苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: F:フリーテーマ

F-341:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.6;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編2-

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんと関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33827695.html

 vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33880880.html

 vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33933655.html

 vol.6;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編2-

 

 

今回も苫米地博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p108)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。キーワードは「ホメオスタシス同調」。引用文中の「犯人」を「クライアント」に、「刑事」を「コーチ」に置き換えて読み進めてください。

 

 

現場におけるホメオスタシス同調効果プロファイリングのやり方(前回引用のつづき)

 「現場に立って一瞬、悟りの世界に行くわけです。そうすると全部見えてくる。捜査側の視点が何かもわかるし、犯人の視点もわかる。犯人の行動がわかるということは見えるものが決まったということ。世田谷一家4人殺人事件では、私が現場に立ったとき、風呂場の鍵が外れているのが見えました。そこから現場の情報が入ってきたときに、犯人が見たものが全部見えてきます。窓をよじのぼった可能性。そこに立っていたであろう若者の心理。そこに立った男、若い男、むしゃくしゃするときがあってそこに立つときがあった。そういったものを再現していくのです。どういうルートで室内に入ったか。全部再現していく。北側の窓を見たときに、彼の情動が再現できました。それまでは絞り込みだから、犯人像は不特定多数しかわからない。男かもしれないし、女かもしれない。そしてだんだん人格が特定されてくると、そのときに見えるものが特定されてくるのです。プロファイリングで犯人が絞り込まれてくると、犯人だけしか見えてこないものが見えてくるわけです。犯人だけが気にしているものが見えてくるわけです。そこから次はどういう行動をするか。そうするとその行動が実際の犯人の行動と合致するとプロファイリングになる。つまり、ホメオスタシス同調効果によるプロファイリングは、その人の認識を作り上げること。その人の自我を作ることなのです。犯人が見たものが決まってくると、その瞬間に犯人の自我が形成されてくる。犯人がその自我で見ているであろうことが私に見えてくる。それまではファクトです。犯人が行った場所、おこなったこと、触ったものが、ファクトでわかる。犯人の自我が形成されてくると、犯人の目だったら見えるけど、通常の人なら見えないものが見えてくる。そこからがプロファイリングになります。この現場を見ることができた人間はどういう人物か。犯罪の結果は、見えているものの集合体です。それは従来のプロファイリングのような統計にもとづいたものではない。ただし抽象度が低い状態でプロファイリングすると、自分の自我で見てしまうのでうまくいきません。多くの刑事は抽象度が高くない。足で稼ぐなんて言ってる刑事は抽象度が低い、ダメな刑事です。過去と同じプロファイリングをやっているので、いまのように色々な心理的要因の異常犯罪が起きると機能しなくなります。刑事は自我をますます強めてしまって経験則に頼りすぎて現場に立ってしまう。刑事の想像もつかないような人格、価値判断をもっている犯罪者が続々と登場しているから、未解決事件が増えるのです」

 現場におけるホメオスタシス同調効果によるプロファイリングにおいて、被害者のプロファイリングは一切関係が無くなる。

 苫米地博士によれば、被害者は犯罪プロファイリングにおいて、データとして認識されるが、事件においては点景に置かれるという。

 「たとえば、いま、ある女子校に通う女子高生が授業を抜け出して、この店にいた中年男性客を殺害したとしましょう。中年男性が被害者になっても、中年男性の心理状態はプロファイリングにおいて何の関係も無い。おじさんの心理は女子高生の行動に全然関係がない。そのおじさんを突然殺しそうになったときに、おじさんがどういう反応をするかがプロファイリングするときに重要になってくるので、おじさんの反応を見なければならない。そのとき初めて被害者のプロファイリングが重要になってくるわけです。プロファイリングにおいて、最初は被害者は背景の点景に過ぎないのです。被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて被害者のプロファイリングが重要になってくるのです。それまでは被害者が外側から見てどのように見えるかのほうが重要なのです」

 では、読者が苫米地博士のように殺人現場でホメオスタシス同調効果によるプロファイリングを敢行できるのだろうか。

 すると苫米地博士は冷厳な言葉を下した。

 「読者がホメオスタシス同調をやろうとしても無理です。釈迦のようにならないといけないのですから。ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低いので、いい結果はもたらしません。抽象度を上げる訓練をしている段階で、ホメオスタシス同調のプロファイリングなんかしたら、非常に危ない。完全に自分の自我を無くすことができる人間でなければ、実行はやめるべきです」

 クンダリーニヨーガをまねて心身のバランスを崩し死亡してしまったり、心の奥底を覗こうと催眠術を会得して他人にかけたのはいいが催眠状態から戻ってこられなくなったり、催眠セミナーで精神世界の真底であるダークネス・バウンダリ(闇の領域)まで分け入って、正常な精神状態に戻ってこられなくなったり、みずから心を操ることは危険と隣り合わせであることを銘記すべきだろう。

 引用終わり

 

 

犯人の行動がわかるということは見えるものが決まったということ

 

 認知科学ができる前から、心理学には「スキーマ」という考え方があったそうです。様々な記憶や知識が統合された“まとまり”のようなもののことで、苫米地博士が好んで使われる表現でいうと「ゲシュタルト」に相当します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「スキーマ」があることによって、私たちは物事をうまく認知できるようになります。逆に、「スキーマ」があることで心理的盲点(スコトーマ)も生じます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 つまり、「行動がわかる=見えるものが決まる」というのは、相手(クライアント)の「スキーマ」や「ゲシュタルト」を把握するということ。もっとコーチング的にいうと、「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」を知るということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

苫米地博士とも御縁があったマーヴィン・ミンスキー(1927~2016年)の「フレーム」や、博士がコンピュータ・サイエンスに進むきっかけとなったロジャー・シャンク(1946~2023年)の「スクリプト」と合わせて理解すると、認知科学の全体像がつかめるはず。こちらでどうぞ↓

F-260:不満と傲慢のはざまでvol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 

 

つまり、ホメオスタシス同調効果によるプロファイリングは、その人の認識を作り上げること。その人の自我を作ることなのです

 

 そのために、まずは自分の自我を消します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「自我を消す」の本質は、「抽象度を上げる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

犯人の自我が形成されてくると、犯人の目だったら見えるけど、通常の人なら見えないものが見えてくる。そこからがプロファイリングになります

 

 これは「RAS&スコトーマ」を共有したということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 一方で、「通常の人」の視点は失います。コーチの立場でいうと「クライアントと同じスコトーマができる」。

コーチがその状態のままであれば、相手(クライアント)をよく理解することはできますが、現状の外に導くことができなくなります。

Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 だから、ホメオスタシス同調によるプロファイリングをしっかり行いつつ、一方でその同調から抜け出さなければなりません。その感覚が“共感”です。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 そのときのポイントが

 

 

この現場を見ることができた人間はどういう人物か。犯罪の結果は、見えているものの集合体です。それは従来のプロファイリングのような統計にもとづいたものではない

 

 そのときのポイントが「抽象度のコントロール」。

その肝がゴール設定です。Goal comes 1st.

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 具体的な話をすると、私は「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴールを設定しています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

 

刑事は自我をますます強めてしまって経験則に頼りすぎて現場に立ってしまう。刑事の想像もつかないような人格、価値判断をもっている犯罪者が続々と登場しているから、未解決事件が増えるのです

 

 「最近スムーズに事が運ばない」「以前ほど上手くできない」と感じたなら、「経験則に頼りすぎていないか?「思い込みや決めつけはないか?」と自問してください。

 きっとゴールの感覚を失っているはずです。あるいは、かつてのゴールが、いつの間にか現状になっているのかもしれません(=コンフォートゾーン化)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その対策として、私が強くお勧めしているのが「ラベリング」。

 先ほど触れた「RASReticular Activating System、網様体賦活系)」とは、簡単にいうと重要度のことです。その重要度を「ゴールから考えたときに、どれくらい重要か」という尺度に統一することがラベリングの目的です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 そのラベリングの際に、私はいつも“集中”を意識に上げています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

プロファイリングにおいて、最初は被害者は背景の点景に過ぎないのです。被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて被害者のプロファイリングが重要になってくる

 

 その“集中”には2つの意味があります。「concentration」と「focus of attention」です。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

ゴールは人生のあらゆる領域にたくさん設定するもの(バランスホイール)。

F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

ラベリングの際には、たくさんのゴールを同時に感じながら(無意識下でconcentration)、その時の“状況”で選択する(意識に上げfocus of attention)ことが重要です。

その“状況”の感覚を、「被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて」という表現が言い表していると感じました。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

読者がホメオスタシス同調をやろうとしても無理です。釈迦のようにならないといけないのですから。ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低いので、いい結果はもたらしません

 

 ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低い」というのはOKですか?

 

多くの「やりたいwant to)」は煩悩にまみれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

マズローの「自己実現理論(欲求段階説)」を用いるとわかりやすいと思いますが、「自分の『やりたい』はどの階層か?」とつねにモニタリングしていることが大事。それが“観自在”の1st. stepです。

F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

自己実現理論(欲求段階説)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

抽象度を上げる訓練をしている段階で、ホメオスタシス同調のプロファイリングなんかしたら、非常に危ない。完全に自分の自我を無くすことができる人間でなければ、実行はやめるべきです

 

 抽象度を上げる」とは、先ほどのマズローの階層を上がっていくこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 ですが、下から数えて5層目の「自己実現(Self-actualization)」の段階でも、まだまだ足りません。「自己実現」だから。

 L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 では、私たちは「完全に自分の自我を無くす」まで、プロファイリングやプロファイリングから始まるコーチングを行うこと控えるべきなのでしょうか?

 

F-342につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

私たちは「完全に自分の自我を無くす」まで、プロファイリングやプロファイリングから始まるコーチングを控えるべきなのでしょうか?

 

 皆さんはどう思いますか?

 

 私の思いはこちら↓

 Q-344~:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426561.html

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33835792.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

L-06320209月シークレットレクチャー -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

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Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

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Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!(文庫版)



F-340:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんと関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33827695.html

 vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33880880.html

 vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 

 

 コーチングの前にしっかり“プロファイリング”を行うことは、とても重要です。

なぜなら、「誰もが『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の中で生きている」から。繰り返しますが、その“殻(w0)”はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、CZが生みだす「現状維持の壁」を突き破り、まったく新しい可能世界(w1)を生みだすことがコーチング!

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 その結果として、これまでのCZ=ブリーフシステム=関数P(←自我の一側面である「評価関数」のこと)が書き換わることになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

では、今回も苫米地博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p107)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。キーワードは「ホメオスタシス同調」です。

 

 

現場におけるホメオスタシス同調効果プロファイリングのやり方

 苫米地博士によれば、過去の犯罪を統計的に網羅したデータから分析する手法は旧世代のプロファイリングだという。

 認知科学による次世代プロファイリングは、苫米地博士によってさらなる進化を遂げつつある。

 現場百遍ではなく、たった1回殺人現場に立つだけで、犯人像はプロファイリングできるのだ。

 「いま私たちがいるこの喫茶店に、18歳の女子高生が来て、どんな行動をするのか、想像してみましょう。ここに人が座っている場合、座っていない場合、彼女はどの席に座って、どんなオーダーをするのか、素人でもだいたい想像できるはずです。それをもっと高度にプロファイリングしたのが現代の認知科学によるプロファイリングであって、それは統計ではないのです。統計の場合は過去に何人の女子高生がどの席に座ったかでしょう。そうではなくて、その女子高生が脳内でどういう情報処理がされるかを徹底的に考えれば、この店に平日の何時何分に入った女子高生はお客さんがそこにひとりいた場合、おじさんの場合、若い女の子の場合、どの席に座って何をオーダーするか、だいたいわかるのです。それをもっと高度にしたものがホメオスタシス同調効果によるプロファイリングなのです。同調の仕方は、脳内で女子高生になることです。人間は映画を見ているとき、どんな状態になりますか。まるで主人公のように同調しているでしょう。全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調するのです。私が女子高生の時に感じられることと、証券会社部長になって感じられることは、この席に座っていても違うでしょう」

 では、女子高生の自我に同調するにはどうしたらいいのか。

 「現場に立ったとき、まずやらなければならないことは、自我を無くすこと。つまり釈迦のようになることです。何が見えるのか、何が見えないのかは自我が決めるものです。宇宙と自我は同じもの。自分が見えているものは自分が決めているわけです。

