Q-037:霧島市(鹿児島)医療講演会<180315> vol.7

 

 2018315日に、霧島市(鹿児島県)の病院で講演を行わせていただきました。事前にいただいていたテーマは「スピリチュアルペイン」です。

 講演後書いていただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 

・スピリチュアルペインについての考え方がスコトーマに隠れていたというものが非常に印象的でした

 

 A:私の「スピリチュアルペイン」についての考えは、下記のブログ記事に書いています。まずはそちらを確認してください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 ここでは「村田理論」について紹介します。

 村田理論は、京都ノートルダム女子大学生活福祉文化学部教授の村田久行先生が作られた理論です。その理論では、人の存在を「三つの柱で支えられた平面」と考えます。三つの柱とは、「時間存在(時間性)」「関係存在(関係性)」「自律存在(自律性)」です。

 「将来の目標(時間性)や自分を支えてくれる大切な関係(関係性)や自分の自己決定できる自由(自律性)があるとき、人の存在は安定し、多少の困難と遭遇しても、平面は水平性を保つことができる」と考えます。そして、「病にかかり死が近づくことで、これらの柱が崩れることを防ぎ、平面を保とうとするのがスピリチュアルケアである」とされています。

 

 村田理論における三つの柱は、コーチングを学び、実践することで強化することができます。よって、村田理論的にも医療現場へのコーチング導入は有効といえます。

そして、それは医療・福祉従事者自身を救うことにもなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430972.html

 

 「自己決定できる自由(自律性)」というのは、本来の教育が目的とするべきものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9034343.html

 

 医療・介護においても、教育においても、コーチングの効果は絶大です。

しかし、残念ながら、まだまだその必要性や有効性が十分には認識されていません。スコトーマに隠れたままだからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

病院や福祉施設、学校、行政の集まりや地域の会合等でマインドやコーチングに関する講演・講話を行っています。依頼等は下記メールアドレス宛に御連絡ください。(coachfor.m2@gmail.com)。

 

 

・スコトーマ 目のまえのものは見えていると思いがち 1.知識 2.重要性 3.役割 と言われたがまだまだ固定観念などにとらわれている

 

 A:私たちの認識には必ずスコトーマ(心理的盲点)があります。必ずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 講演時の体感を思いだしていただきたいのですが、スコトーマが外れるのは一瞬です。あっという間に目の前の世界が変化します。壁にぶつかった時、どうしていいかわからない時、自信を失ってしまった時などは、まずはリラックスして自分自身にこう語りかけてください。

 

「今はまだスコトーマでわからないだけ。必ず答えはある。必ず解決できる」と。

 

 私たちは目の前の世界をありのままには認識していません。「できない」と思う人には可能性が見えることはなく、「今はまだやり方がわからないけれど、必ずできる」と確信する人にはひらめきが訪れます。

 

 大切なことは、スコトーマの存在を忘れずに、今はまだスコトーマに隠れている解決策を探し続けること(思考し続けること)です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 

・自分自身をリラックスさせて自分を前向きに未来にむけてコントロールすることの難しさを感じました

 

 A:上記回答の続きです。

 

 「スコトーマの存在を忘れずに、今はまだスコトーマに隠れている解決策を探し続けること(思考し続けること)」が大切であるのは事実です。

 

 しかし、その状態を維持することは簡単ではありません。不完全な現状に対して、あるいは不明瞭な未来に対して、不安や恐怖を感じてしまうからです。

 人は不安や恐怖を感じると大脳辺縁系が優位になってしまい、IQが下がってしまいます。その結果、創造性がしぼんでいきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

「自分自身をリラックスさせて自分を前向きに未来にむけてコントロールすることの難しさを感じました」という感想を述べられた気持ちはよくわかります。

しかし、コーチとしてはあえてその言葉を否定します。

 

 その言葉が、「難しい」→「だからリラックスしなくていい」「だから未来に向けてコントロールできなくても仕方がない」という創造的回避につながり、(未来をコントロールできないという)現状のコンフォートゾーンを維持する力となってしまうからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 あなたは自分自身をリラックスさせることができます。自分を未来に向けてコントロールすることができます。今はまだその方法を知らないだけです。

 ぜひ、コーチングを学んでください。

 

 

・携帯と自殺の関係について

 

 A:講演では米サンディエゴ州立大学心理学 Jean Twenge教授の研究を紹介しました。その研究で、「米国でスマホが一気に普及した2012年を境に、米国内で中高生の抑うつ症状や自殺念慮の経験者、自殺者が急増した」という結果が判明しています。

 

対象は米国の中学2年生~高校3年生の男女計50万人です。

「抑うつ症状や自殺念慮の経験」と「インターネットでのソーシャルメディアの使用状況」を調査し、1318歳の男女の自殺に関する米疾病予防管理センター(CDC)の統計データと関連づけました。

その結果、2010年から2015年までに中高生の自殺率は31%上昇(特に女子は65%上昇)し、「抑うつ症状を経験」は女子で16.7%から26.4%に上昇していることが判明しました。

さらに、その「自殺念慮や自殺につながりうる経験」は、デジタル端末使用が1日当たり1時間未満:29%、同2時間:33%、同5時間以上:48%と使用時間に比例して増加していることがわかりました。

その結果から、「親は子供にスマホの使用を12時間までに制限し、寝室には持ち込ませないという対策をとるべき」という提言がなされています。

 

 数多くの研究により、ギャンブルやアルコールと同じように、ソーシャルメディアについても依存の危険性が指摘されています。親の庇護下にある間は親が制限することで依存やその結果としての自殺・自殺念慮を防止できるかもしれませんが、それだけでは子供が自立した後に役立ちません。

 

 依存対策のためにも、教育の一環としてコーチングに取り組み、ゴール設定を通じて「自分自身をリラックスさせて自分を前向きに未来にむけてコントロールすること」を教えてあげることが大切だと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

医療・介護においても、教育においても、コーチングの効果は絶大です。

繰り返しになりますが、病院や福祉施設、学校、行政の集まりや地域の会合等でマインドやコーチングに関する講演・講話を行っています。

ぜひ遠慮なさらずにメールしてください。御連絡をお待ちしております(coachfor.m2@gmail.com)。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

180315講演会(スマホと自殺の関係)