F-458Self Control version 2.0.0shared-low-TCZ

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 コーチングを学ぶ前の私は、そんなことをよく考えました。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38478473.html

 version 0.2.0;認知

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38498875.html

 version 1.0.0TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38519459.html

 version 2.0.0shared-low-TCZ

 

 

 今の私が40年前の“自分”に伝授するSelf Control version 1.0.0>」は「ゴールの設定(更新)」と「TCZの再設定」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 TCZTotal Comfort Zone)とは、「認知の安定領域」のこと。

(詳しくはこちらをどうぞ↓)

https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf

 

 「主体が安定して住みうる世界の全体」がTCZ。コーチングのフレームでいうと、「現在のCZ+未来(ゴール側)のCZ」がTCZです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 前回(F-456)紹介した苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より再販)の中に、このような言葉があります(p90)。

 

 

未来ベースの時間観に立ち、ホメオスタシスを利用すれば、これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえることができます

 

 

 その「自分をリセットし、自分を新しくつくりかえること」を、つまり「ゴールを自分で決める(更新し続ける)」「TCZの(再)定義を自分で行う」ということを、「Self Control」と考えてよいのでしょうか?

 

 

 苫米地博士に、コーチングやマインドについて、そして宇宙の理について学んでいるうちに、「これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえる」ということだけでは物足りなくなっていきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 視点が変わったから。そして、「Self」というイメージそのものが書き換わっていったから。

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る。自分中心を捨て去り設定するゴールとは、自分のことではなく、社会(未来)のことです。

 L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 そもそも私たちはRASReticular Activating System、網様体賦活系)のフィルターをかけられた世界を生きています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 そのRASはブリーフシステム(Belief SystemBS)により、つまり他人や社会の価値観によって生みだされています。時間でいえば、すべて過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 だから「自分」「私」という言葉を使うほど、他人や社会、そして過去に縛られることになります。それは「自由」を失うということ。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p22)より引用します。

 

 

人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 絶対成功する44のルール eBook : 苫米地英人:

 

 

ルール3 「私」という単語は使わない

 私たちは一人ひとり違った世界を生きています。あなたの世界の中ではあなたが主役です。あなたは自分の好きなことができ、好きな未来を作り上げることができます。

 どんなことが好きなのか、どんな未来を作り上げるのかをしっかりと把握するためには、あなたは自分自身をよくよく見つめ直す必要があります。自分自身を見つめるとは、自分自身のやっていることを意識したり、行動一つ一つを意識に上げていくことから始まります。

 逆説的に聞こえるかもしれませんが、自分を見つめようとするときに、自分というものに囚われてしまうとうまくできません。たとえて言うと、ある建物の全貌を見ようとするとき、その建物の中にいたのでは見ることができないのと同じです。自分という建物を見るためには、その建物の外側に出てから見る必要があるのです。しかも、建物だけをじっと見ても何もわかりません。建物と周囲のものとの関係が見えてはじめて、その建物を理解できるのです。

 ただ、これは簡単ではありません。普段はみな、自分という殻の中にいるため、その殻から抜け出して自分を外側から見るという練習をしたことがないからです。

 上座部仏教(釈迦没後数百年以上経って成立した大乗仏教に対して釈迦の時代の原型に近い仏教)にヴィパッサナー瞑想というものがあります。その中に言葉による認知科学でいうラベリングを使用した手法があります。これは自分のやっていることを逐一、言葉で実況中継するというものです。

 ものごとをありのままに見るための方法として取り入れられており、特に自分自身の行動について実況中継するのは、自分自身をありのままに見るための方法とされています。

 どんなふうにやるのかというと、歩きながら「今、右足が地面を踏んでいる」「右足が地面から離れて前に移動している」「右足が地面についた」「左足が地面から離れて前に移動している」といった具合に、自分のやっていることで普段は特に意識するようなことでなくても、ひとつひとつ言葉にしていきます。こうすることで、自分の行動を意識することができ、自分を見つめることができるのです

 瞑想なので声に出す必要はないのですが、行動をしっかり言葉にする必要があります。

 ただし、このとき「私」という言葉を使ってはいけないことになっています。「私」という言葉を使ってしまうと、「私」に囚われてしまい、「私」という殻から抜け出すことができなくなってしまうからです。「私」という殻から抜け出せなければ、自分自身をありのままに見ることもできません。

