苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: F:フリーテーマ

F-198:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.2;「こんなにほったらかしにして」と言われたら(ワーク付き)

 

 “あの人”の言葉はなぜこんなにも心に響くのだろうか?

 

 という文章を目にした今、皆さんはどんなことを連想し、何を考えていますか? 皆さんにとっての“あの人”とは誰のことでしょうか?

 

 湧き上がるイメージを楽しみながら、ゆっくり読み進めてください。

 

この連載では、毎回、認知科学者 苫米地英人博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)から引用します。その本のサブタイトルは「21世紀を導くリーダーの鉄則」。その“鉄則”もぜひイメージしてください(Don’t think. Feel!)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 Vol.1;こんなにほったらかしにして

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26428629.html

 Vol.2;「こんなにほったらかしにして」と言われたら(ワーク付き)

 

 「こんなにほったらかしにして」と言われる側がコーチングマインドを学んでいるのであれば、全然問題はありません。「ほったらかし」を含むすべての言動は、ゴール設定の結果だからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングマインドを実践する者が経験するすべての出来事は「ゴールが生みだす縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ただし、「ほったらかしにして」と言われた時は、いったん立ち止まり確認してみましょう。止観(瞑想)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 

非難、警告、忠告、小言はいずれもスコトーマを外すチャンス!

これまで気がついていなかった重要な改善点を見つけるかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 自分の言動に確信があるときほど、止観を心がけてください。

“自分(自我)”はもちろん、宇宙すべてが不完全です。“あの世”は不完全性定理で、“この世”は不確定性原理により証明されたこの事実は、「どこまでも進化・向上できる」ことをはっきりと示しています。その進化・向上のための止観です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 止観とは「止めて観る」こと。

止めるのは煩悩的な心の動きであり、観るのはより高次(抽象度)の情報場です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 では、「近未来のブッダ」から引用します。

 

ヨーガの瞑想段階のように

 修行僧がなんのために瞑想をするかといったら、私がここで言う大乗の脈絡では準備のためです。それをヨーガの体系で説明すると、まずハタヨーガがあって、クンダリニーヨーガがあって、ラージャヨーガがあります。ハタヨーガは体を作るところです。クンダリニーヨーガはエネルギーのヨーガで、身体と心のつなぎ目ぐらいを作っていくところです。そして、ラージャヨーガにあたるところが瞑想のヨーガです。

 なぜ、ハタヨーガから始めるかというと、瞑想するためには強い体が必要だからです。仏教の瞑想も同じです。頭をまっすぐたてて長時間座らなくてはいけません。5時間なり10時間なり、座禅を長い間やれるようになるためには訓練期間がそれなりに必要になります。ですがそれは、ぜんぶ瞑想できるようになるための前段階です。

 引用終わり

 

 

 瞑想するために必要なのは、もちろん、「強い体」だけではありません。身体と心はそもそも同じものであり、抽象度の違いに過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 そのことを踏まえた上での「瞑想できるようになるための前段階」として、私は「T」「Nil」「D」のラベリングを行っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 誰に言われたか?、どんなことに対して言われたか?、どのように言われたか? など状況により違いはあると思いますが、基本的に「こんなにほったらかしにして」と言われたなら何らかの情動が動くはずです。その情動が「D」。

即座にラベリングして、「D」を自身から切り離しましょう。それが動物的な大脳辺縁系の活動(=ファイト・オア・フライト)を防ぎ、前頭前野をさらに活性化させてゴールに向かうための「前段階」を可能にします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 

 「瞑想できるようになるための前段階」をクリアしたら、「ゴール」を再確認してみましょう。誰かに「こんなにほったらかしにして」と言われてしまうときは、ゴールの中に気が付いていない課題(ケース)が隠れていることがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)“現状の外”に設定する もの。なので、このように自問してみましょう。そして、湧きあがるセルフイメージ&トークをゴール側から再確認してください。それが今回のワークです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 Q1:本当に自由意思で望んでいること(want to)だろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 Q2:本当にunselfishだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 Q3:本当に達成不可能だろうか?

 (すでに達成している/達成しかかっているのではないだろうか?)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 ゴールは1つではなく、人生のあらゆる領域にまんべんなく設定するものです。それをバランスホイール(balance wheel)と呼びます。それを踏まえてこんな自問も行ってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 Q4:ゴールのバランスはとれているだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

 

 徹底的に自問してみて「ゴール」を再確認したなら、次は「コンフォートゾーン(CZ)」の確認を行いましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

「こんなにほったらかしにして」と言われてしまう状況は、ゴールに問題がなかったとしても、CZに関連する何らかのエラーにより生じえるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 私自身は「エフィカシー」と「臨場感」をとくに意識に上げるようにしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 *「エフィカシー」に関する記事はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25645972.html

 

 *「臨場感」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

以上、「こんなにほったらかしにして」と言われたときの対応について考えてみました。次回(F-199)は言う側のマインドについて考えてみましょう。ポイントは同じく「抽象度の高い気づき」です。

 

F-199につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26384913.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

近未来のブッダ



F-197:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.1;こんなにほったらかしにして

 

 “あの人”の言葉はなぜこんなにも心に響くのだろうか?

 

 という文章を目にした今、皆さんはどんなことを連想し、何を考えていますか? 皆さんにとっての“あの人”とは誰のことでしょうか?

 

 湧き上がるイメージを楽しみながら、ゆっくり読み進めてください。

 

この連載(フリーテーマ)では、毎回、認知科学者 苫米地英人博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)から引用します。その本のサブタイトルは「21世紀を導くリーダーの鉄則」。その“鉄則”もぜひイメージしてください(Don’t think. Feel!)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 Vol.1;こんなにほったらかしにして

 

 内科系の病院やクリニックを定期的に訪れる患者さんの多くが、何らかの「生活習慣病」を抱えています。高血圧症、糖尿病、脂質異常症(以前は高脂血症と呼ばれていました)がその代表です。

 (参考までに。糖尿病に関連する情報をもとに書きました↓)

 F-071~:「糖尿病リスク予測ツール」に思う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_319922.html

 

 「生活習慣病」の呼び名が示すとおり、多くは食事や運動などの生活習慣の見直しでけっこう改善していきます。だから、問題があるのなら(ケースサイド)まずは生活習慣を変えればいいのですが(プランサイド)、そんなに簡単にはいきません(うまくいっても続きません)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 保健指導を行う看護師さんや保健師さんを対象に講義や研修を行う機会がありますが、真面目で真剣な方ほど深い悩みを抱えているように感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445754.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615641.html

 

 よくいただく御相談が「優しくすると変わらず、厳しくすると離れていく」というもの。「見かけないな~と思っていたら、重症になって運びこまれた」という残念なケースは、医療現場では決してまれなことではありません。

じつは、そんな経験をするたびに、医療者自身も自責の念に苛まされています。そのため →「ファイト・オア・フライト」に陥る→さらに厳しく接する→ますます疎遠になる という悪循環に嵌ってしまったりします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 最近、そのようなことをあらためて考える機会がありました。じつは、私自身が「こんなにほったらかしにして」と言われてしまったのです(詳細は秘密w)。

 

 小言をありがたく拝聴している間に浮かんできたのがこの疑問

 

 “あの人”の言葉はなぜこんなにも心に響くのだろうか?

 

 

 私の半生を一言で表現するなら「lucky」です。

親友に「波乱万丈」と揶揄されるような人生ですが、あたたかい縁にしっかり支えられてきました。とてもありがたいことに。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

たくさんの出会いや様々な出来事のどれひとつが欠けても、今の私は存在しません。

もちろん“いいこと”ばかりではありません。苦い経験や悔しい思い出もたくさんあります。しかし、そのどれもが私の大切な一部になっています。「自我」の定義を考えると、当然ではありますが。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そのように素直に受け止めることができるのは、師である認知科学者 苫米地英人博士の教えがあるからでしょう。このシリーズで引用する「近未来のブッダ」を再読しながら、あらためて「抽象度」という概念とそれを体得する教育の大切さを実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 (教育についての考察はこちら↓)

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 

 以下、「近未来のブッダ」より引用します。

 

ブッダの抽象度を教育する

 ブッダの教えも、修行も、とことんIQを上げるためのものだったと私には思えます。仏教とは抽象度の高い思考をするための体系です。

 仏教は、信仰ではなく「教え」なので、イエスを信じるキリスト教などと違って、ブッダを受入れるか否かは問題にしません。しかし、キリスト教やユダヤ教にしても、先述の通り、信じる神はそのうち内在化し、汎神化していきます。汎神化すれば、ブッダを心の友として仏教の教えを学びそれに准じて生きるのと、自分の中のイエスを信じてイエスの諭すよい生き方をしていくのとは、本質的に変わりません。ただしキリスト教は、一部のプロテスタントを除いて、生まれながらに洗礼を受け儀式をやることを強く残している宗教なので、儀式などを通して神を受け入れるか否かを問う感覚がすごく強い、西洋の定義的な宗教ではありますが。

 最終的には、キリスト教でも仏教でも、抽象思考の高まりによる気づきは一緒です。きちんと進んでいけば「人間は自分以外の人のために生きるのが幸せだ」と考えるようになるのです。実際、そうでしかないのですから。ここに「気づく」という、抽象度の高い気づきを得るためのシステムとして、学校教育があります。

 教育がない時代には寺子屋や比叡山・延暦寺、ひいてはブッダの時代は王様たちに建ててもらった精舎がありました。現代だったら、国の教育システムで抽象度の高い思考は学習できます。

 引用終わり

 

 

次回(F-198)は、「こんなにほったらかしにして」と言われたときの心がまえについて考えてみたいと思います。「抽象度の高い気づき」がキーワードです。

 

F-198につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 内科系の病院やクリニックを定期的に訪れる患者さんの多くが、何らかの「生活習慣病」を抱えています。高血圧症、糖尿病、脂質異常症(以前は高脂血症と呼ばれていました)がその代表です

 

 「生活習慣病」は自覚症状がはっきりしません。特に最初の頃は。

 

 それを肯定的に捉えると、「身体的苦痛が少ない」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 

 否定的に捉えるなら、「重症化するまで異常がスコトーマに隠れ、手遅れになりやすい」です。だから、生活習慣病のことを「サイレントキラー(silent killer)」と表現したりします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 臓器でいうと、肝臓がとびきりタフ。「沈黙の臓器」と呼ばれています。よほどの肝機能異常がない限り自覚症状があらわれませんので、定期的な検査(血液検査でのASTALT・γGTPなど)をお勧めします。

 

