Q-497:寿命を全うしたといえるくらいの年だったらいいですけど、若くして亡くなるのは…

 

 私は今も週の半分は医師として働いています。もちろん、コーチやヒーラーとして役立つこともイメージしながら。

 L-220:2022年08月… -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 

 残念ながら、命あるものはかならず終わりを迎えます。そして、その終わり=死に向かって必ず老いていき、ほとんどのケースで何らかの病を抱えることになります。それが生命現象の理です。

 Q-263:コーチングは… <vol.5;「『老病死(+生で四苦)』を理解し克服する」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28871834.html

 

 そして、それは生命現象がフィードバックする“宇宙”の理でもあります。

 Q-264:コーチングは… <vol.6;「老病死(+生で四苦)」を理解し克服する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28898728.html

 

 

 とはいえ、自身や親しい人の「老」「病」「死」は辛いもの。医療や介護の現場では、ときに情動の爆発を経験します。

 F-421:微笑み返し <前編;ゴールに関係ない感情は…>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37661867.html

 

 著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版、p169)の中で、苫米地博士は米国CDCが提唱する基本原則を紹介しながら、「緊急時、平常心を保つ4つの方法」を書かれています。

F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.4;リーダーの視点で

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 

「イヤな気持ち」を消す技術(ポケット版)

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 「イヤな気持ち」を消す技術 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 その「4つの方法」とは…

 

1)     最初に最悪の可能性を伝え、それが改善していることを数字で伝える

2)     「必ず解決します」などの約束はNG。むしろ状況の不確定性を正確に伝え、その問題を解決するプロセスについてのみ伝える

3)     問題解決のプロセスが進んでいることや状況が改善していることを伝えるために、それを示すデータや数字を継続的に提供し続ける

4)     恐怖を認め、問題に関連する文脈情報を与える

 

 

 …4)の「文脈情報(contextual information)」とは、「関連する知的な情報」のこと。私はそれを「ゲシュタルト」と重ねてイメージしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 低い抽象度ではバラバラなものが、抽象度が上がると一つの整合的なものになる …それがゲシュタルト。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

例えば、アミノ酸が集まりタンパク質になり、タンパク質が集まり細胞になり、細胞が集まり心臓や脳といった器官になり、器官が集まって生体となります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 それは「抽象度が上がるごとに新しいゲシュタルト(=全体)が生まれ、ゲシュタルトが生まれるごとに新しい機能や価値が生まれる」ということ。認識する側の情報処理でいうと、「ゲシュタルトが生まれるごとに理解が深まる」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023年5月23日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

 それを「老」「病」「死」に当てはめて考えると、「『生』まで含め一つ上の抽象度で統合できると、『生老病死』=四苦を超越する視点を手に入れられる」ということ。

 そのようなことをイメージしながら、私は患者さんやその家族、そして医療・介護従事者に対して働きかけを行っています。マスクの下で微笑みかけながら。

 F-423:微笑み返し <後編;コーチが微笑みとともに伝えること>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37732850.html

 

 

 これから書くのは、いろいろな病を抱える80代の患者さんの御家族と面談を行ったときの話です(プライバー保護のため、一部変更しています)。

 

いつものように「生」「老」「病」「死」を情報空間で一つのゲシュタルト(「生老病死」=四苦 =人生)と感じられるように導きながら、このようなことを伝えました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 □ 一日経つと、それぞれの人生の終わり=死 が近づいてくる

 □ 死は必ずやってくる

 □ 死に向けてますます老いが進行し、今までできていたこともできなくなっていく

 □ 本人が後悔しないために、そして家族が悔いを残さないために、ゴールの共有が重要

 □ まずはゴールを設定し、覚悟を決める(←エフィカシーの感覚)

 

 すると、静かに話を聞いていた家族(男性)が号泣しはじめ、しばらく嗚咽が続きました。少し落ち着いた頃、絞り出すように発した言葉が…

 

寿命を全うしたといえるくらいの年だったらいいですけど、若くして亡くなるのは…

 

 …どうも身近な家族か友人が若くして急死したよう。それ以上は話されなかったので、ただただ落ち着くまで見守りました。心の中で苫米地博士の言葉を思い出しながら↓

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 私のプロファイルではありますが、嗚咽する家族が感じていたのは「寂しさ」だったはず。

 F-425:さくら <vol.2;寂しさ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37803561.html

 

 「孤独感」といってもいいかもしれません。

 Q-397:みんなお金にしか興味がなく、孤独感を感じています…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35381579.html

 

 以下、苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p30)より引用します。

 

 

自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 Dr.苫米地式名言活用術 TAC出版 eBook : 苫米地 英人: Kindleストア

 

 

message 04

孤独だということは人と違う人間だということ。

人と違っているということは孤独になるということ。

スーザン・ゴードン

 

 まず言いたいのは、孤独というのは主観的な発想だということです。だから、この言葉は抽象度が低いと私は考えます。西洋的個人主義が礎にあるから、自分を中心にして考えられているのです。この世に本当に孤独な人なんているのでしょうか。みんな誰かと関係して生きているはずです。

