PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-02:苫米地理論における重要用語解説
PMⅠ-02-13:トゥールミンロジック
この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
第二章目次:
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13)トゥールミンロジック
論題を自らの情動と切り離し、相対化して、物事の裏表両方を見る視点を養えるのがディベートです。
ディベートを学ぶ目的は、「論理脳」を鍛え、最短時間で最適解を見つけるようになることです。その先にあるのは、論理的思考を徹底的に極めることによって、論理という系の外に出て自由になること。
意識・無意識下の判断基準であるブリーフシステムは、「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられています。
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それはすべて他人や社会の価値観であり、過去です。
さらに不完全性定理により「この世に絶対的な真実はない」ことが明らかとなったのですから、「真実と思われることでも、必ず裏と表がある」といえます。
よって、常に思考し続け、すべてを疑ってみることが重要といえます。
そのときにディベートが役にたちます。
ディベートを学ぶことで私たちは、自我から離れ、自分の頭で物事を考え、一段高い抽象度で物事を捉えることができるようになります。
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現代ディベート論理は、トゥールミンロジックと呼ばれています。
トゥールミンロジックは、イギリスの分析哲学者 スティーヴン・トゥールミン(Stephen Edelston Toulmin、1922~2009年)により1960年代に提唱された論理構築法で、いわゆる三段論法で代表される形式論理の方法論が実社会における論理構築の手段として適さないと考えて提唱された現代の論理技術です。
その基本構造は「データ(事実)」「ワラント(根拠)」「クレーム(主張)」です。さらに「バッキング(論拠)」「クオリファイアー(確率)」「リザベーション(例外)」の三つを足して六要素でディベートは行われます。
詳細は苫米地博士の「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO)で御確認ください。
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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