 検査を受けたなら、より正確に肝臓の状態を把握するために「FIB-4 index(フィブフォー インデックス)」を確認してください。血液検査でのASTALT・血小板数、そして年齢の4つの数値を入力するだけです。

 (1.3未満:異常なし、1.3以上:要精密検査、2.67以上:要治療)

 

 下記の日本肝臓学会HPに計算サイトが紹介されています↓

 (「医療従事者向けに作成したものです」とただし書きがあります)

 日本肝臓学会HP>肝臓学会関連の診療情報>FIB4 index計算サイトの御案内

 https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/medicalinfo/eapharma.html

 

 

-関連記事-

F-082~:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

  

 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26384913.html


 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

  


FIB4 index

日本肝臓学会HPより引用

https://medical.eapharma.jp/disease/hepatopathy/fib-4/calculator.html

 


F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 

 苫米地式認定コーチとして、講演・講義や研修・セミナーと並行して、パーソナルコーチングを行っています。私のセッションは140分です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25494172.html

 

 最初は30分ではじめましたが、思考錯誤する間に40分に落ち着きました。ウォーミングアップ5分+コーチング30分+クーリングダウン5分という感じ。

 

 その「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」について、私の中のイメージを言語化します。

 

 

コーチとして考える「ウォーミングアップ」とは、「抽象度をさらに引き上げること(そのためのモードづくり)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

抽象度を軸とした宇宙の頂点(T)は「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

よって、ウォーミングアップの体感は「シンプルになるたびにスッキリし、ますますクリアになっていく」という感じ。その時感じる熱(warming)の正体は“情報場のエネルギー”と理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 

 話しが少しそれますが、「ウォーミングアップ」や「クーリングダウン」のためにとても大切なことがあります(もちろんコーチングにも)。それは「心身ともしっかりリラックスしている」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html

 

情報空間の心も、その底面(物理空間)への写像である身体も、しっかり緩んでるからこそ情報場の移動が可能になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

だから、CoacH Tとして行う半年間のセッションの初回は、必ず30分間のヒーリングからはじめています。今後、いかなる時もリラックスできるように、徹底してワークを行います(少なくとも半年の間は24時間続けてもらいますw)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

 

少しだけ秘密を話すと、最初に行うのは逆腹式呼吸です。呼吸によってRをゆらがしながら、「心」と「体」を統合していきます。「『心と体』で一つ」というように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

話を「ウォーミングアップ」に戻しましょう。

「ウォーミングアップ」とは「抽象度をさらに引き上げること(そのためのモードづくり)」。脳でいえば、もちろん、「ファイト・オア・フライト」と呼ばれる動物的な大脳辺縁系優位ではなく、人間的な前頭前野優位を維持している状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 その前頭前野優位は、「情動のコントロール」を可能にします。

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 私の「ウォーミングアップ」では、(前頭前野優位を維持しながら)まずは背外側野を十分に活性化させていきます。シンプルに表現すると「論理脳の覚醒」です。

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 そして、(前頭前野)内側部の発火。「超論理脳の覚醒」です。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 S-02-12:“超論理”を表現する言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19021726.html

 

 その前頭前野内側部での超論理空間へのアクセスを経て、私たちは自由になることができます。「自らに由る」という自由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 すると、文字どおり「自由自在」に情報場を操作することができるようになります。今までスコトーマに隠れていた“現状の外”に次々とゴールを見いだし、過去の記憶でつくられたこれまでのブリーフをどんどん書き換えていくことができます。ゴールを達成した未来側から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 情報場を正しく自由自在に見て、臨場感を高めながら、望み(ゴール)どおりに書き換えていく

 

 それがコーチング中にクライアントの中で起こる出来事です。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

コーチングセッションの最後は「クーリングダウン」。

コーチとして考える「クーリングダウン」とは、「抽象度を下げて実装すること(そのためのモードづくり)」です。

 

次のセッションまでの間を“無我夢中”で挑み楽しめるように、あらためて心身を整えていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

高い情報次元で構築(再構築)した臨場感豊かなイメージ(I×V)を情報空間の底面(物理空間)で実現する取り組み(R)は、決して簡単なことではありません。うまくいかないこともたくさんあります。いえ、うまくいかないことばかりでしょう。

ゴールはそもそも“現状の外”にあり、すべてが挑戦だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

たとえ“失敗”に終わったとしても(終わったように思えても)、その取り組み自体に意味があります。

 (私自身の“失敗”はこちら↓)

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 なぜなら、挑戦の間にスピリチュアルペインを克服し、身体的に、心理・精神的に、そして社会的に、ますます“健康”になっていくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

 WHOの定義する“健康”とは、“幸福(well-being)”のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 

 個人の“健康=幸福(wellbeing)”は、縁起空間にひろがりながら、まわりを“幸福(well-being)”に書き換えていきます。ホメオスタシス同調によって。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そして、その豊かさの連鎖が、全体をますます“幸福(well-being)”に書き換えていきます。それが情報空間にまでホメオスタシスが働く人間の、そしてその人間が織りなす社会の理です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 その先に待つのが“無敵”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

 抽象度を上がり続ける「ウォーミングアップ」と実装のための「クーリングダウン」

 

 コーチングセッションを重ねるうちにその両方を並行して行う感覚が身につくと、「空」を体感しながら全力で「仮」に挑む日々が“あたりまえ”に変わっていきます。すべて自身のマインドで生みだしているということを理解し、だからこそ望みどおりに生きているという“あたりまえ”。それは中観の実践です。

その時、マインドはどこまでも自由で、フェアで、平和

 

 そんなイメージ(I)を臨場感豊かに感じながら(V)、私はコーチング(&ヒーリング)を行っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

その時、マインドはどこまでも自由で、フェアで、平和

 そんなイメージを臨場感豊かに感じながら、私はコーチング(&ヒーリング)を行っています

 

 私の「内平外成」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 

-追記2

 コーチングについて、下記ブログ記事で確認してください(3コースあります)↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25494172.html

 

 

-追記3

 「空(くう)」について、認知科学者 苫米地英人博士の論文をどうぞ↓

 「空」を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ

 http://tomabechi.jp/EmptinessJapanese.pdf

 

 

「空」を定義する-1(苫米地英人博士、2011.11.06)

苫米地英人博士のブログから引用

http://tomabechi.jp/

 

 



F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 

 ずいぶん前の話ですが、30代の頃、私はよく“めまい”に襲われていました。そう、まさに「襲われる」という感じ。今思うと「ファイト・オア・フライト」だったのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 「目の前が真っ暗になって倒れる」とか、「意識を失う(失いそうになる)」といったことはありませんでした。脳卒中や脳腫瘍を疑うような神経所見、「脈が乱れる」などの不整脈、難聴や耳鳴りといった耳鼻科領域の異常等、何らかの身体所見を認めたわけではありません。つまり、身体的苦痛はほぼ皆無。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 

でも、突然襲い来る“めまい”とその後の不快感に苦しみました。目の前の宇宙が、モノクロで、薄っぺらく、虚構の世界にしか感じられなくなるような不快感。当時は気がついていませんでしたが、それは心理・精神的苦痛といえそうです。

 私の中では仕事もうまくいっていませんでした。「もっとできるはずなのに力を出し切れていない」というもどかしさを感じていました。社会的苦痛です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 当時、不調の原因は親子関係にあると思っていました。両親と絶縁することでブリーフが再構築されると目の前の世界がどんどん変わっていきましたが、それでもまだ“めまい”に襲われていました。ふわふわしてしっかり立っていられなくなる感覚が続いていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7555985.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556082.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 現在は“めまい”はまったくありません。

 「いつの間にか消えた(=スコトーマに隠れた)」というのが本当のところですが、医師としては「克服」と表現したいですねw。コーチとしてなら「克己」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

1つ目の転機は「突然の院長就任」。

ドタバタで病院長になった後、自分の心身に変化が起こっていることに気がつきました。気力を失い生きることが苦しかったのに、世界が色あせて見えていたのに、いつの間にか立ち直りかけていたのです。でも、まだ“めまい”に襲われていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

 

ところで、その頃(2000年代)と現在では“めまい”の概念が変わったことを御存知でしょうか?

 

 めまいは大きく2種類に分けられます。ぐるぐると世界が(あるいは自分が)回る回転性めまい(vertigo)とふわふわ・ゆらゆらするような浮動性めまい(dizziness)です。

その「ふわふわめまい」に「持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual DizzinessPPPD)」という新たな疾患概念が加わりました(WHO国際疾病分類ICD-11)。

 

体が浮いているようで安定せず「くらくら」「ふらふら」「ふわふわ」と感じるタイプのめまい(dizziness)に悩む人は、めまい全体の20~25%に上るといわれています。これまで「めまい症」とされていましたが、原因がわからず、治療法も定まっていませんでした。

2018年改訂のICD-11以降、ふわふわめまいの多くがPPPDと診断されるようになったそうです(新潟大学の調査では約2/3で最多)。

PPPDは「ぐるぐるめまい(vertigo)などの急性のめまいによって脳が過敏な状態になったためふわふわめまい(dizziness)が慢性化する病気」とされています。

 

 抽象度を下げてもう少し詳しく説明すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 1) 内耳や目、筋肉から情報が送られてくる

 2) 送られる情報を脳が処理することでバランスを保っている

 3) 何らかの原因でバランスが崩れるとめまいがおこる(急性のめまい)

*何らかの原因;良性発作性頭位めまい症・メニエール病・前庭神経炎など耳の病気、片頭痛、自律神経失調症、パニック障害など

4) 強いめまいがおこると、体のバランスを保とうとして、脳が視覚や筋肉の情報を総動員する

5) めまいが治まった後も総動員状態が続くと、脳が刺激に過剰に反応するようになりPPPDがおこる(3か月以上にわたってほぼ毎日症状あり)

という感じです。 

 

 「刺激に過剰に反応」というのがポイントのようで、複雑な模様や激しい動きのある映像を見ることで症状が悪化するとされています。例えば「商品がつまった陳列棚」「細かい書字」「スクロール画面」「ドローン撮像動画」など。

これは「ある特定の光を強く感じたり、光の影響を受けすぎてよく見えない」という視覚過敏よりも、もっと高次の情報処理エラーといえそうです。

(ちなみに、今年1月、コクヨから視覚過敏を抱える人でも使いやすい“光の反射を抑えたノート”が発売されています)

 

 その証拠に、治療として、前庭神経炎に対して行われていた「前庭リハビリ」だけでなく、抗うつ薬の一種であるSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)を使用する「薬物療法」や自分の状況や病気についての捉え方を変える「認知行動療法」(保険外)も効果をあげています。

