苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: Q:質問等回答編

Q-205:「縁起」と「因果」 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 

 医師としてたくさんの「老病死(+生で四苦)」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

あるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。そんな疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26486822.html

 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 

 前回(Q-204)、「死の受容のプロセス」の研究は「段階的」とするものと「段階的ではない」とするものに大きく二分されることと、前者の代表として米国の精神科医 キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross1926~2004年)が有名であることを書きました。

キューブラー=ロスの代表的な著作「死ぬ瞬間 On Death and Dying」(1969年)には、1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容 というプロセスが記されています。

 

 いわゆる「死の受容」は、苫米地式認定コーチ&マスターヒーラー&医師である私にとってとても重要なテーマです。しかしながら、私がイメージする「死の受容」は「避けられない死という現象をしっかり受け入れる」というものではありません。「段階的」ではなく、「段階的ではない」でもありません。

強いて言うなら「同時多発的なぐちゃぐちゃなものを意図的にクリアにしていく」という感じ。もちろん、抽象度を上げることで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 キューブラー=ロスの「1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容」は一方向的です。しかも、過去から未来への一方向性。

 コーチングでは「時間は未来から過去へと流れる」という言い方をします。じつは、それは入門者向け。実際のコーチングでは時間を一方向的で単調なものとは考えません。「死の受容」と同じように「同時多発的なぐちゃぐちゃなものを意図的にクリアにしていく」ものだと私は理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 キューブラー=ロスと同様に、今回取り上げているケースでも根本的な問題(課題)を抱えていました。娘さんはもちろん、医療従事者も。

それは「『縁起』と『因果』を混同している」ということ(ケースサイド)。その解決を伴わない対処はすべて“気休め”です。

家族の「なんで私がいないときに死んでしまったの?」も、スタッフの「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」も、本当の答えを見いだすためには縁起の理解が欠かせません。その「縁起の理解」からシンの解決がはじまります(プランサイド)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 そこで今回は取り上げたケースを掘り下げながら、「縁起」と「因果」の違いを明らかにしていきます。

 

 

 選択をするということは「縁」が生まれることです。

がんと診断されたとき、母親と娘さんは「積極的な治療は望まない」「痛みや苦しみをとる治療だけを希望する」という選択をしました。自らの自由意思で。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 過去の選択という「縁」、すなわち関係が生まれることによって、現在という刹那が起こります。これが「縁起」。

 母と娘の選択により、救命(延命)のための病院ではなく、看取りを目的とする私たちとの関係が生まれました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 共有するエンドステートは「全人的苦痛を克服(可能な限り軽減)」し、「穏やかな最期を実現する」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 ここで重要なのは「縁起」と「因果」は違うということ。選択が「因」(原因)となって現在という「果」(結果)が生まれるのではありません。

 過去の選択による因果で現在があると考えると、「因」によってオートマチックに「果」が生じることになってしまいます。つまり、一度選択したら、自動的に未来が1つに決まってしまうということ。それでは決められた目的地に向かう「自動運転」のような人生になってしまいます。

(さらに、その選択を他人が行っていたら「無人運転」です↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 未来は自動的に決まるものではありませんし、1つでもありません。未来とは縁起による無限の可能性のことです。

 母娘の選択により私たちとの新たな関係が生じ、ゴールが生みだすエンドステートを共有した双方向の関係性の中で(可能世界の1つとして)“緩和ケア”が行われ、突然ではありましたが「全人的苦痛を克服(可能な限り軽減)」した「穏やかな最期の実現」という目的を果たしたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 確かに、心肺停止の瞬間に娘さんはその場にいませんでした。だからといって、「いい看取りではなかった」と悲嘆する必要はありません。その種の嘆きや苦しみは物理空間に囚われた思考が生みだす幻に過ぎないからです。

そのことを理解しながら(空観)、あえて情動を味わう(仮観)のはかまいません。それは中観だから。一方で、理解できずに味わう情動は、たとえ世間的にポジティブなものであったとしても、迷いであり無明といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

娘さんの心(情報空間)には、いつも「全人的苦痛の克服」「穏やかな最期の実現」というビジョンがありました。そして、それを医療者とも共有し、やり遂げたのです。だから、娘さんはしっかり母親を看取ったといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 過去の選択は「縁」であり、「縁」は別のたくさんの「縁」と結びつき合って「起」を起こします。そして、現在という刹那はすぐに過去となり、その評価・解釈は未来が行うことになります。だから、未来が「因」で過去が「果」です。

それが「因果」であり、「縁起」とはまったく別のもの。

 

 娘さんの無意識はおそらく、「私が家に帰ったから→母親がなくなった」と評価・解釈したはずです。その“評価・解釈”もすぐに過去になります。そして、その「『私が家に帰ったから→母親がなくなった』という“評価・解釈”」の新たな評価と解釈を、さらなる未来が行うことになります。

 

その未来に、ゴール設定を通じて働きかけるのがコーチング。縁起による無限の可能性から(一念三千)、自ら望む現実を選びだし構築していくことがコーチングです(一期一会)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 存在も出来事もすべて縁起。自分以外のいろいろなものとの関係のつなぎ目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 選択は人生における大切な縁を生みだす行為なので、必ず自分自身でベストと思う選択をするべきです。徹底的に思考して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

それが「自己責任」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

Q-206につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 選択は人生における大切な縁を生みだす行為なので、必ず自分自身でベストと思う選択をするべきです。徹底的に思考して。それが「自己責任」ということです

 

 縁起の理解や自己責任(自責)の実践は「人間関係の悩みを克服する鍵」となるものです。詳しくはこちらで↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

-追記2

 今回の文章は、認知科学者 苫米地英人博士の著書「洗脳力」(アスコムBOOKS)を参考に書きました。Kindle版はこちら↓

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Q-204:「縁起」と「因果」 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 医師としてたくさんの「老病死」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

救急や高度医療の場であるほど、後者が多くなるような気がします。認知的不協和が生じやすく、「ファイト・オア・フライト」に陥りやすくなるからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 十分に説明がなされた看取りであっても、「ファイト・オア・フライト」は起こりえます。

東京消防庁の調査によると(R1.12/16R2.12/10)、在宅での看取り予定にもかかわらず救急要請が行われた112件のうち、じつに97件で(救急要請を行った)家族の希望により不搬送になったそうです。慌ててしまい救急を要請してしまったが(=大脳辺縁系優位)、救急隊が到着する頃(H28年全国平均:830秒)には冷静になっていた(=前頭前野優位)ということでしょう。

 

 老病死+生で「四苦」です。一般的に四苦は「人生での大きな苦しみ」とされていますが、それは患者さん本人だけではなく、家族も、そして医療・介護従事者も、関わる誰もが共有する苦しみであるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

私が経験したあるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。今回は、それらの疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 もう少し詳しく説明すると、このような状況でした。

(一部変更しています)

 

がん終末期の診断で緩和ケア中の90代女性。

幸い心配された痛みや吐気はほとんど認めませんでしたが、食欲がないため徐々に瘦せ細っていきました。ずっと付き添う娘さんは、母親にちょっとした変化があるとすぐに大騒ぎするようなナーバスな状態。不安が募り、心配でどうにもならないといった感じでした。

ある日、娘さんが自宅に戻ったほんの1時間くらいの間に母親の状態が急変。まず呼吸がとまり、その後心拍がなくなりました。連絡を受け慌てて戻ってきた娘さんは、ピクリとも動かない母親の前でしばらく茫然としていました。やがて泣き始めると「なんで私がいないときに」と取り乱し、その後は「ごめんなさい」を繰り返しながら母の体に顔をうずめていました。

 

 

 娘さんには「母をしっかり看取りたい」という強い思いがあり、実際に泊まり込みに近い形でずっと付き添いをされていました。その根底には「『家族に見守られながら静かに息を引き取る』という最期(のイメージ)を是とするブリーフ」が存在していたはずです。

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 娘さんにとって、自分がいない間の心肺停止という「理想(期待)とは程遠い現実」は受け入れがたいものだったに違いありません。

理想(期待)と現実のギャップは認知的不協和を生みだします。「こんなのイヤだ~」といった感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 たまに誤解されるのですが、認知的不協和自体は決して悪いことではありません。それはゴールを実現するためのエネルギーと創造性のあらわれです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

しかしながら、このケースではもう理想(期待)を実現することはできません。母親はすでに亡くなってしまったのです。その事実を理解したからこそ、行き場を失ったエネルギーが「なんで私がいないときに死んでしまったの?」という問い(嘆き)をうみだしました。

