L-264202302月シークレットレクチャー -05;今そこにある危機

 

20232月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「縁起の後継。キーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」です。

 

当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。

 

01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38554090.html

 02;「帰納」と「演繹」の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38568077.html

 03;「共有」の2つの“方向性”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38574027.html

 04;ひらめきを生む秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38582598.html

 05;今そこにある危機

 

 

 レクチャーのキーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」。次は「洗脳」について確認しましょう。

皆さんは「洗脳とは?」と問われたら、どのように答えますか?

 

 

 苫米地博士は著書「洗脳原論」(春秋社)の冒頭(p4)で、「洗脳」についてこのように書かれています。

 

 

洗脳原論

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 洗脳とは、われわれの神経レベルでの情報処理・信号処理の段階に、何らかの介入的な操作を加えることによって、その人の思考、行動、感情を、思うままに制御しようとすること

 

 

 シンプルに表現すると、洗脳とは「ある現実w1を、それとは違う現実w2に変える」こと。

 

基本的にはコーチング中に行われることと同じですが、コーチングは100%クライアントのために行われ、洗脳は第三者の利益のために行われます。

コーチはコンテンツ(可能世界w)には一切関わりません。コーチの利益は0。少しでもコーチ自身の利益が入ってしまうと、コーチングは途端に洗脳に変わってしまいます。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

ところで、前回(L-263/04)引用した「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再版)の中で、苫米地博士はこのように書かれています(p201)。

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

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ゲシュタルトができていれば、全情報を手に入れなくても、部分情報を手に入れただけで、それが何か一瞬で分かります。部分情報が分かれば、同時にほかの部分情報も分かるのです

 

 ...その「ゲシュタルト」とは、「縁起」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 コーチングのフレームでいうと、「ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 先ほどの「可能世界w」とは、この ゲシュタルト=縁起=CZ のこと。

最新のコーチングにおいては、CZとは「{w ∀y∃x rComfortzone(x,y) } x,y ∈w_{current}}」。自然言語でいうと、「現在存在しているすべての可能世界を自分にとっての重要度で並び変える関数(ただし、必ず順番を決められるとは限らない)」のことです。

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -10

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 繰り返しますが、この ゲシュタルト=縁起=CZ を、ゴール設定を起点に自分で作り上げるのがコーチング。もしも他者に作られてしまったなら、それがどんなに素晴らしい世界であったとしても洗脳だといえます。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 「自由」という言葉を使って表現するなら、コーチングは自由を拡大(拡張)するものであり、洗脳は自由を奪うもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 私たちは、今、「自由を拡大するか? それとも奪われるか?」という岐路に立たされています。

 F-395:ナイセイカンショウ <vol.4;認知戦に打ち勝つための「ナイセイカンショウ」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36687231.html

 

 「そんな大げさな」といった内省言語が生じる方は、下記引用文をじっくり読んでください。引用元の書籍が出版されたのは20年以上前のことですが、洗脳や認知戦は当時とは比べものにならないくらいの“今そこにある危機”となっています。

 Q-472:嫌がらせ<基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、開拓社より再版、p131)より引用します。

 

 

日常的なアンカーとトリガー -占いにはまるケース

 A子は、都内の会社の事務をしているごく普通のOLである。彼女は宗教を全く信用していないし、性格も偏執的なところはなく、心身共に安定しているので精神科に通った経験もない。そんな彼女はある日、友人に誘われてよく当たるといわれている占い師に自分の運勢を見てもらうこととなった。彼女は占いも信じていなかったが、占ってもらうのは嫌いではない。彼女が訪れた占い師のところは、一回の診断料が一万円。少々割高な感は否めなかったが、雑誌に取り上げられるくらい評判がよく、人気もあったので一度くらいなら、という軽い気持ちで占ってもらった。

 しかし、実際に見てもらうと、占い師のいうことは恐ろしいほどよく当たった。最近、彼氏とうまくいっていない、会社で嫌なことがあった。将来に不安を感じているなど……。彼女は占い師の指摘がことごとく当たるので、驚き、当惑し、感心してしまった。また、その占い師はこうもいった。

 「今日、家に帰ればあなたの部屋が少し変わっているでしょう。それは悪い兆候です。もし、心配になったらもう一度きてください」

 気になった彼女は、仕事を終えると真っ先に帰宅して、部屋を見わたした。さして変化はないようにも見えたが、彼女にとっては確かに、何かが違っていると感じた。彼女は急激な不安に襲われ、慌てて占い師のもとへ向かった。占い師は家具の位置を移動させるように指示し、彼女はさっそく実践した。