 (*「『認知行動療法』が効果をあげている」はデータ、「自分の状況や病気についての捉え方を変える」がワラント、「もっと高次の情報処理エラーといえる」がクレーム)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 過去のブログ記事(F-007)で、「聴覚過敏」に対するコーチングの可能性について書きました。

私は、同様に、PPPDに対してもコーチングが効くのではないかと考えています。とくに「好きなことをしている時にはめまいが気にならなくなる」という人に対しては。

 

 今、「好きなことをしている時には気にならなくなるような人は、そもそもコーチングなしでも改善するはず」と思いませんでしたかw

じつは、そうともいえません。その理由は

 F-007:感覚過敏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445330.html

 

 

 私自身の体験談に戻ります。

 1つ目の転機は「突然の院長就任」。2つ目の転機は「認知科学者 苫米地英人博士と出会ったこと」でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 まずは“時間の流れ”が変わりました。未来から現在に流れるというように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その理由はゴールを設定したからです。それも人生のあらゆる領域に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 夢中で学ぶうちに、幼少の頃から親しんでいた釈迦哲学、少年期からの真言密教、青年期からの医学を中心とした科学、そしてありとあらゆる知識と体験がどんどん結びついていく感じがしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

ゲシュタルトができ、どんどんつながり(connect the dots)、さらに巨大になっていく体感は今も継続しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 極めつけは苫米地博士のパーソナルコーチング。その経験をシンプルに表現すると「究極のハイエフィカシー体験」。一言なら「中」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 目の前の世界のすべてが情報です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

双方向(多次元)のつながりの中で、一人ひとりのリアルタイムの情報処理が宇宙を生みだしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 だから、「今とても苦しい」という方も大丈夫。心配はいりません。

 その身体的な辛さも、精神的な苦しみも、社会的な困難もすべて情報なのだから、必ず書き換えることができます。もちろん、スピリチュアルペインも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 脳と心、体と心はそもそも同じものです。同じものの抽象度の違いにすぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 そして、心とは情報処理(現象)のこと。本当はすべて情報処理主体である自分次第です。

 

 希望はやがて夢に育ち、夢はゴールに落とし込むことで実装に向かいはじめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 エフィカシーを高めながら“挑戦”し続ける間に、漠然としていたイメージ(I)はどんどん鮮明になり(V)、ついには現実化します(R)。それがこの宇宙の理、宇宙を生みだす情報処理のアルゴリズム(algorithm)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「脳が刺激に過剰に反応」のPPPDが心へのアプローチでよくなるように、すべて(身体的、心理・精神的、社会的、スピリチュアル)がwell-beingに向かっていきます。希望があり、夢を持ち、ゴール設定して挑み続けるかぎり。

 それが人間本来の力、The Power of Mind!

 もちろん、皆さんの中にも満ち溢れている力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

「脳が刺激に過剰に反応」のPPPDが心へのアプローチでよくなるように、すべて(身体的、心理・精神的、社会的、スピリチュアル)がwell-beingに向かっていきます。希望があり、夢を持ち、ゴール設定して挑み続けるかぎり。それが人間本来の力、The Power of Mind! もちろん、皆さんの中にも満ち溢れている力です

 

 情報空間の底面である物理空間には物理法則が働いています。その秩序の中で「どのようにして見事に生ききるか?」がコーチ兼医師としての私のテーマです。これからも探求を続けたいと思っています。

 F-163:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 F-176:“幸福(well-being”とは? ~「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 

-追記2

「もしかして私もPPPD?」と思う方は、ぜひ下記リンクを確認してください↓

新潟大学耳鼻咽喉科「めまいの問診票(慢性の非回転性めまい)」

dizzy.pdf (niigata-u.ac.jp)

 

  

-関連記事-

PM-00~The Power of MindⅠ(序章)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_123516.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

Q-120:情報空間の移動と身体の軸について

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874002.html



めまいの問診票(新潟大学耳鼻咽喉科)

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD-新潟大学医学部 より引用

dizzy.pdf (niigata-u.ac.jp)

 


F-194:継続は力なり

 

 最近、「継続は力なり」という言葉について考えさせられる機会がありました。皆さんは「継続は力なり」と聞くと(トリガー)、どんなイメージが浮かびますか?(アンカー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 まずは「継続は力なり」という言葉の意味や由来を確認してみましょう。以下、実用日本語表現辞典より引用します。

 

 続けることの重要性、弛まず挫けずに続けていくことの大切さを端的に述べた表現。格言。いくつかの意味合いに解釈できる。

 

 ・個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。

 ・今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。

 ・物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。

 

 「継続は力なり」の出典・由来については、諸説あり定かではない。大正時代の教育者・平松折次が「継続は力なり」を標語として掲げていたこと、および、明治時代の宗教家・住岡夜晃が賛辞の詩として綴っていたことなどは文献から確認できる。また、国立国会図書館レファレンス協同データベースによれば、イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)という言葉が見られるという。しかしながら、いずれもオリジナルであると確証が得られる状況にはない。

 引用終わり

 

 どうやら「成果を積み重ねる」「挫けずに修練を積む」「諦めずに取り組み続ける」といった“継続”の重要性の主張(claim)であり、その根拠(warrant)は「成功の秘訣である(father of success)」ということのよう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

1)継続とは何か?、2)継続の先にある成功とは何か? の2点について、コーチとして考察します。私の“自由訳”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

1)継続とは?

 

 コーチとして観ると、クライアントの「継続」はすべて結果です。もちろん、ゴール設定の結果。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴールとは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨てたもの、3)“現状の外”にあるもの。ゴールは多くの人が共有するnormal=コンフォートゾーン、CZ)を遥かに超えたところにあるため、「とんでもないもの」に思われてしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 それゆえ、本人にとってはwant toであっても、まわりにはhave toと思われがち。だから「頑張ってるよね」「私にはできないわ」「無理しないでね」といった言葉になるのです。別にネガティブな意図がなくても。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 ときにはドリームキラー化した人たちから心ない攻撃や陰湿な嫌がらせを受けることもあるでしょう。私も法を無視した「だまし討ち」に苦しめられたことがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 もしも傷つき打ちのめされたなら、原点に戻ってください。原点とはゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

私は何をしたいのか? 生きる意味は? 価値は?

そもそも“私”とは?

 

 ゴールを前提としたそれらの問いは、過去の呪縛(これまでのブリーフ)を断ち切り、未来の結果として生きなおす(生きかえる)きっかけとなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

すべてが大切な縁起。すべて“自分”次第です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

ゴールが力(エネルギー)を生みだし、ゴール達成の確信(エフィカシー)により力が増していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 それは紛れもない事実ですが、「継続は力なり」というときの“力”は、ゴール×エフィカシーにより生まれるエネルギー&創造性そのものではない気がします。抽象度が違うからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ここは重要なポイントです。

「継続は力なり」の“力”の理解は、「本物のコーチングと似非コーチングの鑑別」にも役立ちます。

(私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、最近、似非コーチングに対する対応をアップデートされました↓)

苫米地英人博士ブログ(202132日投稿)

http://tomabechi.jp/archives/51612444.html

 

 「継続は力なり」の“力”とは、「ホメオスタシス・フィードバック」のこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ゴール設定後の「継続」はホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きです。

冒頭の「『継続』はすべてゴール設定の結果」を丁寧に言い直すと、「『継続』はゴール設定をきっかけに生みだされた新たなCZを維持するホメオスタシスの働き(のあらわれ)」と表現することができます。

 よって、「頑張ってるよね」「私にはできないわ」「無理しないでね」と人から言われたら、「頑張ってないですけどw」「できてあたりまえなんでw」「全然無理じゃないですw」といった感じのセルフトークが湧きあがります。無意識的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 コーチングを学び実践する者の心はいつも“気楽”。では、そんな気楽な「継続」の先にある成功とはどのようなものでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

2)継続の先にある成功とは?

 

 答えは「平和」。詳しくは下記ブログ記事でどうぞw

 PM-07-09~:「平成」という元号に埋め込まれたコード

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 もしも「わかってはいるのに続けられない」「頑張っているのにうまくいかない」と悩んでいても大丈夫! その悩みは重要なサインであり、縁起のあらわれです。

 

「マインド(脳と心)について学び実践する時がきた」というサイン

「ゴール設定により(縁)、本当の“自分”の人生がはじまる(起)」という縁起のあらわれ

 

 ゴール×エフィカシーによってロックを解除し、シンのエネルギーと創造性を開放しはじめたあなたは、「継続は力なり」を“気楽”に体現し続けることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

そして、ゴール設定の結果としての「成果を積み重ねる」「挫けずに修練を積む」「諦めずに取り組み続ける」といった「継続」をひろめていきながら、その先にある「成功(peace)」を縁起の輪(和)の中で手にするのです。

それがコーチング。“無敵”を実現するコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 また、国立国会図書館レファレンス協同データベースによれば、イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)という言葉が見られるという

 

 国立国会図書館レファレンス協同データベースはこちら↓

 https://crd.ndl.go.jp/reference/

 

 

-追記2

 もしも「わかってはいるのに続けられない」「頑張っているのにうまくいかない」と悩んでいても大丈夫! その悩みは重要なサインであり、縁起のあらわれです

 

 「わかってはいるのに続けられない」も「わかっちゃいるのにやめられない」も本質は同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15394923.html

 

 いずれにせよ、「ダメ。ゼッタイ。」的な発想ではダメです。絶対にw

 F-082~:ダメ。ゼッタイ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 

-関連記事-

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

Q-064:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html


 

 

国立国会図書館HP

国立国会図書館HPより

国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp)

 

F-193:コーチとして観る「Field of Dreams」;原作者の「生と死の間(between life and death)」から何を学ぶことができるだろう?