 たとえば、私が原始人ならテーブルに置かれているこのテープレコーダーは目に入っていない。現代人には見えるけど。あるいは、取材を受けている人間にとって、目の前のこのグラスは目に入っていない。このペーパーナプキンも目に入っていないでしょう。テーブルに水をこぼしたら紙を探すでしょうから、そのとき初めてペーパーナプキンが見える。その存在に気づく。つまり、そのとき何が見えているか何が見えていないかは、全部その人の自我が決めるのです。自我が全部無くなってしまったのが釈迦です。

 見えているのに見えていないのは、スコトーマ(Scotoma・ギリシャ語で盲点の意味)があるからです。実際の盲点のように本当に見えていないのではなく、見えているはずなのに見えていないもの、です。その人にとって、その時に重要であると思ったものだけが見えて、他は省略されてしまっていること。これがスコトーマなのです。

 自我を無くすことは、スコトーマを無くすことです。殺人事件の現場では、一度がんばって釈迦のようになること。つまり自我を無くすことです。すると全情報が見えてくる。ほとんどの刑事が検挙率が悪いのは、刑事の自我を持ったまま現場に行ってしまうからです。刑事の経験で、うまくいったことにもとづいて現場を見てしまう。そうすると、見えるものが見えなくなってくる。初動捜査の誤りはみんなそう。誤った予見が入って、見えるものが見えていない。最初のプロファイリングを間違えたらアウト、事件の解決は遠ざかってしまいます。だからまずは最初は釈迦になる。できるだけ無我になる。いま、私が話していると、テープレコーダーの存在が消えているでしょ。目には映っているんだけど。私の話に引き込まれているから、テープレコーダーはどうでもよくなっている。私の話を聞きながら、テープレコーダーを見て、音楽を聴いて、眼鏡のツルの感触を感じてって、できないでしょう。それを無理矢理やる。自我を無くす。変性意識とは逆です。変性意識は特定の自我を作ることだから。一切の変性意識を無くすことですから」

 釈迦になる、という苫米地博士独特の言い回しは、俗語的に言い換えれば、余分な情報を一切シャットアウトして頭の中を空っぽにするということであろう。

 では、自我を捨てる具体的な方法はというと、苫米地博士の著書にもよく出てくる「抽象度を上げる」ということに行き着く。

 「無我になるためには一気に抽象度を上げることです。抽象度が高くなるほど情報量が減ってきて、無我に近くなる」

 抽象度が高くなるほど情報量が減る、とはどういうことか。

 苫米地博士の事務所がある六本木という地点を例にとってみよう。

 六本木よりも抽象度のたかいもの、つまり広範囲に渡るものは、港区であろう。港区よりさらに抽象度を上げると東京都になる。さらに上げると日本。さらに上げるとアジア。さらに上げると地球……

 苫米地博士はわかりやすく、六本木をウインドウズ式に記述して説明する。

 「六本木」は「日本国¥東京都¥港区¥六本木」

 「港区」は「日本国¥東京都¥港区」

 「東京都」は「日本国¥東京都」

 抽象度が高くなるほど情報量が少なくなっていく。

 つまり、余分な情報が削ぎ落とされる。

 抽象度を上げると、自我が消え、広範囲にレーダーが張られる。

 引用終わり(このつづきは次回引用します)

 

 

もっと高度にプロファイリングしたのが現代の認知科学によるプロファイリングであって、それは統計ではない

 

 統計(statistic)とは「社会の状態を数値によって精確に知りたいという要求に応えるため、実測したデータを元に計算した数値、あるいはそれを多数ひとまとめにしたもの」(Wikipediaより)。それは過去も含む「現状(w0)」の評価のこと。

 

 その「現状(w0)」は、一人ひとり違います。「一人一宇宙」だから。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 さらにいうと、一人の中にもたくさんの宇宙(可能世界)があり、その中から「一宇宙」がダイナミックに選びだされています。博士が座右の銘とされている「一念三千」の世界観です。

 F-319:観自在 <理論編-2;自在を観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 

コーチングに寄せていうと、「前頭前野に収められたいくつものブリーフシステム(BS)ごとに宇宙(可能世界)があり、そのひとつが実際に現実化している」という感じ。

 L-09420217月シークレットレクチャー -06BSと人格や未来との関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html

 

一人ひとり違っていて、かつ一人の中にもたくさんある「一宇宙=現状(w0)」を、まったく新しい宇宙(w1)に書き換えていくのがコーチングです。その新しい宇宙(w1)は、現状の外へのゴール設定により創造するもの。統計処理では絶対に見いだせません。

繰り返しますが、「過去は一切関係ない!」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調する

 

 人間の脳にはミラーニューロンというものがあります。それは「相手の動作を見たときに、見た人の脳の中に、あたかもその人自身が同じ動きをしているかのように活性化する神経群」のこと。私たちはミラーニューロンにより「相手の行動を“鏡”にして自分の反応を生みだす」ことができます。

 「全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調する」とは、このミラーニューロンを使って「一時的に相手になりかわっている状態」です。

 F-046:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから後編:ミラーニューロン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11383670.html

 

 ミラーリングは、動作や行動といった物理次元にとどまらず、より高次の情報次元の認識や思考にまで拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それを理論化しているのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス仮説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

現場に立ったとき、まずやらなければならないことは、自我を無くすこと。つまり釈迦のようになることです。何が見えるのか、何が見えないのかは自我が決めるものです。宇宙と自我は同じもの。自分が見えているものは自分が決めているわけです

 

 コーチングにおいて、コーチがまずやらなければならないことも「自我を無くす」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そのために苫米地博士が勧めているのが、「スタニスラフスキー・システム」です。詳しくはこちらでどうぞ↓

 L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 

テーブルに水をこぼしたら紙を探すでしょうから、そのとき初めてペーパーナプキンが見える。その存在に気づく。つまり、そのとき何が見えているか何が見えていないかは、全部その人の自我が決めるのです

 

 これはスコトーマ(scotoma)の話。スコトーマは心理的盲点のことで、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つがそろったときに外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

この例でいうと、「ペーパーナプキン」のことを知らないとそもそも認識できず、知っていても重要性がないと認識できず、重要性があっても役割がないと認識できない という感じ。

テーブルに水をこぼす」という縁により、重要性&役割が変わり、RAS(網様体賦活系)が変化しスコトーマが外れ、「ペーパーナプキン」が突如認識されます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 その時、重要性関数(評価関数)が書き換わっているので自我が変化しているといえ、同時に認識する世界(自我の逆関数としての宇宙)も変化しています。

 このように自我と宇宙は表裏一体です。

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

自我を無くすことは、スコトーマを無くすことです。殺人事件の現場では、一度がんばって釈迦のようになること。つまり自我を無くすことです。すると全情報が見えてくる

 

 …RAS&スコトーマについて、一般向けの説明とコーチング実践者向けの説明は異なります。クリアでない場合はこちらをどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

自我を無くす。変性意識とは逆です。変性意識は特定の自我を作ることだから。一切の変性意識を無くすことですから

 

変性意識は特定の自我を作ること」。

変性意識(Altered State of ConsciousnessASC)とは、「目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態」のこと。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」です。

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

具体的な情報量が減っていくからです。抽象度が上がるほど、文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば、「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

無我になるためには一気に抽象度を上げることです。抽象度が高くなるほど情報量が減ってきて、無我に近くなる

 

 抽象度を上げることによる「無我」とは、自と他の違いが無くなること。それはゴールの重要なポイント「自分中心を捨て去る」と同義です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

無我のさらに先には「空我」があります。それは「すべての違いがなくなる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それは悟りの境地。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

F-341につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33835792.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!



F-339:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんと関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33827695.html

 vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 

 

 「高度な抽象レベルで、統合的分析をするそれが苫米地博士の“プロファイリング”。苫米地理論を基盤とした次世代のプロファイリングです。

 

 「統合」とは、ゲシュタルト化のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

そして、ゲシュタルト同士のさらなるゲシュタルト化のことです(connect the dots)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その本質は「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げる力=ゲシュタルト能力は、人間がもともと持っている偉大な能力であり、訓練によりさらに高めることができる無限の力です。

 L-133202111… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

 *ゲシュタルト能力を高める訓練はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 

では、今回も苫米地博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p69)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。鍵は「情報空間に拡張したホメオスタシス」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *「情報空間に拡張したホメオスタシス」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

ホメオスタシス同調によるプロファイリングとは?

 人間には天候が暑くなり体温が上昇すると汗をかいて体温を下げたり、寒くなると体温が下がるのを防ぐために毛穴が閉じるように、均衡状態を保つ能力が備わっている。これをホメオスタシスという。

 苫米地博士によれば、実は身体だけでなく精神にも人間のホメオスタシスは存在していると定義する。このホメオスタシス同調を利用したプロファイリングが、ホメオスタシス同調効果によるプロファイリングであり、認知科学としての次世代プロファイリングと言われている。

 「次世代プロファイリングは、軍事利用をはじめとして、色々な理由でやるようになったものです。そのひとつに洗脳解除があります。どういう洗脳がされているか、まずは洗脳されている現場を再現していかなければなりません。洗脳においては様々な仕掛けが施されているから、洗脳解除するときは慎重にやらなければ失敗します。それは地雷みたいなものであり、踏んだら致命的になるからです。洗脳解除は単に催眠を解くだけではなく、その途中で色々なアンカー(錨)が仕掛けられているので、アンカーを1個でも踏むと、地雷のように爆発するから、アンカーがどうやって仕掛けられているか、ビジュアライズして11個はずしていかないといけないのです。どうやって埋め込まれたアンカーを解除するかというと、かけられたときの現場を脳内で再現していくわけです。テレビでよくやっている時限爆弾の解除に似ています。この配線が何、このスイッチが何とカラクリを解明するだけではなく、このワイヤーがこっちのワイヤーと重なって、張力で爆発するというような解析をしなければなりません。赤と青の導線のどっちを切ればいいという単純なものではないのです。時限爆弾製造者が作った順番を意識してまったくその逆にはずしていく。時限爆弾を解除するときは、カラクリだけではなく作った人間のメンタリティ、作り方まで、その人間のすべてを再現していくのです。そうしないと、時限爆弾解除者になれない。1個でもしくじったら、ドカン! 洗脳解除も同じことです。洗脳をかけられたときの情報空間を再現するのです。人間の行動はいろんなところで制約されるから、人間がその場所でその情動であれば、どういう行動をするか、全部再現可能になりますから」

 苫米地博士は、オウムの凶悪な洗脳を解いてきた際に、信者の表情、声のトーン、反応などを見きわめながら、仕掛けられているアンカーをひとつずつ解除していった。

 その手法によって、犯罪プロファイリングもおこなわれる。

 具体的なやり方は、107ページで解説する。

 引用終わり

 

 

次世代プロファイリングは、軍事利用をはじめとして、色々な理由でやるようになったものです。そのひとつに洗脳解除があります

 

 洗脳とは、「人を変性意識状態にして情報の書き換えを行い、洗脳者の望む選択肢に導く」こと

 (「変性意識状態」について、詳しくはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 洗脳は、じつは、特殊なものでも非日常的なことでもなく、生活のあらゆる場面に潜んでいます。その代表が「テレビ」。だから「テレビは見てはいけない」↓

 F-153~:チャリティーマラソンで走った人が走った分だけ募金するシステムは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404043.html

 

 大切なのは「これは洗脳(手法)だな」と気づくこと。そのために常時モニタリングを行っていることが重要です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 「洗脳は気づいてしまえば簡単に解けるもの」と苫米地博士は語られます。「モニタリングし続ける →洗脳に気づく →脱洗脳」という流れを無意識化できることが、コーチング前にマスターするべきハビット&アティテュードです。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 

洗脳解除は単に催眠を解くだけではなく、その途中で色々なアンカー(錨)が仕掛けられているので、アンカーを1個でも踏むと、地雷のように爆発するから、アンカーがどうやって仕掛けられているか、ビジュアライズして11個はずしていかないといけないのです

 

