L-262:2023年02月シークレットレクチャー -03;「共有」の2つの“方向性”
2023年2月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「縁起の後継」。キーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。
01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38554090.html
02;「帰納」と「演繹」の双方向性
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38568077.html
03;「共有」の2つの“方向性”
知識とは「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性のこと」
…前回(L-261/02)御紹介したとおり、「(ノートにおける)知識」のことを、苫米地博士はそのように定義されています(「苫米地
思考ノート術」牧野出版、p63)。
Kindle版はこちら↓
苫米地式 思考ノート術 | 苫米地英人 | 個人の成功論 |
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書籍の中では、具体例として、「村上春樹を知っている」という場合の「知っている」の意味を、「1)知り合いだ、2)名前は知っている、3)どんな作品を書いている人か知っている」と分類し、「1)共有できない関係=妄想、2)知識ではなくラベル、3)共有できる関係=知識」と解説されています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38568077.html
今回は、博士の「知識」の定義を、「1)潜在的」「2)他者と共有」「3)関係性」という言葉に注目しながらあらためて考察します
「1)潜在的に」
私は「さらに高次の抽象度次元へと向かう方向性」のことだと理解しました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
それは「思考し続け、可能性(可能世界)を拡大し続ける」ということ。
PMⅠ-06-12:仮説07)思考停止
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
時間でいうと未来志向です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
その先にあるのは「空(くう)」であるはず。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023年5月23日)より引用
基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube
「2)他者と共有」
この部分には2つの正反対の“方向性”が含まれていると思っています。
「他者と共有」するものを具体的情報と考えると、1)とは正反対の低次へ向かう方向性となります。
「村上春樹を知っている」の例で示されているとおり、他者と共有する情報が多いほど、より具体的になっていきます。それは抽象度が下がるということ。一番情報量が多いのが物理空間です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
抽象度を軸とした場合の情報空間の底面といえる物理空間(次元)は、「任意の他者と臨場感を共有するための特別な空間(次元)」だといえます。共同幻想を実現するための場です。
L-092:2021年7月シークレット… -04;わたしたちは共同幻想の中に生きている
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558230.html
その実現のために行う作業、もっと丁寧にいうと情報因果を共有する物理空間に落とし込む際に行う仕上げの作業が「実装(implementation)」です。
F-431:自由訳「心技体」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38010584.html
もう一つの“方向性”については、最後に考察します。
「3)関係性」
関係性とは縁起のこと。「関係が存在を生みだす」という言葉のとおり、先に関係があるから知識となり、関係がさらなるゲシュタルトを生みだします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
以下、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p87)より引用します。
●すべての物事には関係性があると認識せよ
「関係性」という概念もノートに欠かせません。
ノートに書いた重要な言葉には必ず何らかの関係があります。
もし、関係が結べない言葉があったら、その言葉はいまの自分にとって重要なのにどうしてゴールにとって重要でないのかを吟味する必要があります。考えていくうちに、ゴールにとって重要なものに変化していく可能性があります。
話がちょっと横道にそれました。関係性に戻します。
この世のすべての物事には関係性があります。
これは、「縁起」という言葉で説明できます。
「縁起」とは「因縁生起」のことで、一切の物事は絶対的には存在せず、他との関係において成立していることを意味します。仏教の根本思想です。
物事は「縁に因って生じ起こる」のです。消滅も変化もまた縁起によります。
この関係性=縁起がノートでは重要な役割を果たします。
自分の認識が増えれば増えるほど、抽象度が上がれば上がるほど、ダイナミックに関係性が変わります。すると必ず自分の中で変化が起きます。
人と人も縁起で成り立っています。きわめて簡単な例で説明します。
私がだれかに携帯の電話番号を聞いたとします。その人は快く私に番号を教えてくれました。私にとっては電話番号を教えてくれた関係を持つことが重要です。
それが「縁」によって起きるということで、関係が生まれるということです。電話番号を聞くという行為がふたりの関係を定義したことになります。
それまでは電話番号を聞く関係ではなかったのですから、私の中でもその人の中でも、明らかに関係に変化が起きています。番号自体は大して重要ではありません。忘れたら聞けばいいだけのことです。
親子の関係も同様です。子どもが悪いことをすると親はよく「だれが産んでやったんだ」と言います。親の常套句です。
子どもの答えはこうです。「僕が生まれたから、お前は親になったんだ」と。
子どもが生まれて初めて、「自分が親になった」という関係が成立しています。
「関係」は双方向であり、それがすべてを生み出すのです。
ノートに書いた言葉に関係性をつけていくこと、あるいは関係を見出していくことが、自分を変えるきっかけになることは理解できましたか。
引用おわり
「縁起」とは「因縁生起」のことで、一切の物事は絶対的には存在せず、他との関係において成立していることを意味します。仏教の根本思想です。
物事は「縁に因って生じ起こる」のです。消滅も変化もまた縁起によります
…その「関係(性)」を生みだすものは何でしょうか?
…答えは、もちろん、ゴールです。「Goal
comes first」(by Mr. Lou Tice)!
Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html
最新のコーチングにおけるゴールとは、「∀y∃x qGoal(x,y) } x,y ∈{w_{future}}」。
そのポイントは 1}現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
そのようなゴールが関係を生みだします。
コーチングにおける「関係(性)」とは、「ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)」のこと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
苫米地理論(第2世代「超情報場理論」)でいうと、「共有する情報場」のこと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html
そして、今春(2026年)公開された苫米地定理でいうと、他者と共有する「TCZ(Total Comfort Zone)」のことです。
F-457:Self Control <version 1.0.0;TCZ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38519459.html
自分中心を捨てて設定する利他的なゴールは、より抽象度の高い次元に存在します。
L-214:2022年08月… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html
「2)他者と共有」するものを包摂するゴール(LUB)と考えると、高次の抽象度次元への方向性、すなわち「空」に向かう方向性となります。それが「定理3:抽象共有TCZ」です。
F-459:Self Control <version
3.0.0;shared-high-TCZ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38559539.html
最初から抽象度の高いゴールを掲げて共有できればいいのですが、それは容易ではありません。抽象度が上がるほど、通常は臨場感が下がるから。利他的なゴールは意外に受け入れてもらえないはずです。
Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html
そもそも、ゴールは現状の外です。だから「潜在的」。
ゴール設定時、「関係(性)」はまだCZの外にあり、“場”はスコトーマに隠れています。そんなゴールを、最初からみんなで共有できるはずがありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
では、どうすればいいのでしょう?
(L-263につづく)
CoacHing4M2 EDGE
竹原邦雄 / CoacH T
-告知1-
私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」
L-258:2022年12月… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html
…コーチとしての活動を大幅に見直しました。
2026年8月2日(日)に「コーチング説明会&セミナー<260802>」を開催します。テーマは「自動化」です↓
I-158:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」のテーマは「自動化」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38562237.html
-告知2-
クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_393431.html
F-358:自由訳「OODA」
<vol.4;Act>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34906708.html
Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html
Q-392:コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成することなのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html
Q-394:利己的な思いと利他的な思いが両方ある場合は…?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35299303.html
Q-440:「want to」に従い行動していると、「これは利他的な行動なのか?」と悩んでしまうことがあります…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37350628.html



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