PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-14不完全性定理、不確定性原理

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
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14)不完全性定理、不確定性原理

 

 1931年、若き数学者(当時25才)クルト・ゲーデルは自然数論における不完全性を証明しました。1980年代にグレゴリー・チャイティンにより、不完全性は数学全般において証明されました。これを不完全性定理と呼びます。

情報空間において不完全性が証明されたのです。
 
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 一方の不確定性原理は、1927年に理論物理学者 ヴェルナー・ハイゼンベルクによって提唱された量子力学の基礎原理の一つで、「位置と運動量を同時に正確に知ることはできない」というものです。

オリジナルは「観測行為が影響を与え、不確定性を引き起こす」という観測の限界を示唆するものでしたが、後に量子自体の不確定性というべき「量子ゆらぎ」を説明するものとなりました。

こちらは物理空間において不完全性を証明したものといえます。

 

 情報空間でも、その底面といえる物理空間でも「不完全性」が証明されたということは、つまり、「全知全能の神は存在しない」ということを意味します。

「神が創造した完全なる宇宙では始まりにすべてが決まっている。そして、その初期値と連続する因果の当然の帰結として現在の個々の私たちの思考や行動がある」という西洋哲学の因果律は完全に崩壊しました。

 

 「すべては決定的ではない」という事実は、西洋哲学から東洋哲学へのパラダイムの転換を求めています。もちろん、医療や教育においてもです。それらは第四章、第五章で取り上げます。

 

(つづく)

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)