 「アンカー(錨)」とは、脳が記憶している何らかの意識状態のこと。その意識状態を引きだすきっかけとなる情報が「トリガー(引き金)」です。

 F-158:無我夢中 <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 「まるで人が変わったかのように目の前の人が豹変した」という経験が、きっと皆さんにもあるはず。その時は埋め込まれた意識状態が突然引き出され、本当に人格が変わっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 さらにいうと、人格が変わっただけでなく、その人が認識している世界そのものが変わっています。認識を左右するフレームが変わっているからです↓

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 そのようなアンカー解除の秘訣を、苫米地博士は何気に明かされています。その秘訣とは「ビジュアライゼーション」↓

 F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

 

 

どうやって埋め込まれたアンカーを解除するかというと、かけられたときの現場を脳内で再現していくわけです

 

 ビジュアライズするものとは、「洗脳をかけられたときの現場」。

 もちろん、その「現場」とは3次元座標で示される物理空間のことだけではありません。

  

 アインシュタイン以後、空間と時間は別々の軸ではなく、ひとつの連続体であることが明らかになりました。よって、「現場」には時間も入ります。

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 時間+空間の4次元時空は、抽象度という軸をとった場合の情報空間の底面。物理空間の上の次元には、広大な情報空間がひろがっています(物理空間も情報空間の一部です)。

それを理論化されたものが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

時限爆弾製造者が作った順番を意識してまったくその逆にはずしていく。時限爆弾を解除するときは、カラクリだけではなく作った人間のメンタリティ、作り方まで、その人間のすべてを再現していく

 

 その超情報場=情報空間の一部に人間の認知があります。

 

 つまり、先ほどの「洗脳をかけられたときの現場」とは、人間の認知も含めた超情報場のことであり、その情報場が写像された時間を含む物理空間のこと。

 L-132202111月シークレットレクチャー -01;メインテーマ「□」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32989957.html

 

 その再現を行うことが、苫米地博士が行っている“プロファイリング”です。

 コーチングの前にしっかりと“プロファイリング”を行うことは、とても重要。なぜなら

 

 

人間の行動はいろんなところで制約されるから、人間がその場所でその情動であれば、どういう行動をするか、全部再現可能になりますから

 

 なぜなら、「誰もが『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の中で生きている」から。繰り返しますが、その“殻(w0)”はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、CZが生みだす「現状維持の壁」を突き破り、まったく新しい可能世界(w1)を生みだすことがコーチング!

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その結果として、これまでのCZ=ブリーフシステム=関数P(←自我の一側面である「評価関数」のこと)が書き換わることになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

F-340につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33835792.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-267~:「Classic

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422833.html

F-327~:お大事に

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427730.html

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

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Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32350876.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!(文庫版)



F-338:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

  

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんに関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 

 

 結局、今の自我をつくったのは、自分。だから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

自分(w0)を構成する記憶を吟味し、受け入れるかどうか判断し、まったく新しい自分(w1)をゴール設定しながらつくりあげていく

 

その積み重ねこそが、「“殻(w0)”から抜け出す」ということに他なりません。

 

“殻(w0)”とは、現状のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のことであり、これまでの記憶で作りあげたブリーフシステム(Belief SystemBS)のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

  

 “殻(w0)”を抜け出し、CZBSを再構築していくための「吟味および判断」に相当するのが“プロファイリング”であるはず。その上での「ゴール設定→まったく新しい自分(w1)創造」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 では、苫米地博士の“プロファイリング”を確認しましょう。

 以下、博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p152)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。

まずは全体像を感じてください。

 

 

 プロファイリングが生まれたのは、FBIBSUと呼ばれる行動科学科(Behavioral Science UnitBSU)、現在は捜査支援課(Investigative Support UnitISU)がもととなっています。いわゆる行動科学ユニットとしてのFBIの中でできあがったものなのですが、1960年代の行動主義・古い心理学のパラダイムで作られたものがこのFBIBSUなのです。たくさんの人間の行動をプロファイリングして、統計的に予想するものです。でもそれは古いやり方でしかない。人間の心を統計で扱いようがない。

 新しいプロファイリングは、人間の心の中がどうなっているのか、解明しながらやる認知科学として確立しているのです。ロバート・K・レスラーのプロファイリングは典型的な古いプロファイリングです。過去のデータを使うのは何も問題ないのですが、彼自身、自我が強すぎるので、推理する対象がものすごく限られてくるのです。若い黒人の男の子が犯人だとしたら、彼がどういう心理状態にあったのか、過去のデータに頼り過ぎるのです。次世代プロファイリングは、実際にその男の子が現場に立ったとき、どういう精神状態だったか想像がつかないといけない。

 FBIBSUの次の世代によるプロファイリングを実行するためには、ありとあらゆる情報を統合しなければなりません。現場に行って、現場で得られるありとあらゆる情報をかなり高度な抽象レベルまで上げて、統合的分析をする。人間の第六感、直感的な情報処理も重要なものとなります。

 具体的にどうやるかというと、犯人に完全に同調するために、タイムマシンのようにさかのぼり同調しきって、脳内で犯人の心理状態を再現する。それが次世代の操作技術であり、私のプロファイリングではさらに私なりの手法で行っています。

 引用終わり

 

 

 新しいプロファイリングは、人間の心の中がどうなっているのか、解明しながらやる認知科学として確立しているのです

 

 認知科学(cognitive science)の現在のパラダイムは「ファンクショナリズム(functionalism)」です。

 それまでの「事象を部分に分ける構造主義」とは違って、ファンクショナリズムは「部分と部分、もしくは部分と全体の双方向的な関わりの中で意味が生まれてくる」と考えます。その“関わり”が「ファンクション」。

コーチング関連用語でいうと、「ゲシュタルト(gestalt)」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 一般的に、ファンクションとは「機能」「役割」のこと。ファンクショナリズムも最初は「機能主義」と訳されていた時期があり、その考え方で脳を研究する学問を「機能脳科学」と呼んでいたそう。

以前は、苫米地博士も(たくさんの肩書きの一つとして)御自身のことを「機能脳科学者」と表現されていました。

 Q-328:最近「記憶が抜ける」ようなことがvol.3;ソフトウェアとハードウェア>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31906669.html

 

その後、コンピュータとの関連から「ファンクショナリズム=関数主義」と訳されるようになりました。その関数主義を信じ研究する学者が認知科学者です。

 現在の認知科学(ファンクショナリズム)は壁にぶつかっているそう。その壁とは、「フレーム問題」。

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

苫米地博士は「認知科学はフレーム問題を突きつけられていながら、ほとんど顧みることなく無視し続けてきた」と指摘されています。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-344~:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426561.html

 

苫米地博士のすごいところ(の1つ)は、問題(case)を指摘されるときに、必ず解決(plan)も考えていらっしゃるところ(ディベーターにとっては当たり前なのでしょうが)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

ファンクショナリズムの先のパラダイムも、しっかりと理論化されています。それが“苫米地理論”です。さらにいうと、その苫米地理論をベースに、ルー・タイスさんのコーチング・システムをアップデートされています。それが“苫米地式コーチング”。

 PM-01~:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_123517.html

 

 現在、苫米地理論には3つのパラダイムがあります。1世代「サイバーホメオスタシス理論」2世代「超情報場理論」3世代「生命素粒子理論」です

 シンプルにまとめると

 

 1世代「サイバーホメオスタシス理論」

 :ホメオスタシスがサイバー空間(情報空間)にもひろがっている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 2世代「超情報場理論」

 :4次元(もしくは11次元)の物理空間を包摂するように超次元空間(情報空間)が存在し、高次の情報空間の因果が物理空間に写像される

 (注:物理空間は情報空間の一部。抽象度を軸とした場合、情報空間の底面が物理空間)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 3世代「生命素粒子理論」

 :物理空間に最小単位があるように、情報空間にも最小単位(生命素粒子)がある

 Q-330:最近「記憶が抜ける」ようなvol.5;イメージの限界が自分の限界>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31958269.html

 

 では、次の引用にいきましょう。

 

 

過去のデータを使うのは何も問題ないのですが、彼自身、自我が強すぎるので、推理する対象がものすごく限られてくる

 

 ここで苫米地博士が話されているのは、「自我が生みだすスコトーマ(scotoma)」のこと。今回のテーマに沿っていうと。「『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の内側しか認識することができない」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのスコトーマを生みだす/外すポイントは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。

よって、「推理する対象」をひろげるためには、1)知識を増やし、2)重要性と3)役割(責任)を拡張すればいいはずですが、残念ながら、それだけではスコトーマは外せません。

なぜなら、皆さんも御承知のとおり、知識量とスコトーマが外れることは相関しないから。むしろ知識が増えることでスコトーマが生じることも起こりえます。

その事実を伝えているのが、ソクラテスの「無知の知」であり、礼記の「学然後知不足」です↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 

 FBIBSUの次の世代によるプロファイリングを実行するためには、ありとあらゆる情報を統合しなければなりません。現場に行って、現場で得られるありとあらゆる情報をかなり高度な抽象レベルまで上げて、統合的分析をする。人間の第六感、直感的な情報処理も重要なものとなります

 

 答えは「統合」。ゲシュタルト化であり、ゲシュタルト同士のさらなるゲシュタルト化です(connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その本質は「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げる力=ゲシュタルト能力は、人間がそもそも持っている偉大な能力であり、訓練によりさらに高めることができる無限の力です。

 L-133202111… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

 *ゲシュタルト能力を高める訓練はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 「高度な抽象レベルで、統合的分析をするそれが苫米地博士の“プロファイリング”。苫米地理論を基盤とした次世代のプロファイリングです。

 

F-339につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

それまでの「事象を部分に分ける構造主義」とは違って、ファンクショナリズムは「部分と部分、もしくは部分と全体の双方向的な関わりの中で意味が生まれてくる」と考えます。その“関わり”が「ファンクション」。コーチング関連用語でいうと、「ゲシュタルト(gestalt)」のことです

 

 さらに釈迦哲学でいうと、「縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-311~:デジタル自傷行為

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426481.html

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

L-142202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

L-143202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33398926.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

Q-326~:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425355.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!



F-337:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる>

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんに関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 

 

 前回(F-336)は、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p66)から、「温故知新」に対する博士の鋭い分析を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 その分析自体が「新しい視点」で行われています。その結果、露わになったのは「孔子が巧妙に仕組んだスコトーマ洗脳」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 大切なのは「新しい視点で見る」こと。

 ところが、それは簡単ではありません。なぜでしょうか(case-side)?

 「新しい視点で見る」ために、どうすればいいのでしょう(plan-side)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 新しい視点で見る」ことが簡単ではない理由は、「誰もが『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の中で生きている」から。その“殻(w0)”はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、「新しい視点で見る」ためには、CZが生みだす「現状維持の壁」を突き破らなければならない ということ。

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 だから、簡単ではありません。それは強力なホメオスタシス・フィードバックに打ち克つということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 このことはコーチングの難しさとも重なります。

 コーチングのコアは「ゴール」と「ゴールの設定」ですが、ゴールを見つけるためには、まずは自分という“殻(w0)”を抜け出さなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングでは、自分を縛っているものをブリーフシステム(Belief SystemBS)と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

つまり、「過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”」とは、ホメオスタシスで維持されるCZであり、これまでの記憶で生み出したBS=自分そのもの。

だから、“殻(w0)”を抜け出すのは簡単ではない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 そのように思い込むほど、じつは、“殻(w0)”を抜け出すことはますます難しくなります。すべては自分のマインド(脳と心)が生み出しているからです。

マインドの中で最も臨場感の高いイメージが現実となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

BSは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でできているとされています。じつは、それらはすべて自分が受け入れたもの。突きつめて考えると、本当は「自分のBS」に自分が縛られているだけです。

つまり、過去に囚われたままの自分(w0)が、本当の自分(w1)を縛っている。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

そもそも人は完全に“自由”な存在です。だから、まずは“自由”をしっかり意識に上げることが重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 外部から入ってくる情報は、最初は自分自身のものではありませんが、受け入れた時点で自分のものになります。その情報によって、自我がつくられていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 結局、今の自我をつくったのは、自分。だから、自分(w0)を構成する記憶を吟味し、受け入れるかどうか判断し、まったく新しい自分(w1)をゴール設定しながらつくりあげていく

 

その積み重ねこそが、「“殻(w0)”から抜け出す」ということに他なりません

F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 

 そのような再構築(withゴール設定)のための吟味および判断に相当するのが“プロファイリング”です(ハズ)。

 

