L-250202210月介護施設研修 -10;「クライアント(&その縁あるもの&…)の利益100%

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html

 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html

 06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html

 07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38104715.html

 08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 09;「やりたいことだけをやる」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38124477.html

 10;「クライアント(&その縁あるもの&…)の利益100%

 

 

 3つ前のブログ記事(L-247)で、「コーチたる者の大前提」を紹介しました。それは「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」。

 

 「もうこんな〇〇は嫌だ」「必ず△△する!」とどんなに願っても、人はなかなか変われないもの。それは無意識が「〇〇」を維持し、「△△」を遠ざけてしまっているからです。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 コーチング用語を使って説明すると、「〇〇」がコンフォートゾーン化しており、「△△」はその外 という感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーンは、強力なホメオスタシスで維持されている“空間”のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 脳が発達した人間の場合、その“空間”は情報空間、つまり“心でイメージする空間”中にひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 余談ですが、最新のコンフォートゾーンの定義は「w ∀y∃x rComfortzone(x,y) } x,y ∈w_{current}}」。自然言語でいうと「現在存在しているすべての可能世界を自分にとっての重要度で並び変える関数(ただし、必ず順番を決められるとは限らない)」です↓

 F-430:オーセンティック・コーチングの形式定義 <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37977729.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -10

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 前回(L-249)引用した文章(「生成AIの正体」p152)の中で、苫米地博士はこれまでのコンフォートゾーンを飛び出す秘訣を「人間関係を変えること」と書かれています。それは、例えば「退職して職場を変える」というような物理的な話ではなく、「“意味”を変える」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そのポイントとなるのが、「クライアントの利益100%」という感覚。自分自身ではなく、「縁あるもの(&その縁あるもの&…)の利益100%」という感覚です。

 

 以下、苫米地博士の最新刊「生成AIの正体」(ビジネス社、p155)より引用します。前回引用した部分のつづきです。

 

 

◎あなたの外側に創造性はある

 あと一つ、付け加えるならば、利他性は重要です。

 新しい発想が浮かばない原因は何かと考えるとき、自分を中心に考えているからです。たぶん、創造的に生きましょうと言われたとき、多くの人はこう考えるのではないでしょうか?

 「創造的とは何だろう? 新しいものとは何だろう? 自分にそんな力があるだろうか?」などと。しかし、こんなふうに考え出したら思考はどんどん内向きになり、泥沼にハマっていくだけです。

 そうでなく、創造性はあなたの外側にあります。それまでコンフォートゾーンの中にいたあなたは自分の居心地のいい空間作りに励んできました。その発想はどうしても自分のためのものであり、言葉を換えていえば、利己的な思考です。

 しかし、創造性とはこれまでなかった思考法の中からしか生まれません。ということは、利己ではなく、利他しかないでしょう。

 コンフォートゾーンから出て利他的に世界を見直すことで創造的な発想に自然となっていくのです。

 クリエイティブとは利他性のことなのです。

 実は、多くの人がこれに気づいていません。「創造的に変えましょう。これまでの世の中になかったものを生み出しましょう」と言われると、ほとんどの人が自分が欲しかったものやそれをアレンジしたものになってしまいます。

 しかし、私たちの思考はすでにメディアによってかなり毒されています。具体的に言えば、広告代理店がオススメするちょっと「かっこ良さげな」ものを欲しいと思ってしまうように刷り込まれてしまっています。

 その最たるものが本書のテーマである生成AIでもあります。

 この書籍を皆さんが手に取ったということは、いまの日本にAIに対する“同調圧力”のようなものを感じているからでしょう。だからこそ、不安になって手に取ったのではないでしょうか?

 そういう意味ではすでに彼らの術中にハマっているということもできるのです。ただし、数ある生成AI本の中から私の本を選んだということは、このブームに漂ういびつさを嗅ぎ分けているのだと思います。

 何しろ、本書は生成AI絶賛本ではありません。逆に「使う必要がない」とずっと訴えているくらいです。ただし、生成AIを知ることは決して悪いことではありません。

 今後、大なり小なり、生成AIは一般社会に浸透してくるでしょう。そうなったときに、その正体を先に知っておくことはとても重要です。

 もちろん、正体を知っただけでは不十分です。それを凌駕する力を身に付けておくことが何よりも大切になります。

 その力こそが「創造性」なのです。

 生成AIを目の前にしたとき、誰もがこの言葉を口にするでしょう。しかし、具体的にどうすればいいかまで言える人はまずいないはずです。少なくとも私は見たことがありません。

 しかし、私は「創造性」の何たるかを端的に言うことができます。それはずっと、やりたいことだけをやり続けてきたからです。

 やりたいことをやりましょう。これが創造性の源なのです。

 現在のホワイトカラーの仕事の9割ぐらいは近未来にはAIがやるでしょう。これを失業と捉えるのは間違いです。アメリカの配管工のようにブルーカラーの需要も上がりますが、それ以上にクリエイティブな職業の付加価値が上がります。クリエイティブとはやりたいことをやりたいだけやっている状態です。そういう人たちがAI時代の「勝ち組」です。

 引用終わり

 

 

コンフォートゾーンから出て利他的に世界を見直すことで創造的な発想に自然となっていくのです。クリエイティブとは利他性のことなのです

 

 利他的に世界を見直す」といった話をすると、必ず「そんなのムリ」といった正直な反応をいただきます。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 でも、利他性は、じつは誰もがあたりまえに実践していることです。例えば介護の現場では、利用者さんやその家族の立場に立っていろいろ考えているはず。その「相手の立場にたって」は立派な利他の実践です。

 L-138202111月小学校親子講演会-01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 

 あとは、その“相手”の対象範囲をひろげていくだけ。それは縁起を拡大していくということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その本質は「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 人間の脳にはミラーニューロンというものがあります。人間が認識や理解を共有することができるのも、言語を獲得することができたのも、このミラーニューロンのおかげ。

ミラーニューロンを持つ人間は、もともと利他性を内包しています。

 F-046:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから 後編:ミラーニューロン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11383670.html

 

 だから、まずはゴールを設定し、職場の仲間と共有しましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 全員で「利用者さんやその家族のために」といったことを“気楽”に考えていると、これまでのコンフォートゾーンを抜けだし、どんどん創造的になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 すると、「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」こともますます自然に実践できるようになり、本来の潜在能力を十分に発揮できるようになっていきます。

そのとき、「気持ちのコントロールが、日々の忙しい業務の中で難しくなり、態度や言葉に出てしまう」という悩みは消え、そんな悩みを持っていたことさえ忘れてしまうはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

L-251につづく)

 

 

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-追記-

 例えば介護の現場では、利用者さんやその家族の立場に立っていろいろ考えているはず。その「相手の立場にたって」は立派な利他の実践です

 

 ある介護施設の利他的な取り組みを紹介します↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15237057.html

 

 

-告知1

「<2026年度前期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「『オーセンティック・コーチング 2026』のゲシュタルト化 & 実践ワーク」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

20265月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~3月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38131903.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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