 また、「私」に囚われることは過去に囚われることでもあります。「私」=「自我」というものはそれ単独では定義できず、必ず何かとの関係性によってのみ定義されます。

 例えば、「苫米地英人」を定義しようとしても単独ではできません。

 「苫米地英人」を定義しようとすると、父は誰で母は誰で、どこの大学を出ていて、どんな著作を出していて、どんな会社を経営していて、どんな食べ物が好きで、どんな趣味で……と何かとの関係性を並べていくしかないのですが、このときの関係性とはすべて過去のことです。現在につながることもありますが、本質は過去から続いている現在です。

 過去に囚われてはいけないという話はすでにしたとおりです。「私」という単語を使うたびに、「私」に囚われて自分自身を外側から見ることができなくなり、同時に過去に囚われてしまうという二重の意味で避けなければならないわけです。

 自分というものに囚われないために「私」という言葉を使わないというのは、ヴィパッサナー瞑想だけの話ではありません。「私」という言葉を使うたびに、自分というもの(自我)に囚われてしまいます。

 あなたは自分の自我を自由に作ることができます。しかし、すでにあるかのように思っている仮の自我に囚われてしまっているうちは、自由には作れません。「私」という単語を使わないことから、仮の自我からの解放が始まります。

 引用おわり

 

 

 あなたは自分の自我を自由に作ることができます。しかし、すでにあるかのように思っている仮の自我に囚われてしまっているうちは、自由には作れません。「私」という単語を使わないことから、仮の自我からの解放が始まります

 

 仮の自我からの解放

 

 それが「自分中心を捨て去る」の感覚。それが「自由」の感覚。そして、それが「Self Control version 2.0.0>」の感覚です

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 一人ひとりのマインド(脳と心)が認識しているもの それが一人ひとりにとっての世界です。伝統的にそれを「内部表現」と呼んでいますが、その内部表現には自分自身も含まれます。

 Q-488:初めてセミナーに<理論編-2;「なりたい自分」になるための基礎知識>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38453314.html

 

 つまり、認識している世界(可能世界w)=内部表現 =自我(関数p/s)。目の前にひろがる世界(宇宙)と自分は、じつは、表裏一体の関係です。

 Q-455:ゴールに <前編;自我の書き換えを目的にするとコーチングは失敗する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37898936.html

 

 ここで質問。

その「世界(宇宙)=内部表現 =自我」は何で成り立っているでしょうか?

 

 

そう、答えは「他者との関係」です。「自分」というのは、物理的実体もなければ、独立して存在することもない、情報の網の目の一点です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 すなわち「自分」とは、書き換え可能な「情報状態(情報場)」であり、縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のあらわれ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その書き換えを自由自在に行うのがコーチングです。

そして、そのコーチングのポイントが「自分を書き換えようとするのではなく、世界(可能世界w)を書き換える」こと。これまでの「可能世界w1」から「ゴール側の可能世界w2」に移行した結果として、「自分」も書き換わっていきます。

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 「可能世界w」とは、他者との関係で成り立つ縁起空間のことです。

 L-229202209月シークレットレクチャー -04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 

 そして、それはホメオスタシスで強力に維持されるTCZ(=認知の安定領域)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 よって、なるべく多くの人たちと、例えば「うれしい」「楽しい」「気持ちがいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったTCZを共有することが、望ましい「Self Control」である といえます。

 Q-447:未来において「被害者」という評価をひっくり返す<後編;plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37492526.html

 

 

  なるべく多くの人たちと「うれしい」「楽しい」「気持ちがいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったTCZを共有する = shared-low-TCZ

 

 それが今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 2.0.0>」です。

 

F-459につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

 *前回と同じ問いかけです。前とは違って感じられませんか?

 

 「Self Control」は、「TM NETWORK」(現在はスペースなしの「TMNETWORK」)の9枚目のシングル曲(19872月発売)↓

 TM NETWORK「Self Control (方舟に曳かれて)」Music Video

 

 その中にこんな歌詞があります

 

  自由のナイフで とらわれた心を

  粉々にするさ バラバラするさ

  

  おもいきり泣いて おもいきり笑って

  君をとりもどせ 夢をとりもどせ

 

 “あの頃”を思い出しながら聴いていたら、曲をきっかけに思い描くイメージが昔とはまったく異なることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「自由のナイフ」で「粉々」「バラバラ」にする「とらわれた心」とは何のことでしょう?

 とりもどす「」「」とは何なのでしょう?

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直しました。

 

202682日(日)に「コーチング説明会&セミナー<260802>」を開催します↓

I-157:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38524753.html

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-441:風になりたい <vol.5;自我の求心力>

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F-442:風になりたい <vol.6;「本当の“自分”」「本当のゴール」

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