苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ: F:フリーテーマ

F-247:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.4;木鶏(ワーク付き)>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 

 

 興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

臨場感が高ければ高いほど(V)現実化しやすくなる(R)一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その問題(case)を解決する(plan)のがコーチング(Authentic Coaching)。鍵は、やはり、「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 ところで、「木鶏(もっけい)」という言葉を御存知でしょうか?

 

 木鶏とは、「荘子(達生篇)」に収められている故事に由来する言葉です。

「荘子」は荘子(荘周、紀元前369年~紀元前286年頃)という人物の著書とされる道家の文献のこと。今から約2300年前、中国戦国時代(周から秦の間)の書物です。

 

 以下、Wikipediaより引用します。

 木鶏 - Wikipedia

 

 木鶏(もっけい)とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏における最強の状態をさす。

 故事では紀悄子という鶏を育てる名人が登場し、王からの下問に答える形式で最強の鶏について説明する。

 紀悄子に鶏を預けた王は、10日ほど経過した時点で仕上がり具合について下問する。すると紀悄子は、「まだ空威張りして闘争心があるからいけません」と答える。

 更に10日ほど経過して再度王が下問すると「まだいけません。他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立ってしまいます」と答える。

 更に10日経過したが、「目を怒らせて己の強さを誇示しているから話になりません」と答える。

 さらに10日経過して王が下問すると、「もう良いでしょう。他の闘鶏が鳴いても、全く相手にしません。まるで木鶏のように泰然自若としています。その徳の前に、かなう闘鶏はいないでしょう」と答えた。

 上記の故事で荘子は道に則した人物の隠喩として木鶏を描いており、真人(道を体得した人物)は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となるとしている。

 

 

 この故事中の変化を抜きだすと、1)空威張り・闘争心剥きだし → 2)他を見たらいきり立つ → 3)強さを誇示 → 4)泰然自若。それぞれコーチの視点で解説します。

 

 1)空威張り・闘争心剥きだし:つねに大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」の状態。前回(F-246)の話題でいうと、ドーパミンやアドレナリンがいっぱい出てすっかり高揚(興奮)してしまい、交感神経優位となっている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 高揚(興奮)自体が悪いわけではありませんが、コントロールを失うと危険。扁桃体によって感情(情動)が増幅され、どんどんエスカレートしていきます。同時に前頭前野の働きは抑制され、IQが下がり、抽象度が高い社会的情動(感性)レベルどころか、あたりまえの論理的思考すらできなくなります。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 *論理的思考についてはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 2)他を見たらいきり立つ:ふだんは前頭前野優位で落ち着いた思考をしているが、何かをきっかけ(トリガー)に容易に大脳辺縁系優位に切り替わる状態。まわりには「人が変わった」ように感じられます。その後は1)の状態です。

 

 ちなみに、まわりが「人が変わった」と感じるときは、実際に認識・理解・評価・判断の基準が変わっています。“基準”とはブリーフシステムのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その結果、RAS&スコトーマが変化し、本人にとっても「まわり」「世界」が変わって感じられます。その時視野は狭くなっており、「自分さえよければ」といった利己的な意識状態に陥っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 3)強さを誇示:大脳辺縁系優位に陥ることはなく、つねに前頭前野優位を維持できている状態。しかし、その前頭前野の使い方に問題(harm)があるという段階です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 

 問題の根本(内因性、inherency)にあるのは差別意識(のハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

例えば、「強い方が偉い」「1位の方がすごい」のような、「何らかの評価基準を前提とした上下関係における上からの見下し」といった偏見のこと。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 差別意識をうみだすものは「不完全性」の無理解。不完全性を理解していない(できない)本質的な原因は縁起を理解(&体得)できていないことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅!」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 4)泰然自若米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)が唱えた「欲求階層説」「自己実現理論」でいうと、「自己実現」の階層から「自己超越」に至る段階。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 泰然自若とは「落ち着いていて、まったく動じない状態」のこと。私は「自己超越=徳(泰然自若)=空観」と理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

臨場感が高ければ高いほど(V)現実化しやすくなる(R)一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。その問題(課題)を解決するために、「現状の外へのゴール設定を繰り返しながら抽象度の階梯を駆け上がり、自己実現→超越を目指す」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

それが高揚(興奮)から「ファイト・オア・フライト」化してしまうことを防ぐポイント。コーチングにより誰もが「木鶏」へと近づいていくことができます

 

 それでいいのでしょうか?

 もちろん「木鶏」は大間違いです。もしも「木鶏」で留まるなら、そのコーチングは本物(Authentic)とはいえません。

 

 最後にワークを紹介します。重要なワークですので、ぜひ取り組んでください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

<ワーク>

本物のコーチング(Authentic Coaching)をイメージしながら、「木鶏」に潜む問題点を感じる(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-248につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 ワークに関連する米国映画「ユニバーサル・ソルジャー / Universal Soldier」(1992年)を紹介します。「破壊王」ローランド・エメリッヒの初監督作で、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンが主演。ストーリーはこんな感じです。

 ベトナム戦争後半、錯乱した上官を制止しようとした主人公は相討ちとなり死亡。その遺体は米軍に回収され、25年後、極秘裏の実験によりユニバーサル・ソルジャーとして蘇る

 蘇った姿はまさに「木鶏」です。

 

 

-追記2

差別意識をうみだすものは「不完全性」の無理解。不完全性を理解していない(できない)本質的な原因は縁起を理解(&体得)できていないことです

 

 苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」から2回に分けて引用します(p74~)。苫米地式コーチングにおける「縁起の理解と体得」のポジションを確認してください。

 

 

 ◎スピリチュアリティのゴールの大切さ

 もうひとつ、キリスト教圏で生まれたコーチングらしい「社会貢献」のカテゴリーとして「スピリチュアリティ」があります。

 これはカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、霊性や精神性をいかに上げていくのかがゴール設定の際に重要になってきます。

 事実、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていましたし、そのゴールに向かう力が世界の数々の紛争をおさめてきた原動力にもなっていました。

 キリスト経がそれほど根付いていない日本で「スピリチュアリティ」を実行するとすれば、仏教の枠組みの中で考えることになるでしょう。いかに悟りに近づいていくかが日本人に理解しやすい「スピリチュアリティ」ではないかと思います。

 引用終わり(F-248につづく)

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29009685.html

 

 

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-関連記事-

F-098~:なぜ2位ではいけないのだろうか? ~「順位づけをすり込むことはよくないが、1位を目指さないといけない」の意味~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_377712.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

オーセンティック・コーチング




F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 

 

人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前が「ゴールの世界の一部」に感じられます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられます。モチベーションでいえば100%want toしかない状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

前回取り上げた躁(軽躁)状態とコーチングマインドは、似ているようでいてまったく異なるものです。両者の間には決定的な違いがあります。鍵は「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」とは、「頭の中で理解が深まる」こと

 

この場合の“頭”とは、情報空間での情報処理を行う心のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その時、抽象度を軸とした場合の情報空間の底面である物理空間上の頭の中、すなわち脳内でも変化が生じています。中枢神経系の神経伝達物質であるドーパミンが分泌されているのです。

PM-04-22:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900535.html

 

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

したがって「抽象度を上げる」とは、マインド(情報的な心、物理的な脳)の高度な運動といえます。

 

ドーパミンは気持ちよさや喜びを感じさせる神経伝達物質でもあり、その経路は報酬系と呼ばれています。前回取り上げた「気分が高揚したまま一方的に話し続ける」「次々とアイデアが浮かんできて止まらない状態になる」「寝ないで活動し続けても疲れを感じない」「気分爽快」「世界が明るく感じられる」といった状態は、まさにドーパミンが満ちあふれている状態です。

 さらにドーパミン分泌により交感神経が刺激されると、「血圧が上がる」「脈が速くなる(動悸)」「呼吸がはやくなる」といった身体症状があらわれるようになります。

 それは副交感神経が優位となる「リラックス」とは真逆の興奮状態です。

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st.Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 勘違いされることが多いのですが、決して興奮自体が悪いわけではありません。ただし、コントロールを失うと危険。

一度興奮状態が起こると、扁桃体によって感情(情動)が増幅され、どんどんエスカレートしていきます。同時に前頭前野の働きは抑制され、IQが下がっていきます。

その結果、抽象度が高い社会的情動(感性)レベルどころか、あたりまえの論理的思考すら怪しくなっていきます。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

詳しくは下記リンクのシリーズ編第3弾(S-03~)で取り上げていますが、2011年にカナダのバンクーバーで暴動が発生しました。立ち並ぶ店のショーウインドを割ったり、車をひっくり返し放火したりする騒ぎは、駆けつけた警官を襲撃しパトカーを炎上させるまでにヒートアップ。

バンクーバーの町全体が炎上したかのようなこの大騒ぎのきっかけは、なんと、アイスホッケーの試合でした。地元のチーム カナックスが敗れたことに怒ったファンが暴徒化したのです。

 S-03~:心のエネルギーと何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 アイスホッケーなどスポーツ観戦に限らず、誰かに自分を重ね合わせて高揚(興奮)しているときは、前頭前野が活発に働いています。想像力や思考力を働かせているからです。

 ところが、感情(情動)が増幅されていくにつれて、扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが活性化していきます。さらに高揚(興奮)が強まると、IQが下がり、論理的な思考や理性的な判断ができなくなっていきます。その状態が「ファイト・オア・フライト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ここで認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します(p139)。

 

 

 〇他人の行動に興奮できるのも、人間だけ

 また、ミラーニューロンの働きや、「共感できる能力」により、人間は、自分以外の人の行動を見て興奮することもできます。「他人のスポーツの試合を見て、自分がプレーしているかのように興奮する」「映画を観て、登場人物に感情移入し、興奮する」といったことは、ほかの動物にはできないはずです。

 そして、人が試合結果や映画のあらすじを知るだけでは満足できず、わざわざ会場に行ってスポーツの試合を観たり、映画館に行って映画を観たりするのは、興奮するためです。興奮すればドーパミンが分泌され、快感や幸福感を得ることができます。

 なお、興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなります。スポーツ中継なら、映像で観るよりも競技場で観た方が、そして遠くの席よりも近くの席で観た方が、興奮度はより高くなります。

 引用終わり

 

 

 興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

…vol.1F-244)で解説したとおり、すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第。臨場感が「一人一宇宙」を生みだしています。その理をプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 臨場感が高ければ高いほど現実化しやすくなる一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。

 

 その問題(case)を解決する(plan)のがコーチング(Authentic Coaching)。鍵は、やはり、「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

F-247につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

 最近、臨場感maxの映像体験をしました。映画「Top GunMaverick」!

