Q-471:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A1:最初に苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO7Monthly Dr.Tomabechi’s Column)より引用します(青字)。まずは「セルフトークのコントロール」という“全体”を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版

 

 

セルフトークのコントロール

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 しかしながら、セルフトークは無意識に行われているので、今まで気づかなかったかもしれません。まずは自分がどんなセルフトークをしているのかをよく観察してください。観察して、意識に上げるという行為によって、客観的な視点を作っていきます。特に強い感情の伴ったセルフトークがあなたの臨場感を強化していきます。つい言ってしまう感情の伴ったセルフトークが何なのかを観察してみましょう。

 特に失敗したときには強い感情でセルフトークを言っているはずです。これからは失敗したら、「自分らしくない」と言ってエフィカシーを下げないようにしてください。そして、失敗を繰り返さないように「次は……する」とセルフトークをして成功を強くイメージをします。一方、成功したら「自分らしい」とセルフトークして、エフィカシーの高い自分を肯定するようにします。ここでも「次は……する」と続けて、さらに先へと自分を進めていくことが大切です。

 引用おわり

 

 

 セルフトークのコントロール」を感じられましたか?

 

 私たちは常に「言葉(words)」と「映像(pictures)」に「感情(emotions)」を加えた3つの軸で思考しています。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 その中でも強力なのが「言葉(words)」。言葉は想起性が高いため、臨場感を感じたり共有したりするのにとても有効です。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 その一方で、想起性の高さ故に、自由な認識や思考を制限してしまいます。そのことを苫米地博士は「言語束縛」と表現されます↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38175207.html

 

 これから3回(基礎編×3)に分けて行うのは、「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)です。気楽にどうぞ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 それでは先ほどの引用部分を一文ずつ確認していきましょう。「セルフトークのコントロール」をイメージしながら読み進めてください。

 

 

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。

 

 現在、苫米地博士は「アファメーションは行わない」と指導されています。

アファメーションは、ゴール側の可能世界w2の臨場感を上げるために行う言語化とその読み上げのこと。それはもちろん重要な作業であり、ひろい意味では「セルフトークのコントロール」に含まれます。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 では、なぜ「アファメーションは行わない」のでしょう?

 

 そう、答えは「過去に囚われる」から。「今アファメーションを作り、今読み上げる」ことは問題ありませんが、「過去に書いたアファメーションを、今読み上げる」という行為は「過去は一切関係なし」という苫米地式とは矛盾します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。

 

 「思考の3つの軸」が示すことは、目の前の世界は過去の記憶と紐づいた言葉と映像でできあがっていて、そこには感情(情動)が貼り付いている ということ。

その感情の多くはネガティブなものです。なぜなら、私たちは“失敗”を強く記憶するから。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 よって、アファメーションに限らず、そもそもの認識自体が過去に囚われていて、しかもネガティブだといえます。それが「セルフトークの大半はネガティブなもの」の本質的な理由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

言葉・映像・感情(情動)が一体となった“失敗”の記憶によって大脳辺縁系が活性化してしまうと、文字どおり“動物的”になってしまいます(「ファイト・オア・フライト」)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そうなると本来の能力を発揮することはできません。その「本来の能力」を確信できる力がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。

 

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。それは全部自分で完結することです。だから本当は簡単にエフィカシーを上げることができるはずなのですが、御質問中の「なかなか貫けません」に滲み出ているように、実際には簡単には上げられません。

なぜでしょうか?

 

 答えは「『自分のゴール達成能力の自己評価』の『自分』『自己』が、他人の言葉や社会にあふれる言語でつくられている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 過去の記憶でつくられた「これまでの『自分』『自己』」というのは、決して本当の“自分”ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 

 「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p291)にて、苫米地博士はコーチングそのものをあらためて定義されました。その定義が「クライアントにとって一番重要な未来のゴールに従い、現在あるべきコンフォートゾーンを選び出すことを促す行為」であり、「並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為」。

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 コーチの視点でいうと、ポイントは「促す」という表現。コーチはコンテンツには一切関わりません。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 コーチがするのは「クライアントがエフィカシーを高く維持するお手伝い」。それを次世代コーチングにおいては、「エフィカシー関数『Efficacyw1)→ w2』つくり」と表現します。そのために行うことが「セルフトークのコントロール」です↓

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 では、セルフトークをしっかりコントロールするために、最初に行うべきことは何でしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング2026」(開拓社、p244)より引用します。

 

 

◎誰の言葉に耳を傾けるのか?

 現状の外にゴールを設定するためには、現状に不安や不満を覚えることが重要です。

 差別のない世界を最も望む人とは、差別のある世界に住んでいる「差別に怒りを覚える人々」でしょう。彼らの怒りや不満、不安が現状世界を変える原動力となります。

 ただし、現状に不安や不満を抱えていても、いざゴールを設定する際になると、現状から出るのは依然、難しいままです。

 なぜなら、自分では現状の外を見ることができないため、設定したゴールも大抵は現状の中のものになってしまいがちだからです。

 では、どうやれば、現状の外にゴールを設定することができるのでしょうか?

 実は、そのためにコーチが存在します。

 コーチはクライアント自身ではありませんから、クライアントの現状の外を見ることが可能です。文字通り、外側からの視点でチェックし、クライアントを現状の外側へと引っ張り出す役目を担っています。

 実際、どのようにやっていくのかを簡単にお伝えすると、最初のコーチング・セッションでは大抵の場合、クライアントにゴール設定をしてもらいます。

 しかし、前述したように、私たちにはスコトーマがあります。最初の時点でのクライアントはまだスコトーマの原理が働いたままですから、現状の外が見えていません。その状態で設定したゴールが現状の外であることはまずありません。よって、コーチは、「現状の外とはどういうことか」を説明したのちに、改めてクライアントにゴールを考えてもらうことになります。

 その時に重要になってくるのが「誰の言葉に耳を傾けるのか?」ということです。

 というのも、私たちは他人からの影響を受けてずっと生きているからです。子供の時は両親や学校の先生、友達からの言葉でやることを決めたり、進路を決めたりしてきたはずです。学校を卒業し、社会に出れば、今度は会社や周りの人々からの影響を受けて物事を判断してきたでしょう。「ワクチンなんか打ちたくない」と思っても会社や国から強い要請を受ければ「断るわけにはいかない」とどうしても思ってしまいます。そうやって、やりたいことがあってもやれず、やりたくないことをやるような人生を大なり小なり送ってきているでしょう。

 そういうクライアントに対して、まずは「誰の言葉に耳を傾けるべきか」を考えてもらう、ということです。要は、「自分の心の声をしっかり聞いてください」と伝えることから始めます。その時、クライアントは初めて「スコトーマとは具体的にどういうものなのか?」を強く意識するようになるでしょう。その上で、改めて、現状の外のゴールを設定してもらうのです。

 引用おわり

 

 

そういうクライアントに対して、まずは「誰の言葉に耳を傾けるべきか」を考えてもらう、ということです。要は、「自分の心の声をしっかり聞いてください」と伝えることから始めます

 

 自分の声をしっかり聞く

 

 それが「セルフトークのコントロール」の最初のステップです。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

Q-472につづく)

 

 

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