F-460Self Control <「苫米地定理」でケーススタディ ~自身の気づきも含めて~

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 コーチングを学ぶ前の私は、そんなことをよく考えました。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 

 version 0.0.0;情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38478473.html

 version 0.2.0;認知

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38498875.html

 version 1.0.0TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38519459.html

 version 2.0.0shared-low-TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38539691.html

 version 3.0.0shared-high-TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38559539.html

 「苫米地定理」でケーススタディ ~自身の気づきも含めて~

 

 

 御承知のとおり、コーチングにはプリンシプルがあります。そのひとつが

 

  過去は一切関係ない!

 

 ゴールが生みだす新たな未来が、現在を定義します(その現在が過去を書き換えます)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

たとえどんなに辛い出来事だったとしても、それが現在に影響を与えることはありません。ましてや未来に影響することなど一切ありません。

L-070202011… -05「過去は一切関係なし」のリザベーション(reservation

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

 

 過去に縛られているように感じるのは“気のせい”です。

 F-004:続・楽しいことを見つけたことで発作が止まった患者さんが教えてくれたこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971739.html

 

もう少し丁寧に説明すると、過去に縛られているように感じてしまうのは、そもそも「過去の記憶を使って目の前の世界を認識している」から。その記憶は、たいていの場合、ネガティブな情動を伴った“失敗”の記憶です。

PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 辛い「情動(emotions)」を伴った記憶が「映像(pictures)」とともに“今体験していること”に投影され、さらにそれが「言語(words)」化されると(=内省言語生成)、無意識には過去の記憶とリアルタイムの出来事が合成されたかのように認識されます。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 それは「自由が奪われる」ということ。まったく新しい未来、まったく新しい可能世界w2… whを生きる自由が奪われるということです。だから

L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

  過去は一切関係ない!

 

 

 そんな鉄則を意識に上げながら、今回はあえて過去の経験を取り上げます。「最新の知識で、これまでの知識(記憶)を再構築する」ために。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 まずは学生時代の思い出から。

 最初の2年間、私は夏のすべてを海で過ごしました。“ライフガード(ライフセーバー)”として。

 ある日30代くらいの男性が砂浜で辛そうにしていました。重度の熱中症か? と心配しましたが、どうもぎっくり腰のよう。命に別状なし(しかも軽傷)だったので持ち場に戻ろうとすると、男性に呼び止められてこのように言われました「救急車を呼んでくれ」

 F-216:激烈な腹痛の最中に得たインスピレーション -真夜中に、一人きりで-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27521647.html

 

 重要度も緊急度も低いと思われることを伝えながらタクシーを使うことを勧めると、男性は怒りながら大声でこう叫びました「タクシーだとお金がかかるだろう!」

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 痛みと暑さで辛いために動物的になりやすい(fight or flight)のは理解できます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 しかしながら、おそらくこの男性は「自分が一番」「お金が大事」というブリーフで生きていたはずです。見知らぬ誰かの機会損失など気にもかけない人生を送っていたことでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

  (いい意味でも悪い意味でも)“自分”の「認知の安定領域」に収束していく

 

 

 それが「苫米地定理1:個人TCZ収束」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38519459.html

 

 にわかには信じがたいと思いますが、医療・介護の現場には「他の人はどうでもいい」「自分を優先しろ」という患者/利用者さんや家族いわゆる自己チューな人たちが一定数存在します(たま~にスタッフにも)。

 Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 コーチングのフレームでいうと、自己チューとは、「エフィカシーが下がった状態」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 苫米地博士のダイレクトな表現でいうと「ブス」です↓

 F-312:デジタル自傷行為 <case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 

 正直にいうと、私は昔からエフィカシーが低い人や場がなかなか受け入れられませんでした。「コンフォートゾーンから外れることで生じる認知的不協和を無理やり抑えている」という感じで、とてもストレスフルでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 コーチを目指す間に、そんな悪癖がさらにエスカレート。そして、あるときはたと気づきました空(くう)が抜けている と。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 きっかけはたくさんありますが(マルチブリッジ・メッセージアンサンブル)、一番大きな要因は青山ヘッドマスターコーチによる働きかけだったと思います↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

 その気づき体験後、「明確な区別はあるが、差別は一切ない」という感覚がクリアになっていきました。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 それはすべてを「機能」「役割」とみる感覚。「空」を維持した上での「仮」の感覚。そして、「空」と「仮」を包摂した「中」の感覚です。

 Q-449:アートマンって何ですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37528586.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すべての仕事がやりたいことに変わる -成功をつかむ脳機能メソッド40」(CYZOp116)より引用します。

 

 

23 どんな相手でもメンターにすることが可能

 「ビジネスパーソンはメンターを持つべきだ」「成功者になるにはメンターの存在が欠かせない」といった意見がよく聞かれます。このメンターという言葉は、日本語では「師匠」とか「先達」と訳されたりもしますが、もっと広く「気づきを与えてくれる人」と捉えたほうがいいでしょう。

 師匠や先達というイメージから、「自分の目指す道の先を行っている人」が良きメンターになってくれると思っている若い人が多いかもしれません。ですが、メンターというのは本来、あなたよりも抽象度が高く、スコトーマに気づかせてくれる人のことをいうのです

 ですから、もしもあなたが、自分のゴールを達成するうえで力になってくれるメンターを見つけたいと思うのならば、その人が過去に成し遂げた成果や、知識や経験の豊富さだけに着目するのではなく、抽象度が高い人かどうかを見極めることが大切です。

 

  最良の方法は自分の抽象度を上げること

 

 では、抽象度が高いメンターには、どうすれば出会えるのでしょうか。実は少々、逆説的になりますが、自分の抽象度を上げることが、その最良の方法なのです。というのも、抽象度が低いうちは、周りに重要な情報を持っている人がいても、その存在がスコトーマに隠れて見えないからです。

