L-263:2023年02月シークレットレクチャー -04;ひらめきを生む秘訣
2023年2月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「縁起の後継」。キーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」です。
当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。
01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38554090.html
02;「帰納」と「演繹」の双方向性
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38568077.html
03;「共有」の2つの“方向性”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38574027.html
04;ひらめきを生む秘訣
そもそも、ゴールは現状の外です。だから「潜在的」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
ゴール設定時、「関係(性)」はまだコンフォートゾーン(CZ)の外にあり、“場”はスコトーマに隠れています。そんなゴールを、最初からみんなで共有できるはずがありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
では、どうすればいいのでしょう?
ところで、「スコトーマが生じる/外れる3つのポイントは?」と質問されたら何を思い浮かべますか?
…そう、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
「知識」と聞いて、今の私がイメージするのは「苫米地定理」。定理1~3に関して、苫米地博士の論文「潜在ポテンシャル統一理論」で学ぶことができます↓
https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf
https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf
*「ミニマル6定理版認知時間論論文」も暫定公開されています↓
日本語版:https://tomabechi.jp/TomabechiTimeTheoryMin6JA.html
英語版:https://tomabechi.jp/TomabechiTimeTheoryMin6EN.html
正直にいうと、初めて読んだときは、かなり苦心しました。博士のディベート本「知的生産性が無限大にアップする 超人脳の作り方」(アスコム、後に「ディベートで超論理思考を手に入れる
超人脳の作り方・増補版」としてCYZOから再販)を読んだときのように。
皆さんはどうでしたか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html
数式はもちろんのこと、解説中の言葉がわからない。そもそもどう発音するのかさえ知らない
…そんな感じでしたが、肌身離さず論文を持ち歩き、時間を見つけては読んでいました(最初は「眺める」という感覚)。ミーティングの前(たまにミーティング中も)や移動や食事の間に。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
それはホメオスタシス(フィードバック)による自然な行動のはず。実際、「努力」や「根性」という感覚は皆無です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
では、なぜ自然に行動できるのでしょう?
…このところ、「働いて、働いて、働いて…」と宣言していた人の“サボり”や“言い訳”が話題になっています。それをコーチングのフレームでいうと… 創造的回避。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html
もっと丁寧にいうと、「ゴール側のCZ(「働いて…」の先にひろがる世界)」にではなく、「これまでのCZ」にホメオスタシスが働いている状態です。
まさか最初から嘘をついていたわけではないと思いますが、いずれにせよ「ゴールを設定(再設定)できていない」か「ゴール側のCZをうまく作れていない」 …といった課題があるはずです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
大切なのは、やはり、ゴール(設定)。
ゴールにより2)重要性や3)役割(責任)が生まれ、さらなる1)知識を得ることができるようになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
最新のコーチングにおけるゴールとは、「∀y∃x qGoal(x,y)
} x,y ∈{w_{future}}」。
そのポイントは 1}現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る…
Q-456:ゴールに… <後編;「現状の外×自分中心を捨て去る」のダイナミズム>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37922407.html
ゴールに向かいながらさらなるゴールを志向していると、抽象度が上がっていきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
抽象度が上がると、より大きなゲシュタルトをつくることができます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
より大きなゲシュタルトをつくる過程で、どんどん知識が増えていきます。認識と認識のつながりがゴール側から見えるようになり(=ゲシュタルト化)、さらにゲシュタルトとゲシュタルトの関係(性)が理解できるようになるから(=ゲシュタルトの統合)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
すると、ゴールに関する情報(T)ばかりを認識するようになります。RASがゴール(と関連する情報)に対して働くから。その時、目の前の世界そのものが知識のゲシュタルトのように感じられるでしょう。そうなると、「潜在的な関係性」がどんどん顕在化していくはずです。
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
そんな「知識+ゲシュタルト」(=文脈)が、
“現状の外”を他者と共有することを可能にします。そして、物理次元でともに実装すること(インプリメンテーション)も。
Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html
以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再版、p201)より引用します。
頭のいい人は部分だけで全体が分かる
とはいえ、ゲシュタルト能力はべつに天才の特権ではありません。
私たちは誰もが日常的にゲシュタルト能力を使っています。例えば、山登りに行って、見たことのない珍しい色と羽の形の鳥を見たとします。しかし、そのはじめて見る生き物を、私たちはちゃんと鳥だと認識できます。なぜでしょう?
