Q-475:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <実践編②;plan「抵抗」>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38225677.html

 実践編①;case「憧れ」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38232354.html

 実践編②;plan「抵抗」

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A5:前々回(Q-473/基礎編③)まで「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業に取り組んでいただきました。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)でした。いかがだったでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 今回は「嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」について、私が感じ考えたことを書きます。スコトーマ外しの参考にされてください。キーワードは「抵抗」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 前回の最後に私から質問をしました。

 

  「嫌がらせ」をしているのは誰なのでしょう?

  「抵抗」とは何でしょうか?

 

 

 きっと「『嫌がらせ』をしているのは自分自身」「『抵抗』とはwant toを維持すること」と考えたはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もちろん、その通り。実際のところ、最大・最悪のドリームキラーとなるのは自分自身であることが多いものです。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

なぜかというと、ゴール側のコンフォートゾーン(可能世界w2)を臨場感豊かに感じられるとしても、通常はそれ以上に強い臨場感で現状(可能世界w1)を認識しているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その理由は「誰よりもリアルな記憶がある」から。

これまでの人生の記憶が、人を“現状という名の過去”に閉じ込めます。

Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 “現状という名の過去”に閉じ込める力の正体は強力に働くホメオスタシス。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だからこそコーチの存在が重要です。

 コーチとの縁によりエフィカシーが十分に高まると、臨場感がゴール側(w2)>現状(w1)となり、「最大のドリームキラー」が「最強のドリームサポーター」に変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その刹那が「可能世界間の移行(w1w2)」の瞬間です。

 F-429:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

嫌がらせ」をしているのは自分自身

抵抗」とはwant toを維持すること

 

 コーチングを実践していくと、きっとこの回答では物足りなく感じられるようになります。なぜなら、視点が「主観」から「客観」に変化していくから。

 コーチングは、「主観」ではなく、「客観」です。

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 「客観」をWikipediaで調べると、「『主観』が根底にある現実的な実在であるのに対して、『前に投げられたもの』として意識の表象像、意識内容を意味する」とあります。

 客観 - Wikipedia

 

 それを苫米地理論のフレームで言い換えると「主観」は低抽象度であり、「客観」は高抽象度。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 例えば「主観」から「客観」へと抽象度が上がるほど、「抵抗」という表現に違和感を覚えるようになり、「縁」という表現が“自分”と感じられるようになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 “自分”、すなわち自我とは、関係の結び目のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 苫米地博士は自我を関数で定義されています。最新の定義は

 

 

自我1:コンフォートゾーン版

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all comfort zones in all possible worlds

 

  自我2:ゴール版

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all goals in all possible worlds

 

  自我3:自我1と自我2を統合(Integration

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all comfort zones based on all goals

 

 

 苫米地博士は、当初は、自我のことを「f自我(宇宙)→ 自分」と定義されていました。自然言語で表現すると、「宇宙を入力として、自分が出てくるような関数」です。

 

f自我(宇宙)→ 自分

 

自我関数fに宇宙のすべての情報を入力すると、自分に関する情報だけが出力されます。なぜかというと、「(宇宙の中の)自分に関する情報」と「(宇宙の中の)自分以外の情報」に分けたから。

 もしも自我の逆関数に「自分に関する情報」を入力すると、「宇宙のすべての情報」が出力されることになります。なぜなら自我関数が分けた「(宇宙の中の)自分に関する情報」と「(宇宙の中の)自分以外の情報」を分ける前に戻すと、宇宙すべての情報が復元されることになるからです。

 「自我の逆関数に自分を入力すると、宇宙が出力される」を突き詰めると、「宇宙は自分自身を見るための鏡である」ことがわかります。

 F-200:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.4;「こんなにほったらかしにして」を解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26610212.html

 

 つまり、“自分”と宇宙は表裏一体。それが「縁起」の思想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 先ほどの「『縁』という表現が“自分”と感じられるようになる」というのは、「抽象度が高い視点(客観)で“自分”=縁を自由自在に観ることができるようになる」ということです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 「嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」の「抵抗」という言葉は、自分と自分以外の人を明確に切り分けた意識状態で用いているはず。

