Q-470:苫米地博士はよく「オレの本は最低4回は読め」と話されますが、動画でしたら何回を目安にすると良いのでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:苫米地博士は「オレの本は最低4回は読め」と話されますが、動画でしたら何回を目安にすると良いのでしょうか?

 

A:「八正道」や「十二支縁起」という概念をご存じでしょうか?

 

 「八正道(はっしょうどう)」は悟りを開いた釈迦が最初の説法で説いたとされる教えで(初転法輪)、「正見」「正思惟」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」「正定」のこと↓

 八正道 - Wikipedia

 

 「十二支縁起(十二因縁)」は仏教の基本的な考え方の一つで、現実の人生の苦悩の根源を絶つことによって苦悩を滅するための12の条件を系列化したもの↓

 十二因縁 - Wikipedia

 

 いずれも仏教において大切だとされている概念(ゲシュタルト)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その「八正道」「十二支縁起」についての苫米地博士の見解は

 

  釈迦が「八」とか「十二」とか言うわけがない

 

その理由はクリアですか?

 

 

 釈迦が説いたのは「縁起」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その「縁起」を突き詰めると、「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」と「この世は心(マインド)が生みだしている」という2つのプリンシプルにいきつきます。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 その2つをしっかり理解し体現している境地が「空観」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

  この世に絶対はない(アプリオリなものはない)

  この世は心(マインド)が生みだしている

 

 

 それは西洋の哲学や科学がたどり着いた結論でもあります。不完全性や不確定性です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 コーチングのフレームに当てはめて考えると、現状の外にゴールを見いだすことは確率的に起こりえます。ただし、そのままではかなり低確率の偶然まかせ。

ゴールを見いだす確率を意図的に高め、しかも心から望む社会(可能世界w2)を生みだすように制御するのがコーチング(システム)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 以上より、「何回を目安にする?」に対する私の最初の回答は回数にこだわる必要はまったくないが、ゴールを意識に上げながら可能な限り視聴する

 

 

大切なのは、回数ではなく、ゴール。

ゴールが抽象度の高い次元にしっかり設定されていると、視聴するたびにゴールに向かう新たなゲシュタルトが生まれるはずです↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 もしも「全然わからない」「ゴールと関係ある気がしない」と感じるのであれば、それは知識が足りないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その場合、私はゴールを意識に上げながら繰り返し繰り返し視聴します。なんとなくでも「つながり」が感じられるまで。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

 それでも「わからない」という場合、私自身はゴールの再確認を行います。ゴールだと思っていることが、じつは“自分”が心から望むものではなく、他人や社会に埋め込まれたものである可能性があるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ゴールは自由意思で設定するものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、その自由意思の裏にあるものはなんでしょう?

 

 

 答えは「意図性(intentionality」。

 「意図性(intentionality)」は、2000年に出版された苫米地博士の最初の書籍「洗脳原論」(春秋社、p122)に取り上げられています。

 

 

洗脳原論

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 洗脳原論 eBook : 苫米地 英人: Kindleストア

 

 

 その後「『ツキ』を引き寄せる洗脳術」(三才ブックス、p37)でも詳しく説明されています(引用文はこちら↓)。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 

「ツキ」を引き寄せる洗脳術

Kindle版はこちら↓

「ツキ」を引き寄せる洗脳術 自分を磨き上げる秘密のメソッド34 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 さらに「新・夢が勝手にかなう手帳」(CYZO)の2023年度版および2024年度版でも再度取り上げられています(2023年度版の最重要メッセージはこちら↓)。

 L-142202111…-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版

 

 

 苫米地博士がよく例に挙げられるのが、「スター・トレック」中の「Beam me up!(転送してくれ)」。それを「コンピューターのカット&ペーストのようなもの」と表現されています。

 チャーリー、転送を頼む - Wikipedia

 

例えば、ある星にいる主人公(オリジナル版はキャプテン・カーク)が「Beam me up!」と命令して母船(U.S.Sエンタープライズ)に戻る場合、まずは思考や記憶も含む心身すべてが素粒子レベルでコピーされて船の中に再現されます。その瞬間は星と船にそれぞれカークがいることになりますが(コピー&ペースト)、すぐに星にいるカークが消去されるので星から船へと移動したことになります(カット&ペースト)。

 

 「もしもトラブルが生じ星と船にそれぞれカークがいる場合、オリジナルはどちらか?」というのが「インテンショナリティ問題」。直感的にオリジナルはどちらだと感じますか?

 

 

 「すでに知っている」という場合、その知識によりスコトーマは外れやすくなりますが、同時にさらなる気づきを得にくくなります。それをソクラテスは「無知の知」と表現しました。

 Q-231:「財布を娘に盗られた」とvol.2RAS&スコトーマと専門性の関係>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27881450.html

 

 「抽象化された知識」を一度頭の中から取り除いた状態で、目の前の現象を“ありのままに見る” というのがコーチング実践者の心得↓

 Q-469:「『職業』と『ファイナンス』を分ける」がvol.5;“ループ”の先で得る境地>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38186736.html

 

 そんな意識状態で、もう一度取り組んでください。

 

 星にいるカークと船に戻ったカーク 直感的にオリジナルはどちらだと感じますか?