 昔、私は書籍執筆のために、ハワイのコンドミニアムに三ヶ月滞在したことがありました。寝食以外は執筆している状態でした。外出と言えば、夜中に和食の材料をスーパーに買いに行くか、和食レストランに食べに行くか。ハワイにいるのに、ワイキキビーチに一度も出なかったのです。

 もちろん担当編集者は驚いて私に「なぜそんなステキな場所にいるのにビーチに出ないんですか?」と尋ねました。そこで私は言ったのです。「君は壁や天井を見ているだろう。天井の上には青空、壁の向こうには青い海とビーチがある」と。

 孤独もそれと一緒で、六六億人も地球上に人がいるのに、なぜ自分が孤独だと思うのでしょうか。つまりは視野が狭くなり、自分の作り出した壁を見ているだけなのです。そう考えると、少しは気が楽になりませんか。孤独でさみしいといったマイナスの感情を持つ必要はなくなるはずです。

 

名言でアファメーション

 あなたはいつも全世界六六億人と一緒につながっている。

 引用おわり

 

 

 視野が狭くなり、自分の作り出した壁を見ているだけ

 

 …話を「生」「老」「病」「死」に戻すと、その場合の「自分の作り出した壁」とは、「物理空間(あるいはそこに働く物理法則)の束縛」と考えることができるはず。物を落とせば必ず下に落ちるように、時間が経てば老いながら必ず死に近づいていきます。エントロピーでいうなら必ず増大していくということが、物理空間での約束事です。

 ただし、それらはすべて「自分の作り出した壁」の内側(最低面)での話。

 F-428:見えない壁

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37908516.html

 

 生命現象の本体は、物理空間(四次元時空)に留まらず、ほぼ無限の次元を持つ情報空間中にひろがっています。

 F-431:自由訳「心技体」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38010584.html

 

 苫米地理論第2世代「超情報場理論」でいうと、情報空間にある「特定の情報場」の写像として“物理的実体”が存在している …ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

私たちが「ある」と思っているものは、すべて情報場の写像に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 ところで、「寂しい」について、苫米地博士は著書「幻覚と覚醒」(三才ブックス、p127)の中でこのように書かれています。

 

 

幻覚と覚醒

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 幻想と覚醒 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 この世に無限に広がっている情報空間。その情報処理の過程で生まれるダイナミズムが、ちょっとしたゆがみ、つまり何らかの感情を引き起こします。それが「寂しい」なのです。そして、空間の中のゆがみが、また新たな空間(宇宙)を作り出すのです。

 本来、「寂しい」は、必要のない感情です。

 もともと完璧な宇宙が存在していたにもかかわらず、それをあえて崩してしまうダイナミズムが生まれました。不完全で不自由な空間、つまり物理空間を作り出してしまいました。宇宙を生み出したのは不完全性であり、その不完全性を生み出したのは「寂しい」からなのです。

 この「寂しさ」のお陰で、私達は情報を生み出すことができ、様々なことを共有して世界を作り上げることができるのです。

 私達にとっての目の前の世界は、目の前の世界の素粒子の状態ではなく、すべて心の中にある世界なのです。

 引用おわり

 

 

 私達にとっての目の前の世界は… すべて心の中にある世界

 

 …「すべて心の中にある世界」という事実を、どのように伝えていけばいいのだろう?

 

 医師とコーチとヒーラーを包摂する意識状態で働きながら、私はいつもそのことばかり考えています。

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記1-

物を落とせば必ず下に落ちるように、時間が経てば老いながら必ず死に近づいていきます。エントロピーでいうなら必ず増大していくということが、物理空間での約束事です

 

 …この場合の「時間」とは、「物理時間」のこと。

物理時間は物理宇宙の座標であり、その時間の矢は通常、熱力学的エントロピー増大と結び付けられます。

 その物理時間に対して、苫米地博士は「認知時間」を定義されています(定理8:苫米地未来原点認知時間定理)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 以下、博士が暫定公開されている「苫米地未来原点認知時間理論(6定理版)」より引用します↓

 https://tomabechi.jp/TomabechiTimeTheoryMin6JA.html

 

 

 12.2 認知時間

 より高い抽象度では、宇宙は単なる物理時空ではない。それは半順序とLUBによって構造化された認知=情報空間である。各LUB L について、未来LUB-TCZ GL と意味擬距離 dL を定義する。このとき認知時間を

τL(x) = dL(x,GL)

 と定義する。

 

 

-追記2-

 「認知時間」について、こちらもどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

-告知1-

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258:2022年12月… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 …コーチとしての活動を大幅に見直しました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_176695.html

 

 

-告知2-

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-告知3-

 2026年9月5日(土)に、羽田空港(東京都)にて、「リアル・ワンデイ『コーチング』」を行います。気軽にお問い合わせください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38630769.html

 

 

-関連記事-

F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

F-385~: “心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430631.html

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html