なんと主演のトム・クルーズはじめ俳優陣は、数カ月にわたる訓練を受けた後、実際に音速で飛行する戦闘機内で演技を行ったそうです。自ら撮影機器を操作して。

そんな事前情報と圧倒的体感(言語+五感)が、臨場感を高め、興奮を大きくしたのでしょう。公開2週目にして2005年公開の「宇宙戦争(原題:War of the Worlds)」の最終興収を抜き去り、トム・クルーズ主演作史上最大の大ヒット作となっています(米国)。

 

CG全盛のデジタル時代におけるこの実映像体験後、私はあらためて「リアルとは何か?」を考えました。

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

  

 *こちらもどうぞ↓

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。後日、告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-169~:自身の信念を失いそうです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 

「感情」の解剖図鑑




F-245:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.2;双極性障害>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 

 

 ポイントは臨場感。

その臨場感は、たとえば映画でいうと、観る人の心に由ります。映画そのもののおもしろさももちろん関係しますが、あくまでも観る人(観察者)の心次第。“おもしろさ”を決めるのは、各人の心であり、臨場感だということです。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第であり、臨場感が「一人一宇宙」を生みだしている

 

 その理をプリンシプル化したものが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×V=R」が「夢をかなえる方程式」であることは事実ですが、一方で「夢を阻む方程式」にもなりえます。すべてマインド次第。「臨場感のあるフィードバック関係」次第です。

 Q-068:認知的不協和の状態にあり… Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 

 ところで、皆さんは「双極性障害」について御存知ですか?

 

 双極性障害は、気分が高揚する「躁(そう)状態」と、気分が落ち込む「うつ状態」が、何も症状がない時期をはさみながら、何回も繰り返しあらわれる病気です。私が医師になった頃は「躁うつ病」と呼ばれていました。

 発症年齢の平均は20代前半ですが、老若男女問わずどんな人でも発症し得ます。遺伝性はなく、生涯有病率(一生のうちに一度は病気にかかる人の割合)は0.6%ほどとされています。

 その特徴は、最低7日間の躁状態があるか、最低4日間の軽躁状態と最低2週間のうつ状態があること。一日の中で気分が入れ替わるケースは除外されます。

 具体的な症状はこんな感じです

 

 <躁状態>

    気分が高揚したまま一方的に話し続ける

    次々とアイデアが浮かんできて止まらない状態になる

    寝ないで活動し続けても疲れを感じない

    気分爽快

    世界が明るく感じられる

    偉くなったように感じられ、尊大な態度をとる

    攻撃的になる(人によっては幻覚や妄想を伴う場合あり)

    お金を使いすぎる(借金を重ねる)

    一人称が「僕」から「俺」に変わる

    「初めて本当の自分になれた」という内省言語

 

 <うつ状態>

    何事にも興味が持てなくなる

    今まで楽しいと思っていたことが楽しめなくなる

    「死にたい」と思う気持ちが起こる(希死念慮)

    不眠、倦怠感、食欲異常(過食の場合もあり)

    学校や会社に行けなくなる

    日常生活動作(ADL)ができなくなる

    「私ってなんてダメなんだろう」という内省言語

 

 私は精神科専門医ではありませんが、専門であっても「双極性障害」の診断は難しいそうです。次の2つのタイプがあることが関係するとされています。

 

 ●双極Ⅰ型障害;典型的な躁状態とうつ状態があらわれるタイプ。1週間以上続く躁状態が一度でもあらわれていればⅠ型と診断される

 ●双極Ⅱ型障害;躁状態よりも軽い「軽躁状態」とうつ状態があらわれるタイプ。軽躁状態が4日以上続き、うつ状態があるとⅡ型と診断される

 

 「軽躁状態」は、気分がよく、仕事がはかどり、いろんなアイデアが湧いてくるような、いわゆる「ノってる」状態です。入院をするほどの症状ではありませんが、まわりの人には「人が変わったように」感じられます。

 コーチング的にいうと、人が変わる=ブリーフシステム(BS)がかわる=コンフォートゾーン(CZ)がかわる=RAS&スコトーマがかわる。もちろん、そのはじまりはゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 Ⅰ型はわかりやすいのですが、Ⅱ型の軽躁状態かの判断は難しく、見落とされることがあるそう。双極性障害であらわれるうつ状態とうつ病の症状はほとんど変わらないため、軽躁状態に気づかなかった場合にうつ病と診断されることが起こり得ます。

双極性障害の患者さんが抗うつ薬による治療を受けても効果はなく、むしろ治療により躁状態が急にあらわれる場合(躁転)があるとされています。

じつはⅡ型は、Ⅰ型と比較すると躁状態は軽いものの、病態がコントロールしやすいとはいえません。むしろⅠ型の方が薬が効きやすいそうで、「Ⅱ型だから軽い」とはいえないようです。

「軽く考えないことが大切」です。思い当たる方は、ぜひ精神科に御相談ください。

 

 

 と、ここまでが精神医療の話。ここからは一般向けの話に戻ります。

 

 先ほど「『軽躁状態』は、気分がよく、仕事がはかどり、いろんなアイデアが湧いてくるような、いわゆる『ノってる』状態です」と書きました。

ドキッとしませんでしたか?

 

 このブログをお読みの方のほとんどが当てはまっているはずw

 なぜなら、皆さんはコーチングに強い興味があり、日々実践しているはずだから。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」ですが、それは「ゴール設定によりうみだした新たなイメージの臨場感」と表現することができます。つまり、「I×V=R」のVVividness)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前が「ゴールの世界の一部」に感じられます。すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられるでしょう。

モチベーションでいえば100%want toしかない状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

そんな様子は、傍から見ると、先に示した躁状態と変わりません。

周囲の人には「(コーチングによって)人が変わった」ように感じられ、関係が深いほど不安が大きくなります。思わず「どうしたの?」「大丈夫?」「心配だから病院に行こう」と働きかけてしまうでしょう。

医学的な知識があればなおさら、認知的不協和が強く働くはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

本人からすると、それらの働きかけはすべてドリームキリング。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 まわりが必死になればなるほど、本人の無意識は強く抵抗します。Push-push backにより。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 

 こんな話をすると、コーチングを学び実践することに不安を感じるかもしれません。

 

でも、もちろん大丈夫。本物のコーチング(Authentic Coaching)を学んでいけば。

(軽躁)状態とコーチングマインドは、似ているようでいてまったく異なるものです。両者の間には決定的な違いがあります。鍵は「〇〇〇」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

F-246につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 でも、もちろん大丈夫。本物のコーチング(Authentic Coaching)を学んでいけば

 

 反対にいうと、本物のコーチング(Authentic Coaching)を学ばなければ危険。かえって大切な縁を失ってしまうことになりかねません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 本物(Authentic)かどうかを見分けるポイントとして、私はゴールの定義を吟味するように勧めています。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 詳しくは苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)をお読みください。

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

オーセンティック・コーチング



F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 

 

 認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中に、ゴールのカテゴリとしての「職業」と「趣味」の関係について書かれている部分があります。以下、同書からの引用です(p59)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 よって、職業のゴールを探す大前提としては、まずは好きなことをしているのかを確認し、していなければ、「趣味」の観点から「職業」を見ていくことになります。

 いま「なぜ、突然『趣味』なのか?」と思った人もいるでしょう。しかし、意外に思うかもしれませんが、「職業」と「趣味」はよく似たゴールなのです。

 引用終わり

 

 

 書籍ではこの後「◎職業のゴールがわからなければ、趣味のゴールから探していく」に続きます。コーチングに興味がある方にとって必読の書です。ぜひお読みください。

 

 「職業」と「趣味」はよく似たゴール

 

 苫米地博士が鹿児島で講演してくださったときも、職業のゴールを見つけるために趣味のゴール設定がとても重要であることを話してくださいました。早いもので、もう6年が経ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 当時の私はコーチとしてデビューしたばかり。頭の中はまだまだ病院長としての仕事でいっぱいでした。博士の講演を舞台袖で拝聴しながら、「職業」や「社会への貢献」「生涯学習」ばかりで、「趣味」をないがしろにしていることに気が付きました。スコトーマが外れたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 心から欲する趣味は何だろう?

