Q-025:霧島市教育講演会(180124) Q&A vol.11
2018年1月24日(水)に霧島市(鹿児島県)で開催された「第12回学校保健研究協議会」にていただいた御質問・御意見に回答いたします(個人が特定される恐れがある場合は表現を変えています)。
・苫米地英人さんの理論に出会ったきっかけは?
A:私は幼少の頃から仏教を学び、般若心経を暗記していました。大学時代にその般若心経や空(くう)の概念について掘り下げて学ぶようになりましたが、「色即是空、空即是色」という言葉がどうしても腑に落ちませんでした。
大学生後半~研修医時代には、論語や孫子、貞観政要といった中国の古典をたくさん読みました。特に好きだったのが菜根譚です。毎日のように古典を読みながら新たな気づきを得ていましたが、同時にざらついた違和感も感じていました。
30代になると松下幸之助さんや稲盛和夫さんといった経営者の著書を読むようになり、自己啓発系の本も読み漁るようになりました。
2007年7月に突然病院長に就任することになり、「みんながその能力を発揮し、楽しく働くことができる職場を実現するためにはどうすればいいのか?」と思い悩みました。先人の教えや成功論をいろいろと実践してみましたが、どれもしっくりいきませんでした。
医師となるきっかけになった「加持でがんが消える理由」についてもわからないままでした。
そんな中、2009年10月に認知科学者 苫米地英人博士と情報的に出会いました。山崎拓巳さんの「やる気のスイッチ」という本の初回特典として付属していた対談CDが最初です。その対談を聞いたとき、まるで稲妻にあたったような衝撃を体感しました。
それから博士の著作をぜんぶ読み、講義DVDを視聴し、ちょうどその頃に始まった会員限定サイト「クラブ苫米地」で学ぶようになりました。
学ぶ中で、今まで感じていた違和感や解決しなかった疑問が突如クリアになった気がしました。「connect the dots」の瞬間です。
大きなバリアがありましたが博士に直接教えていただけるようになり、苫米地式認定コーチ、そして苫米地式認定マスターヒーラーとして活動する現在に至っています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html
・竹原氏のエネルギー。このエネルギーは一体どこから湧いてくるのか?
A:エネルギーの源泉はゴールです。
そのゴールは人生のあらゆる領域に設定してあります。それをバランスホイールといいます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
私の一日は、「ゴールを達成した私が見ている世界(ビジョン)」の臨場感を高めることからはじまります。ビジュアライゼーションとアファメーションの実践です。
それは苫米地博士から教えていただいた方法ではありますが、幼少の頃から三密(身口意)を実践していた私にとってはまるで呼吸や心拍のように自然な行為でもあります。
その時に感じる光のようなエネルギーがすべての源です。
「夢をかなえる方程式」の実践ともいえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html
・コーチングに取り組む理由。医師を辞めて何をされるのですか?
A:医師は辞めません。辞めるのは院長職です。
コーチングで取り組むのはクライアントの「情報空間の書き換え」です。情報が変わると、見える世界そのものが変わっていきます。当然、情報空間の底といえる物理空間も変化していきます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html
書き換えはより高い抽象度次元の方が簡単にできます。情報が少ないからです。「I×V=R」でいうところの「I:Imagination、Image」は(まずは)高い抽象度で築きあげます。
しかし、臨場感は抽象度が上がるほど弱まっていきます。情報が少ないからです。「V:Vividness」のために抽象度をしっかりとコントロールする必要があります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html
一方で、物理空間には物理法則という強力な秩序が働いています。それを超えて変化を起こすことは困難です。そのため、“病”という形ですでに物理空間に結実してしまったものに対しては、物理空間でしっかり対応していきます。
…それが医療です。医療行為は、国が資格として定めた範囲において行うことが認められるものです。情報の多い物理空間での書き換えは、やみくもにはできないのです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html
コーチとしての情報の書き換えと同時に物理空間での働きかけを強力に行っていくという意味において、私が医師を辞めることはありません。
・子供がよりよいゴールをイメージするために、今親ができることは何だろう?
A:上の続きです。
物理空間での医療行為が資格者にしか許されていないのには理由があります。物理法則という強力な秩序の中で行う行為には必ず負の側面が伴います。薬なら副反応と呼ばれるものです。そのマイナス面をマネジメントするために、厳しい資格が設けられているといえます。
具体的な医療行為に対して、物理空間に極めて近いところでちょっとだけ抽象度を高めて行うものが気功です。物理空間に近いので臨場感は高いのですが、少しとはいえ抽象度が上がっているので、物理法則を超えて圧倒的に、かつ自由自在に施術することができます。
「子供がよりよいゴールをイメージするため」「そのイメージを強力にサポートするため」にこの気功の感覚が使えます。
まずは変性意識状態を体感してください。
気功や催眠は、じつは、「内部表現書き換え」の技術です。そして、その本質は変性意識状態にあります。
その基礎がわかりやすく書かれた本が「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」(ビジネス社)です。
今回の質問への回答をふまえた上で、私が書いた「医師の目から見た気功」(第二部第二章、116~128P)を再度お読みいただくと、スコトーマが外れ、行間に込めたメッセージ(気)が伝わるはずです。
「今親ができること」として、ぜひお読みください(笑)。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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