もしもそうなら、それは「主観」。同じ抽象度次元での対立(衝突)を生みだす視点だといえます。

I-022:ブログ更新予定~意見の対立が、問題の意味についての理解を深める~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13216030.html

 

 では、「抵抗」という言葉使いにあらわれている意識状態を克服するためにはどうすればいいでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。-」(TAC出版、p93)より引用します。

 

 

人の望みは自分のゴールに包摂していくべし

 さて、私は現在、毎日いろんな人と関係し、縁起を作り出し続けています。とある国の大統領や中央銀行頭取に経済のアドバイスをするために海外出張することもあるし、現役国会議員に日本の政策について相談されることもあります。また、「ニコニコ生放送」で読者の悩みや質問に答えたり、個人的な友人に家庭問題の相談を受けたりもしています。

 これらの人たちは、私を必要とし、コンタクトをとって頼ってきている人たちです。このことからわかるように、人間とはみな、自分の望みを叶えてくれる人に会いたいものです。私はこのように自分を頼ってくる人に対し、可能な限り対応しています。

 私がさまざまな人の願いを聞き、的確なアドバイスをしているのを見て、人はよく「どうやったら、そんなに瞬時に人の願いを叶えられる人になれるのか」と質問してきます。

 実は、それはとても簡単なことです。

 人の望みは「自分のゴールに包摂すればいい」のです。そしてそれは、縁起をマスターし、自らの抽象度を上げていれば、簡単に実践することができるのです。

 具体的な例を出していきましょう。

 たとえば、あなたは絵描きになりたくて、将来、美大に進みたいと思っています。しかし、親はあなたが東大に行くことを希望しています。どうすればいいと思いますか?

 この場合、あなたは抽象度を上げて、「親の望み」について考察する必要があります。その際、叶える親の望みの抽象度は低・中・高の三つにわけられます。

 抽象度が低い場合は、親はあなたが東大に行って大企業で生涯賃金を確保し、自分たちの老後を養うことを望んでいます。中の場合は、あなたが東大に入ることによって日本での最高学歴を持つことになるのを自慢することを望んでいます。高の場合は、あなたが東大に行くことによって日本の官僚になり、国民のためによく働くことを望んでいます。

 こう並べてみると、親の望みを叶えるのには、東大に行く必要がないことがわかります。美大に進んで絵描きになっても、充分親の願いを叶えられることがわかるでしょう。

 親の老後を見るなら、絵が飛ぶように売れて一流ブランドとコラボレーションするような絵描きになればいいし、自慢される子どもになるなら、世界に認められる賞を取るような絵描きになればいいし、国民のために役立つなら、見る人を感動させるような絵を描けばいいのです。

 つまり、親の望みを、自分のゴールの下に入れてしまえばいいのです。相手の望みを認めてあげたうえで、自分のゴールにとって望ましい形に変えるのです。それは「相手のゴールを包摂する高いゴールを作る」ということになります。

 引用おわり

 

 

人の望みは「自分のゴールに包摂すればいい」のです。そしてそれは、縁起をマスターし、自らの抽象度を上げていれば、簡単に実践することができるのです

 

 その結果、自分はもちろん、縁ある人々の心の中にも「抵抗」という感覚はなくなります。もちろん、「嫌がらせ」もなくなるでしょう。ゴールを共有するから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 次にやることは「縁起空間(情報場)のエフィカシーを高める」こと。そう、コレクティブ・エフィカシーの実現です。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

 以上より、「『やりたいことをやりたいだけやる』という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」という御質問に対する私の回答は、「縁起をマスターし、自らの抽象度を上げながら、ゴールを共有(包摂)し、コレクティブ・エフィカシーを高める」です。

 

 

 次回、「応用編」として、「『やりたいことをやりたいだけやる』という生き方を貫く」ということを、もう一段抽象度を上げて考察したいと思います。キーワードは「A次元」です。

 

Q-476につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

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