 

 すぐに思い浮かんだのは映画。そう、子どもの頃から私は映画が大好き。

幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関してはラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはずです。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」とセルフトークしながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

「映画好き」というブリーフを生みだしたのは、間違いなく「情動を伴った体験の記憶」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その意味では映画にこだわるほど過去に囚われるともいえますが、博士と出会う前の私はそんな映画鑑賞さえ楽しめなくなっていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4406033.html

 

 いわゆるストレスにより、つねに大脳辺縁系優位の状態だったから。エヴァ風にいうと「裏コード ザ・ビースト」な感じですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 抽象度が低い“煩悩渦巻く現実”に縛り付けられ、映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできなくなっていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできない」を言い換えると、「臨場感が感じられない」であり、「ホメオスタシスが働かない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社)より引用します(p15~)。

 

 

 ♰ホメオスタシス仮説

 ここで、なぜ変性意識下において、仮想世界がリアリティをもって眼前にひろがるのか、そのメカニズムを解く仮説を論じていこう。それは、人間の内外の環境変化に関わらず、生理的性質を一定に保とうとする恒常性機能、ホメオスタシス(homeostasis)と関係があるものと考える。もともとホメオスタシスは、生体と物理的環境の関係におけるフィードバック関係において、気温が上がれば発汗するなどの作用で生体の恒常性を維持し、それにより生体の正常性を保つための、生物の自律的なメカニズムを指す言葉である。しかし、どうやら人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができるようになったらしい。

 映画を見ていると手に汗を握るのは、まさにこれである。認知科学の用語では内部表現というのだが、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現と、これに対応する外部的に自分を取り巻く環境(物理的現実世界もしくは仮想現実世界)とのあいだで、ホメオスタシス・レベルのフィードバック関係を成り立たせる能力が人間にはあるのだ。

 外部からの刺激を、頭のなかのスクリーンに映しだす内部表現は、外的な環境が変化するのに合わせて、みずからの情報内容を刻一刻と更新するわけであるが、たとえ外的な環境が本物の物理環境ではなく、映画や小説などの仮想的な環境であったとしても、一度臨場感のあるフィードバック関係が成立していれば(要するに映画に熱中していれば)、外的な環境における状態変化が生体レベルにまで、フィードバックして影響を与えてしまうのである。たとえそれが現実の物理世界と異なる情報であったとしても、このホメオスタシス・フィードバックの関係において、内部表現が脳内の劇場で与えられた架空の情報を、あたかも本物のように上映すると、観客である認識機能は、それを真の情報だと思いこみ、実際に視覚化してしまう。

 たとえば、何も見えていない状態で、「ここに蓮の花が生えている」という情報をインプットする(外的環境に暗示の言葉などで描写する)と、本当に蓮の花が現われてくる。映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のも、このためであると説明できる。同様に、催眠状態における幻視、幻覚、幻聴、運動支配、退行といった現象も、情報空間にまでひろがったホメオスタシス機能として説明できるとするのが、ホメオスタシス仮説である。これは、仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したものであるが、同時に「聖痕現象」と呼ばれるような精神側から肉体側への極端な影響が与えられる現象も説明することができる。

 たとえば、術者が「焼けるように熱い」と言いながら、箸を変性意識下にある人の腕にあてると、焼け火箸のように感じて、実際にその箇所が火傷したような状態になる場合がある。あるいは受難の日、イエスが十字架につけられたとき打ちこまれた釘の傷を連想させる瘢痕が手のひらにでき、ときにはそこから血が噴き出す現象が、「聖痕現象」であるが、これも仮想の情報によって、脳が稼働し、肉体に変化をもたらしたものである。

 引用終わり

 

 

 人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができる

 

冒頭で紹介した言葉でいうと、「強烈につくりたい」「人に影響を与える」「感動させるストーリーテリング」を現実化するのが臨場感。

突き詰めると、「アート」とは高次元の情報場(あの世)へのアクセスであり、「才能」とはそれを高い臨場感のまま物理空間(この世)で表現する能力といえるはず。岡本太郎さん風にいうと、「爆発」がアート、「爆発させる力(覚悟)」が才能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 ポイントは臨場感。

その臨場感は、たとえば映画でいうと、観る人の心に由ります。映画そのもののおもしろさももちろん関係しますが、あくまでも観る人(観察者)の心次第。“おもしろさ”を決めるのは、各人の心であり、臨場感だということです。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第であり、臨場感が「一人一宇宙」を生みだしている

 

 その理をプリンシプル化したものが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

F-245につづく)

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 抽象度が上がると、臨場感が下がります。

 しかし、それは「臨場感についての認識の誤解(by苫米地博士)」w

 詳しくは下記ブログ記事をどうぞ。後半は「STAR WARS」を用いたワークを紹介しています↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

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-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

洗脳原論

Kindle版はこちら↓





F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 

 子どもからの質問に困惑した経験はありませんか?

 

 私が思い出すのは「なぜ人を殺してはいけないの?」と「なぜ人を殺すの?」。

 

 残念ながら、世界のどこかで、いつも紛争が起こっています。とくに我が子の世代はテロリズムが日常になってしまった時代に育っているため、自爆テロや無差別テロのニュースを見聞きするたびに疑問を感じてしまうのだと思います。

 (疑問を感じ続けて欲しいと願っています。コンフォートゾーン化を防ぐために)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 皆さんなら子どもたちにどのように伝えますか?

 

 *私の本気の答えはこちら↓

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_368012.html

 *シンプルには「〇を〇な」↓

 S-02-15:マナーやルールに潜む罠 -2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19370962.html

 

 先日放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX2022516日放送回)にて、そんな話題が取り上げられていました。大人が答えに困る疑問の1位は「人は亡くなるとどこに行くの?」だそう。

 

 どう答えますか?

 

 私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、このように答えられました。

 

  人は生きている時は自分の心の中、

  亡くなると親しい人の心の中にいる

 

 

人は、生きている時は自分の心の中...(220516、バラダン)

「バラいろダンディ」(TOKYO MX2022516日放送回)

子どもの疑問1 人は亡くなるとどこへ? Dr.苫米地 2022年5月16日 - YouTube

 

 

 おそらく、子どもの「人は亡くなるとどこに行くの?」は無邪気な好奇心から生じています。好奇心とは「ホメオスタシス活動の一部」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26722183.html

 

 *ホメオスタシスはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ところが、成長するにつれ、「人は亡くなるとどこに行くの?」には不安や恐怖が貼り付いていきます。脅されるからです。

地獄や悪魔を語る教育(宗教)のせいでもありますが、日本の場合はとくに医療(従事者)の影響が大きいように感じます。医療の現場では、積極的に死を選択(受容)することに関して、強い圧力がかかります。かくいう私も、「蘇生は絶対にしないでくれ」「自然に死なせてくれ」とお願いされていた患者さんに対して蘇生処置を行ったことがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958415.html

 

 「死の恐怖」としっかり向き合い、ちゃんと克服することはとても重要です。

医療従事者が情動に囚われると、ホメオスタシス同調により、患者さんやその家族はますます情動的になってしまいます。「死の恐怖」に伴う苦しみは、さらに大きくなるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

 「死の恐怖」の正体は、「自分がこの世から消えてなくなる」という自己喪失感です。

 抽象度を下げて詳しく分析すると、「自分という存在そのものが消えてなくなる」ことと「自分という存在の価値がこの世から消えてしまう」ことの2つがあることがわかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「自分という存在」と「自分という存在の価値」

 

 「自分という存在」を考えることは、「自我」を定義することです。その「自我」は部分関数と評価関数という2つの観点で考えることができます。

その本質は「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「自分という存在の価値」とは、「空」なる自分が果たす役割・機能のこと。「仮(け)」です。

 「空」であることを忘れずに、しっかり「仮」を実践できることが「中(ちゅう)」。その中観が「死の恐怖」の克服を可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 死を考えることは生を考えることです。生なくして死はありません。

 生と死の間にゴールを見いだし実現していくことこそが、スピリチュアルペインを自ら解決することであり、生を輝かせること

博士の言葉をかみしめながら、私はそのようなことを考えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

  人は生きている時は自分の心の中、

  亡くなると親しい人の心の中にいる

 

 

最後に、苫米地博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(ベストセラーズ、開拓社より再販)より引用します。自分の中に眠るエネルギー(気)を感じてください。

Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 いま、この時を生きよ

 天台大師智顗の教えに、「一念三千」というものがあります。

 人間の一瞬の心の中に、現在、過去、未来のすべての現象が入っているといった意味です。

 死後の世界を想像するのはみなさんの自由です。しかし、それは明日どんなことが起こるのだろうと考えるのと大差はありません。そこで考えたことは、起こるかもしれませんし、起こらないかもしれませんが、いずれにしてもその時点ではあなたの妄想に過ぎません。

 明日のことを考えるのが妄想ならば、昨日のことを回顧するのも妄想です。そこにはあなたの記憶とか、心と呼ばれるものの作用だけがあるのです。

 昨日や明日のことを妄想するのも自由です。でも、それだけでは生きているとは言えません。日々の生活をより輝かせるための、娯楽とか息抜き、ちょっとしたスパイスとしてなら、妄想もむしろ有効でしょう。しかし、妄想の世界にどっぷり浸かってしまい、妄想と現実との区別もつかないというのであれば、果たして生きているといえるでしょうか。

