の中で感情や思考をコントロールし、行動制御力に関わる「(右)前頭前野内側部」の容積が平均19.1%、「(左)前頭前野背外側部」が14.5%小さくなる

 ・厳格な体罰を経験した子どもは、集中力や意思決定、共感などに関係する「右前帯状回(たいじょうかい)」が16.9%減少する(この部分の損傷は、気分障害や素行不良につながることが明らかになっています)

 ・性的なマルトリートメントを受けた子どもは、左半球の視覚野の容積が8%減少する。中でも顔の認知に関わる「紡錘状回(ぼうすいじょうかい)」は平均18%小さくなる

 ・より多くの種類のマルトリートメントを一度に受けると、海馬や扁桃体などにまで深刻な影響が及ぶことが明らかになっている

 

 など、小児期のマルトリートメント経験によって神経回路全体に構造的な変化がでてくることが詳細にまとめられています。

 

 繰り返しますが、マルトリートメントはまず心の傷をつくり、その心の傷はやがて脳の傷となってしまいます。

 それは現代の医学研究が明らかにしつつある科学的事実です。

 

 

 ところで、なぜ心の傷は脳の傷となってしまうのでしょうか?

 

 答えは、「心と脳は抽象度が違うだけで、そもそも同じものであるから」です。

 

 

 心と脳は同じものです。同じものを抽象度の違う次元で表現したものです。情報空間では心、物理空間では脳というように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 「すべてが情報であり、最も抽象度の低い次元を物理という」「高い抽象度次元での情報が物理空間に写像としてあらわれる(あらわれようとする)」ということが超情報場仮説から導きだされることであり、最新の科学研究がどんどん明らかにしていることです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

 21世紀は、「すべてが情報である」という事実をベースに、子育てや教育、医学・医療、そして人生そのものをとらえなおすべき時代であるといえます。

 

 冒頭で紹介した5才の少女を死に至らしめたのは、低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症ではなく、「もうおねがい ゆるしてください」という言葉で表出された心の傷そのものです。

 

 

 世の中からマルトリートメントをなくしている!

マルトリートメントという概念さえない未来を実現している!

そのために、マインド(脳と心)について学び、実践するコーチングを広げている!!

 

そんなイメージが、少女の理不尽な死を知ったときに湧き上がってきました。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

子どもの脳を傷つける親たち



F-0543つのロック(&1つのキー) <ワーク付き>

 

 私が師事している認知科学者 苫米地英人博士は、毎月渋谷でライブを行うロッカーでもあります(博士のブログにはロックな写真が掲載されています)。

 http://www.tomabechi.jp/

 

博士と出会うまで、私はギターを見るだけでイヤな気持ちに襲われていました。しかし、今ではギターを持つと幸せを感じるようになりました(まだ弾けませんが)。最近はギターを抱えながらレッド・ツェッペリンを聞いています(遅ればせながら)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7031488.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7031602.html

 

 今回は3つのロックがテーマです。

  といってもRockではなく、Lockの方です。

 

 

 先日、身体拘束廃止をテーマとした研修会に参加しました。

 患者(利用者)さんの安全を守ることや確実な治療継続を目的に、医療や介護の現場では身体拘束が行われることがあります。

 しかし、身体拘束は患者さんの自由や尊厳を奪う行為でもあるため、なるべく行わないようにするための取り組みが行われています。

 

 拘束には「3つのロック」があるとされています。

 

実際に身体を拘束する「フィジカルロック(physical lock)」。過剰な薬物投与で行動を抑制する「ドラッグロック(drug lock)」。そして、指示や禁止等を強い口調で伝え抑圧する「スピーチロック(speech lock)」です。

 

 苫米地理論で考えると、「フィジカルロック」と「ドラッグロック」は物理空間での拘束、「スピーチロック」は情報空間での拘束といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 そして、とくに情報空間での拘束は、「want toを奪うもの」「have toを強いるもの」であるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

私たちは、家庭や学校、職場、地域社会において、お互いにロックを掛け合っています。

家庭や教育の現場では親や教師が子どもを抑制してしまわないように、職場では上司が部下を制限しないように、気を配り続ける必要があります。医療・福祉従事者の取り組みと同じように。

 

ただし、拘束は他者から仕掛けられるものばかりではありません。私たちは必ず情報空間で、自らにロックをかけています。

 

なぜなら、無意識は常に現状維持を選択しているからです。

 

現状を維持することがコンフォートゾーン(CZ)のままだと、昨日のような今日を実現するようにホメオスタシス(恒常性維持機能)が強力に働いてしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 それは無限の可能性を自ら封じ込め、かたくロックしてしまっている状態といえます。

 

 では、ロックしない(あるいはロックを解除する)ための“鍵”となるものはなんでしょうか?

 

 答えはゴールです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 人が認識する世界は、どんどん入力される膨大な情報のうち、より重要な情報で成り立っています。ある研究によると、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)から入力される情報量は1秒間に数百万ビットで、そのうち意識にのぼるものは40ビットだそうです。

40/000000、すなわち、わずか1/100000の情報量でつくられているものが、各々が認識している(一人一宇宙の)世界です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 このとき、重要な情報を選びだすフィルターの役目をしているものがRASです。そして、RASにはじかれ認識に上がらなくなることを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 人の無意識の行動を決めるシステムのことをブリーフシステムと呼びますが、そのシステムは「過去の記憶」でつくられています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

過去の記憶によりつくりだされる重要性により、認識する世界が決まり、無意識の行動が決まってしまうということは、私たちをロックする力とは過去の呪縛であるといえます。

 

その過去の呪縛を打ち破るものがゴール(=未来)です。

ゴールを“現状の外”に設定し、ゴールを達成した世界をコンフォートゾーンとすることができれば、現状維持に使われていたホメオスタシスがゴールの世界の実現に向けて働くようになります。

そして、それまでの人生で静かに眠っていたエネルギーと創造力がどんどん解き放たれていきます。

 

 「3つのロック」は、決して医療・介護現場だけの問題ではありません。

とくに「スピーチロック」は、家庭で、学校で、職場で、お互いの自由と尊厳を奪い合う装置として働いています。エネルギーと創造性を封印するものとして機能しています。

そして、そのロックは、あなた自身の心の中でも常に働き続けています。

 

 

・人は情報空間と物理空間にまたがって存在している(物理は情報宇宙の底面であり、物理も情報)

・多くの人は過去の記憶により限定された世界だけを認識し、その世界を変えることのできない現実だと思って生きている(生かされている)

・個人のhave toは、互いに相手を束縛するhave toを生みだし、やがて社会に広がりながらコアーシブ(強制的)な文化となって、自由と尊厳、エネルギーと創造性を奪っていく

・そんなロック(束縛・拘束)を解いていくものはコーチングの知識とスキル

・心身のロック解除(拘束廃止)のために、現状の外にゴールを設定し、それをチームで共有する。さらに、お互いにその実現の自己(チーム)イメージであるエフィカシーを高めあう

・そんなコーチングの実践が、社会のロック解除(=自由実現)につながっていく! 