 

 私の趣味の一つに映画鑑賞があります。

 幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関していえばラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。きっと情動を伴った体験の記憶が、今も残る私のブリーフをつくりあげたのですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはず。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」という当時の予想は、残念なことに、見事に当たっています。単に「I×V=R」なのかもしれませんがw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その頃観た映画のひとつが「Field of Dreams」です。

 1989年(日本では翌年3月)に公開された「Field of Dreams」は、ウイリアム・パトリック・キンセラ(William Patrick Kinsella19352016年)の小説「シューレス・ジョー / Shoeless Joe」を原作に、ケビン・コスナー主演で製作されました(監督・脚色:フィル・アルデン・ロビンソン、音楽:ジェームズ・ホーナー)。第62回米国アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされています。

過去のブログ記事(F-117118)で、コーチの視点で「Field of Dreams」を考察しています↓

F-117118Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20779662.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874187.html

 

 さらに、劇中の「if you build it, he will come」を実装した野球場にまつわる話を紹介しました↓

 F-173:コーチとして観る「Field of Dreams」;トウモロコシ畑の中の野球場

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

今回も「Field of Dreams」に関するサイドストーリーを紹介します。

 苫米地博士が提唱される超情報場仮説(理論)とリンクさせながら、ぜひ皆さん自身の「Field of Dreams」を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 映画「Field of Dreams」に感動した私は、サントラ、スクリーンプレイ、そして原作小説「シューレス・ジョー」を手に入れました。

 映画の監督であるフィル・アルデン・ロビンソン(Phil Alden Robinson1950年~)が自ら書いたスクリーンプレイと原作者 W.P.キンセラの小説を続けて読むと、そのトーンがだいぶ違うように感じられました。最近また読み返してみたのですが、原作は“真面目な感じ”がするのです。

 

 私たちが現実世界だと感じている物理空間は、じつは、情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その底面での事象はすべて結果。高次の情報空間における何らかの“因”の“果”です。そして、その“果”は別の“因”を生みだします。それが因縁生起 縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

映画でいうと、まずは監督の意図があります。それがビジョンとして共有されながら、ストーリー(原作・原案)、セリフ(脚本)、構成(編集)、映像(撮影)、音(音響)、音楽(作曲)などとの双方向の関係性の中でひとつの作品となっていきます。

もちろん演技(俳優)も大切な一部ですし、実装(インプリメンテーション)のための制作、配給、興行、広報等も欠くことができません。1本の映画(全体)は数多くの機能・役割(部分)が集合したゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 なので、できあがってみると(connect the dots)、原作者の世界観とまったく異なるものになっていることが少なくありません。いい意味でも悪い意味でも。その強烈な一例として、私が真っ先に思い出すのはハリウッド版ドラゴンボールw

(「DRAGONBALL EVOLUTION」、2009年)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます。映画の場合、実質的なリーダーのゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 そんなことを考えていたら、Field of Dreams原作者のブリーフ(&ゴール)が気になりました。そこでW.P.キンセラのことを調べてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 1935年にカナダで生まれたキンセラは、アイオワ大学(アイオワ州は原作・映画の舞台です)やヴィクトリア大学で文学を学び、カルガリー大学で教授を務めました。1982年に小説「シューレス・ジョー」を発表し、1989年の映画化で注目されました。

その頃インタビューで、よく「人生は難しく、そして死に逝くものだ」と語っていたそうです。

 

おそらく本心だったのでしょう。そのブリーフが物理空間に写像として投影されて、原作小説の“真面目な感じ”にあらわれたのだと思われます。

(もちろん、私の側の情報処理も大きく影響しています。双方向です)

 

 「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」というブリーフがあると、楽しさや喜びといった明るい面や生そのもののすばらしさが認識しづらくなります。スコトーマに隠れてしまうからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 希望がスコトーマに隠れたままだと、やがては絶望に支配されていきます。そうなると生命力そのものが失われていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 本人のブリーフやブリーフが生みだす心象風景(情報場)は、縁ある者の情報処理にも影響を与えます。「ホメオスタシス同調」によって。「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」と考えている人の人生が、本当に「困難な死への道のり」に感じられてしまうのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 実際、ある記事では「原作者であるW.P.キンセラの人生も不遇なものだった」と書かれていました。きっかけは車にはねられたこと。頭部負傷後、味覚や嗅覚を失った上に集中力を保てなくなったキンセラは、執筆活動を断念することになったといいます。「もう書くことができない」と嘆いてばかりだったそうです。

 「頭部を負傷」「味覚と嗅覚を失う」は身体的苦痛、「集中力が保てない」は心理・精神的苦痛、「執筆活動を断念」は社会的苦痛、「『もう書くことができない』と嘆いてばかり」はスピリチュアルペインと理解することができます。まさに四重苦です↓

 L-001;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 L-005;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 L-006;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 L-007;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 その後数本の短編やノンフィクションなどを手がけたものの、長編小説は脱稿できなかったといいます。セルフトークにより強化された(V)「もう書くことができない」というイメージ(I)が現実化した(R)のです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

そして20169月、代理人によって「死因は公表できないが、81歳で亡くなった」と発表されました。同年6月にカナダで成立したばかりの法律に基づいた安楽死だったと報道されています。

 

「人生は難しく、そして死に逝くものだ」が口癖だったキンセラの最期は、自らの意思による安楽死

 

 Field of Dreams」原作者の「生と死の間(between life and death)」から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか?

 L-009;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます

 

映画の場合、実質的なリーダーのゴールができあがりを左右します。もっと突き詰めると「ゴールの抽象度」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 2例紹介します。

 

 シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」の5作目(「RamboLast Blood」)が20199月に公開されました(日本は20206月)。

 原作「一人だけの軍隊(First Blood)」(1972年発表)の作者 ディヴィッド・マレルは、その最新作を「この映画はグチャグチャな駄作だ。関りがあるのが恥ずかしい The film is a mess. Embarrassed to have my name associated with it.」と酷評しました。

 私もまったく同感です。主人公 ジョン・ランボーは1作目(「First Blood」、1982年)から年を重ねるごとに「公憤」に向かっていたはずなのに、5作目は超低次元の「私憤」でしかなかったから。「史上最強の頭脳戦が今、はじまる-」という宣伝コピーが空しく感じられました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 もう1例は「ジャスティス・リーグ / JUSTICE LEAGUE」(201711月)。

 スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンといったDCコミックスのヒーローが集う実写映画の監督は、紆余曲折を経てザック・スナイダー(Zack Snyder1966年~)に決まりました。しかし、本撮影終了後、突如スナイダーは降板。

(プロデューサーを務める妻 デボラ・スナイダーも一緒に降板。後に娘が急逝していたことが公表されました)

 追加撮影とポストプロダクションを担当したのはジョス・ウェドン。「アベンジャーズ / Marvel’s The Avengers」(2012年)や続く「AvengersAge of Ultron」(2015年)の監督です。マーベルコミック内の様々な主人公達のクロスオーバーを見事に描いた手腕に期待が高まりましたが、蓋を開けてみると大ヒットとは程遠い結果に終わりました。同年に公開された「ワンダーウーマン / Wonder Woman」の興行成績をも大きく下回っています。

RottenTomatoesの評価は40%。「曖昧な美学、薄いキャラクター性、混沌としたアクションにより最初のスタートには不十分である」と評されています。

 

 公開当時、私は「急遽監督を引き継ぎ、期限内に完成させなければならなかった」という状況に同情していました。ところが、後日、一人の俳優の発言をきっかけにイメージ(現実)が大きく変わりました。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 サイボーグ役のレイ・フィッシャーが、撮影現場でのウェドンについて「キャストとスタッフへの対応は下劣で虐待的でプロ意識に欠ける、受け入れ難いものだった」とツイッターで告発。その後ガル・ガドット(ワンダーウーマン役)が続くと、ウェドンが90年代に手がけた出世作でもあるTVシリーズ「バフィー 恋する十字架」の俳優たちが次々とパワハラ・モラハラ・マタハラを訴えはじめたのです。ついには元妻まで。

 

 ハラスメントの根底には差別意識が存在します。その差別を生みだすのはゴールの抽象度の低さ。その抽象度の低さが駄作となった原因かもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

 じつは、一連の騒動は新たな“因”を生みだしました。スナイダーのビジョンに忠実な「ジャスティス・リーグ」公開を求める声が沸き起こったのです。ファン・キャスト・スタッフが一体となった嘆願は大きなうねりとなり(オンライン嘆願書への署名は18万人以上)、ついに制作・配給のワーナー・ブラザースを動かしました。

 「Snyder Cut」と呼ばれる新たな「ジャスティス・リーグ」は、20213月から配信がはじまっています(日本は同526日~)。

 

 2つの作品の本質的な違いは、監督の「抽象度の差」にあるはず。私はもうすぐ届くBDで確認します。文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22154420.html

 

 

-追記2

 文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

 

 コーチングにおいても大切なことですが、空観なき“JUSTICE”はとても危険です↓

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

 

-関連記事-

映画・音楽ネタ(フリーテーマ)はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268322.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第3回目は2021627日(日)開催。テーマは「サイバーホメオスタシス仮説」「エネルギーと創造性の源」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26053730.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

シューレス・ジョー(amazon)


F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 

 前回まで小泉進次郎環境大臣の発言を考察しました↓

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 その中で「夢をかなえる方程式 I×V=R」に言及しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

I×V=R」に関して、よく質問や相談をいただきます。そこで今回は少し抽象度を下げて(具体的に)書き、楽しいワークを紹介します。映画ネタですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 まずは「I×V=R」について復習しましょう。

 

 「I」とは、imageあるいはimaginationのこと。

よく「自由にイメージする」「自由なイマジネーションを楽しむ」といった表現を見聞きしますが、それは決して簡単なことではありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 イメージやイマジネーションを行う“自分”の思考自体が、他人の価値観や社会の常識等の影響下にあるからです。私たちはそうとは知らずに束縛を埋め込まれ、大人になるにつれ自分自身をロック(自己制御)していきます。良くも悪くも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 脳内の前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンがブリーフ。そのブリーフが集まってできあがった脳内の統合的なシステムが「ブリーフシステム」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステムが目の前に広がる世界を決めています。重要度の低いこと(もの)はRAS(ラス、網様賦活系)にはじかれ認識することすらできません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 繰り返しますが、ブリーフシステムが目の前に広がる世界を決めています。だから「一人一宇宙」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 その「一宇宙」を拡張・再構築する行為が「ゴール設定」。“現状の外”にゴールを設定し、その実現を確信していると(エフィカシー)、世界(宇宙)がどんどん変化していきます。ブリーフシステムが変わるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールの3つのポイントは、1)心から望むものであること、2)自分中心を捨てたものであること、3)“現状の外”にあること

 その3つを意識しながらゴールを人生のあらゆる領域に設定し(バランスホイール)、更新し続けると、シンの「自由」を手に入れることができます↓

 L-02302420203月シークレットレクチャー -0102;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25974037.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26014834.html

 

 すると、イマジネーションの限界を超えていくことができるようになります。最初は「無理ッ」と思えた新たなイメージの世界の臨場感(VVividness)がどんどん高まっていきます。それが「I×V」!

