F-455Self Control version 0.0.0;情動>

 

 40年以上前の話です。

 

 鹿児島の深夜のローカル番組に3人組音楽ユニットが出演し、生演奏を披露しました。その時の歌詞が

 

  自由へと走るのに どうして僕たち立ちすくむ

  束の間の輝きで 自由のありかを証明するのさ

 

 ユニット名と曲名はわかりますか?

 

 

 答えは「TM NETWORK」(現在はスペースなしの「TMNETWORK」)の「Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)」。3rdアルバム「GORILLA」の先行シングルとして、1986年に発売された曲です(若い~)↓

 TM NETWORKCome On Let's DanceMusic Video

 

 当時の私は、「自由」という言葉と、その「自由」を感じさせるグルーヴ感に強く惹かれました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 不安・恐怖により抑圧された闇“の中で生きていたから。

 F-217:不安と不満のはざまで <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 なけなしのお金で「GORILLA」を買い求めたのは、きっと“希望”が欲しかったから。「いつか自由になれる」という希望が欲しかったのだと思います。

 F-220:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <4th. Step;不満から希望へ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27735209.html

 

 「GORILLA」の8ヶ月後に発売されたのが、4thアルバム「Self Control」。そのタイトル曲での「セルフコンロール♪ セルフコンロール♪ セルフコントロール♪ 」と繰り返されるコーラスがとても胸に響きました↓

 TM NETWORKSelf Control (方舟に曳かれて)Music Video

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 

 そんなことをよく考えたことを覚えています。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

 

 

 …40年前に「Self Control」という言葉が胸に響いた理由は、とてもシンプル。当時の私は父親譲りの“瞬間湯沸かし器”で、感情のコントロールがまったくできませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「怒りを爆発させては、後で落ち込む」という“いつものパターン”を繰り返す日々が、本当にイヤで仕方がありませんでした。大切な大学入試の面接でもつい「カァー」となってしまい、怒りにまかせて言い返してしまう始末。

 F-446BLACK RAIN <後編;強い倫理観が「命を失っても譲れないゴール」を生みだす>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38296909.html

 

 「こんな自分はもう終わりにしよう」「今度こそ生まれ変わろう」と何度思ったことか

 

でも、全然変わることができませんでした。

 Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html

 

 なぜなのでしょう?

 

 

 そう、“瞬間湯沸かし器”がコンフォートゾーン(CZ)化していたからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

意識上は「父親似の超短気」を拒絶していましたが、無意識はしっかり受け入れ肯定していたはずです。子どもが小さい頃、一緒に入ったゲームセンターに「ちゃぶ台返し」があり、ずいぶんはしゃいでしまいました。それは昔のCZの名残だったはずです。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 40年前の私にとっての「Control」の対象は「情動」。「Self Control」の「Self」のイメージは、「情動をしっかりコントロールしている私」であり、「前頭前野優位を(余裕で)維持している私」のことだったはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

その「情動のコントロール」が、私にとっての「Self Control version 0.0.0>」

 

 それはコーチとしてはもちろん、とくに医療従事者として、とても大切な資質だといえます。老病死の臨場感が高い医療や介護の現場では、誰もが情動優位になりやすいから。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 実際、私はよく「情動のコントロール」について相談を受けます。医療・介護の現場で。

少し秘密を明かすと、その時に心がけているのは「話を聞かない」こと↓

F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

 「話を聞かない」は失礼だと思われるかもしれませんが、それは「同調しない」ということであり、「臨場感空間を共有しない」ということです。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 もしも同調してしまったなら、同じようなスコトーマ(Scotoma)ができてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外せないと、解決できないばかりか(plan-side)、真の問題や本当の課題に気づくことさえもできません(case-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

状況が許せば気が済むまで話をしていただきますが、私自身は細かい内容はまったく気にしていません。話を伺っている間にしているのは、ブリーフシステム(BS)の分析であり、最も臨場感が高い可能世界の推測であり、「どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?」という推論です。

L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 

  どうやったら可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?

 

 

 そう表現すると、例えばオセロのように「黒を白へひっくり返す」ような感じがするかもしれません。ディベートでいうなら、相手のデータ(data)をそのまま利用してワラント(warrant)を逆向きにひっくり返す「ターンアラウンド(T/A)」といった感じでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 しかしながら、大切なのは「ネガティブ(negative)をポジティブ(positive)に変える」というようなことではありません。本当に大切なのは

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版、p226)より引用します。

 

 

抽象度を上げれば、情動はなくなる

 前頭前野は、人間の脳の中で最後に進化した部分と考えられています。

 脳は生物とともに進化してきた臓器で、脊椎動物ならばどの生物もよく似た脳の基本構造を持っています。それは、脳幹、小脳、大脳からなっており、異なるのはそれぞれの部分の大きさだけです。

 いうまでもなく人間の大脳が最も発達していますが、なかでも大脳新皮質といわれる新しくできた部分が大きいという特徴があります。

 前頭前野は、大脳新皮質の中でも一番新しく生まれた部分なのです。

 

 別の角度から見ると、この脳の基本構造の違いは、爬虫類を底辺としてだんだん高等な生物に上がっていき、最後に人間に進化したということの証拠です。

 これは同時に、脳の進化とともに脳が処理する情報の抽象度が上がってきた、ということを示しています。

 つまり、前頭前野を働かせて考えるということは、すなわち抽象度を上げるということなのです。

 では、抽象度を上げて考えるというのは、具体的にどういうことでしょうか。

 端的にいえば、それはイヤなことといいことの差がないということにほかなりません。

 たとえば、私たちはふだんイヤなことが起これば悲しいし、いいことが起これば嬉しいと感じます。

 しかし、ひとつ上の抽象度で考えると、悲しいも嬉しいも、どちらも同じ「情動」です。そして、「それは情動だ」という認識が生まれれば、悲しいも嬉しいも関係なくなってしまいます。

 つまり、喜怒哀楽を超えている、ということになるわけです。

 引用おわり

 

 

 ひとつ上の抽象度で考えると、悲しいも嬉しいも、どちらも同じ「情動」

 「それは情動だ」という認識が生まれれば、悲しいも嬉しいも関係なくなる

  = 喜怒哀楽を超えている

 

 大切なのは「ネガティブ(negative)をポジティブ(positive)に変える」ということではなく、「抽象度を上げる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げることができると、あらゆるもの -例えば「時間」や「空間」- を超えた認識が生まれます。そして、「善悪」といった価値判断からも解放されていきます。

 Q-366:医師からのパワハラがひどすぎて心が折れました <前編;case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33974189.html

 

 

  抽象度を上げて、情動(=喜怒哀楽)を超えていく

 

 

 それが、今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 0.0.0>」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

F-456につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直すことにしました。現在、いろいろ思索中です。

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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