Q-494:初めてセミナーに参加して以来、苫米地先生の本を読むと苦しくなります<実践編-3;現状w1の境界ギリギリで湧き起こる情動を克服する>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:数年前より苫米地先生の本を読みながら心について学んでいます。先日、思い切ってセミナーに参加してみました。生で苫米地先生を見ることができて感動した一方で、先生やセミナー参加者の皆さんがみんなキラキラしていて、途中からなぜか息苦しくなりました。

もっと自分を信じられるようになりたい、もっと自分を肯定できるようになりたいと心から思っていますが、あのセミナー以来苫米地先生の本を読むと苦しくなります。こんな時はどうすればよいでしょうか?

 

 まずお伝えしたいことは、「今はビッグチャンスだ」ということと、「必ず解決できる」ということ。

コーチングとして行うのは「ゴール設定」と「エフィカシーを上げる」こと。

鍵となるのは「臨場感」。その本質は

 

 理論編-1;苦しくなったときは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38447443.html

 理論編-2;「なりたい自分」になるための基礎知識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38453314.html

 理論編-3;苦しさの正体

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38466974.html

 理論編-4;苦しさの解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38487173.html

 理論編-5;「臨場感という橋を架ける」←〇〇〇〇〇化

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38493499.html

 実践編-1;変性意識を作り出すワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38507936.html

 実践編-2;現状w1の境界ギリギリで行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38513806.html

 実践編-3;現状w1の境界ギリギリで湧き起こる情動を克服する

 

 

A8:前回(Q-493/実践編-2)は「一人ディベート」を取り上げました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 ディベートに没頭しているときは、「意識が論理空間にアクセスしている状態」だといえます。脳でいえば「前頭前野背外側部が活性化している状態」です。

 S-02-15:マナーやルールに潜む罠 -2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19370962.html

 

 しっかりリラックスしていれば大丈夫なはずですが、実際には「境界(boundary)」で「一人ディベート」を続けることは簡単ではありません。境界に近づくと認知的不協和が生じ、超えた途端に創造的回避が強力に働くから。そして、強い不安に襲われます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 じつは、その「不安」がポイント。「人生のあらゆる場面に不安を作る」ことが、コーチの大切な役割です。

 Q-307:私のまわりではそうでもないですvol.2:コンフォートゾーン -中編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 

つまり

 

 

  理想的な「一人ディベート」は、期待と不安が入り混じった意識状態で行うもの

 

 

 期待は「ゴール側の可能世界w2へ向かおうとする力」であり、不安は「これまでの現状w1に戻ろうとする力」だといえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

では、その「力」の正体は?

 

そう、ホメオスタシス(フィードバック)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

まずは「期待と不安が入り混じった意識状態」という“綱引き状態”、すなわち「境界(boundary)」付近に自分を導くこと。その次に行うのが「期待」、すなわち「ゴール側の可能世界w2」の臨場感を高め“橋(Bridge)”を架けること。

F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 そのために実践するのが「セルフトークのマネジメント」や「ビジュアライゼーション」です↓

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 *「ビジュアライゼーション」はこちら↓

 F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

 

 フォーカスするのは「期待」の方。あえて「不安」を意識に上げる必要はありませんが、どうしても不安に襲われてしまうときは、これから紹介するワークに取り組んでください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

<不安をコントロールするためのプレ・ワーク>

「感じてもいい不安」なのか、「感じる必要のない不安」なのか、しっかり考える

 - 「感じてもいい不安」の代表は「老い」や「死」に対するもの

 - 「老い」や「死」があるから、人生と向き合い、思考を深めることができる

 - 「感じてもいい不安」はしっかり認め、無理になくそうとはしない

 - 「感じる必要のない不安」に対しては、下記ワークを実践する(気楽に)

 

<「感じる必要のない不安」をコントロ-ルするワーク>

1) リスクを詳細に把握する

- 「感じる必要のない不安」は、「未来を正確に予測できていない」か「予測した未来を避ける対処ができていない」かのどちらか

- 「自分が置かれている状況」「将来起こりえる出来事」「発生しうるリスク」をしっかり把握し(case-side)、適切な対処を考える(plan-side

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

2) ブリーフシステム(BS)を変える

 - 「感じる必要のない不安」には「誤ったBSに基づく不安」がある

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 - それは自分自身がドリームキラー化している状態

   例:「画家になっても食べていけない」 ←「ほんとうに食べていけないのか?」「画家として生きていくためにはどうすればいいか?」など考え、「画家=食べていけない」という偏見(固定観念)をゆらがす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 - ドリームキラー撃退法はこちら↓

