苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: Q:質問等回答編

Q-291:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.11;縁起的コミュニケーションのために>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、モニタリングの意義について確認し、さらに抽象度を上げながら考察しました。

 今回が最終回。思いっきりシンプルにまとめたいと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29916746.html

 vol.10;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29942186.html

 vol.11;縁起的コミュニケーションのために

 

 

A11認知科学者 苫米地英人博士は、「感情が起こるメカニズム自体はそれほど重要ではない」と語られています。博士が大切だとされているのは「文脈」。

 

 感情の「文脈」を理解し、娯楽として楽しむこと

 そして、ゴール達成のために感情をコントロールすること

 

 その「文脈」について、苫米地博士はこのように語られています。

 以下、博士の著書「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー)より引用します。

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: ビジネスで圧勝できる脳科学 eBook : 苫米地 英人:

 

 

知らないことを見えるようにする

ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼできないのです。

もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味をもつもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思いだしてください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 

 情報(入力) → 文脈(知識+ゲシュタルト) → 認識

 

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

 苫米地博士が語られる「文脈」とは、「知識とゲシュタルトを組み合わせたもの」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 では、「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情を認識として生みだす文脈(知識+ゲシュタルト)とは何でしょうか?

「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ために、どうやって文脈(知識+ゲシュタルト)を生みだせばよいのでしょうか?

 

 

 その答えはすでにコーチングの祖 ルー・タイスさんが教えてくださっています。

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.

 

 Goal comes first. Reality is second.

 

 そう、ゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すこし詳しくいうと、文脈とは「ゴール側の縁起」。新たな文脈=新たな縁起を生みだす行為が「ゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゴールのポイントは、1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定する。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 縁起の観点でいうと、ゴールのポイントの中でもとくに意識に上げるべきなのが「2)自分中心を捨て去る」。復習ですが、「意識に上げる」とは「無意識の意識化」であり、Rゆらぎを引き起こすモニタリングのことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 苫米地博士はモニタリングがいわゆる「無の境地」であると喝破されています。さらに抽象度を上げていうと、無と有を包摂した空を志向する「空の境地」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 「空の境地」でRをゆらがせながら臨場感豊かに作り上げるものが「ゴール側の縁起」。自分中心を捨てながら新たに構築する縁起とは、未来の社会であり、夢のような世界(w1)のこと。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そんな「ゴール側の縁起」を「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情でいっぱいにするために何らかのゴールを設定すると、目の前の現実世界でやるべきこと(エンドステート)は「自分以外の人を喜ばせる」になり、そのための具体的な行動(コース・オブ・アクション、COA)が自然に決まります。

COAとは「想定される状況を吟味した上での、そのいくつかの状況下で行うべき行動パターン」のことです。

 Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 シンプルにいうと「目の前の人を笑顔にする」

 

「笑顔」には、じつは、とんでもない秘密が隠されています。

 F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 今シリーズ通じてのテーマである「ドーパミン」との関連でいうと、なんと笑顔になるだけで中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや、VTAVentral Tegmental Area)というドーパミン神経系の拠点が刺激されます。

腹側被蓋野が刺激されると、ドーパミン分泌(放出)がおこります。

 すると、腹側被蓋野の先にある腹側線条体の側坐核(そくざかく、NAccNucleus accumbens)が刺激されます。側坐核は快楽や幸福感を司る部位です。

そこが刺激されることで、幸せな気持ちになるとともに、イライラがおさまっていきます。

 

 *こちらもどうぞ↓

 Q-076180804 医療講演会レポート vol.4:コーチングが“痛み”に有効な理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 最後に、ぜひ取り組んでいただきたいワークを再度紹介します。とても簡単なワークなので、常に意識に上げて行ってください。

 

 そのワークとは「いつも微笑んでいる crack a smile!」

 

 …smileとは内から湧き出るもの。

ルーさんの「starts first on the inside in your imagination」とマザー・テレサの「Peace begins with a smile」を合わせて考えると

 

ゴール→イマジネーション→笑顔→ドーパミン↑/イライラ↓→幸せ→平和

 

 笑顔は「戦争と差別のない世界」への、そして「戦争と差別という概念さえない平和な世界」への第一歩。さぁcrack a smile

 

 ゴールの臨場感をしっかり感じているあなたのsmileは、きっと目の前の人を笑顔に変えるでしょう。私たちのホメオスタシスは同調するから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 笑顔は心の平和となってひろがり、未来は“無敵”になっていく

 

 苫米地博士に学んでいる私たちの「ゴール側の縁起」には、そんなw1がひろがっています。

 PM-01-18~20:“無敵”の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

 とても長くなってしまいましたが、いただいた御質問を縁に得たインスピレーションを言語化してみました。皆さまと縁ある方々のsmileのために。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

すこし詳しくいうと、文脈とは「ゴール側の縁起」。新たな文脈=新たな縁起を生みだす行為が「ゴール設定」です

 

 苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ『縁起人』として生きろ。」(TAC出版、p199)から引用します。ぜひ「ゴール」を意識に上げながら読んでください。

 

 

 縁起的コミュニケーションと協調性

 縁起人とは、「他人の幸せのために動ける人」です。

 ということは、「協調性があり空間を生みだす人」、ともいえます。協調性の意味は、一般的に「異なる環境にいる者が、互いに助け合いながら、同じ目標に向かって任務を遂行する素質」のことをいいます。

 生活するにあたって、協調性が必要とされるシーンは数多くあります。たとえば、ビジネスシーンで、プロジェクトを進めなければならない場合。子どものために、小学校では他の子の保護者とPTAとして働かなければならない場合。たとえ子どもでも、クラスで文化祭などの催し物がある場合に、その準備などでみなと協力しなければならない機会があるでしょう。そういうときに、協調性がないと、周りに迷惑をかけることになってしまいます。

 しかし、一般企業の入社試験を受ける際、「協調性がある」ことをアピールすると、「主体性がない」と思われるとして、そういう自己PRを勧めない就職活動の書籍もあったりします。一方、自己主張の強い人間をよしとする傾向のある欧米では、自己の意見を主張する人間が好まれたりもします。日本は稲作文化で、長い間村全体で助けあって作業してきた背景があるので、その伝統で協調性がある人間がよしとされている側面もあります。

 

 こういう場合の「協調性」は低い抽象度で使われているので、要注意です。

 たとえば、あなたがアーティストや研究者だったとしましょう。そういう人は、協調性よりも、卓越した技術や類まれなセンスが必要とされます。「ここをもっとこうして欲しい」という意見を、ガンとしてはねつける意志の強さを協調性のなさとされます。

 しかし、あなたが会社や組織に属して仕事をしているなら、職場の人間関係で波風を立てないことは会社員として当然のルールです。そうなると、波風を立てない人が協調性があるということになります。実際、自己主張の強い欧米型の人材は、外資系でもない限り、たいがいは会社で「波風を立てる面倒くさい存在」として敬遠されているものです。

 私がいう協調性はもっと抽象度の高い概念だと、これまでの文脈から理解されたと思います。

 「本来の意味の協調性」を高めるには、どうしたらいいでしょうか?

 それは「一緒に仕事を行うチーム全員で同じゴールを目指す」ことです。そうすることで、自然と強く協力し合えるブリーフシステムが機能します。そうすると、協調性が高い行動を自然に行えるようになるのです。

 引用終わり

 

 

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 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。「現状の外」はゴールのポイントの1つですが、なかなかわかりづらい(実感しづらい)概念でもあると思います。

そこで今回のセミナーではたっぷりと時間をかけながら、シンプルに「現状の外」を追求します。お楽しみに。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

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Q-290:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.10;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」秘訣>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、そしてモニタリングの意義についてまとめました。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

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 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29916746.html

 vol.10;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」秘訣

 

 

A10:「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール実現のための縁(T)に感じられ、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ようになります。すると、「I×V=R」が自由自在。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

今回はその秘訣がテーマです。

私の考える“秘訣”はとてもシンプル。コーチングの祖であるルー・タイスさんの教えをしっかり理解し、実践することです。その教えとは

 

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.  