 本書を手に取ったあなたは、死について、何らかの恐れや悩みがあるのでしょう。ですが、それも心の作用であり、妄想だと気づいてほしいと思います。

 今、恐れ、悩んでいるあなたは確実に生きています。生きているからこそ、恐れ、悩むのです。恐れや悩みを感じたということは、あなたが生きていることを意識できるチャンスです。

 死んでしまえば、抱いている恐れや悩みは消えてなくなります。であるならば、恐れ、悩むこと自体が無意味です。生きている人で死後の世界を見た人はいません。恐れ、悩んでも答えはないのです。

 恐れ、悩むなら死んでから悩んだらいいでしょう。でも、そのとき、恐れ、悩む主体はありませんから、恐れや悩みもありません。

 恐れ、悩んでいるのは、「いま、生きている証拠」だと気づけば、あとはどんな機能を果たすかを考えるだけです。

 どんな機能がいいかという答えを、私が出すことはできません。本書で書いたように、あなたの宇宙はあなたのものであり、私が決めてしまったら、それはあなたがあなたの宇宙を生きていないことになってしまいます。

 あなたの宇宙はあなたが主人公であり、あなたがプロデューサーであり、あなたが脚本家なのです。その脚本は自由に書くことができ、またいつでも書き換えることができます。

 過去も未来も妄想です。あなたに与えられた時間は、いま、現在というこの一瞬だけです。この一瞬一瞬を意識し、生きていることを実感して、自らの選択で自らの機能を果たすこと。それだけが死への恐怖や悩みを忘れさせ、あなたの人生を輝かせてくれる唯一の方法なのです。

 宇宙と自我は同じものでした。ならば、宇宙が消えない限り、死んでも自我は消えません。これがわかれば、自分が消えてしまうという「自己喪失感」は意味がないことがわかります。

 もう一つの「自己喪失感」は「自分が無価値になる」というものでしたが、それを恐れるなら、生きているうちに、いますぐにでも価値ある機能を見つけて、その機能を果たしましょう。もしあなたが、宇宙にとって普遍的な機能を果たすことができたなら、あなたが無価値になることはありません。

 その機能を見つけ、果たすチャンスは、生きているいましかありません。

 引用終わり

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

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L-032~20204月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-3

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「生」と「死」の取り扱い説明書

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F-242:鉄は熱いうちに打て

 

 前回(F-242)、長渕剛さんの言葉を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

 長渕さんの言葉から受けたインスピレーションを言語化していく間、研修医時代の記憶がフラッシュバックしました。もう四半世紀以上前のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7385143.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7385278.html

 

 ゆらぎによってスコトーマが外れたのでしょう。当時よく言われていた「鉄は熱いうちに打て」という言葉を思い出しながら、いまだに物理空間に囚われていることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「鉄は熱いうちに打て(Strike while the iron is hot)」は、「熱して軟らかいうちが鍛えどきの鉄と同じように、人も柔軟で吸収力のある若いうちに鍛えるべきである」といった意味で使われています。

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 研修医の頃は「時期」「タイミング」の話だと思っていました。「若いうち」という特定の時間、つまり物理空間上の一点(限定された範囲)に囚われていたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 それだと無意識は「年を重ねると、柔軟性を失い、吸収力が落ちる」というイメージ(I)を肯定してしまいます。ここで言う「肯定」とは、「臨場感が高まる」ということ(V)。

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、「柔軟性を失い、吸収力が落ちる」は現実化してしまうでしょう(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 抽象度という軸を考えると、物理空間は情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その底面には物理法則が働きます。熱した鉄は時間の経過とともに冷え、どんどん硬くなっていきます。物理的因果律により。
 だから、「熱して軟らかいうちが鍛えどき」は真。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 しかし、私たち人間は違います。

本当は物理空間上に限定された存在ではなく、高次元の情報宇宙に拡張している存在です。その事実に無自覚なだけです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その証拠に、私たちは情報空間にまでホメオスタシスを働かせています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

そもそも私たちは記憶を使って目の前の世界を認識しています。だから「一人一宇宙」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 同じ世界(宇宙)に生きているように感じられるのは錯覚で、ある臨場感空間を共有しているだけです。いわば「共同幻想」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 さらにいうと、人類の脳には過去も未来もなく、現在しか存在していません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 記憶とはフレームがあるものですが、頭の中にバラバラに保存された情報にはフレームがないからです。フレームとは「枠組み」のこと。私たちはフレーム(枠組み)をつくって、その中だけで思考しています。

「頭の中にバラバラに保存された情報にはフレームがない」ということは、私たちは何も記憶していないともいえます。バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”。

よって、「一宇宙」の「一」はダイナミックに生みだされ続けているといえます。

Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編;人類には“今”しかない>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 

 ということは、人間の場合、「熱いうち」とは物理空間上の特定の座標の話ではなく、ダイナミックに変化するマインド(脳と心)の状態のことであるといえます。意識状態です。

 

 では、「熱い」意識状態を生みだすためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 そう、ゴール設定。現状の外にゴールを設定することです。それも人生のあらゆる領域に(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 繰り返しますが、現実とはフレームとして認識される世界のこと。表現をかえると「ゲシュタルト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルトは、一度できあがると固定化されてしまいがちです。例えば「〇〇は△△である」という思い込みにより、思考は硬直化し、世界は限定的になっていきます。まるで鉄が冷えて硬くなるように。

 

 よって、「鉄は熱いうちに打て」を人間に当てはめると、「ゴール設定(更新)によってゲシュタルトを再構築し続けよ」と言い換えることができます。その感覚をアップル社の創設者の一人 スティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs1955~2011年)は「connect the dots」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトはコンフォートゾーン(CZ)と考えることもできます。ホメオスタシスが働き安定的に維持されるイメージ上の空間です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZの外側は認識することができません。ゴールはそのCZの外側に、すなわち今までのゲシュタルトをはるかに超えたところに設定するものです。

だから、ゴール設定は簡単ではなく、コーチを必要とします。

 

 コーチの役割はゴール設定のサポートだけではありません。エフィカシーを上げながら、ゴール達成まで徹底的にサポートします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールを設定し、その達成を確信していると、CZが変化しはじめます。これまでのゲシュタルトがより大きなゲシュタルトに統合されていきながら(connect the dots)、気づき(ひらめき)とエネルギーと創造性を得ることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

ゴールが「鉄は熱いうちに打て」の「熱」を生みだします。

 だから、ゴールをたくさん設定してください。人生のあらゆる領域に(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そして、ゴールをどんどん更新し続けてください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

コーチングの実践が「鉄は熱いうちに打て」そのものです。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「ゴール設定」について、認知科学者 苫米地英人博士の最新コメントを紹介します。「2022年度版 新・夢が勝手にかなう手帳」(CYZO)の Monthly Dr.Tomabechi’s Column4月)からの引用です。

 

奴隷のゴールでもよいから、まずはゴールを設定する

 最初に設定するゴールは何でもよいのです。最初のうちは仮のゴールです。資本主義という洗脳にまみれた奴隷のゴールでも、親に書き込まれた「よい大学、よい会社」という競争社会まっしぐらなゴールでもとりあえずよいでしょう。例えば、「お金持ちになりたい」「出世したい」「スタイルがよくなりたい」「頭がよくなりたい」でもよいのです。まずは仮でよいのでゴールを設定することです。仮のゴールであっても、設定すればスコトーマ(心理的盲点)が外れます。ゴールを掲げると初めて見える風景があります。その風景が見えたらそこでまた新しいゴールを見つけましょう。

 情報空間における自分のコンフォートゾーン(居心地のよい空間)を少しずつ真のゴールへと移動させていくことです。どうやって移動させるかといえば、ゴールを設定し、スコトーマを外し、そこで見えた新しい風景や入ってきた新しい情報でまたゴールを更新すればよいのです。新しいゴールによって、また別のスコトーマが外れて、新しい情報が入ってきます。その情報をもとにまた新しいゴールを設定するのです。このポジティブなゴール更新サイクルを回しているうちに、自分の真のゴールが見つかります。少なくとも資本主義という洗脳が外れていき、自分のIQが上がっていくことに気づくでしょう。IQが上がったというよりは、洗脳が外れて、本来のIQに戻ったのです。

 ゴールを設定し、スコトーマを外し、新しい情報が入ってきたり、新しい風景が広がるというのはとても楽しいことです。楽しみながら、どんどんこのポジティブなゴール更新サイクルを回していきましょう。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

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Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

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Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

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Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28566857.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版



F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

 これは鹿児島の先輩 長渕剛さんの言葉です。

 

 現在65歳の長渕さんは18年ぶりにCMに出演されています。その取材でトレーニングへの思いを語られました。

 

 昨日できなかったことが今日出来るようになったり、毎日毎日自分が重いものと向き合いながら、1キロでも1回でも “昨日の自分を超えていく” みたいな、そういう自己確認。“俺はやれた” っていう。そういうのは自然に喜びに変わるんじゃないかな。

自分の世界観の中で “よし、今日はこれでいい” と納得する。日々生きていて何にも考えないよりも、考えられる時間があるってことは幸せだと思うね。

 

 

 ゴールを設定すると、必ずドリームキラー(Dream Killer)があらわれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ドリームキラーとは「ゴールに向かうことを邪魔する人」。コーチングの祖 ルー・タイスさんは「ホープバンパイア(Hope Vampire)と表現されていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 ドリームキラーはコンフォートゾーン(CZ)と深く関係しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 人はそれぞれCZを持っており、それを他人と共有しています。「同志」や「〇〇仲間」という言葉で表現されているのは「情報空間上のCZ」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

新しくゴールを設定した人が共有するCZからはみだすと、まわりはこれまでのCZに引き戻そうとします。その無意識の働きがドリームキリングです。

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 じつは、最大のドリームキラーは自分自身。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 自身の心の奥底に潜むドリームキラーの正体は、これまでの人生で刷り込まれてきた考え方や価値観です。それはブリーフの核となるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

認知科学者 苫米地英人博士は、「刷り込まれてきた考え方や価値観」の代表として「3つのモノサシ」があるとされています。

 

 

 1つ目は「他人の視点」

 多くの人が、他人と比べて自分は劣っていると考え、そこを起点に達成できそうなゴールを設定しようとします。「達成できそう」は現状の中ですし、そもそも他人と比べてゴールを設定する必要がありません。

取り上げた長渕さんの言葉には、まったく「他人の視点」はありません。これが正解!