 最後に苫米地博士の著書「洗脳力 あなたを変え、人を動かす『脳』と『心』の科学」(アスコム、p92)より引用します。「自分という殻」「我欲」をイメージしながら読み進めてください。気楽にどうぞw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

洗脳力

洗脳力 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

夢は自分という殻を抜け出して初めて見えてくる

 では、人に影響されていない、自分本来の夢とはどういうものをいうのでしょうか。また、それを見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。

 それをこれから本書で述べていくわけですが、ひと言で述べるとすれば、「自分という殻から抜け出して、そこから自分を見つめて見えるもの」と言うことができます。自分という殻のなかで自分のことばかりを見ていたのでは必ず見誤ることでしょう。殻のなかにいたのでは、外からの影響なのか、内からの欲求なのかの区別がつかないからです。

 米国超有名大学院出身の彼はこんなことも言っていました。

 「先生、私はどうしても英語がうまくなりません。もっと英語がうまくなりたい。どんなに英語を勉強しても、ネイティブの人に『あなた、英語が上手ですね』と言われてしまうんです。それって、ネイティブのようには英語を使えていないってことですよね。日本人が日本人に「日本語うまいですね」なんて言わないでしょう。つまり、ネイティブからしたら、下手なんですよね。それが悔しいんです」

 頑張って必死に英語を勉強している人が聞いたら、ぶっ飛ばされそうな台詞です。アメリカの大学院を出ているということは、少なくとも、クラスで英語を駆使して、英語で修士論文か博士論文を書いて認められたということでしょう。つまり、彼は少なくとも不自由しないだけの英語力をもっているわけです。それでも満足できずに、ネイティブに「英語がうまい」と言われてコンプレックスを感じてしまっているのです。

 日本人は日本人に「日本語うまいですね」とは言わないでしょうが、たとえば地方出身者がふつうに標準語をしゃべっていたら「方言、出ませんね」くらいのことは言うでしょう。彼の英語だってそのくらいのレベルのはずです。必要十分でしょう。

 彼は自分という殻が硬く、我欲が強過ぎて、自分を正しく見ることができなくなっています。この状態で「英語がうまくなりたい」と言っていますが、もっと英語がうまくなっても(今でもすでに十分うまいのですが)、彼はきっと満足することはないでしょう。それは、彼自身が本当にしたいことではないからです。

 本書は、自分という殻から抜け出して、本当の自分、本当にやりたいことを見つけ出す方法、そしてそれを実現する方法を述べていきます。難しい方法ではありませんが、目新しいことが多いでしょうから、ゆっくりでもいいので、一つひとつ確実に実践してほしいと思います。

 引用終わり(このつづきは書籍でどうぞ↓)

 洗脳力 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

F-338につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 夢は自分という殻を抜け出して初めて見えてくる

 

 今回のサブタイトルは「ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる」。「夢」ではなく「ゴール」という言葉を使うことは、科学的知見を踏まえてさらに先に進むための1st.ステップです。

 

 以下、おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳」の2023年度版(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

1st.ステップ:現代科学のパラダイムで考え、論理的・数学的に推論する。「夢」ではなく「ゴール」という言葉を使う

 新しい自分に生まれ変わるための第一歩は「夢」という言葉を使うのはやめ、「ゴール」という言葉を意識的に使うことです。この手帳は「夢を叶える手帳」ですが、この手帳では、ゴールと夢をほぼ同じ意味で使っています。

 ただゴールと違って、「夢」は正式に定義された言葉ではありません。現状の外のゴールを、もし別な言い方で表すならば「夢」は1つの方法だということです。

 でも「夢」という言葉は、例えばPX2(青少年向けの次世代教育プログラム)などで子供に伝えるにはよいですが、これから転生していくあなたは、「ゴール」と言いましょう。どうしてもやりたいことだけど、現状の外でこのままの状態では絶対に叶わないこと。それを、正確に定義された言葉である「ゴール」と呼ぶこと。これが第一のステップです。

 引用終わり

 

 

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-326:観自在 <応用編;か・ち・も・な・い(価値もない)>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33212902.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

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L-140202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-03;子どもたちに一番伝えたかったこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが正解なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版



F-336:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?>

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんに関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 Wikipediaによると、プロファイリング(offender profilingcriminal profiling)とは、「犯罪捜査において犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論する」こと。「基本的な構造は、『こういう犯罪の犯人はこういう人間が多い』という統計学である」「日本語で正確に表現するのであれば『犯罪者プロファイリング』が正しい」とあります。

 

 もちろん、番組内で行われたのは、「犯罪者プロファイリング」ではなく、キンタロー。さんの「性質や特徴」の分析。苫米地博士をコーチと認識している方の中には、きっと博士が“プロファイリング”をされたことに驚いた方もいらっしゃるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 「コーチングには『過去は一切関係ない!』」から。純粋なコーチング関係ではないにしても、コーチはそもそも過去に興味を持ちません。コーチのブリーフはいつも「過去は一切関係ない!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 さらにいうと、「コーチングは『行動科学的』ではない」から。苫米地式コーチングの基礎となるのは苫米地理論です。

 

 *苫米地理論の第1世代はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *第2世代はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 *第3世代はこちら↓

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 もっというと、「コーチングは『統計学』ではない」から。一人ひとり違う“一宇宙(w0)”を“まったく新しい宇宙(w1)”に書き換えていくのがコーチングです。その新しい宇宙(w1)は、統計処理では絶対に見いだせません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 *「一人一宇宙」はこちら↓

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 

 コーチは、じつは、クライアントの過去を完全にスコトーマに隠しているわけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

  

 ゴール設定によって新しい宇宙(w1)を創造するためには、過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”を壊さないといけないから。“殻(w0)”を壊してゴールを現状の外に設定するために、まずはその“殻(w0)”をしっかり把握する必要があります。

 Q-137:問題が生じたゴールへの向き合い方 -02

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22312817.html

 

 私たちは現状に縛られ、“殻(w0)”に閉じ込められたまま生きています。そうとは知らずに。

 そして、その呪縛は、いろいろな形で日々強化されていきます。その仕掛けの一つが教育です。

 

以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p66)より引用します。「自由のための教育が自由を奪っていないか?」と問いながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

洗脳論語

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 洗脳論語 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

奴隷を過去に縛り付けるための提言

 

 子曰く、故(ふる)きを温(あたた)めて新しきを知れば、以て師と為るべし、と

(為政第二の十一)

 

 誰もが知っている成句「温故知新」の出典となる文です。

 「先人の教えを学べば(研究すれば)、現代に通じる新しい発見や応用できるものがあり、人の師となることができる」というのが、広く知られている意味だと思います。

 温故知新の「温故」は、「古いことを学んで」、あるいは「古いことを研究して」と訳されることが多いですが、「学」という字はこの文のどこにも書かれていません。もし、孔子が「学ぶ」という意味を持たせたかったのなら、ストレートに「学」という文字を使っていたでしょう。これは後世の人が、勝手に「学ぶ」「研究する」と解釈しただけのことです。

 もしくは、「温故」は「故(ふる)きを温(たず)ねて」と解釈されることもあるので、「尋ねる」から「質問する」などを連想し、「学ぶ」や「研究する」に結び付けたのでしょう。

 中国では、「温」という漢字は「価値観を高める」という意味です。「アイデアを温める」と同じ。重要視する、大切にするということです。

 古いものを大切にする。そうすることで、新しいことを知ることができる。

 これが、温故知新の本来の意味だと言えるでしょう。決して、古いことを学ぶわけではありません。

 「学ぶこと」と「大切にすること」では、意味合いが大きく変わってきます。学ぶことは、古いもの、つまり歴史などを研究し、理解することに繋がりますが、大切にすることには研究も理解もありません。ただ、大切にするだけです。古いものを盲目的に大切にすれば、新しいものを知ることができると、孔子は言っているのです。

 おかしいと思いませんか。古いものを大切にしたところで、新しいものを理解することなどできるはずがありません。

 この文は、孔子が巧妙に仕組んだスコトーマ洗脳です。スコトーマとは、重要と感じているものしか見ることができないという人間の心理的盲目状態のことを言います。

 孔子は、弟子達に古いもの、つまり詩経を重要視させることで、弟子達が心の内に抱いている現体制への違和感を見ないように導いています。要するに、スコトーマを仕向けているのです。

 「何も考えずに古いものを大切にしなさい。そうすれば新しいものが見えますよ」と説くことで、実は新しいものを見えなくさせているわけです。

 日本の政治で例えると、「自民党が政権与党、社会党が野党第一党という立場で維持されていた55年体制を重要視しなさい。そうすれば、新しいものが見えますよ」と言うといいでしょう。

 この場合、新しいものとは、民主党のアラです。

 このように言われると、長期に渡って政権を担っていた自民党は古きよき党となり、民主党は未熟な党に見えてくるはずです。そして、結果的には自民党がいいという風潮になります。

 実際には、50年以上政権政党であった自民党の政権運用脳力も、政権政党になってわずか数年に過ぎない民主党の政権運用脳力も五十歩百歩です。民主党が今現在漏出させているものと同様のアラは、過去の自民党も随分と露見させていました。政治家の違法献金疑惑や消費税引き上げの問題、事故や災害に対する対応のまずさなど、いつの時代にも噴出するもので、新しいシステムだから生成されるアラではありません。

 また他の例では、「新しいことを知っていても、古いことを知らなければ話にならない」と言い放つ人が挙げられます。「偉そうなことを言っているが、日本の歴史を知らない者に言われたくない」という主張です。しかし、これは「権威側」の反芻に過ぎません。

 古いものというのは、いつの時代も権威側が優位になります。なぜなら、古いものを提供するのは、権威側だからです。権威側の歴史を知らないことは、対等とは言えないというのが、彼らの論理なのです。

 新しいものは、未来を見ることで知ることができます。過去を見ることで知るのではありません。過去を見ても、新しいことを知った気になるだけで、知ることなどできないのです。

 もちろん、過去を見ることで新しいものを知ることも中にはあります。ただし、それは新しい視点で見るべきです。「古いものは重要だ」という盲信でしかない従来の視点で見ても、何も知ることはできません。

 例えば、ある土地からレアアースが発見されたとします。これはその土地を昔から重要視していたために発見されたわけではありません。レアアースという物質についての知識を得た上で、その土地を調査したから発見されたのです。新しい視点だからこそ、これまでは何の変哲もなかった土地から新たな発見ができたのです。

 「古いものを大切にしろ」というのは、「何も考えずにただ大切にしろ」という意味です。古いものが本当に重要なものかどうかなど、関係ありません。また、新しい視点を全く必要としていません。これは、「奴隷の論理」に他ならないのではないでしょうか。

 引用終わり

 

 

 過去を見ることで新しいものを知ることも中にはあります。ただし、それは新しい視点で見るべきです。「古いものは重要だ」という盲信でしかない従来の視点で見ても、何も知ることはできません

 

 私が苫米地博士に情報的に出会ったのは2009年。

 それ以来、ずっと教えを受け続けていますが、いまだにスコトーマがガツンと外れる体験をします。それは世界が一変するような感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 学び初めの頃、とくに衝撃的だったのが、この「洗脳論語」。今までの自分がいかに「奴隷の論理」に支配されていたかを思い知りました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 大切なのは「新しい視点で見る」こと。

 

 ところが、それは簡単ではありません。なぜでしょうか(case-side)?

 「新しい視点で見る」ために、どうすればいいのでしょう(plan-side)?

 

F-337につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

私たちは現状に縛られ、“殻(w0)”に閉じ込められたまま生きています。そうとは知らずに。そして、その呪縛は、いろいろな形で日々強化されています。その仕掛けの一つが教育です

 

 “教育”について考察しました↓

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124525.html

 

 

-追記2

学び初めの頃、とくに衝撃的だったのが、この「洗脳論語」。今までの自分がいかに「奴隷の論理」に支配されていたかを思い知りました

 

 もう一つ挙げると、「一生幸福になる超訳 般若心経」(学研プラス)。般若心経の問題点が明らかにされ(case)、なんと添削が行われています(plan)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

「般若心経は間違っている」なんて思いもしなかった私は、読書中に猛烈な衝撃を体感しました。それはまさに「世界がひっくり返った」感じ。強烈な「Rゆらぎ」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

と同時に、「観測者(認識主体)の知識や知能が上がれば上がるほど、観測(認識)される宇宙は『たいしたことがある』ものになるという可能性」に震えました。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

一生幸福になる 超訳 般若心経

 

 

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-158~:無我夢中

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

L-05220207月シークレットレクチャー -02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

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Q-121:過去にこだわる人に対してどのように対応すればよいでしょうか?