 L-212202207… -10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、DKを撃退する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36900186.html

 

 3) 臨場感空間から抜け出す

 - 「不安」に囚われると、不安を肯定することばかりをRASが選択し、不安を否定することをスコトーマに隠すようになる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 - 「不安」が「恐怖」に変わり大脳辺縁系優位になっていくと、「不安」を処理することはますます難しくなる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 ↑それは「『不安』がコンフォートゾーン化した状態」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

- その時は臨場感空間から抜け出すために、できれば物理的に(Ex.その場から離れる)、少なくとも情報的に抜け出すことが重要↓

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 - お勧めは「趣味に没頭する」こと

 L-151202111… -06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 

 4) 前頭前野を再活性化させる第三者視点

- 「不安」に襲われるとIQが下がりがち

- 一度下がったIQを自力で回復させるのは困難なため、事前の対策が重要

 対策①:毎日必ず内省の時間を作り、「自分を完全に客観的に見つめる」ことを習慣化

 F-426:さくら <vol.3;“洗脳”が解ける(解けかけている)感触>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37839377.html

 対策②:プロのコーチや利害関係のない第三者にアドバイスを求める

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 

 以上が「『不安』をコントロールするワーク」です。

 

 これらのワークを行う際に心がける“大切なポイント”があります。それは「情動は否定しないで、情動を超えたところで生きる」こと。

 

 以下、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ、p54)より引用します。

 

 

近未来のブッダ

 

 

情動の処理

ここまでの話で、「前頭前野で知性的に生きるのがいいんだ。情動はだめなんだな」というふうに捉えたのではありませんか? しかし、そう単純ではありません。

 人間は情動というものが働いている生きものです。情動は大脳辺縁系の分野のもの、古い脳の管轄です。怒ったり、喜んだり、泣いたり、笑ったり。よい感情も悪い感情も両方、生き生きとあるのが人間です。

 「私は抽象度の高い思考や前頭前野の方で生きるから、情動は無視します」というような生き方は自然ではありません。情動は湧き起こるのですから。自然に生じるものを無視していたら、いつかしっぺ返しを受けます。

 悟りに向かうとか、抽象度の高い思考で生きるなどというと、つい、私たちは情動を否定してしまいますが、真の意味で前頭前野で生きるというのは「情動は否定しないで、情動を超えたところで生きる」ということです。ここを間違えないようにしましょう。

 喜んだっていいのです。悲しくても当然。泣いたりすることもあっていいのです。しかし、そうした情動は自分の一部で、いつでもひっくり返せるもの。情動はすべて、前頭前野のコントロール下におかなければならないのです。抽象度の階段は、上から下は簡単にコントロールできるので、抽象度が上がれば、情動に支配された生き方にはなり得ません。無理に抑制しなくていいので、上手にバランスをとってコントロールするのです。

 引用おわり

 

 

悟りに向かうとか、抽象度の高い思考で生きるなどというと、つい、私たちは情動を否定してしまいますが、真の意味で前頭前野で生きるというのは「情動は否定しないで、情動を超えたところで生きる」ということです

 

 「不安」を「無理に抑制」せずに、「上手にバランスをとってコントロール」できるようになりながら、「抽象度の高い思考で生きる」ことを目指す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 苫米地博士は、それを「ワニ」→「しましまのサル」→「火の鳥」と表現されたりもします↓

 F-301:芸術は高抽象度の未知なるvol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

 

 今春(2026年)以降なら「定理1」→「定理2」→「定理3」。

 

  苫米地定理3

  抽象度が上昇するにつれ、収束点は最小上界(LUB)へと引き上げられる

  - 統合・包摂・利他性の構造

 

 

DrTスティムソン・レクチャー -35(TCZ構造・抽象化階層・双対減少原理)

スティムソン・レクチャーより引用

https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf

 

 

 苫米地博士は「平和共存」というプリンシプルを定理化され、それを論文「潜在ポテンシャル統一理論」で無償公開されています↓

https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 

 境界ギリギリで湧き起こる情動を止観し克服することができるようになったら、次は「抽象度の高い思考でたどり着く次元」をたっぷりと感じてくださいFeel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

Q-495につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

 しかし、そうした情動は自分の一部で、いつでもひっくり返せるもの。情動はすべて、前頭前野のコントロール下におかなければならないのです

 

 そのために有効なのが、前回(Q-493/実践編-2)で取り上げた「一人ディベート」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38513806.html

 

 現代ディベートは「トゥールミンロジック」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直しました。

 

202682日(日)に「コーチング説明会&セミナー<260802>」を開催します↓

I-157:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38524753.html

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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