PMⅠ:The Power of Mind

PM-05苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

PM-05-13そもそも教育とは?-6-1)人間形成

 

この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。

 

 

そもそも教育とは?-6-1)人間形成

 

 「人間形成」とは一体どのようなことをいうのでしょうか?

 

 心理学者 アブラハム・マズローの有名な「欲求階層説」を例に考えてみましょう。

 

マズローは、「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を五段階の階層で理論化しました。それが「欲求階層(段階)説」で、「自己実現理論」とも呼ばれています。

それによると、人間の欲求は五段階のピラミッドのようになっており、下位の段階の欲求が満たされるとより高次の欲求を目指すと説明されています。

 

その欲求とは下位より、1.生理的欲求(Physiological needs)、2.安全の欲求(Safety needs)、3.所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)、4.承認(尊重)の欲求(Esteem)、5.自己実現の欲求(Self-actualization)です。

 

一番下の階層である「生理的欲求」は、生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の本能的・根源的欲求です。人間以外の動物はこのレベルを超えることはないと考えられています。

逆に、人間にとってはこの欲求しか見られないことは一般的ではなく、通常の健康な人間は次の安全の欲求が出現すると考えられています。

 

「安全の欲求」とは、安全性、経済的安定性、良い健康状態の維持、良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求です。病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットなども含まれます。

「衣食足りて礼節を知る」という管子の言葉は、この欲求を満たすことの大切さを語った言葉です。医療・福祉を含む社会保障の役割は、この階層の欲求を満たしてあげることです。

反対にいうと、医療・福祉に救いを求める患者さんは、これらのベーシックな欲求さえ満たされていない辛い状況にあるといえます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124524.html

 

三層目の「所属と愛の欲求」とは、「集団に属したい」「他者から愛されたい」という欲求です。不適応や社会的不安、うつ状態になる原因の最たるものとされています。

医療の話でいうと、二層目の「安全の欲求」までが(とりあえず)満たされた患者さんは、自然とこのレベルを求めることになります。医療・福祉に携わる者はそのことをわかった上で、日々の言動をコントロールする必要があります。

 

四層目の「承認(尊重)の欲求」とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求です。尊重のレベルには二つあり、低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができます。

マズローは、この低い尊重レベルにとどまり続けることは危険だとしています。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされます。

コーチングでいう「エフィカシー」です。これらの欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

教師と生徒との関係や医療・福祉従事者と患者さんとの関係を良好なものにするために、「いかにこの尊重欲求を満たすことができるか」が鍵となります。

 

もちろん、家庭や職場などでの人間関係すべてにおいても。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Abraham Maslow(Wikiより引用)

Abraham Harold Maslow

Wikipediaより引用