 

 ロック解除は、まずはあなた自身の心からはじまります。

 

 

 それでは、ワークをしてみましょう。

 

1)     呼吸を意識し、ゆったりした気分でリラックスを深めながら、“未来”をイメージしてください(今のままでは実現しないけれど、もしそうなったら最高な未来)

 

2)     何ものにもとらわれず、過去の縛りからも完全に解放されたあなたは、あふれるエネルギーと豊かな創造力を使って、ワクワクするような毎日をしっかりと生きています

 

3)     見上げた先にはさらに明るい光がやわらかく輝いています。その中にさらなる“未来”が見えます

 

4)     ゆっくりと手を伸ばしその光に触れたら、そっと引き寄せ抱きしめてください。まるで子猫を抱えるように

 

5)     呼吸を意識しながら光の明るさ、やわらかさ、ぬくもりを感じてください。そして、息を吸うたびにその光を大きくしてみましょう

 

6)     最後は光にやさしく包まれたまま、“今、ここ”にいる自分にゆっくりと意識をもどしていきます

 

 

 とてもあたたかい感覚がしませんか?

 それはあなたが自身の新たな未来から得た気(エネルギー)であり、ロックを解除するキーとなるものです。

 

 そのキーは未来を拓く鍵となるばかりではなく、(結果として)過去のトラウマを解消する鍵ともなります。例えば、ギターと私の関係性が大きく変わったように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 
 最後にもう一度。
 ロック解除は、あなた自身の心からはじまります。

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8431066.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8431170.html

 

 

-追記-

 社会的な問題となっている「忖度(そんたく)」ですが、必ずしも言語により強制されるものではありません。メラビアンの法則として広く知られているように、人は非言語的な情報からもしっかりとメッセージを受け取ります。

 よって「スピーチロック」は非言語情報も含めた「コミュニケーションロック」や「メッセージロック」、あるいは情報空間でのロックという意味で「インフォメーショナルロック」とした方がいいのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040523.html

 

 

3つのロック


F-059:虐待で残る「分子の傷跡」

 

今回はjiji.com2018103日配信)の記事から御紹介します。タイトルは「児童虐待、被害者に残る『分子の傷跡』 研究」です。

https://www.jiji.com/jc/article?k=20181003037726a&g=afp

 

 ポイントは、

 

 ・虐待を受けた子どもは、そのトラウマ(心の傷)を示す物質的特徴が細胞の中に刻み込まれている可能性がある

 

 ・過去の虐待歴を調査する犯罪捜査の助けとなる可能性を秘めている

 

 ・トラウマが世代間で受け継がれるのか否かをめぐる長年の疑問解明への一歩ともなりえる

 

3点です。 

 

 以前のブログ記事でも、「情報的な心の傷が、物理的な脳の傷となる」ことを御紹介しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html

 

 今回の記事中のカナダ・ブリティッシュコロンビア大学などの研究は、「精子細胞のDNA12の領域に、トラウマの痕跡が、『メチル化』として知られるDNAの改変として刻まれている」というものです。

 研究チームのニコル・グラディッシュ氏によると、「遺伝子を電球とみなすと、DNAメチル化はそれぞれの光の強度を制御する調光スイッチのようなもの」で、「細胞がどのように機能するかに影響を及ぼす可能性がある」ということです。

 

 遺伝子をめぐっては、これまでは受精時においてすでにプログラムが完了しているものと考えられていました。しかし現在は、環境要因や個人の人生経験によって活性化・非活性化される遺伝子が存在することが明らかになっています。

 

 つまり、遺伝子の働きさえも縁起に由るのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 この驚くような事実は、超情報場仮説(理論)でクリアに説明することができます。

 「まず先に高い抽象度で因として情報があり、その情報(処理)がより低い抽象度で果として表れ、ついには物理空間に実体として現れている」という見方が、苫米地博士が提唱する超情報場仮説(理論)が導きだす重要なポイントです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 

もちろん、物理空間も情報であり、物理空間上の実体(今回の場合、遺伝子やDNA)も情報です。よって、情報の操作により(今回の場合、トラウマ体験やその後の人生経験により)書き換わっていくことは十分に想定できます。

 

 「抽象度」とは、情報空間における視点の高さを表すもので、分析哲学の中の存在論における「Levels of Abstraction」という概念の日本語訳です。

(ちなみに、日本語訳を造語されたのは苫米地博士です)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 抽象度の高い情報空間の「心」と、情報空間の底面といえる物理空間での「脳(DNA、遺伝子、体物理空間上の存在)」が、そもそも一つのものであり、観察する抽象度での違いにすぎないと納得できるかが大きなポイントとなります。

それは「心と脳」や「心と体」で一語であると実感できるかどうかであり、「情報空間では体のことを心といい、物理空間では心のことを体という」という事実をしっかり受け入れられるかどうかということです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 

「メチル化の度合いには経時変化が見られるため、被験者の男性の細胞を調べることで、虐待の行われた大まかな時期についても知ることができる」というのですから驚きです。

やはり、情報は常にアップデートされ(書き換えられ)、物理空間に刻まれていくのです。

 

とくに教育に関わる者や子育て中の親は、この事実にしっかり向き合い、自分の言動を厳しくコントロールする必要があります。不安や恐怖を使って子どもたちを支配するなど論外です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 

論文の筆頭執筆者 アンドレア・ロバーツ氏は、精子細胞内に含まれる虐待の痕跡が、受精後も元の状態のままかどうかについてはまだほとんど明らかになっていないが、今回の研究によりトラウマが次の世代に伝えられるかどうかの解明に向けて「少なくとも一歩近づいている」とコメントしています。

 

つまり、トラウマの記憶は当人を苦しめるだけではなく、次世代にも受け継がれる「負の連鎖」となる可能性があるということ。それが事実だとすれば、いまだに戦争が続き、ますます貧困が拡大する現代社会の行く末は、大変暗いものになってしまうといえます。

 

大脳辺縁系での情報処理から前頭前野での情報処理に変わっていったことが人類の進化といえます。それは抽象度の階梯を上がっていったこととも言い表せます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

次世代に引き継がれるトラウマ記憶により「ファイト・オア・フライト」がますます起こりやすくなった未来においては、人類はそれまでの進化と逆行し一気に退化してしまうのかもしれません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

では、トラウマが脳の傷になったり、次世代に引き継がれたりすることを防ぐにはどのようにすればよいのでしょうか?