その「I×V」とは、「イマジネーションの限界を壊すことで新たな世界を獲得していくこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

 と、ここまで(I×V)が情報空間の話。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

情報空間では「イマジネーションの限界を壊すこと(限界突破)」が重要ですが、そのイメージ(I)を情報空間の底面である物理空間で現実化(RReality)するためには「物理制約下で再構築すること(物理法則内におさめること)」が必要になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

 

その現実化のための作業のことを「実装(インプリメンテーション)」と呼びます。「I×V」がnot normalであるほど、実装には高いレベルの知識と技術が求められます。

詳しくは映画「スター・ウォーズ」を取り上げたこちらの記事にまとめました↓

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージしつづけるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

 ところで、いい映画を鑑賞することは「I×V=R」を体験する絶好の機会となります。

 そこで今回は、とんでもない「I×V」を、毎度見事に「R」化している偉大な監督を紹介します。その監督とは

 

 クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan1970年~)!

 

ロンドンで生まれたノーランは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン大学に進学し、英文学を学びながら短編映画の制作に取り組みます。英文学を専攻したのは「視野をひろげるため」、ロンドン大学を選んだ理由は「映画制作施設が整っていたから」だったそう。

まさにルー・タイスさんがおっしゃる「ゴールが先、認識(現実)は後」ですね。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 1998年「フォロウィング / Following」で初めて長編映画の監督を務めたノーランは、2作目「メメント / Memento」で注目されはじめます。

 2000年代には新生「バットマン」シリーズの監督に抜擢され、「バットマン ビギンズ / Batman Begins」(2005年)、「ダークナイト / The Dark Knight」(2008年)、「ダークナイト ライジング / The Dark Knight Rises」(2012年)を大成功させました。

 他にも「インセプション / Inception」(2010年)、「インターステラ― / Interstellar」(2014年)、「ダンケルク / Dunkirk」(2017年)、「テネット / Tenet」(2020年)といった内容の濃いオリジナル作品を次々と大ヒットさせ、「作家主義と大作主義の両立に最も成功している一人」と評されています。

 

 そのノーラン映画の特徴を私なりに表現すると、「突飛だがリアル」。

 

今回のテーマに沿うと、「ありえない話(I)なのに、ちゃんとリアルに感じられ(I×V)、おもしろい上に商業映画としても成功している(I×V=R)」

それは個の「Not Normal」が場全体を新たな「Normal」に書き換えていく感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

 それをコーチングに置き換えると、「“現状の外”のはずなのに(ゴール)、なぜか『必ずできる』と確信でき(エフィカシー)、“無我夢中”で実現していく(ゲシュタルト化&実装)」という感じでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 それではワークを紹介します。

 

<ワーク:架空の世界を使って臨場感を高める「クリストファー・ノーラン場瞑想」>

 

 ばれました?

 そう、認知科学者 苫米地英人博士の著書「思うがままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)中の「臨場感を維持するワーク3」のアレンジですw

 

 以下、同書から一部変更しながら引用します(引用は青、変更部分が黒)

 

 架空の世界を使って臨場感を高めよう「クリストファー・ノーラン場瞑想

 <解説>

 お経や聖書にいまいち関心を持てないという人は、マンガや映画を使って瞑想しましょう。

 昔の日本人にはお経は身近なものでした。また、キリスト教の国では今でも聖書はとても身近な書物です。しかし、日本に住む現代人にとっては、お経も聖書も少々縁遠いものかもしれません。

 ならば、自分たちにとってもっとも身近なメディア、たとえばマンガや小説、映画を使って臨場感を強めるのもアリなのです。

 自分や世界を変える力を持っているのは、お経や聖書ではなく、あなた自身の心です。その大原則さえ外さなければ、どんな道具を使って瞑想してもかまいません。

 もちろん瞑想の道具にする小説や映画は吟味しなければいけません。どんな物語を選ぶべきかは、すでにお話ししました。

 たとえば、手塚治虫の漫画「ブッダ」を読めば、釈迦の教えを強い臨場感で瞑想できるかもしれません。

 映画でいえば、今回お勧めするのはクリストファー・ノーラン監督作。

ノーランの作品は毎回テーマが異なっているように感じられますが、じつは共通点があります。それは「ありえないようでいてありえる(かもと思える)」「ありえるようでいてありえない(と感じられる)」という世界観。それは空観です。

その空観の世界観が作品として毎回大成功しているというのは仮観の見事な実践。つまり、空と仮を両立させているノーランは中観を体現しているということ。「その中観を体感しながら作品を鑑賞する」というのがこのワークです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ここでは「クリストファー・ノーラン場瞑想」と名づけて、「ノーラン作品」を使って瞑想する際のポイントをお教えします。

 <ワーク>

 「クリストファー・ノーラン場瞑想」は、お経と同じく、ひとつひとつのシーンに描かれている情報に意識を向けて、臨場感を強めることが大切です。特に、物語の背後にある空観の世界観に留意する必要があります。

 さらに、「空観の世界観」をリアルにするための科学的探究やリサーチ、商業的に成功するための妥協(←ノーランの本音のはず)といったものを感じながら、再度見直してみましょう。その際は空(作家主義)と仮(大作主義)を両立するバランスに意識を向けてください。きっと抽象度が上がり、ノーランの世界観(=中)をさらに理解できるはずです。

 

 とくに「インターステラー」がお勧め。クライマックスでは「高い抽象度次元の超情報場から物理空間に実装する挑戦」が描かれています。それは「夢をかなえる方程式」そのもの。一念三千宇宙の巨大なエネルギーが一点に凝縮していく一期一会を、ぜひぜひ体感してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 強い臨場感を維持したまま瞑想することができれば、「あなたの情報場」を書き換えることができます。

 

 それでは映画(ワーク)をお楽しみください。

 サヨナラ サヨナラ サヨナラw

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 さらに臨場感を高める“アップグレード”を紹介します。それは「映画のサントラを聞きながらワーク(瞑想)を繰り返す」というもの。

 

 ノーランは同じ俳優を起用することで知られています(その理由は知りませんが、空観を意識しているのかもしれませんね)。例えば、マイケル・ケインは「バットマン ビギンズ」以降の長編8作品すべてに出演しています。

 音楽ではハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer1957年~)。「バットマン ビギンズ」以降の6作品を担当しています。「インターステラー」もジマーです(輸入盤は2枚組)。

 

 ぜひサントラを聞きながらワークに取り組んでください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 

-追記2

 私は1980年代からハンス・ジマーのファン。正確にいうと「お金を工面しながらなんとか買い集めたお気に入りの映画音楽がジマーばかりだった」という感じ。曲風が作品ごとに違いますし、そもそも作曲家のことは全然意識していませんでした。なので、気がついたときは衝撃でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

具体的には「レインマン」「ブラックレイン」「ドライビング Miss デイジー」「デイズ オブ サンダー」「グリーンカード」「バックドラフト」「トゥルーロマンス」「クールランニング」「ライオンキング」など。さらには「ラストエンペラー」(スコア・プロデューサー)、「ザ ロック」(音楽プロデューサー)もジマーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 そんなジマーの楽曲の中で、私が最も好きなのは「マン オブ スティール / Man of Steel」(2013年)。まるで神話の世界(情報空間)とこの世(物理空間)を丸ごと表現しているかのようなメインテーマは、そのタイトルとともに(What are you going to do when you are not saving the world?)、コーチとしてのイメージを強化(word/picture/emotion)してくれる私のマストアイテムです。

 (「Man of Steel」の監督はザック・スナイダーですが、ノーランも原案と制作に名を連ねています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

(映画・音楽ネタはこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268322.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第3回目は2021627日(日)開催。テーマは「サイバーホメオスタシス仮説」「エネルギーと創造性の源」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26053730.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

クリストファー・ノーラン(2013年、Wiki)

Christopher Nolan2013

Wikipediaより引用

 



F-191:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです <後編;トゥールミンロジック>

 

 最近、再び、小泉進次郎環境大臣の発言が炎上しました。その発言とは

 

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

これはTVインタビュー中のもの(TBSNEWS23」、2021423日)。「30年度までに温室効果ガスを46%削減する」と高らかに宣言(claim)した小泉環境相に対し、聞き手が「46%に設定した根拠(warrant)」を質した直後の言葉です。その時、両手で“浮かんできたシルエット”を描きながら発言していました。

さらに「意欲的な目標を設定したことを評価せず、一方で現実的なものをだすと『何かそれって低いね』って(言われる)」「『金メダル目指します』と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね?」と続きました。

 後日(同427日)、閣議後の会見にて「(発言が)切り取られている部分も相当ある」と釈明。「真摯な積み上げに加えて、やはり意欲の高い目標を設定するための作業だ」と自己肯定後、「しっかり説明していきたい」と抱負を述べました。

 

 この小泉環境相の言動を3回に分けて考察します。最後は「トゥールミンロジック」。

 

 前編;ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25947186.html

 中編;リーダー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25988048.html

 後編;トゥールミンロジック

 

 前回(F-190)は「リーダー」という観点で考察しました。

 このところ東京五輪をめぐる政治家の発言が「精神論」と批判されているのを見聞きします。私はリーダーの発言が「精神論」に感じられること自体は問題ではないと思っています。はじまりは必ず情報空間だからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

はじまりは必ず情報空間。しかも“現状の外”!

 

 しかしながら、東京五輪はもう目の前。今はゴール設定ではなく、ゴール達成の段階のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

それなのに未だ「精神論」が主で物理空間への実装のための具体的情報が示されていないのは大問題といえます。聞いているだけで目の前に浮かんでくるような(V)具体的情報をしっかり共有できなければ(I)、現場は確実に混乱することでしょう(R化しない)。

いつまでも「くっきりとした姿が見えているわけではない」ではいけないのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 (実装化の秘訣についてはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24275156.html

 

今、議論されるべきは、ゴールやミッションではなく、エンドステートやCOA(コース・オブ・アクション)です。刻々と変わる状況の変化に合わせて想定を更新し(アサンプションアップデート)、課題とその対策を摺り合わしているべきです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 「この期に及んで精神論」の状況をシンプルに分析すると可能性は2つ。実装化(インプリメンテーション)を「やらなかった」か「できなかった」か。いずれにしてもリーダーとして失格です。

しかしながら、まだリーダーとしての役割(責任)は残っています。それが説明です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 では、実装や説明のために必要なことはなんでしょうか?