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

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F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その補完により“苦しみ”を克服することができます。理解が深まるから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 

 

 前回(F-334/vol.6)まで、「ワークライフバランス」という言葉が抱える本質的な問題(case-side)とその解決(plan-side)について考察しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 あらためて感じたのは、「バランスホイール(balance wheel)」の重要性。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 「ゴールを人生のあらゆる領域に設定する」ということを考えたとき、絶対に外せないのが「健康」のカテゴリ。そのゴール(側のCZ)のイメージは、きっと「いつまでも若々しく、元気いっぱい」という感じでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ところが、現実はそんなわけにはいきません。人は確実に老い、ときに病み、そして必ず死んでいくのだから。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

その事実を受け入れることができないと、“理不尽”はますます大きくなるばかり。もちろん、苦しみもどんどん大きくなっていきます。

 Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 ただし、老病死(+生で四苦)をただ受け入れるだけでは、まだまだ十分とはいえません。何が足りないのでしょうか?

 

 そう、答えは「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 医療や介護の現場では、よく「年には勝てない」という表現を見聞きします。それは半分正解で、半分間違い。いえ正確には、ごく一部に限って正解で、ほぼ間違いというべきでしょう。

 Q-140:若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22528302.html

 

 正解なのは、「物理空間においては『年には勝てない』は事実」だから。その事実を受け入れるからこそ、理不尽度を下げることができ、“今”を生ききることができるようになります。

 Q-205:「縁起」と「因果」 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26507222.html

 

 ほぼ間違いなのは、「物理空間は情報空間のほんの一部に過ぎない」から。抽象度を軸にとった場合、物理空間は広大な情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量」であるエントロピー(entropy)を用いると、物理空間ではエントロピーが増大しカオス化していき、情報空間ではエントロピーが縮小しシンプル化していきます。時間の経過とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 苫米地博士が神奈川大学での講義(2023年)で解説されていますが、なんと生命現象はエントロピー縮小系です。

 Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32350876.html

 

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

つまり、私たちは時間の経過とともに抽象度の次元を上がっていく存在だということ。その頂点が「空(くう)」です。

F-318:観自在 <理論編-1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html

 

 ただし、抽象度の次元を上がっていく間も、物理空間上の身体は変化していきます。エントロピーが増大しながら。

確実に老い、ときに病み、必ず死ぬという物理宇宙の因果律から、私たちは決して逃れることができません。それが“生きる”ということです。

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 まとめると、「生きるとは、心の次元と身体の次元のギャップが拡大していくこと」。

 

 それが、私が今一番感じている「分断」です。

では、その分断を緩和するためにはどうすればいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新福音書 禁断の自己改造プログラム」(講談社、p182)より引用します。

 

 

本当の「自由意思」って何?

 次に、本当の意味での「自由意思」とは何なのかを考えてみましょう。もちろん、定義上は、「不完全性定理」の宇宙の外側で発効される意思のことですが、現実問題として、それだけでは、言葉遊びにしか聞こえないかもしれません。

 そこでもう一度、物理宇宙と情報宇宙の関係を考えてみましょう。もともと、情報宇宙というものがあります。そして、その宇宙の自由度が低い空間を物理宇宙と呼びます。ここで自由度が下がるということは、抽象度が下がるということです。

 前項でお話ししたように、「未来の縁起に働きかけて、現在の選択を行う」ことは、一見自由意思のなせるわざに見えます。ただし、厳密に言うとそれは、「時空を包含した内部表現という系の内側において自由に見える意思」に過ぎず、本来の意味での自由意思であるか否かは、判断が難しいところです。

 そもそも、我々が働きかけることのできる未来は、現在もしくは過去の経験で得た知識をもとに想定したもの。自由意思によって未来を知りえたわけではありません。知識というのはすべて、過去の認識の結果です。それゆえにどうしても、現在および過去の因果から自由にはなれないのです。

 つまり、本当の自由意思とは、内部表現の外側から未来に関する何らかの知識を手に入れて、それを現在の行動に反映させることでしか得られないはずです。

 では、どうすれば内部表現の外側に飛び出せるのでしょう? それはやはり、物理の因果から離れてどんどん抽象度を上げていくしかありません。そして、「ここが限界」というところまで到達して、さらにもうひとつ上げられたら、そこが内部表現の外側であり、仏教で言う「空」です。

 内部表現が神の創った宇宙だとするなら、ここから「空」なる宇宙に頭を出した瞬間、「神を超えた」ことになります。悟りの世界は神を超えたところにあるということです。ただそれがどこにあるのかと言うと、内部表現世界のいたるところにあるということです。内部表現の抽象度をどんどん上げた内部表現の内側に、神を超える外側があるということです。

 そこに至る準備ステップとして、まさにゲーデルとチャイティンの証明のインパクトをしっかりと考えてみましょう。宇宙そのものが全抽象度にわたってランダム性を内包しているとはどういうことか。それは、我々はもともと何物からも、「神」からさえも自由であるということです。まず、ここを認識していないと、我々はわざわざ自分自身を自分の記憶で縛ってしまいます。その閉じた記憶の内部表現世界でさえももともとランダム性が内包されているのにもかかわらず、です。まずは、自分は本来自由であるということをしっかり認識してください。

 そして、自分自身を自分の記憶から解放する「止観」をしっかりと行い、そのうえで抽象度をどんどん上げていくのです。自由度をどんどん上げていくと言ってもいいです。そうするとごくたまにだと思いますが、これだという体感を得られるときがあるはずです。理性を超越する瞬間です。

 もちろん、そんな本当の意味での自由意思に動かされるような体感は、そうしょっちゅうあるものではないでしょう。それがやりたければ、お釈迦様のように、山にこもって「空」の世界まで臨場感を上げるトレーニングを積むしかありません。

 私たちはそこまで狙う必要はなく、内部表現の外側から叡智を得るのは数年に一度がいいところだと思います。

 私自身がそういう瞬間を感じるのは5年に一度くらい。「何かが降りてきた」としか思えないひらめきから、科学の世界を変えるような(と自分では思える)何かを発見したときです。前に述べた、トマベチ・アルゴリズムを発見したときなどは、まさにそういう瞬間でした。

 科学者や芸術家などは、誰も気づかないことを発想するのが仕事ですから、天から何かが降りてくるような瞬間に、数年に一度くらいは遭遇するようです。

 そんなふうに考えると、これまでの歴史には世界を一変させる数々の発見がちりばめられていますが、それらはみな、自由意思の賜物なのだとわかります。天才とは、高いレベルで抽象思考をし、ときどき内部表現宇宙から「空」へ頭を出せる人なのかもしれません。

 もちろん、誰にだってチャンスはあります。ふだんから高い抽象度で思考する習慣をつけていれば、いずれは内部表現の外側に飛び出す瞬間を体験できるはずです。

 かなりハードルは高いけれど、本当の自由意思とはそういうものだということを心に留めておいてください。目標はあくまでも、

 「何事も、社会や他人、過去のしがらみ、つまり自分自身の記憶から自由になって判断する自分になる」

 ことで、その先にもうひとつ、最終ゴールとして、

 「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」

 ことを掲げておくのがベストでしょう。

 いずれにせよ、大切なのは、ふだんから抽象度を上げて思考することです。

 引用終わり

 

 

 内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する

 

 それが分断緩和のための処方箋。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 つまり、中観で生きるということ。

そのためにコーチングを学び実践し続けるということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴールこそが、人類の進化を促し、社会を幸福(well-being)にする。その時、個の人生においても、心の次元と身体の次元のギャップを解消している

 

そのようなイメージを私は抱いています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

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F-163~antiからwith、そしてwell

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

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F-328:お大事に <後編;最も大切にしなければいけないこと>

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L-137202111月シークレットレクチャー -06;平和を実現するために

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Q-341:「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている? <後編;イマジネーションの限界を超えたところに

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Q-343:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい、エネルギーがなくなってしまう感じがします <後編;コーチの視点で>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32463969.html

 

 

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F-334:分断緩和のための処方箋 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

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 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

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 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

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 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 

 

「ワークライフバランス」という言葉は、「『ワーク』の対立概念として『ライフ』があり、その二つは相容れない(だからバランスをとる必要がある)」といっているようなもの。その「視点の固定」は、vol.1F-330)で確認したように、差別と偏見を生みだします。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

仕事の目的は「機能」や「価値」であり、決してお金ではありません。

お金は、資本主義を選択した社会における「機能」や「価値」を交換・貯蔵するための道具にすぎません。

仕事の意味は、稼いだお金の中にあるのではなく、果たした機能や価値そのものにあります。

 F-027~:プロとアマの違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268331.html

 

 例えば、Aさんの収入がBさんの収入の2倍だからといって、Aさんの「果たした機能」や「生みだした価値」がBさんの「果たした機能」や「生みだした価値」の2倍といえるでしょうか?

 

 今、違和感を感じなかった方は、“お金というモノサシ”(I)に強い臨場感を感じているはず(V)。そのモノサシは、差別と偏見を助長するだけでなく、無間地獄という現実(R)を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp20)より引用します。

 

 

お金をゴールにすると無間地獄が待っている

 しかし、それでいいのでしょうか?

 彼らが言うゴールとは「金持ちになる」以外にありません。確かにお金を得ることは悪いことではないでしょう。「金をたくさん稼いだ自分は凄い」という満足感も得られるはずです。

 しかし、彼らがそれで豊かな暮らしをしているのかというと決してそういうふうには見えないのです。もちろん、金銭的には豊かです。いくらでも物欲を満たすことはできるでしょう。

 ところが、それで人は満足しないのです。

 その証拠に世界の富豪たちの行動を見てください。彼らはすでに何十兆円もの資産を持っています。それどころか、通貨発行権すら手に入れている富豪までいます。しかし、それでも満足しているようには見えません。

 金で満足したら、次は名誉というのであればまだ話はわかりますが、あれだけお金を持っているのに、まだお金が欲しいようなのです。

 その理由は彼らが強欲だからでしょうか? 一般的には、強欲が理由だと言われますが、本質的には違います。

 人はもともと欲しがるようにできているのです。

 人の満足感とは、欲しいものを手に入れたらそれで終わりというものではありません。例えば、「欲しかったあの服を買ったらもう服はいらない」とは決して言わないはずです。服を手に入れたら、それに似合うバッグや靴が欲しくなります。新しいバッグや靴を手に入れたら、それに似合う服がまた欲しくなります。欲望に際限はありません。

 これはお金も同様で、いくら大量に手に入れても、これで満足ということにはならないのです。一般の人から見れば、「それだけお金があれば、もう満足でしょう」と思うほどのお金持ちになっても金銭欲は収まりません。

 なぜ、お金持ちたちは満足できないのでしょうか?