人類を退化から救うために、どのようなことに取り組めばよいのでしょうか?

 

その方法について、次回(F-060)考察したいと思います。キーワードは「BTTF」です(笑)。お楽しみに。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

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F-075Preventable Trauma Death

 

Preventable Trauma DeathPTD)」という言葉を御存知でしょうか?

 

 これは外傷診療に関連する医学用語で、文字どおり「防ぎうる外傷死」を減らすことを目的(ゴール)に、救急医療の現場で使われている言葉です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 その一つ上の抽象度には、公衆衛生上の概念である「防ぎうる死(preventable deathsavoidable deaths)」が存在します。「うまく対処していれば死なずにすんだであろう症例で発生した死」の外傷版が「Preventable Trauma DeathPTD)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 日本におけるPTDの割合が高いことが明らかになったのが2000年頃。当時はPTDが外傷死亡総数の30%を超えていたとされています。

その後、外傷診療システム(病院前救護、救急病院の診療体制、病院内での医療チーム、適切な紹介転送と安全な搬送)の構築や関わる医療スタッフの診療技術向上の取り組みが進められ、PTD18%台に減少していることが報告されています。

 

今回はそんな「Preventable Trauma DeathPTD)」について、コーチの視点で考察します。

 

 

 外傷治療はPrimary survey Secondary survey Tertiary surveyと行われます。

Primary surveyとは「生理学的評価で生命の危機を把握し、蘇生する」こと。Secondary surveyは「解剖学的評価で全身を系統的に検索し損傷を把握し、根本治療の必要性を決定する」こと。そして、Tertiary surveyが「根本治療や経過観察を行う過程で損傷の見落としがないか確認する」ことです。

 

これは、まずは「全体を把握」し、「重要性・緊急性を判断」した後に、「部分(個別)に対応」していくという流れです。

 

「全体を把握」というのは「ゲシュタルトをつくる」ということ。

ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりです。部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

PTDは、情報量でみると、「最小の情報量で全体を把握した後、情報量を多くして部分に対応する」ということです。よって、抽象度の高いところから低いところへの移動といえます。その対処は、もちろん、最も情報量の多い物理空間が主となります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

物理空間にフォーカスするこの考え方は、西洋的な哲学や価値観に基づく西洋医学ではスタンダードですが、本来は避けるべきものです。

なぜなら、生命(現象)とは、多次元の情報空間にまたがる情報処理だから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 

しかしながら、外傷は物理空間上の身体での問題であり、かつ急いで対処するべき課題であるため、「物理空間」にフォーカスし対処することは適切であるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7385143.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7385278.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

では、それを理解したうえで、あえて「Preventable Trauma DeathPTD)」を高次の情報空間にまで拡張すると、どのように考えられるでしょうか?

 

 

コーチとして日々の出来事を観察していると、「トラウマは日常のあらゆる場面で生じている」ことに気がつきます。

 

 がっかりすること、残念なこと、エフィカシーが下がること、ドリームキラーの言葉すべてがトラウマになりえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

それどころか、一般的には「よいこと」と思われるようなこと 例えば昇進や結婚などもトラウマになりえます。過去の記憶でつくられたコンフォートゾーンから外れることになるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 それが社会的に「よいこと」にせよ、「悪いこと」にせよ、強烈な情動体験はブリーフシステムに影響を与えます。ブリーフシステムとは、前頭前野の認識のパターンのことです。このパターンに影響を与えるような長期記憶化された何らかの情動体験の記憶がトラウマの正体です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

トラウマやストレスは放置したままだと心の傷になってしまいます。そして、その心の傷(情報空間のバグ)はやがて病となって物理空間にあらわれ、人を死に導きます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11822808.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523096.html

 
まさに「Trauma Death

でも、心配はいりません。

 

様々な物理法則の制約を受ける物理空間と違って、情報空間でのトラウマやストレスはすべてpreventableなものです。なぜなら、物理空間と違って制約が少ないので、情報処理の工夫によってしっかりと書き換えることができるから。

(念のためですが、物理空間も情報空間の一部です)

 

人は生きている間にたくさんの悲しい体験や辛い出来事を経験します。その記憶に囚われてしまう人がいる一方で、過酷な経験をしっかりと克服していく人もいます。

 

その違いは情報処理の差、すなわちマインド(脳と心)の使い方の差により生じます。

 

認知科学者 苫米地英人博士は著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版)の中で、過酷な体験のトラウマ化を防ぎ、人格(ブリーフシステム)への悪影響を回避する方法を紹介されています。簡単にまとめると「その体験を繰り返し、慣れること」「前頭前野側から介入して、恐怖をなくしパターンを変えること」です。

 

もちろん、この世が縁起である以上、起こる事象そのものを思いどおりにコントロールできるわけではありません。しかし、その事象をどのように認識し、理解し、そして評価・判断するかは自分で完全にコントロールすることができます。それが自己責任という言葉の本当の意味です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

大切なのは、「自分のマインド(脳と心)は、自分自身の自由と責任でコントロールする」という意志。そして、「自分自身の心の力(The Power of Mind)で未来を創造する」という覚悟。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html

 

マインドでの情報処理を、過去の記憶でつくられたブリーフシステムではなく、未来の記憶によってつくりあげたブリーフシステムで行うことができるようになると、未来から流れる時間を生きれるようになり、(本来の)“死”までの“生”を存分に生きることができるようになります

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 それはノーベル平和賞を受賞したユダヤ人作家 エリ・ヴィーゼル(19282016年)のいう「生と死の間にあるもの」を見いだすことでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

