L-259202212月医療・介護研修会 -08Q&A

 

202212月、鹿児島県の医療法人で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました。テーマは「3つの感染症』を“Total”という視点で考える」。

当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;研修当時の“空気感”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38323917.html

 02;帰納的方法論(induction)と演繹的方法論(deduction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38330191.html

 03;人間は情報不足を補うために、限定合理的な推論を使う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38343600.html

 04;認知戦時代を生き抜く“秘訣”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38349808.html

 05;「3つの感染症」その違いは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38364410.html

 06;「3つの感染症」や「トータルペイン」のシンプルな“解”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38370707.html

 07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 08Q&A

 

 

 研修後にたくさんの感想や質問をいただきました。ありがとうございます。

 なるべくシンプルに回答いたします。

 

□スコトーマが多いことに気づいた

 

 スコトーマは、誰にも、必ず、あります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 大切なのは「ゴールと関係することはスコトーマを外し認識できるようにし、ゴールと関係ないことはスコトーマに隠す」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

つまり、「ゴール側からRASをコントロールする」ことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 と口で言うのは簡単ですが、実際に「ゴール側からRAS/スコトーマ をコントロールする」ことは簡単ではありません。では、どうすればいいでしょうか?

 

 

□スコトーマが外れた瞬間、すごくスッキリしました。日常でもまったく見えていないこと、感じ取れていないことがこういうことなんだと思いました。自分では見えていない部分があること意識しておくことが大事なんだと思いました

 

 私の答えは「ゴールを共有した仲間とスコトーマを外しあう」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

いくらゴールを共有していても、これまでの情動記憶や知識で作られるブリーフシステムが違うので、各自が認識している世界(可能世界w)は必ず異なります。つまり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

目指す未来(ゴール側の可能世界w2)は同じでも、今いる世界(現状の可能世界w1)は千差万別

 

 その差を利用して、お互いにスコトーマを外しあうのです。その際の基盤となるのがコレクティブ・エフィカシーです。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 メンバー間でゴールを共有しエフィカシーが高まるほど、「すごくスッキリ」の機会は増え、その体感は強くなっていくはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 すると、エネルギーと創造性はますます大きくなっていきますよ。お楽しみに。

 Q-178:家族ががんで治療中です… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 「ゴールを共有した仲間とスコトーマを外しあう」ために重要なのが、「自分では見えていない部分があること意識しておく」こと。レジリエンスと重ねていうと、「ゼロトラスト」です。

 Q-467:「『職業』と『ファイナンス』をvol.3;“自問自答のループ”に導くkey word「ゼロトラスト」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38169810.html

 

 

□抽象度を考える際にそれだけにとらわれると見えなくなるような気がします。うまく抽象度を考えるには何かあるのでしょうか?

 

 「『抽象度』という軸の存在を感じ続ける」ことが一番のポイントだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 具体的にいうと、目の前の世界(すべての存在や概念)を抽象度という軸を用いて再構築する感じ。ほとんどの人は(抽象度を軸にした場合の)情報空間の底面付近に意識が囚われています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その意識を、さらに高次の次元に開放するイメージです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

□俯瞰的な視点と抽象度が上がるは同じ理解ですか?

 

 「同じ」という認識で大丈夫だと思います。「俯瞰」の最高次元、すなわち「抽象度」のtopが「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

DrT神奈川大講演-05

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

 まずは、自分の「視点」をモニタリングし続けること。

 Q-265:臨場感世界をまったく同じように感じること<前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29084873.html

 

 その上で「視点」を上げることを意識していると、「抽象度」も上がりやすくなります。

 Q-266:臨場感世界をまったく同じように感じること<後編;視点を上げる>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29135063.html

 

 

□気持ちに余裕がないときに抽象度が上がっていない。そんな時の自分(心の気持ち)をどう高めていったらよいのか?

 

 気持ちに余裕がないときに抽象度が上がっていない」は、そのとおり。

 そんなとき(気持ちに余裕がない)の心の中は、「have to~ねばならない)」ばかりのはず。そうですよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 大切なのはゴール。ゴールを達成している自分がいる世界(w2)の臨場感が高まるほど、「自分(心の気持ち)」は高まりやすくなります

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 が、それも「気持ちに余裕がないとき」には難しいですよね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから私は、「『いつもリラックスしている』ことが大前提」だと思っています。そのために常に意識に上げて行うのが“逆腹式呼吸”。「呼吸をコントロールして、リラックスとゆらぎを得る」ことが基本です。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 

□生物学的感染症が起きた際に(最高の対策したよで)、心理的・社会的な感染症を防ぐ、または最小限に抑えるような方法は自分のマインドの使い方だけで変わるものか?

 

 秘密をお話しします。

私が考えていた今研修の最大のポイントは、「『すべて情報である』と理解する」こと。苫米地理論でいうと、第2世代「超情報場理論」の体得です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 「生物学的」「心理的」「社会的」は抽象度の差に過ぎず、すべて各自のマインドの中にある情報です。だから、必ず「マインドの使い方」で変わります。

 F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り、止観を経て、気づいたこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36958351.html

 

 ただし、「自分のマインドの使い方だけで変わるものか?」に対する答えはNo

 

 「生物学的」のような抽象度の低い次元では物理法則に合わせた対応が必要で、当然、実装のための知識や技術が必要になります。

 Q-196未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

 

 反対に「社会的」のような抽象度の高い次元では“自分”を超えた働きかけが必要で、ゴール実現に向けた「マインドの使い方」ができるように“他者”をうまく導く必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それが「リーダーシップ」です。

 Q-459:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.3;リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 

 

□個人的にあと2回くらい講話を聞いたら理解度が上がりそうです

 

 そのとおり!