 (「心のエネルギー」について、詳しく考察したこちらの記事をどうぞ↓)

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 娘さんにとって、そもそも母親の「老病死(+生で四苦)」は受け入れがたいクライシスでした。そのクライシスは心の中で「拒絶→恐怖→回避→希望の喪失」という段階を踏んで進行していきます。

 F-035~:クライシス(危機)の本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 そんなクライシスの進行に対して、米国CDC4つの基本原則を踏まえた対処を推奨しています。

 1)最初に最悪の可能性を伝え、2)問題を解決するプロセスを示し、3)継続的にデータを提供し、4)関連する文脈情報を与える です。詳しくはこちらで↓

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 私たちはCDCのガイドラインに沿った働きかけを行っていました。もしもこのまま苦しみが目立たず経過し、母親の手を握りながら“最期の別れ”を静かに迎えることができたなら、娘さんはそれほど取り乱さなかったのかもしれません。

 しかし、「死」は予期せぬタイミングでやってきました。がんと診断された時点で想定されていたけれども、なかなか受け入れられない(受け入れたくない)ままに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「死の受容のプロセス」の研究は、「段階的」とするものと「段階的ではない」とするものに大きく二分されるそうです。

前者の代表として有名なのが米国の精神科医 キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross1926~2004年)。代表的な著作「死ぬ瞬間 On Death and Dying」(1969年)には、1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容 というプロセスが記されています。

(計200人との対話の中で気づいたことであり、すべてが同様の経過をとるわけではないと明記されています)

 

 

なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 患者さんやその家族に対して、私なら、例えばキューブラー=ロスのいうプロセスのどの段階にあるかを判断し、その状況(ゲシュタルト)に合わせて答えるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「怒り(私憤)」なら、「死の正確な予期はできない」ことや「四苦から解放された」という事実を淡々と伝える感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 「抑うつ」なら、「娘さんに辛い思いをさせたくなかったのでしょう。優しいお母さんですね」と寄り添う感じで。私なりの慈悲の実践です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです。

 

 次回、本当の問題(ケース)とその解決(プラン)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q-205につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります

 

 前頭前野におさめられた期待のパターンは、その人の人格を決めます。人格とは「個人の心理的特性」のこと。つまり、ブリーフが心理的特性を決め、人格という形であらわれるということ。

 そのブリーフは、じつは、1つではありません。

 前頭前野には、その人が作り上げたいくつものブリーフが収められています。それらがお互いに矛盾を引き起こし、複雑な人間の心の動きをうみだします。詳しくは苫米地博士の著書「イヤな気持を消す技術」(フォレスト出版)をお読みください。

 

 そのようなブリーフを、ゴールを達成した未来側からつくりなおしていく(ととのえていく)のがコーチングです。“現状の外”に見いだしたゴールに向かう間に、自分自身はもちろん、宇宙全体が一変していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すべてマインド次第。すべてゴール次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

-追記2

ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです

 

 「ただの気休め」はコーチとしての意見。

 ヒーラーとしては「されど気休め」です。文字どおり“気を休める”ことはとても大切だと思っています。

 Q-068:認知的不協和の状態に… Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 Q-069:認知的不協和の状態に… Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

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Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:スコトーマとドリームキラーの関係が今一つわかりません。ドリームキラーはスコトーマでゴールが見えないから生まれると思うのですが、そうであれば「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 

A:「出る杭は打たれる」という言葉があります。

故事ことわざ辞典には「頭角を現す人は、とかく人から憎まれたりねたまれたりすることのたとえ」「出すぎた振る舞いをすると非難されて制裁を受けることのたとえ」とあります。

 杭を打つ人=憎んだりねたんだりする人=非難し制裁する人=ドリームキラー です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 「現状肯定」「現状維持」を是とする人間の情報処理のメカニズムがドリームキラーを生みだします。「出る杭は打たれる」がいつから言われるようになったのかは知りませんが、ドリームキラーは人間や社会の歴史と同じだけ存在してきたはずです。

ちなみに、西洋文化においても「Envy is the companion of honor(嫉妬は栄誉の伴侶)」「Tall trees catch much wind(大木は風に折られる)」など、同様の意味を持つことわざがあるそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10256356.html

 

そんな「人間の情報処理のメカニズム」をコーチング理論に当てはめると、「スコトーマでゴールが見えないから生まれる」のではなく、「スコトーマが外れたからこそ生じる」といえます。「出る杭」に気がついた(=スコトーマが外れた)から、「つい打ってしまう」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私は、「スコトーマ」というよりも、むしろ「コンフォートゾーン(CZ)」に関連すると思っています。必ずしもゴールが見えているわけではなくても、「自身のCZから外れている」という感覚(←多くは無意識)だけで十分。それが先程の「スコトーマが外れる」「『出る杭』に気がつく」の実際のところでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

一般的には、私たちの無意識は現状を強力に維持しようとします。昨日と同じように今日を生きようとし、今日と同じような明日を迎えようとしているのです。この場合の「現状(SQStatus Quo)」は、過去の延長上にあるだけでなく、このまま続く未来をも含みます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22312817.html

 

 そんな現状(SQ)というタイムラインの外に設定するものがゴール。それは「今のままでは絶対に達成できない」こと。当然、「CZの外側」にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 “現状の外”にあるゴールはCZの外側、つまり「常識」「Normal」を超えたところにあるので、簡単には理解することができません(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

よって、大多数の人(マジョリティ)には「訳がわからない」「意味不明」「ばかみたい」と感じられます。親身になってくれる人ほど、「やめた方がいいよ」と本気で説得してくることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 そのような言動もドリームキリングといえますが、本当に強烈なドリームキリング(ドリームキラー)となるのは認識し理解した後です。つまり、スコトーマが外れ、ゴールの意味がわかったとき。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「現状のCZ」と「ゴール側のCZ」とのギャップ(認知的不協和)は、そのギャップを解消・解決しようとするエネルギーを生みだします。まるで引き延ばされたゴムがもとに戻ろうとするように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

完全にギャップを解消(解決)するにはどちらかしかありません

 

現状に戻るか、それともゴール側に移行するか

 

 繰り返しますが、ふつう無意識は現状維持です。よって、「現状に戻る」=want to/「ゴール側に移行する」=have toとなり、生まれたエネルギーと創造力を使って「ゴール側」を潰しにかかります。それがドリームキリング(ドリームキラー)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 その正体は「ホメオスタシス・フィードバック」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 もうおわかりですよね。

「自分自身が最大のドリームキラー」なのは、ゴール側のCZを臨場感豊かに感じられる一方で、それ以上に強い臨場感で現状を認識している存在だからです。その現状にはホメオスタシスが働いています。

 

 だからこそ、コーチの存在が重要!

 コーチとの縁によりエフィカシーが十分に高まると、臨場感がゴール側>現状となり、「最大のドリームキラー」が「最強のドリームサポーター」に変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その刹那こそがゴール実現の瞬間。その後の出来事(=ゴール実現までの様々な変化)は“タイムラグ”であると私は理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

以上が私の回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 臨場感についてはこちらをどうぞ↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-012:ドリームキラーを気にせずに前進するために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-169~:自身の信念を失いそうです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 

-告知-

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 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

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 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

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Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q1)現状の外からの視点、2)現状の認識、3)最悪の状態の想定 を考えた場合なんですが、3つの視点または2つ(最悪の想定が特に必要ない場合)を切り替えて考えるという考えで合っていますでしょうか?

