L-260202302月シークレットレクチャー -01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~

 

20232月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「縁起の後継。キーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」です。

 

当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。

 

01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~

 

 

 20224月に「オーセンティック・コーチング」(CYZO)が出版されました。そして、202511月にアップデート版である「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社)が出版されています。

 追加されたのは「最新のコーチング・メソッド3つ」と「オーセンティック・コーチングの形式表記(定義)」。その「形式表記」とは Efficacyw1)→ w2

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 これから書き下ろすこのブログ記事の元レクチャーは、最初のバージョンの「オーセンティック・コーチング」(2022年出版)とアップデート版の「2026」(2025年出版)の間に行ったものです。

 その3年ちょっとの間に、状況はダイナミックに変化し、世界は目まぐるしく変わっていきました。そういう激動の中で「何のために生きるのか?」「何をゴールにするのか?」がますます問われているといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ブログ記事化にあたって、あらためて「オーセンティック・コーチング 2026」を読み直してみました。もっとも心に響いたコア・メッセージは 利他性

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 当時のレクチャーでメインテーマとした「縁起の後継」はもちろんのこと、「知識体系」「洗脳」「煩悩」というキーワードも、すべて利他性が深く関わっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p78)より引用(青字)し、解説を加えます。“利他性”を意識に上げながら、ゆっくり読み進めてください。

 

 

オーセンティック・コーチング2026

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~ eBook : 苫米地英人:

 

 

◎スピリチュアリティのゴールの大切さ

 もうひとつ、キリスト教圏で生まれたコーチングらしい「社会貢献」のカテゴリーとして「スピリチュアリティ」があります。

 これはカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、霊性や精神性をいかに上げていくのかがゴール設定の際に重要になってきます。

 事実、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていましたし、そのゴールに向かう力が世界の数々の紛争をおさめてきた原動力にもなっていました。

 引用おわり

 

 コーチングの祖であり、苫米地博士の師でもあるルー・タイスさんは、ゴールのバランスホイールの中に「スピリチュアリティ」のカテゴリーを設けていたそうです。

 F-419:私、うっちゃいました <中編;抽象度を上げるための縁起>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37587853.html

 

コーチングを日本に紹介する際に、苫米地博士はルーさんと相談して「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いたそう。

 その理由の一つは、当時はオウム真理教の事件の記憶がまだ新しく、「スピリチュアリティ」という表現が、本来の意味とは異なり、カルト宗教などを想起させる可能性があったから。コーチング普及の障害となりえる要因を除外するためにあえて抜いたそうです。

 F-303:芸術はvol.5;芸術とコーチングとリーダーシップに共通する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

 

 ルーさんにとっての「スピリチュアリティ」のゴールとは、「キリスト教的な人格をいかに高度化していくか」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 最近の博士の教えでいうと、「定理1 →定理2 →定理3」という変化(進化)のことです↓

https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf

 

 

 キリスト教がそれほど根付いていない日本で「スピリチュアリティ」を実行するとすれば、仏教の枠組みの中で考えることになるでしょう。いかに悟りに近づいていくかが日本人に理解しやすい「スピリチュアリティ」ではないかと思います。

 ただし、「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではありません。日本では仏教に取り組むというと、経典を学ぶことや、禅の修行を連想する人が多いと思いますが、それではさきほど説明した「生涯学習」のカテゴリーになってしまいます。「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではなく、実践が大切です。「霊性を上げる」ために、いかに人間的に優れた人になるか、そのために社会に何をすればいいのかをゴールの一つとして持つことです。

 引用おわり

 

 『スピリチュアリティ』の場合は知識の習得ではなく、実践が大切」という部分を読んで(trigger)、私は「慈悲」を思い出しました(anchor)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 著書「近未来のブッダ」(サンガ)の中で、苫米地博士は「いちばん簡単な慈悲の瞑想の修行法は、『慈悲の実行』です」と書かれています(p202)。

 

 

近未来のブッダ

 

 

 実行とは、抽象度の低い物理空間での具体的な行為のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

  自分以外の人が苦しんでいたらその苦しみを自分のものとしてなくそうとする

 

 その実行が「慈悲」。

 ただし、ただ闇雲に行動することはNG。「前頭前野でしっかり思考し、行動する」ことが重要です。つまり、IQをフル活用するということ。

 Q-348:自身の人生をvol.5;走りながら考えるのは「〇〇〇〇」、その時気をつけるのは「〇〇」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32598346.html

 

IQをフル活用する」と「抽象度を上げる」は、ほぼ同義。そのポイントは「無分別」です。無分別とは、「あるものと別のものを分け隔てない」ということ。それは「すべてを同じとみる視点」のことです。

F-403:自由訳「守破離」 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 

それをコーチングのフレームでいうと徹底的に自分以外のため」という感覚。

 

 その感覚がブリーフ化するほど、コーチングの実践はうまくいくようになります。本来は認識できないはずの現状の外のゴールが感じられるようになるからです。

 Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 

 自分は無神論者だから関係ないとは思わず、「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることだと思ってください。それはたとえ無神論者であっても重要なことですから、「スピリチュアリティ」のカテゴリーの中でゴールを設定することは大切になってくるのではないかと思います。

 それにこのゴールは簡単に言ってしまえば、「社会が良くなる」ということでもあります。そのために自分の霊性を上げる。仏教的に言えば、悟るということであり、コーチング的に言えば、悟りを越えることです。

 引用おわり

 

 仏教的に言えば、悟るということ」というのは「空観」のこと。「コーチング的に言えば、悟りを越えること」は「仮観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

苫米地式は、その「空」と「仮」を包摂した「中観」です。

 Q-357:休みの日なのに気持ちがvol.4;リラックスと緊張のサイクル -超越編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33248780.html

 

 「中観」とは、抽象度の高い世界できちんと行きたい(生きたい)ゴールの世界があって(さらには更新し続けて)、物理的な抽象度(物理的現実世界)においてもゴール実現のためになんらかの具体的行動を続けている状態のこと。

 Q-340「あなたは食べた物でできている」と<中編;時間栄養学と精神栄養学>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32399243.html

 

 それを苫米地博士は「ゲバラ主義」と表現されます。苫米地式は「中観」であり、「ゲバラ主義」です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 このあたりの詳しいことは私の『超悟り入門』を読んでほしいのですが、いまここで簡単に説明すると「悟りとはこの世が幻であることを理解する」ことです。幻であるからこそ、痛みも苦しみも、幸せも快楽も自分の思いのままになるわけです。つまり、すべては自分で作り出しているものであり、それを理解することが悟りです。これがわかると悟りは決して答えではないことが見えてきます。悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくものなのです。

 引用おわり

 

 

 悟りは決して答えではない

 悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくもの

 

 私自身は「越えていくもの」という感覚をとても大切にしています。

 F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 そもそもすべては縁起であり、その縁起は多次元的でダイナミックなものだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

自身の思考はつねにバージョンアップ可能であると確信し、実践が役に立っていないと感じたならすぐに役に立つものに変えていく そのように心がけています。

F-270:冗長性と多様性 <vol.2;アサンプション・アップデート>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321842.html

 

 「オーセンティック・コーチング」のアップデートも、そんな“実践”であるはず。

 「2026」の中で、スピリチュアリティは「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」として復活しました。

 Q-464:「この世をよくvol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

  「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」

 

これが“利他性”の3つの側面です。

 F-433:イメージするための表現の関数 <前編;メディカルコミュニティ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38050052.html

 

L-261につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直しました。

 

202682日(日)に「コーチング説明会&セミナー<260802>」を開催します↓

I-157:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38524753.html

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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