 

 コーチング中のクライアントさんの言葉に“他人”が出てくる場合があります。

 その場合、私は「まわりの反応を気にしてそれをモノサシにすることは、まったく意味がない」とはっきり伝えます。

 

 コーチングのコアはゴールとエフィカシー。

 ゴールは自分が生み出す世界のことであり、エフィカシーは自分自身のゴール達成能力の自己評価。全部自分の話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 2つ目は「社会の価値観」

 世の中では、日々、様々な価値観がつくりだされています。例えば「勝ち組」「負け組」もそう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 その価値観は時代によってコロコロ変わるもの。しかも権力者により勝手に書き換えられたりします。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

例えば、つい最近まで公安調査庁のHPには「『ウクライナの愛国者』を自称するネオナチ組織が『アゾフ大隊』なる部隊を結成した」と書かれていました。ところが、先日(202248日)、公安調査庁はその記載を削除しました。その理由はこちら↓

「国際テロリズム要覧2021」中の「アゾフ大隊」に関する記載の削除について | 公安調査庁 (moj.go.jp)

 

 もともとこの世は(あの世も)縁起。縁起は「関係が存在を生みだす」という考え方です。それを突き詰めると、「普遍的な実体はなく、物事は常に変わりゆき、永遠に変わらないものなどない」ことがわかります。一言でいえば「無常」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゴール設定に社会の価値観を持ち出しても何の役にも立ちません。反対に、その価値観の外側にゴールを設定(再設定)することで、シンの自由を得ることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 長渕さんの「自分の世界観の中で」という表現に、そんなメッセージを感じました。

 (ただし、その「自分」とは、ゴール設定で生みだす未来の「自分」です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

3つ目は「仮想の自分」

ここでいう「仮想の自分」とは、「もし別の道を歩んでいたら、こうなれたであろう」という迷いや後悔のこと。未来のことであったとしても、それは仮想(妄想)が生みだす“今”の時間延長上の未来のことです。ゴール設定によって新たに生みだす「未来」や「自分」のことではありません。

 

今の自分をわざわざ低く評価し、それより優れている仮想の自分を基準にすることは、セルフイメージを傷つける自傷行為といえます。

 この場合、私は「時間の流れ」をしっかり理解していただきます。時間は未来から現在、現在から過去に向かって流れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

長渕さんが語る「自己確認」の「自己」とは、「ゴール側の自分」のこと。そのゴールが未来から過去への時間の流れを生みだします。

 

 

 最後に、苫米地博士の「すべての仕事がやりたいことに変わる」(CYZO)の「03 夢を潰すドリームキラーの正体を探れ」から一部引用します。

 長渕さんと苫米地博士の言葉を、ぜひconnectしてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 これら3つの物差しは、なんの役にも立たない「常識」や、不当に低すぎる自己評価にあなたを縛りつけ、本来は無限に広がっている可能性をわざわざ閉ざすように働きかけます。

 あなたがすべきことは、未来で成功している自分自身だけを見つめて、自由に生きること。ですから、これらの物差しだけは、今すぐ捨てるようにしてください。

 

〇ポイント 「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」という物差しは今すぐ捨てよ

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

CM撮影に向けて約半年間トレーニングしてきたという長渕さんは、「いつも体はケアしてるんだけども、こういう目的があると完璧にやりたいほうなので。どこまでできるか、目標ができた」と語られています。

 

 「いつも体はケアしてる」のはゴールがあるから。CM撮影という縁が生みだす「目的」がエンドステート、「(どこまでできるか、)目標」がCOA(コース・オブ・アクション)といえます(ハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

-追記2

 今回のブログ記事は、いただいた御質問への回答の実践を意識しながら書きました↓

 Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28566857.html

 

 ぜひ「抽象度」を意識に上げながら、もう一度読み直してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 きっとスコトーマが外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私の意図を感じてください(Don’t think, feel!)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

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-関連記事-

F-033:その男、〇〇につき

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F-125VW

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F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

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F-194:継続は力なり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26246029.html

 

 

すべての仕事がやりたいことに変わる

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F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

 

 前回(フリーテーマ)、「revenge」と「avenge」についてまとめました。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 書きながら感じたのは「希望/hope」の重要性。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 先々月、私は医師としてCOVID-19のクラスターを経験しました。幸い5週間で収束しましたが、その間中「希望/hope」の重要性を痛感していました。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 ところで、クラスターに対処している間によく耳にしたのが、「出口が見えない」と「出口戦略」という言葉。

きっと無意識が「クラスターの“出口”」を模索していたので、重要度が上がり、RASが変化しスコトーマが外れ、認識に上がりやすくなっていたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 縁起を感じながら、その2つの言葉について考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

vol.1;ヒーリングとコーチング、それぞれの視点で考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28545704.html

 vol.2;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編前編:カウンセリングとヒーリングの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28576651.html

 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28608833.html

 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

 

 

 カウンセリングはゴールを設定した時に、厳密にはゴールを設定しようと決意した瞬間に、コーチング&ヒーリングに変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

あとは状況(マインドの状態)により、ヒーリングになったりコーチングになったりしながら、ゴールに向かっていく感じです。

 私は「コーチングのためには、まずはヒーリングが必要」「ヒーリングのためには、じつはコーチングが有効」だと思っています。

 Q-068~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切な

 Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 いずれにせよ、ヒーリングもコーチングも、「マインドの使い方」であり、「意識状態のコントロール」です。

 

 

 ところで、皆さんは予期せぬトラブルが生じた時、どんな気分になりますか? どのようなリアクションを行いますか?

 

 私が知る多くの方々は、「やばい。どうしよう」(不安・恐怖)、「なんとかしないと」(義務感)、「私のせいだ。申し訳ない」(罪悪感)といったマジメな気分(気持ち)で、精一杯努力しようとされます。いち早く現状復帰(復旧)できるように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 でも、頑張れば頑張るほど、その試みはうまくいかなくなります。モチベーションがhave toであり、大脳辺縁系優位に陥りがちだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そんな時はカウンセリングが役にたちます。不安を解消しながら「ファイト・オア・フライト」を克服することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 レジリエンスでいえば、「② ShockCascading」から「③ Recovery Phase」への移行。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス<ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 F-143:不要不急 vol.4;レジリエンスをコーチング理論で考える<ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX2019114日放送回)より引用

 

 

 取り戻した前頭前野の機能を使って無事に現状復帰(復旧)ができることは、もちろん、望ましいことです。ただし、それは元のコンフォートゾーン(CZ)への復帰。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 カウンセリングの場合、ゴールは現状の内側に設定されます(*注意;現状の外側にないものを、本来はゴールとは呼びません)。「現状」とは元々のCZのこと。よって、無事に現状復帰できたら、無意識にとってはゴール達成です。

そのとき不安は解消されるでしょうが、同時にエネルギーと創造力を失います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 その結果、いわゆる「幻滅期」に陥るのです。

 F-187:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -04;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 

 

時間の経過と被災者のこころの動き

災害時の「こころのケア」の手引き

東京都保険福祉保健局HP(平成205月)より引用

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamasou/sonota_jouhou/saigaitaisaku.files/saigai.pdf

 

 

 「ゴールを達成する」ことも、「ゴールを失う」ことも、抽象度を上げて考えれば同じ。ともに「ゴールがない」です。ゴールがない=エネルギーがない=創造力がない。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 幻滅期を防ぐことができ、それどころか「むしろアクシデント前よりよくなる」ことができるのは、ゴールが正しく設定(更新)されている場合のみです。元のCZをはるかに超えた“現状の外”に、しっかりとゴールがあり続ける場合のみ。

 Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 ゴールとは「今のままでは絶対に達成できない新しい可能世界w1」のこと。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その「w1」=ゴール側のCZをしっかり感じられていれば、予期せぬアクシデントが生じた時には不安とともに“ワクワク”を感じます。「この試練のおかげで、ますますゴールに近づくことができる」という“ワクワク”です。それがコーチングマインド。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491283.html

 

 

 正しくゴールを設定できたときの感覚は、「出口が見えない」「どうやったらいいかわからない」が正解。「びびるくらいがちょうどいい」(by苫米地博士)です。

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 そんな感覚でありながら、大脳辺縁系優位に陥ることなく、根拠なく「ゴールを達成できる」と確信できる力がエフィカシー。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 現状の外にあるはずのゴールのイメージは(I)、徐々に鮮明になりながら(V)、やがて現実化していきます(R)。それがコーチングの重要なプリンシプル「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 ぜひコーチングを学び、どんな逆境も「仮」として楽しめるマインドを手に入れてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