 やがて、彼女はその占い師のことをすっかり信用するようになり、足繁く通い詰めるようになった。診断料もはじめの頃は定額の一万円のままだったが、「A子さんの問題は一万円では解決できません」と値上げを要求してくるようになり、一万円から二万円、二万円から五万円と次第に高額となり、最終的には一回で三十万円にもなった。それでも、彼女は疑うこともせず、金を支払い続けていった

 

 これは実際にあった話で、結局彼女は総額で五百万近くの金を、その占い師に貢いだ。

 このケースは明らかに洗脳である。彼女にはアンカーとトリガーが埋め込まれている。洗脳の定義は本人の利益になっているか否かということは、第一章でも述べた。占いというのは一見、本人の利益になっているように思われる。しかし、それは間違いだ。本人の利益になっている気にさせられているだけである。

 私は別に占いを否定しているわけではない。ただ、占いは当たるから意味があるのではなく、当たった気になるから意味があるといっているのだ。事実、占いを信じて競馬や宝くじが当たる人はほとんどいない。仮に当たった人がいても、確率的にはきわめて低いだろう。しかし一度でも当たることで、そこに宣伝作用が加わって、いつの間にか「占いはよく当たる」という意識が刷り込まれてしまうのである。

 例えば、銀座のある宝くじ販売所では、長蛇の列を作っているが、すぐ近くにある別の販売所ではガラガラだという現象をよく見る。長い時間をかけて、あえて並んでその販売所で購入するのは、そこがよく当たるといわれているからだそうだ。これは「よく当たる気にさせられている」という典型的な例だろう。その店でよく当たるのは、ただ購買者が他の販売所よりも圧倒的に多いからだ。単に確率の問題である。

 A子が占いにはまったのは、当たった気にさせられたというのが大前提にある。占い師はおそらく、「私の占いを信じなければ、よくないことが起きる」といったアンカーを彼女に埋め込んだのだろう。占いをしながら過去の嫌な出来事を聞き出せば、それをアンカーとすることができる。彼女が自分の部屋がいつもと違うと感じたのも、巧妙に仕掛けられたアンカーに引っ掛かったからだ。普通に考えれば、部屋が変わっているはずがない。しかし、いくら自分の部屋といえども、毎日隅々まで注視しているわけではないし、写真に撮っていることもないだろう。それ故に「ソファの位置がちょっと違っている」とか「テレビの上のぬいぐるみが移動している」などの違和感を覚えてしまうのである。まさしく、ゲシュタルトへのアンカーによる内部表現操作の介入である。「占いを信じない」というトリガーと、「良くないことが起きる」というアンカーが発動しているからこそ、そういった心理が生じたのである。同時に「信じれば、必ずいいことが起きる」というアンカーも植え付けられているだろう。それにより、自分の部屋を見て何か違っている気になる。いい占い師に出会ったと、わざわざそのアンカーを利用して自己洗脳までしてしまうのである。

 占い師たちは、こういった手法を経験的に学んできたのであろう。彼らは、独特な雰囲気を持つ占いの館や、水晶球を見つめさせる凝視法による催眠誘導などを利用して、巧みに変性意識を生成し、そのうえで客の過去の嫌な体験やうれしい体験などを聞き出してアンカーを作る。客にとっては、長期記憶化された出来事なので、当然アンカーも長期記憶化される。結果、A子は占い師に心酔してしまう。彼女が金を払うのは、むしろ必然の行為となるわけである。

 引用おわり

 

 

まさしく、ゲシュタルトへのアンカーによる内部表現操作の介入である。「占いを信じない」というトリガーと、「良くないことが起きる」というアンカーが発動しているからこそ、そういった心理が生じたのである

 

 洗脳や認知戦が当たり前になった現代において、認識の大前提である「知識」と「ゲシュタルト能力」を“自分”でコントロールすることは、ますます重要になっています。

 L-255202212月医療・介護研修会 -04;認知戦時代を生き抜く“秘訣”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38349808.html

 

そして、もっとも重要だといえるのがゴール。自ら設定するゴールの抽象度です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

L-265につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

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 コーチとしての活動を大幅に見直しました↓

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-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-告知3

 2026828日(金)に、宮崎市(宮崎県)にて、「リアル・ワンデイ『コーチング』」を行います。気軽にお問い合わせください↓

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