もし私たちの鳥という概念が、これまで見たことのある鳥だけを集めて(つまり部分を集めて概念全体をつくって)「これが鳥である」と定義したとしたら、はじめて見る鳥を鳥だと認識できません。
反対に、「鳥とは羽で空を飛び、脚が2本ある」と定義したら(つまり先に概念全体を決めてしまったら)、飛ばない鳥や大きなトサカを持つ鳥は鳥ではないことになってしまいます。
すなわち、私たちの鳥という概念は、個々の鳥という部分の寄せ集めで定義されているわけでも、鳥という概念全体が定義されて個々の物理的な鳥に提供されているのでもない。個々の鳥という部分と、概念全体とが、双方向的に関係しているというゲシュタルトなのです。
このゲシュタルトができていることによって、私たちははじめて見る鳥でも「鳥だ」と分るのです。
ゲシュタルトができていれば、全情報を手に入れなくても、部分情報を手に入れただけで、それが何か一瞬で分かります。
部分情報が分かれば、同時にほかの部分情報も分かるのです。
森の中で、鳥が見えていなくても、木の上から鳥のさえずりが聞こえただけで、鳥がいると分かる。それと同じように、あるテーマについてゲシュタルトができていれば、はじめて聞く話でも、そのテーマに関連した話なら、その話が何を意味するのか、自分にとってどう重要なのかが一瞬で分かります。
これが、冒頭の映画の主人公のように「Aから一気にDへ行く」ということです。「BとCで行き詰まる」人は、A、B、Cという部分を順に追ううちに迷路に迷い込みます。そして迷路の中で、長い間、頭を抱えることになります。
一方、「Aから一気にDへ行く」人は、ゲシュタルトができているから、Aという部分情報から全体が分かり、一気にDという答えに到達できます。一瞬で答えがひらめくのです。こういう人は、鳥のさえずりを聞いただけで「鳥だ」と分かるのと同じ能力を、さまざまな分野で発揮できます。そのようにゲシュタルト能力を高めているということが、頭のいい人の思考法の秘密であり、ひらめきを生む秘訣なのです。
引用おわり
ゲシュタルトができていれば、全情報を手に入れなくても、部分情報を手に入れただけで、それが何か一瞬で分かります。部分情報が分かれば、同時にほかの部分情報も分かるのです
…それが「部分と全体の双方向性」。そして、それが「縁起」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
前々回(L-261/02)の例でいうと、人間は「帰納」でも「演繹」でもない思考ができます。それが「アブダクション(abduction)」と呼ばれる推論能力であり、心理学や計算機科学で「ヒューリスティック(heuristic)」と呼ばれる能力です。
L-254:2022年12月… -03;人間は情報不足を補うために、限定合理的な推論を使う
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38343600.html
前回(L-262/03)の例でいうと、抽象度が上がる方向性の「定理3:抽象共有TCZ」と抽象度が下がる方向性の「具体的情報の共有」という2つの共有を同時に成し遂げる力。
F-459:Self Control <version
3.0.0;shared-high-TCZ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38559539.html
それが「ひらめきを生む秘訣」です。
F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html
(L-264につづく)
CoacHing4M2 EDGE
竹原邦雄 / CoacH T
-告知1-
私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」
L-258:2022年12月… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html
…コーチとしての活動を大幅に見直しました↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_176695.html
-告知2-
クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-告知3-
2026年8月28日(金)に、宮崎市(宮崎県)にて、「リアル・ワンデイ『コーチング』」を行います。気軽にお問い合わせください↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38580744.html
-関連記事-
F-276~:L下でのBS&B
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423822.html
L-088:2021年3月シークレットレクチャー -11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”
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L-116:2021年9月シークレットレクチャー -04;論理という“劇薬”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html
Q-357:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか?
<vol.4;リラックスと緊張のサイクル -超越編->
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33248780.html
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