L-257202212月医療・介護研修会 -06;「3つの感染症」や「トータルペイン」のシンプルな“解”

 

202212月、鹿児島県の医療法人で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました。テーマは「3つの感染症』を“Total”という視点で考える」。

当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;研修当時の“空気感”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38323917.html

 02;帰納的方法論(induction)と演繹的方法論(deduction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38330191.html

 03;人間は情報不足を補うために、限定合理的な推論を使う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38343600.html

 04;認知戦時代を生き抜く“秘訣”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38349808.html

 05;「3つの感染症」その違いは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38364410.html

 06;「3つの感染症」や「トータルペイン」のシンプルな“解”

 

 

  苫米地定理3

  抽象度が上昇するにつれ、収束点は最小上界(LUB)へと引き上げられる

  - 統合・包摂・利他性の構造

 

 

 博士の「統一理論」を学ばせていただきながら、私は、感染症を「生物学的」→「心理的」→「社会的」と抽象度を上げて理解することができるのも、生命現象としての人間がもともと持つ能力であり、自然な利他性(altruism)の発露である

 

と確信するようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 「3つの感染症』を“Total”という視点で考える」というタイトルで講義を行ったとき(2022年)、私は、自分が「生命現象(=エントロピー縮小系)」や「利他性」の話をしているとは思っていませんでした。知識が足りずスコトーマに隠れたままで、十分には理解していなかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 苫米地博士が公開された“最新の理論”に学びながら、「“Total”という視点」の重要性を、以前とは比べものにならない臨場感で体感しました。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 その「“Total”」とは、「空(くう)」のこと。「“Total”という視点」とは、「空観」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 苫米地博士は、「空」を「宇宙の任意の二つのLUB」「包摂半順序latticeの宇宙のtop」と定義されています。

 (論文はこちら↓)

Microsoft Word - 空論文20111106v212.doc

 

 

DrT神奈川大講演-05

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

宇宙の最も高次の概念が形式的に定義されたということは、すべてを「演繹的方法論(deduction)」で定義することができるということ。演繹的方法論とは、以前(L-253/02)言及したとおり、「先に抽象的な定義をし、目の前のサンプルを『その定義の中で、どう当てはまるか』という視点で考える」というもの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38330191.html

 

 クルト・ゲーデル(1906~1978年)による不完全性定理は、「自然数論程度に大きな演繹系においては、内部論理無矛盾性を成り立たせることはできない。系のなかに必ず、正しくない命題、もしくは証明不能な命題が内包されてしまう」ことや「無矛盾性を成り立たせようと、演繹系を拡大すればするほど、もともとの公理系そのものが成り立たなくなる」ことを示しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

「包摂半順序latticeの宇宙のtop」を「空」とする見方は、数学でいうと不完全性定理が成功した後、物理学でいうと量子力学が成功した後の、現在の数学や物理学、哲学においては、まったく違和感のない見方となっています(と博士が書かれています↓)。

ドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog : 「空」を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ、"Defining Emptiness"論文の日本語版 - ライブドアブログ

 

 つまり、「空」を目指すことで今まで気づいていなかった問題(課題)を発見することができ、さらに「空」に近づくことでその問題(課題)を解決できる ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 トゥールミン・ロジックでいうと、「クリティーク(Kritik)」中の「ブッディズム」です。

 S-01-18反論力を身につける4つの戦略

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 

 「空」を目指すことで今まで気づいていなかった問題(課題)を発見し、さらに「空」に近づくことでその問題(課題)を解決する

 

 

 それが「『3つの感染症』を“Total”という視点で考える」ことを通じて体現したかったことだと気づきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 そんなことを気楽に考えていたら、「ならば、『トータルペイン(全人的苦痛)』も同じじゃん」という内なる声が聞こえてきました。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会 (mhlw.go.jp)

 

 

 今までも「トータルペイン」や「スピリチュアルペイン」について思い巡らしてきましたが、問題発見(ペインの認識)とその解決(ペインの解消)のための方法は驚くほどシンプルなのかもしれません。

 L-001~20201月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-1

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 L-032~20204月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413332.html

 

 以下、苫米地博士の著書「老い方を今すぐ、アップデート 老害にならずに『第二の人生』を生きるヒント」(TAC出版、p71)より引用します。

 

 

利他的に生きれば、この世は一瞬で変わる

 利他的になれば、世界の見え方は一変します。何を大事にし、何を不要だと思うかが180度変わることもあるでしょう。

 ここで一度立ち止まってよく考えてみてください。これまで利他的に世界を見たことがありますか?

 たぶん、ほとんどの人がそういう経験を持っていないと思います。もちろん、あなたが我利我利亡者だったと言っているわけではありません。誤解しないでください。そうではなく、意識して利他的に世界を見る習慣を持っている人などほとんどいないでしょう、という話です。

 しかし、だからこそ、そこがスコトーマになっています。

 

 利他的に行動することはそのスコトーマを外す行動なのです。スコトーマが外れれば新しいものが見えてきます。その新しいものが「新しい発想」であり、別の言葉で言えば「クリエイティビティ」なのです。

 「クリエイティブな発想」とは利他的に生きることで生まれてくるのです。

 「世のため、人のため」が「あなたが思っている以上に良い形となって戻ってくる」というのはこういう意味です。シンプルですが実行できている人は、いまの世の中では稀有な存在だと言っていいでしょう。

 そして、そのときに自分ができることを行い、周囲のあらゆる人の幸せを最大化することを意識できれば、なお良いでしょう。あなたの見ているこの世界が新鮮になり、まったく違う見え方をするはずです。

 

 利他的というのはこの世をあらゆる意味で良くする考え方であり、生き方であることがわかっていただけたでしょうか?

 あなたが第二の人生を生きるのであれば、「利他的に生きる」だけで十分です。それが世界を幸せにし、ひいてはあなたを幸せにしてくれるのです。

 引用おわり

 

 

「利己的に生きる」と「利他的に生きる」(老い方をいますぐ、アップデート p73)

図「利己的に生きる」と「利他的に生きる」

「老い方を今すぐ、アップデート」p73より引用↓

Amazon.co.jp: 老い方をいますぐ、アップデート 老害にならずに「第二の人生」を生きるヒント eBook : 苫米地英人:

 

 

 利他的に行動することはそのスコトーマを外す行動なのです。スコトーマが外れれば新しいものが見えてきます。その新しいものが「新しい発想」であり、別の言葉で言えば「クリエイティビティ」なのです。

 「クリエイティブな発想」とは利他的に生きることで生まれてくるのです

 

 3つの感染症」や「トータルペイン」「スピリチュアルペイン」に対する“解”は

 

 

  利他的に生き、利他性を示しながらひろげつたえる

 

 

 こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そんなシンプルな答えに、やっと気がつきました。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

L-258につづく)

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年秋に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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