 

すべての意味のある、永続的な変化は心の中のイマジネーションから始まり、やがて外側の現実を変えていく

 

 

 私たちの世界観は、大脳の側頭葉に保存されている記憶と前頭葉前頭前野にあるブリーフシステム(Belief SystemBS)によって成り立っています。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 ブリーフシステムとは、「認識パターンの組み合わせ」のこと。

詳しくは「自分はこういう人間だ」「世界はこうなっている」という強く信じる思考=信念のことで、それが様々な事象の判断基準となります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そういった信念は「自分を含む世界の地図」。

認知科学では「内部表現(Internal RepresentationIR)」と呼びますが、それは今までの人生の記憶が色濃く影響している「自我そのもののマップ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 ここまでをまとめると、「外側の現実」とは、ブリーフシステムであり、内部表現であり、自我そのもの。さらに抽象度を上げて一言でいうと「記憶現象」です。つまり、鍵は記憶。

 

 先述したとおり記憶が保存されているのは側頭葉ですが、その保存には海馬と扁桃体が深く関わっています。

 海馬(かいば、hippocampus)の役割は数時間から数日の短期記憶の一時保存。それと同時に、側頭葉に保存される長期記憶の出し入れのゲート機能も果たしています。外から入ってきた情報と記憶の照合も海馬の役割です。

 大脳辺縁系の一部である扁桃体(へんとうたい、amygdala)は、すぐ近くにある海馬に働きかけ、出し入れする記憶を増幅したり弱めたりします。いわゆる情動処理の中心的役割を担う場所ですが、とくに不安・恐怖といったネガティブな情動に関わります。

 F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 脳に入力される情報は、海馬によって側頭葉の記憶と照らし合わされます。ここで忘れてはならないのが「I×V=R「マインド(脳と心)にとっては、最も臨場感が高い情報がリアルである」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 もっとストレートに表現すると、「たとえきっかけが“外”だとしても、全情報はマインド内で生みだされている」。大乗仏教的にいうと「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

つまり、もともとは釈迦が述べていた理が、ルーさんが教えてくださる「starts first on the inside in your imagination」の根拠(warrant)といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 側頭葉の記憶と照らし合わされた情報は、プラスもしくはマイナスのものとして処理されます。さらに、視床、腹側被蓋野、島皮質、側坐核、ブリーフシステムが入っている前頭前野と連携して情報が評価され、多種多様な情動が生みだされます。

 Q-076180804 医療講演会レポート vol.4:コーチングが“痛み”に有効な理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 情報とブリーフシステムとの差が大きいほど、情動も大きくなり、扁桃体がその情動をさらに増幅していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 その時が重要な分岐点。

情動優位の「ファイト・オア・フライト」に陥り暴走してしまうか、それとも、論理をも超えてまったく新しい世界(未来)を生みだすか、の分岐点です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 *「ファイト・オア・フライト」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 このプロセスの中で「ドーパミン」などの神経伝達物質が分泌(放出)されます。その「ドーパミン」を物理次元(体、脳)でコントロールすることは困難でも、情報次元(心)でコントロールすることは可能です。ワークを続けさえすれば。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 なぜなら、物理(体、脳)と情報(心)は同じものだから。同じものの抽象度の違いであり、「物理と情報」「体と心」「脳と心」でひとつです。

 L-003~420201… -03~4;身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 物理次元(脳)においては、必ず最後はセロトニンが分泌されます。つまり、楽しい・うれしいなどプラスの五大感情はもちろんのこと、不安・恐怖や悲しみ、悔しさといったマイナスの感情であっても、「最後はセロトニンが関与し(脳)、必ずやすらぎが訪れる(心)」ということ。

 たとえ「怒り狂っている」と揶揄されるほど激しい情動でも、必ず最後は“やすらぎ”です。

 (私の経験はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 

 じつは、私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、「感情が起こるメカニズム自体はそれほど重要ではない」と語られています。博士が大切だとされているのは「文脈」。

 

 感情の「文脈」を理解し、娯楽として楽しむこと

 そして、ゴール達成のために感情をコントロールすること

 

 それが苫米地式です。

 

 

 今回のテーマは「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」ための秘訣でした。

 私はそれをルー・タイスさんの教え「All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality」を理解し、実践することだと思っています。

 

 その実践が「ゴール達成」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 最後にもう一つ、苫米地博士の師でもあるルー・タイスさんの言葉を紹介します。

 

 Goal comes first. Reality is second.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

Q-291につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

じつは、私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、「感情が起こるメカニズム自体はそれほど重要ではない」と語られています。博士が大切だとされているのは「文脈」

 

 以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p6)より引用します。

 

 

 すべての感情には文脈があります。たとえば冒頭に挙げた例でいうと、会社に提出した企画が通らず怒りを覚える人もいれば、悲しみを覚える人もいます。もしかしたら、「よし、これでまた失敗から学べる!」と喜びの感情が湧く人もいるかもしれません。

 同じ出来事に遭遇し、同じ脳内物質が発生したとしても、人によって、それまでの経験や思想によって、生じる感情は異なります。ですから、脳科学的なメカニズムなどではなく、「文脈」を理解しないと、感情を理解することはできないのです。

 引用終わり

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。「現状の外」はゴールのポイントの1つですが、なかなかわかりづらい(実感しづらい)概念でもあると思います。

そこで今回のセミナーではたっぷりと時間をかけながら、シンプルに「現状の外」を追求します。お楽しみに。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

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S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

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「感情」の解剖図鑑



Q-289:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、そしてモニタリングの意義についてまとめました。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由

 

 

A9:前回は「ストレスフリー」に潜む3つの“罠”についてまとめ、苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス)から引用しました。

 

 苫米地博士は「ある程度のストレスとは、抽象度の高い思考をすること」「抽象度を上げるためには煩悩に逆らう必要があるので、脳に適度なストレスを与えることができる」と書かれています。

 

 つまり、「抽象度の高い思考で自らストレスを生みだすこと」が苫米地式「ストレスフリー」!

 

 では、どうしたら「抽象度の高い思考で自らストレスを生みだすこと」ができるのでしょうか?

 

 

 答えはシンプル。

そう、ゴール設定です。ゴールのポイントは3つ。1)心から望み、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に設定する。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

1)心から望み」の主語は「私」ですが、その「私」とはこれまでの記憶でつくられる「私」のことではありません。このままでは絶対に達成できない(=現状の外)ゴールを達成している未来側の「私」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんな未来側(w1)のイメージ(=コンフォートゾーン)を、アファメーションやビジュアライゼーションを用いて強化し続けていると、やがては未来側のイメージが現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それがこの連載で繰り返しお伝えしている「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール実現のための縁(T)に感じられ、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ようになります。すると、「I×V=R」が自由自在。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その秘訣を明かす前に、今回は「ますますマインドのコントロールがうまくなる」理由についてお話しします。

 キーワードは「理不尽度」「セルフコントロール」「情動のコントロール」です。

 

 

 まずは「理不尽度」から。

 前回も取り上げた「ストレス」ですが、じつは、ストレス源(stressor)そのものの程度とは必ずしも相関しません。すべて自分のマインド(脳と心)次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 むしろ「ストレス」と相関するのは「理不尽度」の方。理不尽度が大きいほどストレスは大きくなり、理不尽度が小さいほどストレスは小さくなります。

 その理不尽度は「自己責任感の大小」で決まります。何らかの出来事に対して「自分にも責任がある」と感じる人にとって、その出来事の理不尽度は小さくなり、ストレスも小さくなります。反対に、「自分には責任がない」と考える人にとっては、理不尽度は大きくなり、ストレスも大きくなってしまいます。

 S-04-06~07:心に深い傷を負う理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22746255.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 では、「自己責任感の大小」は何が決めるのでしょう?