 

 そう、論理力。その論理力はディベートで鍛えることができます。ディベートの目的は「論理脳を鍛えること」「最短時間で最適解を見つけること」、そして「論理という系の外に出て自由になること」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」と呼ばれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 では小泉環境相の発言を確認しましょう。

 

 

 30年度までに温室効果ガスを46%削減する

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

 「おぼろげ」「シルエット」という言葉は、最初にゴールを見いだしたときの表現としては悪くありません。「くっきりとした姿が見える」のは、ゴール設定時ではなく、ゴール達成前です。繰り返しますが、ゴール設定時には「精神論」と思われてもかまいません。

 (ゴールとリアルの関係はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

しかし、「30年度までに46%削減する」は、ゴールではなく、具体的なエンドステートです。「46という数字」は、「おぼろげ」でも「シルエット」でもなく、「くっきりとした姿」でしょう。

ゴール達成のためにクリアしなければならない具体的なエンドステートやCOA(コース・オブ・アクション)は、当たり前ですが、論理的にしっかりと検証されている必要があります。もちろん、「○○だったらいいな」というただの期待や「きっと△△に違いない」という根拠のない思い込みを徹底的に排除して。レジリエンス(resilience)でいうと「ゼロトラスト」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

 

 その根底にあるべきは不完全性。不完全性定理/不確定性原理以降の社会に「絶対」など存在しません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 その不完全性が示唆するのは、「何事にも課題が内包されている」ということ(ケースサイド)。そして、「必ず改善点がある」「常に可能性が開かれている」ということです(プランサイド)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 コーチング理論でいうと「必ずスコトーマがある」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

大乗仏教では「空観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 だからこそ、論理的な議論はとても大切であるといえます。議論とは「ゴールを共有した集団が、お互いの情報処理の違いによりスコトーマを外しあい、ゴール達成のために解決するべき問題(課題)を明らかにして、有効な解決策を見つけていく共同作業」なのです。

その議論のためにトゥールミンロジックを活用し、エンドステートやCOAに落とし込んでいきます。つねにアサンプションアップデートを重ねながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11994979.html

 

「温室効果ガス46%削減」という主張(claim)のためには、まずは事実(data)を示し、主張と事実をつなぐ根拠(warrant)を明らかにする必要があります。これが基本!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 その上で、根拠が正しいことを支持する裏付け(backing)、主張の相対的強度の表現である確率(qualifier)、例外である反駁(reservation)までそろえてひとつの論理です(下図)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 その論理をわかりやすく伝えることが、リーダーが果たすべき説明(責任)です。

 

トゥールミンロジックの6要素



 最初のゴールは必ず“現状の外”!

 “現状の外”にあるゴールは、「他人の視点や社会の価値観でつくられたこれまでのブリーフシステム」を手放さなければ、決して見いだすことができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

“現状の外”にゴールを設定すると、未来から現在への時間の流れを生きられるようになります。それは「ゴール側(未来)の自分が現在の自分を導く」という意味でのリーダーの誕生です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 さらにゴール設定のポイントの2つ目「自分中心を捨てる」に挑み続けると、自分の世界(一人一宇宙)だけでのリーダーが、縁ある人々の間でのリーダー(という機能)に拡張していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そのとき責任と義務が生じます。ゴールの世界(CZ)を生みだす自由に対する責任であり、同調させる権利に対する義務です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13959033.html

 

その責任と義務を背負っても余裕で100%want toであり続けるのがシンのリーダー。それは本当のプロフェッショナルの姿でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

 私は新型コロナ感染症(COVID-19)というクライシス(危機)を契機に「誰もがリーダーとして覚醒し、その役割を全うしているヴィジョン」を体感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 それは小泉環境相の発言との縁によるアサンプションアップデート。今後のコーチング活動にしっかり活かしてきたいと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25313083.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25349531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25494172.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 その根底にあるのは不完全性。不完全性定理/不確定性原理以降の社会に「絶対」など存在しません。

 その不完全性が示唆するのは、「何事にも課題が内包されている」ということ(ケースサイド)。そして、「必ず改善点がある」「常に可能性が開かれている」ということです(プランサイド)。

 コーチング理論でいうと「必ずスコトーマがある」ということ。大乗仏教では「空観」。

 だからこそ、論理的な議論はとても大切

 

 もっとストレートに表現すると「思考停止しない」「思考し続ける」ということ。それが21世紀に生きる私たちに求められているブリーフ。

 政治に携わる方々の発言が炎上を繰り返す原因はこの点にあるのかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

-関連記事-

F-11630年後の自分は何歳なのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682390.html

F-139:沈黙の春

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第3回目は2021627日(日)開催。テーマは「サイバーホメオスタシス仮説」「エネルギーと創造性の源」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26053730.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

F-190:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです <中編;リーダー>

 

 最近、再び、小泉進次郎環境大臣の発言が炎上しました。その発言とは

 

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

これはTVインタビュー中のもの(TBSNEWS23」、2021423日)。「30年度までに温室効果ガスを46%削減する」と高らかに宣言(claim)した小泉環境相に対し、聞き手が「46%に設定した根拠(warrant)」を質した直後の言葉です。その時、両手で“浮かんできたシルエット”を描きながら発言していました。

さらに「意欲的な目標を設定したことを評価せず、一方で現実的なものをだすと『何かそれって低いね』って(言われる)」「『金メダル目指します』と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね?」と続き、後日(同427日)の会見で「(発言が)切り取られている部分も相当ある」と釈明しました。その後「真摯な積み上げに加えて、やはり意欲の高い目標を設定するための作業だ」と自己肯定し、「しっかり説明していきたい」と抱負を述べています。

 

 この小泉環境相の言動を3回に分けて考察します。今回は「リーダー」という観点から。

 

 前編;ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25947186.html

 中編;リーダー

 

 前回は「ゴール」という観点からまとめました。

 ゴールとは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨てて、3)“現状の外”にあるもの。

 認識できないはずの“現状の外”にゴールを見いだすことができるのは(3)、自分中心を捨てるから(2)。そんなゴールを心から望むものと感じられると(1)、他人の評価や社会のモノサシが気にならなくなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

さらにゴール達成能力の自己評価であるエフィカシーが十分だと、ゴール側がコンフォートゾーン(CZ)になり、ゴール側からいつも現状を自己評価するようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

ゴール側から現状を評価している時は、未来から現在へ向かう時間の流れを体感しているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

もはやゴールに向かうのは「あたりまえ」。呼吸や心拍と同じようにホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、「ゴール(側のCZに戻る」という感覚になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

私は、小泉環境相の「真摯な積み上げ」「意欲の高い目標」という表現に“他人の評価”や“社会の価値観”を気にするブリーフを感じます。「ゴール(側のCZに戻る」という感覚ではないはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

 

しっかり説明していきたい

 

 本来なら「説明」もホメオスタシス活動。そして、その「説明」は“義務”でもあります。なぜなら、政治家はリーダーだから。大臣ならなおさらです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664503.html

 

リーダーの条件は、1)情報取集能力(高い抽象度次元へのアクセス能力)、2)同調能力、3)責任能力 の3つ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「趣味」など自分のことだけでいいゴールであれば、本来、責任は自由とともに本人に帰属します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 しかしながら、リーダーのゴールは「自分だけ」というものではありません。シンのリーダーは縁ある人々をこれまでのCZをはるかに超える次元に誘う存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

だから、フォロワーに対しても責任を負っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 (その感覚を書きました↓)

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 小泉環境相(の無意識)は個人とリーダーの区別ができていないはずです。さらには趣味と職業の違いについても曖昧なままでしょう。それはこの発言にあらわれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

 「金メダル目指します」と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね?

 

 「アスリートが『金メダルを目指します』と言って銅メダル」というのは個人レベルの話。スポンサー企業や利害関係者を除けば、ほとんどすべての人はただ純粋に“応援”しているはずです。だから、結果に対しての非難はありえません。

一方で、「政治家が『46%削減する』と言ったができない」というのはリーダーとしての機能の話。フォロワーたちへの責任を必ず伴いますし、結果に対して厳しく評価されるべきです。国内外問わず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

実際のところ、日本は世界中から非難されています。「under control」「海洋放出」「人類がコロナを克服した証」といったリーダーの無責任発言のせいで。最近の話題でいえば、人権無視の入管法改正案に対する国連人権理事会特別報告者3名と恣意的拘禁作業部会の共同書簡に対して、上川陽子法相が「一方的に見解を公表されたことについては抗議せざるをえない」と逆ギレしてみせたことが挙げられます。

 (ちなみに、私の「逆ギレ」の定義は「論理的指摘に対して非論理で対抗すること」。追記で補足します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 私はコーチとして次世代のリーダーを育成する立場にありますが、その際に必ず伝えることがあります。それは「リーダーのゴールは縁ある人々の希望である」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

リーダーのゴールは、場を共有する人たちのエネルギーと創造性の源であり、未来を明るく照らす光となるものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

だからこそ、小泉環境相や菅首相はもちろんのこと、すべてのリーダーに「説明」の責任があります。そして、それはリーダーの権利に伴う義務でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13959033.html

 

その義務の果たし方については次回(F-191)考察します。

(待ちきれない方は、下記記事をどうぞw↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 

 話を戻して、再度、小泉環境相の発言を確認してみましょう。

 

 

 30年度までに温室効果ガスを46%削減する

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

 「おぼろげ」「シルエット」という言葉は、最初にゴールを見いだしたときの表現としては悪くありません。「くっきりとした姿が見える」のは、ゴール設定時ではなく、ゴール達成前です。

 (ゴールとリアルの関係はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 だから、まだ不明瞭なゴールのイメージをまわりに伝えるときには、具体的な言葉ではなく、抽象的な表現がでてしまいがち。「両手で“浮かんできたシルエット”を描きながら」発言したことはリーダーらしいといえます。論理を超えた超論理領域の表現であり、言語を超えた非言語での働きかけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19021726.html

 

 ただし、「46%削減する」「46という数字」はNG。具体的過ぎてゴールとはいえません。

 エンドステートならOKですが、そうであれば情報が少なすぎます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

エンドステートやCOA(コース・オブ・アクション)はしっかりと言語化する必要があります。不明瞭な点を明らかにし、仲間としっかり共有するために。それは情報空間上の構造を言語抽象度にまで落とし込み緻密化していくということ。

 (情報空間についてはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

さらに底面である物理空間で実装するためには、問題(課題)とその解決(対策)を明らかにしていく必要があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

それがリーダーの「説明責任」。そのためにマスターすべきなのが。続きは次回に。

 

F-191につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

ちなみに、私の「逆ギレ」の定義は「論理的指摘に対して非論理で対抗すること」

 

 補足すると、「非論理で対抗」するのは抽象度が低い(下がっている)からです。

 人間らしい前頭前野優位から動物的な大脳辺縁系優位に陥ることを「Fight or Flight」と表現します。それは「逆ギレ」のイメージと一致しているはず。リーダーにはふさわしくありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 

-追記2

 実装化については下記リンク記事で。コーチング入門者向けとコーチング実践者向けに分けて書きました。苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス)や映画「スター・ウォーズ」を取り上げていますw

