PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-22偽善とは?-1

 

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
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偽善とは?-1

「偽善」という言葉を分割すると、「偽」と「善」に分けることができます。

まず、「善」について考えてみましょう。

 

先に答えを述べると、「善」とは絶対的なものではなく相対的なものであるため、明確には定義できません。

 

「善」は文脈(context)により決まります。その文脈を決めるものがゴールです。

したがって、その人(その集団)にとってのゴールに近づくためのものが「善」で、ゴールから遠ざけるものが「悪」であるといえます。
 
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例えば、「イスラム(原理主義)の世界をつくる」という人々にとって自爆テロは「善」なのかもしれませんが、そのゴールを共有しない人々にとっては「悪」です。

今のテロリズムを生みだしたといえる「アメリカの正義」はその時代の多くのアメリカ人にとって「善」だったのでしょうが、当時虐げられた人々にとっては「悪」でした。

そして、現在はすべての人にとって「悪」といえます。

 

情報空間での不完全性定理、物理空間での不確定性原理が示すことは、「この世に絶対の基準はない」ということです。「善か?悪か?」は単純には決められないということです。
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それを大乗仏教では「空(くう)」と表現します。
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よって、私たちは絶対的に正しい答えがないことをしっかりと認識しながら、それでも、より“正しい”答えを求め思考し続けなければならないのです。

より多くの人達と共有できる、より正しい答えは、抽象度の高い空間にあります。
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そこに到達(ヒルクライミング)するために思考し続けるのです。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)