F-438:風になりたい <vol.2;「風」を起こし、「風」を強める>
早朝、換気のために窓を開けると、冬と春が混ざり合ったような風が流れ込んできました。そのとき、ふと学生時代のことを思い出しました。ウインドサーフィンの記憶です。
F-020:研究はすべてに通じる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7554483.html
vol.1;逆風 →順風 →無風
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38129329.html
vol.2;「風」を起こし、「風」を強める
…コーチングにおける「逆風」「順風」を決めるのは“臨場感”。臨場感の強さがw1>w2の間はまだまだ逆風で、w1<w2となった瞬間に順風に反転します。
F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>
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そして、その「風」の正体は… “ホメオスタシスフィードバック”。
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
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私の体感ですが、ゴールを設定してゴール側の可能世界w2の臨場感が上がっていくと「風」が生じます。ただし、最初は「逆風」。ゴール側に向かっていくほど風下(=現状=これまでの可能世界w1)側へ引き戻す力が強まっていきます。
その間はぜんぜん進んでいる(=ゴールに近づいている)気がしませんが、ある時急に「順風」になり、まるで引き寄せられるかのようにゴールに向かっていくようになります。
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ただし、ゴールに近づくと「風」は弱まってしまいます。まるで“見えない壁”に阻まれるように、その先へ進むことが難しくなっていきます。
F-428:見えない壁
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ウインドサーフィンでいうと、「無風」の状態。波風が立たない凪の状態です。
コーチングでいうと、それはコンフォートゾーン(Comfort Zone、CZ)のど真ん中にいる感じです。
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CZのど真ん中
…それは平和そのもの。
ウインドサーフィンでいうと、まるで鏡面のような静かな海。青空が上にも下にもひろがるような光景は、リラックスと安らぎを与えてくれます。風のない日にボードの上に座ってただ海上を漂うひとときは、日々の不安や不満を忘れさせてくれる宝物のような時間でした。
Q-327:「記憶が抜ける」ようなことが… <vol.2;感情が起こるメカニズム
-後編->
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ただし、ウインドサーファーとしては「無風」はまったくつまらないもの。私はほぼ無風下で行われた大会で優勝したことがありますが、まったくうれしくありませんでした。
無風下で進むためには、無理やり「風」を起こす必要があります。パンピングと呼ばれるその行為は苦行そのもの。まさに「努力」「根性」の世界です。
F-413:てげてげ <ver.3>
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ここまでをまとめると、風向き(「逆風」「順風」)を決めるのは“臨場感”で、「風」の正体は“ホメオスタシスフィードバック”。「風」を起こすものは… もちろん、ゴール(設定)です。
では、「風」の強さを左右するものは何でしょう?
(もう少し丁寧にいうと、“臨場感”の強さに大きく影響するポイントは?)
以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。「臨場感」と「ホメオスタシス」と「コンフォートゾーン」の関係を意識に上げながら読み進めてください。Feel!