未来の記憶をつくりだすことを可能とし、「生と死の間にあるもの」を見いだすことを可能とするのは、“現状の外”へのゴール設定です。そして、その新たな未来を「達成できる」という確信(エフィカシー)が“現実”を生みだします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

よって、私は、Preventable Trauma DeathPTD)対策としてもコーチングがとても重要であると考えます。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 “現状の外”にゴールを設定し高いエフィカシーで生きている人は「タイムトラベラー」! 未来の皆さん自身がトラウマ克服の強力なサポーターになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 


イヤな気持ちを消す技術(青)



F-093:安全行動

 

 20196月末から7月上旬にかけて、南九州では大雨が続きました。

 その間、TVやラジオでは、「安全を優先してください」「早めに行動してください」といった呼びかけが繰り返されていました。

 

 「安全行動」という言葉は、一般の方々にはいい印象を与えると思います。実際に「不安全行動」の反対概念としての「安全行動」というようなポジティブな使い方がされています。

 

 余談ですが、不安全行動とは、「労働者本人または関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為」のことです。具体的には、手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、「これくらいはいいだろう」「皆がやっているから」「自分が事故を起こすはずがない」等の油断や過信からトラブルを招いてしまうことを指します。

 厚生労働省>職場のあんぜんサイト>安全衛生キーワード

 http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo90_1.html

 

 皆さんは「安全行動」という言葉を聞いたとき、どんなイメージが湧きあがりますか?

 

 

 じつは、医療現場ではネガティブな意味合いで「安全行動」という言葉が使われています。

 

 医療現場での「安全行動」とは、「不安な気持ちになったときに、その不安を避けようとしてついしてしまう行動」のことです。コーチング用語を用いると、それはブリーフシステムの無意識下の表出(ハビット&アティチュード)です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

ある医学系雑誌にはこのように記載されていました。

例えば、心臓がドキドキしていると感じると、つい胸に手を当て動きを止めてしまう行動。実際には、安全行動(注釈:この例の場合「胸に手を当てる」こと)によって心臓のドキドキが治まるわけではありません。それどころか、安全行動ばかりしていると、身体感覚が過敏になり、発作を起こしそうな状況に対する恐怖も大きくなってしまうとされています」

 

そのような理由により、医療現場では「安全行動を行わないようにしましょう」という指導が行われます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445330.html

 

 

 コーチとしての立場で、私はこの「安全行動は行わないようにしましょう」という考え方に反対です。理由は主に2つあります。「ファイト・オア・フライトを防ぐ(克服する)ためのセルフヒーリングを阻害するから」と「『ダメ。ゼッタイ』と同様、ケース(課題)だけでプラン(解決策)がないから」です。

 

以下、簡潔に説明します。

 

 

〇 ファイト・オア・フライトを防ぐ(克服する)ためのセルフヒーリングを阻害するから

 

 「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」とは、「戦うか、逃げるか」という心理状態のことで、大脳辺縁系で行われる本能的な情報処理のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 人間は進化の過程で前頭前野での思考を手に入れました。平常時はより高度な情報処理を行う前頭前野が優位に働いていますが、危機的状況に陥ると扁桃体を含む大脳辺縁系が優位になり、一時的に“退化”したかのように動物的になります。それが「ファイト・オア・フライト」です。

 この変化は生き残るための本能的な働きではありますが、人間らしさを(一時的に)失う原因にもなります。

 

 ファイト・オア・フライトの原因となるのは不安や恐怖。その不安や恐怖を感じたときに何らかの行動を起こすのは、決して悪いことではありません。「胸に手を当てる」ことで落ち着きを取り戻すことができるのなら、むしろ奨励されるべきことといえます。

 大脳辺縁系優位を前頭前野優位に戻すセルフヒーリングになっているからです。

前頭前野機能を取り戻すからこそ、不安や恐怖を感じるような状況に対して適切な対処を行うことができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400982.html

 

 「不安や恐怖を感じること」ではなく、「不安や恐怖を感じるような何らかのバグ(問題、課題)があること」が問題の本質です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12808542.html

 

 よって、問題解決に取り組む心の状態を取り戻すための「安全行動」であれば、それをむやみに禁止してはならないはずです。厳格に禁止してしまうことは、むしろ新たな問題を生みます。創造的回避もそのひとつです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 

〇 「ダメ。ゼッタイ」と同様、ケース(課題)だけでプラン(解決策)がないから

 

 「ダメ。ゼッタイ」は、厚生労働省が主催する薬物乱用防止(および向精神薬等の適正使用)を推進するキャンペーン運動の標語です。その標語に潜む問題の分析と解決策の提案について、過去のブログ記事にまとめています(F-083084F-085089

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_352303.html

 

 ディベートの用語を用いると、問題の分析はケースサイド、解決策の提案はプランサイドに相当します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 

 ある論題に対してその行動をとるべきである(あるいは、やめるべきである)と判断されるためには、通常、2つのことが必要になります。それが「問題を見つけること(ケースサイド)」と「問題を解決すること(プランサイド)」です。

 

 ケースサイドとはニーズ、すなわち必要性のこと。

 ある問題があったとき、「その問題がいかに大きいか」「どれほど行動の必要があるか(あるいは、行動を慎む必要があるか)」ということです。

 

 プランサイドとはその行動(プランを実行すること)の有効性のこと。

 その行動をすることで、「ニーズ、すなわちケースサイドがきちんと解決するのかどうか」ということです。

 

 本来はプランがあるからケースを指摘することが許されるのですが、現実世界では「問題だ!問題だ!」とケースを叫ぶだけで解決策(プラン)がないことがほとんどです。

 皆さんのまわりではどうですか?

