PMⅠ:The Power of Mind

PM-05苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

PM-05-07そもそも教育とは?-3-2)学習を促進する

 

この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。

 

 

そもそも教育とは?-3-2)学習を促進する

 

話を戻します。

環境からの情報入力によってシナプスの結びつき方や情報の伝導効率が変化し、特定の情報を処理する神経細胞網が形成されます。すると、学習が達成されたことになります。

では、ここで問題です。

 

「学習」は成功から生まれるでしょうか?それとも失敗から生まれるでしょうか?

 

 

何かを思い出すとき(例えば高校時代のことや旅行のことなど)、まずハプニングや辛かったこと、苦い思い出がでてきませんか。

職場の例でいうと、誰かが職員旅行のことを楽しそうに話しているとき、そのほとんどがハプニング話です。

 

このことからもわかるように、人間の学習は失敗から生まれます。

 

今でこそ成功に学ぶという方法論がありますが、実際に何かを試みる場合は失敗から学ぶことになります。私たちは思考錯誤し、失敗の積み重ねの中から成功をつかみ取るのです。

 

抽象度の高い認知科学的視点では、学習とは「失敗とそれを修正しようとする調整の繰り返し」といえます。その意味で、私たちが認識しているものは失敗の総合であり、目の前の現実世界は失敗の結果であるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

そのため、失敗の結果から抜け出すことは大変なのです。しかし、今はそのための方法論が確立しています。それがコーチングです。

 

過去の自分の判断や行動について悩んでいる方もまったく心配はいりません。

その認識・判断・行動が何をもとに生まれたのかチェックすることはスコトーマを外すために重要ですが、心から望むゴールがあり、それに向かっているという確信があれば、結果がどうであろうがまったく悔いる必要はありません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

なぜなら、その認識・判断・行動は、その時点でのゴールへ向かうあなたのベストだからです。振り返って「失敗だった」と思えば、今それを修正すればよいだけです。

それが学習であり、そしてその積み重ねが進化・向上です。

 

過去の出来事の事実は変わりませんが、その意味または解釈については、今の行動とそれを生みだすゴールにより書き換えることが可能です。時間は未来から過去へと流れているからであり、その未来は“現状の外”へのゴール設定によりつくりだせるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)