Q-008:171117研修会アンケート回答編 vol.6
霧島市(鹿児島県)で開催したコーチングをテーマとした研修会に、たくさんの保健師・看護師さんに御参加いただきました。御意見や御質問の一部に回答いたします。個人が特定されそうなもの等は除いていますので御了承ください。
・抽象度は理解に時間がかかるかも
A:ここまで読まれてきた方は私のアドバイスが想像できると思いますが、「時間がかかる」というセルフトークを変えなければ、本当に理解に時間がかかるでしょう。「私らしくない」というセルフトークとともに、今一度「抽象度」の重要性について考えてみてください。そのために「The power of Mind Ⅰ」第一章のラスト「無敵の意味」を読むことをお勧めします。
今年は新たなアメリカ大統領が誕生しました。そのトップの口癖(セルフトーク)が「アメリカファースト」です。それは世界をアメリカとそれ以外に分け、アメリカの利益(のみ)を考えるというもので、対立や差別を生む危険な考え方です。抽象度でいえばより低い方向へ向かっています。
今までのアメリカは世界のリーダーとして君臨してきましたが、「アメリカファースト」という発言はそのリーダーポジションから降りることを意味しています。建国以来の国民の血と汗と涙で築きあげてきた地位を自ら放棄した先には混乱が待っています。トップの低い抽象度により、アメリカは破滅に向かって静かに沈み始めました。
国レベルでも、組織レベルでも、家庭レベルでも、最も影響力を持つ者には責任が生じます。そのコミュニティの抽象度を引き上げ続けることに関する責任です。
そして、あなたはあなたの人生のリーダーです。「抽象度を上げること」が自分の人生の質を決めることをぜひ理解してください。
・心理的盲点はたくさんあるのだな~と感じました
A:そのとおり。私たちは目の前の世界のほんの一部分しか認識していません。そして、それらは他人の考えや社会の常識により認識させられているものであり、すべて過去です。
認識を自分自身で、未来から、行う最初の一歩が“現状の外”へのゴール設定です。
・医師という立場で「コーチング」の勉強をされることになったきっかけについて
A:私は幼少の頃より真言宗のお寺に通い、そこでがんや難病が治っていくのを目の当たりにしてきました。「がんが消せる秘密を知りたい」というのが、私が医師を志したそもそもの理由です。
医師になり様々な生き様や死に様に立ち会ってきました。そこで感じたのは「人のマインドにはとてつもない力がある」ということ。そして、そのマインドについて学ぶ過程で師である苫米地英人博士と出会いました。
抽象度でいえば、医療と宗教、そして教育などをすべて包摂するものとして、つまり、より上位の抽象度にコーチングがあると感じています。よって、コーチングを学ぶことで、もっと良い医師になり、もっと良い親や夫になり、そして、もっと良い人間になれることを確信しています。博士に学びはじめて9年目に入っていますが、それ以前の私とは比較することができないほど成長したと実感しています。そして、これからさらに進化できるとも思っています。
・どうしたらマインドに働きかけることができるのか?
A:まず「どうしてマインドに働きかけたいと思っているのか?」を自問してください。
例えば「私に有利になるように」とか、「お金儲けのため」といった低い抽象度であれば、長期的に見れば必ず働きかけに失敗します。「都民ファースト」で大旋風を巻き起こした知事が、結局「自分ファースト」だったことが見抜かれてしまい大失速したことがいい例です。
まずは自分自身の抽象度が問われています。
抽象度の高さに自信が持てるようになったら、次は技術の習得です。その奥義は「まず自分のマインドに働きかける」ということです。その具体的な技は守秘義務内容だったのですが、なんと今年苫米地博士自身が著書で開示されてしまいました。
その本とは…「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」です(笑)。明屋書店隼人店(鹿児島県霧島市)にて平積み販売をしていただいております。ぜひお立ち寄りください。
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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