コンフォトートゾーンを「広げる」のは×、「上げる」のは〇
コンフォートゾーンは広げるのではなく、狭めて上げることが重要です。子ども向けのコーチングプログラムであるPX2だと、「コンフォートゾーンを広げなさい」と教えますが、それは子どもはまだ自我関数pができあがっていないからです。
生まれてから数年や十数年しか経っていない子ども時代は、そもそもコンフォートゾーンが狭いわけです。家庭と家族などの基本的なコンフォートゾーンしかもっていませんから、子どもに「コンフォートゾーンを作っていきましょう。そして、それを広げていきましょう」と伝えるのは当たり前のことです。
子どものときは、コンフォートゾーンを出るとか出ないとかが問題ではなく、まずはコンフォートゾーンを形作ること「クリエイティブ・ユア・コンフォートゾーン」が大切です。次にそれを広げていく「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」へとつなげていけばいいのです。
しかし、大人はしっかりと自我関数pができあがっています。その大人がコンフォートゾーンを広げようとすると、ゴールの設定がw1の中でのステップ・バイ・ステップ方式になり、現状w1に縛り付けられるリスクが高くなるのです。
大人は、コンフォートゾーンを狭めて上げるということが重要です。現状の外側である可能世界w2にゴールを設定することで、現在のコンフォートゾーンに対して排他的な狭くて高いコンフォートゾーンができてくるのです。
ホメオスタシスはコンフォートゾーンに対して働きますから、コンフォートゾーンを狭めて上げることで、ホメオスタシスのループを狭めて強力に働かせることができます。そうしないと、現状から抜け出すことはできません。居心地のよい所に片足を突っ込んだまま、馴染みのない不安な場所であるw2に飛ぶことはできないのです。
引用終わり
子どものときは、コンフォートゾーンを出るとか出ないとかが問題ではなく、まずはコンフォートゾーンを形作ること「クリエイティブ・ユア・コンフォートゾーン」が大切です。次にそれを広げていく「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」へとつなげていけばいいのです
…「クリエイティブ・ユア・コンフォートゾーン」とは、「自我関数p」=自分をつくること。自分とは、「部分関数」であり、「評価関数(重要性関数)」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
「部分関数」とは、宇宙を「自分」と「自分以外」に切り分ける関数のこと。よって、自分がわかると、宇宙がわかることになります(…と苫米地博士は仰います)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
「評価関数(重要性関数)」とは、宇宙を自分にとって重要な(あるいは関係性が深い)順に並べ替える関数のこと。その関数によりRAS&スコトーマの原理が働き、認識する宇宙が決まります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
よって、「自我関数p」=自分が書き換わると宇宙が変わります。もちろん、宇宙が変わると「自我関数p」=自分が書き換わります。自分と宇宙は表裏一体です。
L-177:2022年03月… -10;自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35079795.html
コンフォートゾーン(CZ)とは、宇宙に対する評価関数のことです。よって、「クリエイティブ・ユア・コンフォートゾーン」は宇宙に対する評価関数を生みだすことであり、「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」はその評価関数をひろげていくことだといえます。
Q-419:なぜパワハラや虐待がなくならない… <key 3;排他的でスノッブな空間>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36494091.html
「ひろげる」とは… 「抽象度を上げる」こと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
仏説的にいうと、「無分別」。
F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?
<vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html
私の好きな表現でいうと、「無敵」です↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html
抽象度が十分に高く(…その頂点は「空」)、無分別を実践し、無敵を体感している状態は、まさに平和そのもの。なんの不安も不満もない“澄み切った感覚”に包まれる状態であるはずです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
ただし、その状態のままだと「無風」。
コーチングでは、空を前提としながらあえてゴールを設定することで「風」を起こし(仮観)、ゴール側のCZを狭く高くしていくことで「風」を強めていきます。
L-210:2022年07月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html
ホメオスタシスはコンフォートゾーンに対して働きますから、コンフォートゾーンを狭めて上げることで、ホメオスタシスのループを狭めて強力に働かせることができます。そうしないと、現状から抜け出すことはできません。居心地のよい所に片足を突っ込んだまま、馴染みのない不安な場所であるw2に飛ぶことはできないのです
…「ホメオスタシスのループを狭めて強力に働かせる」ことがコーチングの要諦。そのためには、「自我関数p」=自分を自由自在に観ることが必要です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
コーチングは「観自在」の実践です。
F-318~:観自在
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html
(F-439につづく)
CoacHing4M2 EDGE
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ
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F-231~:3錠じゃないと飲まん!
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F-280:L下でのBS&B <vol.5;“風通し”=ゴール側から〇〇を整え続けること>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30825413.html
L-233:2022年09月シークレットレクチャー -08;常識を疑い、奴隷から抜け出す
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html
Q-158:ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態ではゴール設定はできないのではないでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794378.html
Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html


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