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

F-11630年後の自分は何歳なのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682390.html

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの役割・機能を持つと考えてよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

 

 

すごいリーダーは脳がちがう



F-189:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです <前編;ゴール>

 

 最近、再び、小泉進次郎環境大臣の発言が炎上しました。その発言とは

 

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

これはTVインタビュー中のもの(TBSNEWS23」、2021423日)。「30年度までに温室効果ガスを46%削減する」と高らかに宣言(claim)した小泉環境相に対し、聞き手が「46%に設定した根拠(warrant)」を質した直後の言葉です。その時、両手で“浮かんできたシルエット”を描きながら発言していました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

さらに「意欲的な目標を設定したことを評価せず、一方で現実的なものをだすと『何かそれって低いね』って(言われる)」「『金メダル目指します』と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね?」と続きました。

 後日(同427日)、閣議後の会見にて「(発言が)切り取られている部分も相当ある」と釈明。「真摯な積み上げに加えて、やはり意欲の高い目標を設定するための作業だ」と自己評価後、「しっかり説明していきたい」と抱負を述べました。

 

 この小泉環境相の言動を3回に分けて考察します。まずは「ゴール」という観点で。

 

 前編;ゴール

 

 一連の発言を「ゴール」と捉えると、決しておかしいわけではありません。

 (ただし、この発言は「ゴール」ではありません。詳しくは後ほど)

 

 ゴールとは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨てて、3)“現状の外”にあるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 3つ目の“現状の外”とは、「ゴール設定時点では達成不可能」ということ。ただ達成できないというだけではなく、「どうやったらいいか想像すらできない」という途方もないレベルのものです。
 まわりからは荒唐無稽と非難され、本気が伝わるほど全力で止められてしまうもの ...それがゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 よって、「くっきりとした姿」はNGです。最初から“姿”が明確な場合、それは間違いなく現状の中にあります。ゴールに向かって自分自身で考え行動しているように思えても、残念ながらそれは「無人運転」「自動運転」と同じ。「首相に盲目的に従い発言している大臣」という感じでしょう(その首相は一体誰に従っているのでしょう?)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

 30年度までに温室効果ガスを46%削減する

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです

 

 「おぼろげ」「シルエット」という言葉は、最初にゴールを見いだしたときの表現としては悪くありません。繰り返しますが、ゴールは必ず“現状の外”。「くっきりとした姿が見える」のは、ゴール設定時ではなく、ゴール達成前です。

 よって、「46%削減する」「46という数字」には注意が必要。この部分は後編で再考します。まずは下記ブログ記事をどうぞ↓

 Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 では、ゴール(設定)という観点での考察に戻りましょう。

ここで問題です。なぜ想像さえできないはずのゴールを私たちは見つけることができるのでしょうか?

 

 答えのひとつはゴールのポイントの2つ目「自分中心を捨てる」から。

自分中心を捨てるというのは、いわゆる「利他的」とは違います。「自分は後回し」「相手を優先する」「自身を犠牲にする」ということでは決してありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

“自分”、すなわち自我とは「関係の結び目」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その「結び目」を度外視したゴールには、必ず「have to~ねばならない)」が入り込みます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「自分中心を捨てる」ときに意識するべきなのは、「中心」ではなく、「自分」の方です。わかりやすいように補足すると「自分という定義の範囲」。その“範囲”を常に意識に上げておくのがポイントです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

  

 「自分中心を捨てる」とは、「自分という定義の範囲を大きくする」こと。そして、それは「抽象度を上げる」と同義です。抽象度が上がらない限り、本物のゴールを見つけることはできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ゴールとは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨てて、3)“現状の外”にあるもの。

 2)自分中心を捨てて、3)“現状の外”に見いだしたことを、1)心から望むものと感じられてはじめて、それがゴールであるといえます。

 そんなゴールが見つかると、他人の評価や社会のモノサシは徐々に気にならなくなっていきます。どんどんスコトーマに隠れていくから。さらに「気にならない」は「気がつかない」に変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以前働いていた職場で、ベテラン医師から「いつもこんなひどい目に遭わされているのに、なぜそんなに楽しそうなのか?」と真剣に質問されたことがあります。とても驚いたのでよく覚えていますが、きっと悪口や嫌がらせがスコトーマに隠れている状態だったのでしょう。

 悪意までスコトーマに隠れてしまい「だまし討ち」に気がつかなかったことは反省点ですが、おかげでたくさんの気づきを得ることができました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 

 意欲的な目標を設定したことを評価せず、一方で現実的なものをだすと『何かそれって低いね』って(言われる)

 

 もしも他者の評価が気になるのなら、ゴールが本当にwant toか確認してください。have toが紛れ込んでいるかもしれません。私はとくに「FOG」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 ゴールは大丈夫なのにまだ他者の評価が気になるのなら、エフィカシーに課題があるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴール&エフィカシーが大丈夫だと、ゴール側がコンフォートゾーン(CZ)になり、ゴール側から現状を自己評価するようになります。その時、未来から現在への時間の流れを体感しているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

真摯な積み上げに加えて、やはり意欲の高い目標を設定するための作業だ

 

 未来から現在への時間の流れを体感していると、もはやゴールに向かうのは「あたりまえ」。呼吸や心拍と同じようにホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、「ゴール(側のCZ)に戻る」という感覚になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「真摯な積み上げ」「意欲の高い目標」という表現には“他人の評価”や“社会の価値観”を気にしている様子が感じられます。「ゴール(側のCZ)に戻る」という感覚ではないはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

 

しっかり説明していきたい

 

 …本来なら「説明」もホメオスタシス活動になります。そして、その「説明」は“義務”でもあります。なぜなら 続きは次回に。

 

F-190につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

なぜ想像さえできないはずのゴールを私たちは見つけることができるのでしょうか?

 答えのひとつはゴールのポイントの2つ目「自分中心を捨てる」から

 

 その「自分中心を捨てる」ができるのはコーチがいるからです。抽象度を上げること、スコトーマを外すこと、ゴールを設定し続けること、エフィカシーをどんどん高めていくこと すべてコーチとの縁によると私は思っています。

 Q-192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

 

 

-追記2

“自分”、すなわち自我とは「関係の結び目」のこと。

その「結び目」を度外視したゴールには、必ず「have to~ねばならない)」が入り込みます

 

 「関係の結び目」とは縁起のこと。「縁起」と「ゴール」に関連して、苫米地博士の著書「超悟り入門」(徳間書店)から紹介します。ゴール設定の参考にどうぞ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 生々流転する無常のこの世の中で、すべての事物事象がすべてに関係しているという事実を理解すれば、私たちは生きる意味が見えてきます。私たちは縁起をつなぐために生きているのです。

 

 

-関連記事-

F-11630年後の自分は何歳なのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682390.html

 

 

超悟り入門


F-188:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -05;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !! <後編>

 

 今まで私は「感染症」は物理空間、すなわち「身体的苦痛」がメインであり、その対処は主として物理空間で行われるべきと考えていました。例えば「どの抗菌薬を、どのくらい使うか」といった具体的な対処を重視するというように。

 ところが、昨今の「新型コロナ感染症(COVID-19)」にまつわる状況を考察するうちに、今までとは違う考えに至りました。スコトーマが外れたのです。

 3つの視点でまとめます(今回は3つ目の後編)。ぜひ「抽象度」や「超情報場仮説(理論)」等を意識に上げながら読み進め、これまでのゲシュタルトをconnectしてください。

新たな気づき(発見)のきっかけになれることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 02;コロナ虚弱(フレイル)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25678016.html

 033つの“感染症”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25734821.html

 04;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !! <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 05;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !! <後編>

 

 前回(F-187)、「災害後のこころの動き」を紹介しました。

 ①茫然自失期:災害発生直後の大きな混乱や不安が生じる時期

 ②ハネムーン期:団結して危機に立ち向かっていこうという機運が高まる時期

 ③幻滅期:災害の影響が長引き、思うように元に戻らないことで、社会全体に抑うつや無気力が生じる時期

 ④再建期:復旧が進んで、新しい生活を始めようという意欲が生まれる時期

 

時間の経過と被災者のこころの動き

災害時の「こころのケア」の手引き

東京都保険福祉保健局HP(平成205月)より引用

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamasou/sonota_jouhou/saigaitaisaku.files/saigai.pdf

 

 

 この「災害後のこころの動き」を「レジリエンス(resilience)」に重ねて考えてみましょう。

 

レジリエンスは「自発的治癒力」のこと。「脆弱性(vulnerability)」の反対概念であり、「精神的回復力」「抵抗力」「耐久力」とも訳されています。

 認知科学者 苫米地英人博士は「有事の際に迅速にリカバーし、元より強固になることができる性向」といった意味で使われています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 その大前提は「完全に守ることは不可能という認識」を示す「ゼロトラスト」。その上で、4つのフェーズごとにやるべきこと(エンドステート)を考えます(下図)。

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX2019114日放送回)より引用

 

   Normal Operations : 継続的なモニタリング

   ShockCascading : 最低ラインの確保

   Recovery Phase : 準平常ラインの設定

   Restoration Phase : 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 

 以下、レジリエンスの4つのフェーズごとに考察します。

 

 Normal Operations : 継続的なモニタリング

 災害が発生する前から継続的にモニタリングしていることが重要です。モニタリングするのは「こころの動き」。「本当にwant toか?」「have toが入りこんでいないか?」「まわりのwant tohave toに変えていないか?」等セルフチェックすることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「本当にwant toか?」を確認することは自我を定義することであり、決して簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

いつの間にか「have toが入り込む」原因として、私は不安・恐怖(Fear)・義務感(Obligation)・罪悪感(Guilty)に気を付けています。「want to」だとしても、常にこれらの要因(FOG)が心に忍び込んでいないかを確認(モニタリング)してください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

100%want toの状態でいられ、しっかりモニタリングができていても、まだまだ注意(配慮)は必要です。その熱意ゆえに「まわりのwant tohave toに変えてしまう」かもしれないから。これは私自身の苦い経験から学んだ教訓です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

② ShockCascading : 最低ラインの確保

 災害発生直後の「茫然自失期」に相当します。混乱や不安を防ぐこと(すぐに回復すること)、すなわち「ファイト・オア・フライト」を防ぐこと(すぐに回復すること)が「最低ラインの確保」の第1歩になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