 実は、これは強欲ではなく、限定合理性という、人ならば誰もが持つ習性なのです。

 この限定合理性を提唱したのはノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者のダニエル・カーネマンです。彼は「我々の満足感は資産の量ではなく、資産の変化にある」と指摘しています。人はお金に限らず、自分の資産が「増える」と嬉しくて「減る」と不快になる生き物だったのです。

 お金持ちたちは強欲ではなく、資産の変化に興味があり、生き物としての摂理に忠実に従っているだけだったのです。

 ですから、人がお金をゴールにした瞬間、永遠に満足することのない無間地獄にハマり込むのです。

 それを避けるため、お金持ちたちは、お金のゴールではなく、社会貢献のゴールに重きを置くようになります。多くの大富豪がチャリティや社会問題に取り組もうとするのは、そういう意味もあるのです。

 ただし、お金のゴールはそう簡単に捨て去ることはできません。いくらチャリティや基金、社会問題に取り組んでも、気づけば金銭を発生させることが目的となってしまったり、歪んだ正義を振りかざしたりするようになってしまいます。

 ビル・ゲイツ氏やジョージ・ソロス氏ら大富豪が慈善事業や財団を作っていますが、活動の詳細を見ていくと、本当に世界のための行動になっているのか、怪しく感じられるものもあります。少なくとも彼らが社会貢献をしようとすると、残念ながら歪んだ形になることが多いのです。

 結局、利潤やお金をゴールから外せない人たちが何かをすると必ず社会が歪むということです。

 引用終わり

 

 

 利潤やお金をゴールから外せない人たちが何かをすると必ず社会が歪む

 

 現在の社会の歪みの原因(case)は、ゴール設定のミスだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その1つのあらわれが「ワークライフバランス」という概念(ゲシュタルト)。

「対価としてお金を得る『ワーク』、それ以外の『ライフ』」といった社会的洗脳が、私たちを苦しめ続けています。

 

お金の重要度が増すほど、「ワーク」ばかりか、「ライフ」そのものが苦しくなります。すべてが「have to」に変わってしまうから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「限定合理性という、人ならば誰もが持つ習性」の根底にあるのは“恐怖”。お金がなくなることへの恐怖です。恐怖に支配されてしまうと、IQが下がり、心身はこわばり、ますます本来の能力を発揮することができなくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから、まずは恐怖をコントロールすることが重要。その第一歩は「自分の中にある恐怖に気づくこと」です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

「気がついていないだけで、じつは恐怖によってコントロールされている」というケースは少なくありません。例えば「給料のいい仕事を選ぶ」という場合、「お金を得る喜び」の裏には「お金がないことへの恐怖」が隠れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 埋め込まれた恐怖(洗脳)に気づき、「自分でコントロールする」と決意する

 

 それがコーチングのはじめに行うべきことです。

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「ゴールの設定」。

 L-069202011月シークレットレクチャー -04;ゴールこそがコーチングのすべて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29018262.html

 

 「ゴールを設定し、そのゴールを達成する確信度を高めていく」ことが、コーチングの具体的な中身です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールのポイントは、1)現状の外、2)心から望むもの、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)+4)自分中心を捨て去る。

 

最近、私はますます「バランスホイール」の重要性を感じています。詳しくはこちら↓

Q-362~各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

 

 今回のテーマでいうと、「仕事」と「お金(ファイナンス)」のカテゴリをしっかり切り分けることが重要です。その上で、人生のその他の領域(「趣味」「健康」「家族」「社会への貢献」「生涯学習」)も含め、しっかりゴールを設定していきます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

バランスホイールを俯瞰しているような意識状態を維持していると、必ずバランスがとれるようになっていきます。なぜでしょう?

 

そう、抽象度が上がっていくからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その時の体感は、「ワークライフバランス」ではなく、“ライフワークバランス”。

 

「ワーク」と「ライフ」が対立概念である限り、決して幸福を得ることはできません。人生において、何かひとつのこと(例えば「仕事」など)で永続する幸福を得ることは不可能です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

仕事があれば家庭があり、家庭があれば地域コミュニティーがあり、もちろん自身の精神性や健康もあります。「余暇をこう過ごしたい」という個人的な思いや「老後はこうなりたい」「未来の世界はこうなっていてほしい」という時空を超えた思いも幸福に大いに関係します。そうですよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

人生のいろいろな方向性に対し、それぞれのゴールを設定する。そして、そのすべてを包摂したセルフイメージの世界を“人生のゴール”としてつくり上げる。その抽象度の高い“人生のゴール”に向かうのが“ライフワーク”です。

L-135202111月シークレットレクチャー -04;「囚」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33051194.html

 

“ライフワーク”というひとつの抽象度の高い次元に、人生(縁起宇宙)のあらゆる要素がバランスよく含まれている

 

その状態が“ライフワークバランス(lifework balance)”であり、「ワークライフバランス(work-life balance)」に代わる“幸福(well-being)”の秘訣だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

F-335につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

今回の“ライフワークバランス”は、かつて病院長を務めていた頃に思いつきました。もう10年以上も前のことです。

I-017:ブログ更新予定~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

当時は「ワークライフバランス(work-life balance)」に否定的な見解は見当たりませんでしたが、現在は「ワークライフインテグレーション(work-life integration)」や「ワークインライフ(work in life)」といった新たな概念が生まれています。

 

 かつての私が主張していた“ライフワークバランス”も含め、それらの新しい概念にも限界が感じられます。今の私には。

 

 次回は「分断緩和のための処方箋」の最終話。

 

 分断とは何か? 処方箋とは?

 

 そのような問いに対する解を、コーチ兼医師の立場で書き綴ります。

 

 

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オーセンティック・コーチング



F-333:分断緩和のための処方箋 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

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その補完により“苦しみ”を克服することができます。理解が深まるから

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vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

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 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

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 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 

 

私はよくこのような相談をされます。

 

Q:仕事とプライベートとのバランスが取れません。どうすればよいでしょうか?

Q:仕事に対してプライベートの比重が大きくなっていて罪悪感があります(逆パターンあり。その場合は「義務感」が主)。どうすればいいでしょうか?

 

 世間的にいうと「ワークライフバランス」の悩み。皆さんならどのように答えますか?

 

 

急速に進行する少子高齢化対策として、2000年代には「次世代支援育成推進法」「少子化社会対策基本法」「改正児童福祉法」が次々と施行されました。さらには政府が設置した「少子化社会対策会議」等によって、「子ども・子育て応援プラン(新新エンゼルプラン)」が作成されています。

20年後の現在、状況はますます悪化しています。それは問題の本質を外していることの証。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

「少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」と危機感を煽る現政権が掲げているのが「異次元の少子化対策」。ですが、肝心の中身は決して異次元ではなく、ますます現状を強化してしまいそう。

岸田総理が語る「異次元」とは、一体何を意味しているのでしょう?

F-254~:イノベーションがうまれるとき

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421781.html

 

 リラックスを深めながら真の課題(case)とその解決(plan)を考えていると、「ワークライフバランス」というイメージが浮かんできました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 Wikipediaで「ワークライフバランス」を調べると、このように記載されています(引用を青字で表示)。

 ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia

 

ワーク・ライフ・バランス(英:work-life balance)とは、ひとりひとりの人が自分の時間を、仕事とそれ以外で、どのような割合で分けているか、どのようなバランスにしているか、ということ。

仕事と、仕事以外の生活(友人関係、家族関係、趣味)に関しての、日々の時間の割合・比率。「働き過ぎ」に陥らず、友人・家族などとの時間や趣味などに時間をしっかりと割り当てることで心身を健康に保ち、過労死や自殺を防ぐことを目的とする。日本では「仕事と生活の調和」とも訳される。

 引用終わり

 

 

一読するだけでは何の問題もないように感じられるかもしれませんが、「仕事と生活の調和」という表現には大きな危険が潜んでいます。「無意識に誤ったイメージを擦り込んでしまう」という危険です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

work-life balance」という英語表記がわかりやすいと思いますが、この表現が示すのは「同じ抽象度の概念として『work』と『life』があり、その2つのバランスをとる」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

図にすると、このような感じです。

 

work-life balance

 

 

これは「『ワーク』の対立概念として『ライフ』があり、その二つは相容れない(だからバランスをとる必要がある)」といっているようなもの。その“視点の固定”は、vol.1F-330)で確認したように、差別と偏見を生みだします。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

  差別と偏見

 

 それが私が感じる危険の正体です。「ワークライフバランス」という言葉の根底にある考えそのものがおかしいのです。ディベートでいうなら「クリティーク(Kritik)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 この本質的な誤りの原因は「不完全性の欠如」でしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 東洋哲学的にいうなら「縁起の無理解」。一言でいうと「無明」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

いずれにせよ、「ワークライフバランス」という言葉を用いるほど、人々は自由を奪われていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

まるで呪いをかけられたかのように、物事の本質が見えなくなってしまうから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

そのいい例が「仕事」や「労働」の定義。Wikipediaの「ワーク・ライフ・バランス」の頁には、このような驚くべき内容が記載されています。

ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia

 

仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧であり、個々の暮らしを支える重要なものである。また、充実した生活・人生を送るための糧でもあり、仕事・労働にやりがいや生きがいを見出すことも大切な要素である。しかし近年は仕事のために他の私生活の多くを犠牲にしてしまう仕事中毒(ワーカホリック)状態となり、心身に疲労を溜め込みうつ病に代表される精神疾患を患ったり、過労死や自殺に至ったり、家庭を顧みる時間がなくなることで家庭崩壊に陥るなどの悲劇を生む事例が後を絶たなくなった。

仕事をしなければ収入が得られず、経済的に困窮する原因となる。逆に時間の大半を仕事に費やす長時間労働では心身の健康を害するほか、家庭や地域との和を乱す原因ともなる。これらを両立するには、仕事と(その他の)生活のバランスを取ることが必要である。

仕事と生活のバランスを崩したことで起こる悲劇の急増は、国民(労働者)にとって日々の私生活や将来への大いなる不安を抱かせることになり、却って社会の活力を低下させてしまうことになる。さらには多忙で安定した生活ができないことにより出生率低下・少子化に繋がり、人口を減らす原因となってしまうとも考えられている。

こうしたことから、仕事と生活のアンバランスが原因で引き起こされる多くの悲劇を抑えようと、「仕事と生活の調和」、ワーク・ライフ・バランスが叫ばれるようになった。

 引用終わり

 

 

 仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧」。

 ↑この誤った認識がwant tohave toに変え、仕事や労働を苦痛に変えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「イヤでもお金のために働かないといけない」という社会の空気が、「感情労働」という誤った概念を生みだしました。

 F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 さらには、人間関係そのものをギスギスしたものに変えてしまっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

 

 このブログをお読みの方々はしっかり理解されているとおり、「ワーク(=仕事・労働)」とは、「自分の機能を目の前の社会に果たすこと」であり、「何かしらの価値を生みだすこと」です

 Q-059:今まで「仕事をしなければならない」という気持ちが強いでした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076206.html

 

資本主義という社会のひとつの体系において、その「果たした機能」や「生みだした価値」がお金に換算されるというだけ。仕事は決して「賃金を得るための生活の糧」ではありません。「賃金生活の糧」という発想は、既得権益が生みだしたシステムが一般大衆に仕掛けた洗脳です。

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 そんな社会的洗脳から脱出し、“私”を自由に再構築していくのがコーチング。コーチングでまず伝えるのが

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp48)より引用します。“脱洗脳”という視点でお読みください。

 

 

◎コーチが最初にクライアントに伝えること

 そもそもコーチには、最初に「職業とはお金儲けをする手段ではありません」とクライアントに伝える役割があります。

 これを最初に伝える理由は職業の定義をわかっていない人が多いからです。いま、ほとんどの日本人は職業=お金を稼ぐ手段だと信じて疑いません。

 しかし、本当にそうでしょうか?

 確かに資本主義社会では仕事をすると賃金が発生します。しかし、それは資本主義社会だからであって、共産主義社会ではそうではありません。

 共産主義社会では仕事をしたからといって賃金が発生する仕組みにはなっていないのです。しかしながら、共産主義国に職業がないかと言えば、そんなことはありません。

 職業=賃金というのは資本主義社会だから成り立つ論理であって、どこでも通用するものではないのです。

 では、職業とは何かというと、自分の機能を社会に提供するものです。自分の能力を社会に提供することこそが職業であり、賃金が入るか、入らないかは二の次です。いまの日本で職業に賃金が発生しているのは資本主義社会だからです。資本主義とは、社会に何か自分の機能を提供すれば、その対価を得るシステムなのです。なので、仕事をするとお金が入ってくるのです。

 つまり、お金と職業はイコールではありません。まずはこのことをしっかり理解してほしいのです。

 

 さて、お金と職業の関係ですが、いまの説明で納得できましたか?

 たぶん、しっくり来ていないでしょうね?