苫米地博士は「オレの本は最低4回は読め」と仰っています↓

Q-470:苫米地博士はよく「オレの本は最低4回は読め」と話されますが、動画でしたら何回を目安にすると良いのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38191846.html

 

 

□様々な情報が飛び交う世の中 どの情報を信じていいのかわかりません。私たちは何を信じればいいのでしょうか?

 私の親はテレビ(=国)で予防接種をすすめているので、しっかり接種を行い予防していると信じています。今回、私が予防接種を控えるように伝えると、私と同じ気持ちになったようです。テレビの声か、私の声か、どちらを信じたらいいのだろうと混乱していました

 

 現在認識しているものは、すべて過去。よって、現在認識しているものの中から「信じる」ものを選択すると、必ず過去に囚われます。

それは無限の可能性を手放すということであり、自由を失うということです。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 では、何を信じたらいいのでしょう?

 

 

 そんなことを「自問」しながら、下記の文章をゆっくり読み進めてください。苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~」(開拓社、p254)より引用します。前回引用部分のつづきです。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 

◎なぜ、コーチングの時間は30分なのか?

 <アドバンスド2>の最後は「コーチング・セッションはなぜ30分なのか?」についてです。

 いつも言っているようにコーチングの時間はおしゃべりの時間ではありません。いま紹介したようにコーチの仕事の第一はゴールが現状の外にあるかどうかのチェックです。その時に重要なのはコーチのアドバイス……だと思っている人が非常に多いようですが、違います。

 コーチはアドバイスをしません。ゴールについて考えるのはクライアント自身です。逆にアドバイスのようなことをしたら、クライアントは、コーチからの影響を受けてしまうでしょう。さきほど言った「世界から差別をなくす」をゴールに設定する話がいい例です。ですから、コーチはクライアントが自問自答を続けられるように黙って見守るべきなのです。

 ところが、多くの間違ったコーチングでは、ここでさまざまなアドバイスをすることを推奨しています。クライアントの悩みを聞き、気持ちに寄り添い、元気づけようとします。

 たぶん「それの何が悪いのか?」と思った人も少なくないでしょう。コンサルティングやカウンセリングであれば、そのやり取りこそが仕事になるわけですから。

 しかし、苫米地式コーチングでは「クライアントのコンテンツにかかわらない」というルールがあります。コンテンツとはまさにゴールの内容で、コーチは内容にかかわってはいけません。それをやってしまうとどうしてもクライアントの利益100%というわけにはいかなくなってしまいますし、クライアントのスコトーマを逆にコーチが強めてしまうことにもなりかねません。

 では、一体、セッションの間、コーチはなにをしているのか?

 答えは簡単です。クライアントのエフィカシー(ゴールを達成するための自己能力の自己評価)を上げることをしています。これは、コンテンツにかかわらないということの裏返しでもあります。自己能力の自己評価ですからコーチはコンテンツにはかかわる必要はありません。ですから、コーチングは、エフィカシーの構築をお手伝いするものなのです。

 また、クライアントがエフィカシーを上げることができれば、コーチは話す必要はありません。なぜなら、そこから先はクライアントがゴールについて自問自答する時間だからです。もしも、そこでコーチがなにかを喋ってしまったら、自問自答の邪魔をすることになってしまいます。クライアントが口を開くのは自問自答の結果が出た時です。その時、コーチも必要であれば、口を開きます。ただし、それはアドバイスではありません。そのゴールが現状の外であるかのチェックです。

 そして、必要に応じて、バランスホイールへと落とし込むことを促していくのです。

 だからこそ、コーチング・セッションの時間は30分ほどなのです。これは多くの人が短いと思っているようですが、コーチの前で実際にクライアントが自問自答している時間は5分と保ちません。ほとんどの人は1分もしないうちになにかを話し始めてしまいます。自問自答の時間としては30分でも長いくらいなのです。

 何度も繰り返しますが、コーチングはカウンセリングでもコンサルティングでもありません。クライアントとともにゴールへと向かうパートナーといった存在です。いえ、パートナー以上の存在であると思っている私にとって、やはり、この言葉がしっくりきます。「コーチはクライアントの一番の味方である」と。

 親兄弟、配偶者よりも味方です。

 なにがあってもクライアントの味方をする存在、それがコーチです。

 ですから、セッションではクライアントは徹底的に自問自答し、その自答をコーチにぶつけてください。コーチは、それがゴールへと向かっているかを確実にチェックします。

 引用おわり

 

 

 クライアントがエフィカシーを上げることができれば、コーチは話す必要はありません。なぜなら、そこから先はクライアントがゴールについて自問自答する時間だからです

 

 「何を信じたらいい?」に対する私の答えはゴール。これから現状の外に設定する、今はまだ見つけられていないゴール(の存在) です。

 

 「私(私たち)は、今はまだ認識できないすごいゴールを設定できる」ということを信じ、さらに「今はまだ認識できないすごいゴールを達成できる」ということを信じきることがコーチングマインドであると私は思っています。

 そんな私は自分(→宇宙)“の中にひろがる「意図性(intentionality)」を信じています。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

 以上、医療法人での研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトしました。お声がけいただいた担当の方、そして御参加いただいた皆さま、貴重な機会をありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直すことにしました。現在、いろいろ思索中です。

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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