Q-023:霧島市教育講演会(180124 QA vol.9

 

2018124日(水)に霧島市(鹿児島県)で開催された「第12回学校保健研究協議会」にていただいた御質問・御意見に回答いたします(個人が特定される恐れがある場合は表現を変えています)。

 

 

・自分のスコトーマがいろいろな可能性を邪魔していることを改めて知った。スコトーマをはずすと、見えなかった世界に足を踏み入れることができるんだな~と思った。これから子育て、自分の人生に取り入れていきたい

 
A:「スコトーマ」についての知識がスコトーマに隠れてしまわないように(笑)。
 
しっかり記憶に残るために驚いていただこうと思い、講演では様々な仕掛けを行いました。「うわ~、わかった~」という体感をしっかり覚えていてください。
 
(これから私の講演やセミナーに参加される方はお楽しみに!)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 ところで、仏教には十二支縁起(十二因縁)という概念があります。

 解釈はいろいろあると思いますが、「生老病死などすべての苦は『無明で始まり、老死で終わる』十二の因果の連続体である」というものです。

 

 無明(むみょう)とは「誤った認識作用」のことですが、スコトーマやゴールとの関係を考えると、「スコトーマが外れず、外そうともしないこと」「思考停止し、現状にとどまり続けること」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 よって、「今の私のスコトーマは何か?」と常に考え、「解決策は?」「もっといい方法は?」と探求し続けることが無明を克服する鍵であり、よりよい充実した人生への扉を開く秘訣であるといえます。続きは「The Power of Mind Ⅰ」第六章で解説いたします。

 

 

・コーチングの奥が深すぎて理解するのに時間がかかります

 

 A:奥深さを感じていただいてうれしいです。

 私は苫米地英人博士の海外セミナーに参加させていただいたことがあります。日常とはかけ離れた空間にいたせいなのか、「コーチングの重要性をまったく理解してもらえない」と弱音を吐いてしまいました。私らしくなく。

そんな私に対して、苫米地博士は「30年くらいしたらみんな理解してくれるよ」とやさしく慰めてくださいました。その時は「焦らず、慌てず、あきらめずに歩み続けよ」と励ましていただいたものと思いましたが、日本に帰る飛行機の中で「“みんな”には私も入っているのではないか?」という思いが湧きあがりました。

 今では「君自身もまだコーチングを理解できていないんだぜ。進化・向上し続けるコーチングや苫米地理論を人生をかけて追究してごらん」と叱咤激励されたと解釈しています。

 礼記(らいき)に「学びて然る後に足らざるを知る」という言葉がありますが、私が海外まで行って学んだことは「全然学んでいない」ということでした。

 

今現在どれだけ理解しているかということではなく、「日々学び続ける」「より高次の抽象度次元に向かい続ける」「学んだことを活かして社会を、未来を、よりよくする」という意志で日々を生きることそのものが大切なのだと思います。

あなたが「奥深さ」を感じることができたのは「相当に学んでいるから」です。自身のゴールを目指しながら歩み続けてください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

・“がん”のゴールが死というイメージがあるのかと少し残念でした

 

 A:「時間は未来から過去へと流れている」という時間観は、多くのクライアントにとって変革のきっかけになっています。私自身もそうでした。コーチングを行うときやコーチングについて話すときには、必ずこの話から入ります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 私は、月に何回か、医師として高齢者向けに講話をさせていただいています。その際にこの時間観を話すことをいつもためらってしまいます。「その未来には死がありますけど」「死がどんどん近づいてますけど」とがっかりされてしまうのではないかと危惧しているからです。

 

 死を身近に感じている御老人に、あるいは病人に、どう働きかければよいのか?

 それは、「生老病死の四苦をどのように克服するか?」という問いでもあります。

 

 じつは今、「The Power of Mind Ⅱ」を執筆中です。私のイメージどおりであれば(I×V=Rが実現すれば)、今年中には出版されるはずです。その中で“四苦八苦の克服方法”を詳しく説明いたしますので、物理空間に結実した際にはぜひ手に取ってください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 少しだけ御紹介すると、「死」=「残念」という結びつき(情報処理)を書き換えてしまうのです。鍵は抽象度です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)