 

 私は「縁起空間のどこまでを自分とするか?」が決めると思っています。それはつまり、自分自身による“自我”の定義づけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 部分関数としての自我が拡大・拡張するほど、自己責任感が大きくなり、理不尽度が下がり、ストレスが軽減していきます。その過程はゴールのポイント「2)自分中心を捨てる」と重なります。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その自我、すなわち「縁起空間のどこまでを自分とするか?」のコントロールが、私がイメージする「セルフコントロール」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 最後は「情動のコントロール」。

 自我を拡大・拡張していくと、「ファイト・オア・フライト」と呼ばれるような情動優位状態の制御が上手くなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

抽象度が上がった結果、本能的な大脳辺縁系を前頭葉前頭前野でコントロールできるようになるからです。それは「動物的衝動を理性でコントロールする」ということ。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 もちろんそれは重要なことですが、ここで私がお伝えしたい「情動のコントロール」はもっと身近な話w

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版)より「記憶のパレット訓練」に関する部分を引用します。

 

 

 ●「気持ちいい体験」を強化する!

 次に何をやるかというと、その一つを強化してください。といっても人間の無意識というのはバカなので、いきなり二倍にすることはできませんが、一割増しずつなら強化していけます。

 物理の世界の気持ちよさには、限度があります。たとえば大好きな彼氏彼女と、気分も体調も最高のときに、超高級ホテルで最高の夜を過ごした、というようなことはそう簡単にはありません。また体感にも限度があります。しかし記憶の世界、心の世界、仮想の世界は限界効用が無限の世界です。逓減しない世界です。

 先ほどお話ししましたが、人間の無意識はバカなので、現実の体験をいきなり二倍強くしようとしてもできませんが、一割増しくらいであれば、簡単にできます。一割増しずつやっていけば、結果二倍にすることは可能です。

 二倍くらいになるまで、やってみてください。結構時間がかかるかもしれません。そして絵の具に触れたときに、いつでも二倍に強化された記憶の体感が出てくるようにしてください。

 次に、その五個の絵の具からランダムに二個を取り出します。これを合成して、理想的な気持ちいい体験を作り出します。二個組み合わせるのに成功したら、次は三個、四個、五個と組み合わせてください。

 仮想化から仮想への変換は、元がどこから来たのかわからないほど再合成されたり、細分化されたときに起こります。仮想化現実が仮想現実になります。

 それまでは現実の中に仮想世界が入り込んだ仮想化現実です。プライミング訓練は、仮想化から仮想に変える訓練を同時に行います。五つぐらいの体感を使うと、どこからどれが来たのか、わからなくなります。

 そして、プライミングをストーカーレベルにまで強化します。そのために秘密のパレットを使います。

 引用終わり

 

 

 私がお伝えしたい「情動のコントロール」とは、「体感の強化」のこと。Q-285vol.5)で紹介した主観を客観化するための「NRS」を用いながら、「今、喜び『6』だな」を「「今、喜び『6.1』だな」→「『6.2』だな」→「6.3」→→「6.9」 →「今、喜び『7』だな」と段階的に強化していくことができます。

 

 そうやって「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情を自由に操れるから、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ことができます。

 もちろん、「I×V=R」も自由自在。かつての夢はどんどん現実化していくでしょう。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

Q-290につづく)

 

 

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-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-117Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

 

 

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Q-288:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、そしてモニタリングの意義についてまとめました。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

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 vol.6;モニタリングの意義

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 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

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 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 

 

A8:「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール実現のための縁(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 そうなると、絶望的な状況であっても希望を見つけることができ、苦境の最中でも「喜び」「楽しさ」を感じられるようになります。もちろん、脳内では大量のドーパミンが分泌(放出)されています。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 それは“無我夢中”に生きている状態。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態です。

 

 

 今回は「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」のうち、「ストレスフリー」について確認しましょう。

 

 ところで、「ストレスフリー」という言葉にあこがれを感じませんか?w

 

 「ストレスフリー」を理想とする考えには、じつは、危険な“罠”がいくつか潜んでいます。

 このシリーズでは「無意識の意識化」についてお伝えしています。その意識化の練習として、スコトーマに隠れている“罠”を意識に上げてみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

はっきりとわからなくてもかまいません。まずは何かを感じてください。気楽に。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 どうですか?

では、私が感じている“罠”についてシンプルにお伝えします。ポイントは「縁起」「自由」「モチベーション」です。

 

縁起とは「原因によって結果が起きる」という釈迦哲学の根幹にある教え。それは「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」という理であり、「関係が存在を生みだす」という見方です。「存在が関係を生みだす」という西洋的な見方とは正反対です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 縁起を突きつめると、「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」「すべてマインド(脳と心)が生みだしている」というプリンシプルに行きつきます。ストレスに関連していうと、「ストレスという絶対的な存在はない」「ストレスはマインドが生みだしている」という感じ。

それをコーチング的に表現しなおすと、「ストレスというイメージ(I)の臨場感の高さ(V)がストレスをリアル(R)にしている」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 縁起の無理解が「ストレス」をリアルにしている(R化) それが1つ目の“罠”。

 

 

 「ストレスフリー」の「フリー」とは、「束縛や拘束がなく、義務を免除された状態」という意味の古英語「freo」を語源とする「free」のこと。つまり、ストレスの存在を前提とした上での「ストレスがない」「ストレスから解放されている」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そんな西洋的な「フリー」に対して、釈迦に由来する日本語本来の「自由」は「自らに由る」という意味です。コーチングにおいてブリーフシステムに該当する「自」は、ふつうは他人や社会の価値観によってつくられています。時間でいうと過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、「ストレスフリー」にこだわるほど、ストレスに囚われ、過去に縛られる それが2つ目の“罠”。

 

 

 仮に「ストレスフリー」を実現したならどうなるでしょうか?

 

 コーチングでよく用いられる「輪ゴムを引っ張ると」の例のように、現状とそれとは違うゴールの世界のイメージ上のギャップがストレスを生みだします。コーチング用語ではギャップ=認知的不協和です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 そのギャップ=認知的不協和は「エネルギーと創造性の源」でもあります。

 Q-178:家族ががんで治療中です… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 「ストレスフリー」とは、「ギャップ(不協和)が解消した状態」のこと。そのままではエネルギーと創造性が失われ、やる気がなくなってしまいます。モチベーション「0」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 Q-240:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 ストレスフリー=やる気がない=モチベーション「0それが3つ目の“罠”。

 

 

 そのような理由により「ストレスフリー」には十分気をつけなければなりませんが、実際にはコーチング実践者の心はいつも「ストレスフリー」です。

余裕で“罠”を克服した上で、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態」を満喫しています。もちろん、気楽に。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 なぜでしょうか?

 

 最後に苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス)から引用します。「ストレス」と「幸せ」の関係を体感しながら、その秘訣(秘密)を受け取ってください。Feel

 

 

原始時代に戻れば「幸せ」になれるのか?

