PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-02:苫米地理論における重要用語解説
PMⅠ-02-10:コンフォートゾーン
この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
第二章目次:
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html
10)コンフォートゾーン
セルフイメージにより決められる、その人にとって心地がよい空間がコンフォートゾーン(Comfort zone)です。
その中ではリラックスした状態でいられ、IQが上がり、パフォーマンスが向上します。逆にそこから外れると、途端に緊張し、何とかもとに戻ろうとします。
ゾーンとは、温度や湿度、酸素濃度といった物理空間でのことのみを指すのではなく、情報的な空間まで含みます。
例えば、ゴルフのスコアや収入といったものです。飛び切りの成績で前半を終えたのに後半で失速しいつもの成績に戻ってしまったり、思いがけない臨時収入があってもすぐにそのお金を浪費してしまうのは、コンフォートゾーンをはみだしてしまい、もとに戻ろうとする力が働いたことを表しています。
コンフォートゾーン=ホメオスタシス(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html)の働く空間とみることができます。
人はいつもコンフォートゾーンの中に居続けようとするのです。
コンフォートゾーンに関して、注意すべき事実があります。「『心地がよい』とは、必ずしもその人にとって本当に心地のよいものとは限らない」ということです。
不平・不満・悪口・文句がコンフォートゾーンになっている人は、その不平・不満・悪口・文句を保つように無意識が働いています。不満を感じイライラしている状態が「心地いい」のです。
さらに重要な事実が、「ほとんどの人にとっては現状がコンフォートゾーンになっている」ということです。
その場合、昨日のような今日を生き、今日のような明日を迎える人生になってしまいます。定義上、コンフォートゾーンの外はスコトーマ(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html)に隠れ認識することができませんので、自分の中に眠る可能性やその潜在能力を実感することもできません。
コンフォートゾーンはIQを高め、能力を存分に発揮できる大切なものですが、一方で、さらにIQを高め、もっと能力を発揮する可能性を制限するものでもあります。
現状の外にゴールを設定することが重要なのは、コンフォートゾーンを現状からゴール側にずらしていくことができるからです。
反対に現状の中にゴールを設定してしまうことは、コンフォートゾーンを強化し、自身の可能性を制限し、自らを現状に縛りつける愚かな行為です。
(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html)
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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