 

A:「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」に関連して、私が常に意識に上げているのは「すべて同時に観る」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それは「concentration」と「focus of attention」の違いに似ています。3つとも同時に意識にあげながら(concentration)、その時の“状況”で選択する(focus of attention)というイメージです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379995.html

 

もちろん、“状況”を決めるのはゴール!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

2)現状の認識」というときの“現状”とは、単純な時間の流れだけを考えても「過去現在の“現状(通常の意識状態)”」と「未来現在の“現状(コーチングマインド)”」の2つがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

後者の場合、バランスホイールを考えると×「カテゴリ」の数。それぞれに複数のゴールがあるなら、さらに×「ゴール」の数の“現状”が存在することになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

(ゴール設定後の“現状”はこれまでの現状の外。ややこしいので、ここからゴール設定後に“現状”となりえるものを「可能世界(possible world)」と表記します)

 

 

そんな無限とも思える可能世界すべてに意識を向けながら(concentration)、一瞬一瞬、自由意思で選択する(focus of attention)というのが、私がイメージしている「すべて同時に観る」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 さらに踏み込むと、あらゆる可能世界が満ち溢れる一念三千世界をしっかり体感しながら(concentration=全霊)、全力で一期一会を生ききる感じ(focus of attention=全身)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

 

...それは「切り替えて考えるという考え」とも表現できますが、あくまで全体を俯瞰した状態での選びだしです。

 

違う表現を用いれば、「より大きな全体を構築しつつ、部分に注視すること」。ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

前回(Q-201)の答えを利用すれば、「脳の発火部位を調整すること」「リーダー・コーチ・マネジメントの機能を選択すること」ともいえます。あくまでも全体を把握しながらの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26357342.html

 

 それが「いつも、フルに、思考している」ということだと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

以上、いただいた御質問への回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 それが「いつも、フルに、思考している」ということだと思っています

 

 仏教には“戒”というものがあります。以下、認知科学者 苫米地英人博士の「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 

 戒めは絶対

 仏教の十善戒は、戒と言ってもユダヤ教のモーゼの十戒とは違います。ユダヤ教は神との契約ですが、仏教は自らが自らに課す戒めです。ですので、たとえ守らなくても神やだれかに罰せられることはありません。ユダヤ教の戒は神との契約ですので、それを破れば神から罰せられます。仏教は自分で自分を戒めるので、破ってもだれからも罰せられません。だれかからの罰だったら「おれは地獄に行ってもかまわない。殺す」という発想もあり得ますが、戒めの場合は、絶対に破らないのが前提です。

 本来、戒とは内的で絶対的なものなのです。罰さえないのが戒です。その代わり、戒を破ったことを自分が一番よくわかっています。

 仏教の十善戒は、日本の場合、緩んでいる部分もあります。不飲酒戒(ふおんじゅかい)というお酒を飲まない戒律も、いつの間にか薬湯や般若湯などという言葉にすり替えられて、飲んでもいいことになったりしています。不邪淫戒も「不倫はだめだけど、お金を払えばいい」と解釈されている場合もあります。それは今の日本の煩悩だらけのお坊さんがそうしてしまっただけなのです。

 引用終わり

 

 「あらゆる可能世界が満ち溢れる一念三千世界をしっかり体感しながら(concentration=全霊)、全力で一期一会を生ききる(focus of attention=全身)」ためには、高い抽象度次元での思考と確実な物理空間への実装が必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのためには、もちろん、心身の機能を最大限に発揮しなければなりません。脳でいえば前頭前野(しかも内側部)の発火。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19021726.html

 

 飲酒は、残念ながら、その障壁となります。それはお酒により怒りが変質していくことからも明らか。皆さんもたくさん経験しているはずw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 だから私は、苫米地式認定コーチという機能を選択したとき(縁)、あんなに好きだったお酒を断ちました(起)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

それは自らの自由意思で設定したゴールが生みだした“戒”。その本質は“覚悟”だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 

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-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26384913.html

 

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近未来のブッダ



Q-201:コーチングでは「最悪を想定する」ことはどう考えればよいでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:コーチングではあらかじめ最悪の状態を想定することはどう考えればよいのでしょうか?

A:「最悪の状態を想定すること」は広い意味ではコーチングの範囲といえますが、厳密にはマネジメントではないでしょうか。私自身はリーダー、コーチ、マネジメントの機能を分けて考えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 役割が異なり、抽象度(&そのベクトル)が違うからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

脳の働きでいえば、マネジメントは「前頭前野背外側部での論理的思考」で行うべきもの。それに対してコーチングが目指すのは「前頭前野内側部での超論理空間へのアクセス」です(はずw)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

「広い意味ではコーチングの範囲」だと思うのは、私がクライアントのマインドに「リーダー」「コーチ」「マネジメント」としてのブリーフシステムをそれぞれ作り上げることをイメージしているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

もちろん、私自身も「あらかじめ最悪の状態を想定する」ことを重要視しています。

しかし、それは「論理的思考で解決するため」というよりも、「Fight or Flightに陥らないため」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だからだと思いますが、私の正直な感覚では、「あらかじめ最悪の状態を想定すること」はマネジメントというよりもヒーリングに近い気がします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22043888.html

 

 御承知のとおり、「Fight or Flight」とは、人間らしい前頭前野(新しい脳)よりも動物的な大脳辺縁系(古い脳)が優位になる状態。そんな状態からリカバーしてはじめて論理的な思考を行うことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 トゥールミンロジックを用いた論理的思考については、こちらの記事を参照してください↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 

 以上、私の回答です。御質問ありがとうございました。

 以下、今回の質問と関連する苫米地博士の言葉を紹介します。「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版)からの引用です。

 

最悪な事態を知ることが心を安定させる

 

 福島の原発事故で政府がなにをするべきだったかといえば、まず恐怖の存在そのものを認めること、そして最初に最悪の事態はこうだということを伝えること、そして改善するためのプロセスを明らかにし、そのプロセスを踏んでいることをデータで示していくこと、さらには事故に関する文脈情報を国民に与えることでした。

 

 建屋の爆発が起こったときに想定された最悪のシナリオは、炉心がすべて溶けてメルトスルーし、それが地下に潜り込んで地下水脈に届き、水蒸気爆発が起こるというものだったと思います。

 政府は早い段階からメルトダウンが起こっていることを知りながら、何も説明しませんでした。最悪のシナリオを国民に知らせ、最悪の場合に環境に放出される放射性物質の量やそれがどこに流れていくかという予測を明らかにしていれば、国民はその場で適切に避難することができました。

 3号基建屋が爆発したときも、2号基、4号基が爆発したときも、そうした情報はいっさい出てきませんでした。

 その後、注水が再開され、燃料の冷却ができるようになり、燃料棒取り出しの工程表を発表したまではよかったものの、国民にわかりやすい形でデータや数字を示すことはありませんでした。圧力容器や格納容器がどのような状態にあるかについても情報を開示しません。爆発した3号基のMOX燃料がどうなっているか、どのくらいの危険があるかについても何もいいません。

 もちろん、廃炉に向けた工程表がどの程度達成されたかというフォロー情報もないわけです。

 事故を小さく見せたいという政府と東電の意図はわからないではありません。

 ところが、これだけ情報を隠し、また隠そうとする意志があからさまだと、人間はかえって恐ろしいと恐怖を感じるものです。

 そして、恐怖を感じれば、「ファイト・オア・フライト」の状態になり、前頭前野の活動は抑えられ、かえっておかしな行動をとるようになるのです。

 

 日本という国は、もともとクライシスサイコロジーが下手な国だったといえます。

 しかし、現実にこれだけのクライシスが生じたのですから、「下手なんです」ではすまされません。

 政府のクライシスサイコロジーの欠如が、国民の混乱に拍車をかけているわけです。

 

 CDCのガイドラインにも、文脈情報を提供することが大切だとあるように、脳の働きからいっても、これほど重要なことはありません。

 ここでいう文脈情報とは、関連する知的な情報です。私は当時、関連文脈情報として、「半減期とは何か」「モーメントマグニチュードは何か」といった情報を大量にブログに流しました。実際当時、私のブログを読んで、なぜか安心したという話を後からたくさん聞きました。

 「ファイト・オア・フライト」の大脳辺縁系優位の情報処理を前頭前野優位に変えるには、文脈情報を読んで、前頭前野を働かせることが一番だからです。

 前頭前野が働き出すと、すでにたびたび述べてきたように、大脳辺縁系の活動が抑えられ、前頭前野の活動が活発になり、その結果、人々からただちに不安や恐怖が消えていきます。

 前頭前野側からの介入が行われるからです。

 逆に、文脈情報が与えられないために恐怖体験が長引くと、その記憶は長期記憶化し、トラウマ化していきます。

 クライシスにさいしても、その体験をトラウマにするか、単に役立つ失敗の記憶にするか、前頭前野側からの介入を行えるかどうかが天国と地獄を分かつのです。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 御承知のとおり、「Fight or Flight」とは、人間らしい前頭前野(新しい脳)よりも動物的な大脳辺縁系(古い脳)が優位になる状態。そんな状態からリカバーしてはじめて論理的な思考を行うことができます

 

 それは「レジリエンス」という観点でも重要です↓

 F-142143:不要不急 Vol.34;レジリエンス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

 L-014~20202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410646.html

 

 

-関連記事-

S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

F-035~:クライシス(危機)の本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

イヤな気持ちを消す技術


Q-200:医療の場でどのようにコーチングに取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

 

