PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-17:自我

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


17)自我

 

 結論を先に述べると、自我は「関係によって浮かびあがってくるネットワーク」であり、その本質は「空」です。
 
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

空とは「無」と「有」を同時に満たす、一つ上の抽象度の概念でした。

よって自我も、「無としての自我」と「有としての自我」という二つの側面で考察することができます。

 

まずはあなたの自我を定義してみてください。

 

「年齢は?」「性別は?」「住所は?」「家族は?」「職業は?」「趣味は?」項目(部分関数)が多くなればなるほどより詳しく自分を定義できるように感じますが、しかし、それらは自分そのものを定義しているものではありません。

すべて「他との関係性」にすぎず、その関係性が変わると自我は変わっていきます。

つまり、自我は「無」なのです。

 

先程自分を定義するために用いた概念は、事実上無限に等しい概念の集合から自分にとっての重要なものを抽出したものといえます。

「宇宙を自分にとって重要な順に並べ替える関数」を評価関数(重要性関数)といいます。

宇宙を並べ替える関数として自我は確実に存在しています。

つまり、自我は「有」でもあるのです。

 

評価関数を自由に変えることができれば、それは自分をつくりかえることになり、さらには自分の認識する宇宙そのものを変えることになります。

 

なぜなら、私たちが認識する宇宙はRAShttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.htmlを通り抜けた重要な情報で構築されているからです。

 

自我はこの瞬間に自由につくりだすことができます。
 宇宙さえ自由に生みだすことができます。

 

すべてはあなたの心(マインド)次第です。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「自我」について、抽象度と関連して、苫米地博士はこのように書かれています。「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店)より引用します。

 

 抽象度が上がるということは、自分の行為が何なのかということ以上の抽象的な思考を持つということであって、それを自我というのです。自分の行為の内省的な認識に意味を持たせるためには、このように、1つ上の認識が生まれなければならないのです。