 

 同じことが医療現場でもたびたび行われています。もしも「安全行動は行わないようにしましょう」だけなのであれば、そこにはプランがありません。

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 答えは、もちろん、「情報空間のバグを解決すること」です。

 

 繰り返しになりますが、「不安や恐怖を感じること」ではなく、「不安や恐怖を感じるような何らかのバグ(問題、課題)があること」が問題の本質です。

 

 よって、「そのバグをしっかり分析し、仮説を立て、解決策を考えること」、そして「その解決策をしっかり実行していくこと」が「安全行動」と同時に行うべきことといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 再度繰り返しますが、情報空間にバグがあることが問題の本質。

「安全行動」はバグの存在を教えてくれる大切なきっかけであると同時に、ファイト・オア・フライトを防ぐ(抜け出す)セルフヒーリングにもなります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

よって、「安全行動」自体がよくないのではなく、情報のバグを修正しない(できない)ことが解決するべき課題といえます。そのバグの修正は、新たなゴール設定を行うことでできるはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

つまり、コーチングの知識とスキルを使いこなすことが「安全行動」時の真の解決策(プラン)といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12935992.html

 

その解決策(=コーチング)をしっかりと医療・介護現場に届けることは、私の機能のひとつです。それは重要な社会的使命だと思っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15700308.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

「ダメ。ゼッタイ。」のような一方的な禁止には未来がありません。

子育て中の方は、ぜひお子さんの意識を未来に導いてあげてください。その秘訣もゴール設定です。ゴールが未来から過去への時間の流れを生みだします。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 


F-122:免疫力をあげる!

 

 12月から2月にかけて、医療・介護の現場はとてもあわただしくなります。その原因はなんといっても感染症。インフルエンザの流行に加え、今年(2020年)はコロナウイルスが原因とされる「新型肺炎」が瞬く間に世界中に広がり、ますます猛威を振るいそうな状況です。

 

感染症とは、「ウイルスなどの病原体が体内に侵入・増殖することで、発熱や咳などの症状がでること」です。

 

したがって、感染症対策としては、まずは「侵入させない」ことを目指します。

そのために、個人レベルでは「手洗い・うがい」「マスク着用」「人込みを避ける」等を徹底して行うことが重要になります。

病院や福祉施設などの組織レベルではさらに、「清潔(消毒)の徹底」「面会制限や外出制限(人の出入りのコントロール)」「空調・飲料水・給食などの管理」等に留意していきます。

 

もしも病原体の侵入を許してしまったら、すぐさま想定を更新して(アサンプションアップデート)、「増殖(拡散)させない」ことに取り組みます。

そのために、先の「侵入させない」ための取り組みに加え、「(流行気に入る前からの)ワクチン接種」「感染者の隔離」「汚染物の管理」「抗ウイルス薬や抗菌薬の投薬」「濃厚接触者への予防投薬」等を行っていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14973460.html

 

 感染症に罹患すると、たいていは体温が上昇します。その発熱に対して解熱剤を用いたり、体を冷やしたりすること(クーリング)がありますが、必ずしもよい行いとはいえません。生体に備わった自然治癒力を邪魔することになるからです。

感染症の際に「発熱や咳などの症状がでる」のはホメオスタシス(Homeostasis、恒常性維持機能)の働きです。高熱になることで免疫力が高まりますし、咳がでることで体外への排出(体内の浄化)ができます。倦怠感も大切な縁起。無理ができず、結果的に回復に必要な休息をとることになるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

それなのにすぐに解熱しようとしてしまうのは、過去の記憶でつくられ強力に維持されている医療・福祉業界のブリーフシステムに由るといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

そして、そのブリーフの根底にあるものは、病に対する嫌悪や死に対する恐怖(不安)であるはずです。さらに「何とかしなければならない」といった義務感や「辛そうにしているのが忍びない」といった罪悪感が加わり、ますます医療・福祉従事者を苦しめます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

 その先に待つのは「ファイト・オア・フライト」。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

医療・福祉従事者が「ファイト・オア・フライト」の状態に陥ると、患者さんやその家族の苦しみはさらに増大してしまいます。ホメオスタシス同調により「ファイト・オア・フライト」が拡散していくからです。

 脳(とくに前頭葉)が発達した人間においては、情報空間にもホメオスタシスが働きます。その進化が医療・介護現場での苦しみを増強してしまうのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 “苦しみの増強”は感染症対策の観点でも問題です。免疫力を下げてしまうからです。

 人はストレスにさらされると緊張状態になります。心理的には「怒り」「不安」「恐怖」「悲しみ」といった情動が有意になり、判断力や創造性、生産性が低下します(=ファイト・オア・フライト)。

 

 体の恒常性を保つ自律神経のバランスが崩れ交感神経優位になると、ノルアドレナリンやアドレナリン、コルチゾールといったホルモン分泌が亢進し、血圧上昇、頻脈、息切れ、頭痛、めまい、血糖異常、痛み増強、不眠などがおこります。

その時、感染症に対する防御の要である免疫力が低下します。ロンドン大学のレインらの研究によって、「怒ると6時間以上免疫力が下がり、他者へのいたわりや慈しみの感情を抱くと24時間以上免疫力が高まる」ことが明らかになっています。

つまり、「免疫力をあげる(高める)」ためにマインド(脳と心)のコントロールが重要であるということ。そのコントロールにコーチングがとても役に立ちます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_384262.html

 

 このような変化は個人レベルにとどまりません。

心理的感染効果(ホメオスタシス同調)により「怒り」「不安」等がまわりに広がると、場を共有する人たちまで免疫力が低下してしまうことになるからです。医療・介護現場でいえば、職員だけでなく、患者・利用者さんやその家族にまでマイナスの影響が拡散していきます。まるで“感染”したかのように。物理空間の秩序に制約される身体においては、加齢とともに確実に免疫力が低下していきますので、高齢者の割合が多い場での悪影響ははかりしれません。

 

 それとは反対に、笑ったり楽しい気分でいると、自己免疫疾患の炎症反応が改善したり、血圧や血糖のコントロールが安定することが知られています。もちろん、免疫力が向上していくことも明らかになっています。怒りや不安を防ぐことが免疫力低下を防ぎ、楽しく働く(生きる)ことが免疫力を高めるのです。

 

心理的感染効果(ホメオスタシス同調)により「笑顔」「楽しい気分」等がまわりに広がれば、場を共有する人たちまで免疫力が向上していくはずです。医療・介護現場でいえば、職員だけでなく、患者・利用者さんやその家族にまでプラスの影響が拡散していきます。まるで“感染”したかのように。加齢とともに低下する免疫力を引き上げることができるのですから、高齢者が多い場ほどそのメリットは大きいといえます。

つまり、「免疫力をあげる(分け与える)」ためにマインド(脳と心)のコントロールが重要であるということ。そのコントロールに、もちろん、コーチングがとても役に立ちます。

 

新たな感染症が世界的な脅威になりつつある今こそ、コーチングを実践する時だといえます。社会のために。そして、未来のために。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

F-156:人間関係リセット症候群

 

 「人間関係リセット症候群」という言葉を御存知ですか?

