PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-01:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説
PMⅠ-01-19:“無敵”の意味-2
…しかしながら、私たちが生きるこの世界には“どうでもいい対立”が数多く存在しています。
アイルランドの国旗を御存知でしょうか?
アイルランドの国旗は縦に3色が配置されていて、向かって左から緑・白・オレンジ色の順に並びます。じつはその色には意味があり、左端の緑はカトリック、右端のオレンジはプロテスタント、そして真ん中の白は平和を表しています。
この国旗が象徴するように、アイルランドには対立が存在しています。
アイルランドで二級市民として扱われ圧政に苦しんでいたカトリック信者達は、差別の撤廃を訴え立ち上がりました。アメリカで起きていたマーチン・ルーサー・キング牧師による黒人運動に触発されて、アイルランド版公民権運動を開始したのです。
1972年1月30日、北アイルランド デリーにおいて市民が行っていたデモ行進中に悲劇が起こりました。
イギリス陸軍落下傘連隊第一大隊により銃撃が行われ、14名が死亡、13名が負傷したのです。市民は全員非武装で、うち5名は背後から射撃されていました。
この事件は「血の日曜日事件」と呼ばれ、U2の「Sunday Bloody Sunday」にも歌われています。
どうして同じキリスト教信者なのに、同じ人間なのに、殺されなければならなかったのでしょうか?「カトリックか?プロテスタントか?」なんて“どうでもいい対立”です。
中東で行われている「イスラム教VSキリスト教」の戦いも“どうでもいい対立”です。一つ次元を上げて「宗教」とみれば、なんの違いもありません。
宗教の存在意義が「人を幸福にするもの」「人に安らぎを与えるもの」であるならば、戦う理由、殺し合う理由などあるはずがありません。
では、どうすれば思考の次元を上げ、対立をなくし、“無敵”となることができるのでしょうか?
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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