 もう少し、脳の話を続けたいと思います。

 原始時代の幸せと現在の日本のような時代の幸せは異なります。その理由は、抽象度の高さによるといいました。

 しかし、脳だけを見ると、原始時代と現代で違いはありません。ほとんど変わっていないのです。

 たとえば、原始時代を4000~5000年前のことだとします。そのくらい前なら、私たちにとって十分に原始時代といえます。100年前でも電化製品はないわけですから、4000~5000年前の生活は、原始時代といってもいいでしょう。

 そして、脳は万年単位で進化するものなのです。

 つまり、原始時代の人と現代人の脳は、ほとんど同じ脳だということです。だから、4000~5000年前の人が本当に幸せな日々を送っていないかぎり、原始時代の生活に戻ることが幸せになる保証はないのです。食糧事情のみならず、あらゆる理由で平均寿命が極端に短かった当時の人たちが幸せだったかは疑わしいところです。

 しかし、万年単位になると、脳はサルやチンパンジーに近く、前頭前野がいまのように進化していない可能性があります。そのころは、お腹いっぱいになるだけで幸せだったかもしれません。

 でも、幸せを感じるメカニズムの基本は、原始時代の人も現代人も同じです。

 それは、先述したとおり、セロトニンが出るかどうか―。

 満腹になるだけでも、セロトニンが出ます。これは、おそらく今でも同じでしょう。ところが、いまは前頭葉があるため、満腹になってもほかの悩みが存在するのです。満腹だけでは満足できないということです。

 少なくとも縄文時代、弥生時代くらいまで進化すると、満腹だけでは満足できないようになりました。

 卑弥呼が登場して倭の国を統一しようとしたのも、さらなる欲求が生まれてきたからです。権力があると幸せな人が登場してきたわけです。これは抽象度が上がったということでもあります。

 だから、縄文時代、弥生時代の人が原始時代に戻っても幸せにはなれない。権力というものがなければ幸せになれないようになってしまったのです。

 現代の日本でいえば、権力が欲しい人もいれば、物欲を満たしたい人もいる。自己顕示欲もあれば、承認欲もあります。さまざまな欲求があるので、同じ脳だからこそ、原始時代に戻っても幸せにはなれないのです。

 

 バブル世代の人が生活レベルを下げられないというのは、よく聞く話。一度上がった生活レベルを下げるのは大変です。

 本来、幸せと生活レベルはいっさい関係ありません。

 アメリカでいちばんお金持ちといわれているマイクロソフトのビル・ゲイツでも、貧乏な生活をしています。家は大きいけれど、ジーンズにセーターという普通の恰好をしているし、いつもハンバーガーを食べています。

 だから、本当の幸せは生活レベルとは関係ないのです。あくまでも脳の情報処理が、抽象度が高いレベルで行われているかどうかによるのです。

 つまり、いまのあなたの生活レベルにいっさい関係なく、誰でも幸せになれるということです。

 ストレスのない生活を幸せと思うのであれば、ストレスのない生活をすればいいだけの話です。

 しかし、実際はそうではありません。

 ストレスがあるということは、いろいろな神経伝達物質が出るということ。最終的にはセロトニンも出ます。

 つまり、ある程度ストレスがあるほうが幸せだともいえます。ただ、ストレスが多すぎると自律神経が失調します。

 ある程度のストレスとは、抽象度の高い思考をすることです。抽象度を上げるためには煩悩に逆らう必要があるので、脳に適度なストレスを与えることができます。

 STEP5で『「幸せ脳」をつくる110分トレーニング』を紹介しますが、このトレーニングは抽象度を上げるトレーニングでもあるのです。

 引用終わり

 

Q-289につづく)

 

 

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Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめました。前回からは「モニタリングの意義」。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

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 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

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 vol.6;モニタリングの意義

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 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 

 

A7:前々回までは「ドーパミンをモニタリングする」ことがテーマ。

物理次元でドーパミンを正確にモニタリングすることは簡単ではありませんが、情報次元での「喜び」「楽しみ」をモニタリングすることは可能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「モニタリング」について、苫米地式で考察します。前回は「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(サイゾー)から引用しました。今回は苫米地博士の最初の著書「洗脳原論」(春秋社、p141)からの引用です。

 

 

 アンカーの性質はトラウマと似ている。トラウマも場合によっては、意識に上げるだけで効果が大きく減少することがある。また意識上で解決させる方法もある。その技術のひとつには、第2章でも説明したとおり、リフレーミングとエリクソン派の学者が呼ぶものがある。

 たとえば、子供のときにアルコール中毒の親に虐待された子供がいるとしよう。子供のときは親は絶対的な存在で、虐待を自分に何か落ち度があるからだと感じて、トラウマが形成されてしまったとする。その子が大人になってお酒を知り、酔っ払いの醜態を知ったのちに、退行催眠などで子供のときの記憶を思いださせると、そのトラウマがとれることがある。要するに、私の親はただの酔っ払いオヤジだったのだと理解するわけである。

 これもリフレーミングのひとつの例である。いってみれば、まず無意識下の情報を意識化し、新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈するのである。

 引用終わり

 

 

 「無意識下の情報を意識化し」というのがモニタリング。

前回確認したとおり、モニタリングを行うと「Rゆらぎ」の状態になります。「Rゆらぎ」とは、「無意識に感じていることを意識に上げることで、リアリティ(R)をゆらがすこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 「Rゆらぎ」を利用すれば、より抽象度の高い世界に強い臨場感を感じることができるようになります。それは「より抽象度の高い世界」が現実化しやすくなるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「より抽象度の高い世界」とは、ゴール(未来)側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 苫米地博士が書かれている「新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈する」とは、「ゴール側のCZ=ゴール側のブリーフシステム(Belief SystemBS)」で現状を評価しなおすということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、ラベリング。

 私たちは重要なことのみを認識しており(RASを通過)、重要性の低いことは認識していません(スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その認識を決める重要度を「ゴールから考えたとき、どのくらい重要か」という尺度に統一することがラベリングの目的です。具体的には、目の前の世界すべてに対して、イメージで「T」「Nil」「D」と貼り付けていきます。

 

 

 <ラベリング>

 認識したものすべてに「T(ティー)」「Nil(ニル)」「D(ディー)」のどれかを貼り付ける

 

 T:ゴールに関係すること(ゴール達成の妨げになることも含む)

 Nil:ゴールと関係ないこと

 D:「T」でも「Nil」でもない情動(怒り、後悔、悲しみ、不安など)

 

 

 ラベリングは時間をかけず、情報を認識した瞬間に行います。

 

 まずは「D」を減らしましょう。「D」は完全にマインド次第です。情動をモニタリングし(無意識の意識化)、ラベリングすること(ゴール側から再評価)自体がエモーションコントロールになります。

 Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 次に「Nil」が減るように行動を見直していきましょう。「Nil」には「have to(~ねばならない)」が入り込んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「Nil」が続くときは、「なぜhave toなのか?」「want toは何か?」「そもそもゴールは何だったか?」について考えてみましょう。ゴールはどんどん更新(再設定)するもの。気楽に新しいゴールを思い描いてください。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール達成のための縁(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そうなると、絶望的な状況であっても必ず希望を見つけることができ、苦境の最中でも「喜び」「楽しさ」を感じられるようになります。もちろん、脳内では大量のドーパミンが分泌(放出)されています。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 それは“無我夢中”に生きている状態。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態です。

 

Q-288につづく)

 

 

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-関連記事-

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

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Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.6;モニタリングの意義>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめました。今回からは「モニタリングの意義」。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 

 

A6:前回までは「ドーパミンをモニタリングする」ことがテーマ。

物理次元でドーパミンを正確にモニタリングすることは簡単ではありませんが、情報次元での「喜び」「楽しみ」をモニタリングすることは可能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「モニタリング」について、苫米地式で考察します。まずは理論的な話から。

おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(サイゾー)のコラム(9月:バイオパワーの撃退法)から引用し(青字)、解説を加えます。

 

 

 あなたが本当のゴールに気づくことを阻むのはドリームキラーだけではありません。バイオパワー(生権力)という相互監視的な社会の枠組みがあります。バイオパワーとはイギリスの哲学者のジェレミ・ベンサムが刑務所の設計に用いた「パノプティコン(一望監視施設)」に由来するものです。建物の真ん中に監視所があり、囚人たちを一望できます。囚人としてはいつ見られているかわからないので、「いつも見られている」という意識を持たされます。

 

