F-442:風になりたい <vol.6;「本当の“自分”」「本当のゴール」

 

 早朝、換気のために窓を開けると、冬と春が混ざり合ったような風が流れ込んできました。そのとき、ふと学生時代のことを思い出しました。ウインドサーフィンの記憶です。

 F-020:研究はすべてに通じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7554483.html

 

 vol.1;逆風 →順風 →無風

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38129329.html

 vol.2;「風」を起こし、「風」を強める

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38145876.html

 vol.3;「風」も「『風』を起こす自分」もすべて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38162396.html

 vol.4;“自分”をさらなる高次元に導く縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38179659.html

 vol.5;自我の求心力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38197659.html

 vol.6;「本当の“自分”」「本当のゴール」

 

 

自分と宇宙は一体である

 

それが「共生」の意味。そして、この「縁起=自分/宇宙=共生」のバランスを維持する力こそが、「自我の求心力」であり、「ホメオスタシス(フィードバック)」

今回のテーマに沿って表現すると「風」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

そのバランスをしっかり維持すること、前回の引用文でいうと「切り分けたとしても宇宙がある程度自分の中でバランスよく存在する」こと が重要なのは直感的に理解できます。

S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

 でも、そのバランスが維持された状態をウインドサーファー的にいうと「無風」。

 以前(F-438/vol.2)確認したとおり、それはコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のど真ん中にいる感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「ホメオスタシスで保つ『縁起=自分/宇宙=共生』のバランス状態」を維持しながら、その一方でゴール世界whに向けて自由自在に「風」を生みだすためには、必ず理解していないといけないことがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは何でしょうか?

 

 

 私の答えは「自己組織化できることこそ、生命現象の最大の特徴」という事実。

前々回(F-440/vol.4)確認したとおり、自己組織化とは「エントロピー(無秩序)が減少し、秩序が形成されるという通常とは逆の不思議な現象」のこと。宇宙全体ではランダム性が高まる方向に進みますが、生命の階層ではその逆が起き、秩序が増していきます↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38179659.html

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

「ホメオスタシスで保つ『縁起=自分/宇宙=共生』のバランス状態」を維持しながら、その一方でゴール世界whに向けて自由自在に「風」を生みだす

 

 

 ところで、「バランス状態を維持」から何をイメージするでしょうか?

 

 正直にいうと、私の無意識は「不変」をイメージしていました。その感覚が「無風」という表現にあらわれていたはずです。これは苫米地式には相応しくないハビット&アティテュードでした。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 苫米地式の基本は「アートマンの完全否定」。

 Q-449:アートマンって何ですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37528586.html

 

 実際に「バランス状態を維持」するときには、常に細やかなバランス調整が行われています。なぜなら、「縁起=自分/宇宙=共生」自体が常にダイナミックに変化しているから。すべては無常です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 しかも、そのダイナミックな変化は「エントロピー縮小系」。なぜか抽象度が高い次元に向かっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がりながらバランスを維持する「縁起=自分/宇宙=共生」、あるいはバランスを維持しながら抽象度が上がる「縁起=自分/宇宙=共生」のことを、以前からのゴールに関する表現で言い換えると「自分中心を捨て去る」。

 L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 現在の表現なら「利他性」です。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -09

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 現状から最も離れたwh =抽象度が高い方向 =利他性や社会的志向性

 

 つまり、ゴールが生みだす可能世界(宇宙)whこそが「本当の“自分”」だということ。

そして、現状から最も離れたwh」と抽象度が上がり続ける縁起=自分/宇宙=共生」が重なることが「本当のゴール」!

 

 時空を超えた「風」を感じながら、そのようなイメージに包まれました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「ホメオスタシスで保つ『縁起=自分/宇宙=共生』のバランス状態」を維持した状態というのは、決して「無風」ではなく、バランス維持のために「風」が細かく吹き続けている状態です。

 その「バランスをリアルタイムで維持する細かな『風』」と「『エントロピー縮小』に向かう大きな『風』」をうまく重ねる縁起がコーチングであり、重ねるための機能がホメオスタシス(フィードバック)だと理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゴールの基本条件 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る を用いていうと

 

「ホメオスタシスで保つ『縁起=自分/宇宙=共生』のバランス状態」を維持する

=「1)現状の外×2)心から望む×3)人生のあらゆる領域」が生みだす細かな「風」

 

 「エントロピー縮小」に向かう

  =1)現状の外×4)自分中心を捨て去る(利他性)」が生みだす大きな「風」

 

 その両者を重ねる縁起、つまり「本当の自分“」に至る縁起がコーチング。重ねるために働いているのがホメオスタシス(フィードバック)という感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 そのようなことを考えていたら、以前(F-148/vol.2)考察した

  □「風」の向き(「逆風」「順風」)を決めるのは“臨場感”

□「風」の正体は“ホメオスタシスフィードバック”

□「風」を起こすものはゴール(設定)

□「風」の強さを決めるのは狭く高いコンフォートゾーン

という理解では不十分な気がしてきました。

 

  何かが足りない?