 先ほど、異業種交流会が役に立たないと述べましたが、結局のところ、そういう場には「情報やお金が欲しい」と思っている、同じレベルの抽象度の人しか集まりません。業種が違えば、自分の知らない知識を持っている人がいるのは当然です。しかし、自分の抽象度がある程度上でないと、ほかの人が持っている情報が自分にとって重要なのかどうかがわかりません

 加えて、その場所がコンフォート・ゾーンではないという問題があります。人は無理をして自分のコンフォート・ゾーンから外れた場所に行くと、「場違い感」に襲われます。職業が違う人の集まりというのは、互いに場違い感を引き起こしやすい場所です。そういうときに自己評価が低いと、周りの人は自分より力が上だと思ってしまい強烈な場違い感を覚えて、どうにも居心地が悪くなります。口先ではいくら調子を合わせても、心の中では「一刻も早く、ここから逃げ出したい」と考えているのです。あるいは、その反動で自分を偉く見せようと虚勢を張ることになります。

 

  メンターは立派な人とは限らない

 

 そのようなとき、無意識が「入ってくる情報をブロックする」ということが起こります。そこにあるものを「見たくない、知りたくない」となるのです。アルマジロやハリネズミが丸まって敵を寄せつけなくするのと似た自己防衛反応です。すると当然、その場所に有益な情報があっても目に入らなくなります。もっと悪い場合は、巧みに情報を与えられると、簡単に信じ込んでしまいます。実際、そういう場でカモを見つけて商売してやろうと思っている人につかまり、いいように利用されてしまうこともあるかもしれません。

 抽象度を上げるとは、自らの視点を上の次元に引き上げることです。それはすなわち、コンフォート・ゾーンをズラして、スコトーマを外していくことなのです。たとえば、仮にあなたの現在のコンフォート・ゾーンが平面(2次元)の世界だとすれば、そこをウロウロしている限り、自分の向いている方向にあるものしか目に入りません。でも、その視点を3次元に引き上げることができたら、どうでしょう? もし、あなたが今いるところから垂直方向に100メートル上昇して見下ろしたなら、それまで見えなかったものが見えてきます。そして、自分が一生懸命に動き回っていた世界が、なんとも小さいものに見えるでしょう。

 メンターにすることができるのは、あなたより先を行っている、立派な人ばかりとは限りません。苦手だと思っていた人やバカにしていた人からでも、何かしら学ぶことはできるのです。単に今まで、コンフォート・ゾーンが外れていたから見えなかっただけなのです。

 

ポイント

 抽象度を上げてコンフォート・ゾーンがズラせると、自分にとって重要なメンターの存在に気づくことができる

 引用おわり

 

 

抽象度を上げるとは、自らの視点を上の次元に引き上げることです。それはすなわち、コンフォート・ゾーンをズラして、スコトーマを外していくことなのです

 

 目の前の世界は、じつはスコトーマだらけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ゴールがある人にとっては、すべてが「抽象度を上げ、自らの視点を上の次元に引き上げる」ための縁起になります。「コンフォートゾーンをズラして、スコトーマを外していく」ための大切な縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 だから、コーチとなった今は、自己チューな人と場を共有していてもイライラすることはなくなりました。むしろ湧き上がる情動をモニタリングしながら、「ゴールに向かうエネルギーに変換する」という感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 もちろん、私が知るほとんどの患者/利用者さんやその御家族は、他の患者/利用者さんやスタッフへの配慮を忘れません。それは「なるべく多くの人たちと『うれしい』『楽しい』『気持ちがいい』『すがすがしい』『誇らしい』といったTCZを共有する」という感覚であるはず。

 Q-447:未来において「被害者」という評価をひっくり返す<後編;plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37492526.html

 

 そういう方々は「個人の最適化」という次元をとっくに超えているはずです。それは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

「他の主体との整合性」からうまれる“自分(たち)”の「認知の安定領域」に収束していく

 

 という感覚。それが「苫米地定理2:共有TCZ収束」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38539691.html

 

 ただし、「他の主体との整合性」という感覚が強いと、無理に我慢をしてしまいがち。その“我慢”が心身に負担をかけ、「老病死(+生で四苦)」を加速させてしまいかねません。

 F-412Life Is Beautiful ~調子? 素晴らしいです♫~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37322333.html

 

 「他の主体との整合性」という感覚が強いことで苦しみが増すのは、患者/利用者さんだけではありません。

 

 30年以上にわたって“いのちの現場”に立ち続けているコーチとして言わせていただくと、医療・介護に携わる者の多くが、「よくなって欲しい」という純粋な思いと「老病死は避けられない」という現実の狭間で苦しんでいます

 

その苦しみの解決が「『定理2』から『定理3』への進化にある」というのが、今の私の確信。そして、「最高抽象度の束(lattice)のトップに向かいながら、ますます利他性(altruism)を覚醒させていくためにコーチングをどんどんひろげていく」というのが、私の本気の思い

 

誰もが「可能世界wh =自我 =TCZshared-high-TCZ)」という意識状態を体得することで苦しみを解消できる と信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

F-461につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

きっかけはたくさんありますが(マルチブリッジ・メッセージアンサンブル)、一番大きな要因は青山ヘッドマスターコーチによる働きかけだったと思います

 

 田島グランドマスターコーチからも大きな気づきをいただきました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424264.html

 

 ここまでブログを読んでくださっている皆さまも含め、たくさんの御縁に心から感謝しております。ありがとうございます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直しました。

 

202682日(日)にコーチング説明会&セミナー<260802」を開催します↓

I-157:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38524753.html

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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 ↑「『イライラ』の正体を知り、しっかり対処する」ことがテーマの研修会です

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