Q-014:人生には、なぜゴールが必要なのですか?
ゴールの重要性、必要性に関しての質問をいただきました。
Q:人生には、なぜゴールが必要なのですか?
A:私の答えは、「ゴールが目の前のすべてを生みだすから」です。
ゴールがない人にとっての目の前の世界(宇宙)は、「昨日までの記憶により生みだされた現状」に過ぎません。ゴールがあったとしても、それが“現状の外”に設定されていなければ、その延長上にある未来は「現状(SQ:Status Quo、ステイタス・クオ)」です。
現状維持にひらめきや創造性は不要です。生きる力でさえ、さほど必要とはしていません。無意識にとっては。
「I×V=R(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html)」で紹介したとおり、認知科学以降「現実(Reality)」の定義は変わりました。
目の前の世界(宇宙)、すなわち「現実」をつくりだすものは臨場感を伴ったイメージです。「臨場感を伴ったイメージ」があなたにとっての「現実」です。
臨場感は、もともと人間が持っている感覚能力がつくりだします。その感覚とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感で得られる情報が生みだします。人間の場合、さらに言語情報が加わり、六つ(数学が得意な人は数学まで入れ七つ)の情報入力経路(モーダルチャンネル)からの情報をもとに臨場感をつくりあげます。
人間はある世界に強い臨場感を持つと、その世界が仮想空間であってもリアルだと認識します(もっと正確に表現すると、「強い臨場感を感じる仮想世界が”リアル”としてマインドで生みだされる」)。
「ある世界」を最初に決める行為が「ゴール設定」です。
よって、ゴール設定とは、「未来を創るもの」であり、「時間の流れを生むもの」であり、「認識する世界(宇宙)を変えるもの」であり、「ひらめきの源」「創造力の源」であり、そして、「生きる力の源泉」であるといえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
さらに、「縁により起こる」という釈迦哲学を用いてゴールについて再考察すると、もっと大きなものが見いだせるようになります。下記記事を参考に、ぜひゴールが生みだす現実(リアル)について思いめぐらしてみてください。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html
最後に、多くの反対にもめげず、“夢の国”を物理空間に生みだしたウォルト・ディズニーの言葉を紹介いたします。次回からは、この言葉を紹介させていただいた「第12回霧島市(鹿児島県)学校保健研究会」(180124開催)でいただいた御質問・御意見に対しての私の回答を投稿いたします。お楽しみに。
夢を追い求め続ける勇気さえあれば、それは実現できるんだ。
いつだって忘れないでほしい。何もかもすべて一匹のねずみから始まったということを。
All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them.
I only hope that we don’t lose sight of one thing – that it was all started by a mouse.
ウォルト・ディズニー(1901~1966年、アメリカ合衆国のアニメーター)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)