災害時には「拒絶→不安・恐怖→回避→希望の消失→パニック」と進行していきます。こうした事態に対処するために米CDCが公表した基本原則が下記の4つです。

1.      最初に最悪の可能性を伝え、それが改善していることを数字で伝える

2.      「必ず解決します」などの約束はNG。むしろ状況の不確定性を正確に伝え、その問題を解決するプロセスについてのみ伝える

3.      問題解決のプロセスが進んでいることや状況が改善していることを伝えるために、それを示すデータや数字を継続的に提供し続ける

4.      恐怖を認め、問題に関連する文脈情報を与える

 

 これらの基本原則が目的としているのは「前頭前野優位を維持する(すぐに回復する)こと」。なぜならクライシス(危機)とは人のマインドで生じるものであり、その本質は「情報処理が前頭前野優位から大脳辺縁系優位になること」だからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9815429.html

 

 (詳しい説明はこちらで↓)

 F-126:続・クライシスの本質 ~首相による「一斉休校要請」と社会の反応を読み解く~<前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664055.html

 

  Recovery Phase : 準平常ラインの設定

 災害発生からしばらく経過した「ハネムーン期」に相当します。この時期に目標となる「準平常ライン」とは、「かつてのコンフォートゾーンの下限」に該当するはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーンから外れると認知的不協和が働きます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

その時に生じる猛烈なエネルギーと創造力がリカバーを実現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 そのリカバー力(回復力)の正体は「ホメオスタシス(フィードバック)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 みんながコンフォートゾーンから下向きに外れていることを自覚している場合、自然とうまくことが運びます。ゴールを共有しているから。その場合のゴールとは「現状復帰」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのイメージを共有した上で(「災害前の状態への回復」)、そのゴール実現を心から望み(「元に戻りたい!」)、確信すること(「元に戻れる !!」)はコレクティブエフィカシーといえます。お互いに支えあいながら、ゴールに向かって高めあっている それが「ハネムーン」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ところが、「準平常ライン」に到達すると、みんなを結び付けていた力が失われます。コンフォートゾーン(の下限)に到達したことで暫定的なゴールを失うから。

すると、そのコンフォートゾーン(=かつての現状)に留まる人達とコンフォートゾーンをさらに超えようとする人々との間に隔たりが生じます。変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 ゴールを(とりあえず)達成しエネルギーを失った人達が多くなることが「幻滅期」のはじまり。では、「幻滅期」を防ぐ(すぐにリカバーする)ためにはどうすればいいでしょうか?

 

  Restoration Phase : 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 そうです。新たなゴールを設定し、それを皆で共有するのです。「元々の平常ラインよりさらに高いライン」とは、さらなる“現状の外”のこと。新たなゴールをみんなで共有するから、「幻滅期」を防いで(すぐにリカバーして)、「再建期」に向かうことができます。

 

 再建期の「新しい生活を始めようという意欲」は希望から生まれます。コロナ禍の今、希望こそが人々の心に最も必要! ...と私は思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 希望はレジリエンスにより夢に育ち、夢はゴール設定することでいつしか“現実”に変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

そのための知識とスキルが凝縮されているのがコーチングです。だから

 

“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

―追記1

そうです。新たなゴールを設定し、それを皆で共有するのです。「元々の平常ラインよりさらに高いライン」とは、さらなる“現状の外”のこと。新たなゴールをみんなで共有するから、「幻滅期」を防いで(すぐにリカバーして)、「再建期」に向かうことができます

 

 新たなゴールを高い抽象度次元に見いだし、仲間と共有した上で(ホメオスタシス同調)、責任を持ってやり遂げることができるのがシンのリーダー!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 希望と願いをこめて書きました↓

 F-127:続・クライシスの本質 ~首相による「一斉休校要請」と社会の反応を読み解く~<後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664503.html

 

 

-追記2

 レジリエンスに関する研修を医療法人(鹿児島県)で行いました。下記ブログ記事にサマリーとQAをまとめています↓

 L-014~20202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410646.html

 

 

-関連記事-

Q-138:問題が生じたゴールへの向き合い方 -03

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22390484.html

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第2回目は2021523日(日)開催。テーマは「情報宇宙の構造」「トータルペイン」「自由」「時間の流れ」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25720321.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

F-187:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -04;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !! <前編>

 

 今まで私は「感染症」は物理空間、すなわち「身体的苦痛」がメインであり、その対処は主として物理空間で行われるべきと考えていました。例えば「どの抗菌薬を、どのくらい使うか」といった具体的な対処を重視するというように。

 ところが、昨今の「新型コロナ感染症(COVID-19)」にまつわる状況を考察するうちに、今までとは違う考えに至りました。スコトーマが外れたのです。

 3つの視点でまとめます(今回は3つ目の前編)。ぜひ「抽象度」や「超情報場仮説(理論)」等を意識に上げながら読み進め、これまでのゲシュタルトをconnectしてください。

新たな気づき(発見)のきっかけになれることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 02;コロナ虚弱(フレイル)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25678016.html

 033つの“感染症”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25734821.html

 04;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !! <前編>

 

 最近よく「新型コロナ感染症(COVID-19)対策を災害医療と捉えるべきだ」という主張(claim)を見聞きします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 それは主にトリアージの観点から。トリアージ(triage)とは、医療需要(医療を必要とする人)が供給(医療を提供する人・資源)を大きく上回った場合に、医療優先度を決める行為のことです。当然、様々な問題や課題を抱えています。

 (トリアージについてはこちら↓)

 F-146~:トリアージ(triage)をコーチの視点で考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_401494.html

 

 前回(F-186)お伝えしたように、新たな感染症流行によって、年代や性別を問わずあらゆる人々が心にダメージを負っています。まるで社会全体が「ファイト・オア・フライト」に陥っているかのようです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 こうした状況下での心のダメージは、自然災害によるものとよく似ていると考えられています。災害後の心の動きは下図のようになるとされています。

 

時間の経過と被災者のこころの動き

災害時の「こころのケア」の手引き

東京都保険福祉保健局HP(平成205月)より引用

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamasou/sonota_jouhou/saigaitaisaku.files/saigai.pdf

 

 

 ①茫然自失期:災害発生直後の大きな混乱や不安が生じる時期

 日本でのコロナ禍でいうと、最初の緊急事態宣言の頃です(20204月)。海外での感染拡大、一斉休校、日用品の不足や株価の暴落などで緊張が高まり、不安・恐怖や混乱が広まりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22227952.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664055.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664503.html

 

 ②ハネムーン期:団結して危機に立ち向かっていこうという機運が高まる時期

 コロナでいうと1回目の緊急事態宣言後に感染者が減少していった頃です。国や自治体からの経済支援や医療従事者にエールを送る企画など、様々な支援がひろがりました。

 前回(F-187)御紹介したとおり、精神保健センターへの相談件数は4月以降爆増しました(R2.2/7~3/31:1742件に対して、同4:4946件、翌5:4761件)。ところが、同46月の自殺者数は前年同時期より下回っていました。不安やストレスといった心の不調を訴える人は増えたにもかかわらず、むしろ自殺者は減っていたのです。その理由としてハネムーン期の影響が考えられているそうです。

 

 コーチの視点で述べると、ハネムーン期とは「コレクティブエフィカシーがうまく機能している時期」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 団結できるのは、ゴールを共有しているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ③幻滅期:災害の影響が長引き、思うように元に戻らないことで、社会全体に抑うつや無気力が生じる時期

 ハネムーンはいつまでもは続きません。結婚と一緒ですねw

やがて迎える幻滅期には、うつ病や不安障害といった精神疾患が増えはじめ、やがて自殺者が増加していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076321.html

 

 新型コロナ感染症でいうと、昨夏(2020年)の終わり頃からはじまり、現在も幻滅期が続いていると思われます。いわば幻滅のコンフォートゾーン化。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

幻滅が続いているどころか、第2波、第3波、第4波と繰り返すたびにさらに深刻化(重度化)しているはずです。希望を失っていく(=スコトーマに隠れていく)たびに、幻滅はさらに固定化していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 最初のうちは認知的不協和がエネルギーとなるため、ある程度“頑張る”ことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 しかし、「こんなに頑張っているのに改善しない」ために疲弊していき、ついにエネルギーが尽き果ててしまいます。「怒りと絶望しかない」から「絶望しかない」というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 特に下記に該当する人は、幻滅期に心の負担が大きくなりやすいと考えられています。

 (該当しなければ大丈夫ということではありません)

 □新型コロナウイルスに感染した人とその家族や遺族

 □医療従事者

 □経済的に苦しい状況にある人

 □小さな子どもとその保護者

 □高齢者

 □女性(とくに妊娠中・子育て中の人)

 □持病のある人(精神疾患、身体疾患)

 

④再建期:復旧が進んで、新しい生活を始めようという意欲が生まれる時期

 引用している「災害時の『こころのケア』の手引き」中の図には、この再建期が書かれていません。その理由はわかりませんが、私は安易に「再建期」としない方がよいと思っているため、引用図に「再建期」が抜けていることを肯定的に捉えています。

 実際、“再建”は一律・平等ではありません。例えば、仕事や生活が元に戻る人と戻らない人がいるように。取り残された(と感じる)人たちは、さらに孤立感が深まり、ますます気力を失っていきます。理不尽感が生じると、心の傷はますます深くなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html


 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 次回、この「被災者のこころの動き」を「レジリエンス(resilience)」の観点で考察します。
 (レジリエンスはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

 

F-188につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

―追記1

 最近よく「新型コロナ感染症(COVID-19)対策を災害医療と捉えるべきだ」という主張(claim)を見聞きします

 

 そもそも医療は憲法で保障された国民の権利を守るための大切な社会資本であり、まさしくライフラインです。ワクチンを巡るドタバタ劇で明らかになったように、国防という観点からも重要な安全保障といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8584289.html

 

そんな暮らしを守るために必要な医療を、このまま続く未来予測(←現状!)をもとに思い描くのは誤りです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8584437.html

 

 ましてや、財政を理由に縮小しようというのは、主権者たる国民の軽視であり、完全な憲法無視!

 F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

 

そんな現実を、私はモラルハザードのあらわれだと思っています。

S-02~:自由に生きるために ~マナー。ルール、モラルについて考える~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

 

―追記2

 ハネムーンはいつまでもは続きません。結婚と一緒ですねw

 

 むしろ続かない方がベターです。「理想的な現状」は現状維持の高い壁となってしまうから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 私の結婚観はいたってシンプル。「“大乗”の修行」ですw

 S-04-17:反求と在身-2;「自分中心」克服のためのワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 

―追記3

 「心のエネルギー」について、シリーズ編第3弾で考察しました↓

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第2回目は2021523日(日)開催。テーマは「情報宇宙の構造」「トータルペイン」「自由」「時間の流れ」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25720321.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 




このページのトップヘ