 

 

 前提知識なしで“直感的”に選ぶほど、星にいるカークを選択する人が増えるはず。私たちの無意識には「過去→現在→未来」という時間観が徹底的に刷り込まれているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ところが、御承知のとおり、オリジナルといえるのは船に戻ったカークの方です。その理由は「『船に戻る』という意図があった」から。哲学的上は意図(intention)によりオリジナルが決まることになります。

 F-375:俺にかかってこい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35750566.html

 

 

意図により、コピーがオリジナルになり、オリジナルがコピーになる

 

 

 このプリンシプルの体得は「『過去は一切関係なし』を貫き、自由に生きる」ために必須!

 L-248202210月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 

 情報空間の一部である物理空間においては、「時間の最小単位」が定義されています。ドイツの物理学者 マックス・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck1858~1947年)が提唱した「プランク時間」で、具体的には5.3912…×1044秒です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 時間に最小単位があるということは、「時間は離散的であり、連続していない」ということ。その時間の断絶を飛び越えることが“生”です。私たちは自覚していないだけで、毎秒1043乗回、コピーされ、転生しています。

 それはつまり、超えられないはずの次元の断層を一瞬一瞬「Beam me up!」しているということ。

 Q-320~1:速いスピードでvol.2~3:「時間は体感」を体得する4つのステップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 

 先ほどの意図性(intentionality)の例と合わせて考えると、カークが母船に戻りたいと意図したように、自分の理想世界や理想の状態を意図すれば(=ゴール設定)、それがオリジナル化していくといえます。

次のステップは臨場感。「臨場感を上げれば、その世界へワープできる」というのがコーチングにおける重要なプリンシプル「I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 最後に、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(CYZO、付録②)より引用します。「何回を目安にする?」の“コーチング的回答”を見つけてください。Feel

 

 

トリガーを使い、異世界転生した自分の臨場感を思い出すようにアンカリングする

 2つ目の魔法のポイントは「すでに私たちは一瞬一瞬転生をしている」という知識を得ることでした。すでに一瞬一瞬転生しているのであれば、次の瞬間に理想の自分に転生すると意図すればよいことになります。

 では、どうやって意図すればよいでしょう。これはとてもシンプルです。

 なりたい自分を、この手帳に書き込みましょう。いくつ書き込んでもよいです。その上で強く意図しましょう

 「私はその世界へ転生する」と強く意図すれば、そのゴールを実現する方法がわからなくてもよいのです。むしろわからない方がよいのです(ゴールの実現の仕方がわかっているならば、それは現状の中のゴールです)。

 2つ目の魔法である異世界転生術のワークを紹介します。これは非常にシンプルですが、強力な方法です。トリガーを用います。

 トリガーとは引き金のこと、その引き金を引くと、自分が生まれ変わった世界にいるビジョンが眼前に広がります。そのビジョンのことをアンカーといいます。トリガーによって、理想世界のアンカーを引き出すのです。

 自分がなりたい自分、理想の自分や理想の世界を象徴するようなトリガーを1つ決めます。そのトリガーを見たり、触ったりすると、その理想世界に異世界転生した自分の臨場感が激しく思い出されるようにアンカリングします

 そして、その世界にすでに私は転生していると強く思うことです。日に何度もそのトリガーを見たり、触ったりするたび、大きな喜びにひたりましょう。

 それが苫米地式の「Beam me up!」です。それがきっかけとなり、異世界に転生します。

 例えば、この手帳をトリガーにしてもよいかもしれません。この手帳を見た瞬間に、ゴールの世界に転生した素晴らしさを全身で味わい、堪能するようにします。

 手帳を開いたら、頭がフル回転して、理想の未来の素晴らしい情景が思い浮かぶようにアンカリングしてみてもよいでしょう。

 引用おわり

 

 

 自分がなりたい自分、理想の自分や理想の世界を象徴するようなトリガーを1つ決めます。そのトリガーを見たり、触ったりすると、その理想世界に異世界転生した自分の臨場感が激しく思い出されるようにアンカリングします

 

 苫米地博士は『オレの本は最低4回は読め』と話されますが、動画でしたら何回を目安にすると良いのでしょうか?」に対する私の本気の答えはトリガー&アンカー化できるまで

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 ゴールを思い描きながら「苫米地式『Beam me up!』」を体感できるまで です。

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記1

釈迦が「八」とか「十二」とか言うわけがない

 

 「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」ということを十分に理解しているつもりですが、時々「誤解を与えてしまった」と反省することがあります(例えば↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 先日、ある縁起空間“で講義を行い、「苫米地式次世代コーチング」を取り上げました。その際に「次世代コーチングにおいては、重要なプリンシプルが5つあります」と説明したのですが、それが「5だけある」「5しかない」といった限局的な意味で受け取られてしまいました(その「5つ」はこちら↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 「何でだろう?」という自問を経て辿り着いた答えは臨場感。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 空観が抜け実観になっていたに違いありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

またしても私は失敗“してしまいました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 

-追記2

 またしても私は失敗“してしまいました

 

 もちろん、すぐに「私らしくなかった。次は中観を貫く」とセルフトークを行いました。コーチらしく。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32812936.html

 

 過去は一切関係なし。すべてはゴール実現のための縁起 です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

 

 

-告知1

「<2026年度前期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「『オーセンティック・コーチング 2026』のゲシュタルト化 & 実践ワーク」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

20265月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~3月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38131903.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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