 相互監視的な社会の枠組み」であるバイオパワーとは、「人々の生活の中で、その営みを行うための日常的な関係の中から自然に生みだされる権力」のことです。

すでに社会の隅々にまで浸透し、無意識のレベルで日常的な服従が強制されているといえます。AIおよびIT技術が発達する未来においては、ますます強大な力になっているはずです。

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 

 ジェレミ・ベンサムはこのシステムをよいこととして考えたのですが、ミシェル・フーコーはこれを転用して、現代の社会の枠組みがパノプティコンになっていると考えました。すなわち、社会のシステムは相互監視によって、パノプティコンになっているというのです。互いが互いを監視し牽制し合うことで、囚人のように行動を管理・統制されています。私たちは大きな牢獄の中に閉じ込められているような状態です。

 

 監視」「牽制」「管理」「統制」というのは自由がない状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 バイオパワーによってwant toが奪われ、have toが強制されていくと、本来はすべての人が持っているエネルギーと創造性がどんどん失われていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 *「エネルギーと創造性」について、詳しくはこちら↓

 Q-178:家族ががんで… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 

 現代社会という牢獄では、認められた夢しか持ってはいけません。資本主義という洗脳に合致するような奴隷の夢を持つことが奨励されます。それ以外の夢を持とうとすると、パノプティコンによって発見され、バイオパワーによって排除されそうになるのです。例えば、「よい学校・よい会社に入る」というレールから外れようとするだけで、親兄弟や友人、教師までが反発します。「そんなことでは社会では生きていけないよ」と善意から脅してきたりします。

 

 ドリームキラーの誕生です。コーチングに興味を持っている皆さんには、きっと辛い思い出があるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 とくに若い方々は、ドリームキリングに決して屈しない強靭な(狂人なw)マインドセットをつくりあげて欲しいと願っています。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 そのための最初の一歩は、じつは、驚くほどシンプル!

 

 

 では、私たちはどうすればよいのでしょうか。答えは単純です。このバイオパワーに気づけばよいのです。無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げることで、バイオパワーの影響を下げることができます。気づきさえすれば、奴隷状態から解放され、自分自身の真のゴールを認識することができるのです。

 

 最初の一歩とは「バイオパワーの存在を意識に上げること」。

 F-163:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 つまり、モニタリングです。モニタリングを続けることで、無意識を意識化することができるようになります。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 ところで、なぜ「無意識の意識化」が重要なのでしょう?

 

 

 バイオパワーに無意識に影響を受けるのではなく、バイオパワーの存在を意識に上げることができれば、それが「Rゆらぎ」(相手が無意識に感じていることを意識に上げさせることで、相手のリアリティ「R」をゆらがすこと)として機能します。そうやってバイオパワーを無効化することができるのです。

 

 答えは「Rがゆらぐ」から。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態を「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」と呼びます。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 カテゴリ(フリーテーマ):自分のリミッターをはずす!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「〇〇」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

Q-287につづく)

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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F-006:狂い咲き part

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5305837.html

F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

S-01-19:コーチング的視点で考えるバイオパワーの問題

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076797.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版



Q-285:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 

 

A5:今回のテーマは「ドーパミンをモニタリングする」。

 

前回述べたとおり、「『喜び』『楽しみ』と『ドーパミン』は同じものの抽象度の違い」と考えることができます。

 

 となると話はシンプル。実際に「ドーパミン」をモニターすることは困難ですが、「喜び」や「楽しみ」ならば簡単にモニターすることができます。

なぜなら、それらは主観だから。すべて情報であり、自分のマインド(脳と心)次第です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

  

自由自在な主観をあえて相対化するためにお勧めするのが、医療現場での「痛みの強さの評価法」の応用です。相対化することで主観を客観化することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

例えば「NRSNumerical Rating Scale)」では、痛みを0から1011段階に分けて、「まったくない」を0、「最強・最大」を10とします。そうすることで痛みという本人だけが知りうる情報(苦しみ)を他者と共有できるようになります(経時的な変化を把握するという意味もあります)。

その他にも、痛みを視覚化する「VASVisual Analogue Scale)」や「FPSFaces Pain Scale)」、言葉で表現する「VRSVerbal Rating Scale)」があります。

 

 

痛みの強さの評価法

日本緩和医療学会HP>がん疼痛の薬物療法に関するガイドラインより引用

ガイドライン|日本緩和医療学会 - Japanese Society for Palliative Medicine (jspm.ne.jp)

 

 

 「NRS」の要領で、「痛み」の代わりに「喜び」「楽しみ」といった感情を定量化することができます。定量化を繰り返していくと、「今、喜び『6』だな」とか、「楽しみ『10max~♪」といった感じで、自分自身の状態を“客観的”に評価することができるようになります。

 

 それは「無意識を意識に上げる」こと。その積み重ねにより「1つ上の認識」が生まれると、「自分の行為の内省的な認識に意味を持たせる」ことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

違う表現では「リアリティを上げて、常にそれをコントロールする」。苫米地博士は「それが生きているということ」と述べられています↓

 F-163:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 「無意識を意識に上げる」こととは、つまりモニタリングです。

 それは脱洗脳の基礎であり、コーチングの大切な基盤でもあります。RAS/スコトーマとも関係する大切なポイントですので、ぜひしっかり理解してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-280:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました <後編;RAS=意識と無意識に介入し、選択的に見せるシステム>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29681889.html

 

 私は「喜び」「楽しみ」のモニタリングは正確でなくていいと思っていますが、もしも実際にドーパミンを測定しながらモニタリングできたなら、かなり正確に把握できるようになるはずです。

 じつは物理空間(脳、体)と情報空間(心、意識)とのリンクを高める方法があります。その1つが「バイオフィードバック(Biofeedback)」です。

 

 *注意!

 物理空間(脳、体)と情報空間(心、意識)は同じ。抽象度の違いであり、「脳と心」「体と意識」「物理空間と情報空間」でひとつです↓

 L-003~420201… -03~04:身体と心は〇〇○○

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 バイオフィードバックとは、「人間の、不随意筋の働きによる心拍のような通常では自覚や制御が難しい現象を、センサーなどで検出して人間が感覚できる音や光などに変換し、対象者に自覚させるフィードバックと発現する現象を意識的に制御する技術や技法である。生体自己制御とも称される」というもの(Wikipediaより)。

 

 私たちは、じつは、「通常では自覚や制御が難しい現象」を「意識的に制御する」ことができます。「できない」「難しい」と思い込んでいる(思い込まされている)だけです。

まずは、その“心のリミッター”を解除しましょう!

 カテゴリ(F):自分のリミッターをはずす!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p182)より引用します。

 「無意識を意識に上げる」ことが、脱洗脳の基礎であり、コーチングの大切な基盤でもあることを意識に上げながらお読みください。Feel

 

 

 変性意識の研究

 徳島大学ではマグネットをまわさないでできる認知モデルの研究ということで、「変性意識研究所」を開設し、いろいろな被験者を招いて研究した。脳波計を使った。被験者を変性意識状態に導き、脳波を計り、そこで生体情報に出てくる変異を読みとるのだ。

 変性意識状態に導くには、主にバイオフィードバックによる方法を用いた。スタンダードな機械としては、そのときの脳波の周波数に合わせて、目の前のライトを点滅させるものがある。本人に脳波の周期がフィードバックされることによって、意識がある一定の状況に固まってくる。私が作ったのはそれを応用したもので、コンピューターのモニター上に、本人の脳波に関わるいろいろな情報を三次元グラフィックスや色の変化で表わし、それを見ていると、こちらが出してもらいたいと意図している脳波、たとえばアルファ波やシータ波が支配的な状態になるように設計してある。

 その研究によって、ふたつのことがわかった。ひとつは、生体情報から脳内情報に対して、あるいは脳内情報から生体情報に対して、強力な影響を与える機械を作ることが可能であること。もうひとつは、記憶はある程度人工的に自由に合成したり、再合成したり、変えたりすることができることである。

 引用終わり

 

Q-286につづく)

 

 

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Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

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Q-284:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

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 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

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 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 

 

A4:今回のテーマは「ドーパミンをモニタリングする」。

 

「脳内のドーパミン量をモニターすることができるのだろうか?」と疑問に思いませんか?

