PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-04:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ
PMⅠ-04-21:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化 -前編-
この章(第四章)では、医療・福祉現場での常識や取り組みを御紹介しながら、苫米地理論で考察していきます。
「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化 -前編-
「抽象度を上げること」の重要性について、有名な天才科学者も言及しています。アルベルト・アインシュタイン博士です。
説明は不要だと思いますが、アインシュタイン博士は相対性理論で有名な20世紀を代表する物理学者です。その言葉に次のようなものがあります。
我々の直面する重要な問題は、その問題が生じたのと同じ考え方では解決することができない
We can’t solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.
原語では「the same kind of thinking」ですが、その意味するところは抽象度であり、「問題が発生した抽象度を超えた次元にその解決法が見つかる」ということを言いたかったのだと思います。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html
第一章の終わりに書いた内容でいうと「“無敵”になる」ということです。
それは、「抽象度を上げる」ときにマインドで起きる変化を考えると理解できます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html
「抽象度を上げる」ことは、第二章で紹介した「ゲシュタルト」を構築する能力(ゲシュタルト能力)と相通じる部分があります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html
ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりです。
部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。
そのゲシュタルトを構築する能力とは、「一見バラバラに見える事柄を見て、その中に共通の法則を見いだす力」であり、「対象の本質をとらえる理解力」であるといえます。
チワワとブルドックをみて同じ犬だとわかる力であり、犬と猫を見て同じ哺乳類だと理解する力です。
仏教的に表現すると「分け隔てをせず、同じとみる力(=無分別力)」です。
よって、「抽象度を上げる」とは「頭の中で理解が深まること」といえます。
この場合の“頭”とは、情報空間での情報処理を行う心のことです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html
-関連記事-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721215.html
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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