F-465:恐怖心を好奇心が上回ってしまう <vol.3;好奇心>
ちょっと前のことですが、先輩コーチのお話を伺っているときに、深い変性意識状態(ASC:Altered States of Consciousness)になりました。
F-391:童謡か? 軍歌か?
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そのときの意識状態を言葉にすると… 「ゆったりリラックスしていて、心身がますます軽くなりながら、自由に思考している」。言語を超えた次元を漂いながらぼんやりと考えている感覚です。
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そのような状態になる引き金(trigger)になったのは… 「恐怖心を好奇心が上回ってしまう」という言葉。
感じたイメージや体感が崩れないように気をつけながら言語化します。
vol.1;「コミュニケーション」の研修を伝える「スピーチ」
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vol.2;恐怖心
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vol.3;好奇心
今回のテーマは「好奇心」。皆さんはどのようなイメージが浮かびますか?
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苫米地博士は、著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p115)の中で、「好奇心」をこのように定義されています。
生物学的にみると、好奇心、すなわち「知りたい」という感情は、あくまでも、ホメオスタシス活動の一部にすぎません
…ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは、ストレスとなりうる外的および内的環境の変化に対して、生きながらえるために生体が常に安定した状態を保とうとする機能のこと。例えば、暑い日に汗をかくのもその一つです。汗が気化する際に熱を奪い、体温上昇を防ぐことができます。
そのような「ホメオスタシス活動」は、人間の場合、より高次の情報空間にまで拡張しています。
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それを博士が理論化されたものが、苫米地理論第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です。
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ホメオスタシスは常に安定的な状態を維持しようとしています。その「安定的」とは、通常は「現状維持」のこと。それゆえ現状を維持しようとするホメオスタシスの働きを変えない限り、私たちは変化(進化)することができません。無理に変えたとしても、強力なホメオスタシスの働きにより、すぐに引き戻されてしまいます。
Q-078:お変わりありませんか?こちらは変わりなく過ごしております
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コーチング関連の用語に「ハビット(Habit)」と「アティテュード(Attitude)」というのがあります。シンプルにいうと、ハビットは「無意識の行動」であり、アティテュードは「無意識の判断」。それらは自動的(自然)に行われる行動や判断のことです。
L-096:2021年7月… -08;BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係
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そのハビット&アティテュードは、過去の記憶によって形成されています。強い情動を伴った記憶で生みだされているブリーフシステム(Belief System、BS)の投影です。
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繰り返しますが、ホメオスタシスとは「環境の変化に対して、生きながらえるために生体が常に安定した状態を保とうとする機能」のこと。
環境との間でやりとりされるのは、温度や湿度、地形など、物理的な情報だけではありません。人間の場合、周囲の人との関係性や本から得た知識など、より抽象度の高い情報をも取り入れて、自我や世界観、認識パターン(BS)を構築し、日々更新を続けています。
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*抽象度はこちら↓
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以下、苫米地博士の著書「『ツキ』を引き寄せる洗脳術 ~自分を磨き上げる秘密のメソッド34~」(三才ブックス、p78)より引用します。
レッスン16 現状に執着してはいけない
Don’t attach to a much importance to the
status quo.
理想と異なる現状に甘んじているのは馬鹿
現状があなたにとって最も心地よい状態にあると、能力を発揮しやすく、高いパフォーマンスを示せます。しかし、現状が理想と異なれば、それに甘んじているのは馬鹿げているので、「ツキ」のある生活は送れないでしょう。
人間はホメオスタシスレベルをなかなか変えられないがゆえに、現状から脱することができません。
このホメオスタシスレベルについて、もう少し解説します。
人間がホメオスタシスレベルをなかなか変えられないのは、それが心地よい空間だからというのはもちろんのこと、他にもホメオスタシスの本質が深く関係しています。
繰り返しになりますが、人間はストレスになりうる外界の環境の変化に対して、生体を常に安定した恒常的状態に保とうとする仕組みを持っています。それがホメオスタシスです。
ホメオスタシスは、生体が生きながらえるために、外界とフィードバックして常に自分の情報を更新します。外界の気温が上がれば、体温を下げる。運動すれば、そのエネルギーを供給するために呼吸や心拍数が上がる……。
私たちは、ホメオスタシスのおかげで環境に適応して生きていられますが、同時にホメオスタシスのせいで現状から脱せずにいるのです。
ブリーフシステムに相反する新しい行動が引き起こされたとしても、それはホメオスタシスによってすぐに元に戻されてしまいます。
喫煙者が一時的に禁煙してもいつの間にかタバコを口にしてしまうのも、ダイエットに成功した人がリバウンドで元に戻るのもブリーフシステムを作り替えずに、ホメオスタシスレベルを壊していないからです。
