L-251:2022年10月介護施設研修 -11(最終回);<ワーク>自己充足的予言
2022年10月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。
当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。
*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました
01;未来(ゴール)が見えない原因
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html
02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html
03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html
04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html
05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html
06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html
07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38104715.html
08;「過去には一切こだわらない」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html
09;「やりたいことだけをやる」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38124477.html
10;「クライアント(&その縁あるもの&…)の利益100%」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38136448.html
11;<ワーク>自己充足的予言
研修を担当させていただいた介護施設の職員さんにとって、「コーチング」というのはまったく未知の話だったようです。なので…
コーチングの基本は「ゴールを設定し、エフィカシーを上げる」こと
…といったシンプルな説明を心がけました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
実際にコーチングをはじめる場合には、必ず“脱洗脳”が必要です。それは「現実(Reality)は臨場感の高い情報である(I×V)」という事実を理解すること。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
仏説に寄せていうと、中観の体得です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
本当は中観についてじっくり話したいのですが、実際の研修においては「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」といったプリンシプルを取り上げます。
(*じっくり話す場合、まずはここから↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html
過去は一切関係なく、やりたいことをやりたいだけやっていい!
その「やりたい」には、もともと利他性が内包されている!
…そんなことを知るだけでも、心はずいぶんと軽くなるはず。これまでの洗脳が解けかけ、自由を体感するから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
それは強烈な「Rゆらぎ」であり貴重な体験といえますが、残念ながら、慌ただしい日常に戻るとすぐに失われていきます。
Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html
だから、日々の実践の積み重ねが重要。それは…
まずはゴールを設定し、ゴール側の世界w2を繰り返し意識に上げ、そのw2の臨場感を強化する(=エフィカシーを上げる)
…「臨場感を強化する(=エフィカシーを上げる)」ために行うのが… セルフトークのコントロール。
Q-276~:セルフトークのマネジメントについて
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html
セルフトークのコントロールの際に私自身が意識に上げているのは、ゴール側、すなわちゴールを達成している未来のイメージで会話をする
こと。
例えば、ゴール側の世界w2が「誰もがイキイキと働いていて、利用者の方々がニコニコしている」というイメージである場合…
そのイメージに近いなら
「今日も元気いっぱいで私らしい」「誰もが楽しそうで私たちらしい」
そのイメージにそぐわないなら
「私らしくない」「私たちらしくない」+「明日は〇〇している」
…という感じ。
言語はとても想起性が高いので、イメージに強く影響を与えます。だから、ゴールを共有しセルフトークをコントロールすることこそが、「気持ちのコントロールが、日々の忙しい業務の中で難しくなり、態度や言葉に出てしまう」という課題を解決する鍵となります。
(*ただし、言語には限界もあります↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html
今回の研修の肝なのでもう一度。
これからはゴール側=ゴールを達成している未来のイメージで会話をしましょう。そして…
そのイメージに近いなら
「私らしい」「私たちらしい」
そのイメージにそぐわないなら
「私らしくない」「私たちらしくない」+「次は〇〇している」 …です。
…そんなことをすこし熱くなりながら話した後、とびきりのワークを紹介しました。それは「自己充足的予言」。「『今日はいい日になるぞ』と思うと… 必ずいい日になる」という魔法のようなワークです。
L-129:2021年11月医療・介護研修レポート -10;自己充足的予言×エフィカシー
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32846862.html
カラクリを先に話すと、RAS&スコトーマの働きをゴール側から整えることで、認識する“現実”そのものを書き換えてしまう
…というもの。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
逆腹式呼吸でリラックスを深めながら「今日(or 明日)はいい日になる」とセルフトークするだけ というシンプルかつ強力なワークです。
L-189:2022年06月医療研修会 -12(Q&A);「ゲシュタルト」「I×V=R」と逆腹式呼吸
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35722171.html
以下、苫米地博士の著書「『1日10分』で脳が生まれ変わる」(イースト・プレス、p152)より引用します。「RAS&スコトーマのコントロール」を体得してください。Feel!
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
成功体験を再現し、次の日の成功を思い描く
このトレーニングとは別に、夜寝る前に、今日のできごとのうち、うまくいったことをひとつ思い出します。
誰でも1日にひとつくらいはうまくいったことがあるはず。それを思い出して再現し、将来のレパートリーにできるように、そのうまくいったことを「やった!」と思って、できるだけ強く意識します。
そして、「明日は〇〇をうまくいくようにしようかな、〇〇がうまくいくといいな」などと明日のことを思い浮かべます。
朝起きたら、「昨日、これはうまくいったな」ということを思い出す。そして、「今日は何をうまくいかせようか」ということを思い出すようにします。
この朝と夜のトレーニングは、「1日10分トレーニング」とは別に、おまけで必ず行ってください。毎日やれなくても、できるときだけでもかまいません。
このおまけトレーニングには、「自己充足的予言」(self
fulfilling prophecy)という効果があります。
「今日はイヤな日になるなあ」と思うと、必ずイヤな日になります。というのも、いいことに対してスコトーマ(盲点)が生まれ、いいことが見えなくなるからです。起きたことがすべてイヤなことにしか見えなくなります。
逆に「今日はいい日になるなあ」と思うと、イヤなことに対してスコトーマが生まれ、いいことしか見えなくなります。そのため、必ずいい日になります。
夜寝る前に、いいことだけを脳にしっかり刻み込み、明日起きるべきいいことを思い浮かべます。朝、それを強化することによって、その日一日、いいことしか起きなくなるのです。
このような生活を繰り返していけば、1日ずついいことが強化されていきます。
それが、結果として組み合わせる記憶のレパートリーを増やしていくことにつながっていきます。
そして、毎日確実にコンフォート・ゾーンがずれていきます。
このトレーニングは、「何が起きてもポジティブに考えよう」というポジティブシンキングと似ていますが、この方法ではイヤなことがいっさい起きません。努力してポジティブに考えなくても、いいことしか身のまわりに起きないのです。
引用終わり
「今日はいい日になるなあ」と思うと、イヤなことに対してスコトーマが生まれ、いいことしか見えなくなります。そのため、必ずいい日になります
→このような生活を繰り返していけば、1日ずついいことが強化されていきます
→毎日確実に(ゴール側に)コンフォート・ゾーンがずれていきます
…その結果として、「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」がさらにうまく実践できるようになり、本来の潜在能力を十分に発揮できるようになっていきます。
そのとき、「気持ちのコントロールが、日々の忙しい業務の中で難しくなり、態度や言葉に出てしまう」という悩みは消え、そんな悩みを持っていたことさえ忘れてしまっているはずです。お楽しみに。
…以上、介護施設での研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトしました。お声がけいただいた担当の方、そして御参加いただいた皆さま、貴重な機会をありがとうございました。
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
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Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38131903.html
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クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-427:さくら <vol.4;覚醒の先にある“寂しい”の先で得たもの>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37875009.html
Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html
Q-421~:コーチングを受けるとどうなりますか? -version 2-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430928.html
Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html
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