  何かが抜けている?

  というか、本質的に間違っている気がする

 

 

 そんなことを考え思い巡らしていたら、苫米地博士の言葉を思い出しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

以下、博士の「X」へのポスト(20251214日)より引用します。

 

 

新刊オーセンティックコーチング2026 https://amzn.to/4q3I7Qb の最後に認知活動を人工知能に教えるための形式化例として、コーチングでのゴール、コンフォートゾーン、自我の定義を形式表現で以下のように表した。

 

Goalの定義 {∀𝑦𝑥 qGoal(𝑥𝑦) } 𝑥,𝑦 ∈ {w\_{future}}

 •Function q: orders all possible future worlds based on importance

関数q:全ての未来の可能世界を重要度順に並び替える

※w_{future} = set of all possible future worlds (全ての未来の可能世界の集合)

 

コンフォートゾーンの定義 {w ∀𝑦𝑥 rComfortzone(𝑥𝑦) } 𝑥,𝑦 ∈ {w\_{current }

 •Function r: reorders all possible current worlds

関数r:全ての現在の可能世界を並び替える

※w_{current} = set of all current possible worlds (全ての現在の可能世界の集合)

 

Self = Function that reorders all comfort zones based on all goal

自我とは全てのコンフォートゾーンを全てのゴールに従い並び変える関数

 

このセルフが維持されることがホメオスタシス。

そのパワーは生命から宇宙まで広がる中心に向かう力であり、生命現象における"臨場感"がホメオスタシスフィードバック求心力であることを形式定義した。

当時、人工知能に人間の認知を教えるために行っていた形式化の一つと理解してもらえばいい。

原生動物<動物<人類 と、 "環境"の抽象度が上がる=臨場感(ホメオスタシスフィードバック求心力)が上がる ということでもある。

このホメオスタシスが、宇宙に元々備わった力であり、生命の発生と進化のカラクリであるという仮説である。

 

これが90年代初頭にハーバード大学医学部長から准教授として誘われた研究でもあり、またハーバード医学部マサチューセッツ総合病院での世界最初の機能MRI(fMRI)研究に参加することになった研究でもある。

色々な事情で、アメリカでは守秘義務付き講義のみで話したが、日本語では以下の論文でその後サラッと書いてある。当時、海外の人は私の日本語論文を読んでたそう。

 

『サイバーホメオスタシス仮説: マルチモーダリィティの臨場感パラダイム』

日本ソフトウェア学会 「言語と知能研究会」 1994.6.24

https://crl.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/rpaper21.pdf

 

『サイバー空間での近未来型エンターテイメント』 論文誌 情報メディア 1996-4 1996.3.15

https://crl.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/00_media25-4.pdf

 

その後、更に秘守度の高い研究に移行するが、2000年代にルータイスに招聘され、コーチングプログラムを書き換えるプログラム開発委員長となり、現在に至る。

私がルータイスの指示で開発したコーチングプログラムでも"ホメオスタシス"とか、"コンフォートゾーンのホメオスタシスによる維持"という概念は入れて来たがこれらの式は明かしたことがない。

これは洗脳の式であり、認知戦の式だからだ。もちろん公開してなくても、認知戦のプロ達は何らかの形で手にしているし、自身で同様な式を作っているだろう。もちろん、今は形式表現ではなく自然言語で、曖昧リスクはあるが、人工知能に教えることも出来る。だからこそ、書籍の最後に何気なく明かした。

だから、"新しい定義"と言ってるが、実は80年代終わりから90年代初めの式。ただ当時はコンフォートゾーンという言い方はしてなかったからコーチング生達には新しい定義。 更に全面的に認知戦耐性を上げた新教育プログラムも現在開発中。

これらが洗脳の式であり、認知戦の式であり、脱洗脳の式であり、コーチングの式であるのは、「未来はまだ変えられないが現在のコンフォートゾーンは変えられる」、更に「現在のコンフォートゾーンは未来のゴールが選択する」から

 引用おわり

 

 

原生動物<動物<人類 と、 "環境"の抽象度が上がる=臨場感(ホメオスタシスフィードバック求心力)が上がる ということでもある。

このホメオスタシスが、宇宙に元々備わった力であり、生命の発生と進化のカラクリであるという仮説である。

 

 あらためてこの文章を読んで、私のこれまでの「風」の解釈は全部「主観」によるものであることに気がつきました。

 

  コーチングは、主観ではなく、客観!

 

ブログを書くに当たって「客観」で自問し直したからこそ、コーチングが「バランスをリアルタイムで維持する細かな『風』」と「『エントロピー縮小』に向かう大きな『風』」をうまく重ねる縁起になり得ることに気がついたのだと思います。

L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

さらにこのようなイメージを体感しました

 

 

 「風になりたい」(←主観)ではなく、そもそも「風」(=“環境”とのホメオスタシスフィードバック)である

 

「風」は宇宙に元々備わった力であり、生命の発生と進化のカラクリである

 

 

F-443につづく)

 

 

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