 

 「それは理想だろうけど、現実問題として、仕事をすることでお金を稼いでいるのだから、仕事=お金じゃないのか」あるいは「じゃあ、お金はどうやって稼ぐんだ?」という疑問で頭がいっぱいになっているはずです。

 ですから、本書ではこの部分をまずしっかり書いていこうと思います。

 そもそも「じゃあ、どうやってお金を稼ぐんだ」という疑問には「それはファイナンスのゴールを設定します」と答えます。「職業とファイナンスを分けて考えることで、しっかりしたゴールが見えてきますよ」と伝えます(詳細はのちほど)。

 また、「職業とは社会に自分の機能を提供するもの」という言葉を理想主義だと思ってしまう人も多いようです。しかし、その考え方はまさに拝金主義の影響としか思えません。

 一度、よく考えてみてください。かつて人類にはお金というシステムがなかった時代がありました。ところが、その時代であっても職業はあったはずです。

 例えば、力の強い者は重い荷物を運ぶことを職業としたでしょう。手先が器用な者は道具や生活必需品を作ることが職業だったでしょう。狩りが得意な者は狩りをし、ケガや病気を治すことに長けた者は医者になっていったのです。

 かつての共同体での生活を考えれば、それぞれが自分の機能とは何かを考え、それを人々に提供することで共同体の成員として認められ、職能を持った成員が増えることによって共同体は強固になっていったのです。

 職業とはこういうもので、そこにお金は何の関係もありません。

 これを古代の話だと言って一蹴しようとする人もいますが、それならば医者という職業を考えてみましょう。彼らはお金のために働いていますか? お金をもらわなければ治療をしませんか?

 飛行機の中で急病人が出た場合、見てみぬふりをする医者はまずいないでしょう。「お金をもらわなければ治療しない」と言う医者はいないはずです。ということは職業とお金は関係ないのです。

 さきほども話した通り、社会に自らの機能を提供することでお金が入ってくるのはいまが資本主義社会だからです。社会に機能を提供すれば、お金が対価として自然に発生する社会に住んでいるから、お金が発生しているだけなのです。

 引用終わり

 

F-334につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

これを古代の話だと言って一蹴しようとする人もいますが、それならば医者という職業を考えてみましょう。彼らはお金のために働いていますか? お金をもらわなければ治療をしませんか?

 

 私個人の見解ですが、世の中にはいろんな“医者”がいます。今までは「あの先生はちょっと」という感じですんでいましたが、もうそんな時代ではなくなりました。「職業とはお金儲けをする手段ではない」としっかり理解していないと、命を奪い奪われるという厳しい社会に変わってしまっています。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

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F-242:鉄は熱いうちに打て

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28734264.html

 

 

オーセンティック・コーチング



F-332:分断緩和のための処方箋 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 

 自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出す

 

 そのためにコーチングがあります。コーチングを実践し「枠」を飛び出した者の生き方が「Not Normal」。コーチングこそが社会的洗脳状態から人を解き放つ“希望”です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 

 

 前回(F-331)は、医療面談中に「本当は今までずっと苦しかった」とつぶやいた娘さんとの縁をまとまめした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

娘さんからするとカウンセリング的に感じられたかもしれませんが、私が行ったのはあくまでコーチングです。今までの悩みから解放されたのは、新たなゴール設定の結果に過ぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

  コーチングとカウンセリング

 

この2つの決定的な違いはクリアでしょうか?

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp208)より引用します。それぞれのゲシュタルトをイメージしながらお読みください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 本書の中でも書いているように、いまコーチングという名前を使ったカウンセリングがとても多くなってしまっています。これまで私はそれが悪いことだとはあまり思っていませんでした。なぜなら、カウンセラーたちがコーチング業界に進出することで、コーチングが注目されると思っていたからです。カウンセラーたちがコーチングを学んでくれるだろうという期待を持っていました。

 ところが、私の期待とは裏腹に、多くのカウンセラーはコーチングのおいしいところだけをつまみ食いし、従来のカウンセリングに加味しただけで、コーチングと名乗るようになってしまっています。その証拠に、多くのカウンセラーたちは「コーチングを学ぶと人間関係がうまくいく」「上司や部下との関係がうまくいく」というものを宣伝文句にしています。

 人間関係がうまくいく、上司や部下との関係がうまくいくということは悪いことではありませんが、それをコーチングの名前で言ってしまうと問題が発生します。

 実際、私はここ最近「コーチングとカウンセリングはなにが違うんですか?」という質問を何度か受けるようになってきました。両者は明確に違うのですが、外から見ると同じように見えるようなのです。

 基本的に私はカウンセリングは人々の悩みに答えるものだと思っています。一方、コーチングは本質的に悩みに答えるものではないと考えます。明確な違いはここにあります。もちろん、コーチングでも人々の悩みは解決します。しかし、本質的にはコーチングはお悩み相談ではないということです。

 何がどう違うのかと言いますと、コーチングとは「人生を変える」ものと言えるでしょう。ただし、「人生を変える」と言うだけならば、カウンセリングやお悩み相談もそうです。悩みや問題が解決すれば、人生は良い方向に変わっていくわけですから、そういう意味ではお悩み相談でも確実に人生は変わります。

 では、コーチングにおける「人生が変わる」とは何でしょうか?

 それは「人生をまるごと変えること」を意味します。“まるごと”とはこれまでの現状から抜け出して、まったく新しい世界、未知の世界に向かって踏み出していくことを言います。その際、重要なのが現状から抜け出すことです。

 一方、お悩み相談は目の前の問題を解決するものです。仕事の悩み、恋の悩み、人間関係の悩みといったものにアドバイスを与えることで日々の改善をしていくものです。その際、重要なのは現状に居続けることです。悩みというものは現状がほころんだ時に生じるものですから、そのほころびを修正するのがカウンセリングに代表されるものなのです。

 もうおわかりでしょう。カウンセリングやセラピー、メンタルトレーニングなどはいかに自分を現状に合わせていくかを目標にするものであり、逆にコーチングはいまいる現状から出て新しい居場所を作りましょう、というものになります。つまり、まったく違うものなのです。

 ですから、「現状をケアしたい」という思いを持っているのにコーチングを受けてしまったり、いまの現状から抜け出したいという時にカウンセリングを受けたりすると、満足いく結果を得られない可能性があるわけです。

 カウンセリングは悩みへの対症療法を基本としています。コーチングは悩みに関わるのではなく現状の外のゴールに関わります。悩みがなくなるのはあくまでコーチングの副作用です。新しいゴールを設定し、いまいる現状から抜け出せば、いまの悩みが消えるのは当然です。コーチングとは新しいゴールを設定することであり、現状から抜け出すための方法論なのです。

 引用終わり

 

 

 実際、私はここ最近「コーチングとカウンセリングはなにが違うんですか?」という質問を何度か受けるようになってきました。両者は明確に違うのですが、外から見ると同じように見えるようなのです

 

 「違いがわからず同じように見える」のは、それぞれのゲシュタルトが不十分だからです。その一番の理由は「知識不足」。知識がないとスコトーマが生じ、正しく認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 改めて伺いますが、「コーチング」と「カウンセリング」の違いはクリアでしょうか?

 

 

 コーチングは「現状の外への志向」。現在の悩みもその悩みにつながる過去の出来事も一切関係ありません。だから「コーチングは本質的に悩みに答えるものではない」。

コーチングでも人々の悩みは解決する」のは、自然にスコトーマに隠れていくからです。

 (本質的には別の理由があります。その“理由”がこのシリーズの主題です↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

一方、「人々の悩みに答える」ものであるカウンセリングは、悩みにしっかりフォーカスした上で「課題を見つけ(case-side)、解決する(plan-side)」ことが基本です。つまり、「現状の最適化」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 このように2つはまったく違う概念(ゲシュタルト)です。コーチングは「いまいる現状から出て新しい居場所を作る」ことであり、カウンセリングは「自分を現状に合わせていく」ものです。

 

 ここでもしも「コーチングとカウンセリング、どちらがすごいか?」といった排中律的な発想に陥ったなら、分断が加速し“幸福(well-being)”から遠ざかるでしょう。

F-2313錠じゃないと飲まん! <前編:排中律>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28339618.html

 

どこかで誰かが“理不尽”な思いをするような差別的な社会では、暗くて重い怨念が溜まっていくばかり。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

コーチングとカウンセリングは決して対立するものではなく、むしろ補完しあうものです。では、「補完」のために欠かせないことは何でしょう?

 

今度は苫米地博士が「X(当時はtwitter)」に投稿された文章を紹介します。20221113日、宮台真司さんのポスト(ツイート)を苫米地博士がリポスト(リツイート)された際のコメントです。

 

 

 苫米地式は未来のビジョンによる引力の極大化を企図する点アドラー的(コーチング的)。

 先の宮台図式は過去からの引力の最小化を企図する点フロイト的(カウンセリング的)。

 苫米地式を否定するものではなく補完たり得る。

 相手の不安を無視できればアドラーonlyで進められる。僕もそうする。

 

 

 苫米地博士は、コーチングは「未来のビジョンによる引力の極大化」であり、カウンセリングは「過去からの引力の最小化」であるとされています。

シンプルにまとめると、

コーチング:未来の創造

カウンセリング:過去との決別

 

 繰り返しますが、コーチングには過去は一切関係ありません。コーチングの中身は「ゴールを設定して、エフィカシーを上げる」こと。ゴールは100%未来のことであり、エフィカシーはゴール達成(=未来創造)の確信です。

つまり、コーチングは“未来”だけ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 対してカウンセリングは「現状のほころびを修正する」こと。その「現状」とは、過去の記憶でつくられたブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだすもの。

だから、カウンセリングは“過去”との対峙です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間の流れでいうと、「未来→現在→過去」がコーチングで、「過去→現在→未来」がカウンセリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 このようにコーチングとカウンセリングはまったく違うもの。真逆で、正反対のものといえます

 

 

 という考えに囚われたままだと、おそらく「補完」はできないでしょう。どうしても「コーチングvsカウンセリング」的な対立の視点でみてしまうから。

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を本当に理解して補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 今回のテーマであるコーチングとカウンセリングでいうと、両者を統合して同じ「引力」とみられるからこそ、状況に応じて「引力」を使いこなすことができるようになるということ。

 (「引力」の正体はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 時間(「未来→現在→過去」vs「過去→現在→未来」)でいうなら、「時間はどちらにも流れていない」。

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるっていいますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 それがわかると“一念三千”の意識状態になれます。

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 その意識状態が「コーチングとカウンセリングの補完」を可能にします。

一言でいうなら「観自在」です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

F-333につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

時間(「未来→現在→過去」vs「過去→現在→未来」)でいうなら、「時間はどちらにも流れていない」

 

 「時間は過去から流れて未来に向かう」というのは真っ赤な嘘であり、洗脳です。誰もが成長するまでに時間洗脳を浴び続け、やがて社会常識化し、お互いを縛りあっています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 コーチングでは「時間は未来から現在、そして過去に向かって流れている」と教えますが、そのレベルに留まってしまうとカウンセリングやヒーリングと対立しかねません。

よって、“一念三千”の理解はとても重要。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 本物のコーチング(Authentic Coaching)の、そしてコーチングの基礎理論である苫米地理論の根底にあるのは「中観」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その「中観」を「意識に上げ続ける」ことが大切なポイントだと私は思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

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Q-061~:犬好きではいけないのですか?

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S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

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オーセンティック・コーチング



F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 

 私が思う心労のコアは“理不尽感”。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 コーチの視点で見渡すと、医療・介護現場は“理不尽”だらけです。その原因は一体どこにあるのでしょう?