 

物理次元で考えると、答えはNoです。脳内の変化を、測定機器なしで、リアルタイムに、しかも正確に把握することなんてできません(ハズ)。

 

 ところが、苫米地式という観点で考えると、答えはYes(たぶんw)。訓練は必要ですが、そのうちしっかりモニターすることができるようになります。その理由を考えながら読み進めてください。参考にこちらをどうぞ↓

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 まずはドーパミンについて確認しましょう。

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 欲求が満たされると、その刺激が脳に伝わり、ドーパミンが分泌されます。それによって中枢神経が興奮し、喜びや楽しさという感情が生まれます。

 喜びや楽しさを感じるとき、じつは、人は変性意識状態に入っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23514720.html

 

 変性意識状態とは、いわゆるトランス状態のこと。「感じたこと」「考えたこと」など情報空間での出来事に対して、物理空間以上に臨場感を感じている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

「喜び」や「楽しさ」は、まさに「感じたこと」「考えたこと」であり、情報空間にあります。情報空間でのImageが(I)目の前の物理的現実世界よりVividになるほど(V)、そのImage(「喜び」「楽しさ」)はますますRealになります(R)。

PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「喜び」「楽しさ」といっても人それぞれですよね。例えば、叩かれることは普通は嫌なはずですが、中にはこの上ない喜びを感じる方もいらっしゃいますw

 その違いは「意味づけ」にあります。「喜び」「楽しさ」といった感情は、人が変性意識状態に入り、脳による意味づけを受け入れたときに引き起こされます。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 じつは、社会的日常は「軽度変性意識状態」です。それは誰もが洗脳されうる危険な状態でもあります

 

 と、苫米地博士が語られています(「バラいろダンディ」2022822日)。こちらを御確認ください↓

 "洗脳"のリスクをよく理解して認知戦の現代を生き抜け Dr.苫米地 2022年8月22日 - YouTube

 

 

220822 洗脳(バラダン)-3

「バラいろダンディ」(TOKYO MX2022822日放送回)より引用

 

 

 ところで、なぜ「軽度変性意識状態」は誰もが洗脳されうる危険な状態なのでしょうか?

 

 そう、一番臨場感が高いImageが(I×V)、その時のRealityR)だから。

「軽度変性意識状態」は「一番臨場感が高いImageI×V)」を作りやすいと同時に作られやすい状態でもあります。他者によって「I×V」を作られてしまうと、強制的にRealityが書き換わります。それが洗脳です。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 では、「一番臨場感が高いImageが(I×V)、その時のRealityR)」なのはなぜでしょうか?

 

 その答えは「(人の場合)ホメオスタシスが情報空間にまで働いている」から。それが苫米地理論の第一世代「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」です。

 PM-01-08~10:サイバーホメオスタシス仮説(CH理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 “Real”は情報空間中にひろがっています。

抽象度を軸とする場合、情報空間の底面が物理空間、頂点が空(くう)です。私たちは本当は物理世界から空にまで、同時に、シームレスに、ダイナミックに存在しています。それが生命現象です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「物理世界から空にまで、同時に、シームレスに、ダイナミックに存在している」を違う表現で述べると、「生命は情報」「高次情報空間では心、底面では体」「心と体は同じものの抽象度の違い」という感じ。

 L-00320201… -03~04;身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 それを今回のテーマでいうと、「感情は情報」「情報空間では『喜び』『楽しみ』、底面では『ドーパミン』」「『喜び』『楽しみ』と『ドーパミン』は同じものの抽象度の違い」。

 

 クリアですか?

 「苫米地式では脳内のドーパミン量をモニターすることができる」と断言する理由は、「『喜び』『楽しみ』をモニターすること」と同義だからです。

 

Q-285につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

欲求が満たされると、その刺激が脳に伝わり、ドーパミンが分泌されます。それによって中枢神経が興奮し、喜びや楽しさという感情が生まれます

 

 より正確にいうと、欲求が満たされる前からドーパミンは分泌されます。それを「プライミング」と呼びます。苫米地博士の著書「脳と心の洗い方 ~『なりたい自分』になれるプライミングの技術~」(フォレスト出版)で詳しく学ぶことができます。

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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-関連記事-

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 

脳と心の洗い方

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Q-283:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 

 

A3:「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになる

 

 ところで、「イライラ」と「ドーパミン」とでは、どちらの方がコントロールが難しいと思いますか? その理由は?

 

 よりコントロールが難しいのは「ドーパミン」の方です。

 その理由は「ドーパミンは物理空間上の物質であり、物理的制約を受ける」から。物理空間は情報空間の一部。抽象度を軸にした場合の情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 物理空間上の存在である「ドーパミン」に対して、「イライラ」は情報空間での現象のこと。そもそも抽象度が違います。

 抽象度が高くなるほど、制約が少なくなっていきます。よって、より高い抽象度次元ほどコントロールはしやすくなります。理論的には。

 だから私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、「『うつなんですけど、どうしましょう』と言われたら、『うつをやめろよ』と言って終わり」と話されます。

 「うつ」は情報空間(心)での現象であり、自分が自らやっているものだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 

 コーチング理論でいうと「I×V=R」。

 ImageImagination)の臨場感が高いほど(Vivid)、そのImageはやがて現実化していきます(Reality)。「うつ」というイメージ×臨場感が「うつ」をうみだすのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 □物理空間上の存在である「ドーパミン」に対して、「イライラ」は情報空間での現象のこと。そもそも抽象度が違う

 □抽象度が高くなるほど、制約が少なくなっていく。よって、より高い抽象度次元ほどコントロールはしやすくなる

 

 だから1つ(あるいは2つくらい)抽象度を上げて解決する」。それが基本です。

 L-05820208… -04;抽象度を上げる秘訣 <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 抽象度を上げて解決するために「物理空間の問題は全部情報空間からきている」「人間は情報空間に物理空間と同じように臨場感を持てる」ことを心から理解すること、つまり「空(くう)の理解と体得」が最も重要 でした。かつては。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ところが、現代人の悩みの多くは、物理空間ではなく、情報空間の苦しみです。悩み自体がどんどん情報化しています。したがって、情報空間起源の物理空間の問題(case)を解決すること(plan)が現代における救済といえます。それは「仮の実践」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 わかりやすいように、心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)の「欲求階層説」で考えてみましょう。

マズローは、「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を五段階の階層で理論化しました。それが「欲求階層(段階)説」で、「自己実現理論」とも呼ばれています。

それによると、人間の欲求は五段階のピラミッドのようになっており、下位の段階の欲求が満たされるとより高次の欲求を目指すと説明されています。下位より、1)生理的欲求(Physiological needs)、2)安全の欲求(Safety needs)、3)所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)、4)承認(尊重)の欲求(Esteem)、5)自己実現の欲求(Self-actualization)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 


自己実現理論(Wikiより引用)

欲求階層説(自己実現理論)

Wikipediaより引用

 

 

 これは個人レベルの人間形成の話ですが、個の集合である人類自体の進化とも重なります。つまり、現代人のリアルは物理空間での1)生理的欲求(Physiological needs)から情報空間での5) 自己実現(Self-actualization)に向かって移行しているということ。

だから、「現代人の悩みの多くは『情報空間の苦しみ』」なのです。

 