 私は、コーチ兼医師として、「医療・介護(業界)」と「コーチング」を“connect”する取り組みを続けています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ずいぶん前にこのような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:医療とコーチングを組み合わせて行っているということですが、コーチングは「受けたい」と熱望する人に半年かけて行う取り組み、一方で医療の場はもともと望んでいない人ばかりです。期間の問題もあります。どのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

 

御質問をいただいた頃、私は、医師として関わる患者さんやスタッフにコーチングを行おうとし、病院長として働く職場にコーチングを導入しようと試み、医師会理事として縁ある人々(地域)にコーチングを紹介していました。

 

 結果は惨敗。

 

詳細には、患者さん(&家族):△、スタッフ:〇と×の二極化、職場(経営陣):×、地域:〇といった感じです。職場での“失敗”については、とくに考察を重ねました。エクスプラネーション・パターン法を用いて↓

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士は「家族や社員にコーチングをしてはいけない」と話されます。

 Q-177:家族ががんで治療中です… -01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 

コーチになりたての頃、正直に言うと、師のそんな教えに挑戦したいと思っていました。「push-push back」が働いていたに違いない私は、「抽象度をうまくコントロールできればきっとうまくいく」と信じていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 “根拠なき確信”をエフィカシーだと誤解していたのです。本当は知識・経験不足による妄信に過ぎなかったのに。「認定コーチらしくなかった」「私らしくなかった」と反省しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

じつは、私は今も「家族や社員へのコーチング」をあきらめてはいません。縁起を理解し、中観を実践する間にいつかマスターできると信じています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それは確信というより“覚悟”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 そんな“覚悟”を意識に上げながら、以前いただいた御質問を再び考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

Q:医療とコーチングを組み合わせて行っているということですが、コーチングは「受けたい」と熱望する人に半年かけて行う取り組み、一方で医療の場はもともと望んでいない人ばかりです。期間の問題もあります。どのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

 

A:私がコーチ兼医師として心がけているのは、「生きることの素晴らしさ」を再体験していただくこと。そして、生ききることの素晴らしさ」を見いだしていただくことです。

 (後者は、少なくとも御家族には)

 

 患者さんやその御家族の多くが老病死に伴う苦しみにばかり目を奪われています。RAS&スコトーマの働きによって。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それは関わる医療・介護従事者も同じ。“いのちの現場”は「ファイト・オア・フライト」に陥りがちです。だから、まずCDCの提言に沿った対処を心がけています。

その1つ目が「最初に最悪の可能性を伝え、それが改善していることを数字で伝える」。4つ目が「恐怖を認め、問題に関連する文脈情報を伝える」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 医療・介護の場での「最悪の可能性」とはもちろん“死”ですが、無意識下では“死”そのものよりも“死に伴う苦しみ(死後も?)”の方を心配されている方が多い気がします。あくまで私の主観ですが。

 だから医師としての私は、患者さんや家族に対して、文脈情報として「全人的苦痛」の説明を行います。とくに身体的苦痛とその対処については詳しく。臨場感が高いからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 

 と同時に、患者さん&家族はもちろん、医療・介護スタッフの心理・精神的苦痛や社会的苦痛、そしてスピリチュアルペインにも気を配ります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

 そのような働きかけを通じて大脳辺縁系から前頭前野優位に切り替わることがヒーリングです。そして、それと並行してコーチングに関する知識と技術を使ってアプローチしていくというのが医療・介護現場での私のマネジメントです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 詳しくは下記記事を参考にされてください。

 

 *若者および老人向けのヒーリング&コーチングはこちら↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 *壮年向けヒーリング&コーチングはこちら↓

 Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

 「身体的苦痛」や「スピリチュアルペイン」をまとめて「全人的苦痛」と捉えることは、より大きなゲシュタルトをつくることといえます(connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 より大きなゲシュタルトができあがると理解が深まります。「老」「病」「死」という部分を「老病死(+生で四苦)」という全体として捉えることができると、やがて(部分である)「死」そのものの意味が書き換わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その過程でこそ、「『生きることの素晴らしさ』を再体験していただくこと」と「『生ききることの素晴らしさ』を見いだしていただくこと」ができるはず↓

 F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 それが私の現在の取り組みです。

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 老病死に苦しむ患者さんや御家族のためにも、まずは「医療・介護従事者自身が、painを克服し、well-beingに満ち溢れている」ことが重要だと思っています。

そのために「医療・介護(業界)」と「コーチング」を“connect”することが、コーチ兼医師である私のミッションです。

 F-176:“幸福(well-being)とは”? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 講義・講演や研修の御依頼は、下記メールアドレスに御連絡ください↓

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-関連記事-

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

Q-199:状況は意味により変わる? 意味は状況の中にある?

 

 過去の記事(L-029)に関連して御質問をいただきました。ありがとうございます。

 L-02920203月シークレット… -0775歳以上では延命治療は不要?<ケースサイド>後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Qその中に「状況は意味により変わり、意味はゴールが生みだす」とありますが、確か苫米地博士は「状況の中に意味が埋め込まれている」といったことを書かれていたような気がします。少し混乱してしまいました。

状況は意味により変わるのでしょうか? それとも意味は状況の中にあるのでしょうか?

 

A:一言で答えれば「縁起」。双方向です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

お読みいただいた記事は、昨年(2020年)コーチ向けに守秘義務契約を結んで行った講義をもとにしています。その中で「75歳以上では延命治療は不要である」という主張に潜む課題の分析(ケースサイド)と解決の提案(プランサイド)を行いました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

ブログ用に再構成した際にかなり補足してありますが、反対に削除している部分もあります。私と認知科学者 苫米地英人博士との間の守秘義務契約に該当する内容です。

とはいうものの、削除は最小限に抑え、なるべく抽象度を上げてぼやかすことを心がけました。それが「少し混乱」の原因だと思いますw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところで、御指摘のとおり、苫米地博士は「意味は状況の中にある」と書かれています。少し長くなりますが、博士の著書「一瞬で相手をオトす洗脳術」(マキノ出版)より引用します。

 

 

 意味は状況の中にある

 

 中観論でいえば、意味は状況の中に存在するのであって、単語の中に存在していません。

 たとえば「リンゴ」や「パソコン」といった言葉自体には、なんら意味がありません。ある限定された状況の中で、リンゴは赤くて甘い果実であるし、パソコンは個人用の小型コンピュータであるという意味を獲得するのです。

 ここで、私の友人ジョンの話をしましょう。

 ベルリンの壁崩壊前、年に一度、ジョンはプラハ、もしくはブダペストで開催される学会に必ず行っていました。

 ジョンがその学会に向かう目的は、東ドイツに住む医師の彼女と会うことです。年に一度、まるで七夕の織り姫と彦星のように、その学会でしか彼女と会うことができなかったのです。

 東側としても、西側に比べ、学問が極端に遅れるわけにはいきません。そのため、プラハかブダペストで、年に一度だけ西側と交流する学会を開催していました。

 その当時は、東ベルリンで西側の人と東側の人が一緒にいるところを見られると、東側の人は、一生、西側の人から電話も取り次いでもらえなくなります。国外にも出られなくなります。

 今のようにインターネットの環境はありません。ハガキを出しても、3ヶ月後の検印が押されたものが届くような状況です。

 彼女は、電話だって持っていません。当時の東ドイツは4050歳にならないと、電話も買えませんでした。国家が情報を遮断することで国民をコントロールしようと目論んだ結果なのでしょう。

 検閲済みのハガキをやり取りする2人は、前の学会で、次回の学会でも必ず会うことを決めていたため、なんとか年に1度だけ出会うことができていました。

 2人のデートの場所は、いつも墓地だったということです。宗教色の強くない共産圏の国家では、墓地でデートするのは珍しいことではありません。

 プラハやブダペストの墓地は、広くて静かで雰囲気のいい森のようになっています。墓石に座ってお茶を飲んだりしながら、和やかな時間を過ごしていたといいます。

 これが日本だったら、墓地でデートをしようといえば、「たたられる」とか、「気味が悪い」とかというネガティブな反応になるでしょう。しかし、2人が墓地で撮った写真を見せてもらったことがありますが、それは本当に楽しくうれしそうでした。

 プラハであろうと、ブダペストであろうと、2人の別れの場はいつも駅のホームです。ホームの片側には、西側諸国行き、ウィーン行きの電車が入ってきます。もう片側には、東側諸国行き、ベルリン行きの電車が入ってきます。

