PMⅠ:The Power of Mind

PM-04苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

PM-04-03苫米地理論で考える「健康」とは?

 

 この章(第四章)では、医療・福祉現場での常識や取り組みを御紹介しながら、苫米地理論で考察していきます。

 

 

苫米地理論で考える「健康」とは?

 

 縁起を突き詰めるといきつく「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」と「この世は心(マインド)がつくっている」という二つのプリンシプルから考えると、「自分で健康と思えば健康」といえます。反対に「自分が不健康と思えば不健康」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

となると、自分で自分を健康と思えるようになることが最高の健康法のはずですが、本当にそれでよいのでしょうか?

「私は健康」「私は幸せ」とただ思い込むことで問題は解決するのでしょうか?

思い込むだけで「満たされた状態」になり、「幸福」になれるのでしょうか?

 

それもちょっと違う気がしませんか。

 

では、苫米地理論で「健康」の定義を考察してみましょう。

 

苫米地理論では、健康を「そのときの自分の状況にとって正常な状態」と定義します。

 

「健康は状況が決める」ともいえます。20才は20才として、60才は60才として、80才なら80才なりに、身体が自分にとって正常な状態であるということです。

よって、高齢者は若者と同じようなことができなくても、年相応であるならば健康といえます。

 

第一章で「サイバーホメオスタシス仮説(CH理論」について説明いたしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

ホメオスタシス(Homeostasis)とは、「恒常性維持機能」と訳される、外部環境の変化にも関わらず体温や血圧、心拍数などをある一定の幅に保つ機能のことです。

この機能は加齢による変化にも適応し、そのときの最適な状態を維持しようとします。その目的は「できるだけ長生きすること」です。

ここまでは物理空間での話です。

 

情報空間では物理法則という秩序が働かないため、さらに自由に、あるいは楽に、健康になることができます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 

しかし反対に、秩序が働かないがゆえに、簡単に不健康になってしまうこともありえます。

 

人間においては、進化の結果として、ホメオスタシスの能力が物理空間から情報空間にまで拡張しています。それが「サイバーホメオスタシス仮説(CH理論)」です。

その情報空間に働くホメオスタシスのフィードバックの強度を決めるものが「臨場感」です。

 

死を強く想像してしまったら(あるいは受け入れてしまったら)あっけなく死んでしまいますし、反対に「絶対に生きる」と確信していれば生き延びます。

 

「生きる」という強い情報空間のエネルギーが、物理空間にあらわれるからです。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)