 

 それは正式な?病名ではないはずですが、ネット上では“病気”のひとつのように扱われています。

 (この場合の“病気”とはゲシュタルトのことです)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ネット上の情報をまとめると、人間関係リセット症候群は「あることをきっかけにこれまでの人間関係をなかったことにしたくなったり、実際になかったことにしてしまう現象(リセット)」とされています。

 その特徴は「突然リセットする(したくなる)」「すべてリセットする(したくなる)」「リセット後に後悔する」とされ、具体的な行動として「連絡先が変わっても通知しない」「SNSで友達・フォロワーを大量に解消する」「転職や引越しを頻回にする」「転職後は前の同僚とは一切連絡を取らない」「突然音信不通になる」などが挙がっていました。

 (蛇足ですが、「特徴」と「具体的行動」では抽象度が異なります)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 思い当たることはありませんか?

 

 「病気ではない」と書かれているサイトもありますが、そんなサイトであっても「よくないもの」「気をつけるべきもの」といったニュアンスで書かれているようです。「症候群」と書かれていれば、とくに医療・福祉関係者(の無意識)は“病気”として認識してしまうでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 私自身は病気だともおかしいものだとも思っていません。

認知科学者 苫米地博士に学ぶ私にとって、健康とは「そのときの自分の状況にとって正常な状態」であり、病気とは「情報空間のバグ」「何らかの機能・役割」だからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859896.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045827.html

 

 (そもそも私はWHOの健康の定義自体に複数の誤りがあると考えています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 

 その「自分の状況」をつくりだすものがゴールです。そして、ゴール達成の障害(バグ)が何らかの自己主張としてあらわれているものが病気。

病気がきっかけとなり結果的にゴールに近づくのならば、病気は「(ゴール達成のための)重要な機能・役割」となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そもそも人間関係とは“ゴールが生みだす縁起”のことです。ゴールは人生のあらゆる領域に設定するものですので(バランスホイール)、ゴールごとに様々な人間関係があり、ゴール更新ごとにリセットされるものであるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 だから、「人間関係リセット症候群」はコーチングを実践する者にとっては当たり前のこと。ゴール実現(&再設定→実現)に向かうホメオスタシス活動の一環です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ただし、「後悔」を感じる場合には注意が必要です。1)本物のゴールではない、2)エフィカシーが下がっている、3)ゴール側のコンフォートゾーンがつくれていない、4)have toが入り込んでいる、5)情動のコントロールができていない といった解決するべき課題があるはずです。以下、簡潔に説明します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

1)     本物のゴールではない

ゴールのポイントは「100%want to」「自分中心を捨てる」「“現状の外”」。加えて私は「バランスホイール」を重視しています。重複しますが「社会性」も重要なポイントです。詳細は下記リンクでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23374441.html

 

2)     エフィカシーが下がっている

エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」のこと。つまり、ゴール抜きには語れない概念です。じつはコーチの存在自体がクライアントのエフィカシーを高める縁起となります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

3)     ゴール側のコンフォートゾーンがつくれていない

コンフォートゾーンとはホメオスタシスで維持されるイメージのこと。セルフイメージともいえ、通常は“現状”のことを指します。それは過去の記憶でつくられているブリーフシステムでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ゴールを達成しているイメージがあり(I:imageimagination)、そのイメージの臨場感が上がると(V:vividness)、不思議なことにそのイメージは“現実化”(R:reality)します。それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 

4)     have toが入り込んでいる

have toは強制的動機。want toが建設的動機。そのモチベーションの差は大きく、なんと10年間で756倍の生産性の違いとなります(もちろんwant to756倍です)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

モチベーションはゴール設定の結果生じるもの。ゴールが本物であればモチベーションはいつもwant toのはずですが、じつはそうともいえません。私自身は「FOG」に気をつけています↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

5)     情動のコントロールができていない

「コントロールができていない」とは、人間らしい前頭前野優位ではなく、動物的な大脳辺縁系優位に陥っているということ。その様を「ファイト・オア・フライト」と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

怒りでいうと、「人間的怒り」「公憤」ではなく、「動物的怒り」「私憤」の状態。ちなみに、その間に論理があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

前回(F-155)は「怒りと絶望しかありません」というコメントを取り上げました。

私はそのコメントの中に“希望/HOPE”を見いだしましたが、もしも後悔(あるいは不安・怒り・憎しみ)があるのであれば、すぐに(外ではなく)自分自身を見直すべきです。“現状の外”にあるゴールではなく、“現状(それも理想的な現状)”に心が囚われていることに気づくはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 

「人間関係リセット症候群(ただし「後悔」はなし)」はコーチングを実践する者にとっては当たり前のことですが、ゴールやエフィカシーといった基本を忘れてしまったら、やがては「絶望」に陥ってしまうのかもしれません。

「絶望」をSWの世界観で表現すると「dark side」。偉大なマスタージェダイの言葉を紹介しますw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 

  Fear is the path to the dark side.

  Fear leads to anger. Anger leads to hate.

  Hate leads to suffering.

 

   恐れはダークサイドに通じる。

   恐れは怒りを招き、怒りは憎しみを、

   そして、憎しみは苦しみを招く。

 

 

 「絶望」や「dark side」を防ぐ(克服する)力となるものはゴールとエフィカシーです。

ゴールの抽象度を高めながらハイエフィカシーを貫くことで、不安や怒りや憎しみを社会にうまく還元していくことができます。それが「社会性」です。

(私は「社会性」のことを“無敵”と表現します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 そして、その「社会性」は、ドリームキラーへの“復讐/REVENGE”になるだけでなく、かつてのドリームキラーにとっても“希望/HOPE”へと変わっていきます。

すべては縁起であり自業自得なのだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 キーワードは「社会性」。それを違う言葉で言い換えると「利他(unselfishness)」。

 次回(F-157)、医療現場で利他心を感じた一例を御紹介します。お楽しみに。

 

 

F-157:指一本でも役に立ちたい

 

 前回(F-156)、「人間関係リセット症候群」を取り上げ、このように書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

