F-028:プロとアマの違い part 2

 

 part 1:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8582928.html

 

先日、鹿児島県医師会のある委員会に参加しました。「ワークライフバランスの促進」が議題のひとつにあり、その促進にコーチングがとても有効であることをプレゼンさせていただきました。

 

その委員会で最も時間が費やされたのは「若手医師の医師会入会率をどう上げるか」という議題でした。鹿児島県の医師会入会率はとても高く、日本医師会からその理由について照会があるほどです。

しかしながら、その鹿児島でも若手医師の入会率は低下傾向で、全体の入会率はついに90%を下回りはじめています。

 

「どうしたら若手医師の医師会入会率が上がるか?」という議論に参加しながら、私は「プロとアマの違い」について思いを巡らしていました。

 

新米医師からベテラン医師に成長する過程、つまりアマからプロへと進化していく過程で必ず変化していくものがあります。それは何だと思いますか?

 

 前回のブログ記事(F-027)では、

・「プロとアマ」の違いは「職業と趣味」の違いと同様

・共通するのは、「心から好きなもの」「止められてもやりたいこと」

・違いは、職業が「誰かの(社会の)役にたつもの」であるものに対して、趣味は「誰の役にもたたないこと(多くは自分のためにもなっていない)」

・「プロとアマ」の違いも同じで、「誰か(社会)の役にたつこと」を念頭に行う人がプロ。「役にたつこと」をさほど意識せずに行う人がアマ

ということをお伝えしました。

 

 

「誰かの(社会の)役に立つ」という意識が重要なポイントです。

 

「役に立つこと」を意識した瞬間に、視点が“私(I)”から“私たち(We)”に上がります。その視点の変化を「抽象度が上がる」と表現します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

そこからさらに抽象度を上げていくと、社会や未来といった視点を獲得していきます。

「社会のために」「未来のために」という意識が芽生えると、仕事は徐々に自己実現のためだけのものではなくなっていきます。もっと社会に役立つための自分の機能を磨き始めるのです。

 

医師が自身の成功だけではなく、医学・医療という大きな存在(ゲシュタルト)の成功を考えるようになった時、きっと医師会に属することがゴール達成のための重要な(want toな)要素となります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

各人のタイミングがあるかと思いますが、いずれにせよプロフェッショナルを志向しているうちに抽象度は上がっていきます。そして、抽象度が上がるたびにスコトーマが外れていきます。

スコトーマが外れたとき、医師会という団体の存在をしっかり感じていただけるように、まずは現行のマーケティングを継続していけばいいのではないかと思いました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 積極的に取り組むのなら、やはり医療・介護現場にコーチングを取り入れることだと思います。“現状の外”にゴールを設定することが抽象度を上げるための強力なきっかけになるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

アマからプロになる過程で抽象度が上がっていきます。

その時、脳内では情動といった大脳辺縁系処理から前頭前野での処理へと変化していきます。その変化は医師個人の人生を豊かにするだけではなく、関わるスタッフや患者さん、その家族にまでとても大きな影響を与えていきます。

なぜなら、医療や介護の現場は「ファイト・オア・フライト」に陥りやすい場でもあるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 

鍵は「抽象度が上がること」「抽象度を上げること」

 

 

その「抽象度が上がること」は、苫米地式コーチングを実践し、“現状の外”に向かい続けることによって可能となります。

県医師会の委員会で議論に参加しながら、コーチングを“いのちの現場”に届けるための理由がまた一つ増えたように感じました。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

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