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PM-01苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説

PM-01-14超情報場仮説(理論)-4

 

 医学的な事例で考えてみましょう。

 様々な調査にて残業時間が多い人ほど睡眠時間が短いことが明らかになっています。

睡眠時間は健康と大きく関係します。よって、残業時間が多いほど健康が損なわれる可能性が高くなるといえます。

 

その長時間労働による健康被害を防止するために、2002年から産業医による過重労働面談が始まり、201512月からは従業員50名以上の全事業所にストレスチェックが義務づけられました。

ストレスチェック制度とは、「定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取り組み」(厚生労働省ホームページより引用)です。

 

ストレスチェック結果や労災認定されたケースの分析により、大変興味深い事実が浮かび上がってきました。

脳梗塞や心筋梗塞といった身体の不調は残業時間が長くなるほど増えていく傾向がありますが、メンタルヘルスの不調に関しては必ずしも残業時間と比例していないのです。

仕事にやりがいを感じている人は長時間労働でもストレスが少ない人が多く、逆にやりがいを感じていない人は残業時間が少なくても高ストレスになる傾向があることがわかりました。

 

この分析結果を、「まず先に高い抽象度で因として情報(処理)があり、その情報がより低い抽象度で果として表れ、ついには物理空間に実体として現れている」という超情報場仮説の視点で考察すると、「高い抽象度である心(マインド)の次元での情報処理により“やりがい”が生まれると、その物理的写像である身体は”いい状態”になる」ということができます。

 

もちろん、物理空間は物理法則という秩序に従いますので労働時間が長くなればそれだけ物理的ダメージは受けやすくなりますが、鍵はあくまでも情報空間にあります。

 

よって、ストレスチェック制度の結果を受けて、物理的な「職場環境の改善につなげる」ことももちろん重要ですが、それ以上に心(マインド)での情報処理を磨いていくための取り組み、すなわち「苫米地理論の理解とコーチングの実践」が重要であるといえます。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)