PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-05:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ
PMⅠ-05-12:そもそも教育とは?-5-3)望ましい方向へと変化させること
この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。
そもそも教育とは?-5-3)望ましい方向へと変化させること
前回、複数の関係者から教えていただいた中・高一貫校での話を紹介しました。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9817539.html
この話には、もう一つ気になる点があります。
「誰のための学部変更だったのか?」という点です。
進路指導主任の振る舞いを見て、「医学部に合格させたこの学校はすごい」「私たち教師はすごい」と言いたくて無理やり進路を変更させたのではないかと感じた親が少なくないようでした。
もちろん、縁起は双方向性ですので、結果的に学校にとって好ましい方向に話が進むことを否定しているのではありません。しかし、「学校のため」という意識が少しでも入ると、生徒を(無意識下で)利用してしまう危険が生じます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html
本物のコーチはクライアントの利益しか考えません。自身の利益はゼロです。コーチングセッション中はもちろん、コーチとクライアントの関係が継続する限り相手の利益だけを考えているのがコーチです。
だからこそ、クライアントを“現状の外”に導くことができます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
もしコーチ自身の利害が生じてしまえば、必ずコーチングに影響していきます。利害関係がなかったとしても、相手のゴールの世界(コンフォートゾーン)にコミットしてしまえば、コーチ自身のコンフォートゾーンを超えようとするクライアントに対して、無意識下でネガティブフィードバックを仕掛けてしまう危険があります。
私の父が「勉強なんかするな」と怒ったように。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html
差別意識を克服するには空観など釈迦哲学が有効ですが、それも含めて苫米地理論を学びコーチとしての素養を身につけていくことが、これからの教育者や親に求められているといえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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