Q-027:霧島市教育講演会(180124 QA vol.13

 

 2018124日(水)に霧島市(鹿児島県)で開催された「第12回学校保健研究協議会」にていただいた御質問・御意見に回答いたします(個人が特定される恐れがある場合は表現を変えています)。

 

 

・教育でも社会でもhave toの場面がでてきますが、want toに切り替える方法ってありますか?

 

 A:個人的には「have to」と「want to」の境界は明確なものではないと感じています。「その時に自分がどう解釈しているか」であり、ちょっとしたムードですぐに変わってしまうのではないでしょうか。

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 例えば、すごく楽しみにしていた旅行なのに直前に体調を崩したことで嫌になったり、一緒に行く恋人や友達とのちょっとしたイザコザで急に苦痛に変わったりした経験はありませんか?

 

 目の前の現実はすべて自分自身のマインドが生みだしています。それを釈迦哲学では「縁起」といいます。さらに突き詰めたものが「空(くう)」で、空なる世界に役割・機能を生みだすことが「仮(け)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 大切なのは「自分の言動は自分自身でコントロールする」という意志であり、「自分の心の状態を常にモニターし導くこと」です。

 

 もちろん、その大前提として「心から望むもの」「止められてもやりたいこと」をゴールとしてしっかり設定していることが重要です。

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 すべての始まりは「ゴール設定」です。

 

 

・「必ずできる」の「必ず」に疑問が生じました。ゴールを具体的にすると「できない」こともあるように、今の私はまだ考えてしまいます。子どもが望むことを抽象化させていくことで「できる」にしてしまっているかもしれないと思う自分もいます

 

 A:「『必ず』という言葉は不完全性や縁起の思想と矛盾するのではないか?」という御意見を時々いただきます。そのとおりです。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 そのことを十分理解した上で、それでも私はクライアントに「必ずできる」と声掛けをします。

 「必ずできる」「絶対にうまくいく」という確信(=エフィカシー)が、スコトーマをコントロールする大きな力になるからです。

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 「具体的になる」ということは「より情報量が増える」ということであり、抽象度が下がることを意味します。当然、様々な制約・条件・都合といったものが増えることになるので、その実現は(抽象度が下がるほど)難しくなります。

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 私たちが存在する(と感じる)物理空間は、その抽象度が最も低い次元です。

 もともと“現状の外”にあった何かを物理次元で実現するためには様々な困難や障壁が待ちうけています。中にはいつまでたっても実現しないものがたくさんあると思いますが、一方で「絶対に無理」と思われていたことが実現してきたことも事実です。

 

 ライト兄弟が世界初の有人動力飛行に成功したのは1903年、たった115年前です(異論もあるそうですが)。そのわずか66年後の1969年には、人類は月にまで飛んでいきました。

 

 100年前に生きていた人々のほとんど全員が、気軽に空を飛んで移動する時代が来るとは、地球を飛びだして月や火星に行く時代が来るとは、想像もしていなかったはずです。
 
そんなかつての“現状の外”の実現は、「空を飛びたい」という思いと「必ずできる」という確信からはじまりました。

 

 ゴールには、人間の無限の能力を引きだす力があります。

ゴールによってエネルギーと創造性が生まれ、エフィカシーによってがつきます。

 

 だから、「誰もが子どもたちに『必ずできるよ』と言ってあげられる社会を実現したい」と私は願っています。そして、「必ずできる」と信じています。

 

 

・自分の中の盲点に自分自身で気づけるのか?

 

 A:心理的盲点(=スコトーマ)を生みだすものは三つ。「知識」「重要性」「役割」です。

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 その三つは同時に「自分」「自我」を定義するものでもあり、行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるものでもあります。

 つまり、「自分」を大きく変えない限り、自分の中の盲点には気づくことはできないのです。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 よって、しっかりとした知識と技術を持つコーチにスコトーマを外してもらうコーチングがとても重要であるといえます。

 

 「知識」がよいコーチの条件ではありますが、反対にその知識が新たなスコトーマを生みだしてしまいます。コーチには、コーチングの知識や技術と同時に、不完全性や縁起、空仮中といった理をしっかりと理解し実践することが求められます。

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 CoacH T(タケハラクニオ)