PMⅠ:The Power of Mind

PM-05苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

PM-05-09そもそも教育とは?-4)意図的な働きかけ

 

この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。

 

 

そもそも教育とは?-4)意図的な働きかけ

 

 「意図」が誰の意図であり、現在・過去・未来のいつを基準にしたものなのかが重要であることは、2)の「望ましい」と重なりますので省略します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9188609.html

 

ここではさらにマクロな視点で考察します。

 

 苫米地博士は、「脱洗脳教育論」(牧野出版、開拓社から再販)の中で、「日本あるいは日本人は、長い年月をかけて何か正しい一つの価値観(モノサシ)があるかのようにすり込まれ、さらにある種の意図に基づいて洗脳され続けている。だから真実が見えない」と厳しく述べられた上で、「日本人を洗脳するとき、有効な手段の一つとして使われるのが教育である」と指摘されています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 洗脳とは、「第三者の利益のために何らかの仕掛けをすること」です。

 

それに対して、教育とは、「本人の利益のために行われるもの」です。よって、本人の役に立たないものは教育とはいえないことになります。

 

 意図が誰のものか、どの時間軸で行われているかというだけでなく、意図そのものが問われるということです。意図により親や教師の言動は、教育になることもあれば、洗脳になることもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 苫米地博士は、「そして、その洗脳から解かれるために最も効果的な手段も、やはり教育なのである」とも記されています。繰り返しますが、問われるのは意図そのものです。

 

 

 次に「働きかけ」です。

 働きかける先は情報空間です。より高い抽象度で働きかけを行います。それは、学ぶ者の意識をより抽象度の高い次元に引き上げることも意味します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 コーチング的にいうと「自分にとって重要なことを自分で決めること」を教えることであり、“現状の外”へのゴール設定をサポートすることです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

そのゴールを達成している姿を確信させることも大切な働きかけです。「ゴール達成能力の自己評価」のことをエフィカシーと呼びますので、「ゴール設定をサポートし、エフィカシーを高めること」が働きかけの重要な要素であるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

脱・洗脳教育論