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 

 

 私は今も医師として“命”と向き合っています。

現在の機能(役割)は「人生の最終段階(End of Life Stage)」のサポート。必然的に“命の終わり”である死の迎え方について、御家族と話をする機会があります。

L-027~3020203月シークレット… -05~875歳以上では延命治療は不要?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26099140.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26140730.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26197802.html

 

 90代の母親の延命治療について、その娘さんに確認したときの話です。

 詳しい説明をする前から、娘さんは「延命治療は望みません」と強く意思表示されていました。それは前頭前野背外側部での論理的な判断なのでしょう。ちょっとクールな印象を受けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 多くの人は「ムリはしない」「自然な形で」と心に決めていても、死にゆく親の姿を見ると動揺してしまうもの。その場合、前頭前野よりも“動物的な大脳辺縁系”の方が優位になりがちです。その状態を「Fight or Flight」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから私は、ひととおりの説明を行いました。いつものように。

 すると、クールだった娘さんがだんだん落ち着きのない様子に変わっていきました。ため込んでいた感情が一気にあふれ出しているような感じです。

 Q-326~7:最近「記憶が抜ける」ようなvol.1~2;感情が起こるメカニズム>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31854899.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31891038.html

 

 きっと死を臨場感豊かに感じてしまったのでしょう。母親の死のイメージが娘さんの心の中で現実化したに違いありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 情動が論理を覆い隠す場合、私は抽象度を上げることを心がけます。そのために意識的に用いるのが「文脈情報」。それは「関連する知的情報」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 このケースでは「医学的判断」「本人の意向」「まわりの状況」「QOL(本音はQOD)」という4つのゲシュタルト(臨床倫理4分割法)についてお話しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そして、「生老病死=人生」という視点でそれら4つのゲシュタルトを統合していくように導きました。すると、娘さんは冷静さを取り戻していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 理解が深まったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 その時の表情はもはやクールではなく、柔らかくあたたかい感じでした。そして、こんな言葉をつぶやかれました。

 

 本当は今までずっと苦しかった

 

 娘さんの心の中で、一体何が起こったのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「40歳から『差がつく』生き方」(PHP研究所)から引用します。今回は2回に分けて。まずはこちらから(p97)。

 

 

自分を縛りつけている「ブリーフシステム」をぶち破る

 ゴールを見つけるには、自分の殻を破らなければいけない。コーチングでは、自分を縛っているものを「ブリーフシステム(信念のシステム)」と言う。

 「自分を縛っているものは何か?」ということを突きつめていくと、実は、自分を縛っているのは、親でも学校でも会社でもないことがわかる。「親の言うとおりにしなければいけない」とか、「学校の規則に縛られている」と自分が思っているだけであって、本当は「自分のブリーフシステム」に自分が縛られているのである。

 つまり、自分が自分を縛っているということだ。

 自分の頭の中の話だから、ブリーフシステムを破ることは、それほど難しいことではない。やれば誰でもできる。

 成人になると、親から「こうしなさい」「これはしちゃダメだ」と言われても、親の考えを受け入れるかどうか自分で決めることができる。親の考えを受け入れたのは、自分自身だ。

 会社に入ると会社の常識を教え込まれるが、受け入れることもできるし、拒否することもできる。受け入れたのは自分自身だ。

 外部から入ってくる情報は、最初は自分自身のものではないが、受け入れた時点で自分のものになり、それによって自我がつくられていく。結局、今の自我をつくったのは、誰でもない、自分である。

 「会社の利益のためになることをするのが一番いいことだ」「常識から外れないことが大事だ」という情報を受け入れて、今日まで過ごしてきたのも自分自身だ。一度、それらのすべてをご破算にして、本当にその情報を受け入れていいのか考えてみる。それがゴールを見つけるのに必要な作業だ。

 引用終わり

 

 

 本当は「自分のブリーフシステム」に自分が縛られている

 

 ブリーフシステム(Belief SystemBS)とは、「人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステム」のこと。「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 BSは強く信じる固定的な考え方であり、心の中にできあがった価値観ともいえます。外部から入ってくる情報は、受け入れた時点で自分のものになり、やがて自我となっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 BSと同じようなシステムは、個人レベルだけでなく、組織レベルや社会レベルでもみられます。その一例が「常識」や「慣習」といった目に見えないプレッシャーです。

 F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

 医療でいうと、より救命に特化する(=重要度が上がる)ほど、「生かし続ける」方向にプレッシャーがかかります。「助けられるかもしれないのに何もしないなんてありえない」という感じで。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

先ほどの娘さんは、じつは、医療従事者でした。母本人の意向もあり、家族間では「延命治療はしない」ことを共有していたそう。そして、家族の代表者として、今までそう話し続けてきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 でも、医療機関や介護施設で「延命治療は不要」と話すたびに、とても苦しかったそうです。「『冷たい娘だと思われているだろうな』と思い悩んできた」と教えてくださいました。

 

 「本人の思いどおりにしてあげたい」というピュアなwant toが、「死んで欲しくない」という情動と「延命治療を行うべき」という医療業界の“常識”によって、have toに変質していったのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それは「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」に起因する臨場感空間の書き換えといえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

もっとハッキリいうと「社会的洗脳」です。

 F-181:“幸福(well-being)”とは? -6;「常識」という洗脳からの解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25428736.html

 

 では、社会的洗脳状態から脱するために、私たちは何を心がけるべきなのでしょう?

 

 再び「40歳から『差がつく』生き方」(p113)より引用します。キーワードは「Not Normal」です。Feel

 

 

「ノット・ノーマル」な生活で、ブリーフシステムを破る

 言い換えれば、「現状」というのは、自分のブリーフシステムの範囲内で行動を続けることである。

 ブリーフシステムとは、先ほど説明したようにコーチングの用語で、自分の頭の中にある「自分の行動を縛っている枠組み」「自分を縛っている信念のシステム」のことを言う。つまり、「『かくあるべし』という自分自身のブリーフシステムを維持したままで起きる可能性のあることは、すべて『現状』である」ということである。たとえ確率が低かろうと、社長になることは「現状」なのだ。

 逆に言うと、会社に残っても「現状の外側」に行くことはできる。自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出し、今の会社を思いっきり変革するという方法もある。

 「現状の外側」というのは、国家で言えば法律の外側ということである。法律を変えないと外側には枠を広げられない。

 個人の場合は、ブリーフシステムを変えないと、現状の外側に枠を広げていくことができない。

 ブリーフシステムの枠組みをつくっている情報の出所は、すべて他人である。親から聞いたこと、学校の先生から聞いたこと、上司から聞いたこと、あるいは本で読んだことが、情報として自分の中に入ってくる。

 100%外部からの情報だが、それを自分が受け入れて、脳の前頭前野でパターン化してしまう。ブリーフシステムが自分の頭の中の法律になり、「こう生きるべきだ」「こう行動するべきだ」という「信念の体系」がつくりあげられていくのだ。

 この「信念の体系」ができあがってしまうと、自分自身が求める本当のゴールが隠されてしまい、見えなくなってしまうことが多い。これがスコトーマ(心理的盲点)だ。スコトーマとは、「いつも、何回も見ているのに、見えていないもの」「自分は見ている気になっているのに、見えていないもの」のことである。自分の頭の中で「かくあるべし」と強烈に思ってしまっているために、「見ているのに、見えていない」状態になってしまうのである。

 先ほど挙げた私の会社員生活の例で言えば、もし「タイムカードは、何が何でも押すべきものだ。そんなこともできないなんて、会社人として恥ずかしい」と信じ込んでいるとすれば、タイムカードを押さなくていい理由など見えなくなるはずである。

 「ノット・ノーマル」な生活をしてみると、ブリーフシステムという自分の枠が、自ずと少しずつ破れてくる。そうすると、その外側にあるものがチラチラと見えてくる。外側に見える楽しそうなものを、とりあえずのゴールにして、自分の頭の中でシミュレーションしてみる。もし、そのゴールを達成したときに自分が心の底から、本当に嬉しくなれそうなら、それを暫定的な「ゴール」として設定すればいいのである。

 引用終わり

 

 

 自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出す

 

 そのためにコーチングがあります。コーチングを実践し「枠」を飛び出した者の生き方が「Not Normal」。コーチングこそが社会的洗脳状態から人を解き放つ“希望”です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

F-332につづく)

 

 

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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-関連記事-

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

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F-216:激烈な腹痛の最中に得たインスピレーション -真夜中に、一人きりで-

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L-127202111月医療・介護研修(医療法人、鹿児島県)レポート -08;「苫米地式コーチング」にとって最も大切なポイント

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Q-073~180804医療講演会レポート

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Q-243:続・気楽に生きたいのですが~「気楽に生きる」ということ~

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F-330:分断緩和のための処方箋 vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 

 先日、久しぶりに母校である鹿児島大学医学部を訪れました。

といっても、医師やコーチとしての仕事のためではなく、ゴールのカテゴリでいうと「家族」のため。妻とともに大学のまわりを散策しながら、昔話に花を咲かせました。

PM-03-09~10:霊におびえた学生時代

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7199964.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7384947.html

 

 “あの頃”の臨場感が高まったからなのでしょう、それからしばらくの間はことあるごとに学生時代のことを思い出しました。

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よみがえるのは楽しい(かつ些細なw)思い出ばかりなのですが、中には痛みや切なさを伴うものもあります。

 とくにヒリヒリとした痛みを伴って思い出したのが、ウインドサーフィン部の飲み会での出来事。酒に酔った後輩が無抵抗の先輩を一方的に殴り続けるという修羅場の記憶です。

 F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 事実はちょっと違うのかもしれませんが、修羅場となったきっかけは「サーフィン好きでウインドサーフィン部の活動を休みがちな後輩」が「社会人を経て医学部に入学したウインドサーフィン大好きな先輩(40代!)」と「サーフィンとウインドサーフィン、どちらがすごいか?」を巡って言い争いになった というもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 それまでの楽しい場が突如凍てついたのに驚き、原因を知ってさらに驚いたので、その夜のことはよく覚えています。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 卒業後しばらくして、先輩に「あの時、なぜ無抵抗だったのですか?」と伺いました。当時の私には一方的に殴られ続けるという判断がまったく理解できなかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その時の答えはたしか、「話しても無駄だったとしても、殴らせて気が済んだら後でわかると思った」。言語ではなく、非言語で伝えたということなのでしょう。

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 その後、苫米地博士に学ぶようになって、「殴らせて気が済んだら後でわかる」の意味は「大脳辺縁系優位から前頭前野優位に回復したらIQが戻る」だと理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そして最近、もっと大きな教えが隠されていることに気がつきました。先輩&苫米地博士との縁によりスコトーマが外れたのです。時空を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p80)より引用します。

 

 

典型的な洗脳手法・ダブルバインド

 

 子曰く、質、文に勝てば則ち野なり。文、質に勝てば則ち史なり。文質彬彬(ぶんしつひんぴん)として、然る後に君子なり、と。

(雍也第六の十八)

 

 一般的には「中身が外見を上回ると野暮になるし、外見が中身を上回ると気障になってしまう。中身と外見を調和させている者が、君子にふさわしい」という意味で捉えられています。

 後世の人の解釈で言えば、「だから、皇帝はすごい」といったところでしょうか。皇帝は全てをバランスよく兼ね揃えた人物だと称えているわけです。

 この文によると、皇帝以外の人間は、2種類に分けられます。学はあるけど実務の能力がない官僚と、能力はあるけど学がない民間人です。要は、学も能力もある完璧な人物が皇帝だと言っているのです。孔子は皇帝を褒め称えることで、皇帝に自分を売り込もうとしたのかもしれません。

 本質的には、この文は「ダブルバインド」という、洗脳手法の典型です。相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニックです。

 勤勉な者には「勉強だけではダメだ」と言えますし、怠惰な者には「勉強をしないとダメだ」言えます。これにより、両者を巧みに誘導し、従えることができます。どちらに属していようとも、結局は孔子の言うことを聞かなくてはいけません。本当はどちらも選択しなくていいのですが、人間の心理としては、2つの選択肢を提示されるとどちらかを選ばざるを得なくなってしまいます。

 カルトの教義は、ほとんどがこのダブルバインドを利用しています。どう反論しても、教祖に従うような論理が構築されているのです。そして、洗脳下、あるいは変性意識状態の下で、このような問答を行えば、信者は反論できません。素直に従ってしまうでしょう。

 引用終わり

 

 

 ダブルバインド:相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニック

 

 ひょっとして先輩は視点が固定されることの危険性とその解決策を教えてくださったのではないだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 そんなイメージが突然湧き上がりました。30数年という時を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

「視点の固定」は差別と偏見を生みだします。だから、とっても危険。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 先輩が態度で示された「視点の固定」を防ぐ解決策は、「臨場感空間を共有しない」こと。それがあの“無抵抗という抵抗”だったのでしょう。引用文でいうと「本当はどちらも選択しなくていい」ということ。

 L-124202111月医療・介護研修レポート -05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32710871.html

 

 記憶と記憶(点と点)がつながり、とてもスッキリしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 現代社会が抱える問題(case)とその解決法(plan)がクリアになった気がします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 *「caseplan」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 今すぐ先輩のところへ御礼に行きたい!

 

そんな思いが湧き上がりましたが、残念ながら、その願いは叶いません。詳しい病状は伺っていませんが、先輩はずいぶん前にお亡くなりになってしまいました。

とても真面目な方だったので、心労がたたったのかもしれません。

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 私が思う心労のコアは“理不尽感”。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 コーチの視点で見渡すと、医療・介護現場は“理不尽”だらけです。その原因は一体どこにあるのでしょう?

 

F-331につづく)

 

 

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 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

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