 「絶望」や「dark side」を防ぐ(克服する)力となるものはゴールとエフィカシーです。

ゴールの抽象度を高めながらハイエフィカシーを貫くことで、不安や怒りや憎しみを社会にうまく還元していくことができます。それが「社会性」です。

 

 その「社会性」を違う言葉で言い換えると「利他(unselfishness)」。

 今回は、医療現場で利他心を感じた一例を取り上げます。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 ケース;90代女性、一人暮らし

同じ町にお子さんが住んでいますが、関係性はよくありません。誰彼かまわず無心されるたびにお金を貸すものの結局踏み倒されるといったことを繰り返していることが原因のようでした。

そんな高齢女性が感染症を発症し入院しました。もともと自己免疫疾患(自分自身に対して免疫が過剰に働いてしまう病気)があり、免疫を抑制するステロイド剤を内服していました。加えて喘息もあるため、呼吸状態がどんどん悪化していきました。

専門用語で「せん妄」と呼ばれる精神不穏も出現した患者さんは、呼吸がままならないのに酸素吸入のためのマスクを外したり、点滴を引き抜いたりしました。

心身ともに悪化していく中、患者さんはまるでうなされているかのように同じ願いを口にするようになりました。その願いとは

死んだら献体がしたい

死んだ後も社会に貢献したいというのです。そんな切なる思いが「指一本でも役に立ちたい」という言葉になってあらわれました。

患者さんと御家族の仲介を約束した私は、母親の思いをそのまま息子さんに伝えました。最初は渋っていましたが、「指一本でも役に立ちたい」を聞いてからは反論しなくなり、ついには献体に同意されました。「母らしい」と苦笑いしながら。

子どもたちが献体に同意してくれたことを伝え聞いた患者さんは、粗い呼吸の合間に「うれしい~」と発し、治療にまったく抵抗しなくなりました。表情や言動は日に日に穏やかになっていきました。

 

 

 ところで、皆さんは「プラセボ効果(placebo effect)」を御存知でしょうか?

 一般的には「薬理作用に基づかない治療効果」のことを指します。

その一部は脳内の化学反応で説明されています。人はモルヒネと同じような痛みを和らげる化学物質(いわゆる「脳内麻薬」)を分泌することができます。β-エンドルフィンやドーパミンがその代表で、20種類ほどの物質が確認されています。

プラセボ効果が働いているときは、大量のβ-エンドルフィン放出されているそうです。モルヒネの6.5倍にもなるといわれる鎮痛効果に加え、多幸感も大きくなることがわかっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16948245.html

 

 じつは、先の患者さんは、「うれしい~」のあと呼吸状態が落ち着き、体調がどんどん改善していきました。情報空間(表情や言動にあらわれた心の状態)だけでなく、物理空間(SpO2CRPという検査で示される体の状態)にもよい変化があらわれたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

体調改善後施設に退院し、現在もお元気にされていると伺っています。

 その驚異的な回復ぶりを、冷めた言い方で「気のせい(プラセボ効果)」ということもできます。しかし、その本質は、超情報場(生命場)への介入による「気のせい(内部表現書き換え)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ある研究によると、「自分は心臓発作で死ぬ」と思い込んでいる女性は、病歴がまったく同じであっても、心臓発作で死ぬとは思っていない女性と比べ(心臓発作で)死ぬ確率が4倍も高くなるそうです。「プラセボ/ノセボ効果」の一例として紹介されていましたが、これは先程の脳内麻薬(β-エンドルフィンなど)だけでは説明できません。

 (ノセボ効果:悪心や食欲不振といった「薬理作用に基づかない副作用」のこと)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477470.html

 

 皆さんも、体調が悪いと思っていると(あるいは、まわりに「顔色が悪い」などと心配されていると)、本当に体調が悪くなってしまうことを経験しているのではないでしょうか。もちろんその逆も。

 ストレスが健康に大きく影響することは今や当たり前の知見になっていますが、そこには自律神経などの物理(身体)的な要因だけではなく、物理的な変化を「果」として引き起こすより高次の情報次元(心)での「因」が存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

 

 重要なことなので繰り返しますが、高次の情報空間での「因」が、低次の情報空間(その底面が物理空間)において「果」となってあらわれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248940.html

 

今回御紹介した患者さんでいうと、自分の死に自ら意味を見いだしたことが情報(心)を書き換え(「因」)、その写像である物理(体)を書き換えていった(「果」)といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23037529.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23108517.html

 

「希望により生命力を取り戻した」「心が平和になった結果、身体が平穏になった」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 人生の最終段階であっても、このような大きな変化があらわれます。ましてや、これから成長する子どもたちに、「希望をもつことの大切さ」を教え、「希望をゴール化して実現していく方法」を授けることができたなら、どんなに未来が明るくなることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11301259.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 そんなハイエフィカシーな未来をイメージしているときに、私の中の“希望/HOPE”が、高齢女性の希望と共鳴していることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

希望はやがて夢に育ち、夢はゴール設定することでいつしか“現実”にかわっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

ゴールの達成を確信し続けること(エフィカシー)で“新たなる希望”が芽生えると、さらなる夢、より抽象度の高いゴールを経て、かつては想像もできなかったような“現実”があらわれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「絶望」や「dark side」を防ぐ(克服する)力となるものはゴールとエフィカシーです。

ゴールの抽象度を高めながらハイエフィカシーを貫くと、不安や怒りや憎しみを社会にうまく還元していくことができます。それが「社会性」「利他(unselfishness)」です。

 その「社会性」「利他(unselfishness)」が、人間に秘められたさらなる能力を覚醒させます。ときに“奇跡”と呼ばれるような形で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 「指一本でも役に立ちたい」と願う老婆との縁により、私は、「幸せとはゴールに向かう日々の縁起そのものである」とあらためて実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」。

 次の投稿(F-158~)では、今回取り上げた“奇跡”を別角度で再検証し、苫米地博士の著書から「絶望を克服する方法」を御紹介します。お楽しみに。

 

 

-関連記事-

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

F-121:「あぁ生まれてきてよかったな」で思いだす一例

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21142618.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

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Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

 