かつての夢はどんどん現実に変わっていきます。

 Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します(p39)。「不満」についての文章ですが、「不安」に置き換えてお読みください。

 「不満」も「不安」も認知的不協和により生じる大脳辺縁系レベルの情動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

 自分の現状に対する不満は、「現状の外」にゴールを設定して行動を変えるチャンス

 一方で、自分の現状に対する不満を抱えている人は、不満を解消しようと考えるのではなく、ゴール(夢、目標)を設定してください。

 ただしそのゴールは、誰かの価値観に従ったものではなく、あくまでも、あなたが本当に望むものでなければなりません。「欲しいもの」「やりたいこと」が見つかったら、それが自分の心から出てきたものなのか、他人の言葉や情報に影響されていないか、慎重に吟味しましょう。

 また、ゴールは必ず「現状の外側」に設定してください。現状の内側にゴールを設定している限り、現状維持の未来しかやってこないからです。

 「現状」には「現在の状況の延長線上にあるもの」「現状を変えなければ、起こり得るもの」も含まれます。たとえば「5年後に課長になる」「30年後に、この会社の社長になる」といったゴールは、その会社で働いている限り、たとえ可能性が低くても起こり得るので、「現状の内側のゴール」ということになります。

 しかし、本を出したこともなく、農業をしたこともない会社員が「作家になって、ミリオンセラーを出したい」「畑を持ち、自分で作った野菜を全国に届けたい」と考えれば、それは「現状の外側のゴール」といえるでしょう。

 ゴールを設定したら、たとえば「自分は作家としてベストセラーを何冊も出し、多くの読者から感謝され、充実した日々を送っている」などと紙に書いて毎日唱え、ゴールが達成された様子を、できるだけリアルにイメージします。

 人間の脳には、臨場感が高いものを現実と思い込み、そこに自分の意識や行動を合わせようとする性質があります。現状の外にゴールを設定すれば、自然と行動が変わり、いつしか不満だらけだった状態から抜け出している自分に気がつくはずです。

 

 

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 第3回目(R4.6/19開催予定)のテーマは「ゴール」。詳細は後日、このブログにてお知らせいたします。

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F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

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「感情」の解剖図鑑



F-239:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 

 前回(フリーテーマ)、「revenge」と「avenge」についてまとめました。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

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 書きながら感じたのは「希望/hope」の重要性。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

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 先々月、私は医師としてCOVID-19のクラスターを経験しました。幸い5週間で収束しましたが、その間中「希望/hope」の重要性を痛感していました。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

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 ところで、クラスターに対処している間によく耳にしたのが、「出口が見えない」と「出口戦略」という言葉。

きっと無意識が「クラスターの“出口”」を模索していたので、重要度が上がり、RASが変化しスコトーマが外れ、認識に上がりやすくなっていたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 縁起を感じながら、その2つの言葉について考えてみました。

 

vol.1;ヒーリングとコーチング、それぞれの視点で考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28545704.html

 vol.2;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編前編:カウンセリングとヒーリングの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28576651.html

 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 

 

 コーチングとヒーリングを抽象度を上げて考えると、ともに「マインドの使い方」であり、「意識状態のコントロール」。

 L-05620208月シークレット… -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 より高次の抽象度次元に向かうための「使い方」であり、「コントロール」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コンフォートゾーン(CZ)を用いて考えてみましょう。CZとは「人が緊張せずにいられる物理的または精神的に限定された範囲」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それはセルフイメージにより決められる「ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働く縁起空間=自我」とみることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *「縁起」「自我」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 CZから外れるとストレスが生じ、心身とも緊張します。緊張の根底には恐怖や不安があり、扁桃体(大脳辺縁系)が活性化して感情を増幅する一方で、前頭前野の働きが抑えられIQが低下します。「ファイト・オア・フライト」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

  

 前回(F-238)取り上げたカウンセリングは「現在の悩みを解決する」もの。悩みはいろいろありますが、すべてに共通しているのは「CZから外れている」こと。案外、それがメインだったりします(inhelensy)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

よって、元のCZに戻ることが解決になります。それが「ゴールは現状の内側に設定する」という意味。これまでのCZに復帰することができれば、不安は解消し、前頭前野優位にリカバーすることができます。

 

 *注意;本来は「現状の外」ではないものをゴールとは呼びません↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 対してヒーリングは「コーチングによってつくった不安をコントロールする」こと。苫米地博士のバラダンでの講義を参考にすると、現状のCZw」から飛び出し、ゴール側のCZw1」に向かっている状態での不安や恐怖のコントロールです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 アファメーションやビジュアライゼーションを用いてゴール側のCZw1」の臨場感を強化すると、「w1」に向かってホメオスタシスフィードバックが働くようになります。

 アファメーションやビジュアライゼーション、あるいはセルフトークのコントロールといったことは、前頭前野優位でなければうまくできません。そのためにしっかり不安・恐怖(&不満や怒り)をコントロールすることが、私の考えるヒーリング。

 (詳しくはこちらをどうぞ↓)

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 カウンセリングはゴールを設定した時に、厳密にはゴールを設定しようと決意した瞬間に、コーチング&ヒーリングに変わります。あとは状況(マインドの状態)により、ヒーリングになったりコーチングになったりしながら、ゴールに向かっていく感じです。

 私は「コーチングのためには、まずはヒーリングが必要」「ヒーリングのためには、じつはコーチングが有効」だと思っています。

 Q-068~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切な

 Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 いずれにせよ、ヒーリングもコーチングも、「マインドの使い方」であり、「意識状態のコントロール」。次回、より実践的にお話しします。

  

 最後に、コンフォートゾーンに関する問いかけを、「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)より引用します。苫米地博士が放たれる“気”を受け取ってください。


  

 ◎コンフォートゾーンは本当に良いものなのだろうか?

 第5章ではコンフォートゾーンの話をしましょう。

 コンフォートゾーンの意味は読んで字のごとく、自分にとって居心地のいい空間のことです。

 しかし、本当のコンフォートゾーンは良いところなのでしょうか?

 人間は物理空間であれ、情報空間であれ、コンフォートゾーンを維持しようとする性質があります。それが恒常性維持機能=ホメオスタシスと呼ばれるもので、代表的なものが「激しく運動した際に汗が出ること」です。ホメオスタシスは汗を流すことで、体温の恒常性を維持しようとしているわけです。

 これは情報空間も同じで、映画を見ているだけなのに驚いて声をあげてしまったり、恐怖で鳥肌が立ってしまったり、感動して涙が出てしまったりします。

 このようにホメオスタシスは情報空間でも恒常性を維持し続けます。

 この恒常性ですが、通常は私たちにとって良い働きをします。心身のバランスがいつもとは違う状態に崩れた時には自然に元に戻してくれます。

 しかし、ホメオスタシスは良いことばかりではありません。恒常性維持機能という名の通り、ホメオスタシスはいつも通りの状態を良しとします。それが情報空間にも働くということは、私たちの情報空間も恒常性を維持しようとするわけです。要は現状維持を常とするように働くのがホメオスタシスということになります。つまり、新しいことや新しい人があなたの情報空間の中に入ってくると排斥するような働きを自然にしてしまうのがホメオスタシスでもあるのです。

 このホメオスタシスの働きが十分に効果を発揮している空間のことをコンフォートゾーンというわけです。居心地の良い反面、多くの人が悪意を持ってあなたに近づいてきたのであれば警戒し、さらには排斥するのも当然でしょう。

 ところが、いい人か、悪い人かもわからない段階でも、単に見知らぬ人というだけでホメオスタシスは警報を鳴らし、防御態勢を取ろうとします。

 例えば、いつもの友人たちだけで行動している時に見知らぬ人間が一人でも入ってくるとチームの和は乱れます。もちろん、子供ではないのですから、ただちに排斥するようなことはしないでしょうが、その人がどういう人なのか、自分たちとうまくやっていけそうかどうかの様子見はするでしょう。その様子見の間はこれまで通りのコンフォートゾーンではありません。結果的に良い人だったとしても、人は新しい刺激に対して注意深くなるものなのです。

 私たちはコンフォートゾーンと聞くとどうしても過ごしやすい、良い空間だと思いがちですが、その一方でとても排他的でもあるということです。

 コンフォートゾーンを考える時、こういったコンフォートゾーンの特性をよく理解することが大切になってきます。

 そして、これがわかると一つの疑問が湧いてくるはずです。

 「果たしてコンフォートゾーンは本当に良いものなのだろうか?」と。

 引用終わり(続きは「オーセンティック・コーチング」p.140~でどうぞ)

 

F-240につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 第2回目のテーマは「コンフォートゾーン」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28496983.html

 

 

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Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

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Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

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オーセンティック・コーチング



F-238:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.2;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編前編:カウンセリングとヒーリングの違い>

 

 前回(フリーテーマ)、「revenge」と「avenge」についてまとめました。

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 先々月、私は医師としてCOVID-19のクラスターを経験しました。幸い5週間で収束しましたが、その間中「希望/hope」の重要性を痛感していました。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 ところで、クラスターに対処している間によく耳にしたのが、「出口が見えない」と「出口戦略」という言葉。

きっと無意識が「クラスターの“出口”」を模索していたので、重要度が上がり、RASが変化しスコトーマが外れ、認識に上がりやすくなっていたのでしょう。

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 縁起を感じながら、その2つの言葉について考えてみました。

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vol.1;ヒーリングとコーチング、それぞれの視点で考える

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 vol.2;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編前編:カウンセリングとヒーリングの違い>

 

 

 私は苫米地式コーチング認定コーチであり、苫米地式ヒーリング認定マスターヒーラーでもあります。そんな私は、一方でコーチングとヒーリングを明確に区別しながら、一方では同じものと捉えています。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 その違いはどこにあるのでしょう? なぜ同じものともいえるのでしょう?