現状を変える必要がないと頑強に思い込んでいる人に対しては、無理にホメオスタシスレベルを変えろとはいいません。
なぜなら、ホメオスタシスレベルでは自分が最も心地よい状態にあることなので、自身の能力を発揮しやすいからです。人が高いパフォーマンスを示すのは、ホメオスタシスレベルにいるときです。
逆にいえば、高いホメオスタシスレベルにいる人は、当たり前のように高いパフォーマンスを発揮できます。
スポーツの試合でホームチームが強いのは、選手たちが高いホメオスタシスレベルにいるからです。
しかし、現状を打破したいと思っている人にとっては話が変わってきます。
いくら現在のホメオスタシスレベルが自分にとって心地よい状態にあるとはいえ、現状が自分の理想と違っていれば、そこに甘んじるのは馬鹿げています。社長になりたいのに、部長の生活に満足していても意味はないでしょう。
本書の冒頭で紹介した、年商が150億円と100億円の2人の社長は、私と知り合った当初は年商が60億円と40億円でした。彼らはまだ30代半ばという若さだったので、これでも大変な業績です。しかし、私は特に驚きはしませんでした。なぜなら、彼らの最も心地よい状態、つまりホメオスタシスレベルが年商60億円と40億円だったからです。
逆に私は「君たち、ホメオスタシスレベルを変えないと永遠に60億と40億のままですよ」と告げて、彼らのホメオスタシスレベルを変える方法を教えました。すると、私の忠告を受け入れたことで、2人揃って年商を100億円以上にまで伸ばすことに成功しました。
彼らは年商60億円と40億円のホメオスタシスレベルから脱したことで、100億円以上の稼ぎ方が見えたのです。
もし、あなたが本当に「ツキ」のある人生を送りたければ、現状に嫌気が差さなければなりません。現状の慣れ親しみ、つまりホメオスタシスレベルを壊す必要があるのです。
引用おわり
私たちは、ホメオスタシスのおかげで環境に適応して生きていられますが、同時にホメオスタシスのせいで現状から脱せずにいるのです
…今回のテーマである「好奇心」は2種類に分けて考えることができます。
ひとつは「低次元の環境(物理空間、w0)に対するホメオスタシス活動」。そして、もうひとつは「高次元の環境(情報空間=情報場、…wh)に対するホメオスタシス活動」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html
「環境に適応して生きていられる」という“生き残り”をかけて行われる「低次元の環境に対するホメオスタシス活動」の根底にあるのは動物的な本能的欲求。それは怒りや恐怖といった原始的な情動とも深く結びついています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html
つまり、「低次元の環境(物理空間)に対するホメオスタシス活動」の表出としての好奇心は、前回(F-464/vol.2)取り上げた恐怖心と同じレベルだということ。この場合の好奇心は恐怖心と裏表の関係です。
それゆえ、「恐怖心を好奇心が上回ってしまう」という場合であっても、じつはホメオスタシスのフィードバック対象は同じであり、BSやハビット&アティテュードが劇的に変わることはありません。当然、いつまでたっても現状を打破することはできないままです。
Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html
時間でいうと、過去に縛られている状態。ホメオスタシスは“過去”に対するフィードバックです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
一方、「高次元の環境に対するホメオスタシス活動」の根底には“価値(value)”があります。その価値を生みだすものが… ゴール。現状の外に設定する真のゴールです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
ゴールの存在により生じる好奇心は、恐怖心とはまったく別物。そもそも次元が違います。
それゆえ、「恐怖心を好奇心が上回ってしまう」という場合、ホメオスタシスのフィードバック対象が変わり、結果としてBSやハビット&アティテュードが変化(進化)し、まったく新しい世界を生きることになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
時間でいうと、未来から現在に向かって時間が流れている状態。ホメオスタシスは“未来”に対してのフィードバックです↓
苫米地未来原点認知時間理論(6定理版)
https://tomabechi.jp/TomabechiTimeTheoryMin6JA.html
コーチングにおける「好奇心」とは、ゴール側の可能世界w2… whに向かうホメオスタシス・フィードバックのこと。それは結果としてのBS更新を引き起こす縁起であり、生命力や創造力そのものだといえます。
L-206:2022年07月シークレットレクチャー -04;「想像力×創造力」の源
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html
(F-466につづく)
CoacHing4M2 EDGE
竹原邦雄 / CoacH T
-告知1-
私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」
L-258:2022年12月… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html
…コーチとしての活動を大幅に見直しました↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_176695.html
-告知2-
クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」
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F-435~:MIAMI VICE
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L-063:2020年9月シークレットレクチャー -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html
S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html
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