 どちらの電車が先に入ってくるかと待っていると、当然ですが、便数の多いウィーン行きがやってきます。そして、電車に乗って「また1年後!」といって別れるのです。

 余談になりますが、ジョンを乗せた列車がウィーンに着くと、マシンガンを持った兵士の隊列がいつも待ち構えていたといいます。隊列は到着した列車をすぐさま囲み、車両の下を鏡で点検します。日本でも、アメリカ大使館に入ろうとすると車の下をミラーでのぞかれますが、あれと同じです。この20世紀の時代に、亡命してきた人間がいるかどうか、車両の下を必ず鏡で点検していました。

 話を戻すと、そんな状況の彼らが別れのホームで「ジョン!」と言ったら、それは「また来年!」という意味を持ちます。1年ぶりの出会いの場面で、「ジョン」と言ったら、「すごくうれしい。久しぶり!」となります。

 それぞれの場面で発せられた「ジョン!」には、たくさんの複雑な意味が込められています。その複雑さは単純に言葉で表せるようなものではありません。「ジョン!」には、両者の歴史が込められているのです。

 しかし、この言葉が、アメリカに住むカップルのトイレの個室から聞こえてきたらどうでしょうか?「ジョン!」が、例えば「紙をくれ!」に変化するのです。

 意味は状況の中にあるのです。文章や単語の中にはないのです。

 発話がされて、その限定された状況下で初めて意味が決まる。言葉そのものに意味はありません。言葉は、その発話の中の情報の一部です。発話によって初めて意味が決まります。それは、まさに釈迦は何も主張していないということにつながります。

 釈迦の悟りに到達していない人が、釈迦の言葉を聞いたとしても、何も聞いていないのと同じことです。逆にいえば、釈迦の主張を知るためには、釈迦のように悟る必要があるのです。

 状況すべて知ることができて、初めてその言葉の意味がわかる。「釈迦は何も言っていない」というツォンカパの主張を額面どおりに受け取るだけでは足りません。釈迦の主張を知るためには、あなたも釈迦でなければ無理だということまで知る必要があります。

 これは、釈迦に限った話ではありません。

 たとえば2人の人が話しているとしましょう。この論に沿っていえば、相手の主張を知るためには、その相手の記憶や過去の体験すべてを知らなければ理解することはできないということです。

 言葉を遣ったら、相手の内部表現書き換えなんてできません。言葉そのものは非常に力のない道具だからです。言葉は何も主張しないのですから。

 これでわかっていただけたでしょうか?

 言葉を遣わず、相手の状況そのものに介入したほうが、内部表現を書き換えるためにははるかに手っ取り早いし、やりやすいのです。

 だから、私は言葉を遣った書き換えを勧めていません。言葉を遣った内部表現の書き換えは、本質的には役に立たないと考えています。

 本当の内部表現書き換えには言葉を遣いません。主張は、言葉ではできないのです。

 いくらお互いにホメオスタシスの同調が起こっても、それぞれの人生は違います。無理なのです。

 引用終わり

 

 

 問題です。

 博士は「この論に沿っていえば、相手の主張を知るためには、その相手の記憶や過去の体験すべてを知らなければ理解することはできないということです」と書かれています。

しかし、実際にはすべてを知らなくても、つまり知識が足りなくても、私たちは認識することができます。スコトーマを外して。

なぜでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらに、認識だけではなく、理解し評価し判断することができます。

なぜでしょうか?

 

 

 そう、答えは「ゲシュタルト能力があるから」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ゲシュタルトとは「全体性をもったまとまりある構造」のこと。全体と部分の双方向性で成り立つ“統合的意味をもつまとまり”です。つまり“縁起のかたまり”。

 

 その縁起やゲシュタルトといった概念を念頭に、再度「状況は意味により変わり、意味はゴールが生みだす」や「意味は状況の中にあるのです。文章や単語の中にはないのです」といった“言葉”がさし示すものをゆっくりイメージしてください。

混乱は自然に治まっていくと思います。

 

 その治まっていく感覚は、「connect the dots」の体感です。ぜひアンカー化してください。「内部表現書き換え」がますますうまくなりますよ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477470.html

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 引用した博士の“言葉”の次のステップが、DVD教材「マインド・プロファイリング」(フォレスト出版)内で語られています。守秘義務に相当する重要な知識。必見です↓

 マインド・プロファイリング (forestpub.co.jp)

 

 

-関連記事-

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-177:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

一瞬で相手をオトす洗脳術


Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 

 御相談をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Qネガティブループに嵌まってゴール達成した未来の自分の臨場感には程遠く(<現状の臨場感)、I×VRIさえも見えなくなってしまいました。

止観して現状を認識してヒーリングが必要ですが、止観やヒーリングすら取り掛かれない落ち着かないマインドというアイロニカルな現状。一体どうすればいいでしょうか?

 

A:このブログを読んでいる誰もが、今、呼吸をしています(はずw)。

 でも、呼吸が意識に上がっていた人はそんなにはいないはずです。「呼吸をしている」という事実がスコトーマに隠れたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

決して呼吸をし忘れていたわけではなく、ただ意識に上がっていなかっただけ

 

 「意識に上げる」とは、「リアリティを上げて、常にそれをコントロールする」こと。認知科学者 苫米地英人博士は「意識に上げている状態が生きていることだ」とおっしゃっています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

苫米地式認定コーチとしての私は、もちろん、常に「意識に上げている状態」を目指しています。「呼吸を意識に上げている状態」をいつも意識に上げているという感じw

一方で、医師としての私は、「呼吸が意識に上がらない状態」も肯定的に捉えています。それは身体的苦痛(息切れ・息苦しさ等)がないということだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 

例えば、コロナ感染症や気胸(若い人にも起こりえる肺が突然破れる病気)など罹患すると、途端に呼吸が気になるはずです。その時にフォーカスするべきは「呼吸が気になること」そのものではなく、その原因(問題・課題)と対処(解決)の方です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379995.html

 

 御質問中の「ネガティブループ」も同じ。何らかの問題・課題が生じたため、「ネガティブループ」が気になったと考えてください。フォーカスするべきは「ネガティブループ」そのものではなく、その原因(問題・課題=case)と対処(解決=plan)の方です。

よって、「ネガティブループに嵌って」と自覚できたことは、「問題を明らかにし解決するための大切なきっかけ(縁起)を得た」と解釈することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

自戒の念を込めて述べますが、そもそも思考は「ネガティブループ」です。他人の意見や社会の価値観(しかも過去)でつくられたブリーフにただ従うというネガティブループ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 あなたは自ら「ネガティブループ」に気がついただけでなく、「I×VRIさえも見えなくなってしまいました」と現状をちゃんとモニタリングしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

しかも、「ゴール達成した未来の自分の臨場感には程遠く」としっかり分析まで行いながら。だから、全然大丈夫ですよ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「未来の自分の臨場感には程遠い」「I×VRIさえも見えない」という感覚は悪くありません。反対に、「未来の臨場感をはっきり感じている」「Iがしっかり見えている」というときこそ気をつけるべきです。過去の何らかの記憶でつくられた現状に閉じ込められているはずだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 「未来の臨場感をはっきり感じている」「Iがしっかり見えている」というとき、その“未来”や“I(イメージ)”は(繰り返しますが)たいてい他人や社会に決められています。それは「無人運転」と同じ。よくて「自動運転」というネガティブループです↓

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 だから、「ネガティブループ」を自覚している自分を「ネガティブ」と評価しないでください。コーチの立場から見ると、それ(「ネガティブループ」の自覚)は“自由に生きる”ための大切な気づきといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

まずはセルフイメージを変えましょう!

その第一歩として、このようなセルフトークをお勧めします。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

私は、今はまだスコトーマに隠れているすばらしいゴールの存在を確信している

ゴールを設定することで、本当の私にふさわしい未来が次々と明らかになり、日に日に世界がクリアになっている

 

 

 セルフトークを重ね「止観やヒーリングに取り掛かれる落ち着いたマインド」を取り戻したなら、次はゴール設定です。その時はバランスホイールを意識に上げてみてください。私なら「趣味」「家族」「健康」から取り組みます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 心身ともにリラックスしてきたら、呼吸を意識に上げてみましょう。その先に大切な境地があります。その境地とは

 Q-071:認知的不協和の状態にあり… Vol.8;「リラックスできる呼吸の無意識化」のコツとその先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html

 

 「空(くう)」です。

「空」を志向する過程で、「すべてマインドが生みだしている」という事実を体得していくはず。「ネガティブループ」も、「ゴール達成した未来の自分」も、「I×VR」も、すべて空。自らのマインドで生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

ネガティブループに嵌まってゴール達成した未来の自分の臨場感には程遠く(<現状の臨場感)、I×VRIさえも見えなくなってしまいました

 

 「臨場感」については、こちらをどうぞ↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

Q-197前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 

 過去の記事(F-190)に関連して御意見をいただきました。ありがとうございます。

 F-190:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです <中編;リーダー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25988048.html

 

 いただいた御意見・御質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えてあります)

 

Q国政の最高責任者が国権の最高機関で118回にわたり虚偽答弁を行っていたことが明らかになりました。前代未聞の国会愚弄事件を、なぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか?