 

 前回紹介した「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中で、苫米地博士は「コーチングとカウンセリングの違い」について言及されています。

 

 

 コーチング:

人生を丸ごと変えるもの

よってゴールは現状の外側に設定する

 

 カウンセリング:

現在の悩みを解決するもの

よってゴールは現状の内側に設定する

 

 両者はまったく別のもので、クライアントはその特徴を理解してどちらが自分にベストかを選択する必要がある

 

 

 コーチングのコアは「ゴール」です。

 そのゴールとは 1)心から望むものであり、2)自分中心を捨て去りながら、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールが現状の外に正しく設定されると、怖くなったり、不安になったりします。それまでのコンフォートゾーンから外れるからです。それが「現状の外」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その時は“自分”を見失いがち。大脳辺縁系が優位になり、IQが下がり、心身はこわばってしまう状態を、「ファイト・オア・フライト」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そんな動物的な状態から人間的な前頭葉前頭前野優位に戻すことが、私の考えるヒーリング。IQが上がり、心身はリラックスした状態を維持できます。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 「現状のコンフォートゾーン」という視点でみると、前回(F-237)まとめたとおり、「元に戻る(戻させる)」ためのヒーリングと「飛び出す(飛び出させる)」ためのコーチングは正反対です。

 

 しかしながら、その両者には「現状の外にゴールがある」という共通点(最小上界=LUB)があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

最終的に「現状のコンフォートゾーン」から「ゴール側のコンフォートゾーン」に移行することは同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

ヒーリングは、コーチングによるゴール設定が前提で行われるもの。その点が通常のカウンセリングとの違いであるはず。次回(F-239)、さらに掘り下げます。

 

わかりやすくまとめると

 

カウンセリング:

 不安を解消すること、安心を与えること

 =現状の最適化

 

コーチング:

 不安をつくること

 =現状の外へのゴール設定

 

ヒーリング:

 コーチングによってつくった不安をコントロールすること

 =現状の外のゴールに向かいながら前頭前野機能を保ちブーストする

(前頭前野優位が崩れたらすぐにリカバー)

 

 という感じです。

 

 

 「現状のコンフォートゾーン」とは別の視点でみると、コーチングとヒーリングの違いは抽象度の違いだと考えることができます。

ここで注意していただきたいのは「抽象度は高いほどいいわけではない」ということ。まずは高次の抽象次元を志向しながら(低→高)、その時々の状況に合わせて下げながら調整していくべきです(高→低)。大切なのはそのダイナミックなコントロール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私の場合、半年間のコーチングセッションの初回に必ずヒーリングを行います。初回は30分のヒーリングと10分間のコーチング(計40分)。その翌月からコーチング(40分)とチュータリング(60分)を月1回ずつ行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28429113.html

 

 コーチングセッション時は必ずウォーミングアップとクーリングダウンを5分程ずつ行います。最初はセッションに備えてのヒーリング、最後は次のセッションまでの実践(実戦)に備えてのヒーリングです。

 F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

 コーチングセッション中はもちろん、セッションとセッションの間も、ヒーリング&コーチングが適切に行われる必要があります。

両者は切っても切れない関係です。例えば「コーチングのために、まずはヒーリングが必要」で「ヒーリングのために、じつはコーチングが有効」といった感じw

Q-069~070:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切な

Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 鍵は抽象度のコントロール

 

そのためにコーチングとヒーリングを上手く使いこなすのですが、さらに抽象度を上げて考えると、両者はまったく同じであることがわかります。

ともに「マインドの使い方」であり、「意識状態のコントロール」です。

 L-05620208月シークレット… -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

F-239につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

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オーセンティック・コーチング



F-237:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.1;ヒーリングとコーチング、それぞれの視点で考える

 

 前回(フリーテーマ)、「revenge」と「avenge」についてまとめました。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 書きながら感じたのは「希望/hope」の重要性。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 先々月、私は医師としてCOVID-19のクラスターを経験しました。幸い5週間で収束しましたが、その間中「希望/hope」の重要性を痛感していました。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 ところで、クラスターに対処している間によく耳にしたのが、「出口が見えない」と「出口戦略」という言葉。

きっと無意識が「クラスターの“出口”」を模索していたので、重要度が上がり、RASが変化しスコトーマが外れ、認識に上がりやすくなっていたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 縁起を感じながら、その2つの言葉について考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

vol.1;ヒーリングとコーチング、それぞれの視点で考える

 

 

 「出口が見えない」と「出口戦略」

 

その2つをヒーリングの視点で考えると、前者はNG、後者はOK

 

 「出口が見えない」という状態が続くと、大脳辺縁系優位に陥り、want to(~したい)がhave to(~ねばならない)に変わってしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 すると、動物的・短絡的・感情的となり、IQが下がり、身体はこわばり、ミスが多くなってしまいます。「Fight or Flight」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

私自身は、とくに不安・恐怖(fear)、義務感(obligation)、罪悪感(guilty)に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 出口が見えない

              →やばい(不安)

              →なんとかしなければ(義務感)

              →私のせいだ(罪悪感)

 

 そのようなセルフトークに気づいたら、まずは呼吸を意識に上げるべき。そして、ゆっくり吐きながら心身を緩めていきます(逆腹式呼吸)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 *詳しくはこちらをどうぞ↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 心身がリラックスしていくと、大脳辺縁系から前頭葉前頭前野優位に戻りやすくなります。それは元のコンフォートゾーン(CZ)に復帰する感じ。そのプロセスがヒーリングであると私は思っています。

 (ただし、大切な条件があります。詳細は次回まとめます)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーン内では、取り戻したIQで「出口戦略」を自由に思い描くことができます。論理的思考を重ねながら、どんどん問題(case)を見つけ、しっかり解決(plan)していくでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 まとめると、ヒーリングによって、「出口が見えない」(大脳辺縁系優位)から「出口戦略」(前頭前野優位)へと移行する

 

 

「出口が見えない」と「出口戦略」

 

 一方で、その2つをコーチングの視点で考えると、前者はOK、後者はNG(△)。

 

 ゴールのポイントは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨て去ったもの、3)現状の外にあるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「3)現状の外」とは、現在のブリーフシステムでは認識することができないという意味です。ゴールはCZの外側にあり、スコトーマに隠れているため、最初はまったくわかりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチのサポートによりうまく見つけることができたとしても(うまく見つけるほど)、無意識が強力に回避しようとしてしまいます。「やらなくていい理由」「しないでいい言い訳」を創造的に思いつきながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 正しくゴールを設定できたときの感覚は、「出口が見えない」「どうやったらいいかわからない」が正解。「びびるくらいがちょうどいい」(by苫米地博士)です。

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 そんな感覚でありながら、大脳辺縁系優位に陥ることなく、根拠なく「ゴールを達成できる」と確信できる力がエフィカシー。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 現状の外にあるはずのゴールのイメージは(I)、徐々に鮮明になりながら(V)、やがて現実化していきます(R)。それがコーチングの重要なプリンシプル「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 では、ゴール実現の過程において、「出口戦略」はどのように考えればいいのでしょう?

 

 「出口(戦略)」をゴール実現のためのエンドステート(またはCOA)と捉えていたならOKです。

ゴールはあくまでも現状の外、つまり「出口」のはるか先にあり、ゴールに向かうプロセス中のひとつの「出口」に対して「戦略」を練るという考え方です。

(あるいは、ゴール実現のための戦略の一部として「出口戦略(戦術)」がある)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 しかしながら、多くのケースで、「出口戦略」の「出口」自体がゴール化しているように感じられます。それでは創造力を十分には発揮できないばかりか、「出口」に近づくにつれエネルギーそのものを失ってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

状況が厳しければ厳しいほど、「出口」に到着した途端に「燃え尽き」や「荷下ろし」といわれる状態に陥ってしまうはず。

 Q-243~:続・気楽に生きたいのですが~「気楽に生きる」ということ~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

よって、コーチングの視点での「出口戦略」の最大のポイントは、「現状の外=出口のはるか先」へのゴールの再設定と細やかなモニタリングによるアサンプションアップデート。

 

 まとめると、コーチングによって、「出口が見えない」(現状の外のゴール)を維持しながら、「出口戦略」を模索し続ける(アサンプションアップデート)

 

 コーチングの祖 ルー・タイスさんの「invent on the way」を、私はそのように理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23604469.html

 

F-238につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

コーチングの視点での「出口戦略」の最大のポイントは、「現状の外=出口のはるか先」へのゴールの再設定と細やかなモニタリングによるアサンプションアップデート

 

 もう一つ挙げるとすれば、ゴールのバランスホイール。

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の新刊「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)から引用します。

 

 ◎人生を豊かにするものがコーチング

 コーチングを受ける際、やはり多くの人が「職業」についてのコーチングを受けようとします。コーチングに費用が発生する以上、その費用を回収するためには職業を充実させようとするのはごく普通の考えです。

