Q-036:霧島市(鹿児島)医療講演会<180315> vol.6
2018年3月15日に、霧島市(鹿児島県)の病院で講演を行わせていただきました。事前にいただいていたテーマは「スピリチュアルペイン」です。
講演後書いていただいた御意見・御質問に回答いたします。
・過去ではなく未来を重視して、次はどうするのかを考えていくことが大切だということが分かった。寄りそうことは、未来にどうなりたいのかを考えるヒントをあたえることだと分かった
・寄りそうことで大切なのは未来を共有することであるという言葉が印象に残りました
Å:時間は未来から過去へと流れています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
未来のゴールが現在に影響を与え、現在のあり方が過去の解釈を変えます。
大切なのは「過去に何が起こったか」ではなく、それを「今、どのように解釈するか」です。その“今の解釈”をつくるものが「未来の自分の姿」、すなわちゴール(&ゴール達成時のコンフォートゾーン)です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
「寄り添うことは、未来にどうなりたいかを考えるヒントを与えること」…大切なのは「ヒントを与える」という部分です。自分一人では決して外せないスコトーマを外すサポートに徹することが重要です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
無理強いするほど「Push-Push back」が働きます。それは医療・介護現場はもちろん、教育現場においても重要なポイントです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9034343.html
…その事実を私は身をもって学びました。詳細については「The Power of Mind Ⅰ」第六章でまとめます。
・認識が変わると重要性が変わる(という言葉が印象に残った)
A:とても大切なことですのでインパクトを感じていただいてうれしいです。ありがとうございます。しかしながら、因果関係が反対です(微笑)。
「認識が変わると重要性が変わる」ではなく、「重要性が変わると認識が変わる」です。
私たちは「自分にとって重要なモノ」しか認識していません。その重要性を決めるものは過去の記憶であり、そのほとんどは他人や社会によって埋め込まれています。
つまり、ほとんどすべての人にとって、「自分は、本当の自分ではない」のです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html
「本当の自分」を創造するための最初の一歩がゴール設定です。
ゴールのポイントは3つあります。「心から望むものであること」「自分中心を捨て去ること」「現状の外側に設定すること」です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
“現状の外”にゴールを設定することは決して簡単ではありません。“現状の外”のゴールというのは「自分」が変わらないと認識することができないからです。スコトーマを外すことができないのです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
反対に考えると、“現状の外”へゴールを設定することができると、ブリーフシステムが変化し、コンフォートゾーンがずれ、RASが変わりスコトーマが外れます。その結果、目の前の世界そのものが(ゴール側へ)変化していきます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
それが「重要性が変わると認識が変わる」という意味です。
繰り返しますが、その重要性を変えるための最初の取り組みがゴール設定です。コーチングの祖 ルー・タイス氏の言葉でいうと「ゴールが先、認識が後」ということです。
ゴールがすべてのはじまり!
そして、そのゴールの設定のためにコーチングが必要!! …です。
・考え方が変わると見え方が変わるという事、自分の考え方が変わると苦痛に思える事もなくなるんだろうと思った
A:そのとおりです。そして、逆もまた真です。
講演に参加されたほとんどの方々が日常の生活では意識していないと思いますが、私たちは確実に死に近づいています。一日経ったら、一日分残された時間が減っています。その経過の中で、静かに老いが進行し、やがて病としてあらわれ、そして必ず死に至ります。その生老病死のことを仏教では「四苦」と呼びます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
自殺や自殺企図の件数などを考えると日本はまだまだ生きづらい国といえるかもしれませんが、釈迦が生きた2600年前のインドと比較すると圧倒的に生活しやすいはずです。そんな日本の充実した社会システムが、「四苦(=生老病死の苦しみ)」をスコトーマに隠しています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045953.html
そのスコトーマに隠れた「四苦」をいきなり認識してしまうのが医療や介護の現場です。その時の不安・恐怖、怒りといった情動が「四苦」をさらに増強します。苦しみの悪循環が起こってしまうのです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html
「考え方が変わると見え方が変わる」ということは真です。
その変化を、自分にとってよりよい方向に導いていくものがゴールといえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
・心地良い空間が必ずしも理想の状態ではないということ(グチを言う、不満を言う)に妙に納得してしまいました
A:私たちの無意識は常に「現状維持」です。昨日までの自分を強力に維持しようとしています。コーチングを未経験の人にとってはその「昨日までの自分」がコンフォートゾーンとなります。
コンフォートゾーンはIQを高め、能力を存分に発揮できる大切なものですが、一方で、さらにIQを高め、もっと能力を発揮する可能性を制限するものでもあります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
昨日までの記憶でできたコンフォートゾーンを打ち破るためには、魅力的で(100% want toで)、現状を否定する(現状の外にある)ようなゴールが必要です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
そのゴールと「達成できる」という確信が、コンフォートゾーンをずらし、スコトーマを外し、潜在能力を開放します。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html
このブログで「心地よい空間」にとどまることなく生き続けた江戸時代の人物を取り上げました(F-033)。ぜひ確認してください。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9533150.html
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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