PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-02:苫米地理論における重要用語解説
PMⅠ-02-12:ゲシュタルト
この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
第二章目次:
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12)ゲシュタルト
ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。
全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりです。部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。
有名なルビンの壺でいうと、「壺」という認識、そして「向き合った人の顔」という認識がゲシュタルトです。不思議なことに「壺」として見ると「顔」が消え、「顔」と見た途端に「壺」が消えます。
「ルビンの壺の一例」
Wikipediaより引用
このことからわかるように、ゲシュタルトは同時に一つしか維持することができません。
なにか一つのゲシュタルトで認識すると、他のゲシュタルトが消えるのです。「スコトーマに隠れる」ともいえます。
(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html)
しかし、「壺にも顔にも見えるトリックアート」というゲシュタルトで認識することができれば、意識的に壺にも顔にも見ることができるようになります。
一つ上の抽象度(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html)で、壺も顔も包摂する、より大きなゲシュタルトをつくったのです。
人間は世界をゲシュタルトとして認識していますから、抽象度を上げてより大きなゲシュタルトをつくり続けることが重要になります。
(つづく)
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苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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