 しかし、コーチングを自己投資というふうに考えるのはかなり早計ですし、それ以前に「職業」の定義そのものを間違えている人が少なくありません。

 コーチングを自己投資だと考えがちなのは、なにも日本だけではありません。本家本元であるアメリカでもそうで、コーチングと言うと、職業・仕事に対するコーチを受けることによって収入を上げるものだと認識されています。

 その証拠にルー・タイスの外部向けコーチングプログラムの名前も営業部門が命名した『IIE(インベストメント・イン・エクセレンス)』でした。日本語に直せば「成功に投資しよう」です。

 しかし、私はルーと出会い、ルーのコーチングを深く知るにつれて、インベストメントという言葉は違うのではないかと思うようになりました。

 ルーにその思いをぶつけてみると、その通りだと賛成してくれたので、『IIE』の第2弾は『IIE2』ではなく、『TPIE(タイス・プリンシプルズ・イン・エクセレンス)』と名付けたのです。

 とはいえ、本家本元のアメリカでさえ、コーチングを自己投資の対象として多くの人が捉えていたという事実は重く、いまの日本の人々がコーチングとは自己投資であり、払ったお金はのちのち回収するもの、結局はお金儲けのためのものと考えてしまうのも致し方ないことではあると思っています。

 ただし、そう考えていいのはクライアントだけです。コーチングを受ける側なのですからコーチングのプリンシプルがわからないのは当然です。

 私がいま問題にしているのは、クライアントだけでなく、コーチまでもがそういう考えに染まってしまっている点です。

 コーチングとはインベストメントではありません。人が生きるプリンシプルを伝えるものです。

 そして、プリンシプルだからこそ、その後の人生に良い影響を与えるのです。

 私がルー・タイスから学んだコーチングもゴールを職業だけに限定していません。職業も含めたいくつかの分野でゴールを持つことによって、人生を豊かにしていくものなのです。

 このゴールをいくつも持つ考え方がバランスホイールです。その重要性についてはこれまでの書籍で何度も伝えています。どの本でもバランスホイールの説明に多くのページを割いているはずです。もちろん、コーチを育成する際にもバランスホイールの話はかなりの時間を使って教えています。

 ところが、結局、多くのコーチがバランスホイールではなく、職業のゴールに重きを置いてしまいます。前述したようにクライアントが職業に重きを置くのに引きずられて、コーチまでがそうなってしまう傾向にあるためです。

 ですから、本書では改めて、バランスホイールの重要性を説明していきましょう。

 引用終わり(続きは「オーセンティック・コーチング」p.48~でどうぞ)

 

 

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F-027~:プロとアマの違い

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F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

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F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

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オーセンティック・コーチング




F-236:自由訳「revenge」と「avengevol.3;「re」から「a」へ ~I’m vengeance~

 

 ある縁をきっかけに、「revenge」と「avenge」について思い巡らしました。

 

 それは私にとって切実なテーマ。今も理不尽な体験の記憶がよみがえるからです。そのたびに“復讐”という言葉が頭をよぎります。

 (その“理不尽な体験”からの学びはこちら↓)

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 きっと誰もが決して許すことのできない思いを抱えているはず。イヤな記憶にべったり張り付く情動とうまく向き合うことができなければ、自分自身はもちろん、大切な人たちまで苦しめ続けることになります。SW風に表現するとダークサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 ゴールに向かって自由に気楽に生き続けるために、「revenge」と「avenge」について考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

  

 vol.1;「re」と「a」の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28439282.html

 vol.2;「re」と「a」の記憶

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28474895.html

 vol.3;「re」から「a」へ ~I’m vengeance~

 

 

 revenge」と「avenge」について思い巡らすことになったきっかけは映画「The Batman」(2022年)。両者を1つ上の抽象度で統合している名作です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 統合、すなわち抽象度を上げてゲシュタルトを再構築すること(connect the dots)は、明確な意図がなければできないはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 私は意図(intention)とゴールは双方向的(相補的)な関係だと思っています。「ゴールが意図を生みだし、その意図によりゴールが再設定(更新)されていく」という感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールはつねに“現状の外”。よって、ゴール自体ははっきりしたものではありませんが、ゴール側のコンフォートゾーンは明らか(vivid)にすることができます(するべきです)。

 「明確」なのはゴール側のコンフォートゾーンだと理解してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「The Batman」の監督・脚本・プロデュースを務めたマット・リーヴス(Matt Reeves1966年~)は、「ブルースの追い求める人生の意味とはいったい何なのか、これは非常に心理的な物語なのだ」「俺は復讐だ-原作コミックで何度も使われるこのせりふを彼に言わせたかった」と語っています。

 つまり、主人公 ブルース・ウェイン/バットマンの「人生の意味と復讐の関係性」を描くことが意図だったということ。

 

 I’m vengeance

 

175分にわたって観客が目撃したものは、若き主人公が抱えるスピリチュアルペインとその克服の過程。「vengeance」という根源的な苦しみの克服が「revenge」から「avenge」への成長であり進化だった というのが私の感想です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 映画の序盤、若きブルースは「I’m vengeance/俺は復讐だ」とセルフトークしながら復讐心を炸裂させます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

犯罪者を容赦なく叩きのめすその姿は、まさに野獣(本人的にはコウモリですけど)。それは大脳辺縁系優位の行動(fightflight)であり、動物的な私憤です(=revenge)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

そのバビット&アティテュードは、排中律の系外で生きるセリーナ・カイル/キャットウーマンとの出会いによりゆらぎ、エドワード・ナッシュトン/リドラーの巧みな仕掛けによって大きく揺さぶられていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html

 

 *排中律はこちら↓

 F-231~3錠じゃないと飲まん!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

 

 バットマンの内にある“正義”を信じるジェームズ・ゴードン警部補や幼少の頃から温かく見守る執事 アルフレッド・ペニーワースの支えを受けながら、狂気を秘めたブルースは徐々に自分の進むべき方向性を見いだしていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その先にあるのは“希望/HOPE”という光。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 

 超言語・超論理の次元にある“希望/HOPEが言語化されながらゴールとなり、そのゴール実現の確信を深めるとき(ハイエフィカシー)、「re」から「a」への成長・進化がはじまります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 “自分”の定義が拡大していくたびに、個のゴールはより多くの人々にとっての“希望/HOPE”となっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

それが社会性。私の感覚でいうと“無敵”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 I’m vengeance

 

 そんな意識状態での復讐心の爆発は、潜在能力をフルに発揮して挑む社会的活動となっていくはずです。それこそが人間的な前頭前野内側部の発火であり公憤(=avenge)。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

 きっと誰もが決して許すことのできない思いを抱えているはず。イヤな記憶にべったり張り付く情動とうまく向き合うことができなければ、自分自身はもちろん、大切な人たちまで苦しめ続けることになります。

 

 そんな時はただちに止観し、逆腹式呼吸を。呼吸をコントロールすることでリラックスとゆらぎを得ることができます。

 F-217:不安と不満のはざまで1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 「先が見えず心配」「怖い」「不安」というときは、さらに呼吸を整えながら「絶対大丈夫!」とセルフトークを重ねます。そしてゴール設定

F-218:不安と不満のはざまで2nd. Step;絶対大丈夫!>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

 ゴール設定に成功した途端、「壁」があらわれます。その時は自分で決めた未来に責任を持ち、ひるまずに「壁」に立ち向かいましょう。

 F-219:不安と不満のはざまで3rd. Step;覚悟を決める!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27674293.html

 

 もしも強い不満を感じたなら、それは「自分の現状に対する不満」か? それとも「他人に対する不満」なのか?しっかり確認してください。ゴールやコンフォートゾーンのチェックを行いながら。

F-220:不安と不満のはざまで4th. Step;不満から希望へ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27735209.html

 

 そして、into the fire

 “希望/HOPE”という光に向かって歩み続ける挑戦者の姿自体が、縁ある人々にとっての“希望/HOPE”となっていきます。

 F-223224:不安と不満のはざまで5th. Stepinto the fire!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27887410.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27945928.html

 

 

 The Batman」鑑賞後の余韻の中で、そのようなことを考えました。

 F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 I’m vengeance.

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 伝えたいことがさらに2つあります。もうしばらくお付き合いください。

 

 1つ目はブリーフが生みだす「リミッター」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 情動を伴った体験の記憶が、私を大のノーランファンにしました。正直な話、「The Dark Knight」三部作(2005~2012年)を超えるバットマン映画は存在し得ないと思っていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 可能世界w1は無限に存在している

コーチはリミッターを解除する存在である

 

 The Batman」との縁により、そのような大切な事実を改めて実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 2つ目は「リーダー/コーチ/マネジメント」の話。

 

 若きブルースには、マネジメントとしての支えはいましたが、“現状の外”に導くコーチは不在でした。リドラーとの縁により「re」を「a」に変えることができましたが、コーチ不在のままでは「a」を維持することは難しいでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 強力なホメオスタシス・フィードバックが働くから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 クライアント個人のマインドにリーダー/コーチ/マネジメントとしてのブリーフをそれぞれ確立し、同時並行的にそれぞれの観点で情報処理ができるように導くことが、コーチとしての私の機能だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

 

  

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 第2回目のテーマは「コンフォートゾーン」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28496983.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

  

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The Batman(wiki.)

Wikipediaより引用

 



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