どこかの大学教授の言葉ですが、「今だけ 金だけ 自分だけ」と言う抽象度の低い思考の人を自分は、これまた首都大学東京の社会学者である宮台真司さんの言葉ですが、「クズ」と呼んでます。クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 

 A:まずは最初の質問から。

衆参両院の憲法審査会の対応についてシンプルに考えると、「そもそも問題と認識しなかった」「問題と判断できなかった」「問題と判断したが、行動(解決)しなかった」「問題と判断したが、行動(解決)できなかった」の4パターン。

 問題がケースサイド、行動(解決)がプランサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 ケースサイドには2つのポイントがあります。問題の影響に関する「ハーム(問題性)」とその本質的な原因を明らかにする「インヘレンシー(内因性)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 ちなみに私はコーチとして(医師としても)、インヘレンシーを強く意識しています。それを突き詰めることは、これまでのブリーフを明らかにし、“現状の外”にゴールを見いだすきっかけになるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 プランサイドにもポイントが2つあります。不利益を検討する「ディスアドバンテージ」と解決能力の評価「ソルベンシー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935992.html

 

 その4つポイントについて論陣を張って行うのがディベート。現代ディベート論理は「トゥールロジック」と呼ばれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

その目的は「最短時間で最適解を見つけること」。そして、「論理的思考を徹底的に極めることで、論理という系の外に出て自由になること」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 いただいた「なぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか?」に対する私の答えは「自由がないから(自由でないから)」。それは論理的思考を放棄した原因であり、結果でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 私は、行政・立法・司法から、そして日本国民から自由を奪い取るという暴挙は、「118回にわたり虚偽答弁を行った国政の最高責任者」の“ある行為”によって完遂したと思っています。その“行為”とは、20147月の政治主導による憲法解釈変更。

 詳細は割愛しますが、ディベートでいうと「クリティーク(Kritik)」。前提そのものがおかしいといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html


  

 「自由がない(自由でない)」という問題(課題)に対する私の解決策は「抽象度を上げる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのためにコーチングが大いに役立ちます。1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)“現状の外”にゴールを設定し、「ゴール達成能力の自己評価」であるエフィカシーを高めながら“気楽”に過ごすうちに、自然と抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 だから、コーチングを学び、実践しよう!

 

 

 ただし、その時にある“心がまえ”が必須。それが「他責にせず自己責任」です。

 下記のブログ記事に詳しくまとめました。とくに「05:自責の意味」はぜひ確認してください。認知科学者 苫米地英人博士の「責任」の定義を引用しています。

 S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 次に私からのアドバイス。

 他人を「クズ」呼ばわりすることはコーチング実践者らしくありません。倫理的な観点からももちろんですが、なによりエフィカシーを下げてしまうから。あなた自身のエフィカシーもです。なぜだかわかりますよね?

 (不明瞭な場合はこちら↓ 早速ワークに取り組んでください)

 Q-195:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.4;脳の呪縛を解き放つ(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25645972.html

 

 苫米地博士に学び、コーチングを実践する者の機能・役割は「ハイエフィカシーなカルチャーを実現する」こと。それがコーチのミッションです。コーチに「クズ」は似合いませんよ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26062728.html

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 私は、行政・立法・司法から、そして日本国民から自由を奪い取るという暴挙は、「118回にわたり虚偽答弁を行った国政の最高責任者」の“ある行為”によって完遂したと思っています。その“行為”とは、20147月の政治主導による憲法解釈変更です

 

 その時、私は、映画「STAR WARS」のあるセリフを思い出しました。EpisodeⅢにおけるパドメ・アミダラの言葉です。

 

 これで自由は死んだわ。万雷の拍手の中で

 So this is how liberty dies, with thunderous applause.

 

 

-追記2

 関連した話題を。

菅首相の肝いりで2021517日から「大規模接種センター」における新型コロナワクチンweb予約が始まりました(65歳以上対象)。ところが初日に予約システムの重大な欠陥が判明。「デタラメな接種券番号」や「65歳未満の生年月日」を入力しても予約がとれることを検証した3社(AERA dot.、毎日新聞、日経クロステック)がその事実を報道しました。

それらの報道に対して、岸信夫防衛大臣が「本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為」と抗議。さらに実兄である安倍晋三前首相も「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。防衛省の抗議に両社がどう答えるか注目」と追随しました(両人ともなぜか日経には触れず)。

 「接種機会を奪う本当の原因は何か?」を考察し(ケースサイド)、 「ワクチンが無駄になりかねない状況を改善するにはどうすればいいか?」を考え実行すること(プランサイド)が論理的対応です。その上で、主権者である国民にしっかり説明することが政治家の責任。大臣や前首相ならなおさらです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 

-追記3

 もうひとつ関連した話題を。

 「バラいろダンディ」(2021531日)に出演された苫米地博士は、「差別のない世界を作らねば日本は終わる」ことを論理的に解説されました。下記リンクで視聴できます↓

 https://t.co/Mkeib2FA3H?amp=1

 

差別のない世界を作らねば日本は終わる(ダンディ、210531)

バラいろダンディ(2021531日放送回)より

 


Q-196未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

 

 私は今も医療・介護の現場で働いています。半分は医師として、半分はコーチとして。

 うれしいことに、医師として働いているときにもコーチングに関する質問を受けることがあります。先日もこのような質問をいただきました。

(プライバシー保護のため、変更を加えてあります)

 

Q苫米地博士の書籍を読み直しています。最近は「201冊目で私が一番伝えたかったこと」をパラパラと捲っています。その中で、気になったところがあるので、質問させて下さい。P142で第2章の最後ですが、4行目から引用します。

 

しかし、物理法則の制約が非常に大きい場合は、情報場における書き換えを物理空間に現象化させる際に、物理空間における仕上げ作業が必要になります。それがインプリメンテーション(実装化)です。この実装化を行うことで、あなたが情報空間において行った壮大な情報因果宇宙が完成し、自分と世界が思い通りに変化するようになるわけです。

引用終わり

 

そして、実装化に絶対不可欠なものは「知識」であるとし、それがなければ「情報空間でいくら書き換えを行ったところで、単なる『妄想』に終わってしまうことがほとんどです」と続きます。

未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)のが「I×VR」だと考えていましたが、さらに実装化という考え方が必要なのか? 少し混乱してしまいました。実際はどんな事をさすのでしょうか?

 

A:質問者が引用されている「201冊目で私が一番伝えたかったこと」(ヴィレッジブックス)は、私にとって思い出の1冊です。発売日の2015530日、私は東京に滞在していました。苫米地博士のパーソナルコーチングを受けるために。

 鹿児島は2~3日遅れで本が届きます。だから、今まで発売日に博士の本を読むことはありませんでした。いち早く読めることがとてもうれしくて、コーチング待機中に一気に読み終わったことを思いだします。あの頃のfreshな気持とともに。トリガー&アンカーですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 質問者はしっかり理解されていますが、まずは入門者向けに解説します。

物理法則が働く空間(物理空間)は情報空間の一部です。情報量の大小で宇宙をならべたとき、もっとも情報量が多い次元、すなわち情報宇宙の底面を特別に物理空間(次元)と呼びます。繰り返しますが、物理空間は情報空間の一部です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ちなみに、情報量の大小で宇宙をならべる軸が抽象度。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度という軸でみたとき、情報宇宙の底面(bottom)が物理空間、頂点(top)が空(くう)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「抽象度の高いイメージ(I)」は、当然、情報空間にあります。あるイメージ(I)の臨場感が高くなると(V)、それは現実になる(R)というのが「I×V=R」。それはコーチングの祖 ルー・タイス氏の言葉を理論化した「夢をかなえる方程式」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×V」はあくまで一個人の情報宇宙(一人一宇宙)での出来事。それを他者と共有したり、物理次元で現象化するためには工夫(仕上げ作業)が必要になります。その工夫がインプリメンテーション(実装化)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 インプリメンテーションの鍵となるのが「知識」。詳しくはこちらで↓

