I-004:霧島市(鹿児島県)での無料講演会の御案内

 

 H30124日(水)に国分シビックセンター(鹿児島県霧島市)にて開催される「第12回霧島市学校保健研究協議会(主催:市学校保健会、共催:市教育委員会)」にて講演を行います。

 

 演題は「The Power of Mind ~子供たちの心に火をつけるコーチング」で、質疑応答含め90分の予定です。

 前半は、合間にスコトーマ体験をしていただきながら、私自身の体験を例にコーチング用語を解説します。後半は「スピリチュアルペイン」について、皆さんとともに考察していく予定です。

 

 スピリチュアルペインは緩和ケアの中の概念です。

 緩和ケアとは「生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者と家族の痛み、その他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期に同定し適切に評価し対応することを通して、苦痛(suffering)を予防し緩和することにより、患者と家族のQuality of Lifeを改善する取り組み」のことです(WHO2002年)。

 緩和する対象となる「身体的痛み」「心理(精神)的な痛み」「社会的な痛み」、そして「スピリチュアルペイン」を、それぞれに個別に捉えるのではなく全体としてとらえるために「トータルペイン(全人的苦痛)」という概念が生まれました。

 

 私が2011年に受講した「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム(PEACE)」では、スピリチュアルペインは「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(無意味、無価値、虚無、孤独など)」と定義されていました。最新版では「自分の存在や意味を問うことによる苦痛」とされているようです。

 

 小・中・高の教育(現場)とスピリチュアルペインは全く関係ないように感じられるかもしれませんが、じつは、大きく関係しています。

 

 関係者の取り組みにより日本の自殺者数は減少傾向です。しかし、人口10万人あたりの自殺者数18.5人はいまだに先進国7か国で最多です。また、若者の自殺者数はむしろ増加傾向にあり、2015年の死因順位を5歳ごとの年齢層別にみると1539歳は自殺が最多となっています(2017年自殺白書より)。

 教育再生実行会議がH2961日にまとめた「自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力の向上(第十次提言)」には、日本の子供たちの自己肯定感の低さが指摘されています。

 

 私は、このような状況は「本当のゴール設定」によって改善できると確信しています。

 本当のゴール設定は、コーチングを学び、実践することでできるようになります。

 

 今回の研究協議会の主題は「心身の健康つくりに努める児童生徒の育成を目指して」です。

 その実現を可能とするコーチングについて、心をこめてお話しします。平日昼の開催ではありますが、参加可能な方はぜひお越しください。

 

 受講対象者は霧島市の学校医、PTA、学校関係者等ですが、対象外の方(市外在住者含む)で受講を希望される方は私にメールをしてください(coachfor.m2@gmail.com件名を「1/24講演会受講希望」としてください)。当日、会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

当日の講演の様子や御意見・質問への回答は、後日、このブログに投稿いたします。
 参加できない方もぜひ御確認ください。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

180124 学校保健会講演案内用