 さらに、晩年のマズローは、五段階の上にさらに「自己超越の階層(Self-transcendence)」があると付け加えました。つまり、自我が拡張していくということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 したがって、個人の悩みも拡張しながら自分以外の人や事柄の悩みになっていきます。縁起中に問題(課題)がひろがり、縁起中に解決がひろがっていくという感じ。「存在も情報空間、相手も情報空間。情報空間対情報空間の関係。銀行ローンみたいなものに悩む」と苫米地博士は語られています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そのような理由により、「『イライラ』と『ドーパミン』とでは、どちらの方がコントロールが難しいと思いますか?」という質問に対して、現代社会においては簡単に答えることができないのです。実際は。

 

 最後に、苫米地博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ)より引用します(p187)。次回のテーマは「ドーパミンのモニタリング」ですが、その「モニタリング」の秘訣がここにあります。ぜひ感じてください。Feel

 

 

 縁起の世界認識を使う

 金利を払うべきなのは自分ですが、問題になるのは自分以外の仮想空間だということです。現代は自我が情報空間まで拡張しているのです。それは縁起の思想の中では当然の帰結として間違っていません。縁起の思想は普遍的な真理なので今でも通用します。ただ、解決法が現代にじゅうぶん適応されないので、現代人の高いIQと慈悲で解決策を出していく必要があるのです。

 大事なのは、解決策を出していくヒントを与えられることであって、直接解決できることは本来重要ではありません。ぜんぶ他人との関係になってしまう現代特有の問題を、現代の智慧で解決しようとすることが大事です。

 引用終わり

 

 

Q-284につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

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Q-204~:「縁起」と「因果」

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

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近未来のブッダ



Q-282:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

  

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-


  

A2:前回はこんなワークを紹介しました。

いつも微笑んでいる crack a smile

 

 いかがでしたか?

 ただ微笑んでいるだけで起こる変化の大きさに驚かれているのでは?

 

 今回はもっと本質的な「ドーパミン分泌の秘密技」をお伝えします。

 

 

私たちは目の前の世界をありのままに認識しているわけではありません。知識があり(すでに知っていて)、重要度が高く、役割(責任)を感じているもののみを認識しています。

その他の情報はスコトーマに隠れ、認識にあがりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 その重要度は過去の記憶によりつくられていきます。その多くは他人や社会からの刷り込みです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、私たちは他人や社会の呪縛によって過去に閉じ込められているということ。そのような状態のまま生きることは「無人運転」と同じ。よくて「自動運転」です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 そんな呪縛から自らを開放する行為が「ゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

1)心から望むゴールを、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”に設定することではじめて、本当の自分の人生を生きることができるようになります。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 自ら設定したゴールに向かって生きていると、目の前の世界がすべてゴール達成のための大切な縁(T)に感じられるようになります。どんどんスコトーマが外れ、ゴール達成のための大切な情報を見つけていくでしょう。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そんな体験を繰り返していると、「すべてがつながっている」ことが実感できるようになります。それは縁起の理解と体得です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 さらに、これらのプリンシプルを無意識が理解すると

 

ゴール(未来)から現在に向かって時間が流れている

ゴールが先、現実が後(Goal comes 1st. Reality is 2nd.

目の前の世界はすべてゴール設定の結果

 

理不尽度が0になります。すべてが自分の選択であり、すべてが“自分自身”だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 理不尽度0はストレスフリーの状態です↓

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

その時、人はシンの自由を実感するはず。シンの自由とは、「自らに由る」という釈迦の教えに由来する自由。思考や行動の判断基準を自らに置いた心の状態のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ぜひ自由に生きてください。自由に生きるほど、結果としてドーパミン分泌は増えていきます。繰り返しますが、それはゴール設定からはじまります。

そして、そのゴール設定は、自分の未来に関心と責任を持つことからはじまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 自由を感じながらゴールに向かっていると、自然にsmileがあふれでてくるでしょう。

 そのsmileは皆さん自身だけでなく、皆さんとつながる人たちにもひろがっていきます。smileは“感染”するから(そのあたりはこのシリーズの最後に)。やはり

 F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

 

Peace begins with a smile.

 

Q-283につづく)

 

 

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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-関連記事-

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

Q-271~:現状の外に飛びだす勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 

Q-281:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 

 

A1:はじめに重要な事実をお伝えします。「イライラ」は全然悪いことではありません。

「イライラ=悪」というのは社会の価値観に過ぎません。その価値観を受け入れてしまうと、「イライラ=悪」がブリーフに刷り込まれ、イライラ自体が苦痛のもとになってしまいがち。いかがですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチとしての私は、イライラしている人を見かけると「ラッキー♪」と感じます。エネルギーが満ちあふれているからです(energetic)。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 そんなイライラの正体は「認知的不協和」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 それは「ゴール(理想)と現実のギャップが生みだすエネルギー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから、コーチとしては「イライラ」を肯定しています。なんらかのゴール(あるいはゴールの種のようなもの)があり、かつしっかり現実を直視しているといえるから。

 まずは「イライラ=ラッキー♪」という新しいブリーフに書き換えましょう。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 イライラは、「ゴール(理想)と現実のギャップが生みだすエネルギー」であるだけでなく、「ゴールを実現する創造力」でもあります。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

しかしながら、おそらく多くの方々が経験しているとおり、イライラが生みだすエネルギーは創造とは真逆の破壊に向かってしまいがちです。コントロールが難しく、大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」に陥りやすいから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

イライラを「エネルギーと創造力」に変えながらゴールに向かっていくためには、前頭前野優位を維持し続ける必要があります。怒りに例えるなら、「公憤」「人間的な怒り」を保つという感じです。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 それでは秘伝をお話ししましょうw

 

 前頭前野優位を保つ(すぐにリカバーする)ためのとっておきの秘密技が「smile」!

 

「笑顔」には、じつは、とんでもない秘密が隠されています。

 F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 今回のテーマである「ドーパミン」との関連でいうと、なんと笑顔になるだけで中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや、VTAVentral Tegmental Area)というドーパミン神経系の拠点が刺激されます。

腹側被蓋野が刺激されると、ドーパミン分泌(放出)がおこります。

 すると、腹側被蓋野の先にある腹側線条体の側坐核(そくざかく、NAccNucleus accumbens)が刺激されます。側坐核は快楽や幸福感を司る部位です。

そこが刺激されることで、幸せな気持ちになるとともに、イライラがおさまっていきます。

 

 *こちらもどうぞ↓

 Q-076180804 医療講演会レポート vol.4:コーチングが“痛み”に有効な理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 最後に、ぜひ取り組んでいただきたいワークを紹介します。とても簡単なワークなので、常に意識に上げて行ってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 そのワークとは「いつも微笑んでいる crack a smile!」

 

 

 笑顔→ドーパミン↑/イライラ↓→幸せ です。

 そのことに気づいていたであろうマザー・テレサ(Mother Teresa1910~1997年)はこのように語ったそう

 

Peace begins with a smile.