 Q-179,180:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -03,04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する>前・後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 

 

 では、インプリメンテーション(実装化)について、具体例をあげて(抽象度を下げて)考えてみましょう。今回は医療ネタです。

 

人は生まれてしばらくは歩けません。徐々に歩けるようになるのはゲシュタルトができるから(=抽象度が上がる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

しかしながら、加齢とともにうまく歩けなくなり、転倒が多くなります。その状態を医療現場では「フレイル(frail)」と表現します↓

F-185:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -02;コロナ虚弱(フレイル)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25678016.html

 

「歩き方がわからなくなった(ゲシュタルトが壊れた、抽象度が下がった)」わけではありません。筋力低下や感覚・バランス障害、関節の変形や疼痛など、物理空間の何らかの理由により「歩き方はわかっているけれど歩けなくなる」のです。つまり、実装(物理空間での調整、仕上げ)がうまくできなくなっていくということ。

(わかりやすい説明を意識しています。脳血管障害や神経疾患などは除外してください)

 

さらに抽象度を下げて、義足や下肢装具について考えてみましょう。

いくらリハビリを重ねても、義足や装具に問題があればうまくいきませんよね。足関節のちょっとした角度の違いで膝折れが生じたり、反張膝になったり。

義足や装具は物理空間上の存在です。物理法則の制約を必ずうけるため、物理空間での調整や仕上げが必要になります。それがインプリメンテーション(実装化)です。

 

義足や装具と違って、人(生命現象)は高次の情報空間から底面の物理空間まで連続的に存在しています。心と体はそもそも同じもので、抽象度の違いにすぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 心と体はそもそも同じもので、抽象度の違いにすぎない

 

 しかしながら、その機能は物理空間(あるいは縁起空間)で発揮されます。だからいくら「I×V」がうまくいっても、インプリメンテーションを経なければ「R」にならないのです。私はそのインプリメンテーション(実装化)をマネジメントと同様に考えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

では、どうすればインプリメンテーションを体得する(授ける)ことができるのでしょうか?

 

知識(物理法則はもちろん、ルール・マナー・モラルなども含めた多種多様多量な情報)は大前提。その上で...

続きは下記ブログ記事でどうぞw

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 いち早く読めることがとてもうれしくて、コーチング待機中に一気に読み終わったことを思いだします。あの頃のfreshな気持とともに。トリガー&アンカーですね

 

 アンカーされていた記憶(word/picture/emotion)が甦りました!

 コーチングの順番待ちの間に博士の新刊を読み終えた私はすっかりトランス状態。コーチングが始まるや、いかに「201冊目で私が一番伝えたかったこと」が名著であるかを熱く語ってしまいました。著者本人に対してw しかも貴重なコーチング時間を使ってww(その頃、博士のコーチングは120万円/30分でした)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25175860.html

 

今思い出しても赤面ものwww

でも、あの時の博士の優しいまなざしの記憶は、クライアントを見守るコーチとしての私のブリーフになっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

-追記2

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」について、“守秘義務ギリギリ”を意識に上げながら書きました↓

 Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

-関連記事-

S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_368012.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 

-告知-

 医療・福祉関連に限らず、コーチングを応用した研修に御興味のある方々は、下記連絡先(メール)に御連絡ください。みんなでエフィカシーを高めあう、明るくあたたかい未来をぜひ手に入れてください。

 (現在は主にオンラインで研修を行っています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 連絡先(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

 

201冊目で私が一番伝えたかったこと


Q-195:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.4;脳の呪縛を解き放つ(ワーク付き)

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

抜粋した下記部分について、4回に分けて回答しています。今回が最終回です

(プライバシーに配慮し、変更を加えてあります)

 

 Q:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

 

 Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 Vol.2;不完全性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25582843.html

 Vol.3;マインドを100%活用するという覚悟(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25604736.html

 Vol.4;脳の呪縛を解き放つ(ワーク付き)

 

A:前回(Q-194)、私は「マインドを現状維持や責任回避のために使うのではなく、未来創造や自由のために100%活用するという覚悟さえあれば、コーチングを受ける(実践する)資格があります」と書き、ワークを提示しました。

そのワークとは、「コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?』という質問が内包する課題(case)とその解決策(plan)を見つける(感じる)」というもの。

いかがだったでしょうか?

 

 では、私の答えを。まずは課題(case)から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 前回のポイントをまとめると、

・ゴールがあり、その達成を確信している者にとって(エフィカシー)、目の前の全ての事象はゴール達成のための大切な縁起。すべて「T

・「すべてを『T』にする心意気」が「コーチングマインド」であり「自由」。その「自由」には必ず責任が伴う

・多くのケースにおいて、「自由」や「コーチングマインド」を放棄した人が、責任回避や自己正当化のために批判を連発しているように感じられる。それは単なるドリームキリングよりも重い心の叫びに思える

です。 

 

 「責任回避や自己正当化のために批判を連発する」ことは、課題(case)をあえてスコトーマに隠す行為といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それは問題の本質から目を背けることであり、無意識が思いっきり現状を肯定している状態です。「批判を連発する」ことがコンフォートゾーン(CZ)化しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そんなCZに浸りながら他人を批判し続ける生き方は、じつは、とても楽な生き方といえます。思考する必要がないのだから。他人を叩き、悪口をいいながら、心の奥底では幸せを感じているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 苫米地博士は、そんな生き方を「奴隷の生き方」、そんな幸せを「奴隷の幸せ」と表現されます。

奴隷とは「権力が用意したパノプティコンとバイオパワー(Bio-power、生権力)に従う者」のこと。それなのに本当の幸せを見いだせるはずがありません。だから、ますます他を攻撃してしまうのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 そんな「奴隷」に対して、自分が生みだしたバイオパワーに従って生きるのが「自由」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 コーチングでいうと、バイオパワーを自分で生みだす行為、すなわち自由のはじまりがゴール設定といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

自身の自由意思で 1)100%want toで、2)自分中心を捨て、3)“現状の外”に バイオパワーを生みだす = ゴール設定

 

そのバイオパワー(= ゴール側の自分)にのみ従うことで得られる喜びは、究極の“幸福(well-being)”といえます。

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 私が「コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?」という御質問(及びその背後にある意図)に感じた課題(case)とは、「『マインドを使うこと』や『自由』に対する迷い」と「『ゴール(設定)』に関する認識不足」です。シンプルに言い直すとhave toが紛れ込んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それは失敗の記憶に紐づく不安や恐怖によるブレーキのあらわれかもしれませんし(「私にはできない」)、例えば「常識」といった社会の価値観によるリミッターの発動かもしれません(「そんなことは許されない」)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 いずれにせよ、エフィカシーが不当に下がっている「あなたらしくない」状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

したがって、「『マインドを使うこと』『自由』『ゴール(設定)』に対する迷いや認識不足」という課題(case)に対しての最初の対策(plan)は「エフィカシーを上げること」。それは権力者が仕掛けたバイオパワーから逃れる秘訣でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 最後に、苫米地博士の著書「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWA)を使ったワークを御紹介します。

 

 

 <脳の呪縛を解き放つワーク>

1.      下記引用文を、まるで博士からコーチングセッションを受けているような臨場感で読む

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463920.html

2.      「今すぐやるべきこと(←もちろんwant to!)」を感じる

3.      「やるべきこと(←want to !!)」を実際に行う

*「やるべきこと」はエンドステートです↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

4.      言い訳(創造的回避)がでてきたら「私らしくない」、自然に行動できたら「私らしい」とセルフトーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

5.      行動中に浮かんだイメージを五感で感じる(word/picture/emotion

6.      その体感を新たなゴールに落とし込む(注ぎ込む)

7.      ゴール側からすべてを認識・理解・評価・判断する(ラベリング)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

 (それではワークを楽しんでくださいw↓)

 バイオパワーから逃れる方法②-エフィカシーを上げる

 

 また、ネットで展開されるネガティブな世界から物理的に離れるのもいい方法です。これは良い効果をもたらします。

 コーチング的にいえば、悪口はエフィカシーを下げてしまいます。

 エフィカシーとは、「自己のゴール達成能力の自己評価」のことです。

 「私は、すごい人間だ」と自分自身のことを感じるエフィカシーの高い人は、黙っていても自然にゴールを達成してしまいます。

 