 先日、「毎回同じ話ばかりである」という御意見をいただき、コーチとして回答いたしました。「同じ話」にならないように気をつけながらw

 Q-215:毎回同じ話ばかりである

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

 書きながらとくに意識に上げたのは、「抽象度」と「スコトーマ」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 抽象度(Levels of Abstraction)とは、「宇宙を情報量の大小でならべる軸」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、スコトーマ(Scotoma)とは、「心理的盲点」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 きっと「同じ話ばかり」が縁になったのでしょう、ブログ記事を書きあげた頃に研修医時代の夢を見ました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 私が最初に御世話になったT教授は、とても自由な先生です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 例えば、大学医局から民間病院に出向していた頃、非常勤勤務で来られた教授からドライブに誘われたことがあります。微妙な時間に(←マナーやルールに縛られない思考に驚嘆)。

発売されたばかりの初代プリウスを運転しながら、教授は「これからの時代はハイブリッドだよ。地球環境や未来のこともしっかり考える人間になりなさい」と教えてくださいました(←抽象度の高い思考に感動)。

ところが、しばらくして教授は車を乗り替えられました。アルファロメオに。もちろんガソリン車です(←自由自在な姿に感嘆)。

今思えば、いち早く「well to wheel」を考慮されたのかもしれません(←その可能性大)。

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

 そんな教授から、ある日、指令が下りました。

 

  20分間で糖尿病のすべてがわかる講義をせよ

 

 医局会で、先輩医師に対してです。

 

  えっ、なぜ私が? リハ科なのに...なぜ糖尿病? 20分で「すべて」って?

 

 そんな感じで多少うろたえましたが、イヤな気持はまったくありませんでした。教授の言動に押し付け(強制的動機付け)はなかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 おかげで創造的回避が働くことなく、100%want toで取り組むことができました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 試行錯誤するうちに、講義を2本立てで構成することを思いつきました。「思いっきりシンプルな話」と「最新情報」の2本立て。具体的には「血液中の糖が多い=臓器のエネルギー不足」といった病態の本質的な話と新たな糖尿病薬の薬理機序の説明です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 コーチの視点で述べると、前者が「抽象度を上げる」方向性、後者が「抽象度を下げる」方向性です。さらに拡張すると、前者がリーダー的な思考、後者がマネジメント的思考といえるはず。

 PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 講義後、私は「『すべて』を語りつくしたぜ~」という達成感に包まれました。たった20分の出来事なのにw

 

 その理由は、抽象度の高い視点でパラダイムシフトを引き起こしたという確信と抽象度の低い視点(=専門性)で最新の情報を提供したという実感があったからだと思います。

 

 さらにいうと、情報宇宙の頂点である「空(くう)」から底面である「物理空間」までしっかりカバーしたという感覚だったのかもしれません。

 

 *情報宇宙(空間)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *空(くう)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 残念ながら、講義後の教授のリアクションは覚えていません。“失敗”として記憶されなかったからだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 最近見た夢の中では、講義後、教授は微笑んでおられました。

その微笑みを見た夢の中の私は、“自由な発想の教授”からの言語&非言語による働きかけによって「抽象度を自在にコントロールする感覚」を学んでいたことに気づきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 もちろん、それは「T」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そして、それは四半世紀の時を超えた智慧の“教授”。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

その経験を縁に、あらためて私は“夢”の意味を考えました。

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 そして、スコトーマ(Scotoma)とは、「心理的盲点」のことです

 

 スコトーマは、もともとは医学用語(眼科)で、「盲点」のこと。

 目の仕組みをカメラに例えると、レンズキャップがまぶた、レンズが水晶体、しぼりが虹彩、そしてフィルムが網膜といえます。

 「目が見える」というのは「網膜に映った映像が脳に伝わり認識される」ということ。網膜には視細胞と呼ばれる細胞が並んでいます。その細胞が光を電気信号に変え、視神経(2番目の脳神経)を通って脳(後頭葉)に伝わります。

 片目に1億個以上あるといわれる視細胞は網膜全体にひろがっていますが、1か所だけまったく存在しない部分があります。視神経が網膜を貫く視神経乳頭と呼ばれる部分 それが「盲点」です。

 実際に「盲点」を体感すると、臨場感が上がります。下記ブログ記事でワークを紹介していますので、ぜひスコトーマ(盲点)を体験してください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 

 

-追記2

「目が見える」というのは「網膜に映った映像が脳に伝わり認識される」ということ。網膜には視細胞と呼ばれる細胞が並んでいます。その細胞が光を電気信号に変え、視神経(2番目の脳神経)を通って脳(後頭葉)に伝わります

 

 人間においては、網膜からの情報が視神経(2番目の脳神経)を通って脳(後頭葉)に伝わるルートだけではないことが確認されています。直接、扁桃体に向かう別ルートが存在するのです。そう、扁桃体とは「ファイト・オア・フライト」に関係する場所。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 脳梗塞などの異常で視覚機能を失ったとしても、扁桃体で人の表情を判断することができます(blindsight)。人間の場合は。

 「無財の七施」中の「眼施(げんせ/がんせ:やさしいまなざし)」と「和顔施(わがんせ:和やかな明るい顔)」は、相手を「ファイト・オア・フライト」から救い出すための古からの智慧といえそうです。

 F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

  

-追記3

 試行錯誤するうちに、講義を2本立てで構成することを思いつきました。「思いっきりシンプルな話」と「最新情報」の2本立て

 

 昨日(20211021日)より「2021年度下期苫米地英人アカデミー」の募集が始まりました。今期は、なんと、「マスター・コーチ向けカリキュラムの解放」です!
 詳細はこちら(苫米地博士のメッセージを視聴することができます)↓

 https://maxpec.net/academy2021h2/

 

 今期も講師を務めさせていただきます。私の講義は「2本立て」...「シンプルさを追究した理論的な内容」と「実装のための具体的な話」です。さらに、その2つを統合した「1つのゲシュタルト(connect the dots)」として感じていただけるように取り組みます。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

入門者にとっても、上級者にとっても、最高の講義となることを確信しています。超情報場でお会いしましょう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24204264.html

 

-関連記事-

PM-04-10~11:すでに始まっている医療に抽象度を取り入れる試み

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8292888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293064.html

PM-05-06:そもそも教育とは?-3-1)学習を促進する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

F-020:研究はすべてに通じる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7554483.html

F-071~:「糖尿病リスク予測ツール」に思う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_319922.html

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 

2021年度下期苫米地英人アカデミー

苫米地英人公式サイトから引用

苫米地英人公式サイト (hidetotomabechi.com)

 


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