 

 笑顔は「戦争と差別のない世界」への、そして「戦争と差別という概念さえない世界」への第一歩。さぁCrack a smile

 

Q-282につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細は近日中に投稿するセミナー案内(I-087)を御参照ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-142~:現状の外側にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

MotherTeresa(Wikipedia)

Mother Teresa
Wikipedia
より引用

 


 

Q-280:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました <後編;RAS=意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステム>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

前編と後編とでまったく違う回答になります。

もしも混乱したなら、その混乱自体を楽しんでください。Rがゆらぐことで、新たなゴールを見つけやすくなるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *「Rゆらぎ」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

気楽にどうぞw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 前編;RAS=情報のフィルター機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29637526.html

 後編;RAS=意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステム

 

 

Q:これまでの説明を聞いていて、RASとスコトーマの話は認識しているものの中から何を選ぶかという話だと思っていました

 

A2:前回は「RAS=情報のフィルター機能」というゲシュタルトで回答しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

ゲシュタルト(Gestalt)とは「全体性を持ったまとまりのある構造」のこと。全体の意味は、部分の構造的な一方向の組みあげからくるのではなく、意味のある全体として存在していると考えます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 例えば、「ルビンの壺」でいうと、「壺」という認識や「向き合った人の顔」という認識がゲシュタルト。「壺」(全体)では模様(部分)に思えたところが、「向き合った人の顔」(全体)では鼻や口(部分)に見えてきます。

 

 

ルビンの壺(Wikipedia)

「ルビンの壺の一例」

Wikipediaより引用

 

 

部分の意味はゲシュタルトが決め、ゲシュタルトは同時に1つしか維持できません。

つまり、ゲシュタルトが意味を決め、ゲシュタルトが変わると意味が変わるということ。

Q-199:状況は意味により変わる? 意味は状況の中にある?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

 「RAS」という概念はひとつのゲシュタルトであり、「スコトーマ」もひとつのゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

人間はゲシュタルト同士をより大きなひとつのゲシュタルトに統合することができます(connect the dots)。それが人間が持つ「ゲシュタルト能力」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルト同士を統合してより大きなゲシュタルトをつくるほど、理解はどんどん深まっていきます。“意味”がわかるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

ではここで、認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)を確認してみましょう(p101)。

 

 

オーセンティック・コーチング

 

 

前回(Q-279)引用した部分で、苫米地博士は「RASは)重要なものを活性化している」「意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステムがRAS」と書かれていました。

 よって、「認識しているものの中から何を選ぶか」で正解です。より正確に表現しなおすと、「無意識下で認識しているものの中から何を意識に上げて選ぶか」。

 

その新たなRASの定義でゲシュタルトを再構築してみましょう。鍵は「無意識のコントロール」です。ぜひ「しっかり感じて(feel!)、しっかり意識に上げる」をハビット化してください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 以下、「オーセンティック・コーチング」から引用します。

 

 

 ◎無意識をコントロールする

 RASは自分のリアルタイムの重要性で意識に何を上げるのかを選択します。大切なのは、それを自分でコントロールできるものにするか、しないかなのですが、基本的に私たちは無意識の世界をコントロールできません。

 では、「無意識」は絶対にコントロールできないのか、といえばそんなこともありません。例えば、呼吸です。普段、私たちは無意識に呼吸を行っていますが、意識に上げてコントロールすることもできます。早く息をしたり、息を止めることは誰でもできます。

 歩行に関しても、普段は無意識にバランスを取っていますが、足場の悪いところを歩く時には意識してバランスを取ることができます。

 さらに言えば、心臓の鼓動も訓練次第でコントロールできます。私の友人のヨーガの行者 成瀬雅春氏は心臓の鼓動をほとんど止めることができますし、スイスなどにいる時計職人たちも同様に心臓をほぼ止めて機械式時計を組み上げています。

 つまり、無意識を意識することは可能なのです。

 とはいえ、いまからヨーガを始めてください、時計職人になりましょう、という話ではありません。もちろん、やりたいのであれば止めはしませんが、ポイントは「無意識を意識することは可能である」と知っておくことです。

 無意識はコントロールできるんだ、とわかっていれば、コントロールはだいぶ楽になります。呼吸をコントロールする訓練から始めていけば、無意識のコントロールは誰でも可能となります。

 呼吸のコントロールができるようになったら無意識と意識の境界で一部だけは意識して、一部だけは無意識にするようにしてください。要はテニスの素振り、バットの素振りと同じです。徹底的に意識的なコントロールを繰り返して無意識化することで無意識の操作を可能にしていくのです。大切なのは「無意識の存在」を意識することです。

 この辺の感覚がわかってくるとヨーガの達人のように背骨の骨の一つひとつを動かせるようにもなります。初めは当然できませんが、背骨に意識を集中して身体の曲げ伸ばしをしていくことで背骨の骨の一つひとつを動かせるようになるのです。

 そうやって身体を精密にコントロールすることによって、無意識のコントロールは可能になっていきます。

 引用終わり

 

  

 ゲシュタルト・モデルのエッセンスは、「自我の存在を分析的にとらえず、環境との総体的な関わりあいのなかでとらえる」こと(「洗脳原論」p72)。そのゲシュタルトを破壊することが、洗脳の典型的手法のひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 今、いきなり“洗脳”という言葉がでてきてびっくりしているのでは?w

 じつは“洗脳”は特別なことではなく、ごく身近にも潜んでいる日常的な出来事です。

 

そもそも「わたし」というセルフイメージ=ブリーフシステム=自我そのものは情報に過ぎません。いわば幻想です。その「わたし」を破壊することが洗脳のひとつ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 コーチングの観点でいえば、未来(ゴール)側からの「わたし」の創造的破壊です。

 L-07520211… -04;抽象度を上げてIQを向上させる苫米地式トレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29486824.html

 

最近、苫米地博士は「“洗脳技術”は個人のゴール達成に極めて有用」と話されました。そして、「その前に”1億総脱洗脳“が必要」とも。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *詳しくはこちら(「バラいろダンディ」2022822日)↓

 "洗脳"のリスクをよく理解して認知戦の現代を生き抜け Dr.苫米地 2022年8月22日 - YouTube

 

 

220822 洗脳(バラダン)-5

「バラいろダンディ」(TOKYO MX2022822日放送回)より引用

 

 

 苫米地博士は「脱洗脳において、この破壊されたゲシュタルトを正常化することは、デプログラミングそのもののプロセスというより、洗脳の後遺症を解決するという意味合いが強い」と述べられています。なぜなら、ゲシュタルト破壊は、教義や思想の刷りこみという洗脳の中心的な役割に比べると、現実世界からの切り離しという補助的なものであるからです(「洗脳原論」p74)。

 

 とはいうものの、ゲシュタルト破壊による人格破壊を解決しなければデプログラミングが終了したとはいえないため、ゲシュタルトはしっかり正常化する必要があります。

 その正常化のポイントになるのが「無意識を意識に上げる」こと。

 F-163:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 具体的には「体に意識を戻す」ことを常に行い、自身の手や足の感覚に注意を向けていきます(focus of attention)。モニタリングです。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 まずは身体のモニタリングを。次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきましょう。物理空間上の4次元座標の意識化です。

苫米地博士は「時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である」と書かれています(「洗脳原論」p75)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その4次元座標から、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それが「無意識下で認識しているものの中から何を意識に上げて選ぶか」の意味。

 

 先程、「そもそも『わたし』というセルフイメージ=ブリーフシステム=自我そのものは情報に過ぎません。いわば幻想です」と書きました。その「セルフイメージ=ブリーフシステム=自我」は「より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)」のことでもあります。

 つまり、自我と宇宙はまったく同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 博士のメッセージ(「“洗脳技術”は個人のゴール達成に極めて有用」「その前に”1億総脱洗脳“が必要」)をストレートに受け取りながら、私は、「自我と宇宙はまったく同じ」を理解することがコーチングのスタート地点であり、「自我と宇宙はまったく同じ」をしっかり体得することがゴール達成(&新たなゴールへのスタート)であると感じました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 コーチングを学びはじめた若者にとっては難解な回答だったかもしれませんねw

 私が伝えたいのは、「RAS」や「スコトーマ」という基本的な概念であっても、その背後(根底)には巨大な知の体系があるということ。

 

 いつまでも“好奇心”を失うことなく、学び続けてください。もちろん、100%want toで。

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 さらなるゴールを感じながら学習を続けていると、今はまだ思い描くことさえできないような大きな“夢”が見つかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 まずはゴール設定を! それも人生のあらゆる領域に(バランスホイール)!

 ゴールに向かって生きているうちに、ますます自由になりながら、新たなゴールを見つけるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

  

 その新たなゴールが人生をさらに明るくあたたかく書き換えていきます。あなた自身だけでなく、あなたと縁ある人すべての人生をです。そんな輝く人生を存分に楽しんでください。気楽にw

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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