 このゴール達成のメカニズムは、私の別の著作を読んでいただけるとわかると思いますが、ゴール達成や自己実現ができるかどうかは、すべて「その人のエフィカシーがどれだけ高いか」という一点にかかっています。

 悪口や皮肉がなぜ口を衝いて出るかというと、その人のエフィカシーが低いからです。自己評価が高ければ、他人のすることにわざわざ悪口をいおうなどとは考えません。悪口を投げかける相手のことを、自分と同レベルだと認識しているから、そういう考えが浮かんでくるわけです。

 人間は面白いもので、自分が悪口をいわないとしても、誰かが発する悪口やネガティブな意見を聞くだけでエフィカシーが下がります。嘘だと思うなら、悪口ばかりいう知り合いの話に、束の間でもつきあってみたらいいでしょう。うんざりして、何かをしようとする意欲がすっかり萎えてしまうはずです。これがエフィカシーの下がった状態です。

 

 ネット上で展開される悪口やネガティブな意見についても、同じことがいえます。それを面白いと感じて追いかける人がいるかもしれませんが、そのときみなさんのエフィカシーは、確実に下がっています。

 それを物理的に遠ざけることは、権力のバイオパワーから逃れる意味でも、賢明なやり方です。

 

 

実際に行動しているうちにエフィカシーが上がり、上がったエフィカシーによりスコトーマが外れ、“現状の外”に新たなゴールを見つけることができるようになります。そのプロセスで「脳の呪縛」が解けていくはずです。ここまで読んでくださった皆さんなら必ずできます。

そしてその時、「コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?」という疑問はすっかり解消しているでしょう。エフィカシーが上がり、呪縛が解けたから。

 

 それは抽象度が上がること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それは自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そして、それは人間形成の階梯を上がるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 次は、皆さんと縁ある人々のエフィカシーを引き上げ、呪縛を解いてあげてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

マインドの使い方をマスターし、まわりにひろげている皆さんは、「マインドを使える人」は“うまく使える”ように、「マインドを使えない人」は“使える”ように導くよきコーチとなっています。「布施」を体現しているコーチ(&ヒーラー)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11142143.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 今年度(2021年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 (セミナー予定はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第1回目は2021425日(日)開催。テーマは「スコトーマ」「ゴール」「エフィカシー」です。

 (詳細はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25523198.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

脳の呪縛を解く方法

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Q-194:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.3;マインドを100%活用するという覚悟(ワーク付き)

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

抜粋した下記部分について、4回に分けて回答いたします。

(プライバシーに配慮し、変更を加えてあります)

 

 Q:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

 

 Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 Vol.2;不完全性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25582843.html

 Vol.3;マインドを100%活用するという覚悟(ワーク付き)

 

A:「マインドを使える」を「全抽象度次元に“集中”している(全集中w)」「抽象度の移動が自由にできる」と、そして「マインドを使えない」を「低い抽象度次元に囚われている」「高次の抽象度への移動ができない(しない)」という意味であるとすると、「コーチングはマインドを使える人のためのものなのか?」に対する私の答えは「そのとおり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 

そのような回答(「そのとおり」)をすると、「今苦しんでいる人たちは救わないのですか?」と批判され、「自己矛盾する詐欺師」「偽善者」といった陰口を叩かれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681205.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681282.html

 

 そんな時、私は、NilDを心の中で握りつぶします↓

 F-094~:私はイヤなことを心の中で握りつぶす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 きつく反論することなく、静かに(心の中で)握りつぶすのには理由があります。ゴール共有なき批判への反応はお互いにとって無益だからです。私は、11年にも及ぶ長い病院長時代に、そのことを何度も痛感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ただし、本当に無益かどうかは、あくまでも自らに由ります。

ゴールがあり、その達成を確信している者にとって(エフィカシー)、目の前の全ての事象はゴール達成のための大切な縁起。すべて「T」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 その「すべてを『T』にする心意気」が「コーチングマインド」であり「自由」。そして、「自由」には必ず責任が伴います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

 多くのケースにおいて、「自由」や「コーチングマインド」を放棄した人が、責任回避や自己正当化のために批判を連発しているように感じられます。それは単なるドリームキリングよりも重い心の叫びでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

御質問の意味が「コーチングはすでにマインドを使える人のためだけのものなのか?」ということであれば、私の答えは「そんなことはない」です。むしろ「マインドを使えない人」の方がコーチングのインパクトは大きいといえます。

マインドを現状維持や責任回避のために使うのではなく、未来創造や自由のために100%活用するという覚悟さえあれば、コーチングを受ける(実践する)資格があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

もしも批判や言い訳が浮かんだら、すぐに「私らしくない」とセルフトークを行い、その根底にある「D」を握りつぶしてください。心の中で。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

 ところで、「ゴール実現のための活動」と「今苦しんでいる人たちを救う活動」はまったく別ものなのですが、その違いはわかりますか?

 

 「過去の記憶に苦しんでいる人」や「不安や恐怖に襲われ、なかなか現状の壁を壊せない人」をほっとくのかといえば、決してそんなことはありません。それは「コーチングはマインドを使える人のためのものか?」とはまったく別の話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 コーチは、各自工夫を重ねながら、縁ある人々のヒーリングにも取り組んでいます。例えば、明るい世界や未来を感じられるような希望に満ちた情報発信など。

(このブログはそんな思いで書いていますw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

重要なのは実践です。マインドにあるイメージ(I)を物理空間でしっかりと現実化(R)するための挑戦を続けることです。もちろん、100%want toで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 じつは、私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、「『世界から戦争と差別をなくす』というゴール実現のための活動」の他に、「今苦しんでいる人たちを救う活動」にも取り組まれています。それもすごく大きなスケール(=とても高い抽象度)で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 最後に「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」(Club Tomabechi)の【付録①】から引用します。ぜひコーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?」という質問が内包する課題(case)とその解決策(plan)を見つけてください(感じてください)。

これはコーチングを学び実践する者にとって、とても×2重要なワークです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

サイバー・ネーションは戦争を回避する力を持つ

 

 「チベット・ダイアスポラ」が実現すると、チベットの人たちを救うだけではありません。「チベット・ダイアスポラ」が「サイバー・ネーション」の成功例として世界に認識されれば、それが起爆剤となって、世界で「人道的な」サイバー・ネーションが次々と立ち上がることになるでしょう。

 さまざまな事情によって既存の国家に保護されない、あるいは国家の保護が十分ではない人々が「サイバー・ネーション」の国民になることで人権が保護されるようになり、人としての権利を行使できるようになるでしょう。

 私の設定しているゴールは「世界から戦争と差別をなくす」ことですが、この「チベット・ダイアスポラ」の活動は、このゴールの話とは少し異なります。私が目指す「世界から戦争と差別をなくす」というゴールの実現は、非常に時間がかかると思っています。決して甘い話ではなく、私の生きている間には実現されないかもしれません。

 もちろん、このゴール達成を常に目指しながら生きていますが、もしかしたら、次世代の人たちに託すことになるかもしれません。世界平和は「教育」でのみ達成できると思っていますが、世界の隅々にまで、そうした平和実現のための教育が行き渡るのには、どうしても長い時間がかかります。

 「チベット・ダイアスポラ」、そして、それを起爆剤として生まれるであろう多くのサイバー・ネーションの実現は、世界平和の実現というよりは、すでに起こってしまった過去の戦争によって苦しんでいる人たちの痛みを、すぐにでも和らげてあげたいという思いから生まれています。

 「世界から戦争と差別をなくす」ことを目指すのは大事なことですが、目指すだけでは、いま現在、苦しんでいる人を助けることはできません。サイバー・ネーションの実現は、「世界から戦争と差別をなくす」ことに比べれば、かなり早く実現可能だと思っています。すばやく実現させて、いま苦しんでいる人たちの痛みを少しでも和らげてあげたいと思っています。

 

Q-195につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

きつく反論することなく、静かに(心の中で)握りつぶすのには理由があります。ゴール共有なき批判への反応はお互いにとって無益だからです。私は、11年にも及ぶ長い病院長時代に、そのことを何度も痛感しました

 

ゴールが“無益”を“有益”に塗り替えていきます。私の“有益”を下記記事にまとめました↓

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 

-告知-

 今年度(2021年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 (セミナー予定はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第1回目は2021425日(日)開催。テーマは「スコトーマ」「ゴール」「エフィカシー」です。

 (詳細はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25523198.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版



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